JPH10219277A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH10219277A JPH10219277A JP3264697A JP3264697A JPH10219277A JP H10219277 A JPH10219277 A JP H10219277A JP 3264697 A JP3264697 A JP 3264697A JP 3264697 A JP3264697 A JP 3264697A JP H10219277 A JPH10219277 A JP H10219277A
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- Japan
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- silicone polymer
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- anionic surfactant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】泡立ちがよく、泡のクリーミイ感に優れ、使用
後のコンディショニング効果の良い洗浄剤組成物を提供
すること。 【解決手段】(A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤と、(B)シリコーンポリマー及び/又
は変性シリコーンポリマーを含有する。
後のコンディショニング効果の良い洗浄剤組成物を提供
すること。 【解決手段】(A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤と、(B)シリコーンポリマー及び/又
は変性シリコーンポリマーを含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚刺激性が低
く、泡立ちがよく、泡のクリーミイ性に優れ、洗浄後の
コンディショニング効果(柔軟性、なめらかさ、しっと
り感、くし通り性、艶)にすぐれる洗浄剤組成物に関す
る。
く、泡立ちがよく、泡のクリーミイ性に優れ、洗浄後の
コンディショニング効果(柔軟性、なめらかさ、しっと
り感、くし通り性、艶)にすぐれる洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から洗浄剤組成物では、泡立ちや泡
のクリーミイ性に優れると共に洗浄後のコンディショニ
ング効果(柔軟性、なめらかさ、しっとり感、くし通り
性、艶)の良いものが検討されてきた。例えば、洗髪時
のすすぎ感触を向上させるため、頭髪洗浄剤の主剤であ
る通常の(1鎖1極性基含有)陰イオン界面活性剤にカ
チオン性セルロース等のカチオン性高分子を配合するこ
とが試みられ、この配合によってすすぎ感触が良くなる
ことが認められている。これは、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸塩やアルキル硫酸塩等の頭髪洗浄用
陰イオン界面活性剤がすすぎ時にカチオン性高分子と複
合塩を形成して頭髪に吸着することによる。一方、この
カチオン性高分子の配合によってすすぎ時や仕上がり時
に頭髪が硬くなる等の欠点がある。そこで、最近、両性
界面活性剤と特定の両性高分子を配合した頭髪洗浄剤が
検討されている。これを使うと洗浄後のコンディショニ
ング効果の良いものの泡立ちや泡のクリーミイ性の点で
は十分満足されるとはいえない。これらの問題を解決す
るために、両性界面活性剤、第4級アンモニウム、カル
ボキシル基含有陰イオン界面活性剤の組合せ(特開昭6
2−288694号公報)、非イオン界面活性剤、第4
級アンモニウム、カルボキシル基含有陰イオン界面活性
剤の組合せ(特開昭63−317596号公報、特開平
8−325595号公報)、シリコーンポリマーの配合
などが提案されている。しかし、これらの洗浄剤はいず
れも泡立ち、泡のクリーミイ性の点で満足されるもので
はなかった。また、皮膚刺激性についても十分ではなか
った。このように、皮膚刺激性が低く、泡立ちがよく、
泡のクリーミイ性に優れ、洗浄後のコンディショニング
効果(柔軟性、なめらかさ、しっとり感、くし通り性、
艶)が良い洗浄剤組成物はいまだ開発されていないのが
実情であり、その改良が望まれていた。
のクリーミイ性に優れると共に洗浄後のコンディショニ
ング効果(柔軟性、なめらかさ、しっとり感、くし通り
性、艶)の良いものが検討されてきた。例えば、洗髪時
のすすぎ感触を向上させるため、頭髪洗浄剤の主剤であ
る通常の(1鎖1極性基含有)陰イオン界面活性剤にカ
チオン性セルロース等のカチオン性高分子を配合するこ
とが試みられ、この配合によってすすぎ感触が良くなる
ことが認められている。これは、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸塩やアルキル硫酸塩等の頭髪洗浄用
陰イオン界面活性剤がすすぎ時にカチオン性高分子と複
合塩を形成して頭髪に吸着することによる。一方、この
カチオン性高分子の配合によってすすぎ時や仕上がり時
に頭髪が硬くなる等の欠点がある。そこで、最近、両性
界面活性剤と特定の両性高分子を配合した頭髪洗浄剤が
検討されている。これを使うと洗浄後のコンディショニ
ング効果の良いものの泡立ちや泡のクリーミイ性の点で
