JPH10219089A - 硬化性組成物および該硬化性組成物を用いた表面硬化木質化粧板 - Google Patents

硬化性組成物および該硬化性組成物を用いた表面硬化木質化粧板

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JPH10219089A
JPH10219089A JP2373897A JP2373897A JPH10219089A JP H10219089 A JPH10219089 A JP H10219089A JP 2373897 A JP2373897 A JP 2373897A JP 2373897 A JP2373897 A JP 2373897A JP H10219089 A JPH10219089 A JP H10219089A
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wood
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wood flour
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JP2373897A
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Inventor
Keiji Koyama
啓二 児山
Koichi Murakami
幸一 村上
Minoru Ueda
實 上田
Hideaki Matsuda
▲ひで▼明 松田
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Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各種板材の表面に、作業性よく平滑で、優れた
美観を有し、かつ表面硬度、耐摩耗性および耐水性など
に優れた表面を形成できる硬化性組成物を提供するこ
と。さらには該硬化性組成物を用いた表面硬化木質化粧
板を提供すること。 【構成】不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し
て、化学修飾木粉10〜100重量部、重合開始剤0.
01〜5重量部およびアルカリ土類金属の酸化物、ある
いは水酸化物0.05〜10重量部を含有させるこによ
って硬化性組成物が得られる。そして該硬化性組成物を
木質基材上に載置し、熱圧成形することにより表面硬化
木質化粧板が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種基材の表面に、優
れた美観を有し、かつ表面硬度や耐摩耗性および耐水性
などに優れた硬化表面を与える硬化性組成物、さらには
該硬化性組成物を用いた表面硬化木質化粧板に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、木材の美観、表面硬度、耐摩耗性
および耐水性などを向上させるために、木材に熱硬化性
樹脂を減圧または加圧下で含浸させ、加熱硬化せしめる
方法、所謂、WPC(Wood Plastic Co
mbination)処理が知られている。しかしなが
ら、このWPC処理は工程が繁雑で、設備が大掛かりと
なりやすく、製造費が高くつくという欠点があった。ま
た、得られた処理木材の表面には十分な樹脂膜層が形成
されず、表面硬度、耐摩耗性の向上が十分でないという
問題があった。また、木質基材を直接、熱硬化性樹脂で
被覆する方法がある。この方法は道管、仮道管の大きな
木材、あるいは、その表面が粗面となっているような木
材の表面を被覆するのに好適である。しかしながら、熱
硬化性樹脂の硬化を熱圧によって行おうとした場合、熱
硬化性樹脂の架橋による硬化が始まる前に、熱硬化性樹
脂の急激な粘度低下を生じ、該熱硬化性樹脂が木質基材
の側面から外部に流出するという欠点があった。また、
熱硬化性樹脂の硬化収縮により、得られる処理木質板に
反りを生じたり、処理木質板の硬化処理面にひび割れを
生じやすいという欠点を有していた。
【0003】このような状況の中、本発明者らは、先
に、特開平2−145339号公報において表面硬化木
質化粧板の製造方法を提案した。この方法は、上記諸課
題を解消し、優れた美観、表面硬度、耐摩耗性、およ
び、耐水性に優れた表面硬化木質化粧板を提供するもの
であった。しかしながら、この製造方法は木質基材上に
