JPH10224215A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH10224215A JPH10224215A JP9023078A JP2307897A JPH10224215A JP H10224215 A JPH10224215 A JP H10224215A JP 9023078 A JP9023078 A JP 9023078A JP 2307897 A JP2307897 A JP 2307897A JP H10224215 A JPH10224215 A JP H10224215A
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 25
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 36
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/099—Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/10—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
- H03L7/101—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using an additional control signal to the controlled loop oscillator derived from a signal generated in the loop
- H03L7/102—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using an additional control signal to the controlled loop oscillator derived from a signal generated in the loop the additional signal being directly applied to the controlled loop oscillator
- H03L7/103—Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using an additional control signal to the controlled loop oscillator derived from a signal generated in the loop the additional signal being directly applied to the controlled loop oscillator the additional signal being a digital signal
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対応可能な周波数が広帯域化でき、その周波
数変動を抑えて安定化することができる半導体装置を提
供する。 【解決手段】 ローパスフィルタ201の出力を、電圧
制御発振器202〜204に入力すると共に、シュミッ
トインバータ208,209を介して補助選択回路20
7に入力してデコードした後に選択回路206に入力
し、その出力により電圧制御発振器202〜204の何
れかを選択し出力クロック213として出力する際に、
その出力クロック213と基準クロック212との位相
比較器205での位相比較の結果をローパスフィルタ2
01に入力して出力クロック213の周波数を調整する
ので、ローパスフィルタ201の出力がスイッチングレ
ベル付近で振れてもシュミットインバータ208,20
9の出力は変化せずに、安定した電圧制御発振器を選択
する。
数変動を抑えて安定化することができる半導体装置を提
供する。 【解決手段】 ローパスフィルタ201の出力を、電圧
制御発振器202〜204に入力すると共に、シュミッ
トインバータ208,209を介して補助選択回路20
7に入力してデコードした後に選択回路206に入力
し、その出力により電圧制御発振器202〜204の何
れかを選択し出力クロック213として出力する際に、
その出力クロック213と基準クロック212との位相
比較器205での位相比較の結果をローパスフィルタ2
01に入力して出力クロック213の周波数を調整する
ので、ローパスフィルタ201の出力がスイッチングレ
ベル付近で振れてもシュミットインバータ208,20
9の出力は変化せずに、安定した電圧制御発振器を選択
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数シンセサイ
ザなどの同期用信号として用いられるクロック信号を出
力する半導体装置に関するものである。
ザなどの同期用信号として用いられるクロック信号を出
力する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、周波数シンセサイザなどの同
期用信号として用いることが可能なクロック信号を発生
する半導体装置としてPLL装置がある。以下に従来の
PLL装置について説明する。
期用信号として用いることが可能なクロック信号を発生
する半導体装置としてPLL装置がある。以下に従来の
PLL装置について説明する。
【0003】図12(a)は従来のPLL装置の構成を
示すブロック図である。図12(a)において、120
1はローパスフィルタ、1205は基準クロックの逓倍
率の調整及び2つの入力クロックの位相を比較する位相
比較器、1212は基準クロック、1213は同期用信
号として用いることが可能なクロック信号となる出力ク
ロック、1214は電圧によって発振信号出力の周波数
を制御することのできる電圧制御発振器(以下、VCO
と略称する)である。
示すブロック図である。図12(a)において、120
1はローパスフィルタ、1205は基準クロックの逓倍
率の調整及び2つの入力クロックの位相を比較する位相
比較器、1212は基準クロック、1213は同期用信
号として用いることが可能なクロック信号となる出力ク
ロック、1214は電圧によって発振信号出力の周波数
を制御することのできる電圧制御発振器(以下、VCO
と略称する)である。
【0004】また、VCO1214の出力信号は出力ク
ロック1213として用いると同時に位相比較器120
5に入力する。さらに基準クロック1212も位相比較
器1205に入力することで、この位相比較器1205
は、2つの位相の差を検出し、その検出結果である位相
差信号をローパスフィルタ1201に入力し、ローパス
フィルタ1201から電圧制御発振器に入力する電圧信
号の電圧値を制御する構成となっている。
ロック1213として用いると同時に位相比較器120
5に入力する。さらに基準クロック1212も位相比較
器1205に入力することで、この位相比較器1205
は、2つの位相の差を検出し、その検出結果である位相
差信号をローパスフィルタ1201に入力し、ローパス
フィルタ1201から電圧制御発振器に入力する電圧信
号の電圧値を制御する構成となっている。
【0005】以上のように構成された従来のPLL装置
について、その動作を以下に説明する。図12(b)に
VCO1214の動作特性を表すグラフを示す。横軸を
VCO1214の発振周波数の調整のための制御電圧
(ローパスフィルタ1201の出力電圧)、縦軸を図1
2(a)における出力クロック1213の出力周波数と
すると、制御電圧を調節することにより、所望のVCO
の出力周波数を得ることができる。VCO1214は、
ローパスフィルタ1201の出力電圧に対応した周波数
で発振する。VCO1214の出力クロック1213と
基準クロック1212は位相比較器1205に入力さ
れ、位相の差を検出する。
について、その動作を以下に説明する。図12(b)に
VCO1214の動作特性を表すグラフを示す。横軸を
VCO1214の発振周波数の調整のための制御電圧
(ローパスフィルタ1201の出力電圧)、縦軸を図1
2(a)における出力クロック1213の出力周波数と
すると、制御電圧を調節することにより、所望のVCO
の出力周波数を得ることができる。VCO1214は、
ローパスフィルタ1201の出力電圧に対応した周波数
で発振する。VCO1214の出力クロック1213と
基準クロック1212は位相比較器1205に入力さ
れ、位相の差を検出する。
【0006】まず、基準クロック1212の方がVCO
1214の出力クロック1213よりも位相が進んでい
る場合について説明する。位相比較器1205の出力は
位相の差に応じた時間だけハイレベル(以下、High
と略す)を出力し、ローパスフィルタ1201を介しV
CO1214への入力電圧を上昇させる。このVCO1
214の入力電圧が上昇することにより、出力クロック
1213の周波数が高くなり、出力クロック1213と
基準クロック1212との位相の差がなくなる。
1214の出力クロック1213よりも位相が進んでい
る場合について説明する。位相比較器1205の出力は
位相の差に応じた時間だけハイレベル(以下、High
と略す)を出力し、ローパスフィルタ1201を介しV
CO1214への入力電圧を上昇させる。このVCO1
214の入力電圧が上昇することにより、出力クロック
1213の周波数が高くなり、出力クロック1213と
基準クロック1212との位相の差がなくなる。
【0007】次に、基準クロック1212の方がVCO
1214の出力クロック1213よりも位相が遅れてい
る場合について説明する。位相比較器1205の出力は
位相の差に応じた時間だけローレベル(以下、Lowと
略す)を出力し、ローパスフィルタ1201を介しVC
O1214への入力電圧を下降させる。このVCO12
14の入力電圧が下降することにより、出力クロック1
213の周波数が低くなる。従って、PLL装置全体と
して基準クロックと位相の合ったクロックを安定に出力
することができる。
1214の出力クロック1213よりも位相が遅れてい
る場合について説明する。位相比較器1205の出力は
位相の差に応じた時間だけローレベル(以下、Lowと
略す)を出力し、ローパスフィルタ1201を介しVC
O1214への入力電圧を下降させる。このVCO12
14の入力電圧が下降することにより、出力クロック1
213の周波数が低くなる。従って、PLL装置全体と
して基準クロックと位相の合ったクロックを安定に出力
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の半導体装置であるPLL装置では、広帯域の
周波数に対応できるようにするためには、VCO121
4を、その制御電圧の少しの変化に対して出力周波数が
大きく変化するような構成とする必要がある。
うな従来の半導体装置であるPLL装置では、広帯域の
周波数に対応できるようにするためには、VCO121
4を、その制御電圧の少しの変化に対して出力周波数が
大きく変化するような構成とする必要がある。
