JPH10224208A - データ変換回路及びこれを用いた同期式論理回路 - Google Patents

データ変換回路及びこれを用いた同期式論理回路

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JPH10224208A
JPH10224208A JP9021753A JP2175397A JPH10224208A JP H10224208 A JPH10224208 A JP H10224208A JP 9021753 A JP9021753 A JP 9021753A JP 2175397 A JP2175397 A JP 2175397A JP H10224208 A JPH10224208 A JP H10224208A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック信号線およびデータ線の負荷容量を
減らし、かつデータ遷移確率を低減することにより、同
期式論理回路の低消費電力化を図る。 【解決手段】 本同期式論理回路1は、データ入力端子
Dにデータ入力線が接続され、クロック入力端子Gにク
ロック信号線が接続され、データ出力端子Qにデータ出
力線が接続されている複数のラッチ回路L0 〜L7 を有
するデータ入力部3と、当該ラッチ回路L0 〜L7 のデ
ータ出力端子Qに接続されている論理演算部2とから構
成される。前記データ入力部3は、そのクロック信号の
入力段に、入力したクロック信号にもとづいて位相を順
次遅らせた複数のパルス列を生成し複数のクロック信号
線ごとに出力するパルス生成回路5が設けられている。
そして、当該パルス生成回路5からの複数のクロック信
号線それぞれに対し、前記ラッチ回路L0 〜L7 が一つ
ずつ接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時系列な入力デー
タから所定ビット幅で所定数の並列データを出力させる
データ変換回路に関する。また、本発明は、このデータ
変換回路を用いる複数入力の同期式論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の論理回路では、その入力段にシフ
トレジスタ構成のデータ入力部を具備するものが知られ
ている。これは、複数の入力データが時系列に入力され
る場合、その入力データ列を演算部に適合させた入力形
式、即ち所定ビット数で所定数の並列データに分岐させ
ながら演算部に送る必要があるからである。
【0003】図4は、この従来の論理回路の一構成例と
して、同期式平均値回路のブロック図を示す。ここに例
示した同期式平均値回路10は、8ビットの入力データ
を8個(8バイト)入力し、その平均値を演算により求
めて出力する論理回路である。この同期式平均値回路1
0は、論理演算部としての平均値回路11と、データ入
力部としてのシフトレジスタ12とから構成されてい
る。シフトレジスタ12は、それぞれ8ビットのデータ
を一時記憶する単位レジスタUR0 〜UR7 により構成
されている。単位レジスタUR0 〜UR7 それぞれは、
特に図示しないが、8個のフリップフロップにより構成
されている。初段の単位レジスタUR0 のデータ入力端
子に入力データ線が接続され、単位レジスタUR0 のデ
ータ出力端子に次段の単位レジスタUR1 のデータ入力
端子が接続されている。同様に、単位レジスタUR1 の
データ出力端子が次段の単位レジスタUR2 データ入力
端子に接続され、このような接続が隣接する単位レジス
タ間で繰り返されて、8個の単位レジスタUR0 〜UR
7 が直列に接続されている。この8個の単位レジスタU
R0 〜UR7 の段間の7つの接続ノードと最終段の単位
レジスタUR7 のデータ出力端子は、それぞれデータ出
力線に接続され、これらのデータ出力線に平均値回路1
1の入力端子が接続されている。各単位レジスタUR0
〜UR7 のクロック入力端子には、共通なクロック信号
線が接続されている。また、特に図示しないが、平均値
回路11にも上記共通なクロック信号線が接続されてい
る。
【0004】このような構成の同期式平均値回路10で
は、データ入力線にデータが入力されクロック信号線に
クロック信号が供給されると、シフトレジスタ12内を
入力されたデータが順次送られていく。これにともなっ
て、入力側のデータ出力線から順にデータが現れ始め、
8バイトのデータがシフトレジスタ12内に保持された
時点以降は全てのデータ出力線にデータが現れるように
なる。平均値回路11は、この全てのデータ出力線にデ
ータが現れるときからのデータを入力データとして受け
付け始める。入力データが8バイト揃った時点で、平均
値回路11は、この入力データから、内蔵した所定の論
