JPH1022482A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH1022482A
JPH1022482A JP8180423A JP18042396A JPH1022482A JP H1022482 A JPH1022482 A JP H1022482A JP 8180423 A JP8180423 A JP 8180423A JP 18042396 A JP18042396 A JP 18042396A JP H1022482 A JPH1022482 A JP H1022482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
control gate
insulating film
substrate
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8180423A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tanaka
田中  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8180423A priority Critical patent/JPH1022482A/ja
Publication of JPH1022482A publication Critical patent/JPH1022482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/10Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the top-view layout
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ソース、ドレイン間のチャネル
領域が2つの領域からなる構造・方式のフラッシュメモ
リセルアレイを、素子分離用のフィールド酸化膜を設け
ずに形成し、面積の縮小を図ることを目的とする。 【解決手段】 基板1に形成されたソース領域2、ドレ
イン領域3間のチャネル領域Lが2つの領域L1,L2
で構成している。基板1上にトンネル酸化膜23を介し
て浮遊ゲート電極24が、この上を絶縁膜25を介して
ライン状の制御ゲート電極26が形成されている。浮遊
ゲート電極24と制御ゲート電極26の積層部分24a
の上方及び側面を絶縁膜27、27bを介して制御ゲー
ト電極26に対して垂直方向にライン状の選択ゲート電
極28が形成されている。そして、浮遊ゲート電極24
用のポリシリコンをマスクとして、セルフアラインにて
素子分離用の不純物が基板1表面に導入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浮遊ゲート電極
を有し、電気的に書き換え及び消去可能な不揮発性半導
体不揮発性記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的に書き換え及び消去可能な不揮発
性半導体記憶装置(以下、EEPROMという。)の中
でフラッシュEEPROM(以下、フラッシュメモリと
いう。)が、近年注目されている。
【0003】従来のEEPROMは一般に単ビット消去
を基本にしているのに対し、フラッシュメモリはブロッ
ク単位での消去を前提としている。このため、フラッシ
ュメモリは、従来のEEPROMに比べると比較的使い
にくい装置であるが、1ビットの単素子化やブロック消
去等の採用により、DRAM(ダイナミック・ランダム
・アクセス・メモリ)に匹敵或いはそれ以上の集積度が
期待できる次世代のメモリ(ROM)として注目されて
おり、その市場の大きさは計り知れない。
【0004】フラッシュメモリに関して、これまでに種
々の構造、方式が提案されている。この中の1つとし
て、米国特許第5,280,446号に提案されている
構造、方式がある。
【0005】図18ないし図20にこの方式のフラッシ
ュメモリを示す。図18は平面図、図19は図18のS
−S’線断面図、図20は図18のC−C’線断面図で
ある。
【0006】この方式におけるメモリセル構造は図18
ないし図20に示すように、基板1またはウェルに形成
されたソース領域2、ドレイン領域3間のチャネル領域
Lが2つの領域L1,L2で構成されており、ソースサ
イドのチャネル領域L2上には、ゲート絶縁膜20を介
して選択ゲート電極28が形成され、ドレインサイドの
チャネル領域L1上にはゲート絶縁膜23を介して浮遊
ゲート電極24が形成されている。
【0007】各メモリセルは、基板1に設けられた素子
分離用のフィールド酸化膜(LOCOS)15により分
離されている。そして、浮遊ゲート電極24上には、浮
遊ゲート電極24上をインターポリ絶縁膜25を介して
チャネル幅(W)方向に這うライン状の制御ゲート電極
26が形成されている。前述した選択ゲート電極28
は、この浮遊ゲート電極24と制御ゲート電極26の積
層部分24a(以下、この領域をスタックゲート領域と
いう。)及び基板上の領域19(以下、この領域を選択
ゲート領域という。)を、それぞれの絶縁膜を介してラ
イン状に配置されている。ソース領域2及びドレイン領
域3は、制御ゲート電極26に対して平行に配される基
板拡散層で構成され、ソース領域2は制御ゲート電極2
6に対してオフセットして配される。そして、前述した
ようにソース領域2、ドレイン領域3間のチャネル領域
Lが選択ゲート領域19とスタックゲート領域24aの
2つの領域L1,L2で構成されることになる。尚、図
中30は、コンタクトホールを示す。
【0008】このような構造をとることにより、スタッ
クゲート領域24a(浮遊ゲート電極24のある領域)
と選択ゲート領域19に挟まれる基板チャネル部分から
浮遊ゲート電極24へのチャネルホットエレクトロン注
入、いわゆるSSI(Sorce Side Inje
ction)が可能になっており、高い電子注入効率を
実現している。
【0009】また、制御ゲート電極26と選択ゲート電
極28から素子をマトリクス選択することができるた
め、拡散層(ソース或いはドレイン)を介して隣り合う
メモリ素子同士で、ソース及びドレインの共有が可能で
あり面積の低減(集積度向上)も実現している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造のものにおいては、素子分離のためフィールド酸
化膜15を形成しており、上記3つの電極やコンタクト
ホールを形成する際のアラインメントマージンx1〜x
6、Y1〜Y2が微細化を図る上での1つの障害になっ
ている。
