JPH10220351A - 可変容量斜板式圧縮機 - Google Patents
可変容量斜板式圧縮機Info
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- JPH10220351A JPH10220351A JP9027522A JP2752297A JPH10220351A JP H10220351 A JPH10220351 A JP H10220351A JP 9027522 A JP9027522 A JP 9027522A JP 2752297 A JP2752297 A JP 2752297A JP H10220351 A JPH10220351 A JP H10220351A
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- chamber
- discharge
- pressure chamber
- cylinder block
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/14—Control
- F04B27/16—Control of pumps with stationary cylinders
- F04B27/18—Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
- F04B27/1804—Controlled by crankcase pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/14—Control
- F04B27/16—Control of pumps with stationary cylinders
- F04B27/18—Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
- F04B27/1804—Controlled by crankcase pressure
- F04B2027/184—Valve controlling parameter
- F04B2027/1845—Crankcase pressure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造を簡単にし、製造を容易にしたこと。
【解決手段】 シリンダブロック1のクランク室10の
圧力領域及び第3の圧力室42に吐出容量制御用のガス
通路を形成するよう前記シリンダブロック1及び前記シ
リンダヘッド31を跨がるよう配置した連通部材55を
有し、該連通部材55は前記隔壁31aに形成した貫通
穴31cに連通する連通孔56を有している。
圧力領域及び第3の圧力室42に吐出容量制御用のガス
通路を形成するよう前記シリンダブロック1及び前記シ
リンダヘッド31を跨がるよう配置した連通部材55を
有し、該連通部材55は前記隔壁31aに形成した貫通
穴31cに連通する連通孔56を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の空調装置の
冷媒圧縮等に用いられる圧縮機に関し、特に、回転軸の
回転運動を斜板によってピストンの往復運動に変換する
とともにその斜板の傾斜角度の変動にしたがい容量が変
わるようにした可変容量斜板式圧縮機に関する。
冷媒圧縮等に用いられる圧縮機に関し、特に、回転軸の
回転運動を斜板によってピストンの往復運動に変換する
とともにその斜板の傾斜角度の変動にしたがい容量が変
わるようにした可変容量斜板式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の可変容量斜板式圧縮機として
は、エンジン等により駆動される回転軸の回転運動を軸
方向の往復運動に変換すると共に、この往復運動のスト
ロークを可変にするために、この回転軸に軸方向で摺動
可能なように結合される斜板を備えたものがある。
は、エンジン等により駆動される回転軸の回転運動を軸
方向の往復運動に変換すると共に、この往復運動のスト
ロークを可変にするために、この回転軸に軸方向で摺動
可能なように結合される斜板を備えたものがある。
【0003】従来の可変容量斜板式圧縮機として、「可
変容量式斜板型圧縮機」と題して特開平8−21358
号公報(従来技術)に開示されたものがある。
変容量式斜板型圧縮機」と題して特開平8−21358
号公報(従来技術)に開示されたものがある。
【0004】図3は上記従来技術の可変容量斜板式圧縮
機をその長軸方向に沿って切断した断面図である。図3
おいて、内部に複数のシリンダを形成するシリンダブロ
ック101は図示の左側の端面がフロントエンドプレー
ト102により閉塞されている。シリンダブロック10
1の右側の端面は弁板125を介してシリンダヘッド1
27により閉塞されている。フロントエンドプレート1
02の中央の穴を介してシリンダブロック101内のク
ランク室119へ主回転軸103が伸延している。主回
転軸103の右側端部の軸方向穴には、主回転軸103
よりも直径の小さい副回転軸103aの一端が軸方向で
スライド可能に挿入されている。
機をその長軸方向に沿って切断した断面図である。図3
おいて、内部に複数のシリンダを形成するシリンダブロ
ック101は図示の左側の端面がフロントエンドプレー
ト102により閉塞されている。シリンダブロック10
1の右側の端面は弁板125を介してシリンダヘッド1
27により閉塞されている。フロントエンドプレート1
02の中央の穴を介してシリンダブロック101内のク
ランク室119へ主回転軸103が伸延している。主回