理回路を用いて平均値を算出し出力する。続けてデータ
が入力される場合には、同様な動作を繰り返して平均値
を順次算出し出力する。データ入力がなくると、最初の
データ出力線にデータが現れなくなるので、その時点で
データの受け付けを終了する。なお、実際の平均値回路
11は、データ出力線にデータが現れているか否か、或
いは8ビット揃ったか否かの判断は困難なので、例えば
同期をとるためのクロック信号にもとづいて制御され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の同期式
論理回路では、データ入力部がシフトレジスタ構成であ
り、シフトレジスタの途中に設けたタップから出力され
るデータの一部しか実際の論理演算部の入力データとし
て用いられていない。このため、従来の同期式論理回路
を用いると、消費電力が必要以上に大きくなるといった
不利益を被ることは避けられない。
【0006】たとえば、図4の回路では、データ入力時
には全ての単位レジスタUR0 〜UR7 が常時動作して
いることから、データ入力部でのデータ遷移確率が高く
データ入力線の負荷容量を充放電する電力消費が大き
い。また、単位レジスタUR0〜UR7 が共通なクロッ
ク信号で駆動されていることから、クロック信号線の負
荷容量が大きく、この負荷容量を充放電するデータ入力
時の電力消費もかなり大きなものとなる。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、電力を余り消費せずに時系列な入力データから複数
の並列データを出力するデータ変換回路と、そのデータ
変換回路をデータ入力部に用いて低消費電力化を図った
同期式論理回路とを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る同
期式論理回路では、データ入力端子にデータ入力線が接
続され、クロック入力端子にクロック信号線が接続さ
れ、データ出力端子にデータ出力線が接続されている複
数の一時記憶手段を有するデータ入力部と、当該データ
入力部の複数のデータ出力線に接続されている論理演算
部とから構成されている同期式論理回路であって、前記
データ入力部は、そのクロック信号の入力段に、入力し
たクロック信号にもとづいて位相を順次遅らせた複数の
パルス列を生成し複数のクロック信号線ごとに出力する
パルス生成回路を有し、前記一時記憶手段は、クロック
入力端子に前記パルス生成回路からのクロック信号線が
それぞれ接続された複数のラッチ回路から構成されてい
る。
【0009】このような構成の同期式論理回路では、パ
ルス生成回路から位相を順次遅らせた複数のパルス列か
らなる複数のクロック信号が生成され、それぞれ独立の
クロック信号線に出力される。この独立のクロック信号
により、一時記憶手段を構成する複数のラッチ回路がそ
れぞれ駆動され、ラッチ回路の規模に応じた所定ビット
数の入力データが、各ラッチ回路のデータ出力端子から
論理演算部に順次並列に入力される。この複数のラッチ
回路は、クロックパルスの入力があるときのみ作動して
データ入力線に現れる入力データをデータ出力線に出力
し、クロックパルスの入力がないときは停止状態に保持
される。これによりデータ入力部のデータ遷移確率は、
必要最小限にまで低減される。また、各クロック信号線
には単一のラッチ回路のみ接続されていることから、ク
ロック信号線の負荷容量は極めて小さい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ変換回
路および同期式論理回路を、図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0011】図1は、本発明のデータ変換回路をデータ
入力部に有する同期式平均値回路の概略構成を示すブロ
ック図である。ここに例示した同期式平均値回路は、8
ビットの入力データを8個(8バイト)入力し、その平
均値を演算により求めて出力する論理回路である。この
同期式平均値回路1は、論理演算部としての平均値回路
2と、データ入力部3とから構成されている。データ入
力部3は、それぞれ8ビットのデータを一時記憶するラ
ッチL0 〜L7 と、各ラッチL0 〜L7 のデータ入力を
制御する転送ラッチ4と、位相の異なるクロックパルス
を生成し各ラッチL0 〜7 に供給するパルス生成回路5
とから構成されている。
【0012】転送ラッチ4のデータ入力端子Dにデータ
入力線が接続され、転送ラッチ4のデータ出力端子Qが
各ラッチL0 〜L7 のデータ入力端子Dに接続されてい
る。ラッチL0 〜L7 のデータ出力端子Qは、それぞれ
平均値回路2の入力端子に接続されている。転送ラッチ
4とパルス生成回路5は、共通なクロック入力線に接続
