JP2016037806A - レリーフを用いた装飾用壁材 - Google Patents

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【課題】レリーフを用いた装飾効果を維持しつつ、厚さが余り大きくなることなく、強度的に強い構造とすることができて建築物の壁部材として利用可能なレリーフを用いた装飾用壁材を提供すること。【解決手段】透明な板材の裏側の面に画像を三次元的に彫刻することにより凹状のレリーフ21が形成されたレリーフ板11と、レリーフ板11の端面に接触して設けられ当該レリーフ板11の透明部分を導光板としてレリーフ21を照明するための照明光源12と、照明光源の外面を覆うように設けられ照明光源をレリーフ板に一体的に固定するための枠部材と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物の壁部材として用いられるレリーフを用いた装飾用壁材に関し、例えば、建築物の壁面、天井面、または床面に張り付ける壁材として、また、窓または扉などの一部として用いられる。
従来において、住宅の室内または店舗やホテルの室内などに配置して装飾品として用いるために、三次元的に彫刻されたレリーフを用いた装飾品が種々提案されている。
例えば、彫刻した無色透明のパネル本体と、パネル本体とに間を置いて設置した色付透明のバックパネルからなり、バックパネルの色をパネル本体に反映させる構成の彫刻パネルが提案されている(特許文献1)。
また、光透過性を有する材料からなって画像が三次元的に彫刻されたレリーフ、および、レリーフの背面に配置されて画像を背面から照明するための照明装置からなる表示装置が提案されている(特許文献2)。
また、立体感をより一層得ることのできる三次元レリーフの製造方法が提案されている(特許文献3)。
特開2003−320797号公報 特開2008−213331号公報 特開2009−269181号公報
従来において、それらのレリーフを用いた装飾品はあくまで装飾品であり、その用途は、置物、掛け物、または写真や絵画の代替品などとして利用されるものであり、実用的な用途には適しない。
例えば、特許文献1の彫刻パネルにおいては、華麗さや豪華さなどの審美性を向上させることに重点が置かれている。そのため、パネル本体とバックパネルとを間隙をあけて配置する構造であり、強度的な点から実用品とはならない。また、彫刻パネルの奥行きが大きいため、建築物の壁部材として利用できない。
また、特許文献2の表示装置は、照明装置がレリーフの背面に配置され、画像を背面から照明する構造であるため、装置の厚さが大きくなり、また強度的な面からも建築物の壁部材としての利用には適さないものと言える。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、レリーフを用いた装飾効果を維持しつつ、厚さが余り大きくなることなく、強度的に強い構造とすることができて建築物の壁部材として利用可能なレリーフを用いた装飾用壁材を提供することを目的とする。
本発明に係る装飾用壁材は、建築物の壁部材として用いられるレリーフを用いた装飾用壁材であって、透明な板材の裏側の面に画像を三次元的に彫刻することにより凹状のレリーフが形成されたレリーフ板と、前記レリーフ板の端面に接触して設けられ当該レリーフ板の透明部分を導光板として前記レリーフを照明するための照明光源と、前記照明光源の外面を覆うように設けられ当該照明光源を前記レリーフ板に一体的に固定するための枠部材と、を有する。
好ましくは、前記レリーフは、バイトを用いて切削加工されることによってその表面がスリガラス状となったものであり、かつ、少なくともその一部の表面に溶剤が塗布されることにより表面粗さが小さくなって透明度が向上した高透明度部分が形成されてなる。
また、好ましくは、前記照明光源は複数の発光ダイオードであり、前記複数の発光ダイオードは、前記レリーフ板の端面の全周に設けられてなる。
