JPH10219912A - 小屋組みの小屋づか建ておこし構造 - Google Patents
小屋組みの小屋づか建ておこし構造Info
- Publication number
- JPH10219912A JPH10219912A JP9020396A JP2039697A JPH10219912A JP H10219912 A JPH10219912 A JP H10219912A JP 9020396 A JP9020396 A JP 9020396A JP 2039697 A JP2039697 A JP 2039697A JP H10219912 A JPH10219912 A JP H10219912A
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- JP
- Japan
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- hut
- strut
- shed
- roof
- haze
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- Pending
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Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
打ちすると言った面倒な作業を必要とせず、熟練工でな
くても非常に簡単かつ正確に小屋づかを垂直に立設する
可能で、安全かつ能率的に施工できる小屋組みの小屋づ
か建ておこし構造を提供することにある。 【構成】 対角位置に配置する小屋梁桁15ともや18
とを角材で構成し、この対角位置の小屋梁桁15ともや
18との対向角部に係合する切欠係合部21a,21b
を両端に有して小屋梁桁15ともや18との間に対角線
的に嵌め込むことにより小屋づか16を垂直に位置決め
する長さLにプレカット加工された方づえ21を備えた
ことを特徴とする。
Description
根の骨組みである小屋組みの小屋梁上に小屋づかを垂直
に立設する小屋づか建ておこし構造に関する。
組み、即ち小屋組みでは、図3に示す如く、軸組みの柱
1上に横架した軒桁2と、この軒桁2に横架した小屋梁
3と、これと直角に横架された小屋梁桁4と、前記小屋
梁3上に立設される小屋づか5,6と、この上に横架さ
れたもや7と、このもや7や軒桁2上に屋根勾配に沿っ
てむねから軒先までに掛け渡された垂木8などを備えて
いる。
現場で小屋梁3上に建ておこす場合、その垂直度を正確
に確保して固定する必要がある。このために従来では小
屋づか5,6を小屋梁3上に建ておこして目視或いは定
規を当てて垂直に調整しながら、雲筋かい(ぬき)9を
当て釘10を打ちつけて、該小屋づか5を垂直に立設固
定していた。
ような小屋づか5,6の建ておこし構造では、施工現場
が危険な高所でもあり、該小屋づか5,6を垂直に調整
しながら雲筋かい9を釘打ちする面倒な作業が必要で、
熟練工であっても一人では難しく、施工性が悪く非能率
的で且つ正確性に欠ける問題があった。
しながら雲筋かいを釘打ちすると言った面倒な作業を必
要とせず、熟練工でなくても非常に簡単かつ正確に小屋
づかを垂直に立設することが可能で、安全かつ能率的に
施工できる小屋組みの小屋づか建ておこし構造を提供す
ることにある。
づか建ておこし構造は、対角位置に配置する小屋梁桁と
もやとを角材で構成し、この対角位置の小屋梁桁ともや
との対向角部に係合する切欠係合部を両端に有して該小
屋梁桁ともやとの間に対角線的に嵌め込むことにより小
屋づかを垂直に位置決めする長さにプレカット加工され
た方づえを備えたことを特徴とする。
けた小屋づかを小屋梁上の所定位置に建ておこし、この
状態で該小屋づか上のもやと、これと対角位置に配置す
る小屋梁桁との間に、方づえを対角線的に嵌め込みなが
ら、この方づえの両端の切欠係合部を該小屋梁桁ともや
との対向角部に係合する。これで前記小屋づかが垂直に
位置決めされ、このまま方づえの両端を小屋梁桁ともや
とに釘打ちなどにより相互に結合することで、該小屋づ
かを非常に簡単かつ正確に垂直に立設固定できる。
本発明の第1の実施の形態に係る住宅等の木造建築物の
小屋組みの小屋づか建ておこし構造を説明する。なお、
ここに示す木造建築物は基本的には木造在来工法である
が、コンピュータシステム化した工場の生産ラインでプ
レカット工法により出来るだけ多くの構成部材を予めプ
レカット加工して、施工精度の向上、部材等の強度の向
上、生産工期の短縮化、並びに各部の収まり等の標準化
によるコストの低減や作業効率アップを図るようにして
いる。
組みの構成部材即ち、柱11、軒桁12などと、小屋組
みの各構成部材即ち、小屋梁13、小屋梁桁14,1
5、小屋づか16,17、もや18,19、垂木20な
どとが予め工場で各々所定の寸法の角材にプレカット加
工仕上げされている。
前後(片方は図示省略)の軒桁12が横架され、この前
後の軒桁12の両端つま側(片側図示省略)にそれぞれ
小屋梁13が掛け渡され、更にこの両端の小屋梁13に
これと直角(軒桁12と平行)に複数の小屋梁桁14,
15が相互に所定の間隔を存して横架される。
5がそれぞれ結合する部位の上面に各々仕口を介して小
屋づか16,17が立設される。この小屋づか16,1
7は各々の上にもや18,19をそれぞれ横架した状態
で小屋梁13上に建て起こして後述するように垂直に立