【0011】この発明は、上述した従来の問題点に鑑
み、ソース領域2、ドレイン領域3間のチャネル領域L
が2つの領域L1,L2からなる構造・方式のフラッシ
ュメモリセルアレイを、素子分離用のフィールド酸化膜
(LOCOS)を設けずに形成し、面積の縮小を図るこ
とを目的とする。具体的には、図18中のx4、x6、
Y1、Y2なるアライメントマージンの削除を図り、ま
た、その際に付随して発生する問題を解決することをそ
の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の不揮発性半導
体記憶装置は、一対の基板拡散領域の間に2つのチャネ
ル領域を有し、一方の拡散領域側のチャネル領域はトン
ネル酸化膜を介して浮遊ゲート電極下に形成され、他方
の拡散領域側のチャネル領域は基板ゲート酸化膜を介し
て選択ゲート電極下に形成され、前記浮遊ゲート電極を
インターポリ絶縁膜を介して覆うようにして制御ゲート
電極がライン状に形成され、前記選択ゲート電極は前記
浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分の上方
及び側面を絶縁膜を介して這い且つ、基板ゲート酸化膜
を介して基板上の一部を這い上記制御ゲート電極に対し
て垂直方向に配されるライン状に形成され、前記基板拡
散領域は前記制御ゲート電極に対して平行方向に且つ交
互に配されるライン状のソース及びドレイン領域となる
ように設けられた不揮発性半導体記憶装置であって、前
記浮遊ゲート電極間に、浮遊ゲート電極をマスクとして
基板と同じ導電型の不純物を自己整合的に導入した分離
領域が形成されていることを特徴とする。
【0013】また、この発明の第1の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法は、シリコン基板上にトンネル酸化膜
を介して形成される浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲート
電極をインターポリ絶縁膜を介して覆うライン状の制御
ゲート電極と、前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電
極の積層部分の上方及び側面を絶縁膜を介して這い且
つ、基板ゲート酸化膜を介して基板上の一部を這い、上
記制御ゲート電極に対して垂直方向に配されるライン状
の選択ゲート電極と、上記制御ゲート電極に対して平行
方向に且つ、交互に配されるライン状の基板拡散領域と
を有し、基板拡散領域の一方が、前記制御ゲート電極あ
るいは前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層
部分に対してオフセットして配され、前記制御ゲート電
極と選択ゲート電極により各記憶素子領域のマトリクス
選択を行う不揮発性半導体記憶装置の製造方法であっ
て、前記浮遊ゲート電極及び制御ゲート電極を形成する
過程において、前記浮遊ゲート電極用のポリシリコン層
をストライプ状に開口し、その部分に基板と同じ導電型
の不純物を導入し、自己整合的に素子分離を形成するこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、この発明の製造方法は、前記ポリ
シリコン層を開口する部分が、前記浮遊ゲート電極と前
記制御ゲート電極の積層部分及び基板拡散領域がオフセ
ットされる部分で構成される各記憶素子領域間に挟まれ
る方形状の領域のみであることを特徴とする。
【0015】上記した方法により、素子分離用のフィー
ルド酸化膜(LOCOS)を無くすことができ、フィー
ルド酸化膜によるアライメントマージン(図18中のY
1,Y2等)が不要になるとともに、フィールド酸化膜
の削除による段差の軽減により、装置の高集積化と製造
工程の簡略化が図れる。
【0016】また、この発明の第2の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法は、シリコン基板上にトンネル酸化膜
を介して形成される浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲート
電極をインターポリ絶縁膜を介して覆うライン状の制御
ゲート電極と、前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電
極の積層部分の上方及び側面を絶縁膜を介して這い且
つ、基板ゲート酸化膜を介して基板上の一部を這い、上
記制御ゲート電極に対して垂直方向に配されるライン状
の選択ゲート電極と、上記制御ゲート電極に対して平行
方向に且つ、交互に配されるライン状の基板拡散領域と
を有し、基板拡散領域の一方が、前記制御ゲート電極あ
るいは前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層
部分に対してオフセットして配され、前記制御ゲート電
極と選択ゲート電極により各記憶素子領域のマトリクス
選択を行う不揮発性半導体記憶装置の製造方法であっ
て、酸化膜及び/又は窒化膜の単層膜あるいはこれらの
積層膜を形成する工程と、前記単層膜あるいは積層膜を
等方的にエッチバックする工程とを用いて、前記浮遊ゲ
ート電極と前記制御ゲート電極の積層部分を含む制御ゲ
ート電極を形成するドライエッチング工程において、基
板掘れの生じた領域に、絶縁体を埋め込むことを特徴と
する。
【0017】さらに、上記の第2の製造方法において、
前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分を
含む制御ゲート電極を形成するためのドライエッチング
工程後に、薄い酸化膜からなる第1の絶縁膜を形成する
工程と、上記ドライエッチング工程において基板掘れの
生じた領域の幅あるいは長さの1/2以上の膜厚を有す
る窒化膜からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、前記
第1の絶縁膜をエッチングストッパーとして前記第2の
絶縁膜を等方的にエッチバックする工程を備え、前記基
板掘れが生じた領域に絶縁体を埋め込むこと特徴とす
る。
【0018】さらに、上記の第2の製造方法において、
前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分を
含む制御ゲート電極を形成するためのドライエッチング
工程後に、薄い酸化膜からなる第1の絶縁膜を形成する
工程と、薄い窒化膜からなる第3の絶縁膜を形成する工
程と、上記基板掘れが生じた領域の幅あるいは長さの1
/2以上の膜厚を有する酸化膜からなる第4の絶縁膜を
形成する工程と、前記第3の絶縁膜をエッチングストッ