は十分満足されるとはいえない。これらの問題を解決す
るために、両性界面活性剤、第4級アンモニウム、カル
ボキシル基含有陰イオン界面活性剤の組合せ(特開昭6
2−288694号公報)、非イオン界面活性剤、第4
級アンモニウム、カルボキシル基含有陰イオン界面活性
剤の組合せ(特開昭63−317596号公報、特開平
8−325595号公報)、シリコーンポリマーの配合
などが提案されている。しかし、これらの洗浄剤はいず
れも泡立ち、泡のクリーミイ性の点で満足されるもので
はなかった。また、皮膚刺激性についても十分ではなか
った。このように、皮膚刺激性が低く、泡立ちがよく、
泡のクリーミイ性に優れ、洗浄後のコンディショニング
効果(柔軟性、なめらかさ、しっとり感、くし通り性、
艶)が良い洗浄剤組成物はいまだ開発されていないのが
実情であり、その改良が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な従来技術の欠点を改良せんとして鋭意研究した結果、
高級脂肪酸塩、特定のアミド基含有2鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤、高級脂肪酸アルカノールアミド、シ
リコーンポリマー及び/又は変性シリコーンポリマーを
配合すると上記の欠点を格段に改良することを見出し、
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の目的
は、皮膚刺激性が低く、泡立ちがよく、泡のクリーミイ
性に優れ、洗浄後のコンディショニング効果(柔軟性、
なめらかさ、しっとり感、くし通り性、艶)が良い洗浄
剤組成物を提供するにある。
な従来技術の欠点を改良せんとして鋭意研究した結果、
高級脂肪酸塩、特定のアミド基含有2鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤、高級脂肪酸アルカノールアミド、シ
リコーンポリマー及び/又は変性シリコーンポリマーを
配合すると上記の欠点を格段に改良することを見出し、
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の目的
は、皮膚刺激性が低く、泡立ちがよく、泡のクリーミイ
性に優れ、洗浄後のコンディショニング効果(柔軟性、
なめらかさ、しっとり感、くし通り性、艶)が良い洗浄
剤組成物を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、(A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰イオン界面
活性剤と、(B)シリコーンポリマー及び/又は変性シ
リコーンポリマーを含有することを特徴とする洗浄剤組
成物である。また、本発明の請求項2の発明は、(A)
アミド基含有2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤1〜
20重量%、(B)シリコーンポリマー及び/又は変性
シリコーンポリマー0.01〜5重量%、(C)高級脂
肪酸塩1〜60重量%、(D)高級脂肪酸アルカノール
アミド1〜8重量%を含有し、(C)/〔(A)+
(D)〕の重量比が1/10〜10/1であることを特
徴とする洗浄剤組成物である。さらに、本発明の請求項
3の発明は、(A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤1〜20重量%、(B)シリコーンポリ
マー及び/又は変性シリコーンポリマー0.01〜5重
量%、(C)高級脂肪酸塩1〜60重量%、(D)高級
脂肪酸アルカノールアミド1〜8重量%を含有し、
(C)/〔(A)+(D)〕の重量比が1/5〜5/1
であることを特徴とする洗浄剤組成物である。
は、(A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰イオン界面
活性剤と、(B)シリコーンポリマー及び/又は変性シ
リコーンポリマーを含有することを特徴とする洗浄剤組
成物である。また、本発明の請求項2の発明は、(A)
アミド基含有2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤1〜
20重量%、(B)シリコーンポリマー及び/又は変性
シリコーンポリマー0.01〜5重量%、(C)高級脂
肪酸塩1〜60重量%、(D)高級脂肪酸アルカノール
アミド1〜8重量%を含有し、(C)/〔(A)+
(D)〕の重量比が1/10〜10/1であることを特
徴とする洗浄剤組成物である。さらに、本発明の請求項
3の発明は、(A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤1〜20重量%、(B)シリコーンポリ
マー及び/又は変性シリコーンポリマー0.01〜5重
量%、(C)高級脂肪酸塩1〜60重量%、(D)高級
脂肪酸アルカノールアミド1〜8重量%を含有し、
(C)/〔(A)+(D)〕の重量比が1/5〜5/1
であることを特徴とする洗浄剤組成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明における(A)成分の2鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤は、アミド基含有長鎖疎水基の炭素原子
数が18、16、14、12、10又は8であって、極
