JPH10225381A - 浮き蓋付容器 - Google Patents

浮き蓋付容器

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JPH10225381A
JPH10225381A JP9072588A JP7258897A JPH10225381A JP H10225381 A JPH10225381 A JP H10225381A JP 9072588 A JP9072588 A JP 9072588A JP 7258897 A JP7258897 A JP 7258897A JP H10225381 A JPH10225381 A JP H10225381A
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JP
Japan
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floating lid
oil
lid
floating
liquid level
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Pending
Application number
JP9072588A
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English (en)
Inventor
Shigenobu Kuroki
重宣 黒木
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天ぷら油の、油の疲れを防ぐために、天ぷら
を揚げる時以外の、保存、加熱上昇、冷却時では、出来
るだけ空気に曝さないように、また、光を遮るために、
本発明の浮き蓋を組み込むことにより確実に、容易に、
目的が達成出来る天ぷら鍋、及び、油缶等の容器を提供
するももである。 【構成】 容器内の液面に、必ず、浮力の作用で追従し
て浮く、浮き蓋を組み込むことにより、空気に触れる面
積を少なくし、また、光も当てなくするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天ぷら鍋や油こし器の
油缶や煮物をする鍋や釜のような、液面が変化する容器
において、液面の変化に追従して常に液面に、浮力の作
用で浮く、浮き蓋を内装した容器、及びその製造方法に
関するものである。なお、煮物の落とし蓋としても利用
できる。
【0002】
【従来の技術】従来の、天ぷら鍋や油こし器の油缶に
は、鍋や缶全体を覆う蓋は付いているが、中に入ってい
る油の液面は広い面積で空気と接する状態であつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】うまい天ぷらを揚げる
には、また油を長もちさせるには、油が傷まないように
しなければいけないが、油の傷み(油の疲れ)は空気中
の酸素の影響を最も大きく受ける、また光に当たること
も油の疲れの要因である。従来は、加熱上昇時、冷却
時、保存時も保存専用容器に移さないで鍋や缶で保存す
ると、空気に曝されて油の疲れが激しかつた。そこで、
油の疲れを防ぐために、天ぷらを揚げる時以外の、保
存、加熱上昇、冷却時では、出来るだけ空気に曝さない
ように、また、光を遮るために、本発明の浮き蓋を組み
込むことにより確実に、容易に、目的が達成出来る天ぷ
ら鍋、及び、油缶等の容器を提供するももである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、容器内の液面に、必ず、浮力の
作用で追従して浮く、浮き蓋を組み込むことにより、空
気に触れる面積を少なくし、また、光も当てなくするも
のである。
【0005】上記浮き蓋の外径は、容器の中で液面に応
じて上下に動けるように容器の内径より小さく造る、そ
の浮き蓋と容器のクリアランスの面積で液が空気に曝さ
れることになるので、出来るだけクリアランスを小さく
すると効果が上がる。また、容器の内径は液のレベルが
変わっても、浮き蓋とのクリアランスが一定になるよう
に、使用範囲はストレートにする。例えば、容器の内径
φ150mm、浮き蓋と容器のクリアランス0.5mm
の場合、液が空気に曝される面積は、従来の浮き蓋のな
い場合の約1/150になり、瓶での保管とすると、約
φ12mmの小口の瓶径に相当する。
【0006】上記浮き蓋を油や塩水の密度、約0.8〜
1.2g/cmの液体に確実に設定通り浮かせるため
には、耐油性、耐熱性の高い金属の場合は、密度2g/
cm以上あるので無垢のままでは、浮かないので2重
構造の中空成形体とし、また、製造の容易なプラスチッ
クでも耐水性、耐油性、耐熱性の高い材質は密度約0.
9〜1.6g/cmと、油や塩水とあまり変わらない
か、むしろ大きいのでやはり中空成形体、または、発砲
体とし、浮力の力で浮く、浮き蓋とする。
【0007】また、浮き蓋を耐水性、耐油性、耐熱性の
高い、炭素やガラスや陶磁器で造る場合も、中空成形
体、または、発砲体とし、浮力の力で浮く、浮き蓋とす
る。
【0008】また、上記本発明の浮き蓋の液面に接する
面の中央部が、外周部の面より下方へ凸状に造ることに
より、空気(酸素)をかみ込まないので油の酸化を確実
に防ぐ。天ぷら鍋で、浮き蓋を入れたまま加熱すると、
油が空気に曝されないので温度上昇中の油の酸化を防げ
る。
【0009】なお、油の疲れは空気中の酸素、光の影響
が大きいが、鉄や銅などの金属イオンの影響もうける、
それを防止するため、また、油汚れ等がこびりつかない
ようにするためにも、上記本発明の浮き蓋の表面に耐薬
品性、耐熱性、非粘着性、難燃性の高いふっ素樹脂、ま
たは、ほうろう等をコーテングすると更に良い。
【0010】また、浮き蓋に浮力を働かせるために浮き
蓋の製造は、2重構造等の中空成形体、または、発砲体
とするが、その中空部や発砲部に油等の液体が侵入しな
いようにしなければいけない、また、温度が上昇してそ
れらが破壊しないように、使用高温度でも耐えられるよ
うに造る。その方法として強度を持たせる方法、使用す
る高温度の状態で気密にする方法、液が侵入しない場所
に穴を明ける方法、安全弁を取り付ける方法等がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明
すると、図1は、天ぷら鍋に浮き蓋3を内装した状態の
容器全体の断面を示す、この状態は、天ぷら作業以外の
保存、加熱、冷却時を示す、図示していないが天ぷら作
業時は、蓋4、浮き蓋3を取って行う。なお、天ぷら作
業が終わったら直ぐに油の中のカスを、ろ紙付こし網で
取り、浮き蓋3、蓋4をして、簡易保存の場合はそのま
ま冷却、保存する。
【0012】図2は、缶11に油12を入れ、浮き蓋1
3を内装した状態の容器全体の断面を示す、缶11内の
油12の液面が上下に変化しても、常に浮き蓋13は油
12に浮き、油12が空気に曝されるのを防ぐ。また、
外部から油を缶11に、こし器15のろ過材15aを通
して注入する場合も、浮き蓋13を入れたままにして上
から注入すると、油は缶11と浮き蓋13のクリアラン
ス部より浮き蓋13の下に流れ、常に浮き蓋13は油1
2に浮き、油12が空気に曝されるのを防ぐ。なお、油
12を缶11より外部に取り出す場合も同様に、浮き蓋
13は缶11内に装着していても缶11の油の出し口
(図示なし)より取り出せる。
【0013】図3の断面図は、鍋21で煮物をすると
き、本発明の浮き蓋を落とし蓋23として実施した例
で、落とし蓋23を液面26より浮かした状態を図示し
ているが、この状態は浮力での浮き蓋の役目でなく重し
として働らく、落とし蓋23が浮力を受けるまで液面2
6に没すると、煮物27を液面26から浮き上がること
なく煮ることが出来る。落とし蓋23の比重の違う材質
の物を選んで造れば、同じ外径でも煮物27の材料に合
った重しのものが製造できる。
【0014】図4は、本発明の浮き蓋を色々な形状にし
た実施例の断面図で、(a)図は、浮き蓋33の中央部
に貫通穴33dを明けたもので、その貫通穴33dに温
度計(図示なし)を入れて油温を計ることもできる(温
度測定機器は浮き蓋に設けてもよい)。(b)図も、浮
き蓋43の中央部に貫通穴43dを明けたものでる。
(a)(b)図のように、中央部に貫通穴を明けると、
その穴から空気も油も出入するので浮き蓋の下面の中央
部を、外周部に対して凹状にしても空気を噛込まない
し、上面も同様に油が溜まらないので凹状にしてもよい
浮き蓋が造れる。次の(c)図のように、浮き蓋53の
下面の中央部を下方へ凸状にすると空気を噛込まない
し、また、浮き蓋53を天ぷら鍋に組み込んで油を加熱
すると、油が空気と触れることなく、油の対流も良く、
温度を早く、経済的に上げることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の浮き蓋を利用した鍋や、容器
は、以下に記載するような効果を得ることが出来る。
【0016】天ぷら揚げの鍋に利用すると、揚げる時以
外の、保存、加熱上昇、冷却時では、空気に曝されるこ
となく、また、光を遮るために、天ぷら油の傷み(油の
疲れ)を防ぐことが出来るので、油を長もちさせ、うま
い天ぷらを揚げることが出来る。それらが簡単に、確実
に出来るので、従来の後始末の繁雑さから解放できる。
【0017】また、天ぷら揚げ作業時、鍋の中の油に引
火した場合、本発明の浮き蓋を鍋に投げ込めば、直ちに
消化出来る。
【0018】また、油こし器付の油缶に利用すると、同
様に、油の疲れの少ない油缶を提供できる。さらに、落
とし蓋にも煮物に適した圧しのきいたものができる。
【0019】また、空気と接すると蒸発の激しいもの、
臭いが発生するもの、また、振動を受け波打ちする波や
泡、を防ぐ容器に利用できる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】天ぷら鍋に、浮き蓋を内装した状態の容器全体
の断面図。
【図2】油こし器付油缶に、浮き蓋を内装した状態の容
器全体の断面図。
【図3】鍋で煮物をするとき、本発明の浮き蓋を、落と
し蓋として実施した断面図。
【図4】本発明の浮き蓋を、色々な形状にした実施例の
断面図。
【符号の説明】
1,21 鍋 11 缶 2,12 油 3,13,33,43,53 浮き蓋 23 落とし蓋 4,14 蓋