転軸103の右側端部の軸方向穴には、主回転軸103
よりも直径の小さい副回転軸103aの一端が軸方向で
スライド可能に挿入されている。
【0005】また、主回転軸103の右端の外周には円
盤状のロータアーム104が装着固定されている。ロー
タアーム104は、一対の駆動耳104aを右方に突出
させ、かつ右端には軸方向を向いた当接面104bを有
している。
盤状のロータアーム104が装着固定されている。ロー
タアーム104は、一対の駆動耳104aを右方に突出
させ、かつ右端には軸方向を向いた当接面104bを有
している。
【0006】副回転軸103aには、その軸方向と直交
する方向、即ち図の紙面と直交する方向に突出するピン
106が設けられ、このピン106により斜板105を
副回転軸103a上に軸支する。
する方向、即ち図の紙面と直交する方向に突出するピン
106が設けられ、このピン106により斜板105を
副回転軸103a上に軸支する。
【0007】斜板105は、このようにしてピン106
により副回転軸103aに軸支されると共に、支持耳1
05aがロータアーム104の当接面104bに当接す
る。
により副回転軸103aに軸支されると共に、支持耳1
05aがロータアーム104の当接面104bに当接す
る。
【0008】斜板105の周縁は、対のシュー107の
間にスライド可能に挿入されている。各シュー107は
その外面が球面をなし、この球面にほぼ一致するピスト
ン108の凹み108aに滑動可能に収容されている。
従って、図示の状態では、主回転軸103の回転により
斜板105が回転駆動されると、斜板105の頂部の周
縁は、ピストン108を軸方向で往復運動させるように
駆動する。なおピストン108はシリンダブロック10
1の複数のシリンダの各々に軸方向で摺動可能に挿入さ
れている。
間にスライド可能に挿入されている。各シュー107は
その外面が球面をなし、この球面にほぼ一致するピスト
ン108の凹み108aに滑動可能に収容されている。
従って、図示の状態では、主回転軸103の回転により
斜板105が回転駆動されると、斜板105の頂部の周
縁は、ピストン108を軸方向で往復運動させるように
駆動する。なおピストン108はシリンダブロック10
1の複数のシリンダの各々に軸方向で摺動可能に挿入さ
れている。
【0009】シリンダブロック101の右側部分には筒
状のアクチュエータ109が軸方向に摺動可能に備えら
れている。アクチュエータ109はリターンスプリング
110により左方に付勢されている。更にアクチュエー
タ109の背面部はガス圧を受けるための空間111に
臨んでいる。空間111のガス圧は、アクチュエータ1
09を作動させる際に制御弁112により制御され、後
文にて説明する吐出圧と吸入圧との間の適当な値に保た
れる。
状のアクチュエータ109が軸方向に摺動可能に備えら
れている。アクチュエータ109はリターンスプリング
110により左方に付勢されている。更にアクチュエー
タ109の背面部はガス圧を受けるための空間111に
臨んでいる。空間111のガス圧は、アクチュエータ1
09を作動させる際に制御弁112により制御され、後
文にて説明する吐出圧と吸入圧との間の適当な値に保た
れる。
【0010】副回転軸103aの右端部はアクチュエー
タ109の穴109aに挿入され、ラジアル軸受109
bを介してアクチュエータ109により回転可能に支持
される。副回転軸103aの右端面はスラスト軸受10
9cにより軸支されている。
タ109の穴109aに挿入され、ラジアル軸受109
bを介してアクチュエータ109により回転可能に支持
される。副回転軸103aの右端面はスラスト軸受10
9cにより軸支されている。
【0011】今、主回転軸103が図示しないエンジン
により回転駆動され、かつ空間111のガス圧が制御弁
112の作動により適当な値に設定されると、アクチュ
エータ109は、リターンスプリング110のばね力及
び設定された空間111のガス圧力に従って、主回転軸
103の軸上を左方向又は右方向に移動して、空間11
1のガス圧に対応した位置を確立する。従って、副回転
軸103aはアクチュエータ109の作動によりその軸
方向に摺動してその位置が設定されると共に、ロータア
ーム104の当接面104bにより、斜板105はその
傾斜角度が規定される。
により回転駆動され、かつ空間111のガス圧が制御弁
112の作動により適当な値に設定されると、アクチュ
エータ109は、リターンスプリング110のばね力及
び設定された空間111のガス圧力に従って、主回転軸
103の軸上を左方向又は右方向に移動して、空間11
1のガス圧に対応した位置を確立する。従って、副回転
軸103aはアクチュエータ109の作動によりその軸
方向に摺動してその位置が設定されると共に、ロータア
ーム104の当接面104bにより、斜板105はその
傾斜角度が規定される。
【0012】主回転軸103が回転すると、主回転軸1
03の回転がロータアーム104、駆動耳104a及び
支持耳105aを介して斜板105に伝達され、斜板1
05が回転する。即ち、主回転軸103の回転によりロ
ータアーム104が回転駆動されると、斜板105は、
副回転軸103a上の所定位置において所定傾斜角度を
もって副回転軸103aと共に回転する。
03の回転がロータアーム104、駆動耳104a及び
支持耳105aを介して斜板105に伝達され、斜板1
05が回転する。即ち、主回転軸103の回転によりロ
ータアーム104が回転駆動されると、斜板105は、
副回転軸103a上の所定位置において所定傾斜角度を
もって副回転軸103aと共に回転する。
【0013】更に、斜板105の周縁はピストン108