本発明によると、レリーフを用いた装飾効果を維持しつつ、厚さが余り大きくなることなく、強度的に強い構造とすることができて建築物の壁部材として利用可能なレリーフを用いた装飾用壁材を提供することができる。
本発明に係る第1の実施形態の装飾用壁材の正面図および側面図である。 図1の装飾用壁材のA−A線断面矢視図である。 図1の装飾用壁材のレリーフの一部を拡大して示す図である。 図1の装飾用壁材の照明装置の回路の例を示す図である。 本発明に係る第2の実施形態の装飾用壁材の正面図である。 本発明に係る第3の実施形態の装飾用壁材の側面図である。 本発明に係る第4の実施形態の装飾用壁材の正面図である。 第4の実施形態の装飾用壁材の一部を拡大して示す側面断面図である。 第4の実施形態の装飾用壁材に用いられる部分レリーフの例を示す正面図である。
〔第1の実施形態〕
図1には本発明に係る第1の実施形態の装飾用壁材1の正面図および側面図が示されている。また、図2には図1の装飾用壁材1のA−A線断面矢視図が、図3にはレリーフ21の一部を拡大して示す図が、図4には照明装置12の回路の例が、それぞれ示されている。
図1において、装飾用壁材1は、建築物の壁部材として用いられるものであり、レリーフ板11および照明装置12を備える。
レリーフ板11は、正面視が長方形の透明な板材の裏側の面に画像を三次元的に彫刻することにより凹状のレリーフ21が形成されたものである。レリーフ21の形成方法については、例えば上に述べた特許文献3などを参照することができる。
レリーフ板11は、透明なアクリル樹脂またはポリカーボネイト樹脂などの合成樹脂、またはガラスなどを材料としたもので、サイズは、例えば、縦200cm、横84cm、厚さ1cm程度のものが用いられる。
図1に示す例では、レリーフ21は、アクリル樹脂の板材に抽象的な曲線画像を彫刻したものである。しかし、これに限ることなく、任意の植物または動物などの自然物、自然風景、人工物、人工風景、人物、または地図などを画材とした、写真、イラスト、または絵画などに基づいて、レリーフ21を形成してもよい。また、コンピュータグラフィックスまたはアニメーションなどで作製した原画像に基づいてレリーフ21を形成してもよい。
照明装置12は、レリーフ板11の端面に接触して設けられ、当該レリーフ板11の透明部分を導光板としてレリーフ21を照明するためのものである。
図2において、レリーフ21は、レリーフ板11の厚さの最大50〜90パーセント程度の深さまで彫られており、彫られた部分は空間KKとなっている。つまり、レリーフ板11の厚さの0〜90パーセント程度の範囲が、彫刻によって空間KKとなっている。
なお、レリーフ21の彫り深さを、レリーフ板11の端部に近い位置か中央に近い位置かによって変えてもよい。
つまり、例えば、レリーフ板11の端部に近くて照明装置12に近い部分のレリーフ21は、彫り深さを浅く(小さく)し、レリーフ板11の中央に近く照明装置12から遠い部分のレリーフ21は、彫り深さを深く(大きく)する。このようにすれば、レリーフ板11の中央に近く照明装置12から遠い部分のレリーフ21についても適度な照明光が到達し、必要な照明が行われる。
この場合に、レリーフ21の彫り深さとして、彫り深さの平均値、彫り深さの中央値、または彫り深さの最大値などを用いてもよい。
レリーフ21は、例えば、先端が円錐状となったバイトを回転させて切削を行うルータを用い、ルータによって切削加工される。これによって、切削された表面がスリガラス状(磨硝子状またはつやけしガラス状)となったものである。スリガラス状となった部分は、白濁した不透明または半透明の状態であり、この部分では光の乱反射が起こるので光の透過度は透明な場合よりも低い。
また、切削された表面の一部に溶剤が塗布されることにより、塗布された表面が溶解して表面粗さが小さくなり(滑らかになり)、透明度が向上した高透明度部分KTが形成される。高透明度部分KTは、白濁がなくなって透明度が増すので、光の透過度は高い。