粉体状の硬化性組成物を散布(フォーミング)するとい
う工程を有しており、均一に散布するのが困難であると
いう問題、さらには、粉体状の硬化性組成物の成形加工
時の熱流動性が低いため、表面平滑性の良好な表面硬化
木質化粧板を得るには高圧下で熱圧成形しなければなら
ないという問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな状況に鑑みなされたもので、各種基材、とりわけ木
質基材の表面に、作業性よく平滑で、優れた美観を有
し、かつ表面硬度、耐摩耗性および耐水性などに優れた
表面を形成できる硬化性組成物を提供すること、さらに
は該硬化性組成物を用いた表面硬化木質化粧板を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点に鑑み、鋭意研究を行った。この結果、不飽和ポリ
エステル樹脂、化学修飾木粉、重合開始剤およびアルカ
リ土類金属の酸化物、あるいは水酸化物を含む硬化性組
成物によって上記課題を解決できることを見出し本発明
に至ったのである。
【0006】即ち、本発明によれば、不飽和ポリエステ
ル樹脂100重量部に対して、化学修飾木粉10〜10
0重量部、重合開始剤0.01〜5重量部およびアルカ
リ土類金属の酸化物、あるいは水酸化物0.05〜10
重量部含むことを特徴とする硬化性組成物が提供され、
また、より好ましくは、アルカリ土類金属の酸化物、あ
るいは水酸化物が酸化マグネシウム、および/または、
水酸化マグネシウムであることを特徴とする上記の硬化
性組成物が提供され、また、より好ましくは、化学修飾
木粉が、木粉に多塩基酸無水物およびエポキシ化合物を
反応させて得られるオリゴエステル化木粉であることを
特徴とする上記いずれかの硬化性組成物が提供され、ま
た、さらに、上記いずれかに記載の硬化性組成物を木質
基材上に載置し、熱圧成形することにより、該硬化性組
成物中の不飽和ポリエステル樹脂の重合による架橋反応
と化学修飾木粉の可塑化とを同時に行わせしめ、該硬化
性組成物と該木質基材とが一体化させられたことを特徴
とする表面硬化木質化粧板が提供される。
【0007】即ち本発明の骨子は、各種基材、とりわけ
木質基材の表面に平滑で、優れた美観を有し、かつ表面
硬度、耐摩耗性および耐水性などに優れた硬化処理面を
形成するにあたって用いられる硬化性組成物に、不飽和
ポリエステル樹脂、化学修飾木粉、重合開始剤、および
アルカリ土類金属の酸化物、あるいは水酸化物が含まれ
ることにある。硬化性組成物中にこれらの成分が含まれ
ることにより硬化性組成物を適当な粘度に保つことがで
き、BMC(バルクモールディングコンパウンド)、S
MC(シートモールディングコンパウンド)等の状態に
容易に加工できるようになり成形加工前の取り扱い性が
改善されるとともに、熱圧成型時における熱硬化性樹脂
の粘度低下に起因する不飽和ポリエステル樹脂の基材側
面からの外部への流出という不都合が回避される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明をより詳細に説明す
る。本発明の硬化性組成物において用いられる不飽和ポ
リエステル樹脂は、不飽和二塩基酸、グリコール、およ
び必要に応じて用いられる飽和二塩基酸を重合させて得
られる不飽和ポリエステルと、共重合性単量体とを含む
混合物である。
【0009】上記不飽和二塩基酸としては、無水マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン
酸等が使用される。上記グリコールとしてはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールAのエ
チレンオキサイド付加物、ネオペンチルグリコール等が
挙げられる。
【0010】上記飽和二塩基酸としては、無水フタル
酸、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ア
ジピン酸、コハク酸、テトラクロロフタル酸、ヘット酸
等が挙げられる。
【0011】上記共重合性単量体としては、スチレン、
ジクロロスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、メタ
クリル酸、メタクリル酸エステル、アクリル酸、アクリ
ル酸エステル、フタル酸ジアリル等が挙げられるが、特