に滑動可能に係合されているので、斜板105の回転が
ピストン108を左右に駆動させることになり、ピスト
ン108はシリンダブロック101のシリンダ内で往復
運動をすることになる。即ち、斜板105の回転運動が
ピストン108の往復運動に変換される。この結果、吸
入室113から吸入したガスが圧縮されて吐出ガスとし
て吐出室114に吐出される。
に滑動可能に係合されているので、斜板105の回転が
ピストン108を左右に駆動させることになり、ピスト
ン108はシリンダブロック101のシリンダ内で往復
運動をすることになる。即ち、斜板105の回転運動が
ピストン108の往復運動に変換される。この結果、吸
入室113から吸入したガスが圧縮されて吐出ガスとし
て吐出室114に吐出される。
【0014】なお、上述した従来技術に開示された圧縮
機ではシリンダヘッド127内に形成されている吸入室
113及び吐出室114を除いた部分である空間111
とクランク室119とを連通する場合、吸入室113及
び吐出室114間の隔壁もしくはシリンダヘッド127
の外郭壁に細孔を形成して連通ガス経路を形成するよう
にしている。
機ではシリンダヘッド127内に形成されている吸入室
113及び吐出室114を除いた部分である空間111
とクランク室119とを連通する場合、吸入室113及
び吐出室114間の隔壁もしくはシリンダヘッド127
の外郭壁に細孔を形成して連通ガス経路を形成するよう
にしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術に開示された圧縮機では、吸入室113及び
吐出室114間の隔壁もしくはシリンダヘッド127の
外郭壁に細孔を形成して連通ガス経路を形成する場合、
ガス通路がシリンダヘッド127の壁厚寸法に制限され
てしまうとともに、ガス通路を形成するにあたって機械
的に複雑であり、複数の部品の加工や高い精度が要求さ
れるため、製造が困難であるという問題をもつ。
た従来技術に開示された圧縮機では、吸入室113及び
吐出室114間の隔壁もしくはシリンダヘッド127の
外郭壁に細孔を形成して連通ガス経路を形成する場合、
ガス通路がシリンダヘッド127の壁厚寸法に制限され
てしまうとともに、ガス通路を形成するにあたって機械
的に複雑であり、複数の部品の加工や高い精度が要求さ
れるため、製造が困難であるという問題をもつ。
【0016】それ故に本発明の課題は、構造を簡単に
し、製造、組み立てを容易とした可変容量斜板式圧縮機
を提供することにある。
し、製造、組み立てを容易とした可変容量斜板式圧縮機
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、略筒形
状のシリンダブロックと、該シリンダブロックの一方の
開口部を閉塞している略円盤状のフロントエンドプレー
トと、前記シリンダブロックの他方の開口部を弁板を介
して閉塞しているシリンダヘッドと、前記シリンダブロ
ック内のクランク室へ前記エンドプレートの外側から回
転可能に支持された主軸と、該クランク室内で前記主軸
に取付けられたロータと、該ロータにヒンジ機構を介し
て取り付けられてる斜板と、前記主軸に対する傾斜角が
変化するよう前記斜板に連結され、前記斜板上の複数の
ピストンが、主軸を取り囲むよう所定の間隔をあけ形成
された複数のシリンダに配置され、前記シリンダヘッド
は吸入ガスを吸入する第1の圧力室と、吐出ガスを吐出
する第2の圧力室と、前記第1の圧力室及び第2の圧力
室に隔壁を介して隔離されている第3の圧力室とを有
し、該第3の圧力室には容量制御弁が埋設されており、
前記クランク室へ前記吐出ガスを導入して流量を調整
し、前記クランク室の圧力を制御することによって前記
斜板の傾斜角度を変え吐出容量を変化させる可変容量斜
板式圧縮機において、前記クランク室の圧力領域及び前
記第3の圧力室間に吐出容量制御用のガス通路を形成す
るよう前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを
跨がるよう配置した連通部材を有し、該連通部材は前記
隔壁に形成した貫通穴に連通する連通孔を有しているこ
とを特徴とする可変容量斜板式圧縮機が得られる。
状のシリンダブロックと、該シリンダブロックの一方の
開口部を閉塞している略円盤状のフロントエンドプレー
トと、前記シリンダブロックの他方の開口部を弁板を介
して閉塞しているシリンダヘッドと、前記シリンダブロ
ック内のクランク室へ前記エンドプレートの外側から回
転可能に支持された主軸と、該クランク室内で前記主軸
に取付けられたロータと、該ロータにヒンジ機構を介し
て取り付けられてる斜板と、前記主軸に対する傾斜角が
変化するよう前記斜板に連結され、前記斜板上の複数の
ピストンが、主軸を取り囲むよう所定の間隔をあけ形成
された複数のシリンダに配置され、前記シリンダヘッド
は吸入ガスを吸入する第1の圧力室と、吐出ガスを吐出
する第2の圧力室と、前記第1の圧力室及び第2の圧力
室に隔壁を介して隔離されている第3の圧力室とを有
し、該第3の圧力室には容量制御弁が埋設されており、
前記クランク室へ前記吐出ガスを導入して流量を調整
し、前記クランク室の圧力を制御することによって前記
斜板の傾斜角度を変え吐出容量を変化させる可変容量斜
板式圧縮機において、前記クランク室の圧力領域及び前
記第3の圧力室間に吐出容量制御用のガス通路を形成す
るよう前記シリンダブロック及び前記シリンダヘッドを
跨がるよう配置した連通部材を有し、該連通部材は前記
隔壁に形成した貫通穴に連通する連通孔を有しているこ
とを特徴とする可変容量斜板式圧縮機が得られる。
【0018】また、本発明によれば、前記連通部材の一