性基としてカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸基のい
ずれかを持ち、連結鎖が炭素原子数が2〜6のアルキレ
ン鎖である分子構造を有していればよい。(A)成分の
2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を例示すると、
N,N’−ビス〔2−ラウラミドエチル)エチレンジア
ミン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)が挙げられる。
この化合物の分子構造において疎水基の異なる同族体と
の混合体としても本発明の目的の範囲内で配合される。
ここで用いる対イオンとしては1価又は2価のアルカリ
金属イオン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウム
イオンが適用される。ただし、有機アンモニウムイオン
としては、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該
当する。さらに(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオン
界面活性剤を例示すると、N,N’−ビス〔2−ミリス
トイラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ
(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイ
ラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸
ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−ラウラミドエチ
ル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイラミドエ
チル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸
ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミド
エチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン
酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)
エタン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−
ビス(ミリストイルアミド)エタン−N,N’−ジ(酢
酸ナトリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミ
ド)エタン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,
N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−N,N’−ジ
(プロピオン酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ミリス
トイルアミド)エタン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エ
タン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)、N,
N’−ビス(ラウロイルアミド)ブタン−N,N’−ジ
(酢酸カリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミ
ド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸カリウム)、N,N’
−ビス(パルミトイルアミド)ブタン−N,N’−ジ
(酢酸カリウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミ
ド)エタン−N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウ
ム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミド)ブタン−
N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,N’
−ビス(パルミトイルアミド)エタン−N,N’−ジ
(エタンスルホン酸ナトリウム)が挙げられる。本発明
において好ましい(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオ
ン界面活性剤としては、アミド基含有長鎖疎水基の炭素
原子数が14又は12であって、極性基としてカルボキ
シル基又はスルホン酸基のいずれかを持ち、連結鎖が炭
素原子数が2である化合物が示される。本発明において
特に好ましい(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤としては、アミド基含有長鎖疎水基の炭素原子
数が14又は12であって、極性基としてカルボキシル
基を持ち、連結鎖が炭素原子数が2である化合物が示さ
れる。これらの本組成物中の含有量は1〜20重量%が
望ましい。1重量%未満ではせっけんとの相乗効果が発
現せず、泡のクリーミイ性に欠けることがある。20重