にスチレンが好ましい。通常、上記不飽和ポリエステル
樹脂に含有される共重合性単量体の量は、20〜50重
量%である。
【0012】本発明において、上記不飽和ポリエステル
樹脂は、樹脂分として低収縮化のための熱可塑性樹脂を
含有してもよい。この熱可塑性樹脂としては、例えば、
ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリエチレン、ポリ−ε−カプロラクトン、飽和
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリブタジエン、ポリ
エチレン−アクリル酸共重合体、ポリスチレン−ポリ酢
酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル−ス
チレン共重合体が挙げられる。
【0013】一方、本発明で使用する化学修飾木粉と
は、木粉中のセルロース、ヘミセルロース等に含まれる
水酸基に化学物質を反応させたものであって、この化学
物質の種類と量によって木粉そのものには本来備わって
いなかった熱可塑性が付与されたものである。化学修飾
木粉が含まれることによって本発明の硬化性組成物は不
飽和ポリエステル樹脂が含まれているにもかかわらず、
熱圧成型時、硬化性組成物全体として大きな粘度低下を
起こすことがなく、不飽和ポリエステル樹脂が木材の側
面から外部に流出するということがないのである。しか
も、前記したように化学修飾木粉は熱可塑性を有してい
るため、不飽和ポリエステル樹脂と分子レベルで混和さ
れた後硬化するため、優れた美観、表面硬度、耐摩耗
性、耐水性を有する硬化処理面をもたらすのである。化
学修飾木粉に替えて単なる木粉を使用した場合には、熱
圧成型時において不飽和ポリエステル樹脂が粘度低下を
起こし基材の側面から流出するという問題は解決できる
ものの、疎水性の不飽和ポリエステル樹脂と親水性の木
粉とのなじみが悪く、木粉を不飽和ポリエステル樹脂中
に均一に分散させることは、木粉の表面処理という工程
を経ない場合困難であり、しかも、仮に木粉が不飽和ポ
リエステル樹脂中に均一に分散した場合においても、そ
の硬化物は熱硬化性樹脂中に木粉が単に分散していると
いうものであり、美観、表面硬度、耐摩耗性、耐水性等
の諸点において問題の多いものである。
【0014】これら化学修飾木粉の例としては、特開昭
57−103804号公報、同60−206602号公
報、同58−32807号公報、同60−188401
号公報、白石信夫:木材学会誌vol.32,No.1
0,p755−762(1986)、大越誠:木材学会
誌vol.36,No.1,p57−63(1990)
等において開示された木材のエステル化、エーテル化、
アセチル化、アリル化、ベンジル化、ラウロイル化、エ
チル化、シアノエチル化、さらに、特開平2−1453
39号公報において開示されている木質成分中の水酸基
に二塩基酸無水物および重合性二重結合を有するモノエ
ポキシ化合物を反応させるオリゴエステル化等の技術を
木粉に応用して得られるもの、またさらに、アセチルセ
ルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースなどのセルロース誘導体などを用いることができ
る。本発明においてはこれら化学修飾木粉のうち熱可塑
性の高いものを使用するのが好ましい。これらの化学修
飾木質材のうちでも、製造工程が簡単で、反応後、系か
ら除去する必要がある副生物がなく、しかも熱可塑性が
高いという理由から、オリゴエステル化木質材が特に好
適に用いられる。そしてさらに、このオリゴエステル化
木粉も、木粉100重量部に対して多塩基酸無水物1〜
30重量部を加熱撹拌して反応させた後、エポキシ化合
物1〜40重量部を加熱撹拌して反応させて得られるも
のが、特に本発明の目的を達成度よく実現することがで
きるため好ましい。
【0015】一方、化学修飾木粉の原料となる木粉に関
しては特に制限なく、木材を粉砕したものが使用可能で
あるし、セルロース粉、パルプ粉、あるいは合板工場、
ファイバーボード工場から大量に副生されるサンダー粉
なども使用可能である。さらには、未利用のまま大量に
廃棄される麦わら、稲わら、やしがら、もみがら、古
紙、リンター、バガスなどの植物繊維、あるいは、その
他のセルロースやリグニンを主成分とするリグノセルロ
ース材料を粉砕したものなども使用可能である。これら
木粉は、繊維長が200μ以下に粉砕されたものを用い
