JPH10225118A - 安定化電源装置 - Google Patents
安定化電源装置Info
- Publication number
- JPH10225118A JPH10225118A JP2117997A JP2117997A JPH10225118A JP H10225118 A JPH10225118 A JP H10225118A JP 2117997 A JP2117997 A JP 2117997A JP 2117997 A JP2117997 A JP 2117997A JP H10225118 A JPH10225118 A JP H10225118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- output
- power supply
- dead time
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トランスの巻数比を必要以上に高くしなくて
もよく、小型・軽量化、高効率化できる安定化電源装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 PWM制御によるスイッチング方式の安
定化電源装置において、PWM制御の動作点を決めるた
め増幅回路6の出力の直流電位を決めるデッドタイムコ
ントロール回路と、整流素子出力を入力して検知しデッ
ドタイムコントロール回路12を制御してPWM制御の
動作点を変化させるデッドタイムコントロール制御回路
30とを備え、トランス2の巻数比を高く設定しなくと
も容易にスイッチング電源の制御範囲を広範囲に設定で
きる。
もよく、小型・軽量化、高効率化できる安定化電源装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 PWM制御によるスイッチング方式の安
定化電源装置において、PWM制御の動作点を決めるた
め増幅回路6の出力の直流電位を決めるデッドタイムコ
ントロール回路と、整流素子出力を入力して検知しデッ
ドタイムコントロール回路12を制御してPWM制御の
動作点を変化させるデッドタイムコントロール制御回路
30とを備え、トランス2の巻数比を高く設定しなくと
も容易にスイッチング電源の制御範囲を広範囲に設定で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一体型VT
R等や携帯電話、携帯情報端末機器のような電子機器の
小型・軽量化、低消費電力化に際し、スイッチング電源
を備えた安定化電源装置に関するものである。
R等や携帯電話、携帯情報端末機器のような電子機器の
小型・軽量化、低消費電力化に際し、スイッチング電源
を備えた安定化電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型VTR等や携帯電
話、携帯情報端末機器のような電子機器の小型・軽量化
を目的とした開発が急速に進められており、電子機器の
各機能部分に電源を供給する電源装置についても同様で
ある。特に、電源装置を構成する電子部品の中で、トラ
ンス、コイル等が大きな部品であり、これらの部品の小
型化・軽量化、回路の小型化について、様々な技術が提
案されている。
話、携帯情報端末機器のような電子機器の小型・軽量化
を目的とした開発が急速に進められており、電子機器の
各機能部分に電源を供給する電源装置についても同様で
ある。特に、電源装置を構成する電子部品の中で、トラ
ンス、コイル等が大きな部品であり、これらの部品の小
型化・軽量化、回路の小型化について、様々な技術が提
案されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の安定化電源装置の一例について説明する。
の安定化電源装置の一例について説明する。
【0004】図5は従来の安定化電源装置の構成回路図
を示すものである。図5において、101はスイッチン
グ用のトランジスタ、102はトランス、103は整流
用のダイオード、104は平滑用のフィルター回路で、
リアクタンス104a、コンデンサ104b,104c
からなる。106は増幅回路、107は比較回路、10
8は基準電圧発生回路、109は三角波発生回路、11
0は出力電圧検出回路で、抵抗110a,110bの分
圧回路からなる。112はデッドタイムコントロール回
路で、抵抗112a,112bと、コンデンサ112c
とからなり、増幅回路106と比較回路107の間に構
成され、抵抗112a,112bで増幅回路106の出
力を基準電圧発生回路108の出力する基準電圧値とグ
ランド間にクランプし、また、コンデンサ112cで基
準電圧発生回路108出力に接続することで、増幅回路
106の出力の急峻な変化を防止している。115は電
源投入SWである。105は入力端子、111は出力端
子、113,114は他の電源電圧を発生させる平滑回
路で、前述したダイオード103、フィルター回路10
4からなる整流・平滑回路と同様に構成されており、平
滑回路113はプラス電圧、平滑回路114はマイナス
