JPH10218867A - ドーパミン再取り込み阻害剤 - Google Patents
ドーパミン再取り込み阻害剤Info
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- JPH10218867A JPH10218867A JP9041659A JP4165997A JPH10218867A JP H10218867 A JPH10218867 A JP H10218867A JP 9041659 A JP9041659 A JP 9041659A JP 4165997 A JP4165997 A JP 4165997A JP H10218867 A JPH10218867 A JP H10218867A
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- fluorophenyl
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- propyl
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 医薬として有用なジフェニルピペラジン構造
を有する新規化合物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)に表される化合物及び
/又は生理的に許容されるこれらの塩。 (式中、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子がハロゲ
ン原子で置換されていても良いフェニル基、R3は直鎖
無置換の炭素数1〜6のアルキル基を除く、炭素原子が
窒素原子、酸素原子又は硫黄原子で置換されていても良
い、炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキル基乃至はア
ルケニル基、R4は水酸基又は炭素数1〜4のアシロキ
シ基若しくはアルコキシ基を有していても良い炭素数1
〜4のアルキル基、R5、R6はそれぞれ独立に、水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基又は置換基としてハロ
ゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基若しくはアルコキ
シ基又は水酸基を有していても良いフェニル基、nは2
又は3の整数を表す。)
を有する新規化合物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)に表される化合物及び
/又は生理的に許容されるこれらの塩。 (式中、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子がハロゲ
ン原子で置換されていても良いフェニル基、R3は直鎖
無置換の炭素数1〜6のアルキル基を除く、炭素原子が
窒素原子、酸素原子又は硫黄原子で置換されていても良
い、炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキル基乃至はア
ルケニル基、R4は水酸基又は炭素数1〜4のアシロキ
シ基若しくはアルコキシ基を有していても良い炭素数1
〜4のアルキル基、R5、R6はそれぞれ独立に、水素
原子、炭素数1〜4のアルキル基又は置換基としてハロ
ゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基若しくはアルコキ
シ基又は水酸基を有していても良いフェニル基、nは2
又は3の整数を表す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬として有用な
新規化合物に関し、更に詳しくは、ドーパミン再取り込
み阻害作用を有するジフェニルピペラジン構造を有する
新規化合物に関する。
新規化合物に関し、更に詳しくは、ドーパミン再取り込
み阻害作用を有するジフェニルピペラジン構造を有する
新規化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】パーキンソン病は神経シナプス間のドー
パミンが極端に不足し、ドーパミン作動性反応が低下す
る疾病であって、日本に於いては、患者数が少ないもの
の、患者数が年々増加の傾向にあり、その症状も決して
軽いものではなく、難治疾患として医療機関で取り上げ
られている。欧米に於いては日本に比べはるかに多い患
者数が報告され深刻な問題として取りざたされている。
その治療方法については根治療法は存在せず、現在臨床
で用いられているのは、ドーパミン前駆体である、L−
ドーパの投与やドーパミン代謝阻害薬によるドーパミン
補充療法、或いはドーパミン受容体作動薬療法である。
しかしながら、確実にパーキンソン病を完治しうる医薬
は得られていない。又、ドーパミン再取り込み阻害作用
をメカニズムとするパーキンソン病治療薬は未だ市場に
登場していない。従って、パーキンソン病の有効な治療
・予防法の登場が待たれていた。
パミンが極端に不足し、ドーパミン作動性反応が低下す
る疾病であって、日本に於いては、患者数が少ないもの
の、患者数が年々増加の傾向にあり、その症状も決して
軽いものではなく、難治疾患として医療機関で取り上げ
られている。欧米に於いては日本に比べはるかに多い患
者数が報告され深刻な問題として取りざたされている。
その治療方法については根治療法は存在せず、現在臨床
で用いられているのは、ドーパミン前駆体である、L−
ドーパの投与やドーパミン代謝阻害薬によるドーパミン
補充療法、或いはドーパミン受容体作動薬療法である。
しかしながら、確実にパーキンソン病を完治しうる医薬
は得られていない。又、ドーパミン再取り込み阻害作用
をメカニズムとするパーキンソン病治療薬は未だ市場に
登場していない。従って、パーキンソン病の有効な治療
・予防法の登場が待たれていた。
【0003】一方、ジフェニルピペラジン構造を有する
化合物は、カルシウム拮抗作用、癌の耐性克服作用、ド
ーパミン再取り込み阻害作用等種々の薬効を有すること
が知られている。例えば、次に示すジフェニルピペラジ
ン誘導体である、PR608はカルシウム拮抗作用とド
ーパミン再取り込み阻害作用を兼ね備えていることが既
に知られており、このドーパミン再取り込み阻害作用を
利用した、パーキンソン病の治療・予防薬として現在開
発が進められている。この様に、ジフェニルピペラジン
誘導体やその類似構造化合物には各種の薬効が期待でき
るため、この様な構造を有する文献未記載の新規化合物
を設計・合成し薬理評価を行うことは、医薬開発の見地
から有用である。
化合物は、カルシウム拮抗作用、癌の耐性克服作用、ド
ーパミン再取り込み阻害作用等種々の薬効を有すること
が知られている。例えば、次に示すジフェニルピペラジ
ン誘導体である、PR608はカルシウム拮抗作用とド
ーパミン再取り込み阻害作用を兼ね備えていることが既
に知られており、このドーパミン再取り込み阻害作用を
利用した、パーキンソン病の治療・予防薬として現在開
発が進められている。この様に、ジフェニルピペラジン
誘導体やその類似構造化合物には各種の薬効が期待でき
るため、この様な構造を有する文献未記載の新規化合物
を設計・合成し薬理評価を行うことは、医薬開発の見地
から有用である。
【0004】
【化8】 PR608
【0005】他方、後記一般式(I)に表される化合物
及び/又は生理的に許容されるこれらの塩は何れも文献
未記載の新規化合物である。
及び/又は生理的に許容されるこれらの塩は何れも文献
未記載の新規化合物である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下行われたものであり、医薬として有用なジフェニルピ
ペラジン構造を有する新規化合物を提供する事を課題と
する。
下行われたものであり、医薬として有用なジフェニルピ
ペラジン構造を有する新規化合物を提供する事を課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこの様な状
況に鑑みて、ジフェニルピペラジン構造を有する新規化
合物を求めて鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)に表
される化合物及び/又は生理的に許容されるこれらの塩
が文献未記載の新規化合物であって、且つ、ドーパミン
再取り込み阻害作用等の薬理作用を有しており、医薬と
して有用な化合物であることを見いだし発明を完成させ
るに至った。以下、発明の実施の形態を中心に詳細に説
明する。
況に鑑みて、ジフェニルピペラジン構造を有する新規化
合物を求めて鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)に表
される化合物及び/又は生理的に許容されるこれらの塩
が文献未記載の新規化合物であって、且つ、ドーパミン
再取り込み阻害作用等の薬理作用を有しており、医薬と
して有用な化合物であることを見いだし発明を完成させ
るに至った。以下、発明の実施の形態を中心に詳細に説
明する。
【0008】
【化9】 一般式(I) (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子がハ
ロゲン原子で置換されていても良いフェニル基を表し、
R3は直鎖無置換の炭素数1〜6のアルキル基を除く、
炭素原子が窒素原子、酸素原子又は硫黄原子で置換され
ていても良い、炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキル
基乃至はアルケニル基を表し、R4は水酸基又は炭素数
1〜4のアシロキシ基若しくはアルコキシ基を有してい
ても良い炭素数1〜4のアルキル基を表し、R5、R6
はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基又は置換基としてハロゲン原子、炭素数1〜4のアル
キル基若しくはアルコキシ基又は水酸基を有していても
良いフェニル基を表し、nは2又は3の整数を表す。)
ロゲン原子で置換されていても良いフェニル基を表し、
R3は直鎖無置換の炭素数1〜6のアルキル基を除く、
炭素原子が窒素原子、酸素原子又は硫黄原子で置換され
ていても良い、炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキル
基乃至はアルケニル基を表し、R4は水酸基又は炭素数
1〜4のアシロキシ基若しくはアルコキシ基を有してい
ても良い炭素数1〜4のアルキル基を表し、R5、R6
はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基又は置換基としてハロゲン原子、炭素数1〜4のアル
キル基若しくはアルコキシ基又は水酸基を有していても
良いフェニル基を表し、nは2又は3の整数を表す。)
【0009】
(1)本発明の化合物 本発明の化合物は一般式(I)に表される。これらの
内、好ましい化合物は、式中に於けるR1、R2、R3
の基で形成される部分構造が、部分構造式1〜6の何れ
かであり、窒素原子2つを含有する環状構造がピペラジ
ン或いはホモピペラジンのものである。この様な好まし
い化合物としては、例えば次に挙げるものが例示でき
る。
内、好ましい化合物は、式中に於けるR1、R2、R3
の基で形成される部分構造が、部分構造式1〜6の何れ
かであり、窒素原子2つを含有する環状構造がピペラジ
ン或いはホモピペラジンのものである。この様な好まし
い化合物としては、例えば次に挙げるものが例示でき
る。
【0010】
【化10】 部分構造1 (但し、式中R7は水酸基又は炭素数1〜4のアルキル
オキシ基を表す。)
オキシ基を表す。)
【0011】
【化11】 部分構造2
【0012】
【化12】 部分構造3
【0013】
【化13】 部分構造4
【0014】
【化14】 部分構造5
【0015】
【化15】 部分構造6
【0016】(本発明の化合物の例示) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物1) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物2) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物3) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラ
ジン(化合物4) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジ
ン(化合物5) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−ヒドロキシブチル]ホモピペラジン(化合物6) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物7) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル]ホモピペラジン(化合物8) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物9) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン
(化合物10) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化
合物11) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物12) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物13) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−ヒドロキシブチル]ピペラジン(化合物14) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物15) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル]ピペラジン(化合物16) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物17) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物18) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物19) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジ
ン(化合物20) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン
(化合物21) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−メトキシブチル]ホモピペラジン(化合物22) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物23) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ホモピペラジン(化合物24) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物25) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジ ン(化合物26)1−[4,4−ビス(4−フルオロフ
ェニル)−4−メトキシブチル]−4−{2−ヒドロキ
シ−3−[(4−メチルフェニル)アミノ]プロピル}
ピペラジン(化合物27) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物28) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化
合物29) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−メトキシブチル]ピペラジン(化合物30) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物31) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ピペラジン(化合物32) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物33) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジン(化合
物34) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化合物
35) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化
合物36) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合
物37) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
3−ブテニル]ホモピペラジン(化合物38) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]ホモ
ピペラジン(化合物39) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ホ
モピペラジン(化合物40) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物41) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン(化合物4
2) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物4
3) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物
44) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物4
5) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
3−ブテニル]ピペラジン(化合物46) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]ピペ
ラジン(化合物47) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ピ
ペラジン(化合物48) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物49) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジン(化合
物50) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化合物
51) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化
合物52) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合
物53) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メト
キシ]エチル}ホモピペラジン(化合物54) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]ホモ
ピペラジン(化合物55) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ホ
モピペラジン(化合物56) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物57) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン(化合物5
8) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物5
9) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物
60) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物6
1) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メト
キシ]エチル}ピペラジン(化合物62) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)エチル]ピペ
ラジン(化合物63) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ピ
ペラジン(化合物64) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物65) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物66) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物67) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラ
ジン(化合物68) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジ
ン(化合物69) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化合物70) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物71) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル]ホモピペラジン(化合物72) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物73) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン
(化合物74) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化
合物75) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物76) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物77) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物78) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物79) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル}ピペラジン(化合物80) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物81) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物82) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物83) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジ
ン(化合物84) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン
(化合物85) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル}−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノ]エチル}ホモピペラジン(化合物86) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物87) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ホモピペラジン(化合物88) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物89) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン
(化合物90) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合
物91) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物92) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化
合物93) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノ]エチル}ピペラジン(化合物94)1−
{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンアミ
ノ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]
ピペラジン(化合物95) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ピペラジン(化合物96) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物
97) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル)−4−{3−[(4−フルオロフ
ェニル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペ
ラジン(化合物98) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペ
ラジン(化合物99) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモ
ピペラジン(化合物100) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(N−メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピ
ペラジン(化合物101) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノオキシ]エチル}ホモピペラジン(化合物1
02) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)
エチル]ホモピペラジン(化合物103) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)
プロピル]ホモピペラジン(化合物104) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物10
5) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル]−4−{3−[(4−フルオロフ
ェニル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジ
ン(化合物106) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジ
ン(化合物107) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペ
ラジン(化合物108) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(N−メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラ
ジン(化合物109) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノオキシ]エチル}ピペラジン(化合物11
0) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)
エチル]ピペラジン(化合物111) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)
プロピル]ピペラジン(化合物112) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物113) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物114) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシキシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物11
5) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
キシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニルア
ミノ)プロピル]ピペラジン(化合物116)1−
[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブテニ
ル]−4−[2−メ トキシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラ
ジン(化合物117) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物118) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物119) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物120) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物121) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}(化合物122) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニル
アミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物123) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニル
アミノ)プロピル]ピペラジン(化合物124) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フ
ェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物12
5) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フ
ェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物126)
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物1) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物2) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物3) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラ
ジン(化合物4) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジ
ン(化合物5) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−ヒドロキシブチル]ホモピペラジン(化合物6) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物7) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル]ホモピペラジン(化合物8) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物9) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン
(化合物10) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化
合物11) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物12) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物13) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−ヒドロキシブチル]ピペラジン(化合物14) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物15) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル]ピペラジン(化合物16) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物17) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物18) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物19) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジ
ン(化合物20) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン
(化合物21) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−メトキシブチル]ホモピペラジン(化合物22) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物23) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ホモピペラジン(化合物24) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物25) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジ ン(化合物26)1−[4,4−ビス(4−フルオロフ
ェニル)−4−メトキシブチル]−4−{2−ヒドロキ
シ−3−[(4−メチルフェニル)アミノ]プロピル}
ピペラジン(化合物27) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物28) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化
合物29) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
4−メトキシブチル]ピペラジン(化合物30) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物31) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシブチル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ピペラジン(化合物32) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物33) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジン(化合
物34) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化合物
35) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化
合物36) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合
物37) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
3−ブテニル]ホモピペラジン(化合物38) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]ホモ
ピペラジン(化合物39) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ホ
モピペラジン(化合物40) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物41) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン(化合物4
2) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物4
3) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物
44) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物4
5) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−
3−ブテニル]ピペラジン(化合物46) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]ピペ
ラジン(化合物47) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ピ
ペラジン(化合物48) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物49) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジン(化合
物50) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化合物
51) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化
合物52) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合
物53) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メト
キシ]エチル}ホモピペラジン(化合物54) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]ホモ
ピペラジン(化合物55) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ホ
モピペラジン(化合物56) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物57) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン(化合物5
8) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチル
フェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物5
9) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロ
キシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物
60) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物6
1) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メト
キシ]エチル}ピペラジン(化合物62) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)エチル]ピペ
ラジン(化合物63) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ピ
ペラジン(化合物64) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物65) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物66) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物67) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラ
ジン(化合物68) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジ
ン(化合物69) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン(化合物70) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物71) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル]ホモピペラジン(化合物72) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物73) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン
(化合物74) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化
合物75) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物76) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−
メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物77) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物78) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物79) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロ
ピル}ピペラジン(化合物80) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物81) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ホモピペラジ
ン(化合物82) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジン
(化合物83) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペラジ
ン(化合物84) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン
(化合物85) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル}−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノ]エチル}ホモピペラジン(化合物86) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ホモピペラジン(化合物87) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ホモピペラジン(化合物88) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物89) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{3−[(4−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジン
(化合物90) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合
物91) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−
ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン
(化合物92) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メ
チル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化
合物93) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノ]エチル}ピペラジン(化合物94)1−
{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンアミ
ノ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチル]
ピペラジン(化合物95) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]ピペラジン(化合物96) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物
97) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル)−4−{3−[(4−フルオロフ
ェニル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル)ホモピペ
ラジン(化合物98) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ホモピペ
ラジン(化合物99) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ホモ
ピペラジン(化合物100) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(N−メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ホモピ
ペラジン(化合物101) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノオキシ]エチル}ホモピペラジン(化合物1
02) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)
エチル]ホモピペラジン(化合物103) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)
プロピル]ホモピペラジン(化合物104) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物10
5) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル]−4−{3−[(4−フルオロフ
ェニル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラジ
ン(化合物106) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジ
ン(化合物107) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−
[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]プロピル}ピペ
ラジン(化合物108) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−
(N−メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラ
ジン(化合物109) 1−[2−アセトキシ−3−(フェニルアミノ)プロピ
ル]−4−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチ
レンアミノオキシ]エチル}ピペラジン(化合物11
0) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)
エチル]ピペラジン(化合物111) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[3−(フェニルアミノ)
プロピル]ピペラジン(化合物112) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物113) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒ
ドロキシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物114) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
トキシキシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物11
5) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−4−メ
キシブチル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニルア
ミノ)プロピル]ピペラジン(化合物116)1−
[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブテニ
ル]−4−[2−メ トキシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]ホモピペラ
ジン(化合物117) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−メトキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物118) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物119) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ピペラジン(化合物120) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニ
ルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物121) 1−{3−[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]プロピル}(化合物122) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニル
アミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物123) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フェニル
アミノ)プロピル]ピペラジン(化合物124) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フ
ェニルアミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物12
5) 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンア
ミノオキシ]エチル}−4−[2−メトキシ−3−(フ
ェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物126)
【0017】これらの化合物は、既知の化合物より既知
の方法によって製造することができる。例えば、反応式
1に示すように、R1、R2、R3から構成される部分
のクロリドと保護基PGを有するピペラジン又はホモピ
ペラジンとを縮合させ、脱保護した後、中間体1と為
し、しかる後にN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピル)アニリン誘導体又はN−(2,3−エポキシプロ
ピル)−N−(エトキシカルボニル)アニリン誘導体を
縮合させ、必要に応じて加水分解を行えば、R4に水酸
基を有する化合物が得られる。R3の分岐のメチル基の
炭素を酸素に置換した化合物、例えば、部分構造式1に
於けるR7が水酸基であるような化合物は反応式2に示
すようにベンゾイルアルキルピペラジン誘導体或いはベ
ンゾイルアルキルホモピペラジン誘導体に、対応するグ
リニャール試薬を反応させれば得られる。又、反応式3
に示すように、中間体1にN−(クロロアシル)アニリ
ン誘導体を縮合させ、更に還元を行えばR4に水酸基を
有さない化合物が得られる。水酸基やアミノ基はヨウ化
アルキルなどのアルキル化剤でアルキル化したり、酸無
水物や酸クロリド等のアシル化剤でアシル化することが
できる。本発明の化合物は、通常の手段によって精製す
ることができる。精製方法としては、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーや再結晶等が好ましく例示できる。
の方法によって製造することができる。例えば、反応式
1に示すように、R1、R2、R3から構成される部分
のクロリドと保護基PGを有するピペラジン又はホモピ
ペラジンとを縮合させ、脱保護した後、中間体1と為
し、しかる後にN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピル)アニリン誘導体又はN−(2,3−エポキシプロ
ピル)−N−(エトキシカルボニル)アニリン誘導体を
縮合させ、必要に応じて加水分解を行えば、R4に水酸
基を有する化合物が得られる。R3の分岐のメチル基の
炭素を酸素に置換した化合物、例えば、部分構造式1に
於けるR7が水酸基であるような化合物は反応式2に示
すようにベンゾイルアルキルピペラジン誘導体或いはベ
ンゾイルアルキルホモピペラジン誘導体に、対応するグ
リニャール試薬を反応させれば得られる。又、反応式3
に示すように、中間体1にN−(クロロアシル)アニリ
ン誘導体を縮合させ、更に還元を行えばR4に水酸基を
有さない化合物が得られる。水酸基やアミノ基はヨウ化
アルキルなどのアルキル化剤でアルキル化したり、酸無
水物や酸クロリド等のアシル化剤でアシル化することが
できる。本発明の化合物は、通常の手段によって精製す
ることができる。精製方法としては、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーや再結晶等が好ましく例示できる。
【0018】
【化17】 反応式1
【0019】
【化18】 反応式2
【0020】
【化19】 反応式3
【0021】本発明の化合物は生理的に許容される塩と
して使用することができる。生理的に許容される塩とし
ては、例えば、硫酸、硝酸、塩酸、燐酸等の鉱酸塩、ク
エン酸、シュウ酸、マロン酸、フマール酸、マレイン
酸、酒石酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩、炭酸塩等が例示
でき、これらの内では塩酸塩が特に好ましい。塩の製造
は通常の方法に準じて行うことができる。例えば、エー
テル等に一般式(I)に表される化合物を溶解し、エタ
ノールなどに溶解した酸を滴下すれば、沈殿として塩を
得ることができ、これを再結晶によって精製すれば使用
可能な塩が得られる。
して使用することができる。生理的に許容される塩とし
ては、例えば、硫酸、硝酸、塩酸、燐酸等の鉱酸塩、ク
エン酸、シュウ酸、マロン酸、フマール酸、マレイン
酸、酒石酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩、炭酸塩等が例示
でき、これらの内では塩酸塩が特に好ましい。塩の製造
は通常の方法に準じて行うことができる。例えば、エー
テル等に一般式(I)に表される化合物を溶解し、エタ
ノールなどに溶解した酸を滴下すれば、沈殿として塩を
得ることができ、これを再結晶によって精製すれば使用
可能な塩が得られる。
【0022】本発明の化合物は種々の生理活性作用を有
する。本発明の化合物の有する生理活性作用としては、
例えば、カルシウム拮抗作用、脳循環改善作用、ドーパ
ミン再取り込み阻害作用、癌などの耐性克服作用等が例
示できる。これらの内、本発明の化合物及び/又は生理
的に許容されるこれらの塩はドーパミン再取り込み阻害
作用を利用するのが好ましく、かかる作用はパーキンソ
ン病の治療や予防に有効である。
する。本発明の化合物の有する生理活性作用としては、
例えば、カルシウム拮抗作用、脳循環改善作用、ドーパ
ミン再取り込み阻害作用、癌などの耐性克服作用等が例
示できる。これらの内、本発明の化合物及び/又は生理
的に許容されるこれらの塩はドーパミン再取り込み阻害
作用を利用するのが好ましく、かかる作用はパーキンソ
ン病の治療や予防に有効である。
【0023】(2)本発明のドーパミン再取り込み阻害
剤 本発明のドーパミン再取り込み阻害剤は、上記一般式
(I)に表される化合物及び/又は生理的に許容される
これらの塩からなる。一般式(I)に表される化合物及
び/又は生理的に許容されるこれらの塩は何れも、後記
実施例に示す如く優れたドーパミン再取り込み阻害作用
を有する。この作用は、シナプス間に存在するドーパミ
ンの再取り込みを阻害する作用であり、この作用を有す
る薬物を投与するとシナプス間に於けるドーパミン量を
増やすことができる。従って、この作用を有する物質は
ドーパミンによる神経伝達が阻害されているパーキンソ
ン病の治療や予防に有用である。
剤 本発明のドーパミン再取り込み阻害剤は、上記一般式
(I)に表される化合物及び/又は生理的に許容される
これらの塩からなる。一般式(I)に表される化合物及
び/又は生理的に許容されるこれらの塩は何れも、後記
実施例に示す如く優れたドーパミン再取り込み阻害作用
を有する。この作用は、シナプス間に存在するドーパミ
ンの再取り込みを阻害する作用であり、この作用を有す
る薬物を投与するとシナプス間に於けるドーパミン量を
増やすことができる。従って、この作用を有する物質は
ドーパミンによる神経伝達が阻害されているパーキンソ
ン病の治療や予防に有用である。
【0024】(3)本発明の医薬 本発明の医薬は上記一般式(I)に表される化合物及び
/又は生理的に許容されるこれらの塩を有効成分として
含有することを特徴とする。本発明の医薬の有する薬効
は、カルシウム拮抗作用、脳循環改善作用、ドーパミン
再取り込み阻害作用、癌などの耐性克服作用であり、こ
れらの内ドーパミン再取り込み阻害作用を薬効とするの
が特に好ましい。従って医薬としては、パーキンソン病
の治療や予防に用いるのが好ましい。本発明の医薬の投
与経路は、通常医薬で用いられているものであれば特段
の限定を受けずに用いることができ、例えば、経口投
与、経皮投与、皮内、皮下、筋肉中、静脈内、動脈内へ
の注射又は点滴投与、坐剤等による経直腸投与等が例示
できる。これらの内では経口投与が最も好ましい。本発
明の医薬には一般式(I)に表される化合物及び/又は
生理的に許容されるこれらの塩以外に通常医薬で用いら
れている任意成分を含有することができる。この様な任
意成分としては、賦形剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、糖
衣剤、崩壊剤、増量剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶化・分
散剤、安定剤、pH調整剤、等張剤等が例示できる。こ
れらは通常の製造方法に従って製造できる。本発明の医
薬の好ましい投与量は、病状や患者の状態により異なる
が、概ね成人一人一日あたり、1〜10000mgを一
回乃至は数回に分けて投与すればよい。本発明の医薬の
有効成分である一般式(I)に表される化合物及び/又
は生理的に許容されるこれらの塩は何れも毒性が低いた
め、この意味でも医薬として有用である。
/又は生理的に許容されるこれらの塩を有効成分として
含有することを特徴とする。本発明の医薬の有する薬効
は、カルシウム拮抗作用、脳循環改善作用、ドーパミン
再取り込み阻害作用、癌などの耐性克服作用であり、こ
れらの内ドーパミン再取り込み阻害作用を薬効とするの
が特に好ましい。従って医薬としては、パーキンソン病
の治療や予防に用いるのが好ましい。本発明の医薬の投
与経路は、通常医薬で用いられているものであれば特段
の限定を受けずに用いることができ、例えば、経口投
与、経皮投与、皮内、皮下、筋肉中、静脈内、動脈内へ
の注射又は点滴投与、坐剤等による経直腸投与等が例示
できる。これらの内では経口投与が最も好ましい。本発
明の医薬には一般式(I)に表される化合物及び/又は
生理的に許容されるこれらの塩以外に通常医薬で用いら
れている任意成分を含有することができる。この様な任
意成分としては、賦形剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、糖
衣剤、崩壊剤、増量剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶化・分
散剤、安定剤、pH調整剤、等張剤等が例示できる。こ
れらは通常の製造方法に従って製造できる。本発明の医
薬の好ましい投与量は、病状や患者の状態により異なる
が、概ね成人一人一日あたり、1〜10000mgを一
回乃至は数回に分けて投与すればよい。本発明の医薬の
有効成分である一般式(I)に表される化合物及び/又
は生理的に許容されるこれらの塩は何れも毒性が低いた
め、この意味でも医薬として有用である。
【0025】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明について更に
詳細に説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定を
受けないことは言うまでもない。
詳細に説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定を
受けないことは言うまでもない。
【0026】<実施例1> 製造例 4−クロロ−4’−フルオロブチロフェノン2.01g
(0.001mol)と1−[(トリフェニル)メチ
ル]ピペラジン3.61g(0.0011mol)と炭
酸カリウム1.66g(0.0012mol)とヨウ化
カリウム1.00g(0.0006mol)をジメチル
ホルムアミド(40ml)に加え、2時間加熱還流し
た。その後、ベンゼン(100ml)と水(100m
l)の系に注ぎ有機層を分離し、水層はベンゼンにて抽
出した。全有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(クロロホル
ム)に付した。残渣をベンゼン(50ml)に溶解し、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去
し、1−[4−(4−フルオロフェニル)−4−オキソ
ブチル]−4−[(トリフェニル)メチル]ピペラジン
(原料1)1.90gを得た。 収率 ;38.6% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.8−1.9
(2H,m),2.26(2H,t,J=6.5H
z),2.87(2H,t,J=7.0Hz),7.0
−7.4(12H,m),7.4−7.5(5H,
m),7.9−8.0(2H,m) 原料1の2.03g(0.00413mol)をエタノ
−ル(33ml)に懸濁し、4.6(N)HCl/エタ
ノ−ル溶液(1.65ml)を加え、室温で30分間攪
拌した。その後、氷冷し、トリエチルアミン2.09g
(0.0207mol)を加え中和し、N−(2,3−
エポキシプロピル)−N−(エトキシカルボニル)アニ
リン0.91g(0.0041mol)を加え、室温に
て112時間攪拌した。エタノ−ルを減圧留去した後、
残渣をベンゼン(100ml)に溶解し、水、飽和食塩
水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧
留去し、1−[3−(N−エトキシカルボニル−N−フ
ェニルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]−4−[4
−(4−フルオロフェニル)−4−オキソブチル]ピペ
ラジン(原料2)1.93gを得た。 収率 ;98.9% 1H−NMR(CDCl3) δ ; 1.97(3
H,t,J=7.0Hz),1.9−2.0(2H,
m),2.3−2.6(12H,m),2.96(2
H,t,J=6.8Hz),3.65(1H,dd,J
=7.3Hz,J=14.3Hz),3.77(1H,
dd,J=3.8Hz,J=14.3Hz),3.9−
4.0(1H,m),4.14(2H,q,J=7.0
Hz),7.12(2H,t,J=8.6Hz),7.
2−7.4(5H,m),7.9−8.0(2H,m) 原料2の5.46g(0.012mol)をメタノ−ル
(93ml)に溶解し、2.0(N)水酸化ナトリウム
水溶液(11.6ml)を加え、室温にて4時間攪拌し
た。その後、ベンゼン(80ml)、水(80ml)の
系に注ぎ、有機層を分離し、水層はベンゼンにて抽出し
た。全有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−(クロロホルム,ク
ロロホルム:メタノ−ル=99:1)に付し、クロロホ
ルム:メタノ−ル=99:1流出分を分取し、濃縮し
た。残渣をベンゼン(50ml)に溶解し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去し、5−{4−
[4−(4−フルオロフェニル)−4−オキソブチル]
−1−ピペラジニル}メチル−3−フェニル−2−オキ
サゾリジノン(原料3)4.08gを得た。 収率 ;82.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.9−2.0
(2H,m),2.3−2.8(12H,m),2.9
7(2H,t,J=7.3Hz),3.81(1H,
t,J=8.6Hz),4.06(1H,t,J=8.
6Hz),4.7−4.8(1H,m),7.1−7.
2(3H,m),7.3−7.4(2H,m),7.5
−7.6(2H,m),8.0−8.1(2H,m) 原料3の4.08g(0.010mol)をエタノ−ル
(77ml)に溶解し、2.0(規定)水酸化ナトリウ
ム水溶液(9.6ml)を加え、3時間加熱攪拌した。
その後、反応液を室温まで放冷し、ベンゼン(80m
l)、水(80ml)の系に注ぎ有機層を分離、水層は
ベンゼンで抽出した。全有機層を合わせて、水、飽和食
塩水にて洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を
減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクラマトグラフ
ィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=99:1
流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(50m
l)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒
を減圧留去することにより1−[4−(4−フルオロフ
ェニル)−4−オキソブチル]−4−[2−ヒドロキシ
−3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(原料
4)3.82gを得た。 収率 ;99.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.9−2.0
(2H,m),2.3−2.8(12H,m),2.9
−3.1(3H,m),3.25(1H,dd,J=
3.2Hz,J=12.2Hz),3.9−4.0(1
H,m),6.63(1H,d,J=7.6Hz),
6.71(2H,t,J=7.0Hz),7.1−7.
