JPH10222237A - 遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置

Info

Publication number
JPH10222237A
JPH10222237A JP3565997A JP3565997A JPH10222237A JP H10222237 A JPH10222237 A JP H10222237A JP 3565997 A JP3565997 A JP 3565997A JP 3565997 A JP3565997 A JP 3565997A JP H10222237 A JPH10222237 A JP H10222237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pusher
rod
operation lever
pressure
spool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3565997A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Otsu
渉 大津
Hiroshi Matsuzaki
浩 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP3565997A priority Critical patent/JPH10222237A/ja
Publication of JPH10222237A publication Critical patent/JPH10222237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の慣性力等による操作レバーの急激な傾
転操作を規制して、操作レバーが誤操作されるのを防止
する。 【解決手段】 ケーシング31のうち操作レバー52の
揺動中心に位置した部位にはダンパ収容室37を設け、
このダンパ収容室37内にはダンパ機構40が収容され
る。このダンパ機構40は、操作レバー52の急激な傾
転操作時には抵抗力を高め、操作レバー52の復帰時に
は抵抗力をなくす。これにより、車体の慣性力等によっ
て過って操作レバー52が動きそうになっても、操作レ
バー52が重くなりその操作を規制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に設けられ、油圧回路中の制御弁を切換
操作するのに用いて好適な遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建設機械や土木機械等にあって
は、大型化、高速化および高性能化が進み、アクチュエ
ータ用の油圧回路が複雑化すると共に、油圧回路中を流
れる圧油も大流量化する傾向にあるから、油圧ポンプは
大容量のものが使用され、アクチュエータを駆動する方
向切換弁等も大型化している。このため、方向切換弁の
切換制御、可変容量ポンプの傾転制御等を小さな操作力
で遠隔操作を行うべく、遠隔操作装置として減圧弁型パ
イロット弁を用いた油圧パイロット回路が広く採用され
ている。
【0003】そこで、この種の従来技術による遠隔操作
装置としての減圧弁型パイロット弁を、左,右方向に減
圧弁を設けた場合を例に挙げ、図5を参照しつつ説明す
る。なお、図5中で左右対称に設けられる一対の部材お
よび部位については、その一方についてのみ説明し、他
方については符号「′」を付して、その説明を省略する
ものとする。
【0004】1は減圧弁型パイロット弁の本体を構成す
るケーシングを示し、該ケーシング1内には、パイロッ
ト油圧源となる油圧ポンプ2からの圧油が流入するポン
プポート3と、該ポンプポート3よりも上方位置に設け
られ、タンク4と常時連通するタンクポート5と、該タ
ンクポート5内に設けられたばね室6と、前記ポンプポ
ート3に連通する状態で軸方向に設けられた出力ポート
7と、該出力ポート7の奥部に設けられ、後述するスプ
ール12のシャッタ部12Eに出力ポート7内の圧力を
作用させる圧力室8とが設けられている。
【0005】また、ケーシング1には、ポンプポート3
とタンクポート5との間に流路9が形成されると共に、
該出力ポート7とポンプポート3との間には流路10が
形成され、該流路9,10はスプール12によって選択
的に開閉される。そして、出力ポート7(7′)はメイ
ン回路の途中に設けた方向切換弁11の油圧パイロット
部11A(11B)に接続され、方向切換弁11の油圧
パイロット部11A(11B)に出力ポート7(7′)
内の圧力を作用させることにより、該方向切換弁11の
切換制御を行うようになっている。
【0006】12はケーシング1内に摺動変位可能に設
けられた棒状のスプールを示し、該スプール12は、流
路9,10内を摺動変位する筒状の大径部12Aと、該
大径部12A内を軸方向に設けられ、出力ポート7に対
しポンプポート3とタンクポート5とを連通,遮断する
と共に下端側が圧力室8内に臨んだ通路部12Bと、該
大径部12Aから上向きに細長く延設され、ばね室6内
へと伸長する小径部12Cと、該小径部12Cの上端に
設けられた頭部12Dと、前記大径部12Aと小径部1
2Cとの間に設けられ、前記流路9内を摺動変位するこ
とにより大径部12Aを介してタンクポート5と出力ポ
ート7とを連通,遮断する円柱のシャッタ部12Eとか
ら構成されている。そして、該スプール12は大径部1
2Aとシャッタ部12Eとにより、出力ポート7をポン
プポート3とタンクポート5とのいずれかに選択的に連
通させる。
【0007】13はばね室6の上端側でケーシング1に
嵌着された上蓋、14は該上蓋13によって抜止めされ
た状態でケーシング1の上端側に設けられたブッシン
グ、15は該ブッシング14内に摺動可能に挿嵌され、
先端側が該ブッシング14から上方に突出しているプッ
シャを示し、該プッシャ15はその突出状態では基端側
がブッシング14の下端側に当接し、該ブッシング14
に対して抜止めされている。また、該プッシャ15の基
端側中央には円形状の凹部15Aが形成され、この凹部
15A内にはスプール12の頭部12Dが相対変位可能
に挿入されている。そして、該プッシャ15は後述の操
作レバー18によって軸方向に押圧操作され、このとき
に後述の設定用ばね17を介してスプール12を軸方向
に摺動変位させる。
【0008】16はプッシャ15を図示の初期位置に復
帰させる復帰用ばねを示し、該復帰用ばね16はばね室
6内に配設され、プッシャ15を軸方向上向きに常時付
勢している。ここで、プッシャ15は、図示の初期位置
ではプッシャ15の基端側がブッシング14の下端側に
当接することにより、該ブッシング14を介して抜止め
状態に保持される。
【0009】17はプッシャ15とスプール12との間
に介装され、該プッシャ15の押圧操作量に応じてスプ
ール12による圧力を設定する設定用ばねで、該設定用
ばね17はばね室6内で復帰用ばね16の内側に位置
し、プッシャ15とスプール12のシャッタ部12Eと
の間に所定のプリセット荷重をもって配設されている。
そして、該設定用ばね17はプッシャ15が押圧操作さ
れるときに、スプール12が軸方向下向きに摺動変位す
るのを許している。
【0010】ここで、設定用ばね17についてみると、
スプール12が下方に摺動変位し、シャッタ部12Eが
流路9を閉じ、通路部12Bが流路10を開いている状
態で、出力ポート7内の圧力がスプール12の下端側端
面に作用すると、この圧力に応じてスプール12が軸方
向上向きに摺動変位するのを許し、通路部12Bを流路
9,10に対して開閉させる。この際、設定用ばね17
は、圧力室8内の圧力によって撓むから、そのときのば
ね荷重と圧力室8内の圧力とをバランスさせつつ、スプ
ール12を上下に摺動変位させ、出力ポート7内の圧力
を適宜に設定するものである。
【0011】18はプッシャ15を押圧操作するための
操作レバーを示し、該操作レバー18は、ケーシング1
の上端側中央部から上向きに突出する取付部材19に揺
動中心となるピン20を介して矢示A,B方向に傾転可
能に支持されたほぼ円板状のカム部材21と、該カム部
材21から運転室(図示せず)内に向け伸長した操作棒
22とからなり、前記カム部材21の下側両側は僅かに
傾斜して、プッシャ15,15′に対向する押圧部21
A,21A′となっている。
【0012】23A,23Bは出力ポート7,7′を方
向切換弁11の油圧パイロット部11A,11Bに接続
したパイロット管路、24はリリーフ弁をそれぞれ示
し、該リリーフ弁22は油圧ポンプ2から吐出される圧
油の圧力を所定の圧力に設定している。25はタンク管
路を示し、該タンク管路25はタンクポート5とタンク
4との間を接続している。
【0013】なお、ケーシング1に形成したポンプポー
ト3,タンクポート5および出力ポート7(7′)と、
ケーシング1内を摺動変位するスプール12(12′)
と、該スプール12(12′)とプッシャ15(1
5′)との間に配設した設定用ばね17(17′)とか
ら減圧弁を構成し、該減圧弁は操作信号となるパイロッ
ト圧を出力する信号出力手段を実現している。
【0014】次に、このように構成された従来技術によ
る減圧弁型パイロット弁の作動について述べる。
【0015】まず、操作レバー18が図示の如く中立位
置(初期位置)にあるときには、スプール12の大径部
12Aが流路10を閉じ、シャッタ部12Eが流路9を
開くから、出力ポート7は通路部12Bと流路9を介し
てタンクポート5と連通し、ポンプポート3に対し遮断
されて低圧状態におかれる。また、スプール12′につ
いても同様となり、出力ポート7′も低圧状態におかれ
る。この結果、方向切換弁11の各油圧パイロット部1
1A,11Bは等圧となって、該方向切換弁11は図示
のように中立位置(イ)に保持される。
【0016】そこで、操作レバー18の操作棒22を矢
示A方向に傾転操作すると、カム部材21の押圧部21
Aによってプッシャ15が軸方向下向きに押圧操作さ
れ、このときの操作量に応じて、スプール12が設定用
ばね17を介して軸方向下向きに摺動変位する。そし
て、該スプール12のシャッタ部12Eが流路9を閉じ
ると、出力ポート7はタンクポート5に対して遮断さ
れ、ポンプポート3に連通される。この結果、出力ポー
ト7および圧力室8内は高圧となり、該圧力室8内の圧
力はスプール12にフィードバック圧力として作用し、
該スプール12を軸方向上向きに押上げるようになり、
これによって設定用ばね17はプリセット状態から圧縮
されて撓む。
【0017】そして、スプール12のシャッタ部12E
が再び流路9を開いて、出力ポート7がタンクポート5
に連通すると、出力ポート7と圧力室8内の圧力は低下
する。これにより、設定用ばね17のばね荷重によって
スプール12は再び軸方向下向きに摺動変位すると共
に、設定用ばね17はプリセット状態に戻すようにな
り、ポンプポート5と出力ポート7とが連通し、出力ポ
ート7と圧力室8内の圧力は上昇する。
【0018】従って、スプール12は軸方向上,下に摺
動変位を繰り返し、プッシャ15の押圧操作量に応じて
設定用ばね17のプリセット荷重が設定され、このプリ
セット荷重に対応したパイロット圧が出力ポート7から
パイロット管路23Aを介して方向切換弁11の油圧パ
イロット部11Aに供給される。
【0019】ここで、スプール12は、出力ポート7の
圧力と、設定用ばね17の力とがバランスした位置で停
止するから、この状態は数1のようになる。
【0020】
【数1】k(Xset +X)=Pout ×A ただし、k :設定用ばね17のばね定数 Xset :設定用ばね17の初期撓み量 X :設定用ばね17の変位量 Pout :出力ポート7の圧力 A :スプール12の受圧面積
【0021】そして、操作レバー18の操作棒22をさ
らに矢示A方向に傾転操作し、プッシャ15の押圧操作
量をさらに大きくしてゆくと、スプール12の頭部12
Dがプッシャ15の凹部15A上面に当接するようにな
り、設定用ばね17はこれ以上撓むことなく、スプール
12はプッシャ15と一体になって軸方向下向きに摺動
変位する。この結果、圧力室8内の圧力に関係なく、出
力ポート7はポンプポート3と連通した状態に維持さ
れ、出力ポート7内の圧力はポンプポート3の圧力(即
ち、リリーフ弁24で設定された油圧ポンプ2からの圧
油の圧力)と等しい状態におかれる。そして、方向切換
弁11はこの圧力によって左側の切換位置(ロ)へと完
全に切換えられる。
【0022】これにより、操作レバー18を介したプッ
シャ15の押圧操作により設定用ばね17をプリセット
状態から徐々に圧縮し、スプール12の頭部12Dが該
プッシャ15の凹部15A上面に当接するまでの間に、
出力ポート7内の圧力は設定用ばね17のばね荷重に対
応する値に減圧制御され、出力ポート7内の圧力によっ
て方向切換弁11を中立位置(イ)から切換位置(ロ)
へと徐々に切換制御することができる。そして、該方向
切換弁11の中立位置(イ)から切換位置(ロ)への切
換制御により、該方向切換弁11を介してメイン回路中
に流れる圧油の量を小流量から次第に大流量へと流量制
御することができる。
【0023】また、操作レバー18を矢示B方向に揺動
した場合にも、前記とほぼ同様に作動して、方向切換弁
11を中立位置(イ)から切換位置(ハ)へと徐々に切
換制御でき、メイン回路中の流量を制御することができ
る。
【0024】一般に、建設機械では、減圧弁型パイロッ
ト弁は運転室の床板から運転室内に延びる操作棒22に
よって操作されるが、この減圧弁型パイロット弁の操作
性を良くするために操作棒22は長いものが取付けられ
ている。さらに、このような減圧弁型パイロット弁を用
いた建設機械では、アクチュエータが大型で重量も重く
なるため、作業者が急激な操作を行うと、その慣性力で
車体に大きな揺れや振動が発生する。このような揺れや
振動は、作業者の手や足を介して操作棒22に伝わった
り、操作棒22が慣性力で勝手に傾転動作してしまい、
当該減圧弁型パイロット弁に接続されている方向切換弁
11に不適性な操作量を与え、その操作変動がさらに車
体の振動を増幅させてしまうという問題があった。
【0025】このような不具合に対し、従来から実開平
3−105787号公報(以下、第1の従来技術とい
う)に示すように、減圧弁型パイロット弁の外部にダン
パを設け、該ダンパによって操作レバーの制振を図るも
の、特開昭61−294281号公報(以下、第2の従
来技術という)のように、プッシャにダンパ機構(以
下、ダンパという)を取付け、該ダンパによって操作レ
バーの制振を図るもの等が知られている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の従来
技術による減圧弁型パイロット弁では、ダンパは減圧弁
型パイロット弁のケーシング外に配置されているから、
部品点数が増加して装置自体も大型化してしまうという
欠点がある。
【0027】また、第2の従来技術による減圧弁型パイ
ロット弁では、各プッシャ毎にダンパを設けているた
め、第1の従来技術と同様に、部品点数が増加して装置
自体も大型化してしまうという欠点がある。
【0028】さらに、いずれの場合においても、低温時
には油液の粘性が高くなってダンパの抵抗が大きくな
り、パイロット弁内に内蔵した復帰用ばねのばね力だけ
では、操作レバーを初期位置に戻すことができず、スプ
ールを中立位置に戻すのに時間を要する。このため、操
作レバーが中立位置に戻るまでの間、減圧弁型パイロッ
ト弁の出力ポートからは圧力が連続して供給され、メイ
ン回路の流れを停止しようとしても、急速に停止させる
ことができないという問題がある。
【0029】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は車体等の慣性力による操作レバ
ーの誤動作を防止できるようにした遠隔操作装置を提供
することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の遠隔操作装置減は、ケーシングの揺動
中心に対して揺動可能に設けられた操作レバーと、該操
作レバーを揺動操作することによって押圧操作されるプ
ッシャと、該プッシャの押圧操作量に応じた操作信号を
出力する信号出力手段とから構成している。
【0031】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ケーシングのうち操作レバーの揺動中心近
傍に位置した部位にはダンパ機構を設け、該ダンパ機構
はプッシャが押圧操作されたときに作動する構成とした
ことにある。
【0032】上述の如く構成した遠隔操作装置では、操
作レバーの揺動中心近傍に位置したケーシングにダンパ
機構を配置することによって、該操作レバーを例えば左
右方向または前後方向に傾転操作した場合には、該操作
レバーはプッシャを押圧操作すると同時にダンパ機構を
押圧操作し、操作レバーの傾転動作に対して規制を与え
る。これにより、車体等の慣性力によって該操作レバー
が誤動作するのを防止できる。
【0033】請求項2の発明では、信号出力手段を、ケ
ーシングに形成したポンプポート,タンクポートおよび
出力ポートと、ケーシング内に摺動変位可能に設けら
れ、前記出力ポートをポンプポートとタンクポートとの
いずれかに連通すべく前記プッシャの押圧によって摺動
変位されるスプールと、該スプールとプッシャとの間に
配設され、該プッシャの押圧操作量に応じて前記スプー
ルによる出力ポート側の圧力を設定する設定用ばねとか
ら構成される減圧弁としたことにある。
【0034】上述の如く構成することにより、ポンプポ
ートをパイロット油圧源に接続して操作レバーを揺動操
作するとスプールは軸方向に摺動する。プッシャの押圧
操作量が小さい段階では、スプールは出力ポートの圧力
と設定用ばねとがバランスした位置で停止し、この設定
ばねのプリセット荷重に対応するパイロット圧を操作信
号として出力ポートから供給する。さらに、プッシャの
押圧操作量を大きくしてゆくと、スプールはプッシャと
一体になって摺動変位して出力ポートとポンプポートと
が連通し、出力ポート内の圧力をパイロット圧として供
給される。
【0035】請求項3の発明では、操作レバーを、揺動
中心に揺動可能に支持されたカム部材と、該カム部材か
ら伸長する操作棒とからなり、カム部材には、プッシャ
を押圧操作する第1の押圧部と、前記ダンパ機構を押圧
操作するために該第1の押圧部よりも揺動中心寄りに位
置して設けられた第2の押圧部とから構成したことにあ
る。
【0036】上述の如く構成することにより、操作レバ
ーを左右方向または前後方向に揺動操作したときには、
第1の押圧部を介してプッシャは押圧操作され、該プッ
シャの押圧操作量に応じてスプールの摺動変位を規制す
る。一方、第1の押圧部よりも揺動中心側に設けた第2
の押圧部を介してダンパ機構は押圧操作され、該ダンパ
機構は操作レバーの傾転動作に対して規制を与える。
【0037】請求項4の発明では、ダンパ機構を、シリ
ンダと、先端側に該シリンダ内を2つの油室に画成する
ピストンを有し操作レバーにより押圧操作されるロッド
と、前記各油室間に形成され該ロッドが縮小する時には
一方の油室から他方の油室に移動する油液により該ロッ
ドに抵抗を発生させる絞り通路と、前記油室間に設けら
れ前記ロッドが伸長する時には他方の油室から一方の油
室にのみ油液の流れを許すチェック弁と、前記ロッドを
シリンダから突出させる方向に付勢した付勢ばねとから
構成したことにある。
【0038】上述の如く構成することにより、ロッドを
押込んだときには、チェック弁は閉弁し、絞り通路を介
して一方の油室から他方の油室へ油液が移動しようとす
る。このとき、ロッドを急激に押込むと、絞り通路を通
過しようとする油液の量が多くなり、一方の油室の圧力
が高くなってロッドに作用する抵抗は高くなる。一方、
ゆっくりとロッドを押込むと、絞り通路を通過しようと
する油液の量は少なくなり、一方の油室の圧力は低くな
って、ロッドに抵抗は作用しない。また、ロッドが戻る
ときにはチェック弁が開弁して他方の油室から一方の油
室に油液はスムーズに流れると共に、付勢ばねによって
ロッドをケーシングから突出させる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
添付図面に従って詳細に説明するに、図1ないし図4に
本発明による実施例を挙げて説明する。
【0040】まず、図1ないし図3を参照しつつ第1の
実施例を説明するに、実施例では遠隔操作装置として減
圧弁型パイロット弁を例に挙げて示す。
【0041】なお、本発明による実施の形態では前述し
た従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。また、左右対称に設けられ
る一対の部材および部位についてはその一方についての
み説明し、他方については符号「′」を付してその説明
を省略する。
【0042】図中、31は本実施例による減圧弁型パイ
ロット弁の本体を構成するケーシングを示し、該ケーシ
ング31には従来技術で述べたケーシング1とほぼ同様
に、ポンプポート32、タンクポート33、ばね室3
4、出力ポート35および圧力室36が設けられている
ものの、該ケーシング31のうち後述する操作レバー5
2の揺動中心近傍で、かつブッシング14,14′間に
位置した中心部位には、ダンパ機構40を収容するダン
パ収容部37が形成されている。
【0043】また、ケーシング31には、ポンプポート
32とタンクポート33との間に流路38が形成される
と共に、該出力ポート35とポンプポート32との間に
は流路39が形成され、該流路38,39はスプール1
2によって選択的に開閉される。そして、出力ポート3
5(35′)はメイン回路の途中に設けた方向切換弁1
1の油圧パイロット部11A(11B)に接続されてい
るから、該出力ポート35(35′)内の圧力は、方向
切換弁11の油圧パイロット部11A(11B)に作用
し、これにより該方向切換弁11の切換制御を行う。
【0044】40はダンパ機構を示し、該ダンパ機構4
0はケーシング31のうち操作レバー52の基端側に位
置したダンパ収容部37内に収容されている。また、該
ダンパ機構40内には油が充填されているから、該ダン
パ機構40は、後述するロッド43が急激に押込まれた
ときに該ロッド43に抵抗を与えている。
【0045】41はダンパ収容部37内に収容されたダ
ンパ機構40の外形をなす筒状のシリンダ部で、該シリ
ンダ部41の内周面下側には環状のばね受け41Aが形
成されている。
【0046】42は段付円板状の蓋体で、該蓋体42は
前記ダンパ収容部37とシリンダ部41を施蓋すると共
に、ロッド43の先端側を突出させた状態で摺動可能に
保持している。
【0047】43はシリンダ部41内に収容され、蓋体
42から先端側が突出した状態で摺動可能に保持された
ロッドで、該ロッド43は軸方向中間部に位置して形成
されたピストン部43Aによって、シリンダ部41内を
上油室44と下油室45とに画成している。また、ロッ
ド43には、該上油室44と下油室45とを連通させる
通路46が形成され、該通路46は、前記ピストン部4
3Aの上側に位置して径方向に穿設された第1通路46
Aと、該第1通路46Aと連通するように軸方向基端側
に向けて形成された第2通路46Bと、該第2通路46
Bの開口側に位置して径方向に形成された第3通路46
Cとからなっている。さらに、ロッド43の先端側には
後述する伝達板50がねじ51によって螺着されてい
る。
【0048】47は前記ロッド43のピストン部43A
の軸方向に穿設された絞り通路で、該絞り通路47は通
路46に比べて小さな通路面積を有している。そして、
前記絞り通路47は、ロッド43が縮小するときに下油
室45から上油室44に流れる油液に抵抗力を与えるも
のである。
【0049】48は通路46の途中に設けられたチェッ
ク弁を示し、該チェック弁48は、第2通路46Bを閉
弁するボール48Aと、該ボール48Aを第2通路46
B側に付勢するばね48Bと、該ばね48Bとボール4
8Aをロッド43に装着する栓体48Cとからなり、該
チェック弁48は上油室44から下油室45に油液が移
動するのを許し、下油室45から上油室44に移動する
のを阻止している。
【0050】49は付勢ばねで、該付勢ばね49はシリ
ンダ部41のばね受け41Aとロッド43のピストン部
43Aとの間に配設され、該ロッド43をケーシング3
1から突出させる方向に付勢している。
【0051】50は伝達板で、該伝達板50はロッド4
3の先端側にねじ51を介して固着され、操作レバー5
2の傾転動作をロッド43に伝達するものである。な
お、図1のように、操作レバー52に傾転操作を加えて
いない初期状態のときには、伝達板50はカム部材55
の第2の押圧部55C,55C′に当接した状態で保持
されている。図3のように、操作レバー52を傾転操作
したときには、伝達板50は第2の押圧部55C′によ
って押圧され、ロッド43を下側に押し込む。
【0052】52はプッシャ15とダンパ機構40を押
圧操作するための操作レバーを示し、該操作レバー52
は、ケーシング31の上端側中央部から上向きに突出す
る取付部材53に揺動中心となるピン54を介して矢示
A,B方向に傾転可能に支持されたほぼ円板状のカム部
材55と、該カム部材55から運転室(図示せず)内に
向け伸長した操作棒56とから構成されている。また、
前記カム部材56の下面には、その外側位置に僅かに傾
斜し、プッシャ15,15′に対向する第1の押圧部5
5A,55A′と、該第1の押圧部55Aよりも揺動中
心側に位置して下側に突出した柱状突起部55Bと、該
柱状突起部55Bの下面に位置して前記伝達板50に対
向する第2の押圧部55C,55C′とが形成されてい
る。
【0053】ここで、前記ダンパ機構40の動作につい
て図2および図3を参照しつつ説明する。
【0054】例えば、操作レバー52の操作棒56を矢
示B方向に傾転操作すると、カム部材55の第1の押圧
部55A′によって右側のプッシャ15′が軸方向下向
きに押圧操作され、このときの操作量に応じて、スプー
ル12が設定用ばね17を介して軸方向下向きに摺動変
位する。これに伴って、第2の押圧部55C′と伝達板
50によってダンパ機構40のロッド43が下側に押圧
操作される。
【0055】また、前記ダンパ機構40は、上油室4
4、下油室45、通路46内に油液が充填されているか
ら、ロッド43が下側に押圧されたときには、上油室4
4の容量は大きくなり下油室45の容量は小さくなるた
め、油液は下油室45から上油室44に移動しようとす
る。しかし、通路46の途中にはチェック弁48が配設
されているから、該チェック弁48によって、通路46
を介して油液が下油室45から上油室44に移動するの
が規制され、絞り通路47によってのみ油液を下油室4
5から上油室44に移動する。この際、ロッド43の移
動速度が早いときには、絞り通路47を通過する油液の
抵抗力により操作レバー52の動きを重たくしている。
【0056】また、ロッド43の移動速度が遅いときに
は、絞り通路47を通過する油液の抵抗力が小さくな
り、操作レバー52は通常の操作動作時には傾転操作が
可能となる。
【0057】一方、操作レバー52の傾転操作を止め、
ロッド43がシリンダ部41内に押込まれた状態から復
帰する場合には、付勢ばね49はロッド43を突出させ
る方向に作用し、このとき上油室44の容量は小さくな
り下油室45の容量は大きくなるため、油液は上油室4
4から下油室45に移動しようとする。このとき、油液
は通路46の途中に位置したチェック弁48を開弁し、
上油室44から下油室45に移動するから、ロッド43
を円滑に復帰させることができる。
【0058】なお、ケーシング31に形成したポンプポ
ート32、タンクポート33、出力ポート35(3
5′)と、スプール12(12′)と、該スプール12
(12′)とプッシャ15(15′)との間に配設した
設定用ばね17(17′)とにより、操作信号(パイロ
ット圧)を出力する操作信号出力手段を構成している。
【0059】本実施例は、以上のように構成されるが、
減圧弁型パイロット弁としての動作は従来技術と同様で
あるので説明を省略する。
【0060】然るに、本実施例では、ケーシング31の
うち操作レバー52の揺動中心となるピン54の下側で
かつブッシング14,14′間に位置した中心部位にダ
ンパ収容部37を設け、該ダンパ収容部37内にはダン
パ機構40を収容されている。
【0061】一方、カム部材55の下面には、その周囲
部に第1の押圧部55A,55A′を設け、揺動中心側
には第2の押圧部55C,55C′を設け、第1の押圧
部55A,55A′によってプッシャ15(15′)を
押圧動作することができ、第2の押圧部55C,55
C′によってダンパ機構40のロッド43を押圧動作す
ることができる。これにより、該ダンパ機構40は、前
述した如く、操作レバー52の急激な傾転動作に対して
該操作レバー52が傾転操作するときの抵抗力を高め、
通常操作時のゆっくりとした操作レバー52の傾転動作
に対しては抵抗力を加えず、しかも操作レバー52の操
作解除時には円滑に初期位置に操作棒56を復帰させる
ことができる。
【0062】この結果、ダンパ機構40は、操作レバー
52が初期位置から急激に傾転操作するときに重たくな
って、容易に傾転動作しないようにできる。このため、
作業中に発生する車体の慣性力や操作棒56に作用する
慣性力の影響で、作業者の意志に拘らず操作レバー52
が傾転しようとした場合でも、操作レバー52の動きを
重くして該操作レバー52の傾転動作を規制し、操作レ
バー52がむやみに変動してしまうのを防止できる。
【0063】また、ダンパ機構40はケーシング31の
うち操作レバー52の揺動中心近傍で、かつブッシング
14,14′間に位置した部位に1個のみ設けるように
しているから、プッシャ15毎にダンパを設けるものに
比べて、大幅に部品点数を少なくすることができる。ま
た、該ダンパ機構40は、ケーシング31内に収容して
いるから、外形寸法を大きくすることなくダンパ効果を
有する減圧弁型パイロット弁を構成することができる。
【0064】さらに、ダンパ機構40内に充填される油
液は、メイン回路の油液とは別なものを使用しているか
ら、メイン回路に使用される油液の粘性に拘束されるこ
となく、種々のものを選択でき、ダンパ機構40に使用
する油液を、例えば外気温度により適宜選択することに
より、操作レバー52の傾転操作時の重さを変えること
も可能である。また、絞り通路47の通路面積を変える
ことによっても、操作レバー52操作時の重たさを変え
ることもできる。
【0065】一方、本実施例によるダンパ機構40は直
接操作レバー52の傾転動作、即ち操作速度に対して該
操作レバー52に抵抗力を与えるようにしているから、
ダンパ機構40の抵抗力をスプール12に直接作用させ
ることはなく、操作レバー52の傾転操作解除時には、
スプール12を中立位置に円滑に戻すことができる。
【0066】また、本実施例による減圧弁型パイロット
弁では、スプール12を復帰させるために配設した復帰
用ばね16のみならず、ダンパ機構40の付勢ばね49
も操作レバー52を初期位置に戻すように作用するか
ら、低温時であっても、復帰用ばね16と付勢ばね49
によって従来技術によりも操作レバー52を初期状態に
急速に復帰させることができる。これにより、メイン回
路に接続されたアクチュエータの切換を、速めに行うこ
とができる。
【0067】次に、図4を参照しつつ、本発明による第
2の実施例を説明するに、本実施例による遠隔操作装置
は、ケーシング61の左右に信号出力手段となるポテン
ショメータ等の変位センサ62,62′を設け、該変位
センサ62,62′間には前述したダンパ機構40を配
設し、操作レバー52はケーシング61から突出する取
付部材63に揺動中心となるピン64を介して矢示A,
B方向に傾転可能に取付けらている。
【0068】また、前記変位センサ62(62′)は、
カム部材55の第2の押圧部55C,55C′によって
押圧操作されるプッシャ62A(62A′)が突出さ
れ、該プッシャ62A(62A′)を押込むことによ
り、電気的に抵抗値が変化するものである。
【0069】このように、本実施例による遠隔操作装置
では、操作レバー52を左,右方向に傾転操作したとき
には、前記変位センサ62(62′)からプッシャ62
A(62A′)の押圧操作量に応じた操作信号を電気信
号として出力する。
【0070】また、操作レバー52が傾転動作するとき
のダンパ機構40の動作は前述した第1の実施例と同様
に作用し、急激な傾転動作が操作操作レバー52に加わ
わったときには、該操作レバー52の動きを重たくして
その動作を規制することができる。
【0071】さらに、本実施例の遠隔操作装置のように
信号出力手段に変位センサ62を用いた場合には、外で
接続されるメイン回路の方向切換弁にはソレノイド式の
方向切換弁を用いればよい。
【0072】なお、前記各実施例では、操作レバー52
を左,右方向に信号出力手段として減圧弁または変位セ
ンサを設け、該操作レバー52を左右方向に傾転操作す
るものについて述べたが、本発明はこれに限らず、操作
レバーを前後方向と左右方向との4箇所に設け、操作レ
バーを前後方向と左右方向に対して揺動可能とした遠隔
操作装置に用いてもよいことは勿論である。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ケーシングのうち操作レバーの揺動中心近傍に位
置した部位に、操作レバーの急激の揺動操作時には、該
操作レバーの動きを重たくするダンパ機構を設けたか
ら、作業者の意志に拘らず、車体の慣性力や操作レバー
に作用する慣性力の影響によって操作レバーが揺動しそ
うになった場合でも、操作レバーの動きを重くしている
から該操作レバーが容易に傾転するのを防止でき、不用
意にメイン回路の切換弁が作動するのを防止することが
できる。しかも、ダンパ機構はメイン回路の油液とは別
の油液を充填して使用することが可能であるから、該油
ケーシングの粘性を適宜選択することができ、例えば外
気温度に対応した操作レバー操作時の重たさを設定する
ことも可能である。さらに、ケーシング内にダンパ機構
を収容しているから、部品点数の削減と小型化を図るこ
とができる。
【0074】請求項2の発明によれば、信号出力手段を
減圧弁として構成したから、プッシャの押圧操作量が小
さい段階では、設定用ばねのプリセット荷重に対応した
パイロット圧を操作信号として出力ポートから供給でき
る。さらに、プッシャの押圧操作量を大きくしてゆく
と、スプールはプッシャと一体になって摺動変位して出
力ポートとポンプポートとが連通し、出力ポート内の圧
力をパイロット圧として供給でき、出力ポートに接続さ
れた方向切換弁を徐々に切換え制御することができる。
【0075】請求項3の発明によれば、操作レバーの操
作棒を揺動操作したときには、カム部材に形成した第1
の押圧部はプッシャを押圧操作し、該プッシャの押圧操
作量に応じてスプールの摺動変位を規制して、減圧弁型
パイロット弁を遠隔操作装置として外部の方向切換弁を
制御することができる。
【0076】一方、カム部材に形成した第2の押圧はダ
ンパ機構を押圧操作し、該ダンパ機構は操作レバーの傾
転動作に対して抵抗を与え、該操作レバーの制振を図る
ことができる。
【0077】請求項4の発明によれば、ダンパ機構のロ
ッドを押込んだときに、チェック弁が閉弁し、絞り通路
を介して一方の油室から他方の油室へ油液を移動させ、
この一方の油室に発生する圧力によってロッドに抵抗を
与える構成としているから、ロッドを急激に押込むとき
には該ロッドの抵抗力を高くし、ゆっくりと押込むとき
には該ロッドに抵抗力を作用させない。これにより、車
体の慣性力等によって操作レバーが急激な揺動動作を起
こそうとしたときに、抵抗力を与えて操作レバーによる
誤作動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による減圧弁型パイロット弁を示
す縦断面図である。
【図2】図1中のダンパ機構を拡大して示す要部拡大縦
断面図である。
【図3】操作レバーを傾転操作した状態を示す図2と同
様位置の要部拡大縦断面図である。
【図4】第2の実施例による遠隔操作装置を示す縦断面
図である。
【図5】従来技術による減圧弁型パイロット弁を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
2 油圧ポンプ(パイロット油圧源) 4 タンク 12,12′ スプール 15,15′,62A,62A′ プッシャ 16,16′ 復帰用ばね 17,17′ 設定用ばね 31,61 ケーシング 32 ポンプポート 33 タンクポート 34,34′ ばね室 35,35′ 出力ポート 36,36′ 圧力室 37 ダンパ収容部 40 ダンパ機構 41 シリンダ部 42 蓋体 43 ロッド 43A ピストン部 44 上油室(他方の油室) 45 下油室(一方の油室) 46 通路 47 絞り通路 48 チェック弁 49 付勢ばね 52 操作レバー 55A,55A′ 第1の押圧部 55C,55C′ 第2の押圧部 54 ピン(揺動中心) 62,62′ 変位センサ(信号出力手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの揺動中心に対して揺動可能
    に設けられた操作レバーと、該操作レバーを揺動操作す
    ることによって押圧操作されるプッシャと、該プッシャ
    の押圧操作量に応じた操作信号を出力する信号出力手段
    とからなる遠隔操作装置において、 前記ケーシングのうち操作レバーの揺動中心近傍に位置
    した部位にはダンパ機構を設け、該ダンパ機構はプッシ
    ャが押圧操作されたときに作動する構成としたことを特
    徴とする遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 前記信号出力手段は、前記ケーシングに
    形成したポンプポート,タンクポートおよび出力ポート
    と、ケーシング内に摺動変位可能に設けられ、前記出力
    ポートをポンプポートとタンクポートとのいずれかに連
    通すべく前記プッシャの押圧によって摺動変位されるス
    プールと、該スプールとプッシャとの間に配設され、該
    プッシャの押圧操作量に応じて前記スプールによる出力
    ポート側の圧力を設定する設定用ばねとから構成される
    減圧弁である請求項1記載の遠隔操作装置。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーは、揺動中心に揺動可能
    に支持されたカム部材と、該カム部材から伸長する操作
    棒とからなり、前記カム部材には、前記プッシャを押圧
    操作する第1の押圧部と、前記ダンパ機構を押圧操作す
    るために該第1の押圧部よりも揺動中心寄りに位置して
    設けられた第2の押圧部とから構成してなる請求項1記
    載の遠隔操作装置。
  4. 【請求項4】 前記ダンパ機構は、シリンダと、先端側
    に該シリンダ内を2つの油室に画成するピストンを有し
    前記操作レバーにより押圧操作されるロッドと、前記各
    油室間に形成され該ロッドが縮小する時には一方の油室
    から他方の油室に移動する油液により該ロッドに抵抗を
    発生させる絞り通路と、前記油室間に設けられ前記ロッ
    ドが伸長する時には他方の油室から一方の油室にのみ油
    液の流れを許すチェック弁と、前記ロッドをシリンダか
    ら突出させる方向に付勢した付勢ばねとから構成してな
    る請求項1記載の遠隔操作装置。
JP3565997A 1997-02-04 1997-02-04 遠隔操作装置 Pending JPH10222237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3565997A JPH10222237A (ja) 1997-02-04 1997-02-04 遠隔操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3565997A JPH10222237A (ja) 1997-02-04 1997-02-04 遠隔操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10222237A true JPH10222237A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12448010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3565997A Pending JPH10222237A (ja) 1997-02-04 1997-02-04 遠隔操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10222237A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505066A (ja) * 2006-09-26 2010-02-18 ボーグワーナー・インコーポレーテッド 直動式パイロット圧制御ソレノイド
US8757209B2 (en) 2008-04-28 2014-06-24 Borgwarner, Inc. Overmolded or pressed-in sleeve for hydraulic routing of solenoid

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505066A (ja) * 2006-09-26 2010-02-18 ボーグワーナー・インコーポレーテッド 直動式パイロット圧制御ソレノイド
US8757209B2 (en) 2008-04-28 2014-06-24 Borgwarner, Inc. Overmolded or pressed-in sleeve for hydraulic routing of solenoid
US9927045B2 (en) 2008-04-28 2018-03-27 Borgwarner Inc. Overmolded or pressed-in sleeve for hydraulic routing of solenoid
US10962134B2 (en) 2008-04-28 2021-03-30 Borgwarner Inc. Overmolded or pressed-in sleeve for hydraulic routing of solenoid
US11512791B2 (en) 2008-04-28 2022-11-29 Solero Technologies, Llc Overmolded or pressed-in sleeve for hydraulic routing of solenoid

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9027597B2 (en) Operating device
JP2011180655A5 (ja)
JPH10222237A (ja) 遠隔操作装置
US5992148A (en) Relief mechanism and hydraulic circuit equipped with relief mechanism
US6164310A (en) Priority type flow dividing valve
JP2001056716A (ja) 操作レバー装置
JP6689808B2 (ja) 油圧式作業機械用の操作装置
WO2014069155A1 (ja) 建設機械の操作装置
JPH01116294A (ja) 可変容量型油圧ポンプの制御装置
JPH08219004A (ja) 液圧回転機の容量制御装置
JP4023980B2 (ja) 車両用ステアリング制御装置
JP2001200805A (ja) 油圧制御装置
JPH06100182B2 (ja) 可変容量型油圧ポンプの制御装置
JP2535769Y2 (ja) 油圧操作弁
JP3666975B2 (ja) リリーフバルブ
JP3668418B2 (ja) 可変容量型油圧モータ
JP2868746B2 (ja) 可変容量形油圧モータの油圧駆動装置
JPH08121408A (ja) パイロットバルブ
JP2746857B2 (ja) ショックレスバルブ
JP2001165349A (ja) 方向制御弁
JPH07119707A (ja) 油圧モータ駆動回路
JP2004204799A (ja) 可変容量油圧ポンプの吐出量制御装置
JP2004190645A (ja) 差圧調整弁
JP2875613B2 (ja) 減圧弁型パイロツト弁
JP2005519244A (ja) 多機能油圧弁アセンブリ