JPH10222111A - 発光装飾用具 - Google Patents

発光装飾用具

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JPH10222111A
JPH10222111A JP3439197A JP3439197A JPH10222111A JP H10222111 A JPH10222111 A JP H10222111A JP 3439197 A JP3439197 A JP 3439197A JP 3439197 A JP3439197 A JP 3439197A JP H10222111 A JPH10222111 A JP H10222111A
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JP
Japan
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light
light guide
guide body
light source
pattern part
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JP3439197A
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Inventor
Takeshi Yamagata
剛 山方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光装飾用具において、絵柄部としてえがい
た部分のみから発光し、かつ小型、小電力にも製作可能
で、かつ製作キットにも好適なほど、製作が簡易な特徴
を得る。 【解決手段】 樹脂製又はガラス製等の透明で表面がつ
るつるの薄い導光体に錐や鑢等の簡易な道具を使用して
微細な凹凸による絵柄部2を製作し、この導光体の端縁
部断面に小型の光源5を近接して配置する。また、製作
キットの場合には、上記の手段による発光装飾用具の材
料及び製作工程書をセットとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特殊な又は大型の
設備を必要とせず、小規模な設備や用具により、簡単に
製作可能な比較的小型のものを中心とした電飾による室
内装飾用品、工芸品、美術品、モニュメント、表示板、
看板、児童用教材等、広範囲にわたり好適に用いること
のできる発光装飾用品及び製作キットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術と解決しようとする課題】従来の発光装飾
用具の多くは、電飾看板や装飾表示板等に用いる箱型の
面照明装置で、内部に普通の蛍光灯等の光源を多数配置
し、この光源による光線を内部より箱型表面に設けられ
た透明樹脂板又はガラス板に対し影絵のように照射する
ことにより、透明樹脂板又はガラス板に製作された文字
やその他の絵柄を浮かび上がらせていた。
【0003】しかし、上記従来の装置にあっては、その
箱型の内部に蛍光灯等の光源を配置する構造のため、比
較的大型になり光源の蛍光灯等より薄い形状のものは製
作できなかった。
【0004】このことに加えて、蛍光灯の大きさや形状
及びその配置によって、デザインする際に制限を受け、
かつ蛍光灯の発色とあいまって、格調を必要とする室内
装飾用品、工芸品、美術品等には不向きであった。
【0005】また、透明樹脂板やガラス板に製作された
絵柄部を効果的に光らせるためには、光が透過する部分
全体で光が散乱するよう不透明にする必要があり、この
ため光が透過する際の光量の減少は多大な割合となる。
これを補うため、必然的に光源を多数使用することとな
り、ここにおいても比較的大型で、かつ消費電力も大き
くならざるを得なかった。
【0006】そして、蛍光灯等の光源から発生した多量
の熱を逃がすため、空気排出口を必要とし、夏期におい
ては虫等の侵入を来たし、その残骸を掃除するのがきわ
めて困難で、箱内部の汚損が甚しく、かつ、また不衛生
でもあった。
【0007】さらに、原理的には、光源からの光を不透
明な透明樹脂板やガラス板等に照射して光らせるという
一般に理解可能な仕組みのため、興味を喚起する意外性
に乏しかった。
【0008】また、上記箱型面照明装置以外の従来の発
光装飾用具としては、薄型又は小型にするため、乱反射
させるための白色面等を有する透明樹脂板やガラス板等
の導光体端縁部断面から、光源の光を導光体内部に入射
し、導光体内で全反射により進行させ、その光を白色面
等で乱反射させ、その乱反射光を絵柄部に透過させて絵
柄部を光らせるものがあったが、これは直接光ではな
く、導光体とは別の白色面等での乱反射光を利用してい
るため、光量の減少が多大となった。
【0009】そして、絵柄部で光を透過させることによ
り、ここにおいても光量の減少は多大なものとなった。
この光量の減少により、薄型や小型にできても光輝度が
低く装飾性も低いものにならざるを得なかった。
【0010】また、これは導光体内を全反射によって光
を進行させ、背面で乱反射させることにより絵柄部を発
光させるものであるが、一般には、光源からの光が、直
接絵柄部を光らせている受けとられやすいため、意外性
を喚起させるものとはなりにくかった。
【0011】さらに、上述のいずれの方法においても絵
柄部に光を透過させて光らせるため、絵柄部背面に光源
や発光面を配置していた。このため、一枚の絵柄部だけ
では一方向からの装飾効果しか得られなかった。
【0012】また、上述のいずれの方法においても、簡
易な設備では製作は不能であった。
【0013】上記に示したように、従来の装置はおおむ
ね商業用に開発されたものであって、製作設備等が大が
かりなため、個人には不向きで、美感や意外性も比較的
乏しいというような諸側面を総合的に考慮すると、創作
意欲をわかせ、材料費も安価で、つくる魅力を充分に備