2(4H,m),7.9−8.0(2H,m) 金属マグネシウム 0.48g(0.02mol)と4
−ブロモフルオロベンゼン3.81g(0.022mo
l)を用いグリニヤ−ル試薬を調整した後、氷冷下、原
料4の3.62g(0.091mol)を20分間かけ
て滴下した。その後、反応液を1時間加熱還流した。反
応液を室温まで放冷し、ベンゼン(80ml)、塩化ア
ンモニウム水溶液(80ml)の系に注ぎ有機層を分
離、水層はベンゼンで抽出した。全有機層を合わせて、
水、飽和食塩水にて洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクラ
マトグラフィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ
−ル=99:1)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=
99:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル
(50ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し溶媒を減圧留去することにより化合物9を2.97
gを得た。 収率 ;82.0% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.5−1.6
(2H,m),2.3−2.6(12H,m),2.6
−2.7(2H,m),3.05(1H,dd,J=
5.9Hz,J=12.4Hz),3.26(1H,d
d,J=4.1Hz,J=12.4Hz),3.9−
4.0(1H,m),6.63(2H,d,J=7.8
Hz),6.72(1H,t,J=7.3Hz),6.
9−7.0(4H,m),7.2−7.3(2H,
m),7.4−7.5(4H,m)
(0.001mol)と1−[(トリフェニル)メチ
ル]ピペラジン3.61g(0.0011mol)と炭
酸カリウム1.66g(0.0012mol)とヨウ化
カリウム1.00g(0.0006mol)をジメチル
ホルムアミド(40ml)に加え、2時間加熱還流し
た。その後、ベンゼン(100ml)と水(100m
l)の系に注ぎ有機層を分離し、水層はベンゼンにて抽
出した。全有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(クロロホル
ム)に付した。残渣をベンゼン(50ml)に溶解し、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄
し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去
し、1−[4−(4−フルオロフェニル)−4−オキソ
ブチル]−4−[(トリフェニル)メチル]ピペラジン
(原料1)1.90gを得た。 収率 ;38.6% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.8−1.9
(2H,m),2.26(2H,t,J=6.5H
z),2.87(2H,t,J=7.0Hz),7.0
−7.4(12H,m),7.4−7.5(5H,
m),7.9−8.0(2H,m) 原料1の2.03g(0.00413mol)をエタノ
−ル(33ml)に懸濁し、4.6(N)HCl/エタ
ノ−ル溶液(1.65ml)を加え、室温で30分間攪
拌した。その後、氷冷し、トリエチルアミン2.09g
(0.0207mol)を加え中和し、N−(2,3−
エポキシプロピル)−N−(エトキシカルボニル)アニ
リン0.91g(0.0041mol)を加え、室温に
て112時間攪拌した。エタノ−ルを減圧留去した後、
残渣をベンゼン(100ml)に溶解し、水、飽和食塩
水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧
留去し、1−[3−(N−エトキシカルボニル−N−フ
ェニルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]−4−[4
−(4−フルオロフェニル)−4−オキソブチル]ピペ
ラジン(原料2)1.93gを得た。 収率 ;98.9% 1H−NMR(CDCl3) δ ; 1.97(3
H,t,J=7.0Hz),1.9−2.0(2H,
m),2.3−2.6(12H,m),2.96(2
H,t,J=6.8Hz),3.65(1H,dd,J
=7.3Hz,J=14.3Hz),3.77(1H,
dd,J=3.8Hz,J=14.3Hz),3.9−
4.0(1H,m),4.14(2H,q,J=7.0
Hz),7.12(2H,t,J=8.6Hz),7.
2−7.4(5H,m),7.9−8.0(2H,m) 原料2の5.46g(0.012mol)をメタノ−ル
(93ml)に溶解し、2.0(N)水酸化ナトリウム
水溶液(11.6ml)を加え、室温にて4時間攪拌し
た。その後、ベンゼン(80ml)、水(80ml)の
系に注ぎ、有機層を分離し、水層はベンゼンにて抽出し
た。全有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−(クロロホルム,ク
ロロホルム:メタノ−ル=99:1)に付し、クロロホ
ルム:メタノ−ル=99:1流出分を分取し、濃縮し
た。残渣をベンゼン(50ml)に溶解し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去し、5−{4−
[4−(4−フルオロフェニル)−4−オキソブチル]
−1−ピペラジニル}メチル−3−フェニル−2−オキ
サゾリジノン(原料3)4.08gを得た。 収率 ;82.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.9−2.0
(2H,m),2.3−2.8(12H,m),2.9
7(2H,t,J=7.3Hz),3.81(1H,
t,J=8.6Hz),4.06(1H,t,J=8.
6Hz),4.7−4.8(1H,m),7.1−7.
2(3H,m),7.3−7.4(2H,m),7.5
−7.6(2H,m),8.0−8.1(2H,m) 原料3の4.08g(0.010mol)をエタノ−ル
(77ml)に溶解し、2.0(規定)水酸化ナトリウ
ム水溶液(9.6ml)を加え、3時間加熱攪拌した。
その後、反応液を室温まで放冷し、ベンゼン(80m
l)、水(80ml)の系に注ぎ有機層を分離、水層は
ベンゼンで抽出した。全有機層を合わせて、水、飽和食
塩水にて洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を
減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクラマトグラフ
ィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=99:1
流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(50m
l)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒
を減圧留去することにより1−[4−(4−フルオロフ
ェニル)−4−オキソブチル]−4−[2−ヒドロキシ
−3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(原料
4)3.82gを得た。 収率 ;99.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.9−2.0
(2H,m),2.3−2.8(12H,m),2.9
−3.1(3H,m),3.25(1H,dd,J=
3.2Hz,J=12.2Hz),3.9−4.0(1
H,m),6.63(1H,d,J=7.6Hz),
6.71(2H,t,J=7.0Hz),7.1−7.
2(4H,m),7.9−8.0(2H,m) 金属マグネシウム 0.48g(0.02mol)と4
−ブロモフルオロベンゼン3.81g(0.022mo
l)を用いグリニヤ−ル試薬を調整した後、氷冷下、原
料4の3.62g(0.091mol)を20分間かけ
て滴下した。その後、反応液を1時間加熱還流した。反
応液を室温まで放冷し、ベンゼン(80ml)、塩化ア
ンモニウム水溶液(80ml)の系に注ぎ有機層を分
離、水層はベンゼンで抽出した。全有機層を合わせて、
水、飽和食塩水にて洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクラ
マトグラフィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ
−ル=99:1)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=
99:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル
(50ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し溶媒を減圧留去することにより化合物9を2.97
gを得た。 収率 ;82.0% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.5−1.6
(2H,m),2.3−2.6(12H,m),2.6
−2.7(2H,m),3.05(1H,dd,J=
5.9Hz,J=12.4Hz),3.26(1H,d
d,J=4.1Hz,J=12.4Hz),3.9−
4.0(1H,m),6.63(2H,d,J=7.8
Hz),6.72(1H,t,J=7.3Hz),6.
9−7.0(4H,m),7.2−7.3(2H,
m),7.4−7.5(4H,m)
【0027】
【化20】 化合物9
【0028】<実施例2> 製造例 化合物9の2.20g(0.0044mol)をジエチ
ルエ−テル(200ml)に溶解し、マレイン酸 1.
55g(0.013mol)/ジエチルエ−テル(50
ml)を加え、窒素雰囲気下、室温にて1時間加熱攪拌
した。析出物を吸引濾過し、風乾後、エタノ−ル(15
0ml)にて再結晶した。結晶を吸引濾過、風乾するこ
とにより化合物9の二マレイン酸塩2.11gを得た。 収率 :65.3% m.p. :151−153℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;1.5−1.6(2H,m),2.3 −2.4(2H,m),2.7−3.3(14H,m),3.9−4.0(1H ,m),6.25(4H,s),6.59(2H,t,J=4.9Hz),6. 68(1H,d,J=7.6Hz),7.1−7.2(6H,m),7.5−7 .6(4H,m) IR(KBr錠剤) : 3440,1579,1507,1 224,1016,896(cm−1)
ルエ−テル(200ml)に溶解し、マレイン酸 1.
55g(0.013mol)/ジエチルエ−テル(50
ml)を加え、窒素雰囲気下、室温にて1時間加熱攪拌
した。析出物を吸引濾過し、風乾後、エタノ−ル(15
0ml)にて再結晶した。結晶を吸引濾過、風乾するこ
とにより化合物9の二マレイン酸塩2.11gを得た。 収率 :65.3% m.p. :151−153℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;1.5−1.6(2H,m),2.3 −2.4(2H,m),2.7−3.3(14H,m),3.9−4.0(1H ,m),6.25(4H,s),6.59(2H,t,J=4.9Hz),6. 68(1H,d,J=7.6Hz),7.1−7.2(6H,m),7.5−7 .6(4H,m) IR(KBr錠剤) : 3440,1579,1507,1 224,1016,896(cm−1)
【0029】<実施例3> 製造例 N−フェニルカルバミン酸エチル 15.63g(0.