電圧を発生する。
を示すものである。図5において、101はスイッチン
グ用のトランジスタ、102はトランス、103は整流
用のダイオード、104は平滑用のフィルター回路で、
リアクタンス104a、コンデンサ104b,104c
からなる。106は増幅回路、107は比較回路、10
8は基準電圧発生回路、109は三角波発生回路、11
0は出力電圧検出回路で、抵抗110a,110bの分
圧回路からなる。112はデッドタイムコントロール回
路で、抵抗112a,112bと、コンデンサ112c
とからなり、増幅回路106と比較回路107の間に構
成され、抵抗112a,112bで増幅回路106の出
力を基準電圧発生回路108の出力する基準電圧値とグ
ランド間にクランプし、また、コンデンサ112cで基
準電圧発生回路108出力に接続することで、増幅回路
106の出力の急峻な変化を防止している。115は電
源投入SWである。105は入力端子、111は出力端
子、113,114は他の電源電圧を発生させる平滑回
路で、前述したダイオード103、フィルター回路10
4からなる整流・平滑回路と同様に構成されており、平
滑回路113はプラス電圧、平滑回路114はマイナス
電圧を発生する。
【0005】以上のように構成された従来の安定化電源
装置について、以下その動作について説明する。
装置について、以下その動作について説明する。
【0006】入力端子105より電池(図示せず)等の
非安定化電圧が入力され、電源投入SW115が投入さ
れると、増幅回路106、比較回路107、基準電圧発
生回路108が起動する。電源投入SW115の投入直
後、出力は0Vである。出力電圧検出回路110により
出力電圧の状態を0Vと検出し、増幅回路106により
基準電圧発生回路108の基準電圧との誤差増幅をす
る。このとき、増幅回路106の出力はローレベル(以
下、Lと略す)である。しかし、電源投入SW115オ
ンで電源印加された基準電圧発生回路108が電圧を発
生し、デッドタイムコントロール回路112で発生され
る信号が図6(a)の波形Dのような動作をする。この
時、三角波発生回路109の出力信号Tと図6(a)の
波形Dとで比較された出力、すなわち、図6(b)に図
示した波形が比較回路107より出力される。よって、
電源投入SW115に対し、図6(b)の波形P1のデ
ューティで設定されるドライブパルス信号によりトラン
ス102の1次側にON/OFFパルスが印加され、ト
ランス102の2次側から出力パルスを得ることにな
る。次にダイオード103を通った電圧は、出力電圧検
出回路110に再び送られ、出力電圧検出回路110は
ハイレベル(以下、Hと略す)を検出し、増幅回路10
6で誤差増幅、比較回路107で比較の処理を行い、図
6(b)に示すようにPWM制御をし、一定の出力電圧
を得ることになる。
非安定化電圧が入力され、電源投入SW115が投入さ
れると、増幅回路106、比較回路107、基準電圧発
生回路108が起動する。電源投入SW115の投入直
後、出力は0Vである。出力電圧検出回路110により
出力電圧の状態を0Vと検出し、増幅回路106により
基準電圧発生回路108の基準電圧との誤差増幅をす
る。このとき、増幅回路106の出力はローレベル(以
下、Lと略す)である。しかし、電源投入SW115オ
ンで電源印加された基準電圧発生回路108が電圧を発
生し、デッドタイムコントロール回路112で発生され
る信号が図6(a)の波形Dのような動作をする。この
時、三角波発生回路109の出力信号Tと図6(a)の
波形Dとで比較された出力、すなわち、図6(b)に図
示した波形が比較回路107より出力される。よって、
電源投入SW115に対し、図6(b)の波形P1のデ
ューティで設定されるドライブパルス信号によりトラン
ス102の1次側にON/OFFパルスが印加され、ト
ランス102の2次側から出力パルスを得ることにな
る。次にダイオード103を通った電圧は、出力電圧検
出回路110に再び送られ、出力電圧検出回路110は
ハイレベル(以下、Hと略す)を検出し、増幅回路10
6で誤差増幅、比較回路107で比較の処理を行い、図
6(b)に示すようにPWM制御をし、一定の出力電圧
を得ることになる。
【0007】ここで、従来では起動時はデッドタイムコ
ントロール回路112のうち、抵抗112a,112b
で決められた電圧で与えられるデューティで、トランス
102を起動することになり、またデッドタイムコント
ロール回路112の抵抗112a,112bは入力電圧
の最低制御限度値や最大負荷時の制御限度値を決定する
デューティを決定する重要な役割をはたす。よって、最
低制御限度値や最大負荷制御限度値を改善するためにト
ランス102において、1次と2次の巻数比(2次側巻
数/1次側巻数)を高い値に設定することで実現してき
た。また、トランス102の高い巻数比の際に起動時に
発生する出力電圧のオーバーシュートに対してデッドタ
イムコントロール回路112にコンデンサ112cを構
成することにより、比較回路107の出力が小さな出力
から立ち上がれるよう工夫を施されている。