パーとして前記絶縁膜を等方的にエッチバックする工程
を備え、前記基板掘れが生じた領域に絶縁体を埋め込む
こと特徴とする。
【0019】また、上記各製造方法において、前記浮遊
ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分を含む制御
ゲート電極を形成するドライエッチング工程において、
エッチング形状にテーパをつけることを特徴とする。
【0020】上記方法によれば、アライメントマージン
が削除できると共に、基板掘れする素子分離領域に絶縁
体を埋め込むことにより、素子分離不良の回避、段差の
低減が図られる。さらに、写真工程において微細化にも
大きく寄与する。また、選択ゲート電極間のショート回
避、コンタクトホール形成のマージンの削除が可能にな
り、製造工程の安定化、装置の電気的特性の安定化が図
れる。
【0021】また、上記第2の製造方法において、酸化
膜及び/又は窒化膜の単層膜あるいはこれら積層膜を形
成する工程と、前記単層膜あるいはこれらの積層膜を異
方性ドライエッチング及び等方性エッチングによりエッ
チバックする工程を行うことにより、制御ゲート電極側
面にサイドウォールを形成することを特徴とする。
【0022】また、上記第2の製造方法において、薄い
窒化膜からなる第5の絶縁膜を形成する工程と、酸化膜
からなる第6の絶縁膜を形成する工程と、前記第6の絶
縁膜、或いは前記第5の絶縁膜及び第6の絶縁膜を異方
性ドライエッチングにより順次エッチバックする工程
と、残りの絶縁膜をウェットエッチングする工程とを有
し、前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部
分を含む制御ゲート電極側面にサイドウォールを形成す
ることを特徴とする。
【0023】また、上記第2の製造方法において、薄い
窒化膜からなる第7の絶縁膜7を形成する工程と、酸化
膜からなる第8の絶縁膜を形成する工程と、前記第8の
絶縁膜、或いは前記第8の絶縁膜及び第7の絶縁膜及び
第3の絶縁膜を異方性ドライエッチングにより順次エッ
チバックする工程と、残りの絶縁膜をウェットエッチン
グする工程とを有し、前記制御ゲート電極の積層部分を
含む制御ゲート電極側面にサイドウォールを形成するこ
とを特徴とする。
【0024】上記製造方法によれば、制御ゲート電極側
面のサイドフォールを制御性よく形成でき、高効率のソ
ースサイドインジェクション(SSI方式)を可能にす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。この発明は、図1ないし
図3で示されるように、ソース領域2、ドレイン領域3
間のチャネル領域Lが2つの領域L1,L2からなる構
造・方式のフラッシュメモリセルアレイを、素子分離用
のフィールド酸化膜(LOCOS)を設けずに形成する
ものである。なお、図1は平面図、図2は図1のS−
S’線断面図、図3は図1のC−C’線断面図である。
【0026】この発明で得られるメモリ素子アレイは、
図1ないし図3で示されるように、シリコン基板1また
はウェルに形成されたソース領域2、ドレイン領域3間
のチャネル領域Lが2つの領域L1,L2で構成してい
る。基板1上にトンネル酸化膜23を介して浮遊ゲート
電極24が形成され、この浮遊ゲート電極24上をON
O積層膜等で構成されるインターポリ絶縁膜25を介し
てライン状の制御ゲート電極26が形成されている。そ
して、浮遊ゲート電極24と制御ゲート電極26の積層
部分(スタックゲート領域)24aの上方及び側面を絶
縁膜27、27bを介して這い、且つ、基板1上の一部
を基板ゲート酸化膜20を介して這い、上記制御ゲート
電極26に対して垂直方向にライン状の選択ゲート電極
28が形成されている。この制御ゲート電極26に対し
て平行方向に且つ交互に配されるライン状の基板拡散領
域にてソース領域2及びドレイン領域3が構成される。
【0027】この実施の形態では、ソース領域2が、制
御ゲート電極26(或いはスタックゲート領域24a)
に対してオフセット(以下、このオフセットされた部分
の図中19で表す領域を選択ゲート領域とする)して設
けられており、ソース領域2、ドレイン領域3間のチャ
ネル領域Lが2つの領域L1,L2が形成される。
【0028】上記のように、構成することで、制御ゲー
ト電極26と選択ゲート電極28により、各メモリセル
領域のマトリクス選択が可能となるように配置がなされ
ている。
【0029】そして、この発明では、図18に示す素子
分離用のフィールド酸化膜(LOCOS)を形成するこ
となしでフラッシュメモリセルアレイを実現している。
この結果、LOCOSとメモリセルとのアライメントマ
ージンを不要にして、面積の縮小が図られている。
【0030】ところで、図中の56a(56b)は、こ
の発明で付随して発生する基板掘れする部分である。基
板の掘れが発生すると、素子分離特性が低下するので、
この発明では、この部分についても後述するように対策
を講じ、素子分離特性の低下の問題を解消している。
【0031】以下、図4ないし図17を参照して、この
発明を製造方法に従い説明する。通常、メモリセルの形
成と共に、それを駆動する回路或いはSRAMなどに用
いる周辺MOSトランジスタの形成も同時に行われる
が、ここでは説明を簡単にするため、周辺回路等の形成
についてはその説明を省略する。
【0032】まず、公知適宜の方法を用いてウェル形成
等がなされたシリコン基板1上に、トンネル酸化膜20
を形成し、浮遊ゲート電極24用の第1のポリシリコン
層を形成する。
【0033】次に、公知の写真製版技術(レジスト塗布
及び現像等)及びドライエッチング技術を用いて、上記
第1のポリシリコン層を選択的に除去し、図4または図
5に示すように開口する。ここで、図4は第1の実施の
形態の形状でパターニングした状態、図5は第2の実施
の形態の形状でパターニングした状態に対応するもので
ある。
【0034】図中の24aは第1のポリシリコン層が残
留する部分であり、24Rは第1のポリシリコン層が除
去され、開口される部分である。また、図中2及び3は
後述する工程で、ソース、ドレイン領域が形成される部
分、Wはチャネル幅、Lはチャネル長である。
【0035】次に、第1のポリシリコン或いは、その上
部のレジストをマスクとして、イオン注入法によりセル
フアラインにて素子分離用の不純物を上記第1のポリシ
リコンの開口24R部分の基板1表面に導入する。この
不純物は基板1(ウェル)と同じ導電型の不純物であ
り、例えば、P型ウェルの場合、B(ボロン)或いはB
2といったものである。
【0036】続いて、上記浮遊ゲート電極24となる第
1のポリシリコン層と下記で示す制御ゲート電極26と