されている。パルス生成回路5からは8本のクロック出
力線が取り出され、各クロック出力線が各ラッチL0 〜
L7 のクロック入力端子Gに個別に接続されている。
【0013】図2(a)は、パルス生成回路14の概略
構成を示すブロック図である。このパルス生成回路5
は、前記クロック入力線からクロック信号CLKを入力
し、入力したクロック信号CLKのパルスごとにグレイ
コードで符号化されたパルス列を生成するグレイコード
カウンタ6と、このカウンタ出力を復号するデコーダ7
とから構成されている。本実施例でのグレイコードは3
ビットで足り、このグレイコードカウンタ6は3個のフ
リップフロップから構成されている。ところで、一般的
なパルス発生回路では、図3(a)に示すような、BC
D符号(binary coded decimal code) を生成するバイナ
リーカウンタ8が用いられることが多い。この場合のカ
ウンタ出力は、その隣接する符号間で変化するビット数
が2ビット、或いは自然2進数の7から8に変化すると
きでは3ビット存在する。このため、例えば各ビットを
受けもつ回路の動作遅れの不均衡等によって、図3
(b)のタイミングチャートに示すように、あるデコー
ダ出力φm にパルスを立ち上げるカウンタ出力のステー
ト遷移期間内に、他のデコーダ出力φn に動的ハザード
(dynamic hazard)が発生することがある。動的ハザード
が発生すると、後段の前記ラッチR0 〜R7 が誤動作し
前記平均値回路2に正しいデータを入力することができ
ない。これに対し、図2(a)に示す本発明のパルス生
成回路5において、グレイコードカウンタ6の出力は、
その隣接する符号間で変化するビット数が必ず1ビット
となる。この結果、上述した動的ハザードの発生を効果
的に防止することができる。
【0014】各ラッチL0 〜L7 は、例えば8個のラッ
チで構成され、クロック信号CLKの入力タイミングで
出力側へ1バイトのデータを同時に出力できる。また、
転送ラッチ4は、8個のフリップフロップにより構成さ
れている。これに対応して、前記データ入力線、転送ラ
ッチ4と各ラッチL0 〜L7 間のデータ線、及び前記デ
ータ出力線は、それぞれ8本設けられている。なお、転
送ラッチ4に関しては、データがクロック信号CLKと
同期して入力される場合、省略することができる。
【0015】このように構成された同期式論理回路1で
は、前記転送ラッチ4にクロック信号CLKとデータが
入力されると、転送ラッチ4からはクロック信号CLK
が入力される毎に8ビットのデータが次々に出力され
る。一方、同じクロック信号CLKが入力される前記パ
ルス生成回路5内では、グレイコードで符号化されたパ
ルス列が、クロック信号CLKが入力されるごとにグレ
イコードカウンタ6から出力される。このカウンタ出力
にもとづいて、デコーダの出力φ0 〜φ7 に接続された
8本のクロック信号線には、もとのクロック信号CLK
の周期ずつ順次位相がずれ孤立したクロックパルスが出
力される。上述したように、このクロックパルスの生成
と前記転送ラッチ4のデータ出力とが同一のクロック信
号CLKで制御されている。したがって、クロックパル
スによって駆動される前記ラッチL0 〜L7 は、転送ラ
ッチ4から順次出力される8ビットのデータを順序よく
取り込んで、データ出力線側に出力する。この結果、平
均値回路2のデータ入力端子には、クロック信号CLK
の8個を単位として8バイトのデータが揃い、内蔵の論
理演算回路によって、この8バイトのデータの平均値が
算出され出力される。
【0016】つぎに、本実施例の同期式論理回路1につ
いて消費電力を大まかに見積もり、図4の従来の同期式
論理回路10と比較することによって本発明による消費
電力低減の効果を具体的に考察する。
【0017】一般に、論理回路の消費電力は、クロック
信号線で定常的に消費される電力と、データ線で定常的
に消費される電力と、論理回路を構成する各ゲート内の
動作時消費電力および待機時消費電力とに大別できる。
さらに、各ゲート内の動作時消費電力は、データの遷移
確率に依存する電力(例えば各ゲートの負荷容量および
寄生容量を充放電するための電力、データのステートが
変化したときの電源から接地に向けて過渡的に流れる貫
通電流等)と、主に基板側で消費されるpn接合の逆バ
イアス電流やカットオフしているトランジスタのサブス
レッショルド電流により消費される電力等に分けること
ができる。
【0018】これらの電力のうち、全体の消費電力Pに
占める割合が高いのは、一般に、各ゲート内の貫通電流
による電力(Pdc)と、負荷容量を充放電するための電
力(Pac)である。さらに、負荷容量を充放電するため
の電力(Pac)では、クロック信号線で消費される電力