えた工作又は工芸等のキットや児童教材等のキットにす
るのは困難であった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を除去するために開発したものであって、特に導光体の
端縁部以外では、製作した絵柄部のみから発光する発光
装飾用具及び製作キットを提供することを目的とする。
【0015】さらに、本発明は、絵柄部を簡易に製作で
きる発光装飾用具及び製作キットを提供することを目的
とする。
【0016】そして、本発明は、絵柄部から前後両方向
とも、ほぼ同じ光輝度で発光する発光装飾用具及び製作
キットを提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、発光する絵柄部を有する
導光体全体を着脱可能なものも、簡易に製作可能な発光
装飾用具及び製作キットを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の発光装飾用具においては、全反射により光
を進行させ、かつ端縁部以外から外部に光が出るのを防
ぐために、透明樹脂製又はガラス製等の板状もしくは筒
状等の表面がつるつるで、内部で全反射をおこしやすい
導光体を用いる。
【0019】上記導光体面上に製作する絵柄部は、透明
樹脂製の導光体の場合、錐状の先鋭な先端を有する道具
や鑢等の簡易な道具を用い、また、ガラス製の導光体の
場合には、ガラス切り等を用いて製作する。上記の道具
によって比較的浅く傷をほりつけて微細な凹凸による絵
柄部を製作する。
【0020】そして、導光体内部に光を入射するため、
この導光体の端縁部断面に近接するよう、光源を配置し
光源部を製作する。
【0021】上記光源部は導光体内に入射する光以外は
直接光として光源部外に漏れないよう、遮光性のある材
質を用いて、入射方向部位以外を覆いかくす構造に製作
する。
【0022】また、この光源は光源部の大きさを小さく
するため、導光体端縁部断面の幅程度のものとし、発光
装飾用具自体が小型の場合には、麦球、発光ダイオード
等を使用し、発光装飾用具自体が大型になる場合につい
ては、必要に応じて蛍光灯等を使用する。
【0023】また、この光源の電源は、場合によって使
いわけ、小型の発光装飾用具の場合には、一般の乾電池
等を使用し、比較的大型になる場合には、家庭用100
V電源等を使用し、自動車等にての発光装飾用具の場合
には、自動車等に搭載しているバッテリー等を使用する
ものでもよい。
【0024】また、導光体の着脱可能な発光装飾用具の
場合には、上記のように製作する光源部を上記に示した
光源部材料で溝状の構造をつくって底部に光源を配置
し、この溝の幅を導光体の厚みと同程度にすることで、
導光体と光源部材料を接着等で固定せずとも導光体を支
持しうる溝状の構造に製作する。
【0025】さらに、本発明の製作キットの場合には、
上記の手段により、本発明の発光装飾用具の製作を可能
にする上記に示す材料と、上記の手段により本発明の発
光装飾用具の製作の方法を指示した工程書をセットにし
て製作キットにする。
【0026】
【実施例】発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を
参照して説明する。図1において、導光体1は、樹脂製
もしくはガラス製の表面のつるつるな透明板を用い、導
光体1の表面に後記する理由により、図1に示すような
微細な凹凸を有する傷による絵柄部2を製作する。この
とき、導光体1が樹脂製の場合には、微細な凹凸を有す
る傷がつきやすいよう、軟質なものをさけ、アクリル樹
脂等の硬質な素材を利用するのがよく、先鋭な錐状の道
具や鑢等の道具を用いて、導光体1の厚みに対して比較
的浅い傷をほりつけて絵柄部2を製作する。また、導光
体1がガラス製の場合には、ガラス切り等のダイヤモン
ドチップを有する道具を使用し、先に示した樹脂製の導
光体を用いる場合と同様な傷をほりつけて絵柄部2を製
作する。
【0027】次に、図2においてフレーム3は導光体1
をさし込むための溝状の構造を有するものを使用し、フ
レーム3の内部には光源保護材4を挿入し、さらに、こ
の光源保護材4の内部に、光源5として麦球等を使用電
源の電圧に適するよう、直列に複数個配線したものを配
置する。
【0028】次に、図3に示すように絵柄部2を製作し
た導光体1の4つの端縁部に、フレーム3をそれぞれは
め込み固定して全体を組み立てる。
【0029】図4に示すように、導光体1の端縁部より
光源5の光を入射すれば、入射光が、全反射によって導
光体1の内部を進行し、絵柄部2以外では導光体外部に
光は出ず、導光体1の表面に製作された絵柄部2の微細
な凹凸部のみで屈折かつ反射して、乱反射光として導光
体1から前後両方向に出、前後両方向とも同程度の光輝
度で、絵柄部2のみが光ってみえる図5の発光装飾用具
となる。
【0030】次に児童用の工作キットの場合を追加して
説明する。図6に示すように、キット内容物は、発光す
る絵柄部2を製作しやすい透明アクリル板製のキット用
導光体8、前面用台座9、導光体支持板10、麦球等の
光源11、補強及び遮光用板12、背面用台座13、電
池ボックス14、及び製作工程書をセットとし、製作工
程書には光源部の組み立て方法として、まず、導光体支
持板10と補強及び遮光用板12と背面用台座13を接
着し、次に、光源11を図6に示す位置あたりに接着剤
等で固定し、光源11のリード線を配線孔15及び電池
ボックス取付孔16に通して電池ボックス14に配線し
たのち、電池ボックス14を電池ボックス取付孔16に
固定し、さらに導光体支持板10の残る面に前面用台座
9を接着するよう指示し、又、絵柄部2の製作方法とし
てニードル等の先鋭な道具によりかきとるようにしてキ
ズをつけ、これによって絵柄部2を製作するよう指示
し、図7に示した完成品の例のように製作させた後、光
源体を発光させれば、図4で示すように絵柄部2が発光
するものとなる児童にも容易に製作可能なキットとして
提供するものである。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】本発明は、導光体自体から直接発光し、光
量の減少が非常に少ないため、大型又は消費電力の大き
い光源を用いる必要性が少なくなり、家庭用電源はもと
より乾電池等などから任意に電源を選択して製作できる
ものである。
【0033】また、導光体の形態としては導光体全体の
大きさに対して厚みが比較的薄いものを使用する必要が
あるのみで、板状の場合には形態の制限はなく、筒状等
であっても製作可能であり、製作形態の自由度が高く、
デザイン性を重視する製品を製作可能にした。
【0034】さらに、本発明の発光装飾用具は、小型、
薄型で絵柄部のみが発光するため、なぜ絵柄部のみが光
ってみえるのか、一般にわかりにくく非常に意外性をも
ったものとなり、絵柄部が美感を伴った光り方をするこ
ととあいまって、神秘性を有した発光装飾用具となる。
【0035】また、本発明は、製作用具及び材料等は、
一般的なものを使用でき、かつ製作工程が非常に簡易で
あるため、児童の工作や工芸品又は特注品等の小規模な
生産又は製作を可能とする。
【0036】しかも、本発明は、製作が比較的安全に行
え、かつ絵柄部からの発光が意外性を有し興味を喚起す
るものであるため、児童を対象とする理科実験教材等に
好適に用いることができる。
【0037】上記に示すとおり、本発明のように、絵柄
部のみから発光するという意外性のある特徴を持った製
品が従来にはなく、材料や形態等の制限が非常に少ない
ため、今後、様々な分野での応用が期待され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】絵柄部の凹凸を拡大して示した断面斜視図。
【図2】光源の設置状態を示す断面図。
【図3】室内発光装飾用具の実施例の組み立てを示す斜
視図。
【図4】室内発光装飾用具の実施例の使用時における入
射光の進行状態を示す一部の断面斜視図。
【図5】室内発光装飾用具の実施例を示す斜視図。
【図6】製作キットの実施例の組み立てを示す斜視図。
【図7】製作キットの実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 導光体 2 絵柄部 3 フレーム 4 光源保護材 5 光源 6 支持具 7 スイッチ付電源コード 8 キット用導光体 9 前面用台座 10 導光体支持板 11 光源 12 補強及び遮光用板 13 背面用台座 14 電池ボックス 15 配線孔 16 電池ボックス取付孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂もしくはガラス等の透明で厚さが比
    較的薄い導光体を使用するもので、光源の光を導光体内
    部に入射し、導光体内で全反射させ、導光体に製作した
    微細な凹凸部から、乱反射光として外部に拡散して、凹
    凸部が光って見える特徴を有する発光装飾用具。
  2. 【請求項2】 請求項1を簡易に製作できることを特徴
    とする発光装飾用具の製作キット。
JP3439197A 1997-02-03 1997-02-03 発光装飾用具 Pending JPH10222111A (ja)

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JP3439197A JPH10222111A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 発光装飾用具

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JP3439197A JPH10222111A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 発光装飾用具

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JPH10222111A true JPH10222111A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12412879

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JP3439197A Pending JPH10222111A (ja) 1997-02-03 1997-02-03 発光装飾用具

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JP (1) JPH10222111A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530725A (ja) * 1998-11-19 2002-09-17 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 反射フィルムを備えた標示板およびその使用法
KR100487080B1 (ko) * 2001-11-29 2005-05-03 주식회사 에스엘 엘씨디 프론트 라이트 조명 전시 장치
JP2005304537A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Toranto:Kk 表示装置
JP2015202717A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 日本信号株式会社 透明体領域の情報表示装置
JP2016037806A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社フオトクラフト社 レリーフを用いた装飾用壁材

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