なる第2のポリシリコン層の間の絶縁を図るため、ON
O構造(酸化膜/窒化膜/酸化膜)等のインターポリ絶
縁膜25を形成する。このONO構造のインターポリ絶
縁膜27の形成方法は多々あるが、例えば、ボトム酸化
膜用の酸化工程及び/又はCVD酸化膜形成工程と、層
間窒化膜用のCVD窒化膜形成工程と、トップ酸化膜用
の酸化工程及び/又はCVD酸化膜形成工程にて行われ
る。また、このインターポリ絶縁膜25を形成する順序
は、素子分離用のイオン注入を行った後に限定するもの
ではない。例えば、素子分離用イオン注入の前であって
もよいし、ボトム酸化膜形成工程及び層間窒化膜形成工
程を第1のポリシリコン層の開口前に行うなどしてもよ
く、プロセスの容易さによって適宜定めればよい。
【0037】次に、制御ゲート電極26用の第2のポリ
シリコン層を形成し、この第2のポリシリコン層と下記
で示す選択ゲート電極28となる第3のポリシリコン層
の間の絶縁を図るための絶縁膜27を形成した後で、公
知の写真製版後術及びドライエッチング技術を用いて、
図6或いは図7に示すような浮遊ゲート電極24並びに
制御ゲート電極26及び絶縁膜27を形成する。
【0038】尚、図6は、図4に示すように第1のポリ
シリコン層をパターニングした後、図7は、図5に示す
ように第1のポリシリコン層をパターニングした後で第
2のポリシリコン層のパターニングまでのプロセスを行
った場合をそれぞれ示している。ここで、それぞれ図中
56a及び56bはエッチングにより基板掘れする部分
であり、図4及び図5で第1のポリシリコン層の開口さ
れている領域のうち制御ゲート電極26の存在しない部
分に相当する。
【0039】上記基板掘れする領域56a及び56bに
は、予め、基板と同じ導電型の素子分離用の不純物が導
入されているので、基板が掘れた場合にも素子分離特性
が低下することを防止できる。
【0040】図6及び図7でわかるように、上記の工程
を用いることにより、素子分離のためのフィールド酸化
膜(LOCOS)をなくすことで、従来の図18で示し
たY1、Y2のアラインメントマージンが不要になる。
【0041】次に、図6及び図7に示すように写真製版
工程でマスクレジスト80を形成し、ソース領域2が、
制御ゲート電極26(或いはスタックゲート領域24
a)に対してオフセットするように、イオン注入等によ
り基板拡散領域を形成してソース領域2、ドレイン領域
3が設けられる。このソース領域2、ドレイン領域3間
のチャネル領域Lに2つの領域L1,L2が形成され
る。
【0042】その後、マスクレジスト80除去した後、
酸化膜及び/又は窒化膜のCVD単層膜或いはCVD積
層膜の形成する工程と、そのCVD単層膜或いはCVD
積層膜をドライエッチバックする工程を行うことによ
り、浮遊ゲート電極24がスタックされている部分を含
んで制御ゲート電極26の側面にサイドウォール27b
を形成する。サイドウォール27bを設けることによ
り、制御ゲート電極26とその上に形成される選択ゲー
ト電極28の絶縁が確実になるとともに、選択ゲート領
域19と浮遊ゲート電極24との間隙長(サイドウォー
ル厚)が制御性よく得られる。
【0043】次に、上述のプロセスがなされた後に、第
3のポリシリコン層を積層し、公知の写真製版技術及び
ドライエッチング技術を用いて、選択ゲート電極28を
形成する。そして、この選択ゲート28上に絶縁膜29
を設けた後、コンタクトホール30を形成することによ
り、図1ないし図3に示すこの発明の不揮発性半導体記
憶装置が得られる。
【0044】なお、コンタクトホールを形成する際にお
いて、コンタクトホールが基板掘れした部分56a、5
6bに重なっても接合リーク等の問題が発生しないた
め、コンタクトホールへの不純物注入工程(一般にプラ
グ注入といわれる)を行わなくても、コンタクト形成に
おいて図中で示されているx4、x6のアライメントマ
ージンを考慮する必要がない。
【0045】ところで、上述した製造工程において、図
6及び図7に示すように写真製版工程でマスクレジスト
80を形成した後、そのまま基板拡散領域を形成する
と、次工程以降の熱履歴を考慮した場合、特に、ドレイ
ン領域3側において、十分な素子分離がなされない可能
性がある。
【0046】上記の例として、図7中のA−A’線での
断面、すなわち素子分離領域の断面の様子を図8に示し
て説明する。図8で示されるように、図中56bの部分
が、制御ゲート26のドライエッチング時に基板掘れし
ていることにより、拡散層形成用の砒素(As)または
燐(P)をイオン注入する時に、素子分離領域66に若
干の不純物が注入される(図中の2a及び3a)。そし
て、次工程以降の熱履歴によってその拡散層の不純物が
横方向にも拡散する(図中2b及び3b)ために、素子
分離長が短くなり十分な素子分離がなされない。ここ
で、図中の62は基板保護用の酸化膜であり、80は写
真製版工程で得たマスクレジストである。
【0047】この発明の第3の実施の形態は、上記基板
掘れした領域56a、56bに絶縁体を埋め込むことに
より、素子分離特性の劣化を解消するものである。
【0048】図9、図10は基板掘れが生じた領域56
a、56bに絶縁体を埋め込んだ場合の平面図を示す。
より具体的な方法として、まず、制御ゲート電極26を
形成するためのドライエッチング工程後に、薄い酸化膜
からなる第1の絶縁膜を形成する工程と、基板掘れの生
じた領域56a、56bの幅あるいは長さの1/2以上
の膜厚を有する窒化膜からなる第2の絶縁膜を形成する
工程と、前記第1の絶縁膜をエッチングストッパーとし
て前記第2の絶縁膜を等方的にエッチバックする工程を
備え、基板掘れが生じた領域56a、56bに絶縁体を
埋め込む方法がある。
【0049】また、別の方法として、制御ゲート電極2
6を形成するためのドライエッチング工程後に、薄い酸
化膜からなる第1の絶縁膜を形成する工程と、薄い窒化
膜からなる第3の絶縁膜を形成する工程と、基板掘れが
生じた領域56a、56bの幅あるいは長さの1/2以
上の膜厚を有する酸化膜からなる第4の絶縁膜を形成す
る工程と、前記第3の絶縁膜をエッチングストッパーと
して前記絶縁膜を等方的にエッチバックする工程を備
え、前記基板掘れが生じた領域56a、56bに絶縁体
を埋め込む方法がある。
【0050】これを説明する例として図11ないし図1
3を示す。図11〜図13は図10のA−A’線で示さ
れる部分の断面、すなわち素子分離領域の断面を示し上
記の第2の方法を説明するものである。
【0051】まず、制御ゲート電極26及び浮遊ゲート
電極24用のドライエッチングが行われた後(図7参
照)、酸化工程、或いはCVD酸化膜形成工程、或いは