0945mol)をジメチルホルムアミド(300m
l)に溶解し、水 素化ナトリウム 3.65g
(0.0945mol,60%oil)を加え、氷冷下
1時間攪拌した。その後、反応液を室温に戻し、エピブ
ロモヒドリン 12.98g(0.0945mol)を
30分間かけて滴下した。室温で6時間攪拌した後、反
応液をベンゼン(300ml),水(300ml)の系
に注ぎ、有機層を分離し、水層はベンゼンで2回抽出し
た。全有機層を合わせて、水(300ml)で5回、飽
和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、
溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ(クロロホルム)に付し、N−(2,3−エポ
キシプロピル)−N−(エトキシカルボニル)アニリン
(原料5)17.60gを得た。 収率 :84.5% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.22(3H,t,J=6.8Hz), 2.50(1H,dd,J=2.7Hz,J=5.1Hz),2.78(1H, t,J=4.6Hz),3.63(1H,dd,J=8.9Hz,J=14.6 Hz),3.95(1H,dd,J=3.8Hz,J=14.6Hz),4.1 7(2H,q,J=6.8Hz),7.3−7.5(5H,m) IR(KBr錠剤) ;1694,1496,1401,1300 (cm−1) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]ピペラジン12.92g(0.0242mo
l)と原料5の8.71g(0.0242mol)をエ
タノ−ル(88ml)に加え、窒素雰囲気下、3時間加
熱還流した。その後、エタノ−ルを減圧留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム,ク
ロロホルム:メタノ−ル=99:1)に付し、クロロホ
ルム:メタノ−ル=99:1流出分を分取、濃縮した。
残渣を酢酸エチル(200ml)に溶解し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥し、溶媒を留去することにより1−
[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブテニル]−
4−[3−(N−エトキシカルボニル−N−フェニルア
ミノ)−2−ヒドロキシプロピル]ピペラジン(原料
6)8.87gを得た。 収率 :73.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.19(3H,
t,J=7.3Hz),2.2−2.5(12H,
m),2.5−2.6(2H,m),3.65(1H,
dd,J=7.3Hz,J=14.3Hz),3.76
(1H,dd,J=4.1Hz,J=14.3Hz),
3.9−4.0(1H,m),4.14(2H,q,J
=7.3Hz),5.98(1H,t,J=7.0H
z),6.94(2H,t,J=8.9Hz),7.0
−7.2(6H,m),7.2−7.3(2H,m),
7.3−7.4(1H,m) 原料6の8.87g(0.0162mol)をエタノ−
ル(202ml)に溶解し、これに2.0(N)水酸化
ナトリウム水溶液(15.7ml)を加え、5時間室温
にて攪拌した。その後、反応液をベンゼン(200m
l),水(200ml)の系に注ぎ、有機層を分離し、
水層はベンゼンにて2回抽出した。全有機層を合わせ
て、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−
ル=99:1)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(2
00ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を留去することにより5−{4−[4,4−ビ
ス(4−フルオロフェニル)−3−ブテニル]−1−ピ
ペラジニル}メチル−3−フェニル−2−オキサゾリジ
ノン(原料7)7.88gを得た。 収率 :96.9% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.3−2.9
(14H,m),3.80(1H,dd,J=7.6H
z,J=8.9Hz),4.06(1H,t,J=8.
4Hz),4.7−4.8(1H,m),5.99(1
H,t,J=7.3Hz),6.9−7.0(3H,
m),7.0−7.2(6H,m),7.4−7.5
(2H,m),7.5−7.6(2H,m) 原料7の7.88g(0.0157mol)をエタノ−
ル(196ml)に溶解し、これに2.0(N)水酸化
ナトリウム水溶液(15.7ml)を加え、4時間加熱
攪拌した。その後、反応液をベンゼン(200ml),
水(200ml)の系に注ぎ、有機層をを分離し、水層
はベンゼンにて2回抽出した。全有機層を合わせて、飽
和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒
を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1)に付 し、クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(5
0ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
溶媒を留去することにより1−[4,4−ビス(4−フ
ルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−[2−ヒドロ
キシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物41)7.50gを得た。 収率 :100.0% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.2−2.6(12H,m),2.6− 2.7(2H,m),3.03(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.4H z),3.24(1H,dd,J=3.5Hz,J=12.4Hz),3.9− 4.0(1H,m),5.99(1H,t,J=7.3Hz),6.62(2H ,d,J=7.8Hz),6.70(1H,t,J=7.0Hz),6.9−7 .0(2H,m),7.0−7.2(8H,m) IR(KBr錠剤) ; 3384,2815,1603,15 08,1222,1156,828(cm−1)
0945mol)をジメチルホルムアミド(300m
l)に溶解し、水 素化ナトリウム 3.65g
(0.0945mol,60%oil)を加え、氷冷下
1時間攪拌した。その後、反応液を室温に戻し、エピブ
ロモヒドリン 12.98g(0.0945mol)を
30分間かけて滴下した。室温で6時間攪拌した後、反
応液をベンゼン(300ml),水(300ml)の系
に注ぎ、有機層を分離し、水層はベンゼンで2回抽出し
た。全有機層を合わせて、水(300ml)で5回、飽
和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、
溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ(クロロホルム)に付し、N−(2,3−エポ
キシプロピル)−N−(エトキシカルボニル)アニリン
(原料5)17.60gを得た。 収率 :84.5% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.22(3H,t,J=6.8Hz), 2.50(1H,dd,J=2.7Hz,J=5.1Hz),2.78(1H, t,J=4.6Hz),3.63(1H,dd,J=8.9Hz,J=14.6 Hz),3.95(1H,dd,J=3.8Hz,J=14.6Hz),4.1 7(2H,q,J=6.8Hz),7.3−7.5(5H,m) IR(KBr錠剤) ;1694,1496,1401,1300 (cm−1) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]ピペラジン12.92g(0.0242mo
l)と原料5の8.71g(0.0242mol)をエ
タノ−ル(88ml)に加え、窒素雰囲気下、3時間加
熱還流した。その後、エタノ−ルを減圧留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム,ク
ロロホルム:メタノ−ル=99:1)に付し、クロロホ
ルム:メタノ−ル=99:1流出分を分取、濃縮した。
残渣を酢酸エチル(200ml)に溶解し、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥し、溶媒を留去することにより1−
[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブテニル]−
4−[3−(N−エトキシカルボニル−N−フェニルア
ミノ)−2−ヒドロキシプロピル]ピペラジン(原料
6)8.87gを得た。 収率 :73.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.19(3H,
t,J=7.3Hz),2.2−2.5(12H,
m),2.5−2.6(2H,m),3.65(1H,
dd,J=7.3Hz,J=14.3Hz),3.76
(1H,dd,J=4.1Hz,J=14.3Hz),
3.9−4.0(1H,m),4.14(2H,q,J
=7.3Hz),5.98(1H,t,J=7.0H
z),6.94(2H,t,J=8.9Hz),7.0
−7.2(6H,m),7.2−7.3(2H,m),
7.3−7.4(1H,m) 原料6の8.87g(0.0162mol)をエタノ−
ル(202ml)に溶解し、これに2.0(N)水酸化
ナトリウム水溶液(15.7ml)を加え、5時間室温
にて攪拌した。その後、反応液をベンゼン(200m
l),水(200ml)の系に注ぎ、有機層を分離し、
水層はベンゼンにて2回抽出した。全有機層を合わせ
て、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−
ル=99:1)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(2
00ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を留去することにより5−{4−[4,4−ビ
ス(4−フルオロフェニル)−3−ブテニル]−1−ピ
ペラジニル}メチル−3−フェニル−2−オキサゾリジ
ノン(原料7)7.88gを得た。 収率 :96.9% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.3−2.9
(14H,m),3.80(1H,dd,J=7.6H
z,J=8.9Hz),4.06(1H,t,J=8.
4Hz),4.7−4.8(1H,m),5.99(1
H,t,J=7.3Hz),6.9−7.0(3H,
m),7.0−7.2(6H,m),7.4−7.5
(2H,m),7.5−7.6(2H,m) 原料7の7.88g(0.0157mol)をエタノ−
ル(196ml)に溶解し、これに2.0(N)水酸化
ナトリウム水溶液(15.7ml)を加え、4時間加熱
攪拌した。その後、反応液をベンゼン(200ml),
水(200ml)の系に注ぎ、有機層をを分離し、水層
はベンゼンにて2回抽出した。全有機層を合わせて、飽
和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒
を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1)に付 し、クロロホルム:メタノ−ル=9
9:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(5
0ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
溶媒を留去することにより1−[4,4−ビス(4−フ
ルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−[2−ヒドロ
キシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物41)7.50gを得た。 収率 :100.0% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.2−2.6(12H,m),2.6− 2.7(2H,m),3.03(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.4H z),3.24(1H,dd,J=3.5Hz,J=12.4Hz),3.9− 4.0(1H,m),5.99(1H,t,J=7.3Hz),6.62(2H ,d,J=7.8Hz),6.70(1H,t,J=7.0Hz),6.9−7 .0(2H,m),7.0−7.2(8H,m) IR(KBr錠剤) ; 3384,2815,1603,15 08,1222,1156,828(cm−1)
【0030】
【化21】 化合物41
【0031】<実施例4> 製造例 化合物42の7.15g(0.015mol)を酢酸エ
チル(300ml)に溶解し、氷冷下攪拌しながら4.
0(N)HCl/EtOH溶液(15ml)を滴下し
た。その後、析出物を濾取、乾燥後、エタノ−ル(15
00ml)にて再結晶した。結晶を濾取し、風乾するこ
とにより化合物41の3塩酸塩5.30gを得た。 収率 :64.3% m.p. ;215−218℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.5−2.6(2H,m),3.2 −3.3(2H,m),3.3−4.2(12H,m),4.2−4.3(1H ,m),6.20(1H,t,J=6.8Hz),6.71(1H,t,J=6 .8Hz),6.78(2H,d,J=8.1Hz),7.1−7.3(5H, m),7.3−7.4(5H,m) IR(KBr錠剤) ;3449,2372,1509,12 27,838(cm−1) <実施例5> 製造例 4−フルオロアニリン7.21g(0.0648mo
l),エピクロルヒドリン3.0g(0.0324mo
l)をエタノ−ル(50ml)に溶解し、窒素雰囲気
下、4時間加熱還流した。その後、エタノ−ルを減圧留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロ
ロホルム)に付し、N−(3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピル)−4−フルオロアニリン(原料8)7.88
gを得た。 収率 :59.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;3.23(1H,dd,J=7.0Hz, J=15.7Hz),3.34(1H,dd,J=4.6Hz,J=13.0H z),3.6−3.7(2H,m),4.0−4.1(1H,m),6.6−6 .7(4H,m),6.9−7.0(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 3333,3192,1510,12 21,1086,828(cm−1) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]ピペラジンの0.50g(0.00152mo
l)と原料8の0.37g(0.00152mol),
炭酸カリウムをエタノ−ル(50ml)に溶解し、窒素
雰囲気下、3時間加熱還流した。その後、熱時吸引濾過
し、エタノ−ルを減圧留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メ
タノ−ル=99:1)に付し、クロロホルム:メタノ−
ル=99:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチ
ル(50ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を留去することにより1−[4,4−ビス
(4−フルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−{3
−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−2−ヒドロキ
シプロピル}ピペラジン(化合物42)0.28gを得
た。 収率 :31.1% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.2−2.6(10H,m),2.6− 2.7(2H,m),2.98(1H,dd,J=5.9Hz,J=11.9H z),3.20(1H,dd,J=3.2Hz,J=11.9Hz),3.8− 3.9(1H,m),5.99(1H,t,J=6.8Hz),6.5−6.6 (2H,m),6.8−6.9(4H,m),7.0−7.2(6H,m) IR(KBr錠剤) ; 3395,1509,1223,11 56,835(cm−1)
チル(300ml)に溶解し、氷冷下攪拌しながら4.