方端部が前記貫通孔に対応する前記隔壁にシール材を介
して当接されていることをことを特徴とする可変容量斜
板式圧縮機が得られる。
方端部が前記貫通孔に対応する前記隔壁にシール材を介
して当接されていることをことを特徴とする可変容量斜
板式圧縮機が得られる。
【0019】また、本発明によれば、連通部材は前記一
方端部が前記隔壁に形成されている凹みに嵌め込まれて
おり、前記一方端部の外周面及び前記凹みの内周面間に
シール部材が介在されていることを特徴とする可変容量
斜板式圧縮機が得られる。
方端部が前記隔壁に形成されている凹みに嵌め込まれて
おり、前記一方端部の外周面及び前記凹みの内周面間に
シール部材が介在されていることを特徴とする可変容量
斜板式圧縮機が得られる。
【0020】さらに、本発明によれば、前記連通部材を
組立ボルトとし、前記ガス通路を該組立ボルトに設けた
ことを特徴とする可変容量斜板式圧縮機が得られる。
組立ボルトとし、前記ガス通路を該組立ボルトに設けた
ことを特徴とする可変容量斜板式圧縮機が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の可変容量斜板式圧
縮機の第1の実施の形態例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態例における可変容量斜板式圧
縮機をその長軸方向に沿って切断した断面図である。図
2は図1に示したシリンダヘッドを紙面の左側から見た
状態の側面図である。
縮機の第1の実施の形態例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態例における可変容量斜板式圧
縮機をその長軸方向に沿って切断した断面図である。図
2は図1に示したシリンダヘッドを紙面の左側から見た
状態の側面図である。
【0022】図1において、可変容量斜板式圧縮機は、
略円筒状のシリンダブロック1と、このシリンダブロッ
ク1の一端側の開口部を閉塞する略円盤状のフロントエ
ンドプレート2とを有している。シリンダブロック1及
びフロントエンドプレート2の中央部分に夫々に形成さ
れている貫通孔5,6には、ベアリング7,8によって
回転可能に支持された主軸9が挿通されている。また、
シリンダブロック1とフロントエンドプレート2との間
に構成されるクランク室10内には、主軸9に取付けら
れたロータ11が配置されている。
略円筒状のシリンダブロック1と、このシリンダブロッ
ク1の一端側の開口部を閉塞する略円盤状のフロントエ
ンドプレート2とを有している。シリンダブロック1及
びフロントエンドプレート2の中央部分に夫々に形成さ
れている貫通孔5,6には、ベアリング7,8によって
回転可能に支持された主軸9が挿通されている。また、
シリンダブロック1とフロントエンドプレート2との間
に構成されるクランク室10内には、主軸9に取付けら
れたロータ11が配置されている。
【0023】ロータ11には、ヒンジ機構12を介して
斜板13が取付けられている。斜板13の内壁面14
は、主軸9に当接しており、斜板13が主軸9に対して
摺動可能となっている。即ち、斜板13はヒンジ機構1
2によって主軸9に対する傾斜角が変化するようになっ
ている。また、斜板13には球連結によって複数のピス
トンロッド15が連結された揺動板16が、バネ17及
びベアリング18を介して装着されている。
斜板13が取付けられている。斜板13の内壁面14
は、主軸9に当接しており、斜板13が主軸9に対して
摺動可能となっている。即ち、斜板13はヒンジ機構1
2によって主軸9に対する傾斜角が変化するようになっ
ている。また、斜板13には球連結によって複数のピス
トンロッド15が連結された揺動板16が、バネ17及
びベアリング18を介して装着されている。
【0024】斜板13の中央ボス部20には、斜板13
とともに回転運動をするリング状のバランスリング21
が装着されている。揺動板16は斜板13とバランスリ
ング21との間に挟持されている。
とともに回転運動をするリング状のバランスリング21
が装着されている。揺動板16は斜板13とバランスリ
ング21との間に挟持されている。
【0025】シリンダブロック1には、主軸9を取り囲
むようにして、複数のシリンダ22が所定の間隔をあけ
て形成されている。ピストンロッド15はシリンダ22
内に配置された複数のピストン23に一対一に球連結さ
れている。
むようにして、複数のシリンダ22が所定の間隔をあけ
て形成されている。ピストンロッド15はシリンダ22
内に配置された複数のピストン23に一対一に球連結さ
れている。
【0026】更に、クランク室10内には、主軸9と平
行なガイド棒24が配置されている。ガイド棒24は一
端をシリンダブロック1に、他端をフロントエンドプレ
ート2に、それぞれ回動可能に支持されている。ガイド
棒24は、揺動板16の挟持部25によって挟持され、
これによって揺動板16は、回転(自転)を阻止され、
揺動運動のみを行なう。
行なガイド棒24が配置されている。ガイド棒24は一
端をシリンダブロック1に、他端をフロントエンドプレ
ート2に、それぞれ回動可能に支持されている。ガイド
棒24は、揺動板16の挟持部25によって挟持され、
これによって揺動板16は、回転(自転)を阻止され、
揺動運動のみを行なう。
【0027】一方、図1の紙面においてシリンダブロッ
ク1の右端面には、弁板30を介してシリンダヘッド3
1が配設されている。シリンダヘッド31には吸入室
(第1の圧力室)32及び吐出室(第2の圧力室)33
とが、それぞれ形成されている。弁板30には、吸入口
34及び吐出口35がそれぞれ形成されている。さら
に、シリンダブロック1には、吸入室32及び吐出室3