溶剤(溶媒)の塗布に際しては、筆による塗布、スプレーによる吹き付けなどが行われる。溶剤として、シンナー、アルコ−ル、ジクロロメタン(二塩化メチレン)などの有機溶剤(有機溶媒)または接着剤などが用いられる。また、溶剤の塗布に代えて、刃先の微細なバイトを高速回転させたり、バフ仕上げ(バフ研磨)を行ってもよい。
レリーフ21は、複数の部分画像に対応する複数の部分レリーフを含んでおり、1つの部分レリーフ(外レリーフ21a)に対して、それよりもレリーフ板11の中心に近い位置にあって当該1つの部分レリーフによって照明光源12による照明光が遮られる関係にある他の部分レリーフ(内レリーフ21b)がある場合に、当該1つの部分レリーフに対して高透明度部分KTが形成される。
複数の部分レリーフは、それぞれの少なくとも一部について、照明装置12からの照明光が直接に到達しまたは高透明度部分KTを経由して到達するように形成されてなる。
つまり、図1におけるレリーフ21は、周辺に近い部分に枠状に設けられた外レリーフ21a、および外レリーフ21aの内側に離れて設けられた内レリーフ21bを含む。外レリーフ21aには照明装置12からの光が直接に到達して十分な照明が行われるが、内レリーフ21bには、照明装置12からの光が外レリーフ21aにより遮られて十分な照明が行われないおそれがある。そこで、外レリーフ21aを高透明度部分KTとすることにより、その部分の光の透過度を高め、内レリーフ21bに十分な照明光が到達するようになっている。
図3に示される外レリーフ21aは高透明度部分KTであり、照明によって透明な模様が視認される。
なお、複数の部分レリーフとして、図1に示す枠状の外レリーフ21aと内レリーフ21b以外に、独立して配置された種々の画像に基づいた複数の部分レリーフ、その他の部分レリーフなどであってもよい。
図4に示すように、照明装置12は、フレキシブルプリント基板31、多数の発光ダイオード32、および枠部材33からなる。
フレキシブルプリント基板31は、レリーフ板11の厚さとほぼ同じ幅寸法の帯状のものであり、レリーフ板11の端面の外周を取り囲む長さである。その一端部からリード線が引き出され、リード線を経由して電源が供給される。枠部材33が金属材料からなる場合に、または必要な場合に、フレキシブルプリント基板31の発光ダイオード32が取り付けられた側と反対側の面には、絶縁被膜が形成されるか、または絶縁のための帯状シートが貼り付けられる。
発光ダイオード32は、白色の発光ダイオードであり、基板31上に8〜10mm程度のピッチで一列に配置され、半田付けなどによってフレキシブルプリント基板31に取り付けられる。
発光ダイオード32がレリーフ板11の端面に接触する状態で、フレキシブルプリント基板31によりレリーフ板11の端面を取り囲んで配置する。このとき、適当な接着剤または両面テープなどによって仮接着しておいてもよい。
発光ダイオード32が点灯すると、発光ダイオード32が発する光はレリーフ板11の端面から内部に入射し、レリーフ板11の内部で反射を繰り返して他方の端面にまで到達する。つまり、レリーフ板11は導光板として機能する。レリーフ板11に入射した光は、その途中において、レリーフ21の部分において乱反射し、レリーフ板11の表面から射出する。これにより、レリーフ21の模様が明るく照明された状態で外部から視認される。
レリーフ板11の内部を伝搬する光は、レリーフ21の部分において乱反射するので、レリーフ21よりも遠方には伝達され難い。このとき、レリーフ21が白濁した半透明の状態である場合は、白濁したレリーフ21に当たった光はそれより遠方へはほとんど伝達されない。この場合に、レリーフ板11の厚さのうちのレリーフ21が形成されていない部分のみによって光が伝達される。そのため、照明装置12から見て手前側にある外レリーフ21aは明るく照明されるが、外レリーフ21aが白濁していた場合にはそれにより陰になった遠方側にある内レリーフ21bについては、光量が少なくなって明度が低下する。そこで、外レリーフ21aを高透明度部分KTとすることにより、内レリーフ21bについても適度な光量となって明度が保たれるのである。