【0009】例えば、図12(c)で、グラフ1221
は低域から高域までの広帯域の周波数に対応できるVC
Oの特性であり、グラフ1220は低域周波数のみに対
応できるVCOの特性である。ここに示すように、グラ
フ1220よりもグラフ1221のような特性を示すV
COにすることによって、広帯域の周波数で用いること
ができるが、その場合、ローパスフィルタの出力電圧が
同じ△Vだけ振れた場合、VCOの出力周波数は、グラ
フ1220では△F1だけ振れるのに対して、グラフ1
221では△F2振れるので(△F2>△F1)、広帯
域の回路ほど出力信号に大きな周波数変動が発生してし
まうという問題点を有していた。
は低域から高域までの広帯域の周波数に対応できるVC
Oの特性であり、グラフ1220は低域周波数のみに対
応できるVCOの特性である。ここに示すように、グラ
フ1220よりもグラフ1221のような特性を示すV
COにすることによって、広帯域の周波数で用いること
ができるが、その場合、ローパスフィルタの出力電圧が
同じ△Vだけ振れた場合、VCOの出力周波数は、グラ
フ1220では△F1だけ振れるのに対して、グラフ1
221では△F2振れるので(△F2>△F1)、広帯
域の回路ほど出力信号に大きな周波数変動が発生してし
まうという問題点を有していた。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、従来に比べて対応可能な周波数をより広帯域化す
ることができるとともに、その帯域内の任意の周波数を
有する出力信号に対して、その周波数変動を抑えて出力
周波数を従来よりもさらに安定化することができる半導
体装置を提供する。
ので、従来に比べて対応可能な周波数をより広帯域化す
ることができるとともに、その帯域内の任意の周波数を
有する出力信号に対して、その周波数変動を抑えて出力
周波数を従来よりもさらに安定化することができる半導
体装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の半導体装置は、ローパスフィルタからの
電圧信号を、複数の電圧制御発振器に入力すると共に、
シュミットインバータを介して選択信号として選択回路
に入力し、その選択信号により複数の電圧制御発振器の
何れかの発振信号を選択しクロック信号として出力する
際に、その出力クロックと基準クロックとの位相比較器
での位相比較により得られた位相差信号をローパスフィ
ルタに入力してクロック信号の周波数を調整するので、
ローパスフィルタからの電圧信号がスイッチングレベル
付近で振れてもシュミットインバータからの選択信号は
変化せずに、安定した状態で電圧制御発振器の選択を可
能とすることを特徴とする。
めに、本発明の半導体装置は、ローパスフィルタからの
電圧信号を、複数の電圧制御発振器に入力すると共に、
シュミットインバータを介して選択信号として選択回路
に入力し、その選択信号により複数の電圧制御発振器の
何れかの発振信号を選択しクロック信号として出力する
際に、その出力クロックと基準クロックとの位相比較器
での位相比較により得られた位相差信号をローパスフィ
ルタに入力してクロック信号の周波数を調整するので、
ローパスフィルタからの電圧信号がスイッチングレベル
付近で振れてもシュミットインバータからの選択信号は
変化せずに、安定した状態で電圧制御発振器の選択を可
能とすることを特徴とする。
【0012】以上により、従来に比べて対応可能な周波
数をより広帯域化することができるとともに、その帯域
内の任意の周波数を有する出力信号に対して、その周波
数変動を抑えて出力周波数を従来よりもさらに安定化す
ることができる。
数をより広帯域化することができるとともに、その帯域
内の任意の周波数を有する出力信号に対して、その周波
数変動を抑えて出力周波数を従来よりもさらに安定化す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の半導体
装置は、システム内の同期用信号として用いられるクロ
ック信号を出力する半導体装置において、高周波数の信
号を発振する高周波数用電圧制御発振器と、低周波数の
信号を発振する低周波数用電圧制御発振器と、前記高周
波数用および低周波数用の2種類の電圧制御発振器から
の発振信号の一方を選択し、その発振信号を前記クロッ
ク信号として出力する選択回路と、前記選択回路からの
出力クロックと基準クロックとの位相を比較し、その位
相差に対応する信号を出力する位相比較器と、前記位相
比較器からの位相差信号に基づいて、前記2種類の電圧
制御発振器からの各発振信号の周波数を制御するための
電圧信号を出力するローパスフィルタと、前記ローパス
フィルタからの電圧信号に基づいて、選択回路による前
記選択のための選択信号を出力するシュミットインバー
タとを備えた構成とする。
装置は、システム内の同期用信号として用いられるクロ
ック信号を出力する半導体装置において、高周波数の信
号を発振する高周波数用電圧制御発振器と、低周波数の
信号を発振する低周波数用電圧制御発振器と、前記高周
波数用および低周波数用の2種類の電圧制御発振器から
の発振信号の一方を選択し、その発振信号を前記クロッ
ク信号として出力する選択回路と、前記選択回路からの
出力クロックと基準クロックとの位相を比較し、その位
相差に対応する信号を出力する位相比較器と、前記位相
比較器からの位相差信号に基づいて、前記2種類の電圧
制御発振器からの各発振信号の周波数を制御するための
電圧信号を出力するローパスフィルタと、前記ローパス
フィルタからの電圧信号に基づいて、選択回路による前
記選択のための選択信号を出力するシュミットインバー
タとを備えた構成とする。
【0014】請求項2に記載の半導体装置は、システム
内の同期用信号として用いられるクロック信号を出力す
る半導体装置において、互いに周波数帯域が異なる信号
を発振する複数の電圧制御発振器と、前記複数の電圧制
御発振器からの発振信号のいずれかを選択し、その発振
信号を前記クロック信号として出力する選択回路と、前
記選択回路からの出力クロックと基準クロックとの位相
を比較し、その位相差に対応する信号を出力する位相比
較器と、前記位相比較器からの位相差信号に基づいて、
前記複数の電圧制御発振器からの各発振信号の周波数を
制御するための電圧信号を出力するローパスフィルタ
と、電圧制御発振器の種類がN(Nは自然数)である場
合に(Nー1)個設けられ、前記ローパスフィルタから
の電圧信号に基づいて、選択回路による前記選択のため
の異なる選択信号をそれぞれ出力するシュミットインバ
ータと、前記(Nー1)個のシュミットインバータから
の選択信号のいずれかを選択し、その選択信号によって
選択回路による前記選択を制御する補助選択回路とを備
えた構成とする。
内の同期用信号として用いられるクロック信号を出力す
る半導体装置において、互いに周波数帯域が異なる信号
を発振する複数の電圧制御発振器と、前記複数の電圧制
御発振器からの発振信号のいずれかを選択し、その発振
信号を前記クロック信号として出力する選択回路と、前
記選択回路からの出力クロックと基準クロックとの位相
を比較し、その位相差に対応する信号を出力する位相比
較器と、前記位相比較器からの位相差信号に基づいて、
前記複数の電圧制御発振器からの各発振信号の周波数を
制御するための電圧信号を出力するローパスフィルタ
と、電圧制御発振器の種類がN(Nは自然数)である場
合に(Nー1)個設けられ、前記ローパスフィルタから
の電圧信号に基づいて、選択回路による前記選択のため
の異なる選択信号をそれぞれ出力するシュミットインバ
ータと、前記(Nー1)個のシュミットインバータから
の選択信号のいずれかを選択し、その選択信号によって
選択回路による前記選択を制御する補助選択回路とを備
えた構成とする。
【0015】請求項3に記載の半導体装置は、システム
内の同期用信号として用いられるクロック信号を出力す
る半導体装置において、互いに周波数帯域が異なる信号
を発振する複数の電圧制御発振器と、前記複数の電圧制
御発振器からの発振信号のいずれかを選択し、その発振
信号を前記クロック信号として出力する選択回路と、前
記選択回路からの出力クロックと基準クロックとの位相
を比較し、その位相差に対応する信号を出力する位相比
較器と、前記位相比較器からの位相差信号に基づいて、
前記複数の電圧制御発振器からの各発振信号の周波数を
制御するための電圧信号を出力するローパスフィルタ
と、前記ローパスフィルタからの電圧信号に基づいて、
選択回路による前記選択のための選択信号を出力するシ
ュミットインバータと、電圧制御発振器の種類がN(N
は自然数)である場合に(Nー1)個設けられ、かつ互
いにスイッチングレベルが異なり、前記ローパスフィル
タからの電圧信号に基づいて、シュミットインバータか
ら出力される前記選択信号とは別の異なる選択信号をそ
れぞれ出力するインバータと、前記シュミットインバー
タからの選択信号と前記(Nー1)個のインバータから
の選択信号とを、任意の繰り返し周期を有するクロック
信号から得られる一定周期毎に順次出力し、その選択信
号によって選択回路による前記選択を制御する補助選択
回路とを備えた構成とする。
内の同期用信号として用いられるクロック信号を出力す
る半導体装置において、互いに周波数帯域が異なる信号
を発振する複数の電圧制御発振器と、前記複数の電圧制
御発振器からの発振信号のいずれかを選択し、その発振
信号を前記クロック信号として出力する選択回路と、前
記選択回路からの出力クロックと基準クロックとの位相
を比較し、その位相差に対応する信号を出力する位相比
較器と、前記位相比較器からの位相差信号に基づいて、
前記複数の電圧制御発振器からの各発振信号の周波数を
制御するための電圧信号を出力するローパスフィルタ
と、前記ローパスフィルタからの電圧信号に基づいて、
選択回路による前記選択のための選択信号を出力するシ
ュミットインバータと、電圧制御発振器の種類がN(N
は自然数)である場合に(Nー1)個設けられ、かつ互
いにスイッチングレベルが異なり、前記ローパスフィル
タからの電圧信号に基づいて、シュミットインバータか
ら出力される前記選択信号とは別の異なる選択信号をそ
れぞれ出力するインバータと、前記シュミットインバー
タからの選択信号と前記(Nー1)個のインバータから
の選択信号とを、任意の繰り返し周期を有するクロック
信号から得られる一定周期毎に順次出力し、その選択信
号によって選択回路による前記選択を制御する補助選択
回路とを備えた構成とする。
【0016】請求項4に記載の半導体装置は、システム
内の同期用信号として用いられるクロック信号を出力す
る半導体装置において、互いに周波数帯域が異なる信号
を発振する複数の電圧制御発振器と、前記複数の電圧制
御発振器からの発振信号のいずれかを選択し、その発振
信号を前記クロック信号として出力する選択回路と、前
記選択回路からの出力クロックと基準クロックとの位相
を比較し、その位相差に対応する信号を出力する位相比
較器と、前記位相比較器からの位相差信号に基づいて、
前記複数の電圧制御発振器からの各発振信号の周波数を