(Pck)と、データ線で消費される電力(Pdata)が支
配的である。これらの支配的な電力は、図1および図4
の論理回路のデータ入力部において、次の〔数1〕およ
び〔数2〕により表される。
【0019】
【数1】
【数2】 ここで、Σ(和)は各ゲート(図1のラッチL0 〜L7
または図4の単位レジスタUR0 〜UR7 を構成するフ
リップフロップ)についての総和を示す。また、〔数
2〕に示すクロック信号線で消費される電力(Pck[i]
)およびデータ線で消費される電力(Pdata[i] )
は、それぞれ次の〔数3〕および〔数4〕により表され
る。
【0020】
【数3】Pck[i] =f×Cck×V2
【数4】Pdata[i] =α×f×Cdata×V2 ここで、fは動作周波数(クロック周波数)、Vは電源
電圧、αはデータ遷移確率、Cckはクロック信号線の負
荷容量、Cdataはデータ線の負荷容量を示す。
【0021】上述した〔数3〕内のクロック信号線の負
荷容量Cckは、ラッチL0 〜L7 を構成する各ラッチま
たは単位レジスタUR0 〜UR7 を構成するフリップフ
ロップを一つの負荷としたときのファンイン(fan-in)数
にほぼ比例すると考えられる。いま、この一つの負荷の
負荷容量をCck0 とする。図4の従来の論理回路では、
単位レジスタUR0 〜UR7 それぞれが8個のフリップ
フロップで構成され、この全てのフリップフロップが一
本のクロック信号線で常時駆動される。しがたって、P
ck[i] ≒64fCck0 V2 となる。
【0022】これに対し、図1に示す本実施例の論理回
路1では、クロック信号線で消費される電力(Pck[i]
)は次の〔数5〕の値をとる。
【数5】 Pck[i] ≒ 8fCck0 V2 +3fCck0 V2 +8fCck0 V2 =19fCck0 V2
【0023】この〔数5〕の第1項は、ラッチL0 〜L
7 で消費される電力を示している。図1の本実施例の論
理回路1では、クロック信号により駆動されるのはラッ
チL0 〜L7 のうち一つであり、従来に比べてファンイ
ン数が実質的に1/8となり、これにともなって消費電
力も1/8に低減されている。〔数5〕の第2項および
第3項は、本発明で新たに付加される消費電力である。
第2項は、パルス生成回路5を構成する図6のグレイコ
ードカウンタ6で消費される電力であり、グレイコード
カウンタ6が3個のフリップフロップから構成されてい
ることに対応して第2項の係数が3となっている。ま
た、第3項は、図1の転送ラッチ4で消費される電力で
あり、この転送ラッチ4が8個のフリップフロップで構
成されていることに対応して第3項の係数が8となって
いる。以上より、本実施例の論理回路1のデータ入力部
においてクロック信号線で消費される電力(Pck[i] )
については、従来の約70%の電力が大幅に削減され
る。
【0024】一方、前記〔式4〕に示すデータ線で消費
される電力(Pdata[i] )に関して、本実施例のラッチ
L0 〜L7 内のデータは1/8サイクルで更新され、デ
ータ遷移確率αが1/8に低減される。この結果、ここ
での消費電力(Pdata[i] )も1/8に低減され、従来
の約88約%の電力が大幅に削減される。また、特に式
では示さないが、各ゲート内の貫通電流による電力(P
dc)もデータ遷移確率αに依存することから、この貫通
電流による電力(Pdc)も大幅に低減される。
【0025】さらに、本発明は、論理回路のデータ入力
部の面積縮小に貢献する。具体的には、フリップフロッ
プ1個の占有面積をFFとすると、従来の論理回路10
のデータ入力部12において、クロック信号線やデータ
の線の配線領域を除いた面積Sは64FFとなる。これ
に対し、本実施例に係る論理回路1における上記面積S
は、上記FFがラッチの占有面積の2個分に相当すると
換算すると、次の〔数6〕に示す値をとる。
【数6】 S=32FF+3FF+8FF =43FF この〔数6〕の第1項は、ラッチL0 〜L7 の占有面積
で、フリップフロップで構成させた従来の単位レジスタ
UR0 〜UR7 に対し半減している。第2項は、パルス
生成回路5のフリップフロップの面積増加分、第3項は
転送ラッチ4の面積増加分である。以上より、従来に比
べ約23約%の面積縮小となる。なお、この計算には図
2のデコーダ7の占有面積とクロック信号線が8本に増
加したことによる面積増加が加味されていないが、これ
らを考慮しても10%〜20%程度の面積縮小が見込ま
れる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
るデータ変換回路によれば、時系列なデータをシフトさ
せずに所定の入力形式にデータを変換することができ、
大幅な消費電力の低減が可能となる。また、このデータ