なお、外レリーフ21aを高透明度部分KTとする場合に、外レリーフ21aの全部を高透明度部分KTとしてもよいが、その一部を高透明度部分KTとしてもよい。
枠部材33は、アルミニウムまたはステンレスなどの金属材料または合成樹脂材料などからなる帯材が断面略コ字形に形成されたものであり、フレキシブルプリント基板31の外周を囲み、かつ、レリーフ板11の端縁部を挟み込むようにして取り付けられる。
なお、照明装置12をレリーフ板11に固定するために、適当なネジ部材または止め部材を用いてもよい。
図4に示されるように、照明装置12は、例えば、複数の発光ダイオード32が直列接続され、そのような直列接続体が複数個並列接続される。各直列接続体の両端にリード線LA,LBが接続され、電源装置DGに接続される。電源装置DGは、各発光ダイオードに一定の電流を供給するものであり、発光ダイオードに対する定電流源として動作する。電源装置DGとして、スイッチング方式の安定化電源、またはバッテリーなどを用いることが可能である。
なお、発光ダイオード32の接続方法、個数などはこれ以外の種々のものとすることができる。電源装置DGについても、これ以外の直流電源を用いてもよい。また、電源装置DGを装飾用壁材1の内部に内蔵してもよい。この場合に、商用電源への接続のためのコードおよびプラグを備えていてもよい。
このように構成された装飾用壁材1は、照明がない場合には、レリーフ板11が透明であるため向こう側が透けて見え、レリーフ21の部分は立体的な模様として見える。照明装置12により照明されることにより、レリーフ21のない部分は照明光が外部へ射出しないため照明のない状態(暗い状態)であるが、レリーフ21がある部分では、レリーフ21によって光が乱反射し、レリーフ21の模様が照明された状態で外部から明るく視認される。
ここに示される装飾用壁材1は、建築物の壁面、天井面、または床面に張り付ける壁材として用いることができる。また、適当なアタッチメントなどを取り付けることにより、窓または扉などに用いることができる。
照明によって立体的に照らし出されるレリーフ21が設けられているので、装飾効果が高く、インテリアなどの装飾用壁材として好適である。また、装飾用壁材1の周辺は、照明装置12による間接照明が行われるので、装飾用壁材1を部屋の適所位置に配置することにより、部屋の全体の照明装置としても利用することが可能である。
また、レリーフ板11の端面の外周に照明装置12を設けているので、照明装置12のために厚さが大きくなることがなく、また、強度的に強い構造とすることができる。
〔第2の実施形態〕
図5には本発明に係る第2の実施形態の装飾用壁材1Bの正面図が示されている。
図5において、装飾用壁材1Bは、レリーフ板11および照明装置12Bを備える。
レリーフ板11Bは、正面視が長方形の透明な板材の裏側の面に画像を三次元的に彫刻することにより凹状のレリーフ22が形成されたものである。
レリーフ板11Bは、第1の実施形態と同様にアクリル樹脂などからなり、サイズは、縦180cm、横90cm、厚さ1.2cm程度のものが用いられる。
図5に示す例では、レリーフ22は、複数の部分レリーフ22a,b,c…からなる。各部分レリーフ22a,b,c…は、アクリル樹脂の板材に個別のオブジェを彫刻したものである。オブジェとして、例えば、薔薇の花、野菜、鳥、岩、乗物、雲、天体、抽象物、その他の画像などでよい。
照明装置12Bは、第1の実施形態と同様にレリーフ板11Bの端面の外周に沿って設けられ、部分レリーフ22a,b,c…を照明する。