ることが好ましい。また、化学修飾木粉の配合量は不飽
和ポリエステル樹脂100重量部に対して10〜100
重量部、より好ましくは、20〜50重量部に設定され
る。化学修飾木粉の配合量が10重量部未満であると、
熱圧成型時において不飽和ポリエステル樹脂が粘度低下
を起こし基材の側面から流出するという問題が十分に解
決できず好ましくなく、逆に100重量部を超えると、
硬化性組成物中に気泡が混入しやすくなり好ましくな
い。
【0016】一方、重合開始剤としては不飽和ポリエス
テル樹脂用の硬化剤として知られている公知の有機過酸
化物が使用できる。例えるならば、:ビス−3,5,5−
トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド、p−ベンゾイルパーオキサイドなどのジ
アシルパーオキサイド:ジクミルパーオキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)
−ヘキサン、 1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシ−
イソプロピル)−ベンゼン、t−ブチルクミルパーオキ
サイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキセ
ン−3、トリス−(t−ブチルパーオキシ)トリアジン
などのジアルキルパーオキサイド:2,4,4−トリメチ
ルペンチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−
アミルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチル
パーオキシ−イソブチレート、ジ−t−ブチルパーオキ
シ−ヘキサヒドロテレフタレート、t−ブチルパーオキ
シ3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパ
ーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、ジ−t−ブチルパーオキシ−トリメチル−アジペー
トなどのアルキルパーエステル:ジ−3−メトキシブチ
ルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシク
ロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジイソプロピ
ルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネートなどのパーカーボネートなどが
使用可能である。これらの重合開始剤は単独で、あるい
は、複数種組み合わせて用いられ、その配合量は不飽和
ポリエステル樹脂100重量部に対して、0.01〜5
重量部、さらに好ましくは0.05〜3重量部である。
重合開始剤の配合量が0.01重量部未満であると熱圧
成型時の不飽和ポリエステル樹脂の硬化速度が遅く好ま
しくなく、逆に5重量部を超えると硬化性組成物の保存
安定性が低下し好ましくない。
【0017】本発明において用いられるアルカリ土類金
属の酸化物、あるいは水酸化物は、不飽和ポリエステル
中に残存するカルボキシル基に反応し、−COO−M−
OOC− (M:アルカリ土類金属)という架橋構造を
もたらし、結果として硬化性組成物の粘度を適度なもの
に保つ効果を奏するのである。これらアルカリ土類金属
の酸化物、あるいは水酸化物としては、酸化マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カル
シウム、酸化ベリリウム、酸化亜鉛などが使用可能であ
り、さらには、酸化マグネシウム、および/または、水
酸化マグネシウムが硬化性組成物の粘度性を適度に保持
する能力が高くより好ましい。これらのアルカリ土類金
属の酸化物、あるいは水酸化物は単独で、あるいは、複
数種組み合わせて用いられ、その配合量は不飽和ポリエ
ステル樹脂100重量部に対して、0.05〜10重量
部、さらに好ましくは0.1〜5重量部に設定される。
不飽和ポリエステル樹脂の配合量が0.05重量部未満
であると硬化性組成物を適度な粘度に保てず本発明の目
的を達し得ない。逆に10重量部を超えると増粘効果が
過剰となり、硬化性組成物をSMCの状態に加工する場
合にはその作業が困難となる。また、BMCの状態に加
工された硬化性組成物においても熱圧成型時、硬化性組
成物の流延性が不良となり好ましくない。
【0018】その他本発明においては、硬化性組成物の
硬化特性、および、硬化物の特性を低下させない範囲内
において該硬化性組成物に可塑剤、内部離型剤、抗菌
剤、顔料、染料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、香料等を配合することを妨げるものではない。
【0019】以上述べた成分を混合することによって本
発明の硬化性組成物が調製される。その混合方法は特に
限定されるものではなく、例えば、高速撹拌機などの撹
拌機、ブレンダー、ニーダー、ミキシングロール、バン
バリーミキサーなどの混練機、あるいは、単軸、二軸押
出機を用いて行うことができる。そしてさらに、このよ
うにして得られる硬化性組成物を30〜40℃の条件で
12〜72時間、保つのが好ましい。このようにするこ
とにより硬化性組成物がより早く増粘するとともに、増
粘を完結させることができる。従ってこの工程を経た硬
化性組成物は、以後の経時による粘度変化が最小限に抑
えられたものとなる。また、この工程を経た硬化性組成
物をBMC、あるいはSMCの状態、より好ましくはS
MCの状態に加工しておくことが熱圧成形工程での作業
性を向上させることができるという観点からより好まし
い。
【0020】このようにして得られる硬化性組成物を各
種基材上に載置し、熱圧することによって基材上に作業
性よく平滑で、優れた美観を有し、かつ表面硬度、耐摩
耗性および耐水性などに優れた表面を形成できる。基材
としては、木質板、合成樹脂板、金属板、無機質板等が
挙げられ、これらの中でも、木質板が本発明の硬化性組
成物の特長を引き出せる点で最も適している。なお、本
発明の硬化性組成物のみを単独で熱圧成形することによ
り板状の成形体を得ることもできる。さらに、本発明の
硬化性組成物のみを単独で異形成形することにより立体
的形状を有する成形体を得ることもできる。
【0021】次いで、本発明の表面硬化木質化粧板につ
いて説明する。本発明の表面硬化木質化粧板は木質基材
表面に、前記した硬化性組成物の硬化樹脂層が木質基材
に一体化されつつ被覆された形態をとるものである。よ
り具体的には硬化性組成物を木質基材上に載置し、熱圧
成形することにより、該硬化性組成物中の不飽和ポリエ
ステル樹脂の重合による架橋反応と化学修飾木粉の可塑
化とを同時に行わしめることによって、硬化性組成物の
硬化樹脂層と木質基材とが一体化させられたものであ
る。また、本発明の表面硬化木質化粧板の製造のために
使用される木質基材としては、木材から直接切り出され
た板、合板、パーティクルボード、OSB、ウエファー
ボード、ファイバーボード、集成材等あらゆる木質板が
使用可能である。これらの木質板の中でも、カラマツ、
スギ、ヒノキ、シナ、ホウ、カツラなどの表面の軟らか
い樹木、木目柄の不鮮明な樹木から切り出された板が本
発明の効果をより有効的に享受できるという理由のた
め、最も効果的である。また、上記木質基材に前もって
モノマー、プレポリマー、ポリマーなどを注入したも
の、あるいは注入後、さらに硬化させたものを用いるこ
ともできる。
【0022】次に本発明の表面硬化木質化粧板の具体的
な製造方法を例示する。まず、硬化性組成物を木質基材
の表面に載置する。この際、硬化性組成物はBMC、S
MCの状態に加工しておくことが好ましい。また硬化性
組成物を木質基材の表裏両面に位置させるようにしても
かまわない。次いでプレス機を用いて所要時間、熱圧成
形することにより、該硬化性組成物中の化学修飾木粉の
可塑化と不飽和ポリエステル樹脂の重合による架橋反応
を同時に行わせしめ、該硬化性組成物と該木質基材とを
一体化させる。この熱圧成形の工程で必要により、木質
基材が圧密化するほどの圧力をかけるようにしてもかま
わない。こうすることによって、木質基材の硬度、強度
が向上する。なお、熱圧成形の際、硬化性組成物の表面
に平滑な鏡面板をあてがってから熱圧成形すれば、得ら
れる表面硬化木質化粧板の表面がより平滑となり、美観
的に好ましい。また、同じく熱圧成形の際、硬化性組成
物の表面にエンボス模様が施された板をあてがってから
熱圧成形すれば、エンボス模様が表面硬化木質化粧板の
表面に転写され、意匠性のあるものとなる。
【0023】熱圧成形工程における加熱・加圧条件は化
粧板の種類、重合開始剤の種類、化学修飾木粉の種類に
よって適宜設定されるが、一般的には加熱温度は80〜
200℃の範囲が適当である。また圧力は化学修飾木粉
成分がその温度で可塑化するのに必要な圧力でよく、一
般的には3〜50Kg/cm2 であり、好ましくは5〜
20Kg/cm2 である。なお、前記したように木質基
材の硬度、強度を向上させることを目的として木質基材
を圧密化する場合は、通常よりも高い圧力が適用され
る。また加圧時間は1〜15分程度でよい。これらの熱
圧条件下において、硬化性組成物に含まれる不飽和ポリ
エステル樹脂の重合による架橋反応と化学修飾木粉の可
塑化が同時に行われ、両者が分子レベルで混和しつつ硬
化し、強靭な硬化樹脂層が形成される。さらに硬化性組
成物に含まれる不飽和ポリエステル樹脂の一部が該木質
基材に浸透・硬化し、木質基材が強化されるとともに、
硬化樹脂層と該木質基材が強固に一体化する。
【0024】
〔不飽和ポリエステル樹脂〕
・イソフタル酸系不飽和ポリエステル樹脂(スチレン含
量:40〜50%)(武田薬品工業(株)製) 〔重合開始剤〕 ・t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート(化
薬アクゾ(株)製) 一方、以下の実施例、比較例で示す物性値の測定は次の
規格に準拠した。 ・1類浸せきはくり試験:JAS特殊合板 ・湿熱試験 :JAS特殊合板 ・引きかき硬度A試験 :JAS特殊合板
【0025】[製造例1]乾燥木粉(含水率:0.3
%、商品名:LIGNOCEL C−120;J.Re
ttenmaier & Sohne社製、繊維長:3
0〜80μm)90重量部、無水マレイン酸4重量部を
加圧型ニーダーに充填して、115℃1時間撹拌下に反
応せしめた。その後、アリルグリシジルエーテル(ダイ
ソー(株)製、「ネオアリルG」)6重量部を添加し、
さらに、115℃で1時間撹拌下に反応せしめてオリゴ
エステル化木粉を得た。
【0026】[製造例2]乾燥木粉(含水率:0.3
%、商品名:LIGNOCEL C−120;J.Re
ttenmaier & Sohne社製、繊維長:3
0〜80μm)90重量部、無水マレイン酸10重量部
を加圧型ニーダーに充填して、115℃1時間撹拌下に
反応せしめてエステル化木粉を得た。
【0027】[実施例1]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、製造例1で得られたオリゴエステル化木粉30
g、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート1
gおよび酸化マグネシウム1.5gを高速撹拌機により
均一になるまで混合し、次いで該混合物を40℃の養生
室にて48時間粘度増加させて、硬化性組成物を得た。
次に、該硬化性組成物30gを大きさ30cm×30c
m×2cmのカラマツ集成材上に置き、プレス機の鏡面
板間に挿入して熱圧成形を行った。熱圧条件は温度14
0℃、圧力10kg/cm2 で5分間とした。熱圧成形
後、得られた表面硬化木質化粧板は表面が強靱で硬く、
緻密性を有し、光沢のあるプラスチック様の優れた美観
を有するものであった。さらに、このようにして得られ
た表面硬化木質化粧板の耐浸せきはくり性、耐湿熱性、
硬度を評価した。その結果を表1に示す。
【0028】[実施例2]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、製造例1で得られたオリゴエステル化木粉15
g、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート1
gおよび酸化マグネシウム1.5gを高速撹拌機により
均一になるまで混合し、次いで該混合物を40℃の養生
室にて48時間粘度増加させて、硬化性組成物を得た。
次に、該硬化性組成物30gを大きさ30cm×30c
m×2cmのカラマツ集成材上に置き、プレス機の鏡面
板間に挿入して熱圧成形を行った。熱圧条件は温度14
0℃、圧力10kg/cm2 で5分間とした。熱圧成形
後、得られた表面硬化木質化粧板は表面が強靱で硬く、
緻密性を有し、光沢のあるプラスチック様の優れた美観
を有するものであった。さらに、このようにして得られ
た表面硬化木質化粧板の耐浸せきはくり性、耐湿熱性、
硬度を評価した。その結果を表1に示す。
【0029】[実施例3]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、製造例1で得られたオリゴエステル化木粉30
g、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート1
gおよび水酸化マグネシウム5gを高速撹拌機により均
一になるまで混合し、次いで該混合物を40℃の養生室
にて48時間粘度増加させて、硬化性組成物を得た。次
に、該硬化性組成物30gを大きさ30cm×30cm
×2cmのカラマツ集成材上に置き、プレス機の鏡面板
間に挿入して熱圧成形を行った。熱圧条件は温度140
℃、圧力10kg/cm2 で5分間とした。熱圧成形
後、得られた表面硬化木質化粧板は表面が強靱で硬く、
緻密性を有し、光沢のあるプラスチック様の優れた美観
を有するものであった。さらに、このようにして得られ
た表面硬化木質化粧板の耐浸せきはくり性、耐湿熱性、
硬度を評価した。その結果を表1に示す。
【0030】[比較例1]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、乾燥木粉(含水率:0.3%、商品名:LIGN
OCEL C−120;J.Rettenmaier
& Sohne社製、繊維長:30〜80μm)30
g、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート1
gおよび酸化マグネシウム1.5gを高速撹拌機により
均一になるまで混合し、次いで該混合物を40℃の養生
室にて48時間粘度増加させて、硬化性組成物を得た。
次に、該硬化性組成物30gを大きさ30cm×30c
m×2cmのカラマツ集成材上に置き、プレス機の鏡面
板間に挿入して熱圧成形を行った。熱圧条件は温度14
0℃、圧力10kg/cm2 で5分間とした。熱圧成形
後、得られた木質化粧板は、疎水性の不飽和ポリエステ
ル樹脂と親水性の乾燥木粉とのなじみが悪いためか、そ
の表面状態が一様でなく、また、光沢にもムラが見ら
れ、美観の乏しいものであった。さらに、このようにし
て得られた木質化粧板の耐浸せきはくり性、耐湿熱性、
硬度を評価した。その結果を表1に示す。
【0031】[比較例2]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート
1gおよび酸化マグネシウム1.5gを高速撹拌機によ
り均一になるまで混合し、次いで該混合物を40℃の養
生室にて48時間粘度増加させて、硬化性組成物を得
た。次に、該硬化性組成物30gを大きさ30cm×3
0cm×2cmのカラマツ集成材上に置き、プレス機の
鏡面板間に挿入して熱圧成形を行った。熱圧条件は温度
140℃、圧力10kg/cm2 で5分間とした。熱圧
成形後、得られた表面硬化木質化粧板は硬化性組成物の
硬化収縮によるひび割れが見られ、美観の乏しいもので
あった。さらに、このようにして得られた表面硬化木質
化粧板の耐浸せきはくり性、耐湿熱性、硬度を評価し
た。その結果を表1に示す。
【0032】[比較例3]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、製造例1で得られたオリゴエステル化木粉30
g、およびt−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ート1gを高速撹拌機により均一になるまで混合して、
硬化性組成物を得た。次に、該硬化性組成物30gを大
きさ30cm×30cm×2cmのカラマツ集成材上に
置き、プレス機の鏡面板間に挿入して、温度140℃、
圧力10kg/cm2 で5分間の条件での熱圧成形を試
みた。しかしながら、この工程において、不飽和ポリエ
ステル樹脂の架橋による硬化が始まる前に、ペースト状
の硬化性組成物が急激な粘度低下を起こし、木質基材の
側面から外部に流出して、表面硬化木質化粧板が得られ
なかった。
【0033】[実施例4]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、製造例2で得られたエステル化木粉30g、t−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート1gおよび
酸化マグネシウム1.5gを高速撹拌機により均一にな
るまで混合し、次いで該混合物を40℃の養生室にて4
8時間粘度増加させて、硬化性組成物を得た。次に、該
硬化性組成物30gを大きさ30cm×30cm×2c