ントロール回路112のうち、抵抗112a,112b
で決められた電圧で与えられるデューティで、トランス
102を起動することになり、またデッドタイムコント
ロール回路112の抵抗112a,112bは入力電圧
の最低制御限度値や最大負荷時の制御限度値を決定する
デューティを決定する重要な役割をはたす。よって、最
低制御限度値や最大負荷制御限度値を改善するためにト
ランス102において、1次と2次の巻数比(2次側巻
数/1次側巻数)を高い値に設定することで実現してき
た。また、トランス102の高い巻数比の際に起動時に
発生する出力電圧のオーバーシュートに対してデッドタ
イムコントロール回路112にコンデンサ112cを構
成することにより、比較回路107の出力が小さな出力
から立ち上がれるよう工夫を施されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、入力電圧の最低制御限度値を低くして低
い入力電圧まで出力電圧のレギュレーションを確保する
際や、また最大負荷時の制御限度値を上げ、負荷応答の
性能を上げる際に、トランス102の巻数比を上げねば
ならず、トランス102の形状が大きくなり、かつ、ト
ランス102の巻線の直流抵抗RDCが大きくなるため、
変換効率が悪くなり発熱量が増加するという課題を有し
ており、磁気記録再生装置の小型・軽量・低消費電力化
設計を阻害するという問題点を有していた。
来の構成では、入力電圧の最低制御限度値を低くして低
い入力電圧まで出力電圧のレギュレーションを確保する
際や、また最大負荷時の制御限度値を上げ、負荷応答の
性能を上げる際に、トランス102の巻数比を上げねば
ならず、トランス102の形状が大きくなり、かつ、ト
ランス102の巻線の直流抵抗RDCが大きくなるため、
変換効率が悪くなり発熱量が増加するという課題を有し
ており、磁気記録再生装置の小型・軽量・低消費電力化
設計を阻害するという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、PWM制御によるスイッチング方式の安定化電源装
置の比較制御構成に、デッドタイムのコントロール電圧
を出力電圧に応じて制御電圧を可変し制御するデッドタ
イムコントロール回路を構成し、トランスの巻数比を必
要以上に高くしなくてもよく、小型・軽量化、高効率化
できる安定化電源装置を提供することを目的とする。
で、PWM制御によるスイッチング方式の安定化電源装
置の比較制御構成に、デッドタイムのコントロール電圧
を出力電圧に応じて制御電圧を可変し制御するデッドタ
イムコントロール回路を構成し、トランスの巻数比を必
要以上に高くしなくてもよく、小型・軽量化、高効率化
できる安定化電源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の安定化電源装置は、PWM制御の動作点を決
めるため差動増幅回路の出力の直流電位を決めるデッド
タイムコントロール回路と、整流素子出力を入力して検
知しデッドタイムコントロール回路を制御してPWM制
御の動作点を変化させるデッドタイムコントロール制御
回路とを備えるものである。
に本発明の安定化電源装置は、PWM制御の動作点を決
めるため差動増幅回路の出力の直流電位を決めるデッド
タイムコントロール回路と、整流素子出力を入力して検
知しデッドタイムコントロール回路を制御してPWM制
御の動作点を変化させるデッドタイムコントロール制御
回路とを備えるものである。
【0011】この構成によって、電源起動時には高い電
圧でデッドタイムコントロールし、出力オーバーシュー
トを対策し、また起動後は低い電圧でデッドタイムコン
トロールすることができるため、トランス側で高い巻数
比を設定することなく広範囲の制御範囲を確保でき、ま
た巻数比を小さくすることでトランスを小さくできるこ
とにより、小型・計量かつ低コストで高効率で高性能な
安定化電源装置が得られる。
圧でデッドタイムコントロールし、出力オーバーシュー
トを対策し、また起動後は低い電圧でデッドタイムコン
トロールすることができるため、トランス側で高い巻数
比を設定することなく広範囲の制御範囲を確保でき、ま
た巻数比を小さくすることでトランスを小さくできるこ
とにより、小型・計量かつ低コストで高効率で高性能な
安定化電源装置が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、トランスと、トランスの1次側に接続されてスイッ
チング駆動するスイッチ素子と、トランスの2次側出力
を整流する整流素子と、整流素子出力を平滑する平滑回
路と、整流素子出力を基準電圧と差分する差動増幅回路
と、差動増幅回路出力を入力しPWM制御によりスイッ
チ素子のスイッチング駆動を制御する比較回路とからな
る安定化電源装置であって、PWM制御の動作点を決め
るため差動増幅回路の出力の直流電位を決めるデッドタ
イムコントロール回路と、整流素子出力を入力して検知
しデッドタイムコントロール回路を制御してPWM制御
の動作点を変化させるデッドタイムコントロール制御回