量%を超えるとコンディショニング効果が低下すること
がある。
る。本発明における(A)成分の2鎖2極性基含有陰イ
オン界面活性剤は、アミド基含有長鎖疎水基の炭素原子
数が18、16、14、12、10又は8であって、極
性基としてカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸基のい
ずれかを持ち、連結鎖が炭素原子数が2〜6のアルキレ
ン鎖である分子構造を有していればよい。(A)成分の
2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤を例示すると、
N,N’−ビス〔2−ラウラミドエチル)エチレンジア
ミン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)が挙げられる。
この化合物の分子構造において疎水基の異なる同族体と
の混合体としても本発明の目的の範囲内で配合される。
ここで用いる対イオンとしては1価又は2価のアルカリ
金属イオン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウム
イオンが適用される。ただし、有機アンモニウムイオン
としては、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該
当する。さらに(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオン
界面活性剤を例示すると、N,N’−ビス〔2−ミリス
トイラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ
(酢酸ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイ
ラミドエチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(酢酸
ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−ラウラミドエチ
ル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス〔2−ミリストイラミドエ
チル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン酸
ナトリウム)、N,N’−ビス〔2−パルミトイラミド
エチル)エチレンジアミン−N,N’−ジ(プロピオン
酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミド)
エタン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,N’−
ビス(ミリストイルアミド)エタン−N,N’−ジ(酢
酸ナトリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミ
ド)エタン−N,N’−ジ(酢酸ナトリウム)、N,
N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−N,N’−ジ
(プロピオン酸ナトリウム)、N,N’−ビス(ミリス
トイルアミド)エタン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナ
トリウム)、N,N’−ビス(パルミトイルアミド)エ
タン−N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム)、N,
N’−ビス(ラウロイルアミド)ブタン−N,N’−ジ
(酢酸カリウム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミ
ド)ブタン−N,N’−ジ(酢酸カリウム)、N,N’
−ビス(パルミトイルアミド)ブタン−N,N’−ジ
(酢酸カリウム)、N,N’−ビス(ラウロイルアミ
ド)エタン−N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウ
ム)、N,N’−ビス(ミリストイルアミド)ブタン−
N,N’−ジ(エタンスルホン酸カリウム)、N,N’
−ビス(パルミトイルアミド)エタン−N,N’−ジ
(エタンスルホン酸ナトリウム)が挙げられる。本発明
において好ましい(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオ
ン界面活性剤としては、アミド基含有長鎖疎水基の炭素
原子数が14又は12であって、極性基としてカルボキ
シル基又はスルホン酸基のいずれかを持ち、連結鎖が炭
素原子数が2である化合物が示される。本発明において
特に好ましい(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオン界
面活性剤としては、アミド基含有長鎖疎水基の炭素原子
数が14又は12であって、極性基としてカルボキシル
基を持ち、連結鎖が炭素原子数が2である化合物が示さ
れる。これらの本組成物中の含有量は1〜20重量%が
望ましい。1重量%未満ではせっけんとの相乗効果が発
現せず、泡のクリーミイ性に欠けることがある。20重
量%を超えるとコンディショニング効果が低下すること
がある。
【0006】本発明における(B)成分のシリコーンポ
リマー及び/又は変性シリコーンポリマーとしては次の
ものが挙げられる。すなわち、揮発性環状シリコーンな
