JPH1022180A - 防爆弁付コンデンサ用アルミケース - Google Patents

防爆弁付コンデンサ用アルミケース

Info

Publication number
JPH1022180A
JPH1022180A JP16940396A JP16940396A JPH1022180A JP H1022180 A JPH1022180 A JP H1022180A JP 16940396 A JP16940396 A JP 16940396A JP 16940396 A JP16940396 A JP 16940396A JP H1022180 A JPH1022180 A JP H1022180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum case
explosion
capacitor
proof valve
thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16940396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Yamahiro
義夫 山廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
APUTODEITO KK
Original Assignee
APUTODEITO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by APUTODEITO KK filed Critical APUTODEITO KK
Priority to JP16940396A priority Critical patent/JPH1022180A/ja
Publication of JPH1022180A publication Critical patent/JPH1022180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサの爆発時に防爆弁の薄肉部の破壊
箇所を小さくして、爆発音を小さくし、かつ収納した素
子の飛び出しを従来よりより少なくすることを目的とす
る。 【解決手段】 アルミケース10の一端閉鎖の底面12
には、アルミケース10の外部から刻印金型14によっ
て溝16を形成する。底面12のうち、その溝16を形
成した箇所の底面12における薄肉部18の厚みは、底
面12の中央部付近の厚みが薄く、外側に向けて徐々に
厚みが厚くなるテーパ状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防爆弁を設けた
防爆弁付コンデンサ用アルミケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンデンサは、一端閉鎖で一端
開口の筒状のアルミケース内に収容されており、そのア
ルミケースの開口部から外部に端子が引き出され、その
端子を基板などに接続している。特に、電解コンデンサ
の場合には電解液が漏れないように気密性を高めている
ため、コンデンサに過電圧や逆電圧がかかった際に、コ
ンデンサの内部の圧力が高くなってアルミケースが爆発
し、コンデンサ素子が発火して火事になったり煙が出た
りする不具合が発生していた。この不具合を解消するた
めに、コンデンサのアルミケースに、内部が所定の圧力
以上になった時に破れる肉厚の薄い薄肉部(防爆弁)を
設けておき、所定の圧力になると薄肉部が破れて、爆発
の被害をそのコンデンサ以外に及ぼさないようにした防
爆弁付コンデンサ用アルミケースが従来から提供されて
いる。防爆弁としての薄肉部は、一般にはアルミケース
の底面(閉鎖端面)に形成されており、ケースの外側ま
たは内側から刻印金型等によって、図形やアルファベッ
ト等の文字が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来の防爆弁
の構造を図3並びに図4に示す。アルミケース30の一
端閉鎖の底面32には、その底面32よりも厚みの薄い
防爆弁としての薄肉部34が形成される。この薄肉部3
4は、底面32に刻印金型36によって溝38を設ける
ことによって形成される。即ち、底面32における溝3
8の形成した箇所が防爆弁としての薄肉部34となる。
従来は、溝38の深さが一定、即ち薄肉部34の厚さが
一定とされ、アルミケース30の内部が所定の圧力以上
になると薄肉部34の全長が破壊され、アルミケース3
0の破裂が防止される。この薄肉部34の亀裂が大きい
と、爆発音が大きく、アルミケース30の内部に収容し
た素子が外部に飛び出して、火災の原因になるおそれが
あった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、コンデンサの爆発時に防爆弁の薄肉部の破壊箇所を
小さくして、爆発音を小さくし、かつ収納した素子の飛
び出しを従来よりより少なくするようにした防爆弁付コ
ンデンサ用アルミケースを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、一端を閉鎖し他端を開口した筒状のア
ルミケースにその内部に所定の圧力がかかると破れるよ
うな薄肉部を設けた防爆弁付コンデンサ用アルミケース
において、その薄肉部に厚みに相対的に厚い箇所と相対
的に薄い箇所とを設けるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係るコンデンサ用アルミケース
の要部断面図である。アルミケース10は一端閉鎖で一
端開口の筒状をしており、そのアルミケース10の一端
閉鎖の底面12には、アルミケース10の外部から刻印
金型14によって溝16を形成する。底面12のうち、
その溝16を形成した箇所は肉厚の薄い薄肉部18とな
る。この底面12における薄肉部18の厚みは、例え
ば、底面12の中央部付近の厚みが相対的に薄く、外側
に向けて徐々に厚みが厚くなるテーパ状とする。このテ
ーパ状の薄肉部18の厚みは、アルミケース10の内部
の圧力が所定の高い圧力になった時に、薄肉部18のう
ち厚みの相対的に薄い中央部のみが破れ、薄肉部18の
うち厚みの相対的に厚い外側は破れることがないように
設定する。所定圧力よりも更に過大な圧力がかかった場
合に、薄肉部18のうち厚みの厚い箇所が破れるように
する。薄肉部18の厚みにおいて、底面12の中央部付
近の厚みを相対的に薄くするのは、底面12の中央部付
近に、アルミケース10の内部の一番高い圧力がかかる
可能性が高く、そこから破壊されるのが望ましいからで
ある。
【0007】以上のように構成されているので、アルミ
ケース10の内部の圧力が所定の高い圧力になった時
に、薄肉部18は全体が一挙に破れることはなく、相対
的に厚みの薄い中央部のみが破れる。これによって、爆
発音が小さく、かつ、アルミケース10内の収容物が外
に飛び出すことが無くなる。
【0008】図1においては、アルミケース10の底面
12に外部から刻印金型14によって溝16を形成した
外防爆弁を示したが、本発明は、図2に示すようにアル
ミケース10の底面12に、アルミケース10の内部か
ら刻印金型14によって溝20即ち薄肉部22を形成す
るようにしてもよい。この際、薄肉部22の厚みは、底
面12の中央部が薄く、外側に向かうにつれて厚くなる
テーパ状とするのが望ましい。なお、溝16,20は、
刻印金型14以外の手段を用いても良い。
【0009】なお、図1や図2において、薄肉部18,
22の厚みは、底面12の中央部が薄く、底面12の外
側に向かうにつれて順次厚くなるテーパ状としたが、薄
肉部18,22において厚みの厚い箇所と薄い箇所がど
こに設けられていても良い。また、図1や図2におい
て、薄肉部18,22を、アルミケース10の一端閉鎖
の底面12に設けたが、アルミケース10の筒状部に設
けても構わない。
【0010】
【発明の効果】以上説明のように、本発明に係る防爆弁
付コンデンサ用アルミケースによれば、アルミケースの
防爆弁としての薄肉部において、厚みの薄い箇所と厚み
の厚い箇所とを設け、アルミケースの内部が所定の圧力
になった時に、薄い箇所のみを破裂するようにしたの
で、薄肉部が従来のように一挙に破れることはなくな
る。この結果、爆発音が小さくなり、かつ、アルミケー
ス内の収容物が外に飛び出して火災の発生原因となるお
それを無くすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防爆弁付コンデンサ用アルミケー
スの一実施態様を示す要部断面図である。
【図2】本発明に係る防爆弁付コンデンサ用アルミケー
スの他の実施態様を示す要部断面図である。
【図3】従来の防爆弁付コンデンサ用アルミケースの他
の実施態様を示す要部断面図である。
【図4】図3の防爆弁付コンデンサ用アルミケースの斜
視図である。
【符号の説明】
10 アルミケース 12 底面 16 溝 18 薄肉部 20 溝 22 薄肉部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を閉鎖し他端を開口した筒状のアル
    ミケースにその内部に所定の圧力がかかると破れるよう
    な薄肉部を設けた防爆弁付コンデンサ用アルミケースに
    おいて、その薄肉部に厚みに相対的に厚い箇所と相対的
    に薄い箇所とを設けたことを特徴とする防爆弁付コンデ
    ンサ用アルミケース。
  2. 【請求項2】 前記薄肉部を一端閉鎖の底面に設け、そ
    の底面の中央側に位置する薄肉部の厚みを相対的に薄く
    し、底面の中央より離れた位置の厚みを相対的に厚くし
    たことを特徴とする請求項1記載の防爆弁付コンデンサ
    用アルミケース。
  3. 【請求項3】 底面の中央側に位置する薄肉部の厚みを
    薄くし、底面の中央より離れるに従って薄肉部の厚みを
    テーパ状に厚くすることを特徴とする請求項2記載の防
    爆弁付コンデンサ用アルミケース。
JP16940396A 1996-06-28 1996-06-28 防爆弁付コンデンサ用アルミケース Pending JPH1022180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16940396A JPH1022180A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 防爆弁付コンデンサ用アルミケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16940396A JPH1022180A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 防爆弁付コンデンサ用アルミケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1022180A true JPH1022180A (ja) 1998-01-23

Family

ID=15885964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16940396A Pending JPH1022180A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 防爆弁付コンデンサ用アルミケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1022180A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138042A (ja) * 2011-12-27 2013-07-11 Nichicon Corp コンデンサ
JP2014099532A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Nichicon Corp コンデンサ
JP2017059836A (ja) * 2016-10-24 2017-03-23 ニチコン株式会社 コンデンサ
CN107275094A (zh) * 2017-07-18 2017-10-20 丰宾电子(深圳)有限公司 一种电容器外壳及具有它的电容器
CN111054817A (zh) * 2018-10-17 2020-04-24 武汉市杰精精密电子有限公司 一种用于生产底部带有v槽的防爆电池金属壳模具与工艺
WO2024005114A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 日本ケミコン株式会社 蓄電デバイス用ケースおよび蓄電デバイス

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138042A (ja) * 2011-12-27 2013-07-11 Nichicon Corp コンデンサ
US9496096B2 (en) 2011-12-27 2016-11-15 Nichicon Corporation Capacitor
JP2014099532A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Nichicon Corp コンデンサ
JP2017059836A (ja) * 2016-10-24 2017-03-23 ニチコン株式会社 コンデンサ
CN107275094A (zh) * 2017-07-18 2017-10-20 丰宾电子(深圳)有限公司 一种电容器外壳及具有它的电容器
CN111054817A (zh) * 2018-10-17 2020-04-24 武汉市杰精精密电子有限公司 一种用于生产底部带有v槽的防爆电池金属壳模具与工艺
WO2024005114A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 日本ケミコン株式会社 蓄電デバイス用ケースおよび蓄電デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI725613B (zh) 用於儲能裝置的防爆外殼以及儲能裝置
JPH1022180A (ja) 防爆弁付コンデンサ用アルミケース
JP4247831B2 (ja) 密閉角形電池
JPS6231811B2 (ja)
CA2091130A1 (en) Pressure relief device and method
JP2879015B2 (ja) 防爆弁付コンデンサ用アルミケース
JPH0416900B2 (ja)
JP2001023595A (ja) 密閉型電池の防爆安全弁とその製造方法
JPS5831402Y2 (ja) 電解コンデンサ
JP2000021692A (ja) 電解コンデンサ
US20210249720A1 (en) Explosion-proof enclosure for energy storage device and energy storage device
JPH0427165Y2 (ja)
CN218731354U (zh) 盖板组件及扣式电池
JP4498244B2 (ja) アルミ電解コンデンサ用ケース
JP2000268810A (ja) 密閉型の電池
JP3191536B2 (ja) コンデンサ用ケース
JP2559923Y2 (ja) 電解コンデンサ
JP2000040646A (ja) 電解コンデンサ
JP2003142349A (ja) 電解コンデンサ
WO2024005114A1 (ja) 蓄電デバイス用ケースおよび蓄電デバイス
JP2528339Y2 (ja) 電解コンデンサ
JPS6023970Y2 (ja) 電解コンデンサ
JPS5940767Y2 (ja) 電解コンデンサ
JP2001307967A (ja) 電解コンデンサの安全装置、電解コンデンサ用ケース及び電解コンデンサ
JP2969717B2 (ja) 電解コンデンサ