制御するための電圧信号を出力するローパスフィルタ
と、電圧制御発振器の種類がN(Nは自然数)である場
合に(Nー1)個設けられ、それらへの入力信号に基づ
いて、選択回路による前記選択のための異なる選択信号
をそれぞれ出力するシュミットインバータと、前記(N
ー1)個のシュミットインバータへの各入力信号とし
て、前記ローパスフィルタからの電圧信号を一定時間だ
け任意の電圧またはグランド電位を有する電源に切り替
えるスイッチと、前記(Nー1)個のシュミットインバ
ータからの選択信号を、任意の繰り返し周期を有するク
ロック信号から得られる一定周期毎に順次出力し、その
選択信号によって、選択回路による前記選択を制御する
とともに、スイッチによる前記切り替えを制御する補助
選択回路とを備えた構成とする。
内の同期用信号として用いられるクロック信号を出力す
る半導体装置において、互いに周波数帯域が異なる信号
を発振する複数の電圧制御発振器と、前記複数の電圧制
御発振器からの発振信号のいずれかを選択し、その発振
信号を前記クロック信号として出力する選択回路と、前
記選択回路からの出力クロックと基準クロックとの位相
を比較し、その位相差に対応する信号を出力する位相比
較器と、前記位相比較器からの位相差信号に基づいて、
前記複数の電圧制御発振器からの各発振信号の周波数を
制御するための電圧信号を出力するローパスフィルタ
と、電圧制御発振器の種類がN(Nは自然数)である場
合に(Nー1)個設けられ、それらへの入力信号に基づ
いて、選択回路による前記選択のための異なる選択信号
をそれぞれ出力するシュミットインバータと、前記(N
ー1)個のシュミットインバータへの各入力信号とし
て、前記ローパスフィルタからの電圧信号を一定時間だ
け任意の電圧またはグランド電位を有する電源に切り替
えるスイッチと、前記(Nー1)個のシュミットインバ
ータからの選択信号を、任意の繰り返し周期を有するク
ロック信号から得られる一定周期毎に順次出力し、その
選択信号によって、選択回路による前記選択を制御する
とともに、スイッチによる前記切り替えを制御する補助
選択回路とを備えた構成とする。
【0017】これらの構成によると、ローパスフィルタ
からの電圧信号を、複数の電圧制御発振器に入力すると
共に、シュミットインバータを介して選択信号として選
択回路に入力し、その選択信号により複数の電圧制御発
振器の何れかの発振信号を選択しクロック信号として出
力する際に、その出力クロックと基準クロックとの位相
比較器での位相比較により得られた位相差信号をローパ
スフィルタに入力してクロック信号の周波数を調整する
ので、ローパスフィルタからの電圧信号がスイッチング
レベル付近で振れてもシュミットインバータからの選択
信号は変化せずに、安定した状態で電圧制御発振器の選
択を可能とする。
からの電圧信号を、複数の電圧制御発振器に入力すると
共に、シュミットインバータを介して選択信号として選
択回路に入力し、その選択信号により複数の電圧制御発
振器の何れかの発振信号を選択しクロック信号として出
力する際に、その出力クロックと基準クロックとの位相
比較器での位相比較により得られた位相差信号をローパ
スフィルタに入力してクロック信号の周波数を調整する
ので、ローパスフィルタからの電圧信号がスイッチング
レベル付近で振れてもシュミットインバータからの選択
信号は変化せずに、安定した状態で電圧制御発振器の選
択を可能とする。
【0018】以下、本発明の実施の形態を示す半導体装
置について、その一つであるPLL装置を例に挙げて、
図面を参照しながら具体的に説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
置について、その一つであるPLL装置を例に挙げて、
図面を参照しながら具体的に説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
【0019】図1(a)は本実施の形態1のPLL装置
の構成を示すブロック図である。図1(a)において、
101はローパスフィルタ、102は低周波数用VC
O、103は高周波数用VCO、105は位相比較器、
106は2種類のVCO102,103からの発振信号
のどちらか1つを選択する選択回路、108はシュミッ
トインバータ、112は基準クロック、113はシステ
ム内の同期用信号として用いられるクロック信号となる
出力クロックであり、2種類のVCO102,103と
選択回路106とシュミットインバータ108とをブロ
ックとしてVCO部114を構成している。
の構成を示すブロック図である。図1(a)において、
101はローパスフィルタ、102は低周波数用VC
O、103は高周波数用VCO、105は位相比較器、
106は2種類のVCO102,103からの発振信号
のどちらか1つを選択する選択回路、108はシュミッ
トインバータ、112は基準クロック、113はシステ
ム内の同期用信号として用いられるクロック信号となる
出力クロックであり、2種類のVCO102,103と
選択回路106とシュミットインバータ108とをブロ
ックとしてVCO部114を構成している。
【0020】また、ローパスフィルタ101の出力であ
る電圧信号を低周波数用VCO102と高周波数用VC
O103とシュミットインバータ108に入力し、これ
ら3つの出力を選択回路106に入力する。このときシ
ュミットインバータ108の出力信号は選択回路106
での選択信号として用いられ、選択回路106からは選
択された方のVCOからの発振信号が上記のクロック信
号として出力される。このとき、図1(a)のVCO部
114と図12(a)のVCO1214は同じ機能を持
つブロックであると見なすことができるので、図1
(a)も図12(a)も同じ機能をもつPLL装置であ
ると言える。VCO部114の出力信号は出力クロック
113として用いると同時に位相比較器105に入力す
る。さらに基準クロック112も位相比較器105に入
力することで、2つの位相の差を検出し、その検出結果
である位相差信号をローパスフィルタ101に入力す
る。ローパスフィルタ101の出力である電圧信号を各
電圧制御発振器102,103に入力する構成となって
いる。
る電圧信号を低周波数用VCO102と高周波数用VC
O103とシュミットインバータ108に入力し、これ
ら3つの出力を選択回路106に入力する。このときシ
ュミットインバータ108の出力信号は選択回路106
での選択信号として用いられ、選択回路106からは選
択された方のVCOからの発振信号が上記のクロック信
号として出力される。このとき、図1(a)のVCO部
114と図12(a)のVCO1214は同じ機能を持
つブロックであると見なすことができるので、図1
(a)も図12(a)も同じ機能をもつPLL装置であ
ると言える。VCO部114の出力信号は出力クロック
113として用いると同時に位相比較器105に入力す
る。さらに基準クロック112も位相比較器105に入
力することで、2つの位相の差を検出し、その検出結果
である位相差信号をローパスフィルタ101に入力す
る。ローパスフィルタ101の出力である電圧信号を各
電圧制御発振器102,103に入力する構成となって
いる。
【0021】以上のように構成されたPLL装置につい
て、その動作を以下に説明する。図1(b)は図1
(a)に示すPLL装置の動作特性をグラフにしたもの
である。グラフ120は低周波数用VCO102、グラ
フ121は高周波数用VCO103を用いた場合のグラ
フであり、横軸は図1(a)におけるローパスフィルタ
101の出力電圧、縦軸は図1(a)における出力クロ
ック113の周波数である。周波数帯域にあったVCO
を複数用いると、1種類だけのVCOを用いた場合に比
べ、特性のグラフ勾配が緩やかになるため、VCOの出
力の周波数変動を低減させることができる。
て、その動作を以下に説明する。図1(b)は図1
(a)に示すPLL装置の動作特性をグラフにしたもの
である。グラフ120は低周波数用VCO102、グラ
フ121は高周波数用VCO103を用いた場合のグラ
フであり、横軸は図1(a)におけるローパスフィルタ
101の出力電圧、縦軸は図1(a)における出力クロ
ック113の周波数である。周波数帯域にあったVCO
を複数用いると、1種類だけのVCOを用いた場合に比
べ、特性のグラフ勾配が緩やかになるため、VCOの出
力の周波数変動を低減させることができる。
【0022】いま、低周波数用VCO102から高周波
数用VCO103へ周波数F1で切り換える場合を考え
る。V1は低周波数用VCO102を用いた場合に出力
周波数がF1となるような電圧値、V2は高周波数用V
CO103を用いた場合に出力周波数がF1となるよう
な電圧値である。△Vは高周波数用VCO103を用い
た場合の安定時の出力周波数変動差分△Fに対する電圧
差分、V3はV2より△V低い値である。また、F2は
高周波数用VCO103を用いた場合に入力電圧がV3
のときの出力周波数である。いま、シュミットインバー
タ108はシュミット電圧幅がV1−V3である場合、
PLL装置は以下のように動作する。
数用VCO103へ周波数F1で切り換える場合を考え
る。V1は低周波数用VCO102を用いた場合に出力
周波数がF1となるような電圧値、V2は高周波数用V
CO103を用いた場合に出力周波数がF1となるよう
な電圧値である。△Vは高周波数用VCO103を用い
た場合の安定時の出力周波数変動差分△Fに対する電圧
差分、V3はV2より△V低い値である。また、F2は
高周波数用VCO103を用いた場合に入力電圧がV3
のときの出力周波数である。いま、シュミットインバー
タ108はシュミット電圧幅がV1−V3である場合、
PLL装置は以下のように動作する。
【0023】ローパスフィルタ101からの出力は低周
波数用VCO102と高周波数用VCO103の両方に
入力され、両VCO102,103は、ローパスフィル
タ101の出力電圧に対応した周波数で発振し、それぞ
れの発振信号は選択回路106に入力される。またロー
パスフィルタ101からの出力信号をシュミットインバ
ータ108に入力し、その出力信号を、選択回路106
により両VCO102,103の発振信号を選択する際
の選択信号として用いる。このとき、シュミットインバ
ータ108の出力がLowの時には選択回路106で高
周波数用VCO103を選択し、シュミットインバータ
108の出力がHighの時には選択回路106で低周
波数用VCO102を選択する。
波数用VCO102と高周波数用VCO103の両方に
入力され、両VCO102,103は、ローパスフィル
タ101の出力電圧に対応した周波数で発振し、それぞ
れの発振信号は選択回路106に入力される。またロー
パスフィルタ101からの出力信号をシュミットインバ
ータ108に入力し、その出力信号を、選択回路106
により両VCO102,103の発振信号を選択する際
の選択信号として用いる。このとき、シュミットインバ
ータ108の出力がLowの時には選択回路106で高
周波数用VCO103を選択し、シュミットインバータ
108の出力がHighの時には選択回路106で低周