3に隔壁31aを介して隔離されて空間(第3の圧力
室)42に容量制御弁40が設けられている。
ク1の右端面には、弁板30を介してシリンダヘッド3
1が配設されている。シリンダヘッド31には吸入室
(第1の圧力室)32及び吐出室(第2の圧力室)33
とが、それぞれ形成されている。弁板30には、吸入口
34及び吐出口35がそれぞれ形成されている。さら
に、シリンダブロック1には、吸入室32及び吐出室3
3に隔壁31aを介して隔離されて空間(第3の圧力
室)42に容量制御弁40が設けられている。
【0028】即ち、シリンダヘッド31にはクランク室
10に連通する吸入室32及び吐出室33以外の第3の
圧力室42を備えている。この第3の圧力室42には容
量制御弁40が埋設されている。第3の圧力室42は吐
出ガスをクランク室10へ導入し流量を調整してクラン
ク室10の圧力を制御することによって、揺動板16の
傾斜角度を変え吐出容量を変化させるものである。
10に連通する吸入室32及び吐出室33以外の第3の
圧力室42を備えている。この第3の圧力室42には容
量制御弁40が埋設されている。第3の圧力室42は吐
出ガスをクランク室10へ導入し流量を調整してクラン
ク室10の圧力を制御することによって、揺動板16の
傾斜角度を変え吐出容量を変化させるものである。
【0029】クランク室10の圧力領域Aとシリンダヘ
ッド31内の双方に跨がる部分、即ち、シリンダブロッ
ク1の中央部分に形成されている穴45と吐出室33と
の連通部分には、外周面にネジが切られているボルト形
状を呈する連通部材55が設けられている。連通部材5
5には主軸9の軸方向と一致する方向に連通孔56が形
成されている。連通部材55の一方端部は容量制御弁4
0を埋設させた第3の圧力室42の隔壁31aに嵌合又
は当接シールさせることによってクランク室10の圧領
域Aとシリンダヘッド31の第3の圧力室42双方を連
通して吐出容量制御用のガス通路を形成している。隔壁
31aには第3の圧力室42と吐出室33とに貫通して
いる貫通孔31cが形成されている。連通部材55は吐
出室33における弁板30にリテーナ60を保持すると
ともにナット61によって締め付けられている。リテー
ナ60は吐出口35を開閉するように対向している。
ッド31内の双方に跨がる部分、即ち、シリンダブロッ
ク1の中央部分に形成されている穴45と吐出室33と
の連通部分には、外周面にネジが切られているボルト形
状を呈する連通部材55が設けられている。連通部材5
5には主軸9の軸方向と一致する方向に連通孔56が形
成されている。連通部材55の一方端部は容量制御弁4
0を埋設させた第3の圧力室42の隔壁31aに嵌合又
は当接シールさせることによってクランク室10の圧領
域Aとシリンダヘッド31の第3の圧力室42双方を連
通して吐出容量制御用のガス通路を形成している。隔壁
31aには第3の圧力室42と吐出室33とに貫通して
いる貫通孔31cが形成されている。連通部材55は吐
出室33における弁板30にリテーナ60を保持すると
ともにナット61によって締め付けられている。リテー
ナ60は吐出口35を開閉するように対向している。
【0030】前述したように、連通部材55の一方端部
は容量制御弁40を埋設させた第3の圧力室42の隔壁
31aに嵌合又は当接シールされている。この実施の形
態例では、連通部材55の一方端部が隔壁31aに形成
されている凹み31b嵌め込まれ、連通部材55の一方
端部の外周面と凹み31bの内周面との間にシール部材
63が介在されている。
は容量制御弁40を埋設させた第3の圧力室42の隔壁
31aに嵌合又は当接シールされている。この実施の形
態例では、連通部材55の一方端部が隔壁31aに形成
されている凹み31b嵌め込まれ、連通部材55の一方
端部の外周面と凹み31bの内周面との間にシール部材
63が介在されている。
【0031】なお、連通部材55の一方端部はその端面
を隔壁31aに当接してシール材によってシールしても
よい。
を隔壁31aに当接してシール材によってシールしても
よい。
【0032】今、主軸9が図示しないエンジンにより回
転駆動され、かつ第3の圧力室42のガス圧が容量制御
弁40の作動により適当な値に設定されると、容量制御
弁40のガス圧力に従って、主軸9の軸上を左方向又は
右方向に移動して、容量制御弁40のガス圧に対応した
位置を確立する。
転駆動され、かつ第3の圧力室42のガス圧が容量制御
弁40の作動により適当な値に設定されると、容量制御
弁40のガス圧力に従って、主軸9の軸上を左方向又は
右方向に移動して、容量制御弁40のガス圧に対応した
位置を確立する。
【0033】このような第3の圧力室42及び連通部材
55をもつ構成は、車両内外の熱負荷、エアコンモー
ド、車速に応じ、吐出量を制御することが可能である。
例えば、エンジンの回転数の上昇によって吸入圧力が下
がろうとした場合には、この変化を感知し、吐出ガスの
導入開度を開く方向に働き、クランク室10の圧力を上
げ、揺動板16の傾斜角度を小さくし、吐出容量を減少
させることができる。
55をもつ構成は、車両内外の熱負荷、エアコンモー
ド、車速に応じ、吐出量を制御することが可能である。
例えば、エンジンの回転数の上昇によって吸入圧力が下
がろうとした場合には、この変化を感知し、吐出ガスの
導入開度を開く方向に働き、クランク室10の圧力を上
げ、揺動板16の傾斜角度を小さくし、吐出容量を減少
させることができる。
【0034】図3は本発明の第2の実施の形態例による
可変容量斜板式圧縮機の概要構造を示している。図3は
本発明の実施の形態例における可変容量斜板式圧縮機を