0(N)HCl/EtOH溶液(15ml)を滴下し
た。その後、析出物を濾取、乾燥後、エタノ−ル(15
00ml)にて再結晶した。結晶を濾取し、風乾するこ
とにより化合物41の3塩酸塩5.30gを得た。 収率 :64.3% m.p. ;215−218℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.5−2.6(2H,m),3.2 −3.3(2H,m),3.3−4.2(12H,m),4.2−4.3(1H ,m),6.20(1H,t,J=6.8Hz),6.71(1H,t,J=6 .8Hz),6.78(2H,d,J=8.1Hz),7.1−7.3(5H, m),7.3−7.4(5H,m) IR(KBr錠剤) ;3449,2372,1509,12 27,838(cm−1) <実施例5> 製造例 4−フルオロアニリン7.21g(0.0648mo
l),エピクロルヒドリン3.0g(0.0324mo
l)をエタノ−ル(50ml)に溶解し、窒素雰囲気
下、4時間加熱還流した。その後、エタノ−ルを減圧留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロ
ロホルム)に付し、N−(3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピル)−4−フルオロアニリン(原料8)7.88
gを得た。 収率 :59.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;3.23(1H,dd,J=7.0Hz, J=15.7Hz),3.34(1H,dd,J=4.6Hz,J=13.0H z),3.6−3.7(2H,m),4.0−4.1(1H,m),6.6−6 .7(4H,m),6.9−7.0(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 3333,3192,1510,12 21,1086,828(cm−1) 1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]ピペラジンの0.50g(0.00152mo
l)と原料8の0.37g(0.00152mol),
炭酸カリウムをエタノ−ル(50ml)に溶解し、窒素
雰囲気下、3時間加熱還流した。その後、熱時吸引濾過
し、エタノ−ルを減圧留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メ
タノ−ル=99:1)に付し、クロロホルム:メタノ−
ル=99:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチ
ル(50ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を留去することにより1−[4,4−ビス
(4−フルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−{3
−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−2−ヒドロキ
シプロピル}ピペラジン(化合物42)0.28gを得
た。 収率 :31.1% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.2−2.6(10H,m),2.6− 2.7(2H,m),2.98(1H,dd,J=5.9Hz,J=11.9H z),3.20(1H,dd,J=3.2Hz,J=11.9Hz),3.8− 3.9(1H,m),5.99(1H,t,J=6.8Hz),6.5−6.6 (2H,m),6.8−6.9(4H,m),7.0−7.2(6H,m) IR(KBr錠剤) ; 3395,1509,1223,11 56,835(cm−1)
【0032】
【化22】 化合物42
【0033】<実施例6> 製造例 化合物42より実施例4と同様の方法にて化合物42の
3塩酸塩を得た。 収率 :32.1% m.p. ;228.5−232℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;3.0−4.3(17H,m),6. 12(1H,t,J=7.3Hz),6.6−6.7(2H,m),6.9−7 .0(3H,m),7.1−7.3(7H,m) IR(KBr錠剤) ;2628,1510,1233(cm −1)
3塩酸塩を得た。 収率 :32.1% m.p. ;228.5−232℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;3.0−4.3(17H,m),6. 12(1H,t,J=7.3Hz),6.6−6.7(2H,m),6.9−7 .0(3H,m),7.1−7.3(7H,m) IR(KBr錠剤) ;2628,1510,1233(cm −1)
【0034】<実施例7> 製造例 パラ−トルイジンを用い、実施例5と同様の方法にて1
−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブテ
ニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチルフ
ェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物43)
を得た。 収率 :41.3% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.26(3H,
s),2.2−2.6(12H,m),3.01(1
H,dd,J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.
23(1H,dd,J=3.8Hz,J=12.4H
z),3.9−4.0(1H,m),5.99(1H,
t,J=6.8Hz),6.56(2H,d,J=8.
1Hz),6.9−7.2(10H,m)
−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブテ
ニル]−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4−メチルフ
ェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化合物43)
を得た。 収率 :41.3% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.26(3H,
s),2.2−2.6(12H,m),3.01(1
H,dd,J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.
23(1H,dd,J=3.8Hz,J=12.4H
z),3.9−4.0(1H,m),5.99(1H,
t,J=6.8Hz),6.56(2H,d,J=8.
1Hz),6.9−7.2(10H,m)
【0035】
【化23】 化合物43
【0036】<実施例8> 製造例 実施例4と同様に化合物43を処理して3塩酸塩を得
た。 収率 :36.1% m.p. ;218−220℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.17(3H,s),3.1−4. 2(16H,m),6.10(1H,t,J=7.3Hz),6.64(2H, d,J=4.9Hz),6.96(2H,d,J=8.1Hz),7.2−7. 4(8H,m) IR(KBr錠剤) ;3432,2434,1509,12 32,832(cm−1)
た。 収率 :36.1% m.p. ;218−220℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.17(3H,s),3.1−4. 2(16H,m),6.10(1H,t,J=7.3Hz),6.64(2H, d,J=4.9Hz),6.96(2H,d,J=8.1Hz),7.2−7. 4(8H,m) IR(KBr錠剤) ;3432,2434,1509,12 32,832(cm−1)
【0037】<実施例9> 製造例 4−(2−テトラヒドロピラノキシ)アニリンを用い、
実施例5と同様の方法にて、1−[4,4−ビス(4−
フルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−{{2−ヒ
ドロキシ−3−{[4−(2−テトラヒドロピラノキ
シ)フェニル]アミノ}プロピル}}ピペラジン(化合
物127)を得た。 収率 :25.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.5−1.6
(2H,m),1.8−1.9(2H,m),2.2−
2.3(4H,m),2.4−2.6(18H,m),
2.6−2.7(2H,m),3.00(1H,dd,
J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.19(1
H,dd,J=3.8Hz,J=12.4Hz),3.
5−3.6(1H,m),3.9−4.0(2H,
m),5.22(1H,t,J=5.4Hz),5.9
9(1H,t,J=7.0Hz),6.6−6.7(2
H,m),6.9−7.2(10H,m)
実施例5と同様の方法にて、1−[4,4−ビス(4−
フルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−{{2−ヒ
ドロキシ−3−{[4−(2−テトラヒドロピラノキ
シ)フェニル]アミノ}プロピル}}ピペラジン(化合
物127)を得た。 収率 :25.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.5−1.6
(2H,m),1.8−1.9(2H,m),2.2−
2.3(4H,m),2.4−2.6(18H,m),
2.6−2.7(2H,m),3.00(1H,dd,
J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.19(1
H,dd,J=3.8Hz,J=12.4Hz),3.
5−3.6(1H,m),3.9−4.0(2H,
m),5.22(1H,t,J=5.4Hz),5.9
9(1H,t,J=7.0Hz),6.6−6.7(2
H,m),6.9−7.2(10H,m)
【0038】
【化24】 化合物127
【0039】<実施例10> 製造例 化合物127の0.52g(0.0009mol)をエ
タノ−ル(30ml)に溶解し、窒素雰囲気下、室温で
攪拌しながら、7.0(N)HCl/EtOH溶液
(0.5ml)を加えた後、1時間加熱還流した。その
後、反応液を酢酸エチル(50ml)と飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液(50ml)の系に注ぎ、有機層を分離
し、水層は酢酸エチルにて2回抽出した。全有機層を合
わせて、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ
−ル=98:2)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=
98:2流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル
(50ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を留去することにより1−[4,4−ビス
(4−フルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−{2
−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノ]プロピル}ピペラジン(化合物44)の0.38g
を得た。 収率 :88.4% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.3−2.6
(12H,m),2.6−2.7(2H,m),2.9
4(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.4H
z),3.16(1H,dd,J=3.5Hz,J=1
2.4Hz),3.9−4.0(1H,m),5.97
(1H,t,J=7.6Hz),6.52(2H,d,
J=8.1Hz),6.65(2H,dd,J=1.9
Hz,J=8.1Hz),6.9−7.0(2H,
m),7.0−7.2(6H,m)
タノ−ル(30ml)に溶解し、窒素雰囲気下、室温で
攪拌しながら、7.0(N)HCl/EtOH溶液
(0.5ml)を加えた後、1時間加熱還流した。その
後、反応液を酢酸エチル(50ml)と飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液(50ml)の系に注ぎ、有機層を分離
し、水層は酢酸エチルにて2回抽出した。全有機層を合
わせて、飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ
−ル=98:2)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=
98:2流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル
(50ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を留去することにより1−[4,4−ビス
(4−フルオロフェニル)−3−ブテニル]−4−{2
−ヒドロキシ−3−[(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノ]プロピル}ピペラジン(化合物44)の0.38g
を得た。 収率 :88.4% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.3−2.6
(12H,m),2.6−2.7(2H,m),2.9
4(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.4H
z),3.16(1H,dd,J=3.5Hz,J=1
2.4Hz),3.9−4.0(1H,m),5.97
(1H,t,J=7.6Hz),6.52(2H,d,
J=8.1Hz),6.65(2H,dd,J=1.9
Hz,J=8.1Hz),6.9−7.0(2H,
m),7.0−7.2(6H,m)
【0040】
【化25】 化合物44
【0041】<実施例11> 製造例 化合物44の0.68g(0.00138mol)をジ
エチルエ−テル(50ml)に溶解し、窒素雰囲気下、
室温にて攪拌しながら、マレイン酸0.5g(0.00
455mol)/ジエチルエーテル(50ml)を滴下
した。30分間室温にて攪拌した後、ジエチルエ−テル
を減圧留去した。残渣をエタノ−ル(650ml)に溶
解した後、熱時吸引濾過した。エタノ−ルを減圧留去
後、残渣をエタノ−ルで再結晶した。結晶を吸引濾過、
風乾し、化合物44の2マレイン酸塩0.36gを得
