JPH10224284A - 中継増幅装置 - Google Patents

中継増幅装置

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Publication number
JPH10224284A
JPH10224284A JP4142497A JP4142497A JPH10224284A JP H10224284 A JPH10224284 A JP H10224284A JP 4142497 A JP4142497 A JP 4142497A JP 4142497 A JP4142497 A JP 4142497A JP H10224284 A JPH10224284 A JP H10224284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
amplifier
antenna
filter
radio wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP4142497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Okubo
陽一 大久保
Masaki Sudo
雅樹 須藤
Michio Norichika
道夫 則近
Shoji Fujimoto
彰司 藤本
Susumu Iwashita
進 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Publication of JPH10224284A publication Critical patent/JPH10224284A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動通信において、基地局から遠く離れ、面積
の狭い不感地に設置する中継増幅装置の性能を満足させ
ながらコストを下げる。 【解決手段】アンテナ21で受けた基地局からの下り回
線の電波は、フィルタ24を介して出力の小さい共通増
幅器23で増幅した後、フィルタ25を介してアンテナ
22から移動局に対して送出する。アンテナ22で受け
た移動局からの上り回線電波は、フィルタ25を介して
プリアンプ26で増幅した後分配器27でチャネル毎に
分配し、出力の大きい個別増幅器29−1〜29−nで
それぞれ選択増幅し、合成器28,フィルタ24を介し
てアンテナ21から基地局に対して送出する。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、陸上移動通信において、電波の
届かない不感地に設置され、基地局と移動局間の上り下
り回線の電波を双方向中継増幅する中継増幅装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信システムにおいて、電波
の届かない地下街,トンネル,地下駐車場などの不感地
を救済するために、中継増幅装置が設置されている。こ
の中継増幅装置としては、共通増幅形と個別増幅形とが
ある。共通増幅形は、システムで使用する周波数帯域の
全てのチャネル信号を共通増幅するように構成され、比
較的、基地局からの電波の電界強度の強い地域、あるい
はサービスエリアが小さくて、増幅出力がそれ程大きく
なくてよい地域で使用される。一方、個別増幅形は、通
話チャネル毎に増幅するように構成され、通話チャネル
が少なく、広いサービスエリアで、大きい増幅出力が必
要な地域で用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の2種類の中継方
式にはそれぞれ一長一短があり、例えば、共通増幅方式
は、通話チャネル数が多い地域に適している。比較
的小出力であり、利得を大きくすることはできない。
安価である。狭い不感地エリアに適している、という
特徴がある。これに対して、個別増幅方式は、通話チ
ャネル数が少ない地域に適している。比較的大出力で
あり、利得を大きくすることができる。高価である。
広い不感地エリアに適している、という特徴がある。
【0004】不感地対策は、主なサービス地域に比して
サービス面積の狭い小エリア地域が多いため、支援施設
(インフラストラクチャ)のコストがかからないことが
重要である。一方、基地局から遠く、しかもサービス面
積の小さい不感地では、下り回線と上り回線は増幅条件
が異なり、共通増幅形でも個別増幅形でもなく、性能お
よびコストを満足するような新しい中継増幅装置が望ま
れていた。
【0005】図1は本発明を適用しようとする中継場所
の説明図である。図において、1は基地局であり、11
はそのアンテナ、2は中継増幅装置(中継器)であり、
21は基地局向けアンテナ、22は移動局向けアンテ
ナ、3は不感地、4は移動局である。図1に示すよう
に、この不感地3の場合、基地局1からの距離が遠く、
中継器2の場所は弱電界である。また、不感地3のエリ
アは小エリアである。従来、このような遠くて狭い不感
地に対しては、上り回線信号の出力レベルを高める条件
から共通増幅方式の中継装置が適用の対象外であった。
【0006】すなわち、下り回線増幅器は小エリアなの
で小出力でよく共通増幅方式で問題はないが、上り増幅
器を共通増幅形とすると、次のような問題がある。増幅
器の3次インタセプトポイントは次式で示される。3次
インタセプトポイントIp は、増幅器の入出力特性と3
次相互変調歪の仮想延長線上の交点であり、増幅器の線
形能力を示す。
【0007】
【数1】
【0008】但し、P0 は全出力であり、一例として、
10W/波を8波必要とすると、全出力P0 は、10W
(波)×8(波)=80Wとなり、フィルタ等の損失分
を入れて100W(50dBm)である。IMは相互変
調積であり、通常電波法では60dB以上である。従っ
て、上式は次式のように、Ip =80dBmとなる。
【0009】
【数2】
【0010】そして、増幅器の飽和出力電力Ps はイン
タセプトポイントIp より10dB低いとみなされてい
るので、Ps =80−10=70dBm(約10kW)
である。
【0011】ここで、例えば、フィードフォワード歪補
償形共通増幅器を採用して歪改善量を20dB(出力レ
ベル相当で10dB)得るとすると、飽和出力Ps'が、
Ps'=60dBm(1000W)のA級増幅器が必要と
なる。しかし、共通増幅器として、A級の1000W増
幅器を製作することは極めて困難を伴い、高価となるた
め実用できないという問題がある。
【0012】このように、ある特殊な地域の不感地に中
継増幅装置を設置する場合、従来、使用されている共通
増幅形または個別増幅形では、いずれも実用できず、中
継を断念するか、チャネル数が多いときは基地局を増設
している。
【0013】上述のように、図1に示したような不感地
3に設置する中継増幅装置2としては、次のことが要求
される。 不感地3が基地局1から遠いので、基地局1に対す