その長軸方向に沿って切断した断面図である。この可変
容量斜板式圧縮機は片斜板式圧縮機と呼ばれている。な
お、図1及び図2に示した可変容量斜板式圧縮機と同じ
構成部分には同じ符号を付して説明する。
可変容量斜板式圧縮機の概要構造を示している。図3は
本発明の実施の形態例における可変容量斜板式圧縮機を
その長軸方向に沿って切断した断面図である。この可変
容量斜板式圧縮機は片斜板式圧縮機と呼ばれている。な
お、図1及び図2に示した可変容量斜板式圧縮機と同じ
構成部分には同じ符号を付して説明する。
【0035】図3において、可変容量斜板式圧縮機は、
略円筒状のシリンダブロック1と、このシリンダブロッ
ク1の一端側の開口部を閉塞する略円盤状のフロントエ
ンドプレート2とを有している。シリンダブロック1及
びフロントエンドプレート2の中央部分に夫々に形成さ
れた貫通孔5,6には、ベアリング7,8によって回転
可能に支持された主軸9が挿通されている。また、シリ
ンダブロック1とフロントエンドプレート2との間に構
成されるクランク室10内には、主軸9に取付けられた
ロータ11が配置されている。
略円筒状のシリンダブロック1と、このシリンダブロッ
ク1の一端側の開口部を閉塞する略円盤状のフロントエ
ンドプレート2とを有している。シリンダブロック1及
びフロントエンドプレート2の中央部分に夫々に形成さ
れた貫通孔5,6には、ベアリング7,8によって回転
可能に支持された主軸9が挿通されている。また、シリ
ンダブロック1とフロントエンドプレート2との間に構
成されるクランク室10内には、主軸9に取付けられた
ロータ11が配置されている。
【0036】ロータ11には、ヒンジ機構12を介して
斜板13が取付けられている。斜板13の内壁面14
は、主軸9に当接しており、斜板13が主軸9に対して
摺動可能となっている。即ち、斜板13はヒンジ機構1
2によって主軸9に対する傾斜角が変化するようになっ
ている。
斜板13が取付けられている。斜板13の内壁面14
は、主軸9に当接しており、斜板13が主軸9に対して
摺動可能となっている。即ち、斜板13はヒンジ機構1
2によって主軸9に対する傾斜角が変化するようになっ
ている。
【0037】斜板13の頂部の周縁は、対のシュー65
の間にスライド可能に挿入されている。各シュー65は
その外面が球面をなし、この球面にほぼ一致するピスト
ン23の凹み70に滑動可能に収容されている。従っ
て、図示の状態では、主軸9の回転により斜板13が回
転駆動されると、斜板13の頂部の周縁は、ピストン2
3を軸方向で往復運動させるように駆動する。シリンダ
ブロック1には、主軸9を取り囲むようにして、複数の
シリンダ22が所定の間隔をあけて形成されている。ピ
ストン23はシリンダ22内に配置されている。紙面の
右部分に位置しているピストン23部分はシリンダブロ
ック1に形成されている複数のシリンダ22の各々に軸
方向で摺動可能に挿入されている。
の間にスライド可能に挿入されている。各シュー65は
その外面が球面をなし、この球面にほぼ一致するピスト
ン23の凹み70に滑動可能に収容されている。従っ
て、図示の状態では、主軸9の回転により斜板13が回
転駆動されると、斜板13の頂部の周縁は、ピストン2
3を軸方向で往復運動させるように駆動する。シリンダ
ブロック1には、主軸9を取り囲むようにして、複数の
シリンダ22が所定の間隔をあけて形成されている。ピ
ストン23はシリンダ22内に配置されている。紙面の
右部分に位置しているピストン23部分はシリンダブロ
ック1に形成されている複数のシリンダ22の各々に軸
方向で摺動可能に挿入されている。
【0038】一方、図3の紙面においてシリンダブロッ
ク1の右端面には、弁板30を介してシリンダヘッド3
1が配設されている。シリンダヘッド31には吸入室
(第1の圧力室)32及び吐出室(第2の圧力室)33
とが、それぞれ形成されている。弁板30には、吸入口
34及び吐出口35がそれぞれ形成されている。さら
に、シリンダブロック1には、吸入室32及び吐出室3
3に隔壁31aを介して隔離されて空間(第3の圧力
室)42に容量制御弁40が設けられている。
ク1の右端面には、弁板30を介してシリンダヘッド3
1が配設されている。シリンダヘッド31には吸入室
(第1の圧力室)32及び吐出室(第2の圧力室)33
とが、それぞれ形成されている。弁板30には、吸入口
34及び吐出口35がそれぞれ形成されている。さら
に、シリンダブロック1には、吸入室32及び吐出室3
3に隔壁31aを介して隔離されて空間(第3の圧力
室)42に容量制御弁40が設けられている。
【0039】即ち、シリンダヘッド31にはクランク室
10に連通する吸入室32及び吐出室33以外の第3の
圧力室42を備えている。この第3の圧力室42には容
量制御弁40が埋設されている。
10に連通する吸入室32及び吐出室33以外の第3の
圧力室42を備えている。この第3の圧力室42には容
量制御弁40が埋設されている。
【0040】クランク室10の圧力領域Aとシリンダヘ
ッド31内の双方に跨がる部分、即ち、シリンダブロッ
ク1の中央部分に形成されている穴45と吐出室33と
の連通部分には、外周面にネジが切られているボルト形
状を呈する連通部材55が設けられている。連通部材5
5には主軸9の軸方向と一致する方向に連通孔56が形
成されている。連通部材55の一方端部は容量制御弁4
0を埋設させた第3の圧力室42の隔壁31aに嵌合又
は当接シールさせることによってクランク室10の圧領
域Aとシリンダヘッド31の第3の圧力室42双方を連
通して吐出容量制御用のガス通路を形成している。隔壁
31aには第3の圧力室42と吐出室33とに貫通して