図5において、照明装置12Bの下方部分12Bdから見ると、部分レリーフ22pにより遮られて部分レリーフ22nが陰になるので、部分レリーフ22pは高透明度部分KTとされている。部分レリーフ22nは部分レリーフ22d,mによっても陰となるが、部分レリーフ22pを高透明度部分KTとすることにより、適度な光量が得られる。しかし、部分レリーフ22dまたは部分レリーフ22mを高透明度部分KTとしてもよい。
また、照明装置12Bの右方部分12Bbから見ると、部分レリーフ22jによって部分レリーフ22fが陰になるので、部分レリーフ22jは高透明度部分KTとされている。部分レリーフ22fは部分レリーフ22bによっても一部が陰となるが、部分レリーフ22jを高透明度部分KTとすることにより、適度な光量が得られる。しかし、部分レリーフ22bを高透明度部分KTとしてもよい。
部分レリーフ22の他の部分については、照明装置12Bの全周の部分12Ba〜dに対する陰とはならないので、高透明度部分KTとしなくても適度な光量が得られる。しかし、他の適当な部分レリーフ22、または全部の部分レリーフ22を高透明度部分KTとしてもよい。
このように、部分レリーフ22a,b,c…のいずれかを選択的に高透明度部分KTとすることにより、それぞれの明度を調整して装飾効果を高めることができる。
〔第3の実施形態〕
図6には本発明に係る第3の実施形態の装飾用壁材1Cの側面図が示されている。
図6において、装飾用壁材1Cは、レリーフ板11C、照明装置12C、およびバックアップ板13を備える。
レリーフ板11Cおよび照明装置12Cは、第1および第2の実施形態で説明したものと同じである。
バックアップ板13は、レリーフ板11Cの裏側の面、つまりレリーフ21が彫り込まれた側の面に接触して配置され、レリーフ板11Cと一体化されている。バックアップ板13の材料として、透明または不透明なアクリル樹脂またはポリカーボネイト樹脂などの合成樹脂、ガラス、アルミニウム合金などの金属、板材、またはスレート材などを用いることができる。バックアップ板13の色は種々選択することができる。例えば、黒色とすると、照明されたレリーフ板11Cのレリーフ21が浮かび上がって見え、装飾効果が高い。レリーフ板11Cとバックアップ板13とを一体化するに際し、例えば、接着剤、ネジ、適当な金具などが用いられる。
装飾用壁材1Cによると、レリーフ板11Cがバックアップ板13により補強されて強度的にさらに強い構造となる。
また、レリーフ板11Cに形成されたレリーフ21がバックアップ板13によって保護され、レリーフ21を傷めたり埃が溜まったりすることが防止される。また、バックアップ板13の端面に照明装置12Cと同様な照明装置を取り付けることにより、バックアップ板13を導光板として利用してレリーフ21の照明を補助することも可能である。
〔第4の実施形態〕
図7には本発明に係る第4の実施形態の装飾用壁材1Dの正面図が、図8には装飾用壁材1Dの一部を拡大して示す側面断面図が、図9には装飾用壁材1Dに用いられる1つのレリーフ板の例が、それぞれ示されている。
図7ないし図9において、装飾用壁材1Dは、複数のレリーフ板11D、照明装置12D、およびバックアップ板13Dを備える。
複数のレリーフ板11Dは、1枚のバックアップ板13D上にマトリクス状に配列されて一体化されている。各レリーフ板11Dの材料および構成は、上に述べたレリーフ板11と同様であり、それぞれ裏側の面つまりバックアップ板13Dと接合される側の面にレリーフ21が形成されている。
照明装置12Dは、複数のレリーフ板11Dの全体の端面の外周に沿って設けられ、それぞれのレリーフ板11Dを照明する。
装飾用壁材1Dにおいて、照明装置12Dに直接に隣接するレリーフ板11Dのレリーフ21を高透明度部分KTとするのが好ましい。
装飾用壁材1Dは、サイズの小さいレリーフ板11Dを用いて大きい装飾用壁材1Dを作成することができる。レリーフ21の内容の異なるレリーフ板11Dを組み合わせることにより、種々の異なる装飾効果を持つ装飾用壁材1Dを作成することができる。