酸化膜及びCVD酸化膜成膜を組み合わせた工程によ
り、全表面に数nm〜数10nm程度の薄い酸化膜62
を形成し、次に、CVD窒化膜形成工程により数nmか
ら数10nm程度の薄い窒化膜63を形成する。
【0052】次に、基板掘れした部分56bの長さ、即
ち、図11中のソース領域2が形成される側の基板掘れ
した部分56bの長さ或いは幅の1/2以上の膜厚のC
VD酸化膜64を形成する(図11参照)。
【0053】次に、窒化膜63をエッチングストッパー
として、酸化膜64を等方的にエッチバックすることに
より、基板掘れした部分56bに絶縁膜が埋め込まれる
(図12参照)。ここで、エッチバック工程はウェット
エッチングを行ってもよいし、等方性ドライエッチング
で行ってもよい。また、このエッチバック工程を異方性
ドライエッチングで行うことも可能である。その場合、
浮遊ゲート電極24がスタックされている部分を含んで
制御ゲート電極26の側面にサイドウォールが形成され
るので、それを考慮してデバイス設計、プロセス設計を
行う必要がある。
【0054】上記した第1の方法に関しては、上記第2
の方法の説明で容易に類推されるので、あえて図示によ
る説明を省略する。第1の方法の方が絶縁膜の積層膜の
積層数が第2の方法のそれより少ない。しかしながら、
基板掘れした部分56bへの埋め込みの大部分が窒化膜
であるため、膜ストレスが大きく、第2の方法のそれに
比べて電気的特性が若干劣る。
【0055】基板掘れした領域56a、56bに絶縁体
を埋め込む方法は、素子分離特性の劣化を解消する目的
及び効果の他に、段差の低減や、後工程で行う選択ゲー
ト電極形成時のエッチングを容易にするなどの目的及び
効果がある。例えば、選択ゲート電極形成時のエッチン
グに関して、この埋め込みがない場合、選択ゲート電極
26間のショート等の問題が発生することがある。
【0056】ところで、図11で示すように、基板掘れ
領域56a、56bに、埋め込む絶縁層中に間隙(”
す”)76が発生する場合がある。このため、上記基板
掘れ領域56a、56bへの絶縁膜の埋め込みを良好に
するため、浮遊ゲート電極24がスタックされている部
分を含んで制御ゲート電極26の側面及び基板掘れの部
分56a、56bの側面にテーパをつける。このよう
に、エッチング形状にテーパをつけることにより、図1
3に示すように、この間隙76を発生せずに、良好な絶
縁体の埋め込み状態が得られる。
【0057】次に、公知の写真製版技術を用いて、マス
クレジスト80を設け、拡散層形成用の砒素(As)ま
たは燐(P)をイオン注入する。この時に、基板掘れし
た部分56bには絶縁膜64が埋め込まれているので、
素子分離領域66には、不純物が注入されない。そし
て、次工程以降の熱履歴によって、その拡散層の不純物
が横方向にも拡散されるが、素子分離領域までは拡散さ
れずに、十分な素子分離が行える(図13参照)。
【0058】ここで、図4に示すように第1のポリシリ
コン層をパターニングした後、上記一連の工程を行った
場合には、図中56aの部分には絶縁体が埋め込まれて
いるため拡散層が形成できない。このため、一つの方法
として図9の図中81で示される領域に予め不純物イオ
ン注入を行っておく。この例では、写真製版工程及びマ
スクレイヤーが1つ増える。或いは、他の方法では上記
絶縁体埋め込みを行う前に不純物イオン注入を行ってお
く必要がある。この点では図4に示したように第1のポ
リシリコン層をパターニングした方が図5に示すように
第1のポリシリコン層をパターニングした場合に比べて
不利である。一方、写真製版の点から考えると、図5に
示すものでは第1のポリシリコン層の開口領域24Rが
方形状であるため、微細化に伴い開口部の角が丸くなる
という欠点がある。この場合、図中x1、x2の寸法を
長くとる必要があり、拡散層2、3の幅に制限が加わ
る。従って、図4に示すように第1のポリシリコン層を
パターニングするか、図5に示すように第1のポリシリ
コン層をパターニングするかの選択は、その目的及びプ
ロセスのトータルの容易性により適宜決めるものであ
る。
【0059】次に示す第4の実施の形態は、基板掘れが
生じた部分56a、56bに絶縁体を埋め込んだ後に、
再度、酸化膜及び/又は窒化膜のCVD単層膜或いはC
VD積層膜の形成する工程と、そのCVD単層膜或いは
CVD積層膜をドライエッチバックする工程を行うこと
により、浮遊ゲート電極24がスタックされている部分
を含んで制御ゲート電極26の側面にサイドウォールを
形成するというものである。図14、図15にその平面
図を示す。図中の27bが前記サイドウォールである。
この第4の実施の形態の目的および効果は制御ゲート電
極26と選択ゲート電極28の絶縁を確実にすること、
及び、選択ゲート領域19と浮遊ゲート電極24(スタ
ックゲート領域24a)との間隙長(サイドウォール
厚)を制御性よく得ることである。
【0060】前記間隙長は、当デバイスの特徴である。
高効率のソースサイド注入(ソース側から浮遊ゲート電
極24への電子の注入)を得るのに必要な寸法であり、
通常数10nm〜100nm程度にする。上記方法のよ
り具体的な方法として次の方法がある。まず1つ目の方
法は、薄い窒化膜からなる第5の絶縁膜を形成する工程
と、酸化膜からなる第6の絶縁膜を形成する工程と、前
記第6の絶縁膜、或いは前記第5の絶縁膜及び第6の絶
縁膜を異方性ドライエッチングにより順次エッチバック
する工程と、残りの絶縁膜をウェットエッチングする工
程とを有し、前記浮遊ゲート電極24と前記制御ゲート
電極26の積層部分を含む制御ゲート電極26側面にサ
イドウォール27bを形成する。
【0061】2番目の方法は、薄い窒化膜からなる第7
の絶縁膜7を形成する工程と、酸化膜からなる第8の絶
縁膜を形成する工程と、前記第8の絶縁膜、或いは前記
第8の絶縁膜及び第7の絶縁膜及び第3の絶縁膜を異方
性ドライエッチングにより順次エッチバックする工程
と、残りの絶縁膜をウェットエッチングする工程とを有
し、前記制御ゲート電極の積層部分を含む制御ゲート電
極側面にサイドウォール27bを形成するものである。
【0062】これを説明する例として図16、図17を
示す。図16、図17は図15のA−A’線で示される
部分の断面、すなわち素子分離領域の断面を示し上記2
番目の方法を説明するものである。
【0063】図7に示すように、絶縁体が埋め込まれた
後に、全表面に数nm〜数10nm程度の薄い窒化膜6
7を形成し、次に、数10nmから数100nm程度C
VD酸化膜68を形成する(図16参照)。次に、窒化
膜67をエッチングストッパーとして酸化膜68を異方
性エッチングによりエッチバックし、次に、酸化膜62
をエッチングストッパーとして窒化膜67及び窒化膜6