た。 収率 :36.0% m.p. ;170−171.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.2−2.3(2H,m),2.7 −3.7(14H,m),3.9−4.0(1H,m),6.08(1H,t, J=7.3Hz),6.17(4H,s),6.5−6.6(4H,m),7. 1−7.3(8H,m) IR(KBr錠剤) ;3417,2904,1600,15 07,750(cm−1)
エチルエ−テル(50ml)に溶解し、窒素雰囲気下、
室温にて攪拌しながら、マレイン酸0.5g(0.00
455mol)/ジエチルエーテル(50ml)を滴下
した。30分間室温にて攪拌した後、ジエチルエ−テル
を減圧留去した。残渣をエタノ−ル(650ml)に溶
解した後、熱時吸引濾過した。エタノ−ルを減圧留去
後、残渣をエタノ−ルで再結晶した。結晶を吸引濾過、
風乾し、化合物44の2マレイン酸塩0.36gを得
た。 収率 :36.0% m.p. ;170−171.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.2−2.3(2H,m),2.7 −3.7(14H,m),3.9−4.0(1H,m),6.08(1H,t, J=7.3Hz),6.17(4H,s),6.5−6.6(4H,m),7. 1−7.3(8H,m) IR(KBr錠剤) ;3417,2904,1600,15 07,750(cm−1)
【0042】<実施例12> 製造例 N−メチルアニリンを用い、実施例5と同様の方法にて
1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物4
5)を得た。 収率 :41.3% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.2−2.5(12H,m),2.6− 2.7(2H,m),2.97(3H,s),3.39(2H,d,J=7.8 Hz),3.9−4.0(1H,m),5.98(1H,t,J=6.8Hz) ,6.7−6.8(3H,m),6.9−7.0(2H,m),7.0−7.3 (7H,m)IR(KBr錠剤) ; 3346,2814, 1601,1508,1222,1157,838,749(cm−1)
1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(N−メチル−
N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物4
5)を得た。 収率 :41.3% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.2−2.5(12H,m),2.6− 2.7(2H,m),2.97(3H,s),3.39(2H,d,J=7.8 Hz),3.9−4.0(1H,m),5.98(1H,t,J=6.8Hz) ,6.7−6.8(3H,m),6.9−7.0(2H,m),7.0−7.3 (7H,m)IR(KBr錠剤) ; 3346,2814, 1601,1508,1222,1157,838,749(cm−1)
【0043】
【化26】 化合物45
【0044】<実施例13> 製造例 実施例11と同様に化合物45の2マレイン酸塩を得
た。 収率 :85.3% m.p. ;167−168℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.2−2.3(2H,m),2.5 −3.4(14H,m),2.94(3H,s),4.0−4.1(1H,m) ,6.08(1H,t,J=6.8Hz),6.14(4H,s),6.61( 1H,t,J=7.3Hz),6.70(2H,d,J=7.8Hz),7.1 −7.3(9H,m) IR(KBr錠剤) ;3429,2361,1508,13 55,1221,868(cm−1)
た。 収率 :85.3% m.p. ;167−168℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.2−2.3(2H,m),2.5 −3.4(14H,m),2.94(3H,s),4.0−4.1(1H,m) ,6.08(1H,t,J=6.8Hz),6.14(4H,s),6.61( 1H,t,J=7.3Hz),6.70(2H,d,J=7.8Hz),7.1 −7.3(9H,m) IR(KBr錠剤) ;3429,2361,1508,13 55,1221,868(cm−1)
【0045】<実施例14>1−[4,4−ビス(4−
フルオロフェニル)−3−ブテニル]ホモピペラジン
1.35g(0.00395mol)とN−(3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピル)アニリン0.73g
(0.00395mol)と炭酸カリウム0.66g
(0.00474mol)をエタノ−ル(30ml)に
溶解し、窒素雰囲気下、3時間加熱還流した。その後、
反応液を熱時吸引濾過し、エタノ−ルを減圧留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホル
ム,クロロホルム:メタノ−ル=98:2)に付し、ク
ロロホルム:メタノ−ル=98:2流出分を分取、濃縮
した。残渣を酢酸エチル(50ml)に溶解し、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を留去することにより
1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物33)1.62
gを得た 収率 :83.5% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.7−1.8(2H,m),2.2−2 .3(2H,m),2.49(1H,dd,J=10.5Hz,J=12.4H z),2.6−2.9(13H,m),3.02(1H,dd,J=4.1Hz ,J=12.4Hz),3.8−3.9(1H,m),6.01(1H,t,J =7.0Hz),6.62(2H,d,J=8.1Hz),6.70(1H,t ,J=7.3Hz),6.94(2H,t,J=8.9Hz),7.0−7.2 (8H,m) IR(KBr錠剤) ; 3383,2936,2821,16 03,1507,1222,839(cm−1)
フルオロフェニル)−3−ブテニル]ホモピペラジン
1.35g(0.00395mol)とN−(3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピル)アニリン0.73g
(0.00395mol)と炭酸カリウム0.66g
(0.00474mol)をエタノ−ル(30ml)に
溶解し、窒素雰囲気下、3時間加熱還流した。その後、
反応液を熱時吸引濾過し、エタノ−ルを減圧留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホル
ム,クロロホルム:メタノ−ル=98:2)に付し、ク
ロロホルム:メタノ−ル=98:2流出分を分取、濃縮
した。残渣を酢酸エチル(50ml)に溶解し、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水
硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を留去することにより
1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)−3−ブ
テニル]−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミ
ノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物33)1.62
gを得た 収率 :83.5% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.7−1.8(2H,m),2.2−2 .3(2H,m),2.49(1H,dd,J=10.5Hz,J=12.4H z),2.6−2.9(13H,m),3.02(1H,dd,J=4.1Hz ,J=12.4Hz),3.8−3.9(1H,m),6.01(1H,t,J =7.0Hz),6.62(2H,d,J=8.1Hz),6.70(1H,t ,J=7.3Hz),6.94(2H,t,J=8.9Hz),7.0−7.2 (8H,m) IR(KBr錠剤) ; 3383,2936,2821,16 03,1507,1222,839(cm−1)
【0046】
【化27】 化合物33
【0047】<実施例15> 製造例 化合物33を実施例4と同様に処理し化合物33の3塩
酸塩を得た。 収率 :70.1% m.p. ;204−206℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.2−2.3(2H,m),2.5 −2.6(2H,m),3.1−4.0(14H,m),4.2−4.3(1H ,m),6.11(1H,t,J=7.0Hz),6.8−7.0(3H,m) 7.1−7.4(10H,m) IR(KBr錠剤) ;3372,2955,2500,15 07,1221,841(cm−1)
酸塩を得た。 収率 :70.1% m.p. ;204−206℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.2−2.3(2H,m),2.5 −2.6(2H,m),3.1−4.0(14H,m),4.2−4.3(1H ,m),6.11(1H,t,J=7.0Hz),6.8−7.0(3H,m) 7.1−7.4(10H,m) IR(KBr錠剤) ;3372,2955,2500,15 07,1221,841(cm−1)
【0048】<実施例16> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ピペラジンとN−(2,3−エポキシプロピ
ル)−N−(エトキシカルボニル)アニリンを用い、実
施例3と同様の方法にて1−{2−[ビス(4−フルオ
ロフェニル)メトキシ]エチル}−4−[3−(N−エ
トキシカルボニル−N−フェニルアミノ)−2−ヒドロ
キシプロピル]ピペラジン(化合物128)を得た。 収率 :89.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.19(3H,
t,J=7.6Hz),2.3−2.7(12H,
m),3.56(2H,t,J=5.9Hz),3.6
5(1H,dd,J=7.0Hz,J=14.3H
z),3.77(1H,dd,J=4.3Hz,J=1
4.3Hz),4.17(2H,q,J=6.8H
z),5.32(1H,s),6.9−7.0(4H,
m),7.2−7.4(9H,m)
エチル}ピペラジンとN−(2,3−エポキシプロピ
ル)−N−(エトキシカルボニル)アニリンを用い、実
施例3と同様の方法にて1−{2−[ビス(4−フルオ
ロフェニル)メトキシ]エチル}−4−[3−(N−エ
トキシカルボニル−N−フェニルアミノ)−2−ヒドロ
キシプロピル]ピペラジン(化合物128)を得た。 収率 :89.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.19(3H,
t,J=7.6Hz),2.3−2.7(12H,
m),3.56(2H,t,J=5.9Hz),3.6
5(1H,dd,J=7.0Hz,J=14.3H
z),3.77(1H,dd,J=4.3Hz,J=1
4.3Hz),4.17(2H,q,J=6.8H
z),5.32(1H,s),6.9−7.0(4H,
m),7.2−7.4(9H,m)
【0049】
【化28】 化合物128
【0050】<実施例17> 製造例 化合物128を同様に処理し、5−{{4−{2−[ビ
ス(4−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−1−
ピペラジニル}}メチル−3−フェニル−2−オキサゾ
リジノン(原料9)を得た。 収率 :99.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.5−2.8
(12H,m),3.55(2H,t,J=6.2H
z),3.81(1H,t,J=7.0Hz),4.0
6(1H,t,J=8.9Hz),4.7−4.8(1
H,m),5.33(1H,s),7.00(4H,
t,J=8.9Hz),7.16(1H,t,J=7.
0Hz),7.2−7.3(4H,m),7.3−7.
4(2H,m),7.5−7.6(2H,m) これを実施例3と同様に処理して1−{2−[ビス(4
−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−4−[2−
ヒドロキシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラ
ジン(化合物57)を得た。 収率 :82.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.4−2.8
(12H,m),3.04(1H,dd,J=5.9H
z,J=13.0Hz),3.26(1H,dd,J=
1.9Hz,J=13.0Hz),3.56(2H,
t,J=5.9Hz),3.9−4.0(1H,m),
5.33(1H,m),6.63(2H,d,J=7.
6Hz),6.71(1H,t,J=7.3Hz),
7.00(4H,t,J=7.6Hz),7.17(2
H,t,J=8.1Hz),7.2−7.3(4H,
m)
ス(4−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−1−
ピペラジニル}}メチル−3−フェニル−2−オキサゾ
リジノン(原料9)を得た。 収率 :99.8% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.5−2.8
(12H,m),3.55(2H,t,J=6.2H
z),3.81(1H,t,J=7.0Hz),4.0
6(1H,t,J=8.9Hz),4.7−4.8(1
H,m),5.33(1H,s),7.00(4H,
t,J=8.9Hz),7.16(1H,t,J=7.
0Hz),7.2−7.3(4H,m),7.3−7.
4(2H,m),7.5−7.6(2H,m) これを実施例3と同様に処理して1−{2−[ビス(4
−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−4−[2−
ヒドロキシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラ
ジン(化合物57)を得た。 収率 :82.7% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.4−2.8
(12H,m),3.04(1H,dd,J=5.9H
z,J=13.0Hz),3.26(1H,dd,J=
1.9Hz,J=13.0Hz),3.56(2H,
t,J=5.9Hz),3.9−4.0(1H,m),
5.33(1H,m),6.63(2H,d,J=7.