どの低重合物から高粘度の高重合物に至るすべてのシリ
コーンポリマー(ジメチルポリシロキサン)と、ポリオ
キシエチレン変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、
フッ素変性シリコーン、ベタイン化シリコーン、4級化
シリコーンなどの公知の変性シリコーンポリマーであ
る。これらの1種又は2種以上が用いられる。(B)成
分の含有量は0.01〜5重量%が望ましい。0.01
重量%未満では十分なコンディショニング効果が得られ
ず、5重量%を超えるとそれに見合ったコンディショニ
ング効果が得られないことがある。
リマー及び/又は変性シリコーンポリマーとしては次の
ものが挙げられる。すなわち、揮発性環状シリコーンな
どの低重合物から高粘度の高重合物に至るすべてのシリ
コーンポリマー(ジメチルポリシロキサン)と、ポリオ
キシエチレン変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、
フッ素変性シリコーン、ベタイン化シリコーン、4級化
シリコーンなどの公知の変性シリコーンポリマーであ
る。これらの1種又は2種以上が用いられる。(B)成
分の含有量は0.01〜5重量%が望ましい。0.01
重量%未満では十分なコンディショニング効果が得られ
ず、5重量%を超えるとそれに見合ったコンディショニ
ング効果が得られないことがある。
【0007】本発明における(C)成分の高級脂肪酸塩
は、疎水基の炭素原子数が8〜20であり、対イオンと
して1価又は2価のアルカリ金属イオン、アンモニウム
イオン又は有機アンモニウムイオンを持つものである。
これらの1種又は2種以上が用いられる。本組成物中の
含有量は1〜60重量%である。1重量%未満では十分
な洗浄効果、起泡性が得られず、60重量%を超えると
コンディショニング効果が低下する。
は、疎水基の炭素原子数が8〜20であり、対イオンと
して1価又は2価のアルカリ金属イオン、アンモニウム
イオン又は有機アンモニウムイオンを持つものである。
これらの1種又は2種以上が用いられる。本組成物中の
含有量は1〜60重量%である。1重量%未満では十分
な洗浄効果、起泡性が得られず、60重量%を超えると
コンディショニング効果が低下する。
【0008】本発明における(D)成分の高級脂肪酸ア
ルカノールアミドは、炭素原子数10〜18の高級脂肪
酸とアルカノールアミンとの縮合物であって、ここでの
アルカノールアミン化粧品原料として通常汎用されるも
のが適用される。(D)成分の含有量は、1〜8重量%
である。1重量%未満では(C)成分としての高級脂肪
酸塩、及び(A)成分としてのアミド基含有2鎖2極性
基含有陰イオン界面活性剤との分子間相互作用が十分に
機能せず、泡のクリーミイ性、洗浄性に欠ける。8重量
%を超えるとコンディショニング効果が低下する。
ルカノールアミドは、炭素原子数10〜18の高級脂肪
酸とアルカノールアミンとの縮合物であって、ここでの
アルカノールアミン化粧品原料として通常汎用されるも
のが適用される。(D)成分の含有量は、1〜8重量%
である。1重量%未満では(C)成分としての高級脂肪
酸塩、及び(A)成分としてのアミド基含有2鎖2極性
基含有陰イオン界面活性剤との分子間相互作用が十分に
機能せず、泡のクリーミイ性、洗浄性に欠ける。8重量
%を超えるとコンディショニング効果が低下する。
【0009】本発明の洗浄剤組成物において、(A)ア
ミド基含有2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤と
(B)シリコーンポリマー及び/又は変性シリコーンポ
リマーの2成分が必須である。また、(C)/〔(A)
+(D)〕の重量比1/10〜10/1が、皮膚刺激
性、泡立ち、泡のクリーミイ性、洗浄後のコンディショ
ニング効果の点で望ましい。さらに、(C)/〔(A)
+(D)〕の重量比1/5〜5/1のとき、それらの効
果は一段とすぐれるので一層望ましい。
ミド基含有2鎖2極性基含有陰イオン界面活性剤と
(B)シリコーンポリマー及び/又は変性シリコーンポ
リマーの2成分が必須である。また、(C)/〔(A)
+(D)〕の重量比1/10〜10/1が、皮膚刺激
性、泡立ち、泡のクリーミイ性、洗浄後のコンディショ
ニング効果の点で望ましい。さらに、(C)/〔(A)
+(D)〕の重量比1/5〜5/1のとき、それらの効
果は一段とすぐれるので一層望ましい。
【0010】本発明の洗浄剤組成物は上記の如くの組成
からなるが、必要に応じて他の界面活性剤、乳化助剤、
香料、着色剤、防腐剤、顔料等を本発明の目的を達成す
る範囲内で適宜配合することもできる。本発明の洗浄剤
組成物は、洗顔クリーム、液状洗顔料、ボディシャンプ
ー、シャンプー等の皮膚又は頭髪の洗浄を目的とするも
のに適用される。
からなるが、必要に応じて他の界面活性剤、乳化助剤、
香料、着色剤、防腐剤、顔料等を本発明の目的を達成す
る範囲内で適宜配合することもできる。本発明の洗浄剤
組成物は、洗顔クリーム、液状洗顔料、ボディシャンプ
ー、シャンプー等の皮膚又は頭髪の洗浄を目的とするも
のに適用される。
【0011】
【実施例】以下、実施例にて本発明を説明するが、本発
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量%である。表に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、