路とを備えるものであり、出力電圧をデッドタイムコン
トロール制御回路が監視し、電源起動時には高い電圧で
デッドタイムコントロールし、出力オーバーシュートを
対策し、また起動後は低い電圧でデッドタイムコントロ
ールすることができるため、トランス側で高い巻数比を
設定することなく広範囲の制御範囲を確保でき、また巻
数比を小さくすることでトランスを小さくできるという
作用を有する。
は、トランスと、トランスの1次側に接続されてスイッ
チング駆動するスイッチ素子と、トランスの2次側出力
を整流する整流素子と、整流素子出力を平滑する平滑回
路と、整流素子出力を基準電圧と差分する差動増幅回路
と、差動増幅回路出力を入力しPWM制御によりスイッ
チ素子のスイッチング駆動を制御する比較回路とからな
る安定化電源装置であって、PWM制御の動作点を決め
るため差動増幅回路の出力の直流電位を決めるデッドタ
イムコントロール回路と、整流素子出力を入力して検知
しデッドタイムコントロール回路を制御してPWM制御
の動作点を変化させるデッドタイムコントロール制御回
路とを備えるものであり、出力電圧をデッドタイムコン
トロール制御回路が監視し、電源起動時には高い電圧で
デッドタイムコントロールし、出力オーバーシュートを
対策し、また起動後は低い電圧でデッドタイムコントロ
ールすることができるため、トランス側で高い巻数比を
設定することなく広範囲の制御範囲を確保でき、また巻
数比を小さくすることでトランスを小さくできるという
作用を有する。
【0013】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の安定化電源装置の構成
図であり、図1において、1はスイッチ素子であるトラ
ンジスタ、2はトランス、3は整流素子であるダイオー
ド、4は平滑用のフィルター回路で、リアクタンス4
a、コンデンサ4b,4cからなる。6は増幅回路、7
は比較回路、8は基準電圧発生回路、9は三角波発生回
路、10は出力電圧検出回路で、抵抗10a,10bの
分圧回路からなる。12はデッドタイムコントロール回
路で、抵抗12a,12bと、コンデンサ12cとから
なり、増幅回路6と比較回路7の間に構成される。15
は電源投入SWである。5は入力端子、11は出力端
子、13,14は他の電源電圧を発生させる平滑回路で
あり、以上は図5において説明した従来の安定化電源装
置と同様なものである。30はデッドタイムコントロー
ル制御回路で、出力電圧検出回路10の入力電圧を入力
し、増幅回路6の出力に接続される。
〜図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の安定化電源装置の構成
図であり、図1において、1はスイッチ素子であるトラ
ンジスタ、2はトランス、3は整流素子であるダイオー
ド、4は平滑用のフィルター回路で、リアクタンス4
a、コンデンサ4b,4cからなる。6は増幅回路、7
は比較回路、8は基準電圧発生回路、9は三角波発生回
路、10は出力電圧検出回路で、抵抗10a,10bの
分圧回路からなる。12はデッドタイムコントロール回
路で、抵抗12a,12bと、コンデンサ12cとから
なり、増幅回路6と比較回路7の間に構成される。15
は電源投入SWである。5は入力端子、11は出力端
子、13,14は他の電源電圧を発生させる平滑回路で
あり、以上は図5において説明した従来の安定化電源装
置と同様なものである。30はデッドタイムコントロー
ル制御回路で、出力電圧検出回路10の入力電圧を入力
し、増幅回路6の出力に接続される。
【0014】図2にデッドタイムコントロール制御回路
30の詳細構成図を示す。図2において、31はコント
ロール電圧可変抵抗、32はコントロール電圧可変抵抗
スイッチトランジスタ、33,34は出力電圧信号遅延
コンデンサ及び抵抗である。図3,図4は動作波形図、
動作説明図である。
30の詳細構成図を示す。図2において、31はコント
ロール電圧可変抵抗、32はコントロール電圧可変抵抗
スイッチトランジスタ、33,34は出力電圧信号遅延
コンデンサ及び抵抗である。図3,図4は動作波形図、
動作説明図である。
【0015】以上のように構成された安定化電源装置に
ついて、図1〜図4を用いてその動作を説明する。ま
ず、入力端子5より非安定化電圧が入力され、電源投入
SW15が投入されると、増幅回路6、比較回路7、基
準電圧発生回路8が起動する。電源投入SW15の投入
直後、出力は0Vである。出力電圧検出回路10により
出力電圧の状態を0Vと検出し、増幅回路6により基準
電圧発生回路8が出力する基準電圧との誤差増幅をす
る。このとき、増幅回路6の出力はLである。しかし、
電源投入SW15でスイッチされた信号により基準電圧
発生回路8が電圧を発生し、デッドタイムコントロール
回路12で発生される信号が図3(a)の波形Dのよう
な動作をする。この時、三角波発生回路9の出力信号T
と図3(a)の波形Dとで比較された出力が比較回路7
より出力される。すなわち、図3(b)の波形P1が出
力される。よって、電源投入SW15に対し、図3