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天ぷら鍋、油こし器の油缶、煮物をする
    鍋や釜のような、液面が変化する容器において、液面の
    変化に追従して常に液面に、浮力の作用で浮く、浮き蓋
    を内装したことを特徴とした容器。
  2. 【請求項2】 浮き蓋が中空成形体であることを特徴と
    する請求項1記載の浮き蓋。
  3. 【請求項3】 浮き蓋が発砲成形体であることを特徴と
    する請求項1記載の浮き蓋。
  4. 【請求項4】 浮き蓋の材料がステンレスのような金
    属、プラスチック、炭素、ガラス、陶磁器、または、そ
    れらの組合わせであることを特徴とする請求項1記載の
    浮き蓋。
  5. 【請求項5】 浮き蓋の液面に接する面の中央部が、外
    周部の面より凸状であることを特徴とする請求項1記載
    の浮き蓋。
  6. 【請求項6】 浮き蓋の中央部の上下面に、貫通穴を明
    け、その中央部の面が、外周部の面より凹状であること
    を特徴とする請求項1記載の浮き蓋。
  7. 【請求項7】 浮き蓋の表面に樹脂、または、ほうろう
    をコーテングしたことを特徴とする請求項1記載の浮き
    蓋。
JP9072588A 1997-02-17 1997-02-17 浮き蓋付容器 Pending JPH10225381A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006213A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Mermaid Co Ltd フライヤーの浮き蓋
CN106108677A (zh) * 2016-08-31 2016-11-16 周健军 一种浮水油渣隔离网
CN116534454A (zh) * 2023-07-07 2023-08-04 山东盛润汽车有限公司 一种用于石油开采的储存油罐

Cited By (4)

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