る送出電波、すなわち上り回線の出力は基地局に届く出
力以上の大きい電力が必要である。 不感地3のエリアが狭いので、移動局4に対する下
り回線の出力は小さくてよい。
【0014】本発明の目的は、上述のような性能とコス
トの課題を解決し、基地局からの距離が遠く面積の狭い
不感地に設置するための、性能が十分でコストの安い中
継増幅装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の中継増幅装置
は、基地局からの距離が遠く、サービス面積の小さい不
感地に設置される中継増幅装置であって、基地局からの
電波を中継増幅する下り増幅部と移動局からの電波を中
継増幅する上り増幅部とが備えられ、前記下り増幅部
は、下り回線周波数帯域の下り回線信号を共通増幅する
出力の小さい共通増幅器が備えられ、前記上り増幅部
は、上り回線周波数帯域の上り回線信号をチャネル毎に
個別増幅する出力の大きい個別増幅器が備えられたこと
を特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例を示すブロ
ック図である。図において、21は基地局向送受信アン
テナ、22は移動局向送受信アンテナ、23は下り用共
通増幅器、24は基地局向送受信共用フィルタ(共用
器)、25は移動局向送受信共用フィルタ(共用器)、
26は上り用前置増幅器(プリアンプ)、27は上り分
配器、28は上り用合成器である。29−1〜29−n
は個別増幅器であり、チャネル数nと同じ数だけ設けら
れる。51はプリアンプ、52はIF変換ミキサ、53
はIFフィルタ、54は逆変換ミキサ、55はスプリア
ス除去用フィルタ、56は高出力増幅器である。
【0017】送受信アンテナ21で受信した下り回線信
号は、送受信フィルタ24で抽出され、共通増幅器23
で増幅され、送受信フィルタ25,移動局向アンテナ2
2を経て不感地3に送出される。この出力は、サービス
エリア不感地3が小エリアであるから、比較的小出力で
よい。従って、規定の歪(特に相互変調歪)以下に抑え
るため、リニア増幅器であっても飽和出力は小さくてよ
いので、容易に構成することができる。
【0018】一方、移動局向アンテナ22で移動局4か
らの電波を受信した上り回線信号は、送受共用フィルタ
25、NF改善用プリアンプ26を通り、分配器27で
必要数(このシステムが使用するチャネル数n)に分配
され、n個の個別増幅器29−1〜29−nでそれぞれ
個別増幅された後、合成器28で合成され、送受共用フ
ィルタ24,基地局向アンテナ21を経て基地局に送出
される。
【0019】個別増幅器29の構成は次の通りである。
分配器27で分配された当該チャネルの上り信号は、プ
リアンプ51で増幅され、IF変換ミキサ52でIF周
波数に変換されて、IFフィルタ53で自波のみを通過
させ(個別選択され)、ミキサ54で元の周波数に変換
され、不要なローカル波をフィルタ55で除去し、高出
力アンプ56で必要なレベルまで増幅する。このような
構成にすることにより、個別増幅器29は、自波のみを
増幅すればよいので、容易に高出力増幅器を実現するこ
とができる。
【0020】また、分配器28があるため、個別増幅器
29の出力は、10log n(n=合成数)だけ低下する
が、チャネル数nが小さければ(n<8)それほどでも
ない。例として、本システムが基地局,移動局とも10
Wシステムの場合、基地局向アンテナ21からは10W
/波の電波を送出する。従って、n=8のとき、合成器
28と送受信共用フィルタ24の損失1dBを含める
と、個別増幅器29のアンプ56は100Wでよく、1
00Wの個別増幅器は容易に製作することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、下り系は経済的な共通増幅形,上り系は高出力が可
能な個別増幅形で構成することにより、性能を満足し、
かつ、経済的な中継増幅装置を得ることができるので実
用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用しようとする中継場所の説明図で
ある。
【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基地局 2 中継器 3 不感地 4 移動局 11 基地局アンテナ 21 基地局向けアンテナ 22 移動局向けアンテナ 23 下り系共通増幅器 24,25 送受信フィルタ 26 プリアンプ 27 分配器 28 合成器 29−1〜29−n 個別増幅器 51,56 増幅器 52,54 ミキサ 53,55 BPF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 彰司 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 岩下 進 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局からの距離が遠く、サービス面積
    の小さい不感地に設置される中継増幅装置であって、 基地局からの電波を中継増幅する下り増幅部と移動局か
    らの電波を中継増幅する上り増幅部とが備えられ、 前記下り増幅部は、下り回線周波数帯域の下り回線信号
    を共通増幅する1つの共通増幅器が備えられ、 前記上り増幅部は、上り回線周波数帯域の上り回線信号
    をチャネル毎に個別増幅する複数の個別増幅器が備えら
    れたことを特徴とする中継増幅装置。
JP4142497A 1997-02-12 1997-02-12 中継増幅装置 Pending JPH10224284A (ja)

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JP4142497A JPH10224284A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 中継増幅装置

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JP4142497A JPH10224284A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 中継増幅装置

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JPH10224284A true JPH10224284A (ja) 1998-08-21

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JP4142497A Pending JPH10224284A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 中継増幅装置

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