(b)の波形P1のデューティで設定されるドライブパ
ルス信号によりトランス2の1次側にON/OFFパル
スが印加され、トランス2の2次側から出力パルスを得
ることになる。次にダイオード3を通った電圧は、出力
電圧検出回路10に再び送られ、出力電圧検出回路10
はHを検出し、増幅回路6で誤差増幅、比較回路7で比
較を行い、図3(b)に示すようにPWM制御をし、一
定の出力電圧を得ることになる。
ついて、図1〜図4を用いてその動作を説明する。ま
ず、入力端子5より非安定化電圧が入力され、電源投入
SW15が投入されると、増幅回路6、比較回路7、基
準電圧発生回路8が起動する。電源投入SW15の投入
直後、出力は0Vである。出力電圧検出回路10により
出力電圧の状態を0Vと検出し、増幅回路6により基準
電圧発生回路8が出力する基準電圧との誤差増幅をす
る。このとき、増幅回路6の出力はLである。しかし、
電源投入SW15でスイッチされた信号により基準電圧
発生回路8が電圧を発生し、デッドタイムコントロール
回路12で発生される信号が図3(a)の波形Dのよう
な動作をする。この時、三角波発生回路9の出力信号T
と図3(a)の波形Dとで比較された出力が比較回路7
より出力される。すなわち、図3(b)の波形P1が出
力される。よって、電源投入SW15に対し、図3
(b)の波形P1のデューティで設定されるドライブパ
ルス信号によりトランス2の1次側にON/OFFパル
スが印加され、トランス2の2次側から出力パルスを得
ることになる。次にダイオード3を通った電圧は、出力
電圧検出回路10に再び送られ、出力電圧検出回路10
はHを検出し、増幅回路6で誤差増幅、比較回路7で比
較を行い、図3(b)に示すようにPWM制御をし、一
定の出力電圧を得ることになる。
【0016】ここで、デッドタイムコントロール回路1
2で設定された電圧は、起動時のトランスを駆動するス
イッチングパルス(トランスドライブパルス)のデュー
ティを設定するための役割と、PWM制御の制御限度値
を設定する役割がある。
2で設定された電圧は、起動時のトランスを駆動するス
イッチングパルス(トランスドライブパルス)のデュー
ティを設定するための役割と、PWM制御の制御限度値
を設定する役割がある。
【0017】図4において、図示L2の電圧で起動し
(このとき、ドライブパルスは図3(b)のP1を示
す)、図示L1・L2の電位の間で制御の安定位置を得
る(このとき、ドライブパルスは図3(b)のP4〜P
5を示す)。そこで、デッドタイムコントロール制御回
路30について、端子26より出力電圧を入力し、遅延
コンデンサ33、抵抗34によってある一定の遅延時間
(図3(b)のP1〜P5にあたる時間)の後、コント
ロール電圧可変抵抗スイッチトランジスタ32をONし
コントロール電圧可変抵抗31を動作させることによ
り、デッドタイムコントロール回路の電位決定抵抗2
2,23、コントロール電圧可変抵抗31で設定される
電圧が図4に図示したレベルL3になるので、スイッチ
ング電源の制御範囲を図4の電位L1〜L3に相当する
範囲にとることができる。
(このとき、ドライブパルスは図3(b)のP1を示
す)、図示L1・L2の電位の間で制御の安定位置を得
る(このとき、ドライブパルスは図3(b)のP4〜P
5を示す)。そこで、デッドタイムコントロール制御回
路30について、端子26より出力電圧を入力し、遅延
コンデンサ33、抵抗34によってある一定の遅延時間
(図3(b)のP1〜P5にあたる時間)の後、コント
ロール電圧可変抵抗スイッチトランジスタ32をONし
コントロール電圧可変抵抗31を動作させることによ
り、デッドタイムコントロール回路の電位決定抵抗2
2,23、コントロール電圧可変抵抗31で設定される
電圧が図4に図示したレベルL3になるので、スイッチ
ング電源の制御範囲を図4の電位L1〜L3に相当する
範囲にとることができる。
【0018】以上のように本実施の形態によれば、PW
M制御のスイッチング電源装置の比較制御構成に、出力
電圧に応じて制御電圧を可変しデッドタイムコントロー
ル電圧を制御するデッドタイムコントロール制御装置を
設けることにより、トランス側で巻数比を高く設定しな
くとも容易にスイッチング電源の制御範囲を広範囲に設
定することができる。
M制御のスイッチング電源装置の比較制御構成に、出力
電圧に応じて制御電圧を可変しデッドタイムコントロー
ル電圧を制御するデッドタイムコントロール制御装置を
設けることにより、トランス側で巻数比を高く設定しな
くとも容易にスイッチング電源の制御範囲を広範囲に設
定することができる。
【0019】なお、実施の形態においてスイッチ素子と
してトランジスタの例をあげたが、必ずしもこれに限る
ものでもない。さらに、入力端子とトランス1次側の間
にスイッチ素子を構成した例をあげたが、入力端子とス
イッチ素子の間にトランス1次側を構成してもかまわな
い。
してトランジスタの例をあげたが、必ずしもこれに限る
ものでもない。さらに、入力端子とトランス1次側の間
にスイッチ素子を構成した例をあげたが、入力端子とス