mのカラマツ集成材上に置き、プレス機の鏡面板間に挿
入して熱圧成形を行った。熱圧条件は温度140℃、圧
力10kg/cm2 で5分間とした。熱圧成形後、得ら
れた表面硬化木質化粧板は表面が強靱で硬く、緻密性を
有し、光沢のあるプラスチック様の優れた美観を有する
ものであった。さらに、このようにして得られた表面硬
化木質化粧板の耐浸せきはくり性、耐湿熱性、硬度を評
価した。その結果を表2に示す。
【0034】[比較例4]不飽和ポリエステル樹脂10
0g、製造例2で得られたエステル化木粉30g、およ
びt−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート1g
を高速撹拌機により均一になるまで混合して、硬化性組
成物を得た。次に、該硬化性組成物30gを大きさ30
cm×30cm×2cmのカラマツ集成材上に置き、プ
レス機の鏡面板間に挿入して、温度140℃、圧力10
kg/cm2 で5分間の条件での熱圧成形を試みた。し
かしながら、この工程において、不飽和ポリエステル樹
脂の架橋による硬化が始まる前に、ペースト状の硬化性
組成物が急激な粘度低下を起こし、木質基材の側面から
外部に流出して、表面硬化木質化粧板が得られなかっ
た。
【0035】
【表1】
【0036】表1より明らかなように、本発明の表面硬
化木質化粧板は十分な耐浸せきはくり性、耐湿熱性、表
面硬度を有している。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡便で効率的な硬化性組成物および該硬化性組成物を用
いた表面硬化木質化粧板が提供される。この硬化性組成
物は取り扱い性が良好であり、作業性よく各種基材の表
面に硬化樹脂層を形成できる。さらに熱圧成型時におい
ては高い圧力を必要としない。一方、本発明によって得
られる表面硬化木質化粧板は、表面が平滑で、優れた美
観を有し、かつ耐浸せきはくり性、耐湿熱性および表面
硬度などに優れている。このように本発明は各種産業分
野、とりわけ建材分野において好適に使用される表面硬
化木質化粧板の提供に寄与するものであり、産業に利す
るところ大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 ▲ひで▼明 香川県丸亀市中津町1515番地 大倉工業株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不飽和ポリエステル樹脂100重量部に
    対して、化学修飾木粉10〜100重量部、重合開始剤
    0.01〜5重量部およびアルカリ土類金属の酸化物、
    あるいは水酸化物0.05〜10重量部含むことを特徴
    とする硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 アルカリ土類金属の酸化物、あるいは水
    酸化物が酸化マグネシウム、および/または、水酸化マ
    グネシウムであることを特徴とする請求項1に記載の硬
    化性組成物。
  3. 【請求項3】 化学修飾木粉が、木粉に多塩基酸無水物
    およびエポキシ化合物を反応させて得られるオリゴエス
    テル化木粉であることを特徴とする請求項1乃至2のい
    ずれかに記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 オリゴエステル化木粉が木粉100重量
    部に対して多塩基酸無水物1〜30重量部を加熱撹拌し
    て反応させた後、エポキシ化合物1〜40重量部を加熱
    撹拌して反応させて得られるものであることを特徴とす
    る請求項3記載の硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の硬化
    性組成物を木質基材上に載置し、熱圧成形することによ
    り、該硬化性組成物中の不飽和ポリエステル樹脂の重合
    による架橋反応と化学修飾木粉の可塑化とを同時に行わ
    せしめ、該硬化性組成物と該木質基材とが一体化させら
    れたことを特徴とする表面硬化木質化粧板。
JP2373897A 1997-02-06 1997-02-06 硬化性組成物および該硬化性組成物を用いた表面硬化木質化粧板 Pending JPH10219089A (ja)

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