装飾用壁材1Dは、例えば、天井面における天井板として、または床面における床タイルなどとして用いることができる。
第4の実施形態において、各レリーフ板11Dごとに、その端面の外周に沿って照明装置12を設けてもよい。
その他、レリーフ板11,11B〜D、照明装置12、12B〜D、バックアップ板13、13D、レリーフ21,22、または装飾用壁材1,1B〜Dの各部または全体の構成、構造、形状、個数、配置、回路などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
1,1B〜D 装飾用壁材
11,11B〜D レリーフ板
12、12B〜D 照明装置(照明光源)
13、13D バックアップ板
21,22 レリーフ
21a 外レリーフ(部分レリーフ)
21b 内レリーフ(部分レリーフ)
22a,b,c… 部分レリーフ
31 フレキシブルプリント基板(照明光源)
32 発光ダイオード(照明光源)
33 枠部材

Claims (9)

  1. 建築物の壁部材として用いられるレリーフを用いた装飾用壁材であって、
    透明な板材の裏側の面に画像を三次元的に彫刻することにより凹状のレリーフが形成されたレリーフ板と、
    前記レリーフ板の端面に接触して設けられ当該レリーフ板の透明部分を導光板として前記レリーフを照明するための照明光源と、
    前記照明光源の外面を覆うように設けられ当該照明光源を前記レリーフ板に一体的に固定するための枠部材と、
    を有することを特徴とするレリーフを用いた装飾用壁材。
  2. 前記レリーフは、バイトを用いて切削加工されることによってその表面がスリガラス状となったものであり、かつ、少なくともその一部の表面に溶剤が塗布されることにより表面粗さが小さくなって透明度が向上した高透明度部分が形成されてなる、
    請求項1記載のレリーフを用いた装飾用壁材。
  3. 前記レリーフは、複数の部分レリーフを含んでおり、
    1つの部分レリーフに対して、それよりも前記レリーフ板の中心に近い位置にあって当該1つの部分レリーフによって前記照明光源による照明光が遮られる関係にある他の部分レリーフがある場合に、当該1つの部分レリーフに対して前記高透明度部分が形成されてなる、
    請求項2記載のレリーフを用いた装飾用壁材。
  4. 前記複数の部分レリーフは、それぞれの少なくとも一部について、前記照明光源からの照明光が直接に到達しまたは前記高透明度部分を経由して到達するように形成されてなる、
    請求項3記載のレリーフを用いた装飾用壁材。
  5. 前記レリーフは、その彫り深さが、前記レリーフ板の端部に近い部分については浅く中央に近い部分は深く形成されている、
    請求項2ないし4のいずれかに記載のレリーフを用いた装飾用壁材。
  6. 前記照明光源は複数の発光ダイオードであり、
    前記複数の発光ダイオードは、前記レリーフ板の端面の全周に設けられてなる、
    請求項1ないし5のいずれかに記載のレリーフを用いた装飾用壁材。
  7. 前記発光ダイオードは、前記レリーフ板の端面の外周を取り囲む帯状のフレキシブルプリント基板に取り付けられており、
    前記枠部材は、断面略コ字形に形成されて前記フレキシブルプリント基板の外周を囲みかつ前記レリーフ板の端縁部を挟み込むようにして取り付けられている、
    請求項6記載のレリーフを用いた装飾用壁材。
  8. 前記レリーフ板の裏側の面に接触して配置されて一体化されたバックアップ板を有する、
    請求項1ないし7のいずれかに記載のレリーフを用いた装飾用壁材。
  9. 複数の前記レリーフ板が前記バックアップ板上に配列されて一体化されてなる、
    請求項8記載のレリーフを用いた装飾用板材。
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