それぞれについて頭髪の感触、皮膚刺激性について評価
を行った。結果を表に示す。表に示す配合重量%は活性
剤の有効分の値である。
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量%である。表に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、
それぞれについて頭髪の感触、皮膚刺激性について評価
を行った。結果を表に示す。表に示す配合重量%は活性
剤の有効分の値である。
【0012】(評価方法)頭髪の感触は、専門パネラー
20名により、健常な日本人女性の頭髪20g(15c
m)に洗浄剤1gを塗布し、1分間泡立てた時点、すす
いだ時点及びドライヤーで乾燥させた時点で下記基準に
従って評価した。結果は20名の平均スコアから下記の
判定基準に従い表に示す。皮膚刺激性の評価は、各洗浄
剤組成物をそれぞれ5匹にモルモットの健常皮膚に4回
塗布し、4回目の反応を下記の基準で評価した。結果は
5匹の平均スコアから下記の判定基準に従い表に示す。
20名により、健常な日本人女性の頭髪20g(15c
m)に洗浄剤1gを塗布し、1分間泡立てた時点、すす
いだ時点及びドライヤーで乾燥させた時点で下記基準に
従って評価した。結果は20名の平均スコアから下記の
判定基準に従い表に示す。皮膚刺激性の評価は、各洗浄
剤組成物をそれぞれ5匹にモルモットの健常皮膚に4回
塗布し、4回目の反応を下記の基準で評価した。結果は
5匹の平均スコアから下記の判定基準に従い表に示す。
【0013】(基準) (1)泡立て時の感触 A.評価とスコア: きしみがなく、指通りが非常に良く、クリーミイさが非
常に大きい(スコア4) きしみがなく、指通りが良く、クリーミイさが大きい
(スコア3) きしみがやや強く、指通りとクリーミイさがやや不良
(スコア2) きしみが強く、指通りとクリーミイさが不良(スコア
1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×) (2)すすいだ時の感触(きしみ、柔軟性、なめらか
さ、しっとり感) A.評価とスコア: きしみがなく、非常に柔軟性に富み、なめらか(スコア
4) きしみがなく、柔軟性に富み、なめらか(スコア3) きしみがやや強く、柔軟性となめらかさがやや不良(ス
コア2) きしみが強く、柔軟性となめらかさが不良(スコア1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×) (3)頭髪乾燥後の感触 A.評価とスコア: 櫛通りが良く、非常になめらかで非常にしっとり(スコ
ア4) 櫛通りが良く、なめらかでしっとり(スコア3) 櫛通りがやや悪く、なめらかさとしっとりさがやや不良
(スコア2) 櫛通りが悪く、なめらかさとしっとりさも不良(スコア
1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×) (4)皮膚刺激性 A.評価とスコア: 無刺激性(スコア5) 微刺激性(スコア4) 弱刺激性(スコア3) 中刺激性(スコア2) 強刺激性(スコア1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×)
常に大きい(スコア4) きしみがなく、指通りが良く、クリーミイさが大きい
(スコア3) きしみがやや強く、指通りとクリーミイさがやや不良
(スコア2) きしみが強く、指通りとクリーミイさが不良(スコア
1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×) (2)すすいだ時の感触(きしみ、柔軟性、なめらか
さ、しっとり感) A.評価とスコア: きしみがなく、非常に柔軟性に富み、なめらか(スコア
4) きしみがなく、柔軟性に富み、なめらか(スコア3) きしみがやや強く、柔軟性となめらかさがやや不良(ス
コア2) きしみが強く、柔軟性となめらかさが不良(スコア1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×) (3)頭髪乾燥後の感触 A.評価とスコア: 櫛通りが良く、非常になめらかで非常にしっとり(スコ
ア4) 櫛通りが良く、なめらかでしっとり(スコア3) 櫛通りがやや悪く、なめらかさとしっとりさがやや不良
(スコア2) 櫛通りが悪く、なめらかさとしっとりさも不良(スコア
1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×) (4)皮膚刺激性 A.評価とスコア: 無刺激性(スコア5) 微刺激性(スコア4) 弱刺激性(スコア3) 中刺激性(スコア2) 強刺激性(スコア1) B.平均スコアと判定: 平均スコア3.1以上(◎) 平均スコア2.5〜3.0(○) 平均スコア1.5〜2.4(△) 平均スコア1.0〜1.4(×)
【0014】実施例1〜35,比較例1〜3 表1〜4に本発明に係る洗浄剤組成物(試験試料)の組
成を示す。ここに示す配合物は次のものを示す。 (1)配合される(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオ
ン界面活性剤と対照化合物 A1:N,N’−ビス(ミリストイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(エタンスルホン酸ナトリウム) A2:N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム) A3:ドデカノイルグルタミン酸ナトリウム(対照化合