設固定される。そしてこれらもや18,19と前記軒桁
12上に複数本の垂木20が屋根のむねから軒先までに
屋根勾配に沿って掛け渡される。
にもや18,19は、前述の如く予めプレカット加工仕
上げされた所定寸法の角材より構成され、小屋づか1
6,17は各々の立設位置により屋根勾配に見合った長
さ(もや18,19の太さも考慮した)寸法に予めプレ
カット加工仕上げされている。
立設する建ておこし構造に方づえ21が用いられてい
る。この方づえ21は適当厚さの帯板材で、対角位置に
配置する前記小屋梁桁15ともや18との対向角部に係
合するV字形の切欠係合部21a,21bが両端に予め
形成されている。
5ともや18との間に対角線的に嵌め込むことにより小
屋づか16を丁度垂直に位置決めする長さLにプレカッ
ト加工されている。即ち、直角三角形の二辺A,Bの長
さを基に斜辺の長さLをピタゴラスの定理により算出し
て設定されている。
建ておこす際には、その小屋づか16の上にもや18を
先に横架固定し、この状態で小屋づか16を小屋梁13
上の所定位置に仕口を介して建ておこす。そして、該小
屋づか16上のもや18と、これと対角位置に配置する
小屋梁桁15との間に、方づえ21を対角線的に嵌め込
みながら、この方づえ21の両端の切欠係合部21a,
21bを該小屋梁桁15ともや18との対向角部に係合
する。
され、このまま方づえ21の両端部分を小屋梁桁15と
もや18とに釘打ちなどにより相互に結合する。これに
て従来の如く小屋づかを垂直に調整しながら雲筋かいを
釘打ちすると言った面倒な作業を必要とせず、該小屋づ
か16を熟練工でなくても非常に簡単かつ正確に垂直に
立設固定できるようになり、小屋組み施工作業が安全か
つ能率的にできる。
ついても図示しないが前述同様の方づえを用いた建てお
こし構造により垂直に立設固定する。また、屋根組みの
一方のつま側の一部しか図示していないが、これと反対
のつま側も前記同様である。これにて小屋づか16,1
7の一本一本を垂直に調整する手間が省けて施工現場で
の工数低減による施工性の向上になる。
構造は、以上説明したような方づえを用いたことによ
り、小屋づかを建ておこす際に、熟練工でなくても非常
に簡単かつ正確に該小屋づかを垂直に位置決めできて立
設固定でき、従来のように小屋づかを作業員が目視によ
り垂直に調整しながら雲筋かいを釘打ちすると言った面
倒な作業を必要とせず、安全かつ能率的に施工できる効
果が得られる。
か建ておこし構造の一部を示す断面図。
造の一部を示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 小屋梁と、これと直角に横架された小屋
梁桁と、前記小屋梁上に立設される小屋づかと、この上
に横架されて垂木を支えるもやとを備えてなる小屋組み
において、対角位置に配置する小屋梁桁ともやとを角材
で構成し、この対角位置の小屋梁桁ともやとの対向角部
に係合する切欠係合部を両端に有して該小屋梁桁ともや
との間に対角線的に嵌め込むことにより小屋づかを垂直
に位置決めする長さにプレカット加工された方づえを備
えたことを特徴とする小屋組みの小屋づか建ておこし構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9020396A JPH10219912A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 小屋組みの小屋づか建ておこし構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9020396A JPH10219912A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 小屋組みの小屋づか建ておこし構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10219912A true JPH10219912A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12025866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9020396A Pending JPH10219912A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 小屋組みの小屋づか建ておこし構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10219912A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102889001A (zh) * | 2012-11-06 | 2013-01-23 | 南通建筑工程总承包有限公司 | 一种管桁架结构弦杆对接错位调节装置 |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP9020396A patent/JPH10219912A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102889001A (zh) * | 2012-11-06 | 2013-01-23 | 南通建筑工程总承包有限公司 | 一种管桁架结构弦杆对接错位调节装置 |
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