波数用VCO102を選択する。
【0024】いま、図1(b)を用いると、2つのVC
O102,103の選択遷移は以下のようになる。ま
ず、ローパスフィルタ101の出力電圧が0Vとする
と、シュミットインバータ108の出力はHighにな
り、選択回路106は低周波数用VCO102を選択し
ている。ローパスフィルタ101の出力電圧が0Vから
高くなっていくと、初めは低周波数領域であるので出力
クロック113はグラフ120に沿った特性を示す。図
1(b)中のA点に到達し、ローパスフィルタ101の
出力電圧がV1より大きくなると、シュミットインバー
タ108の出力はLowになり、選択回路106は高周
波数用VCO103を選択する。このため、出力クロッ
ク113の周波数特性は、図1(b)中のB点に移り、
グラフ121に沿った周波数特性を示す。このとき基準
クロックと位相が一致する周波数がF1であるとする場
合、A点で一旦B点に移ってしまうと高周波数用VCO
103を用いたままになり、C点で周波数はロックす
る。
O102,103の選択遷移は以下のようになる。ま
ず、ローパスフィルタ101の出力電圧が0Vとする
と、シュミットインバータ108の出力はHighにな
り、選択回路106は低周波数用VCO102を選択し
ている。ローパスフィルタ101の出力電圧が0Vから
高くなっていくと、初めは低周波数領域であるので出力
クロック113はグラフ120に沿った特性を示す。図
1(b)中のA点に到達し、ローパスフィルタ101の
出力電圧がV1より大きくなると、シュミットインバー
タ108の出力はLowになり、選択回路106は高周
波数用VCO103を選択する。このため、出力クロッ
ク113の周波数特性は、図1(b)中のB点に移り、
グラフ121に沿った周波数特性を示す。このとき基準
クロックと位相が一致する周波数がF1であるとする場
合、A点で一旦B点に移ってしまうと高周波数用VCO
103を用いたままになり、C点で周波数はロックす
る。
【0025】シュミットインバータ108の出力がHi
ghレベルからLowレベルへ変化する入力レベルはC
点の電圧よりも△V低いV3であるので、シュミットイ
ンバータ108の入力電圧がC点付近で△V振れてもシ
ュミットインバータ108の出力は安定しているため、
選択回路106の出力は、低周波数用VCO102に切
り替わることはなく、高周波数用VCO103を用いて
安定したクロックを出力する。
ghレベルからLowレベルへ変化する入力レベルはC
点の電圧よりも△V低いV3であるので、シュミットイ
ンバータ108の入力電圧がC点付近で△V振れてもシ
ュミットインバータ108の出力は安定しているため、
選択回路106の出力は、低周波数用VCO102に切
り替わることはなく、高周波数用VCO103を用いて
安定したクロックを出力する。
【0026】このように、シュミットインバータを用い
ることにより、シュミットインバータの入力電圧が振れ
ても、シュミットインバータ108の出力は変化しな
い。従って、ローパスフィルタ101の出力電圧により
高周波数用VCOが選択されたり低周波数用VCOが選
択されたりすることはなく、どちらかのVCOが安定し
て選択されるので、PLLシステムとしても安定した出
力クロック113が得られる。
ることにより、シュミットインバータの入力電圧が振れ
ても、シュミットインバータ108の出力は変化しな
い。従って、ローパスフィルタ101の出力電圧により
高周波数用VCOが選択されたり低周波数用VCOが選
択されたりすることはなく、どちらかのVCOが安定し
て選択されるので、PLLシステムとしても安定した出
力クロック113が得られる。
【0027】以上のように、高周波数用VCOと低周波
数用VCOの2種類のVCOを設け、2つのVCOを選
択回路で切り替えるようにし、その選択信号として、ロ
ーパスフィルタの出力信号をシュミットインバータに入
力し、その出力信号を用いることにより、広帯域におい
て周波数変動の少ない安定したクロックを出力すること
ができる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
数用VCOの2種類のVCOを設け、2つのVCOを選
択回路で切り替えるようにし、その選択信号として、ロ
ーパスフィルタの出力信号をシュミットインバータに入
力し、その出力信号を用いることにより、広帯域におい
て周波数変動の少ない安定したクロックを出力すること
ができる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
【0028】図2(a)は本実施の形態2のPLL装置
の構成を示すブロック図である。図2(a)において、
201はローパスフィルタ、202〜204はそれぞれ
の周波数帯域の異なる第1VCO,第2VCO,第3V
CO(第1VCO,第2VCO,第3VCOの順に対応
できる周波数領域は低い)、205は位相比較器、20
6は複数のVCO202,203,204の出力である
各発振信号から1つだけを選択する選択回路、207
は、2つのシュミットインバータ208,209の出力
である互いに異なる選択信号から一方を選択し、その選
択信号を選択回路206で認識できるような信号に変換
する補助選択回路、208,209はシュミットインバ
ータ、212は基準クロック、213はシステム内の同
期用信号として用いられるクロック信号となる出力クロ
ックであり、VCO202〜204と選択回路206と
補助選択回路207とシュミットインバータ208,2
09とをブロックとしてVCO部214を構成してい
る。
の構成を示すブロック図である。図2(a)において、
201はローパスフィルタ、202〜204はそれぞれ
の周波数帯域の異なる第1VCO,第2VCO,第3V
CO(第1VCO,第2VCO,第3VCOの順に対応
できる周波数領域は低い)、205は位相比較器、20
6は複数のVCO202,203,204の出力である
各発振信号から1つだけを選択する選択回路、207
は、2つのシュミットインバータ208,209の出力
である互いに異なる選択信号から一方を選択し、その選
択信号を選択回路206で認識できるような信号に変換
する補助選択回路、208,209はシュミットインバ
ータ、212は基準クロック、213はシステム内の同
期用信号として用いられるクロック信号となる出力クロ
ックであり、VCO202〜204と選択回路206と
補助選択回路207とシュミットインバータ208,2
09とをブロックとしてVCO部214を構成してい
る。
【0029】また、ローパスフィルタ201の出力であ
る電圧信号をVCO202〜204とシュミットインバ
ータ208〜209に入力する。シュミットインバータ
208,209の出力を補助選択回路207に入力して
デコードしてから選択回路206に入力する。さらにV
CO202〜204の出力である各発振信号も選択回路
206に入力する。このとき補助選択回路207の出力
が選択回路208での選択信号として用いられ、選択回
路206からはVCO202〜204のなかから選択さ
れたVCOの発振信号のみが出力される。
る電圧信号をVCO202〜204とシュミットインバ
ータ208〜209に入力する。シュミットインバータ
208,209の出力を補助選択回路207に入力して
デコードしてから選択回路206に入力する。さらにV
CO202〜204の出力である各発振信号も選択回路
206に入力する。このとき補助選択回路207の出力
が選択回路208での選択信号として用いられ、選択回
路206からはVCO202〜204のなかから選択さ
れたVCOの発振信号のみが出力される。
【0030】このとき、図2(a)のVCO部214と
図12(a)のVCO1214は同じ機能を持つブロッ
クであると見なすことができるので、図2(a)も図1
2(a)も同じ機能をもつPLL装置であると言える。
VCO部214の出力信号はクロック信号となる出力ク
ロック213として用いると同時に位相比較器205に
入力する。さらに基準クロック212も位相比較器20
5に入力することで、これら2つのクロック間の位相差
を検出し、その検出結果である位相差信号をローパスフ
ィルタ201に入力する。ローパスフィルタ201の出
力を各電圧制御発振器202,203,204に入力す
る構成となっている。
図12(a)のVCO1214は同じ機能を持つブロッ
クであると見なすことができるので、図2(a)も図1
2(a)も同じ機能をもつPLL装置であると言える。
VCO部214の出力信号はクロック信号となる出力ク
ロック213として用いると同時に位相比較器205に
入力する。さらに基準クロック212も位相比較器20
5に入力することで、これら2つのクロック間の位相差
を検出し、その検出結果である位相差信号をローパスフ
ィルタ201に入力する。ローパスフィルタ201の出
力を各電圧制御発振器202,203,204に入力す
る構成となっている。
【0031】このようにVCOを3個以上の複数個設け
ることにより、実施の形態1のPLL装置よりもさらに
周波数変動の少ない安定したクロック信号となる出力ク
ロックを得ることができる。
ることにより、実施の形態1のPLL装置よりもさらに
周波数変動の少ない安定したクロック信号となる出力ク
ロックを得ることができる。
【0032】以上のように構成されたPLL装置につい
て、その動作を以下に説明する。ここでは、VCOを3
個用いた場合を例に挙げて説明する。このような構成の
PLL装置についての特性を図2(b)に示す。22
0、221、222はそれぞれVCO202、203、
204を用いたときの出力周波数特性であり、順に対応
する周波数が高くなっている。VCO202からVCO
203へ周波数F1で切り替え、VCO203からVC
O204へ周波数F2で切り替えるようにする。グラフ
220上での周波数F1に対する電圧値をV1,グラフ
221上での周波数F2に対する電圧値をV3とし、V
CO203およびVCO204を用いた時の周波数変動
分に対応する電圧変動分を、それぞれ△V1,△V2と
する。グラフ221上で周波数F1に対する電圧値より
も△V1低い電圧値をV2,グラフ222上で周波数F
2に対する電圧値よりも△V2低い電圧値をV4とす
る。このとき、シュミットインバータ208のシュミッ
ト電圧値をV1−V2,シュミットインバータ209の
シュミット電圧値をV3−V4とする。
て、その動作を以下に説明する。ここでは、VCOを3
個用いた場合を例に挙げて説明する。このような構成の
PLL装置についての特性を図2(b)に示す。22
0、221、222はそれぞれVCO202、203、
204を用いたときの出力周波数特性であり、順に対応
する周波数が高くなっている。VCO202からVCO
203へ周波数F1で切り替え、VCO203からVC
O204へ周波数F2で切り替えるようにする。グラフ
220上での周波数F1に対する電圧値をV1,グラフ
221上での周波数F2に対する電圧値をV3とし、V
CO203およびVCO204を用いた時の周波数変動
分に対応する電圧変動分を、それぞれ△V1,△V2と
する。グラフ221上で周波数F1に対する電圧値より