イッチ素子の間にトランス1次側を構成してもかまわな
い。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、電源起動時には
高い電圧でデッドタイムコントロールし、出力オーバー
シュートを対策し、また起動後は低い電圧でデッドタイ
ムコントロールすることができるため、トランス側で高
い巻数比を設定することなく広範囲の制御範囲を確保で
きる。よって、トランスを小さくできることにより、高
効率で高性能な安定化電源装置を小型・計量かつ低コス
トで実現可能にするといった優れた効果を得ることがで
きる。
高い電圧でデッドタイムコントロールし、出力オーバー
シュートを対策し、また起動後は低い電圧でデッドタイ
ムコントロールすることができるため、トランス側で高
い巻数比を設定することなく広範囲の制御範囲を確保で
きる。よって、トランスを小さくできることにより、高
効率で高性能な安定化電源装置を小型・計量かつ低コス
トで実現可能にするといった優れた効果を得ることがで
きる。
【図1】本発明の安定化電源装置の実施の形態1におけ
るブロック図
るブロック図
【図2】同、デッドタイムコントロール制御回路の詳細
回路図
回路図
【図3】同、動作波形図
【図4】同、動作説明図
【図5】従来の安定化電源装置におけるブロック図
【図6】同、動作波形図
1 トランジスタ 2 トランス 3 ダイオード 4 平滑用のフィルター回路 4a リアクタンス 4b コンデンサ 4c コンデンサ 5 入力端子 6 増幅回路 7 比較回路 8 基準電圧発生回路 9 三角波発生回路 10 出力電圧検出回路 10a 抵抗 10b 抵抗 11 出力端子 12 デッドタイムコントロール回路 12a 抵抗 12b 抵抗 12c コンデンサ 13 平滑回路 14 平滑回路 15 電源投入SW 30 デッドタイムコントロール制御回路 31 コントロール電圧可変抵抗 32 コントロール電圧可変抵抗スイッチトランジスタ 33 遅延コンデンサ 34 抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 トランスと、トランスの1次側に接続さ
れてスイッチング駆動するスイッチ素子と、前記トラン
スの2次側出力を整流する整流素子と、前記整流素子出
力を平滑する平滑回路と、前記整流素子出力を基準電圧
と差分する差動増幅回路と、前記差動増幅回路出力を入
力しPWM制御により前記スイッチ素子のスイッチング
駆動を制御する比較回路とからなる安定化電源装置であ
って、PWM制御の動作点を決めるため前記差動増幅回
路の出力の直流電位を決めるデッドタイムコントロール
回路と、 前記整流素子出力を入力して検知し前記デッドタイムコ
ントロール回路を制御してPWM制御の動作点を変化さ
せるデッドタイムコントロール制御回路とを備える安定
化電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2117997A JPH10225118A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 安定化電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2117997A JPH10225118A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 安定化電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10225118A true JPH10225118A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12047721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2117997A Pending JPH10225118A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 安定化電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10225118A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001069795A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Keihin Corp | エンジン発電機 |
CN100423437C (zh) * | 2004-08-05 | 2008-10-01 | 尼克森微电子股份有限公司 | 具有死区时间调整的桥式同步整流电路 |
CN102723872A (zh) * | 2011-03-29 | 2012-10-10 | 华为技术有限公司 | 电源装置及调节死区时间的方法 |