いる貫通孔31cが形成されている。連通部材55は吐
出室33における弁板30にリテーナ60を保持すると
ともにナット61によって締め付けられている。リテー
ナ60は吐出口35を開閉するように対向している。
ッド31内の双方に跨がる部分、即ち、シリンダブロッ
ク1の中央部分に形成されている穴45と吐出室33と
の連通部分には、外周面にネジが切られているボルト形
状を呈する連通部材55が設けられている。連通部材5
5には主軸9の軸方向と一致する方向に連通孔56が形
成されている。連通部材55の一方端部は容量制御弁4
0を埋設させた第3の圧力室42の隔壁31aに嵌合又
は当接シールさせることによってクランク室10の圧領
域Aとシリンダヘッド31の第3の圧力室42双方を連
通して吐出容量制御用のガス通路を形成している。隔壁
31aには第3の圧力室42と吐出室33とに貫通して
いる貫通孔31cが形成されている。連通部材55は吐
出室33における弁板30にリテーナ60を保持すると
ともにナット61によって締め付けられている。リテー
ナ60は吐出口35を開閉するように対向している。
【0041】前述したように、連通部材55の一方端部
は容量制御弁40を埋設させた第3の圧力室42の隔壁
31aに嵌合又は当接シールされている。この実施の形
態例では、連通部材55の一方端部が隔壁31aに形成
されている凹み31b嵌め込まれ、連通部材55の一方
端部の外周面と凹み31bの内周面との間にシール部材
63が介在されている。なお、連通部材55の一方端部
はその端面を隔壁31aに当接してシール材によってシ
ールしてもよい。
は容量制御弁40を埋設させた第3の圧力室42の隔壁
31aに嵌合又は当接シールされている。この実施の形
態例では、連通部材55の一方端部が隔壁31aに形成
されている凹み31b嵌め込まれ、連通部材55の一方
端部の外周面と凹み31bの内周面との間にシール部材
63が介在されている。なお、連通部材55の一方端部
はその端面を隔壁31aに当接してシール材によってシ
ールしてもよい。
【0042】今、主軸9が図示しないエンジンにより回
転駆動され、かつ第3の圧力室42のガス圧が容量制御
弁40の作動により適当な値に設定されると、容量制御
弁40のガス圧力に従って、主軸9の軸上を左方向又は
右方向に移動して、容量制御弁40のガス圧に対応した
位置を確立する。
転駆動され、かつ第3の圧力室42のガス圧が容量制御
弁40の作動により適当な値に設定されると、容量制御
弁40のガス圧力に従って、主軸9の軸上を左方向又は
右方向に移動して、容量制御弁40のガス圧に対応した
位置を確立する。
【0043】このような第3の圧力室42及び連通部材
55をもつ構成は、車両内外の熱負荷、エアコンモー
ド、車速に応じ、吐出量を制御することが可能である。
例えば、エンジンの回転数の上昇によって吸入圧力が下
がろうとした場合には、この変化を感知し、吐出ガスの
導入開度を開く方向に働き、クランク室10の圧力を上
げ、斜板13の傾斜角度を小さくし、吐出容量を減少さ
せることができる。
55をもつ構成は、車両内外の熱負荷、エアコンモー
ド、車速に応じ、吐出量を制御することが可能である。
例えば、エンジンの回転数の上昇によって吸入圧力が下
がろうとした場合には、この変化を感知し、吐出ガスの
導入開度を開く方向に働き、クランク室10の圧力を上
げ、斜板13の傾斜角度を小さくし、吐出容量を減少さ
せることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連通部材によって第3の圧力室とクランク室とを連通す
るように構成したので、必要十分なガス通路が確保で
き、機械的な加工や加工精度も緩和され、しかもコンパ
クトで製造、組み立てが容易な可変容量斜板式圧縮機が
得られる。
連通部材によって第3の圧力室とクランク室とを連通す
るように構成したので、必要十分なガス通路が確保で
き、機械的な加工や加工精度も緩和され、しかもコンパ
クトで製造、組み立てが容易な可変容量斜板式圧縮機が
得られる。
【0045】また、連通部材をボルト形状として組み付
けることによって位置合わせが容易にできる。
けることによって位置合わせが容易にできる。
【図1】本発明の第1の実施の形態例による可変容量斜
板式圧縮機の概要構造を示す断面図である。
板式圧縮機の概要構造を示す断面図である。
【図2】図1に示したシリンダヘッドを紙面の左側から
見た状態の側面図である。
見た状態の側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態例による可変容量斜
板式圧縮機の概要構造を示す断面図である。
板式圧縮機の概要構造を示す断面図である。
【図4】従来技術の可変容量斜板式圧縮機の概要構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
1,101 シリンダブロック 2 フロントエンドプレート 9 主軸 10 クランク室 11 ロータ 13,105 斜板 15 ピストンロッド 16 揺動板 22 シリンダ 23,108 ピストン 30,125 弁板 31,127 シリンダヘッド 31a 隔壁 32 吸入室(第1の圧力室) 33 吐出室(第2の圧力室) 40 容量制御弁 42 空間(第3の圧力室) 55 連通部材 56 連通孔 103 主回転軸 103a 副回転軸 104 ロータアーム
Claims (4)
- 【請求項1】 略筒形状のシリンダブロックと、該シリ
ンダブロックの一方の開口部を閉塞している略円盤状の
フロントエンドプレートと、前記シリンダブロックの他
方の開口部を弁板を介して閉塞しているシリンダヘッド
と、前記シリンダブロック内のクランク室へ前記エンド