変換回路を、データを所定のサイクルで更新して入力す
る同期式論理回路のデータ入力部に用いれば、この同期
式論理回路の消費電力を低減することが可能となる。ま
た、このデータ変換回路または同期式論理回路は、デー
タをシフトさせる必要がなくスルーラッチで構成できる
ことから、占有面積を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる同期式平均値回路の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】図2(a)は、図1の実施例において、パルス
生成回路の概略構成を示すブロック図である。図2
(b)は、このパルス生成回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】図3(a)は、一般的なパルス生成回路の概略
構成を示すブロック図である。図3(b)は、このパル
ス生成回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】従来の同期式論理回路の一構成例として、同期
式平均値回路の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…同期式平均値回路(同期式論理回路)、2…平均値
回路(論理演算部)、3…データ入力部、4…転送ラッ
チ(転送ラッチ回路)、5…パルス生成回路、6…グレ
イコードカウンタ、7…デコーダ、8…バイナリーカウ
ンタ、CLK…クロック信号、L0 〜L7 …ラッチ(ラ
ッチ回路)、φ0 〜φ7 …デコーダ出力。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力端子にデータ入力線が接続さ
    れ、クロック入力端子にクロック信号線が接続され、デ
    ータ出力端子にデータ出力線が接続されている複数の一
    時記憶手段を有するデータ変換回路であって、 クロック信号の入力段に配置され、入力したクロック信
    号にもとづいて位相を順次遅らせた複数のパルス列を生
    成し複数のクロック信号線ごとに出力するパルス生成回
    路を有し、 前記一時記憶手段は、クロック入力端子に前記パルス生
    成回路からのクロック信号線がそれぞれ接続された複数
    のラッチ回路から構成されているデータ変換回路。
  2. 【請求項2】 データの入力段に配置され、クロック入
    力端子に前記パルス生成回路のクロック入力端子と同じ
    クロック信号線が接続され、データ出力端子に前記ラッ
    チ回路の各データ入力端子が接続された転送ラッチ回路
    を有する請求項1に記載のデータ変換回路。
  3. 【請求項3】 前記パルス生成回路は、入力した前記ク
    ロック信号からグレイコードによって符号化された出力
    を得るグレイコードカウンタと、当該グレイコードカウ
    ンタの出力から位相を順次遅らせた前記複数のパルス列
    を生成するデコーダとから構成されている請求項1に記
    載のデータ変換回路。
  4. 【請求項4】 データ入力端子にデータ入力線が接続さ
    れ、クロック入力端子にクロック信号線が接続され、デ
    ータ出力端子にデータ出力線が接続されている複数の一
    時記憶手段を有するデータ入力部と、当該データ入力部
    の複数のデータ出力線に接続されている論理演算部とか
    ら構成されている同期式論理回路であって、 前記データ入力部は、そのクロック信号の入力段に、入
    力したクロック信号にもとづいて位相を順次遅らせた複
    数のパルス列を生成し複数のクロック信号線ごとに出力
    するパルス生成回路を有し、 前記一時記憶手段は、クロック入力端子に前記パルス生
    成回路からのクロック信号線がそれぞれ接続された複数
    のラッチ回路から構成されている同期式論理回路。
  5. 【請求項5】 前記データ入力部は、そのデータの入力
    段に、クロック入力端子に前記パルス生成回路のクロッ
    ク入力と同じクロック信号線が接続され、データ出力端
    子に前記ラッチ回路の各データ入力端子が接続された転
    送ラッチ回路を有する請求項4に記載の同期式論理回
    路。
  6. 【請求項6】 前記パルス生成回路は、入力した前記ク
    ロック信号からグレイコードによって符号化された出力
    を得るグレイコードカウンタと、当該グレイコードカウ
    ンタの出力から位相を順次遅らせた前記複数のパルス列
    を生成するデコーダとから構成されている請求項4に記
    載の同期式論理回路。
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