3を異方性エッチングによりエッチバックし(図17参
照)、次にウェットエッチングにより酸化膜62を除去
することにより所望のサイドウォール27bが得られ
る。この時、このサイドウォール膜厚を数10nmから
100nm程度になるように、酸化膜62、窒化膜63
及び67、酸化膜68の膜厚配分を適宜調整する必要が
ある。例えば、サイドウォール27bとして80nmを
用いた場合には、酸化膜62を10nm、窒化膜63を
20nm、窒化膜68を10nm、酸化膜68を40n
m程度にすればよい。ただしこの値は、エッチング手法
や条件により異なるので、特にこれに限るものではな
い。
【0064】上記の第1の方法の説明は、上記第2の方
法の説明で容易に類推されるので、あえて図示による説
明を省略する。この場合、再度積層する窒化膜をエッチ
バックする際、基板掘れした部分56aに埋め込んだ窒
化膜が若干エッチバックされるという点で第2の方法に
比べてその効果は若干劣る。
【0065】次に、上述のプロセスがなされた後(図1
4〜図17)に、第3のポリシリコン層を積層し、公知
の写真製版技術及びドライエッチング技術を用いて、選
択ゲート電極28を形成する。上記でも述べたが、上記
の各実施の形態に従って基板掘れした部分56a、56
bに良好に絶縁膜が埋め込まれ、そして、制御ゲート電
極に制御性よく形成されたサイドウォールを有すること
によって、容易に、且つ、安定に選択ゲート電極を形成
することができる。
【0066】次工程以降は、その説明を省略するが、コ
ンタクトホールを形成する際において、コンタクトホー
ルが基板掘れした部分56a、56bに重なっても接合
リーク等の問題が発生しないため、コンタクトホールへ
の不純物注入工程(一般にプラグ注入といわれる)を行
わなくても、コンタクト形成において図中で示されてい
るx4、x6のアライメントマージンを考慮する必要が
ないという利点もある。
【0067】以上、この発明を用いることにより、メモ
リセルアレイの更なる縮小化とともに、製造工程におい
ては容易に且つ安定に、装置においても電気的ばらつき
の少ない安定な素子が得られる。
【0068】また、この発明の半導体記憶装置及びその
製造方法を実施するにあたって、本請求項を全て用いて
もよいし、一部を用いてもよく、これを制限するもので
はない。また、上述では説明を省略したが、制御ゲート
電極及び/又は選択ゲート電極上にWSi層等を積層し
て、低抵抗化を図る等の手段を講じてもよく、その他、
上記で述べられていない公知の技術を用いることに何ら
制限を加えるものではない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、素子分離用のフィールド酸化膜(LOCOS)を削
除し、フィールド酸化膜のアライメントマージンが不要
にし、フィールド酸化膜の削除による段差低減により、
装置の高集積化が可能になるとともに、製造工程の簡略
化が図れる。
【0070】さらに、この発明は、基板掘れする素子分
離領域に絶縁体を埋め込むことにより、素子分離不良の
回避並びに段差の低減が図れるとともに、写真工程にお
ける微細化に大きく寄与する。また、選択ゲート電極間
のショート回避、コンタクトホール形成のマージンの削
除が可能となり、製造工程の安定化、装置の電気的特性
の安定化が図れる。
【0071】また、この発明は、制御ゲート電極側面の
サイドフォールを制御性よく形成することで、高効率の
ソースサイドインジェクション(SSI方式)を可能に
すし、製造工程の安定化、装置の電気的特性の安定化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1のS−S’線断面図である。
【図3】図1のC−C’線断面図である。
【図4】この発明の製造方法を工程別に示し、基板上に
形成された浮遊ゲート電極用の第1のポリシリコン層を
第1の実施の形態における形状でパターニングした状態
の平面図である。
【図5】この発明の製造方法を工程別に示し、基板上に
形成された浮遊ゲート電極用の第1のポリシリコン層を
第2の実施の形態における形状でパターニングした状態
の平面図である。
【図6】図4に示す工程の後、制御ゲート電極用の第2
のポリシリコン層のパターニングまでの工程を行った状
態の平面図である。
【図7】図5に示す工程の後、制御ゲート電極用の第2
のポリシリコン層のパターニングまでの工程を行った状
態の平面図である。
【図8】図7のA−A’線での断面図である。
【図9】図4に示す工程の後、この発明の第3の実施の
形態による工程を行った状態の平面図である。
【図10】図5に示す工程の後、この発明の第3の実施
の形態による工程を行った状態の平面図である。
【図11】図10のA−A’線で示される部分の断面図
である。
【図12】図10のA−A’線で示される部分の断面図
である。
【図13】図10のA−A’線で示される部分の断面図
である。
【図14】図4に示す工程の後、この発明の第4の実施
の形態までの工程を行った状態の平面図である。
【図15】図5に示す工程の後、この発明の第4の実施
の形態までの工程を行った状態の平面図である。
【図16】図15のA−A’線で示される部分の断面図
である。
【図17】図15のA−A’線で示される部分の断面図
である。
【図18】従来のフラッシュメモリを示す平面図であ
る。
【図19】図18のS−S’線断面図である。
【図20】図18のC−C’線断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ソース領域 3 ドレイン領域 24 浮遊ゲート電極 26 制御ゲート電極 28 選択ゲート電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板拡散領域の間に2つのチャネ
    ル領域を有し、一方の拡散領域側のチャネル領域はトン
    ネル酸化膜を介して浮遊ゲート電極下に形成され、他方
    の拡散領域側のチャネル領域は基板ゲート酸化膜を介し
    て選択ゲート電極下に形成され、前記浮遊ゲート電極を
    インターポリ絶縁膜を介して覆うようにして制御ゲート
    電極がライン状に形成され、前記選択ゲート電極は前記
    浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分の上方
    及び側面を絶縁膜を介して這い且つ、基板ゲート酸化膜
    を介して基板上の一部を這い上記制御ゲート電極に対し
    て垂直方向に配されるライン状に形成され、前記基板拡
    散領域は前記制御ゲート電極に対して平行方向に且つ交
    互に配されるライン状のソース及びドレイン領域となる