も△V1低い電圧値をV2,グラフ222上で周波数F
2に対する電圧値よりも△V2低い電圧値をV4とす
る。このとき、シュミットインバータ208のシュミッ
ト電圧値をV1−V2,シュミットインバータ209の
シュミット電圧値をV3−V4とする。
【0033】さらに、補助選択回路207は図3のよう
な機能をもっている。今、周波数が高くなっていく場合
を考える。周波数がかなり小さい間はローパスフィルタ
201の出力はLowであるのでシュミットインバータ
208、209の出力は共にHighであり、図3に従
ってVCO202が選択されグラフ220上に沿った周
波数特性を示す。周波数がF1を超え、ローパスフィル
タ201の出力電圧がV1を超えるとシュミットインバ
ータ208の出力はHighからLowに切り替わり図
3に従ってVCO203が選択されグラフ221上に沿
った周波数特性を示す。さらに周波数がF2を越え、ロ
ーパスフィルタ201の出力がV3を越えると、シュミ
ットインバータ209の出力もHighからLowに切
り替わり、図3に従ってVCO204が選択されグラフ
222上に沿った周波数特性を示す。また、高い周波数
から小さくなっていく場合も同様に考えることができ
る。
な機能をもっている。今、周波数が高くなっていく場合
を考える。周波数がかなり小さい間はローパスフィルタ
201の出力はLowであるのでシュミットインバータ
208、209の出力は共にHighであり、図3に従
ってVCO202が選択されグラフ220上に沿った周
波数特性を示す。周波数がF1を超え、ローパスフィル
タ201の出力電圧がV1を超えるとシュミットインバ
ータ208の出力はHighからLowに切り替わり図
3に従ってVCO203が選択されグラフ221上に沿
った周波数特性を示す。さらに周波数がF2を越え、ロ
ーパスフィルタ201の出力がV3を越えると、シュミ
ットインバータ209の出力もHighからLowに切
り替わり、図3に従ってVCO204が選択されグラフ
222上に沿った周波数特性を示す。また、高い周波数
から小さくなっていく場合も同様に考えることができ
る。
【0034】このようにして、複数個のVCOと複数個
のシュミットインバータを組み合わせて適切なVCO回
路を選択して用いることで、周波数変動の少ない安定し
た出力クロックを得ることができる。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
のシュミットインバータを組み合わせて適切なVCO回
路を選択して用いることで、周波数変動の少ない安定し
た出力クロックを得ることができる。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
【0035】図4(a)は本実施の形態3のPLL装置
の構成を示すブロック図である。図4(a)において、
401はローパスフィルタ、402〜404はそれぞれ
の周波数帯域の異なる第1VCO,第2VCO,第3V
CO(第1VCO,第2VCO,第3VCOの順に対応
できる周波数領域は低い)、405は位相比較器、40
6は複数のVCOの出力から1つだけを選択する選択回
路、407は、シュミットインバータと2つのインバー
タの出力である互いに異なる選択信号から1つを選択
し、その選択信号を選択回路406で認識できるような
信号に変換する補助選択回路、408はシュミットイン
バータ、410,411はインバータ、412は基準ク
ロック、413はシステムの同期用信号として用いられ
るクロック信号となる出力クロック、415は補助選択
回路407へ入力されるクロックであり、VCO40
2,403,404と選択回路406と補助選択回路4
07とシュミットインバータ408とインバータ41
0,411とクロック415とをブロックとしてVCO
部414を構成している。
の構成を示すブロック図である。図4(a)において、
401はローパスフィルタ、402〜404はそれぞれ
の周波数帯域の異なる第1VCO,第2VCO,第3V
CO(第1VCO,第2VCO,第3VCOの順に対応
できる周波数領域は低い)、405は位相比較器、40
6は複数のVCOの出力から1つだけを選択する選択回
路、407は、シュミットインバータと2つのインバー
タの出力である互いに異なる選択信号から1つを選択
し、その選択信号を選択回路406で認識できるような
信号に変換する補助選択回路、408はシュミットイン
バータ、410,411はインバータ、412は基準ク
ロック、413はシステムの同期用信号として用いられ
るクロック信号となる出力クロック、415は補助選択
回路407へ入力されるクロックであり、VCO40
2,403,404と選択回路406と補助選択回路4
07とシュミットインバータ408とインバータ41
0,411とクロック415とをブロックとしてVCO
部414を構成している。
【0036】また、ローパスフィルタ401の出力であ
る電圧信号をVCO402〜404とシュミットインバ
ータ408とインバータ410,411に入力し、シュ
ミットインバータ408及びインバータ410,411
の出力を補助選択回路407に入力する。補助選択回路
407にクロック415を入力し、そのクロック415
を用いて一定の間隔で、シュミットインバータ408と
インバータ410,411の出力である選択信号を順次
取り込み、その選択信号を選択回路406で認識できる
信号に変換したあと選択回路406に入力し、さらにV
CO402〜404の出力である発振信号も選択回路4
06に入力する。このとき補助選択回路407からの出
力が選択回路408での選択信号として用いられ、選択
回路406からはVCO402〜404のなかから選択
されたVCOの発振信号のみが出力される。このとき、
図4(a)のVCO部414と図12(a)のVCO1
214は同じ機能を持つブロックと見なすことができる
ので、図4(a)も図12(a)も同じ機能をもつPL
L装置と言える。
る電圧信号をVCO402〜404とシュミットインバ
ータ408とインバータ410,411に入力し、シュ
ミットインバータ408及びインバータ410,411
の出力を補助選択回路407に入力する。補助選択回路
407にクロック415を入力し、そのクロック415
を用いて一定の間隔で、シュミットインバータ408と
インバータ410,411の出力である選択信号を順次
取り込み、その選択信号を選択回路406で認識できる
信号に変換したあと選択回路406に入力し、さらにV
CO402〜404の出力である発振信号も選択回路4
06に入力する。このとき補助選択回路407からの出
力が選択回路408での選択信号として用いられ、選択
回路406からはVCO402〜404のなかから選択
されたVCOの発振信号のみが出力される。このとき、
図4(a)のVCO部414と図12(a)のVCO1
214は同じ機能を持つブロックと見なすことができる
ので、図4(a)も図12(a)も同じ機能をもつPL
L装置と言える。
【0037】以上のように構成されたPLL装置につい
て、その動作を以下に説明する。なお、実施の形態2と
同様に3個以上のVCOを用いて実現することができる
が、ここでもVCOを3個用いた場合を例に挙げ説明す
る。
て、その動作を以下に説明する。なお、実施の形態2と
同様に3個以上のVCOを用いて実現することができる
が、ここでもVCOを3個用いた場合を例に挙げ説明す
る。
【0038】このような構成のPLL装置についての特
性を図4(b)に示す。実施の形態2のPLL装置と同
様に、グラフ420、421、422はそれぞれVCO
402、403、404を用いたときの出力周波数特性
であり、順に対応する周波数域は高くなっている。VC
O402からVCO403へ周波数F1で切り替え、V
CO403からVCO404へ周波数F2で切り替える
ようにする。ここではグラフ420、421上での周波
数F1,F2に対する電圧値が同じV1となる場合を考
える。また、実施の形態2と同様に、グラフ421上で
の周波数F1に対する電圧値から安定時の周波数変動差
分に対する電圧差分をひいた値と、グラフ422上での
周波数F2に対する電圧値から安定時の周波数変動差分
に対する電圧差分をひいた値とを比較し、2つのうち小
さいほうをV2とする。このとき、シュミットインバー
タ408のシュミット電圧幅をV1−V2,インバータ
410、411のスイッチングレベルをそれぞれV2,
V1となるように設計する。
性を図4(b)に示す。実施の形態2のPLL装置と同
様に、グラフ420、421、422はそれぞれVCO
402、403、404を用いたときの出力周波数特性
であり、順に対応する周波数域は高くなっている。VC
O402からVCO403へ周波数F1で切り替え、V
CO403からVCO404へ周波数F2で切り替える
ようにする。ここではグラフ420、421上での周波
数F1,F2に対する電圧値が同じV1となる場合を考
える。また、実施の形態2と同様に、グラフ421上で
の周波数F1に対する電圧値から安定時の周波数変動差
分に対する電圧差分をひいた値と、グラフ422上での
周波数F2に対する電圧値から安定時の周波数変動差分
に対する電圧差分をひいた値とを比較し、2つのうち小
さいほうをV2とする。このとき、シュミットインバー
タ408のシュミット電圧幅をV1−V2,インバータ
410、411のスイッチングレベルをそれぞれV2,
V1となるように設計する。
【0039】さらに、補助選択回路407では、図5の
ような機能をもつように設計し、一定のクロック間隔で
シュミットインバータ408と2つのインバータ41
0,411の出力を取り込み、それらの出力値を選択回
路406で認識できるような信号に変換することで、選
択回路406でどのVCOを選択するかを行う構成にす
る。但し、図5において、シュミットインバータ408
とインバータ410,411の出力が全てHighであ
り、かつ既に最も周波数帯域の低いVCOが選択されて
いる場合はVCOは遷移せずそのまま最も周波数帯域の
低いVCOが選択され続ける。同様に、図5において、
シュミットインバータ408とインバータ410,41
1の出力が全てLowであり、かつ既に最も周波数帯域
の高いVCOが選択されている場合はVCOは遷移せず
そのまま最も周波数帯域の高いVCOが選択され続け
る。
ような機能をもつように設計し、一定のクロック間隔で
シュミットインバータ408と2つのインバータ41
0,411の出力を取り込み、それらの出力値を選択回
路406で認識できるような信号に変換することで、選
択回路406でどのVCOを選択するかを行う構成にす
る。但し、図5において、シュミットインバータ408
とインバータ410,411の出力が全てHighであ
り、かつ既に最も周波数帯域の低いVCOが選択されて
いる場合はVCOは遷移せずそのまま最も周波数帯域の
低いVCOが選択され続ける。同様に、図5において、
シュミットインバータ408とインバータ410,41
1の出力が全てLowであり、かつ既に最も周波数帯域
の高いVCOが選択されている場合はVCOは遷移せず
そのまま最も周波数帯域の高いVCOが選択され続け
る。
【0040】初め、ローパスフィルタ401の出力が0
Vであるとき、シュミットインバータ408とインバー
タ410,411の出力は全てHighであり、図5に
従ってVCO402が選択されている。今、周波数が大
きくなってきて、図中A点にきて、シュミットインバー
タ408の出力がLow、インバータ410,411の
出力が共にLowになった場合を考える。シュミットイ
ンバータ408の出力がLowになったことによりVC
O403(グラフ421)に遷移し、図4(b)中B点
にくる。ここで周波数がさらに大きくなっていくときは
グラフ421上を高周波数側へ移動していき、次のクロ
ックのエッジでインバータ411の出力は再びLowに
なっているので(タイミングチャートを図6に示す)、
図5に従ってVCO404(グラフ422)に遷移し、
図4(b)のC点にくる。B点にきた段階で周波数が小
さくなっていく場合には、ローパスフィルタ401の出
力はV1より低いので、次のクロックのエッジでインバ
ータ411の出力Highになっているので、選択され
るVCOはVCO403のまま変わらない(タイミング
チャートを図7に示す)。
Vであるとき、シュミットインバータ408とインバー
タ410,411の出力は全てHighであり、図5に
従ってVCO402が選択されている。今、周波数が大
きくなってきて、図中A点にきて、シュミットインバー
タ408の出力がLow、インバータ410,411の
出力が共にLowになった場合を考える。シュミットイ
ンバータ408の出力がLowになったことによりVC
O403(グラフ421)に遷移し、図4(b)中B点
にくる。ここで周波数がさらに大きくなっていくときは
グラフ421上を高周波数側へ移動していき、次のクロ
ックのエッジでインバータ411の出力は再びLowに
なっているので(タイミングチャートを図6に示す)、
図5に従ってVCO404(グラフ422)に遷移し、
図4(b)のC点にくる。B点にきた段階で周波数が小
さくなっていく場合には、ローパスフィルタ401の出
力はV1より低いので、次のクロックのエッジでインバ
ータ411の出力Highになっているので、選択され
るVCOはVCO403のまま変わらない(タイミング
チャートを図7に示す)。
【0041】逆の場合を考える。図4(b)のC点より
さらに高周波数側では、ローパスフィルタ401の出力
は電圧が高くなっているので、シュミットインバータ4
08とインバータ410,411は全てLowであり、
選択回路406ではVCO404が選択されている。図
4(b)のC点から周波数が小さくなってきて、図中D
点にきて、シュミットインバータ408の出力がHig
h、インバータ410、411の出力が共にHighに
なった場合を考える。シュミットインバータ408の出
力がHighになったことによりVCO403(グラフ
421)に遷移し、図中E点にくる。ここで周波数がさ
らに小さくなっていくときはグラフ421上を低周波数
側へ移動していき、次のクロックのエッジでインバータ
410の出力は再びHighとでるので(タイミングチ
ャートを図8に示す)、図5に従ってVCO402(グ
ラフ420)に遷移し、図4(b)中F点にくる。E点
にきた段階で周波数が大きくなっていく場合には、ロー
パスフィルタ401の出力はV2よりも大きいので、次
のクロックのエッジでインバータ410の出力はLow
とでるので、選択されるVCOはVCO403のまま変
わらない(タイミングチャートを図9に示す)。
さらに高周波数側では、ローパスフィルタ401の出力
は電圧が高くなっているので、シュミットインバータ4
08とインバータ410,411は全てLowであり、
選択回路406ではVCO404が選択されている。図
4(b)のC点から周波数が小さくなってきて、図中D
点にきて、シュミットインバータ408の出力がHig
h、インバータ410、411の出力が共にHighに
なった場合を考える。シュミットインバータ408の出
力がHighになったことによりVCO403(グラフ
421)に遷移し、図中E点にくる。ここで周波数がさ
らに小さくなっていくときはグラフ421上を低周波数
側へ移動していき、次のクロックのエッジでインバータ
410の出力は再びHighとでるので(タイミングチ
ャートを図8に示す)、図5に従ってVCO402(グ
ラフ420)に遷移し、図4(b)中F点にくる。E点
にきた段階で周波数が大きくなっていく場合には、ロー
パスフィルタ401の出力はV2よりも大きいので、次
のクロックのエッジでインバータ410の出力はLow
とでるので、選択されるVCOはVCO403のまま変
わらない(タイミングチャートを図9に示す)。
【0042】このようにして、複数個のVCOと1個の
シュミットインバータ及び2個のインバータを組み合わ
せて適切なVCO回路を選択し用いることで、周波数変
動の少ない安定した出力クロックを得ることができる。 (実施の形態4)本発明の実施の形態4の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
シュミットインバータ及び2個のインバータを組み合わ
せて適切なVCO回路を選択し用いることで、周波数変
動の少ない安定した出力クロックを得ることができる。 (実施の形態4)本発明の実施の形態4の半導体装置で
あるPLL装置を説明する。
【0043】図10(a)は本実施の形態4のPLL装
置の構成を示すブロック図である。図10(a)におい
て、1001はローパスフィルタ、1002〜1004
はそれぞれの周波数帯域の異なる第1VCO,第2VC
O,第3VCO(第1VCO,第2VCO,第3VCO
の順に対応できる周波数領域は低い)、1005は位相
比較器、1006は複数のVCO1002〜1004の
出力から1つだけを選択する選択回路、1007は、2
つのシュミットインバータの出力である互いに異なる選
択信号から1つを選択し、その選択信号を選択回路10
06で認識できるような信号に変換する補助選択回路、
1008、1009はシュミットインバータ、1012
は基準クロック、1013は出力クロック、1015は
補助選択回路1007に入力されているクロック、10
16はローパスフィルタ1001の出力と電源とを切り
換えてどちらか一方を選択するスイッチとしてのセレク
タ、1017はローパスフィルタ1001の出力とグラ
ンド電位とを切り換えてどちらか一方を選択するスイッ
チとしてのセレクタであり、VCO1002,100
3,1004と選択回路1006と補助選択回路100
7とシュミットインバータ1008,1009とクロッ
ク1015とセレクタ1016,1017とをブロック
としてVCO部1014を構成している。
置の構成を示すブロック図である。図10(a)におい
て、1001はローパスフィルタ、1002〜1004
はそれぞれの周波数帯域の異なる第1VCO,第2VC
O,第3VCO(第1VCO,第2VCO,第3VCO
の順に対応できる周波数領域は低い)、1005は位相
比較器、1006は複数のVCO1002〜1004の
出力から1つだけを選択する選択回路、1007は、2
つのシュミットインバータの出力である互いに異なる選
択信号から1つを選択し、その選択信号を選択回路10
06で認識できるような信号に変換する補助選択回路、
1008、1009はシュミットインバータ、1012
は基準クロック、1013は出力クロック、1015は
補助選択回路1007に入力されているクロック、10
16はローパスフィルタ1001の出力と電源とを切り
換えてどちらか一方を選択するスイッチとしてのセレク
タ、1017はローパスフィルタ1001の出力とグラ
ンド電位とを切り換えてどちらか一方を選択するスイッ
チとしてのセレクタであり、VCO1002,100
3,1004と選択回路1006と補助選択回路100
7とシュミットインバータ1008,1009とクロッ
ク1015とセレクタ1016,1017とをブロック
としてVCO部1014を構成している。
【0044】また、補助選択回路1007の2つの入力
のうち、シュミットインバータ1008からの出力が入
力される端子をINA、シュミットインバータ1009
からの出力が入力される端子をINBとし、補助選択回
路1007の2つの出力のうち、選択回路1006に入
力される端子をOUTA、セレクタ1016,1017
に入力される端子をOUTBとする。
のうち、シュミットインバータ1008からの出力が入
力される端子をINA、シュミットインバータ1009
からの出力が入力される端子をINBとし、補助選択回
路1007の2つの出力のうち、選択回路1006に入
力される端子をOUTA、セレクタ1016,1017
に入力される端子をOUTBとする。
【0045】また、ローパスフィルタ1001の出力で
ある電圧信号をVCO1002〜1004及びセレクタ
1016,1017に入力し、セレクタ1016,10
17の出力をそれぞれシュミットインバータ1008,
1009に入力する。その出力とクロック1015とを
補助選択回路1007のINA,INBとクロック入力
部に入力し、クロック1015のクロックに同期してI
NAとINBのデータを取り込み、補助選択回路100
7において、選択回路1006で認識できる選択信号O
UTAと、セレクタ1016,1017へのセレクタ信
号OUTBとを生成する。この2つの信号のうち、選択
信号OUTAは選択回路1006に入力され、セレクタ
信号OUTBはセレクタ1016,1017に入力され
る。VCO1002〜1004は選択回路1006に入
力され、選択回路1006からはVCO1002〜10
04のなかから選択されたVCOの出力のみが出力され
る。このとき、図10(a)のVCO部1014と図1
2(a)のVCO1214は同じ機能を持つブロックと
見なすことができるので、図10(a)も図12(a)
も同じ機能をもつPLL装置と言える。
ある電圧信号をVCO1002〜1004及びセレクタ
1016,1017に入力し、セレクタ1016,10
17の出力をそれぞれシュミットインバータ1008,
1009に入力する。その出力とクロック1015とを
補助選択回路1007のINA,INBとクロック入力
部に入力し、クロック1015のクロックに同期してI
NAとINBのデータを取り込み、補助選択回路100
7において、選択回路1006で認識できる選択信号O
UTAと、セレクタ1016,1017へのセレクタ信
号OUTBとを生成する。この2つの信号のうち、選択
信号OUTAは選択回路1006に入力され、セレクタ
信号OUTBはセレクタ1016,1017に入力され
る。VCO1002〜1004は選択回路1006に入
力され、選択回路1006からはVCO1002〜10
04のなかから選択されたVCOの出力のみが出力され
る。このとき、図10(a)のVCO部1014と図1
2(a)のVCO1214は同じ機能を持つブロックと
見なすことができるので、図10(a)も図12(a)
も同じ機能をもつPLL装置と言える。
【0046】以上のように構成されたPLL装置につい
て、その動作を以下に説明する。なお、実施の形態3と
同様に3個以上のVCOを用いて実現することができる
が、ここでも、VCOを3個用いた場合を例に挙げ説明
する。
て、その動作を以下に説明する。なお、実施の形態3と
同様に3個以上のVCOを用いて実現することができる
が、ここでも、VCOを3個用いた場合を例に挙げ説明
する。
【0047】このような構成のPLL装置についての特
性を図10(b)に示す。実施の形態3のPLL装置の
ときと同様に、グラフ1020、1021、1022は
それぞれVCO1002、1003、1004を用いた
ときの出力周波数特性であり、順に対応する周波数域は
高くなっている。VCO1002からVCO1003へ
は周波数F1で切り替え、VCO1003からVCO1
004へは周波数F2で切り替えるようにする。ここで
はグラフ1020、1021上での周波数F1,F2に
対する電圧値が同じV1となる場合を考える。また、実
施の形態3のPLL装置と同じように、グラフ1021
上での周波数F1に対する電圧値から安定時の周波数変
動差分に対する電圧差分をひいた値と、グラフ1022
上での周波数F2に対する電圧値から安定時の周波数変
動差分に対する電圧差分をひいた値とを比較し、2つの
うち小さいほうをV2とする。このとき、シュミットイ
ンバータ1008,1009のシュミット電圧幅をどち
らもV1−V2となるようにする。
性を図10(b)に示す。実施の形態3のPLL装置の
ときと同様に、グラフ1020、1021、1022は
それぞれVCO1002、1003、1004を用いた
ときの出力周波数特性であり、順に対応する周波数域は
高くなっている。VCO1002からVCO1003へ
は周波数F1で切り替え、VCO1003からVCO1
004へは周波数F2で切り替えるようにする。ここで
はグラフ1020、1021上での周波数F1,F2に
対する電圧値が同じV1となる場合を考える。また、実
施の形態3のPLL装置と同じように、グラフ1021
上での周波数F1に対する電圧値から安定時の周波数変
動差分に対する電圧差分をひいた値と、グラフ1022
上での周波数F2に対する電圧値から安定時の周波数変
動差分に対する電圧差分をひいた値とを比較し、2つの
うち小さいほうをV2とする。このとき、シュミットイ
ンバータ1008,1009のシュミット電圧幅をどち
らもV1−V2となるようにする。
【0048】さらに、補助選択回路1007では、図1
1のような機能をもつように設計し、図11に従ってセ
レクタ1016,1017も動作させる。クロック10
15に同期してシュミットインバータ1008,100
9の出力を取り込み、それらの出力値を選択回路100
6で認識できるような信号に変換し、OUTAから選択
回路1006に入力することで、選択回路1006でど
のVCOを選択するかを行う構成にする。初め、セレク
タ1016,1017ではローパスフィルタ1001の
出力が選択されている。ローパスフィルタ1001の出
力が0Vであるとき、VCO1002が選択されてい
る。今、周波数が大きくなってきて、図中A点にきて、
シュミットインバータ1008,1009の出力が共に
Lowになった場合を考える。シュミットインバータ1
008,1009の出力がLowになると制御クロック
1015に同期して選択回路1006の選択信号OUT
Aが、図11に従ってVCO1003(グラフ102
1)に遷移する信号を出し、図10(b)中B点にく
る。選択回路の選択信号OUTAが変化すると共に、補
助選択回路1007のOUTBからはセレクタ101
6,1017にセレクタ信号を送り、セレクタ1016
ではシュミットインバータ1008の入力を電源に接続
し、セレクタ1017ではシュミットインバータ100
9の入力をグランドに接続させる。
1のような機能をもつように設計し、図11に従ってセ
レクタ1016,1017も動作させる。クロック10
15に同期してシュミットインバータ1008,100
9の出力を取り込み、それらの出力値を選択回路100
6で認識できるような信号に変換し、OUTAから選択
回路1006に入力することで、選択回路1006でど
のVCOを選択するかを行う構成にする。初め、セレク
タ1016,1017ではローパスフィルタ1001の
出力が選択されている。ローパスフィルタ1001の出
力が0Vであるとき、VCO1002が選択されてい
る。今、周波数が大きくなってきて、図中A点にきて、
シュミットインバータ1008,1009の出力が共に
Lowになった場合を考える。シュミットインバータ1
008,1009の出力がLowになると制御クロック
1015に同期して選択回路1006の選択信号OUT
Aが、図11に従ってVCO1003(グラフ102
1)に遷移する信号を出し、図10(b)中B点にく
る。選択回路の選択信号OUTAが変化すると共に、補
助選択回路1007のOUTBからはセレクタ101
6,1017にセレクタ信号を送り、セレクタ1016
ではシュミットインバータ1008の入力を電源に接続
し、セレクタ1017ではシュミットインバータ100
9の入力をグランドに接続させる。
【0049】この時は、図11に従って、選択されるV
COは変化しないので、遷移したあとしばらくはそのV
CO1003を使用してPLL動作を行う。ある一定期
間が過ぎると再び、補助選択回路1007はOUTAか
ら、セレクタ1016,1017でローパスフィルタ1
001の出力が選択されるような信号を送る。ここで周
波数がさらに大きくなっていくときは、ローパスフィル
タ1001の出力はHighであるのでシュミットイン
バータ1008,1009の出力は共にLowとなり、
図11に従って1つ高周波数側のVCO1004に遷移
しグラフ1022上C点にくる。そのあとは先程と同様
に、しばらくの間はVCO1004が選択され続けるの
で遷移した直後の発振の安定化がはかられる。
COは変化しないので、遷移したあとしばらくはそのV
CO1003を使用してPLL動作を行う。ある一定期
間が過ぎると再び、補助選択回路1007はOUTAか
ら、セレクタ1016,1017でローパスフィルタ1
001の出力が選択されるような信号を送る。ここで周
波数がさらに大きくなっていくときは、ローパスフィル
タ1001の出力はHighであるのでシュミットイン
バータ1008,1009の出力は共にLowとなり、
図11に従って1つ高周波数側のVCO1004に遷移
しグラフ1022上C点にくる。そのあとは先程と同様
に、しばらくの間はVCO1004が選択され続けるの
で遷移した直後の発振の安定化がはかられる。
【0050】逆の場合を考える。初め、セレクタ101
6,1017ではローパスフィルタ1001の出力が選
択されている。ローパスフィルタ1001の出力がHi
ghであるとき、VCO1004が選択されている。
今、周波数が小さくなってきて、図中D点にきて、シュ
ミットインバータ1008,1009の出力が共にHi
ghになった場合を考える。シュミットインバータ10
08,1009の出力がHighになると、制御クロッ
ク1015に同期して選択回路1006の選択信号OU
TAが、図11に従ってVCO1003(グラフ102
1)に遷移する信号を出し、図10(b)中E点にく
る。選択回路の選択信号OUTAが変化すると共に、補
助選択回路1007のOUTBからはセレクタ101
6,1017にセレクタ信号を送り、セレクタ1016
ではシュミットインバータ1008の入力を電源に接続
し、セレクタ1017ではシュミットインバータ100
9の入力をグランドに接続させる。
6,1017ではローパスフィルタ1001の出力が選
択されている。ローパスフィルタ1001の出力がHi
ghであるとき、VCO1004が選択されている。
今、周波数が小さくなってきて、図中D点にきて、シュ
ミットインバータ1008,1009の出力が共にHi
ghになった場合を考える。シュミットインバータ10
08,1009の出力がHighになると、制御クロッ
ク1015に同期して選択回路1006の選択信号OU
TAが、図11に従ってVCO1003(グラフ102
1)に遷移する信号を出し、図10(b)中E点にく
る。選択回路の選択信号OUTAが変化すると共に、補
助選択回路1007のOUTBからはセレクタ101
6,1017にセレクタ信号を送り、セレクタ1016
ではシュミットインバータ1008の入力を電源に接続
し、セレクタ1017ではシュミットインバータ100
9の入力をグランドに接続させる。
【0051】この時は、図11に従って、選択されるV
COは変化しないので、遷移したあとしばらくはそのV
CO1003を使用してPLL動作を行う。ある一定期
間が過ぎると再び、補助選択回路1007はOUTAか
ら、セレクタ1016,1017でローパスフィルタ1
001の出力が選択されるような信号を送る。ここで周
波数がさらに小さくなっていくときは、ローパスフィル
タ1001の出力はLowであるのでシュミットインバ
ータ1008,1009の出力は共にHighとなり、
図11に従って1つ低周波数側のVCO1002に遷移
しグラフ1020上F点にくる。そのあとは先程と同様
に、しばらくの間はVCO1002が選択され続けるの
で遷移した直後の発振の安定化がはかられる。
COは変化しないので、遷移したあとしばらくはそのV
CO1003を使用してPLL動作を行う。ある一定期
間が過ぎると再び、補助選択回路1007はOUTAか
ら、セレクタ1016,1017でローパスフィルタ1
001の出力が選択されるような信号を送る。ここで周
波数がさらに小さくなっていくときは、ローパスフィル
タ1001の出力はLowであるのでシュミットインバ
ータ1008,1009の出力は共にHighとなり、
図11に従って1つ低周波数側のVCO1002に遷移
しグラフ1020上F点にくる。そのあとは先程と同様
に、しばらくの間はVCO1002が選択され続けるの
で遷移した直後の発振の安定化がはかられる。
【0052】このようにして、複数個のVCOとシュミ
ットインバータを組み合わせて適切なVCO回路を選択
し用いることで、周波数変動の少ない安定した出力クロ
ックを得ることができる。
ットインバータを組み合わせて適切なVCO回路を選択
し用いることで、周波数変動の少ない安定した出力クロ
ックを得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ローパス
フィルタからの電圧信号を、複数の電圧制御発振器に入
力すると共に、シュミットインバータを介して選択信号
として選択回路に入力し、その選択信号により複数の電
圧制御発振器の何れかの発振信号を選択しクロック信号
として出力する際に、その出力クロックと基準クロック
との位相比較器での位相比較により得られた位相差信号
をローパスフィルタに入力してクロック信号の周波数を
調整するので、ローパスフィルタからの電圧信号がスイ
ッチングレベル付近で振れてもシュミットインバータか
らの選択信号は変化せずに、安定した状態で電圧制御発
振器を選択することができる。
フィルタからの電圧信号を、複数の電圧制御発振器に入
力すると共に、シュミットインバータを介して選択信号
として選択回路に入力し、その選択信号により複数の電
圧制御発振器の何れかの発振信号を選択しクロック信号
として出力する際に、その出力クロックと基準クロック
との位相比較器での位相比較により得られた位相差信号
をローパスフィルタに入力してクロック信号の周波数を
調整するので、ローパスフィルタからの電圧信号がスイ
ッチングレベル付近で振れてもシュミットインバータか
らの選択信号は変化せずに、安定した状態で電圧制御発
振器を選択することができる。
【0054】そのため、従来に比べて対応可能な周波数
をより広帯域化することができるとともに、その帯域内
の任意の周波数を有する出力信号に対して、その周波数
変動を抑えて出力周波数を従来よりもさらに安定化する
ことができる。
をより広帯域化することができるとともに、その帯域内
の任意の周波数を有する出力信号に対して、その周波数
変動を抑えて出力周波数を従来よりもさらに安定化する
ことができる。
【0055】その結果、上記の効果を有する装置をPL
L装置としてシステムに組み込むことで、そのシステム
内でより安定したシステムクロックを供給することがで
き、当該システムの動作もさらに安定化するとともに、
単一のシステム内での対応周波数をより広帯域化するよ
うに設計することができる。
L装置としてシステムに組み込むことで、そのシステム
内でより安定したシステムクロックを供給することがで
き、当該システムの動作もさらに安定化するとともに、
単一のシステム内での対応周波数をより広帯域化するよ
うに設計することができる。
【図1】本発明の実施の形態1のPLL装置の構成図及
び動作特性図
び動作特性図
【図2】本発明の実施の形態2のPLL装置の構成図及
び動作特性図
び動作特性図
【図3】同実施の形態2での補助選択回路と選択回路の
動作説明図
動作説明図
【図4】本発明の実施の形態3のPLL装置の構成図及
び動作特性図
び動作特性図
【図5】同実施の形態3での補助選択回路の動作説明図
【図6】同実施の形態3での補助選択回路と選択回路の
タイミングチャート
タイミングチャート
【図7】同実施の形態3での補助選択回路と選択回路の
別のタイミングチャート
別のタイミングチャート
【図8】同実施の形態3での補助選択回路と選択回路の
また別のタイミングチャート
また別のタイミングチャート
【図9】同実施の形態3での補助選択回路と選択回路の
更に別のタイミングチャート
更に別のタイミングチャート
【図10】本発明の実施の形態4のPLL装置の構成図
及び動作特性図
及び動作特性図
【図11】同実施の形態4での補助選択回路の動作説明
図
図
【図12】従来のPLL装置の構成図及び動作特性図
101 ローパスフィルタ 102 低周波数用VCO 103 高周波数用VCO 105 位相比較器 106 選択回路 108 シュミットインバータ 112 基準クロック 113 出力クロック 114 VCO部 120,121 出力周波数特性 201 ローパスフィルタ 202 第1VCO 203 第2VCO 204 第3VCO 205 位相比較器 206 選択回路 207 補助選択回路 208,209 シュミットインバータ 212 基準クロック 213 出力クロック 214 VCO部 220,221,222 出力周波数特性 401 ローパスフィルタ 402 第1VCO 403 第2VCO 404 第3VCO 405 位相比較器 406 選択回路 407 補助選択回路 408 シュミットインバータ 410,411 インバータ 412 基準クロック 413 出力クロック 414 VCO部 415 クロック 420,421,422 出力周波数特性 1001 ローパスフィルタ 1002 第1VCO 1003 第2VCO 1004 第3VCO 1005 位相比較器 1006 選択回路 1007 補助選択回路 1008,1009 シュミットインバータ 1012 基準クロック 1013 出力クロック 1014 VCO部 1015 クロック 1016,1017 セレクタ 1020,1021,1022 出力周波数特性 1201 ローパスフィルタ 1205 位相比較器 1212 基準クロック 1213 出力クロック 1214 VCO部 1220,1221 出力周波数特性
Claims (4)
- 【請求項1】 システム内の同期用信号として用いられ
るクロック信号を出力する半導体装置において、高周波
数の信号を発振する高周波数用電圧制御発振器と、低周
波数の信号を発振する低周波数用電圧制御発振器と、前
記高周波数用および低周波数用の2種類の電圧制御発振
器からの発振信号の一方を選択し、その発振信号を前記
クロック信号として出力する選択回路と、前記選択回路
からの出力クロックと基準クロックとの位相を比較し、
その位相差に対応する信号を出力する位相比較器と、前
記位相比較器からの位相差信号に基づいて、前記2種類
の電圧制御発振器からの各発振信号の周波数を制御する
ための電圧信号を出力するローパスフィルタと、前記ロ
ーパスフィルタからの電圧信号に基づいて、選択回路に
よる前記選択のための選択信号を出力するシュミットイ
ンバータとを備えた半導体装置。 - 【請求項2】 システム内の同期用信号として用いられ
るクロック信号を出力する半導体装置において、互いに
周波数帯域が異なる信号を発振する複数の電圧制御発振
器と、前記複数の電圧制御発振器からの発振信号のいず
れかを選択し、その発振信号を前記クロック信号として
出力する選択回路と、前記選択回路からの出力クロック
と基準クロックとの位相を比較し、その位相差に対応す
る信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器からの
位相差信号に基づいて、前記複数の電圧制御発振器から
の各発振信号の周波数を制御するための電圧信号を出力
するローパスフィルタと、電圧制御発振器の種類がN
(Nは自然数)である場合に(Nー1)個設けられ、前
記ローパスフィルタからの電圧信号に基づいて、選択回
路による前記選択のための異なる選択信号をそれぞれ出
力するシュミットインバータと、前記(Nー1)個のシ
ュミットインバータからの選択信号のいずれかを選択
し、その選択信号によって選択回路による前記選択を制
御する補助選択回路とを備えた半導体装置。 - 【請求項3】 システム内の同期用信号として用いられ
るクロック信号を出力する半導体装置において、互いに
周波数帯域が異なる信号を発振する複数の電圧制御発振
器と、前記複数の電圧制御発振器からの発振信号のいず
れかを選択し、その発振信号を前記クロック信号として
出力する選択回路と、前記選択回路からの出力クロック
と基準クロックとの位相を比較し、その位相差に対応す
る信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器からの
位相差信号に基づいて、前記複数の電圧制御発振器から
の各発振信号の周波数を制御するための電圧信号を出力
するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタからの
電圧信号に基づいて、選択回路による前記選択のための
選択信号を出力するシュミットインバータと、電圧制御
発振器の種類がN(Nは自然数)である場合に(Nー
1)個設けられ、かつ互いにスイッチングレベルが異な
り、前記ローパスフィルタからの電圧信号に基づいて、
シュミットインバータから出力される前記選択信号とは
別の異なる選択信号をそれぞれ出力するインバータと、
前記シュミットインバータからの選択信号と前記(Nー
1)個のインバータからの選択信号とを、任意の繰り返
し周期を有するクロック信号から得られる一定周期毎に
順次出力し、その選択信号によって選択回路による前記
選択を制御する補助選択回路とを備えた半導体装置。 - 【請求項4】 システム内の同期用信号として用いられ
るクロック信号を出力する半導体装置において、互いに
周波数帯域が異なる信号を発振する複数の電圧制御発振
器と、前記複数の電圧制御発振器からの発振信号のいず
れかを選択し、その発振信号を前記クロック信号として
出力する選択回路と、前記選択回路からの出力クロック
と基準クロックとの位相を比較し、その位相差に対応す
る信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器からの
位相差信号に基づいて、前記複数の電圧制御発振器から
の各発振信号の周波数を制御するための電圧信号を出力
するローパスフィルタと、電圧制御発振器の種類がN
(Nは自然数)である場合に(Nー1)個設けられ、そ
れらへの入力信号に基づいて、選択回路による前記選択
のための異なる選択信号をそれぞれ出力するシュミット
インバータと、前記(Nー1)個のシュミットインバー
タへの各入力信号として、前記ローパスフィルタからの
電圧信号を一定時間だけ任意の電圧またはグランド電位
を有する電源に切り替えるスイッチと、前記(Nー1)
個のシュミットインバータからの選択信号を、任意の繰
り返し周期を有するクロック信号から得られる一定周期
毎に順次出力し、その選択信号によって、選択回路によ
る前記選択を制御するとともに、スイッチによる前記切
り替えを制御する補助選択回路とを備えた半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9023078A JPH10224215A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9023078A JPH10224215A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10224215A true JPH10224215A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12100390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9023078A Pending JPH10224215A (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10224215A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6628739B1 (en) | 1998-12-28 | 2003-09-30 | Nec Corporation | Digital phase lock loop circuit |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP9023078A patent/JPH10224215A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6628739B1 (en) | 1998-12-28 | 2003-09-30 | Nec Corporation | Digital phase lock loop circuit |
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