物) (2)配合される(B)成分のシリコーンポリマー及び
/又は変性シリコーンポリマー B1:ジメチルポリシロキサン(10万cs) B1:アミノ変性シリコーン(東レ社製のSM8702
C) (3)配合される(C)成分の高級脂肪酸塩 C1:ラウリン酸ナトリウム (4)配合される(D)成分の高級脂肪酸アルカノール
アミド D1:ラウリン酸ジエタノールアミド
成を示す。ここに示す配合物は次のものを示す。 (1)配合される(A)成分の2鎖2極性基含有陰イオ
ン界面活性剤と対照化合物 A1:N,N’−ビス(ミリストイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(エタンスルホン酸ナトリウム) A2:N,N’−ビス(ラウロイルアミド)エタン−
N,N’−ジ(プロピオン酸ナトリウム) A3:ドデカノイルグルタミン酸ナトリウム(対照化合
物) (2)配合される(B)成分のシリコーンポリマー及び
/又は変性シリコーンポリマー B1:ジメチルポリシロキサン(10万cs) B1:アミノ変性シリコーン(東レ社製のSM8702
C) (3)配合される(C)成分の高級脂肪酸塩 C1:ラウリン酸ナトリウム (4)配合される(D)成分の高級脂肪酸アルカノール
アミド D1:ラウリン酸ジエタノールアミド
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】
【表5】
【0020】なお、上記の表中のRは(C)/〔(A)
+(D)〕である。表1〜5の結果から、本発明の洗浄
剤組成物を使って洗髪した場合は、前記評価項目のすべ
てですぐれていることがわかる。一方、本発明の洗浄剤
組成物の構成成分のうちいずれか一つが欠ける比較例の
洗浄剤組成物の性能は本発明の洗浄剤組成物のそれより
も大幅に悪いことがわかる。
+(D)〕である。表1〜5の結果から、本発明の洗浄
剤組成物を使って洗髪した場合は、前記評価項目のすべ
てですぐれていることがわかる。一方、本発明の洗浄剤
組成物の構成成分のうちいずれか一つが欠ける比較例の
洗浄剤組成物の性能は本発明の洗浄剤組成物のそれより
も大幅に悪いことがわかる。
【0021】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明は、皮膚刺激性
が低く、泡立ちがよく、泡のクリーミイ感に優れ、洗浄
後のコンディショニング効果(柔軟性、なめらかさ、し
っとり感、くし通り性、艶)にすぐれる洗浄剤組成物を
提供することは明らかである。
が低く、泡立ちがよく、泡のクリーミイ感に優れ、洗浄
後のコンディショニング効果(柔軟性、なめらかさ、し
っとり感、くし通り性、艶)にすぐれる洗浄剤組成物を
提供することは明らかである。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤と、(B)シリコーンポリマー及び/
又は変性シリコーンポリマーを含有することを特徴とす
る洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 (A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤1〜20重量%、(B)シリコーンポ
リマー及び/又は変性シリコーンポリマー0.01〜5
重量%、(C)高級脂肪酸塩1〜60重量%、(D)高
級脂肪酸アルカノールアミド1〜8重量%を含有し、
(C)/〔(A)+(D)〕の重量比が1/10〜10
/1であることを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 (A)アミド基含有2鎖2極性基含有陰
イオン界面活性剤1〜20重量%、(B)シリコーンポ
リマー及び/又は変性シリコーンポリマー0.01〜5
重量%、(C)高級脂肪酸塩1〜60重量%、(D)高
級脂肪酸アルカノールアミド1〜8重量%を含有し、
(C)/〔(A)+(D)〕の重量比が1/5〜5/1
であることを特徴とする洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3264697A JPH10219277A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3264697A JPH10219277A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10219277A true JPH10219277A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12364627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3264697A Pending JPH10219277A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10219277A (ja) |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP3264697A patent/JPH10219277A/ja active Pending
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