プレートの外側から回転可能に支持された主軸と、該ク
ランク室内で前記主軸に取付けられたロータと、該ロー
タにヒンジ機構を介して取り付けられている斜板が、前
記主軸に対する傾斜角が変化するよう連結され、前記斜
板上の複数のピストンが、主軸を取り囲むよう所定の間
隔を開け形成された複数のシリンダに配置され、前記シ
リンダヘッドは吸入ガスを吸入する第1の圧力室と、吐
出ガスを吐出する第2の圧力室と、前記第1の圧力室及
び第2の圧力室に隔壁を介して隔離されている第3の圧
力室とを有し、該第3の圧力室には容量制御弁が埋設さ
れており、前記クランク室へ前記吐出ガスを導入して流
量を調整し、前記クランク室の圧力を制御することによ
って前記斜板の傾斜角度を変え吐出容量を変化させる可
変容量斜板式圧縮機において、 前記クランク室の圧力領域及び前記第3の圧力室間に吐
出容量制御用のガス通路を形成するよう前記シリンダブ
ロック及び前記シリンダヘッドを跨がるよう配置した連
通部材を有し、該連通部材は前記隔壁に形成した貫通穴
に連通する連通孔を有していることを特徴とする可変容
量斜板式圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1記載の可変容量斜板式圧縮機に
おいて、前記連通部材の一方端部が前記貫通孔に対応す
る前記隔壁にシール材を介して当接されていることをこ
とを特徴とする可変容量斜板式圧縮機。 - 【請求項3】 請求項1記載の可変容量斜板式圧縮機に
おいて、連通部材は前記一方端部が前記隔壁に形成され
ている凹みに嵌め込まれており、前記一方端部の外周面
及び前記凹みの内周面間にシール部材が介在されている
ことを特徴とする可変容量斜板式圧縮機。 - 【請求項4】 請求項1記載の可変容量斜板式圧縮機に
おいて、前記連通部材を組立ボルトとし、前記ガス通路
を該組立てボルトに設けたことを特徴とする可変容量斜
板式圧縮機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027522A JPH10220351A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 可変容量斜板式圧縮機 |
EP98102453A EP0857872A3 (en) | 1997-02-12 | 1998-02-12 | Variable-displacement swash-plate compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027522A JPH10220351A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 可変容量斜板式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220351A true JPH10220351A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12223466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9027522A Withdrawn JPH10220351A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 可変容量斜板式圧縮機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0857872A3 (ja) |
JP (1) | JPH10220351A (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4073603A (en) * | 1976-02-06 | 1978-02-14 | Borg-Warner Corporation | Variable displacement compressor |
US4848101A (en) * | 1986-03-19 | 1989-07-18 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Method and system for controlling capacity of variable capacity wobble plate compressor |
JP2945748B2 (ja) * | 1990-11-16 | 1999-09-06 | サンデン株式会社 | 容量可変型揺動式圧縮機 |
DE69200356T2 (de) * | 1991-01-28 | 1995-02-16 | Sanden Corp | Schiefscheibenverdichter mit einer Vorrichtung zur Hubveränderung. |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP9027522A patent/JPH10220351A/ja not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-02-12 EP EP98102453A patent/EP0857872A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0857872A2 (en) | 1998-08-12 |
EP0857872A3 (en) | 1999-01-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |