JPH10220695A - 天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設備 - Google Patents
天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設備Info
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- JPH10220695A JPH10220695A JP2397597A JP2397597A JPH10220695A JP H10220695 A JPH10220695 A JP H10220695A JP 2397597 A JP2397597 A JP 2397597A JP 2397597 A JP2397597 A JP 2397597A JP H10220695 A JPH10220695 A JP H10220695A
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Abstract
貯蔵できると共に電気等のエネルギー消費を少なくでき
る天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設備を提供す
る。 【解決手段】 天然ガスを氷粒が形成された冷水中に供
給してハイドレートhを生成すると共にこれを貯留する
天然ガス貯蔵用ハイドレートタンク32と、貯留された
ハイドレートhを導入して天然ガスと水に分離する分離
器36と、分離器36にいたるハイドレートhを加熱す
ると共にこれを天然ガスのハイドレート生成時の冷熱源
として蓄熱する蓄熱器38とを備えたものである。
Description
レートとして貯蔵すると共に蓄冷する天然ガスのハイド
レートによるガス貯蔵設備に関するものである。
消費者に都市ガスを供給する主配管に沿って、都市ガス
を安価に安定して供給するために、天然ガスの貯蔵基地
を設置するのが一般的である。
れているピークシェービング用LNG基地がその代表例
である。これは季節の差でガス需要が非常に異なり、需
要の多い季節(冬期)には導管で多量に需要地迄送らな
ければならなく、一方需要の少ない季節(夏期)には導
管は低負荷で使用されることになる。
致した長距離配管を設置することは、非常にコスト高の
原因になる。
い季節に遊びの多い高圧都市ガス導管(幹線)10を利
用して、需要地域に近い場所に一時体積の小さいLNG
タンク11を設置し、需要の少ない季節に液化装置12
で導管からの天然ガスを液化してLNGとしてLNGタ
ンク11に貯蔵し、需要か多くなる季節に、LNGタン
ク11内のLNGをポンプ13にて気化器14を通して
ガス化して、これを都市ガス分配配管網15に供給し
て、需要のピークに対処している。このように、長距離
配管の有効利用を図ることにより、配管の建設投資を節
約して、ガスコストの低減を行っている。
共に、ピークシェービング用基地と同じように、ガス需
要の少ない夜間に供給幹線を有効に利用するために、需
要地域の近傍に図2に示すようにガスホルダ16を設置
しているのが一般的である。
た球形、円筒形に形成されたガスホルダで、高圧都市ガ
ス導管10に開閉バルブ17と圧力制御弁18を介して
1〜2kg/cm2 Gの中間圧力ガス供給管22に供給
したり、その中間ガス供給管20より減圧弁23を介し
て一般家庭用等の低圧ガス供給管24に供給したりして
いる。またこの中間ガス供給管24にバルブ25を介し
て有水槽ガスホルダー26が接続され、そのガスホルダ
ー26に貯蔵された都市ガスが、減圧弁23を介して低
圧ガス供給管24に供給するようにされる。
示したLNGのピークシェービング基地では、天然ガス
の液化のために単位重量当り消費されるエネルギー(電
気、etc)が非常に大きくなる(液化装置:大型=約
400Wh/kg,小型=900Wh/kg)。又、貯
蔵液体が非常に低温(約−160℃)のため、貯蔵容器
に使用する金属材料もステンレス,Al或いは9%Ni
鋼等と高価なものとなる。容器も高い断熱性能を有する
構造となり、コストアップの原因となっている。
防止し、気化ガスの量を抑制して、危険範囲を狭くする
ために、法規で容器を防液提で囲むことが義務づけられ
ている。このため、設備の建設敷地も比較的広く必要と
する。
ホルダー16は、通常約10kg/cm2 Gでガス状で
の貯蔵のため、単位容積当りの貯蔵密度が低いので、単
位エネルギー当りの容積が大きくなり、比較的広い建設
敷地を必要とする。又、期待される機能の点からガスホ
ルダは市街地城或いは近傍に設置されるため、危険性か
ら設置場所の選定が非常に難しい状況にある。
し、これらピークシェービング用LNG貯蔵設備或は消
費地域近傍に設置されるガスホルダ等の問題点につい
て、解決するもので、設置面積が少なく、しかも天然ガ
スを安全に貯蔵できると共に電気等のエネルギー消費を
少なくできる天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設
備を提供することにある。
に、請求項1の発明は、天然ガスを氷粒が形成された冷
水中に供給してハイドレートを生成すると共にこれを貯
留する天然ガス貯蔵用ハイドレートタンクと、貯留され
たハイドレートを導入して天然ガスと水に分離する分離
器と、分離器にいたるハイドレートを加熱すると共にこ
れを天然ガスのハイドレート生成時の冷熱源として蓄熱
する蓄熱器とを備えた天然ガスのハイドレートによるガ
ス貯蔵設備である。
ハイドレートの分解温度より高い凝固点をもつ加熱用媒
体を収容し、この加熱用媒体で、上記分離器に供給され
るハイドレートを加熱して冷熱回収し、その冷熱回収で
加熱用媒体を凝固させ、これを貯留する請求項1記載の
天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設備である。
レートタンクは、冷却用の熱交換器を有し、その熱交換
器が、蒸発側熱交換器としてヒートポンプサイクルに組
み込まれると共にそのヒートポンプサイクルの凝縮側熱
交換器の冷熱源に蓄熱器が組み込まれる請求項1又は2
記載の蓄熱器を備えた天然ガスのハイドレートによるガ
ス貯蔵設備である。
ン、プロパン成分が混合している天然ガスが、圧力と温
度条件が整えば水と結合してハイドレート(水和物)を
作ることが知られている。その時のハイドレート中の炭
化水素分子と水の結合割合はモル数及び重量比で次の通
りである。
ければ低いほどその平衡圧力は低くなる。例えば、メタ
ン成分が90モル%の場合、273Kでの平衡圧力は約
1MPa以下となり、その時ハイドレート中の天然ガス
含有量は約13.6重量%である。この時のハイドレー
トの比重は1.03〜1.04である。従って、単位体
積当りの天然ガス貯蔵量は140kg/m3 となる。
00トン、液化量100トン/Dの条件で各基地の特性
を概略比較すると次のようになる。
地、蓄冷型LNG液化貯蔵(ピークシェービング)基
地、ガスホルダ基地、LNGサテライト基地、ハイドレ
ート貯蔵基地について比較する。
す。
が遊離し、燃焼熱を水の蒸発熱で奪うためとハイドレー
トの分解熱も比較的高い(180Kcal/kg:N
G)ことにより、激しい燃焼にはならない。
レートとして貯蔵することで、危険性が少なく、しかも
低コストで貯蔵が行える。さらにこのハイドレートを利
用した蓄熱器を用いることで、熱回収が有効に行える。
を添付図面に基づいて詳述する。
のハイドレートによるガス貯蔵設備を示し、基本的には
天然ガスのガス導管30からの天然ガスを導入し、これ
を水と結合させてハイドレートhとすると共にこれを貯
蔵する天然ガス貯蔵用ハイドレートタンク32と、起動
時など、ハイドレートタンク32の熱交換器33に冷媒
を供給して冷却するための冷凍機34と、天然ガス貯蔵
用ハイドレートタンク32内に貯蔵されたハイドレート
hを使用時に導入して、水と天然ガスに分離して天然ガ
スNGを消費系ライン35に供給する分離器36と、そ
の分離時にハイドレートhを加熱すると共に冷熱を冷熱
用ハイドレートkとして貯留する蓄熱器38と、蓄熱器
38と天然ガス貯蔵用ハイドレートタンク32の熱交換
器33とを結び蓄熱器38の冷熱を天然ガス貯蔵用ハイ
ドレートタンク32に戻すヒートポンプサイクル40と
から構成される。
は、内部に冷水wが貯留された容器41からなり、その
冷水wの水面上に冷凍機34に組み込まれた熱交換器3
3が設けられ、その熱交換器33の上部に冷水wの噴射
管42が設けられ、冷水wの水面下に天然ガスのガス導
管30と接続されたガス分散管43が設けられて構成さ
れる。
の冷水を、ポンプ45にて抜き取ると共に噴射管42か
ら噴射する冷水循環手段46が接続される。この冷水循
環手段46は、容器41の略中央と下部に接続された冷
水抜き取りライン47,48と、そのライン47,48
に接続されたポンプ45と、そのポンプ45の吐出側と
噴射管42とを結ぶ戻しライン50とからなる。
され、その導入ライン51が、ガス導管30と減圧弁5
2を介して接続される。
水を抜き取ると共に天然ガスと共に冷水wをガス噴射管
43から噴射する冷水噴射手段53が接続される。この
冷水噴射手段53は、その吸込側が容器41内の水面近
くの冷水を抜き取るべく容器41に接続され、他端が導
入ライン51に接続された冷水噴射ライン54と、その
ライン54に接続されたポンプ55と、そのポンプ55
の吸込側と吐出側に接続されたバルブ56,57とから
なっている。
接続配管58を介して接続された圧縮機60と、その圧
縮機60の吐出側に接続された凝縮器61と、凝縮器6
1からの凝縮液を貯留するリキッドタンク62と、その
リキッドタンク62に接続された減圧弁63からなり、
減圧弁63が、送り側接続配管64を介して熱交換器3
3に接続されて冷凍サイクルが形成される。この冷凍機
34の冷媒は、プロパン等が用いられ、圧縮機60で圧
縮された高温高圧の冷媒が、凝縮器61に流れ、そこで
凝縮した後、リキッドタンク62に貯留され、減圧弁6
3で減圧され、送り側接続配管64を介して熱交換器3
3に流れ、そこで0℃以下(−5〜−10℃)で蒸発し
て戻り側接続配管58を介して圧縮機60に戻るように
なっている。
り分岐し、容器41内の底部を冷却すると共に熱交換器
33に戻す冷却ライン65が接続される。
には未反応の天然ガスを圧縮機66で昇圧して導入ライ
ン51に戻すオフガスライン67が接続される。
hを抜き取って分離器36に導入するための抜き取りラ
イン70が接続される。この抜き取りライン70には、
バルブ71とスラリーポンプ72が接続され、その吐出
側に、分離器36で分離された水とハイドレートと熱交
換する第1熱交換器73と蓄熱器38に組み込まれた第
2熱交換器74が接続され、さらに補助熱交換器75が
接続される。
ブ76を介して冷水噴射ライン54に接続される。
の頂部に接続した消費系ライン35に供給され、水は、
底部に接続した水回収ライン78より、第1熱交換器7
3を通し、冷水循環手段46の戻しライン50を介して
噴射管42より容器41に戻される。
スのハイドレート分解温度(7℃)より凝固点の高いパ
ラキシレン(凝固点13℃)等の加熱媒体84が収容さ
れ、上部に液媒体81が下部に凝固媒体83が、比重差
により分離して貯留される。
1,凝固媒体83をそれぞれ抜き出す抜き出しライン8
5,87が接続される。液媒体81のライン85には、
バルブ88を介して抜き取りポンプ89に接続され、凝
固体溶液83のライン87には、バルブ90を介して抜
き取りポンプ91が接続される。ライン85は、二股に
分岐され、その一方がバルブ92を介して凝固体溶液8
3側の抜き取りポンプ91に接続される。
には制御弁95,96が接続され、それら制御弁95,
96が三方切換弁98に接続される。
9,91、制御弁95,96、三方切換弁98を通り、
第二熱交換器74を通って容器80に戻る加熱・蓄熱ラ
イン100が接続されると共に、三方切換弁98よりヒ
ートポンプサイクル40の凝縮器102を通って容器8
0に戻る蓄熱利用ライン104とが接続される。
は、ダイヤフラム105が設けられ、気相に窒素ガス等
が封入されていて、容器80内の液体、気体の膨張,収
縮による圧力変化をダイヤフラム105で防止してい
る。ダイヤフラム105内は約1atmに保持する。容
器80には、ブリザバルブ106と窒素ガスの充填ノズ
ル107が設けられている。
配管58に吸入圧制御弁110を介して接続された圧縮
機111と、その圧縮機111の吐出側に接続された凝
縮器102と、リキッドタンク112と、そのリキッド
タンク112の冷媒出口と戻り側接続配管58とを結ぶ
膨張弁113と、天然ガス貯蔵用ハイドレートタンク3
2の熱交換器33とで構成される。
れは、熱交換器33からの蒸発冷媒ガスが、戻り側接続
配管58を介し、吸入圧制御弁110で、吸込圧力が制
御されて、圧縮機111に導入され、そこで高温高圧に
圧縮され、凝縮器102に流れ、そこで蓄熱気8の加熱
用媒体84と熱交換して凝縮し、凝縮液がリキッドタン
ク112に貯留されると共に膨張弁113で減圧されて
熱交換器33に流れ、そこで、噴射管34から噴射され
る水と熱交換して蒸発して吸入圧制御弁110を介して
圧縮機111に戻る流れとなる。
ローラ115が設けられ、そのコントローラ115の圧
縮機111の蒸発ガス吸込温度が所定温度となるよう膨
張弁113での弁開度(減圧比)が制御され、同時に接
続配管58に接続した圧力コントローラ116で、吸入
圧制御弁110の弁開度が制御されて、吸込圧力が制御
されるようなっている。
する操作を説明する。
を、内蔵されている熱交換器33より低いレベル迄充填
する。次に、ポンプ45を起動し容器41内の水を噴射
管42より熱交換器33の上部から散水する。散水開始
後、圧縮機60、凝縮器61、リキッドタンク62、減
圧弁63等で構成されている冷凍機34を起動させ、冷
媒(例:プロパン)を接続配管64を通じて熱交換器3
3に導入する。
ネル内に配列されているチューブ側に冷媒が入り、直立
しているパネル表面上を散水された水が流下する。チュ
ーブ内では0℃以下(−5〜−10℃)の温度で冷媒が
蒸発し、パネル表面の水は冷媒の蒸発熱により冷却され
氷結する。
の剥離剤がコーティング(或は剥離性のある材質を使
用)してあるので、氷がパネル表面から容器41内の水
面上に自重で落下し推積する(ハーベスト型製氷機)。
但し、氷が容器41の水面上に蓄積できる構造であれ
ば、本構造の熱交に限定しなくても良い。又、容器41
とは別個にして氷を容器41に呼び込んでも良い。或る
程度容器41内の水面上に氷が推積し、容器41下部の
水温が約0℃になった時点で、高圧都市ガス導管30か
ら都市ガス(天然ガス)を導入ライン51を介し、容器
41下部の水中にガス分散管43を通して導入する。
れた水と反応してハイドレートを作る。この反応は発熱
反応で、天然ガスの場合、約180Kcal/kgであ
るため、水温を上昇させようとするが、水中に浮遊混在
している氷によって冷却(氷の融解熱:約80Kcal
/kg)されるので、約0℃に平衡した圧力(0.9M
Pa)でハイドレートhが生成される。生成されたハイ
ドレートhは前述したように、水wよりも比重が重いた
め、水中を沈下し容器41下部に推積する。
もって製造したい量のハイドレートの生成熱に相当した
熱量以上の氷を容器41内に製造しておけば、ハイドレ
ート(圧力:0.9MPa)を製造することが出来る。
い夜間に行い蓄冷するのが経済的に有利である。
と冷水wの混合物を、第1熱交換器73を介し第2熱交
換器74で加熱しハイドレートを分解する場合に、熱源
として蓄熱器38に貯蔵されている、パラキシレン等の
液媒体81の凝固熱(パラキシレンの場合、38.5K
cal/kg)を利用する。
る天然ガスのハイドレートhの分解温度は、約7℃であ
る。パラキシレンを液媒体81に用いた場合、その凝固
点は、約13℃である。
ートhの分解温度と適切な温度差がとれるような加熱用
媒体84(蓄冷剤)を選定することにより発生した熱量
を、熱交換し得る伝熱面積を持った第2熱交換器74に
より、天然ガスのハイドレートの分解吸熱により、液媒
体81は熱を奪われて凝固し、凝固媒体83となる。
に送られて貯蔵される。この場合に、液媒体81の全体
が凝固すると流動性がなくなるので、全体が凝固しない
よう十分な量の液媒体81を流すことにより凝固が発生
した後も流動のための潤滑性が得られる。
Kcal/kgで、パラキシレン(液媒体81)のそれ
は38.5Kcal/kgであるので、両流体の流量比
(重量比)の関係は、 180×WC1 =38.5×Wp → WC1/Wp =
0.214 となる。
/(ハ゜ラキシレン 凝固体)は、 WR = 6.32 WC1/Wp =1.35 となる。
少多く流すことにより、天然ガスハイドレートは熱的に
は完全に分解され、天然ガスと水になる。
取り、ポンプ89で液媒体81を吸入加圧して、ポンプ
89の吐出側で流量をコントロールして、三方切換弁9
8により第2熱交換器74に流す。
行われるので、分解中はパラキシレンの凝固媒体83は
蓄熱器38の容器80の下部に推積(比重が重いため)
される。
の多い夜間に天然ガスハイドレートhを製造することに
なる。
ト生成熱と、蓄熱器38でのパラキシレンの凝固媒体8
3の分解熱を、圧縮機111で構成されるヒートポンプ
システム40で結び、天然ガスハイドレートhの生成に
消費される電力の低減を図る。
の操作を夜間に行うことで、電気は夜間料金となるの
で、ランニングコストが非常にセーブ出来る有効なシス
テムである。
の運転は、次のように行う。
解により、上層の一部を除いては、分離器36から返送
された水でほとんど満たされている。
2)により吸引し、分離器36、第1熱交換器73を経
由して、熱交換器33上に噴射管42にて散水する。
タンク112に貯蔵されている冷媒(例えばC3 )液
を、膨張弁113を通して熱交換器33に導入し、熱交
換器33の伝熱チューブ内を流れる間に、散水液と熱交
換し、散水液は氷結する。
るように圧縮機111の吸入量を吸入弁110(或はア
ンローダー弁、バイパス弁等)で制御する。
所定の値に維持することにより、その圧力に平衡した冷
媒の一定の蒸発温度を得る。例えば、蒸発温度を−5〜
−10℃に設定し、散水から0℃で氷結するように所定
の熱量を熱交換し得る伝熱面積を熱交換器33に備えれ
ば、連続的に氷を容器41内に蓄積することができる。
蒸発ガス冷媒は、凝縮器102に送られ、蓄熱器38か
ら送られて来る液媒体81を含む凝固媒体83と熱交換
(冷却)して凝縮する。
ンク112を通して再循環使用される。
器80の下部からポンプ91で吸引加圧され、ライン8
5,バルブ92で吸引加圧された液媒体81と混合(凝
固媒体83の量の20wt%程度)して、凝縮器102
に送られて圧縮機111の吐出側冷媒ガスを冷却する。
冷却に使用された凝固媒体83は液媒体81になり、蓄
熱利用ライン104にて蓄熱器38に返送される。
差により、上層に液媒体81、下部に凝固媒体83が蓄
蔵されている。
の分解熱で上昇する傾向になるので、ダイヤフラム10
5の伸縮により約1atmに容器80内の圧力を制御す
る。
器38の容器80内に貯蔵され、次の天然ガスハイドレ
ートhの出荷分解時の加熱源として、再使用される。
ク32の容器41内に製造し、蓄積された氷層の下部の
水中に、天然ガスを吸き込むことにより、立上げ運転で
述べたようにして、ハイドレートhが生成される。この
場合ガス導入ライン51に、ポンプ45により氷か混合
した水を送入すると、更に効果的に生成熱を奪うことか
出来て、効果的にハイドレートhを生成することが出来
る。
機111により構成されるヒートポンプシステム40で
回収される冷熱量は、必要冷熱量の約80%なので、圧
縮機60により構成される冷凍機34により補充(約2
0%)しなければならない。これら2つの装置は、接続
配管58,64で共に接続され、同時に運転して熱交換
器33で製氷することができるシステムとなっている。
従って、両装置共に電気料金の安い夜間に運転すること
ができる。
よる天然ガスハイドレートの製造運転は、それぞれの運
転条件が整えば、個別運転及び同時運転も可能なシステ
ムとなっている。
をハイドレートとして貯蔵することで、危険性が少な
く、しかも低コストで貯蔵が行える。さらにパラキシレ
ン等の凝固熱を利用した蓄熱器を用いることで、熱回収
が有効に行える。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 天然ガスを氷粒が形成された冷水中に供
給してハイドレートを生成すると共にこれを貯留する天
然ガス貯蔵用ハイドレートタンクと、貯留されたハイド
レートを導入して天然ガスと水に分離する分離器と、分
離器にいたるハイドレートを加熱すると共にこれを天然
ガスのハイドレート生成時の冷熱源として蓄熱する蓄熱
器とを備えたことを特徴とする天然ガスのハイドレート
によるガス貯蔵設備。 - 【請求項2】 蓄熱器は、天然ガスのハイドレートの分
解温度より高い凝固点をもつ加熱用媒体を収容し、この
加熱用媒体で、上記分離器に供給されるハイドレートを
加熱して冷熱回収し、その冷熱回収で加熱用媒体を凝固
させ、これを貯留する請求項1記載の天然ガスのハイド
レートによるガス貯蔵設備。 - 【請求項3】 天然ガス貯蔵用ハイドレートタンクは、
冷却用の熱交換器を有し、その熱交換器が、蒸発側熱交
換器としてヒートポンプサイクルに組み込まれると共に
そのヒートポンプサイクルの凝縮側熱交換器の冷熱源に
蓄熱器が組み込まれる請求項1又は2記載の天然ガスの
ハイドレートによるガス貯蔵設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02397597A JP3992774B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02397597A JP3992774B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10220695A true JPH10220695A (ja) | 1998-08-21 |
JP3992774B2 JP3992774B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
ID=12125565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP02397597A Expired - Lifetime JP3992774B2 (ja) | 1997-02-06 | 1997-02-06 | 天然ガスのハイドレートによるガス貯蔵設備 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3992774B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263156A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 天然ガスハイドレート生成プラントにおける脱圧装置 |
JP2010012420A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Jfe Engineering Corp | 第四級アンモニウム塩をゲスト分子として含む水和物を用いて気体を捕集し放出する方法及びそのための装置 |
CN116928583A (zh) * | 2023-07-19 | 2023-10-24 | 大连理工大学 | 一种能源固化装卸系统及方法 |
-
1997
- 1997-02-06 JP JP02397597A patent/JP3992774B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN116928583B (zh) * | 2023-07-19 | 2023-12-01 | 大连理工大学 | 一种能源固化装卸系统及方法 |
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JP3992774B2 (ja) | 2007-10-17 |
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