    ように設けられた不揮発性半導体記憶装置であって、前
    記浮遊ゲート電極間に、浮遊ゲート電極をマスクとして
    基板と同じ導電型の不純物を自己整合的に導入した分離
    領域が形成されていることを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上にトンネル酸化膜を介し
    て形成される浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲート電極を
    インターポリ絶縁膜を介して覆うライン状の制御ゲート
    電極と、前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積
    層部分の上方及び側面を絶縁膜を介して這い且つ、基板
    ゲート酸化膜を介して基板上の一部を這い、上記制御ゲ
    ート電極に対して垂直方向に配されるライン状の選択ゲ
    ート電極と、上記制御ゲート電極に対して平行方向に且
    つ、交互に配されるライン状の基板拡散領域とを有し、
    基板拡散領域の一方が、前記制御ゲート電極あるいは前
    記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分に対
    してオフセットして配され、前記制御ゲート電極と選択
    ゲート電極により各記憶素子領域のマトリクス選択を行
    う不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、前記浮
    遊ゲート電極及び制御ゲート電極を形成する過程におい
    て、前記浮遊ゲート電極用のポリシリコン層をストライ
    プ状に開口し、その部分に基板と同じ導電型の不純物を
    導入し、自己整合的に素子分離を形成することを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ポリシリコン層を開口する部分が、
    前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分及
    び基板拡散領域がオフセットされる部分で構成される各
    記憶素子領域間に挟まれる方形状の領域のみであること
    を特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 シリコン基板上にトンネル酸化膜を介し
    て形成される浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲート電極を
    インターポリ絶縁膜を介して覆うライン状の制御ゲート
    電極と、前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積
    層部分の上方及び側面を絶縁膜を介して這い且つ、基板
    ゲート酸化膜を介して基板上の一部を這い、上記制御ゲ
    ート電極に対して垂直方向に配されるライン状の選択ゲ
    ート電極と、上記制御ゲート電極に対して平行方向に且
    つ、交互に配されるライン状の基板拡散領域とを有し、
    基板拡散領域の一方が、前記制御ゲート電極あるいは前
    記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電極の積層部分に対
    してオフセットして配され、前記制御ゲート電極と選択
    ゲート電極により各記憶素子領域のマトリクス選択を行
    う不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、酸化膜
    及び/又は窒化膜の単層膜あるいはこれらの積層膜を形
    成する工程と、前記単層膜あるいは積層膜を等方的にエ
    ッチバックする工程とを用いて、前記浮遊ゲート電極と
    前記制御ゲート電極の積層部分を含む制御ゲート電極を
    形成するドライエッチング工程において、基板掘れの生
    じた領域に、絶縁体を埋め込んだことを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電
    極の積層部分を含む制御ゲート電極を形成するためのド
    ライエッチング工程後に、薄い酸化膜からなる第1の絶
    縁膜を形成する工程と、上記ドライエッチング工程にお
    いて基板掘れの生じた領域の幅あるいは長さの1/2以
    上の膜厚を有する窒化膜からなる第2の絶縁膜を形成す
    る工程と、前記第1の絶縁膜をエッチングストッパーと
    して前記第2の絶縁膜を等方的にエッチバックする工程
    を備え、前記基板掘れが生じた領域に絶縁体を埋め込む
    こと特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電
    極の積層部分を含む制御ゲート電極を形成するためのド
    ライエッチング工程後に、薄い酸化膜からなる第1の絶
    縁膜を形成する工程と、薄い窒化膜からなる第3の絶縁
    膜を形成する工程と、上記基板掘れが生じた領域の幅あ
    るいは長さの1/2以上の膜厚を有する酸化膜からなる
    第4の絶縁膜を形成する工程と、前記第3の絶縁膜をエ
    ッチングストッパーとして前記絶縁膜を等方的にエッチ
    バックする工程を備え、前記基板掘れが生じた領域に絶
    縁体を埋め込むこと特徴とする請求項4に記載の不揮発
    性半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲート電
    極の積層部分を含む制御ゲート電極を形成するドライエ
    ッチング工程において、エッチング形状にテーパをつけ
    ることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか
    に記載に不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 酸化膜及び/又は窒化膜の単層膜あるい
    はこれら積層膜を形成する工程と、前記単層膜あるいは
    これらの積層膜を異方性ドライエッチング及び等方性エ
    ッチングによりエッチバックする工程を行うことによ
    り、制御ゲート電極側面にサイドウォールを形成したこ
    とを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 薄い窒化膜からなる第5の絶縁膜を形成
    する工程と、酸化膜からなる第6の絶縁膜を形成する工
    程と、前記第6の絶縁膜、或いは前記第5の絶縁膜及び