WO2023204552A1 (en) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | Kt&G Corporation | Aerosol generating device for controlling heating through power amplification and operating method thereof |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP2117997A patent/JPH10225118A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001069795A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Keihin Corp | エンジン発電機 |
CN100423437C (zh) * | 2004-08-05 | 2008-10-01 | 尼克森微电子股份有限公司 | 具有死区时间调整的桥式同步整流电路 |
CN102723872A (zh) * | 2011-03-29 | 2012-10-10 | 华为技术有限公司 | 电源装置及调节死区时间的方法 |
WO2023204552A1 (en) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | Kt&G Corporation | Aerosol generating device for controlling heating through power amplification and operating method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3957019B2 (ja) | Dc−dcコンバータ制御回路 | |
US7262588B2 (en) | Method and apparatus for power supply controlling capable of effectively controlling switching operations | |
US6531792B2 (en) | DC-DC converter and storage apparatus | |
US8330442B2 (en) | DC to DC converter and method for reducing overshoot | |
US20180097447A1 (en) | Driver for a power field-effect transistor with a programmable drive voltage, and related systems and methods | |
WO2007007539A1 (ja) | 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器 | |
US10897194B2 (en) | Power factor improvement circuit and semiconductor apparatus | |
JP4548100B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP2004096816A (ja) | 多出力dc−dcコンバータ | |
JP3425403B2 (ja) | 半導体装置、および、この半導体装置を用いたスイッチング電源装置 | |
KR100597415B1 (ko) | 가변저항 조절에 의해 개선된 스위칭 동작을 수행하는동기 정류형 직류/직류 컨버터 | |
JPH10225118A (ja) | 安定化電源装置 | |
JP3576526B2 (ja) | Dc/dcコンバータ | |
JP2007236051A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP4283977B2 (ja) | スイッチング電源装置及びスイッチング電源用半導体装置 | |
JP2004328834A (ja) | 安定化電源装置 | |
JP2002051541A (ja) | スイッチング電源装置及びスイッチング電源用半導体装置 | |
JP2000078844A (ja) | 安定化電源装置 | |
JP2861246B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPH10248238A (ja) | Dc−dcコンバータ | |
US20230208299A1 (en) | Power converter having smooth transition control mechanism | |
JP3483167B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP2002051549A (ja) | スイッチング電源用半導体装置 | |
JP2600103Y2 (ja) | 電源回路 | |
JP5864193B2 (ja) | スイッチング電源回路 |