    第6の絶縁膜を異方性ドライエッチングにより順次エッ
    チバックする工程と、残りの絶縁膜をウェットエッチン
    グする工程とを有し、前記浮遊ゲート電極と前記制御ゲ
    ート電極の積層部分を含む制御ゲート電極側面にサイド
    ウォールを形成したことを特徴とする請求項5に記載の
    不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 薄い窒化膜からなる第7の絶縁膜を形
    成する工程と、酸化膜からなる第8の絶縁膜を形成する
    工程と、前記第8の絶縁膜、或いは前記第8の絶縁膜及
    び第7の絶縁膜及び第3の絶縁膜を異方性ドライエッチ
    ングにより順次エッチバックする工程と、残りの絶縁膜
    をウェットエッチングする工程とを有し、前記制御ゲー
    ト電極の積層部分を含む制御ゲート電極側面にサイドウ
    ォールを形成したことを特徴とする請求項6に記載の不
    揮発性半導体記憶装置の製造方法。
JP8180423A 1996-04-30 1996-07-10 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Pending JPH1022482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8180423A JPH1022482A (ja) 1996-04-30 1996-07-10 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10911496 1996-04-30
JP8-109114 1996-04-30
JP8180423A JPH1022482A (ja) 1996-04-30 1996-07-10 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1022482A true JPH1022482A (ja) 1998-01-23

Family

ID=26448897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8180423A Pending JPH1022482A (ja) 1996-04-30 1996-07-10 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1022482A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001196479A (ja) * 1999-12-27 2001-07-19 Hyundai Electronics Ind Co Ltd フラッシュメモリ素子の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001196479A (ja) * 1999-12-27 2001-07-19 Hyundai Electronics Ind Co Ltd フラッシュメモリ素子の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4325972B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置を含む半導体集積回路装置の製造方法
US7186607B2 (en) Charge-trapping memory device and method for production
JP3211759B2 (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法
US20090267136A1 (en) Semiconductor memory device and method of manufacturing the same
US20060216891A1 (en) Non-volatile memory device and method of fabricating the same
KR100423907B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조방법
JP2002064157A (ja) 半導体メモリ集積回路及びその製造方法
JP4027446B2 (ja) 不揮発性メモリ製造方法
JP3531641B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7271059B2 (en) Semiconductor device and method of fabricating the same
JPH10144886A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000150676A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH0817948A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3849759B2 (ja) 半導体装置
JPH09321255A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP2006502565A (ja) ビット線構造およびその製造方法
JP3075192B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2741193B2 (ja) フラッシュeepromセル製造方法
JPH09205154A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100351051B1 (ko) 이층 구조의 플로팅 게이트를 갖는 불휘발성 메모리 셀의 제조 방법
JP2004235399A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP4944766B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH07254652A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
US6593186B1 (en) Method for manufacturing non-volatile semiconductor memory device
JPH1022482A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法