6Hz),6.71(1H,t,J=7.3Hz),
7.00(4H,t,J=7.6Hz),7.17(2
H,t,J=8.1Hz),7.2−7.3(4H,
m)
【0051】
【化29】 化合物57
【0052】<実施例18> 製造例 化合物57を実施例11と同様に処理し2マレイン酸塩
を得た。 収率 :46.9% m.p. :157−158.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.8−3.8(14H,m),3 .63(2H,t,J=4.9Hz),4.0−4.1(1H,m),5.61 (1H,s),6.22(4H,s),6.62(1H,t,J=7.0Hz) ,6.69(2H,d,J=8.1Hz),7.17(2H,t,J=7.3H z),7.2−7.3(3H,m),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3432,1578,1508,1387 ,1113,865(cm−1)
を得た。 収率 :46.9% m.p. :157−158.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.8−3.8(14H,m),3 .63(2H,t,J=4.9Hz),4.0−4.1(1H,m),5.61 (1H,s),6.22(4H,s),6.62(1H,t,J=7.0Hz) ,6.69(2H,d,J=8.1Hz),7.17(2H,t,J=7.3H z),7.2−7.3(3H,m),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3432,1578,1508,1387 ,1113,865(cm−1)
【0053】<実施例19> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ホモピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル)アニリンを実施例14と同様に処理
し、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキ
シ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニル
アミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物49)を得
た。 収率 :79.8% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 1.7−1.8(2H,m),2.50 (1H,dd,J=10.5Hz,J=12.4Hz),2.6−2.9(11 H,m),3.03(1H,dd,J=8.5Hz,J=12.4Hz),3. 25(1H,dd,J=3.8Hz,J=12.4Hz),3.53(2H,t ,J=5.9Hz),3.8−3.9(1H,m),5.33(1H,s),6 .63(2H,d,J=7.6Hz),6.71(1H,t,J=7.3Hz) ,7.01(4H,t,J=8.1Hz),7.1−7.2(2H,m),7. 2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2939,2830,1602,1543,1 223,834(cm−1)
エチル}ホモピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル)アニリンを実施例14と同様に処理
し、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキ
シ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェニル
アミノ)プロピル]ホモピペラジン(化合物49)を得
た。 収率 :79.8% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 1.7−1.8(2H,m),2.50 (1H,dd,J=10.5Hz,J=12.4Hz),2.6−2.9(11 H,m),3.03(1H,dd,J=8.5Hz,J=12.4Hz),3. 25(1H,dd,J=3.8Hz,J=12.4Hz),3.53(2H,t ,J=5.9Hz),3.8−3.9(1H,m),5.33(1H,s),6 .63(2H,d,J=7.6Hz),6.71(1H,t,J=7.3Hz) ,7.01(4H,t,J=8.1Hz),7.1−7.2(2H,m),7. 2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2939,2830,1602,1543,1 223,834(cm−1)
【0054】
【化30】 化合物49
【0055】<実施例20> 製造例 化合物49を実施例4同様に処理し化合物49の3塩酸
塩を得た。 収率 :44.7% m.p. :178−180.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.2−2.3(2H,m),3. 1−3.9(16H,m),4.1−4.2(1H,m),5.60(1H,s ),6.67(1H,t,J=7.6Hz),6.75(2H,d,J=7.3 Hz),7.1−7.2(6H,m),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) ;3394,2637,1602,1507 ,1219,1107,824(cm−1)
塩を得た。 収率 :44.7% m.p. :178−180.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.2−2.3(2H,m),3. 1−3.9(16H,m),4.1−4.2(1H,m),5.60(1H,s ),6.67(1H,t,J=7.6Hz),6.75(2H,d,J=7.3 Hz),7.1−7.2(6H,m),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) ;3394,2637,1602,1507 ,1219,1107,824(cm−1)
【0056】<実施例21> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−4−フルオロアニリンを実施例5と同様
に処理して、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニ
ル)メトキシ]エチル}−4−{3−[(4−フルオロ
フェニル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラ
ジン(化合物58)を得た。 収率 :89.7% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.3−2.7(12H,m),2.9 8(1H,dd,J=3.8Hz,J=12.4Hz),3.20(1H,dd ,J=3.5Hz,J=12.4Hz),3.9−4.0(1H,m),5.3 3(1H,s),6.5−6.6(2H,m),6.8−6.9(2H,m), 7.0−7.1(4H,m),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :1549,1223,1156,822(cm −1)
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−4−フルオロアニリンを実施例5と同様
に処理して、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニ
ル)メトキシ]エチル}−4−{3−[(4−フルオロ
フェニル)アミノ]−2−ヒドロキシプロピル}ピペラ
ジン(化合物58)を得た。 収率 :89.7% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.3−2.7(12H,m),2.9 8(1H,dd,J=3.8Hz,J=12.4Hz),3.20(1H,dd ,J=3.5Hz,J=12.4Hz),3.9−4.0(1H,m),5.3 3(1H,s),6.5−6.6(2H,m),6.8−6.9(2H,m), 7.0−7.1(4H,m),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :1549,1223,1156,822(cm −1)
【0057】
【化31】 化合物58
【0058】<実施例22> 製造例 化合物58を実施例4と同様に処理して、化合物58の
3塩酸塩を得た。 収率 :70.7% m.p. :203−205.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 3.1−3.8(16H,m),4 .1−4.2(1H,m),5.61(1H,s),6.7−6.8(2H,m ),7.01(2H,t,J=8.1Hz),7.1−7.2(4H,m),7 .4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3327,2570,1604,1509 ,1227,1104,834(cm−1)
3塩酸塩を得た。 収率 :70.7% m.p. :203−205.5℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 3.1−3.8(16H,m),4 .1−4.2(1H,m),5.61(1H,s),6.7−6.8(2H,m ),7.01(2H,t,J=8.1Hz),7.1−7.2(4H,m),7 .4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3327,2570,1604,1509 ,1227,1104,834(cm−1)
【0059】<実施例23> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−4−メチルアニリンを実施例5と同様に
処理し、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メ
トキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化
合物59)を得た。 収率 :85.2% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.23(3H,s),2.3−2.7 (12H,m),3.32(1H,dd,J=6.5Hz,J=13.5Hz) ,3.24(1H,dd,J=3.8Hz,J=13.5Hz),3.56(2 H,t,J=5.9Hz),3.9−4.0(1H,m),5.33(1H,s ),6.56(2H,d,J=8.1Hz),7.0−7.1(6H,m),7 .2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :3321,2825,1507,1224,8 35(cm−1)
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−4−メチルアニリンを実施例5と同様に
処理し、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メ
トキシ]エチル}−4−{2−ヒドロキシ−3−[(4
−メチルフェニル)アミノ]プロピル}ピペラジン(化
合物59)を得た。 収率 :85.2% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.23(3H,s),2.3−2.7 (12H,m),3.32(1H,dd,J=6.5Hz,J=13.5Hz) ,3.24(1H,dd,J=3.8Hz,J=13.5Hz),3.56(2 H,t,J=5.9Hz),3.9−4.0(1H,m),5.33(1H,s ),6.56(2H,d,J=8.1Hz),7.0−7.1(6H,m),7 .2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :3321,2825,1507,1224,8 35(cm−1)
【0060】
【化32】 化合物59
【0061】<実施例24> 製造例 化合物59を実施例4と同様に処理し、化合物59の3
塩酸塩を得た。 収率 :64.5% m.p. :198.5−200℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.28(3H,s),3.1−3 .8(16H,m),4.2−4.3(1H,m),5.61(1H,S),6 .8−6.9(1H,m),7.05(2H,d,J=8.1Hz),7.18 (5H,m),7.4−7.5(5H,m) IR(KBr錠剤) : 3339,2993,2507, 1503,1215,1122,837(cm−1)
塩酸塩を得た。 収率 :64.5% m.p. :198.5−200℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.28(3H,s),3.1−3 .8(16H,m),4.2−4.3(1H,m),5.61(1H,S),6 .8−6.9(1H,m),7.05(2H,d,J=8.1Hz),7.18 (5H,m),7.4−7.5(5H,m) IR(KBr錠剤) : 3339,2993,2507, 1503,1215,1122,837(cm−1)
【0062】<実施例25> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−4−(2−テトラヒドロピラノキシ)ア
ニリンを実施例9と処理し1−{2−[ビス(4−フル
オロフェニル)メトキシ]エチル}−4−{{2−ヒド
ロキシ−3−{[4−(2−テトラヒドロピラノキシ)
フェニル]アミノ}プロピル}}ピペラジン(化合物1
29)を得た。 収率 :69.3% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 1.6−1.7(4H,m),1.8− 1.9(2H,m),2.3−2.7(12H,m),3.00(1H,dd, J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.21(1H,dd,J=4.1Hz ,J=12.4Hz),3.5−3.6(4H,m),3.9−4.0(1H, m),5.24(1H,t,J=4.3Hz),5.33(1H,s),6.5 9(2H,d,J=6.8Hz),6.9−7.0,(6H,m),7.2−7 .3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2942,1736,1509,1225,8 25(cm−1)
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−4−(2−テトラヒドロピラノキシ)ア
ニリンを実施例9と処理し1−{2−[ビス(4−フル
オロフェニル)メトキシ]エチル}−4−{{2−ヒド
ロキシ−3−{[4−(2−テトラヒドロピラノキシ)
フェニル]アミノ}プロピル}}ピペラジン(化合物1
29)を得た。 収率 :69.3% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 1.6−1.7(4H,m),1.8− 1.9(2H,m),2.3−2.7(12H,m),3.00(1H,dd, J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.21(1H,dd,J=4.1Hz ,J=12.4Hz),3.5−3.6(4H,m),3.9−4.0(1H, m),5.24(1H,t,J=4.3Hz),5.33(1H,s),6.5 9(2H,d,J=6.8Hz),6.9−7.0,(6H,m),7.2−7 .3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2942,1736,1509,1225,8 25(cm−1)
【0063】
【化33】 化合物129
【0064】<実施例26> 製造例 化合物129を同様に処理し、1−{2−[ビス(4−
フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−4−{2−ヒ
ドロキシ−3−[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]
プロピル}ピペラジン(化合物60)を得た。 収率 :75.9% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.3−2.7(12H,m),2.9 8(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.19(1H,dd ,J=3.2Hz,J=12.4Hz),3.56(2H,t,J=5.4Hz ),3.9−4.0(1H,m),5.33(1H,s),6.55(2H,d ,J=5.4Hz),6.68(2H,d,J=7.3Hz),7.0−7.1 (4H,m),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :3378,2825,1603,1508,1 222,824(cm−1)
フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−4−{2−ヒ
ドロキシ−3−[(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]
プロピル}ピペラジン(化合物60)を得た。 収率 :75.9% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.3−2.7(12H,m),2.9 8(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.4Hz),3.19(1H,dd ,J=3.2Hz,J=12.4Hz),3.56(2H,t,J=5.4Hz ),3.9−4.0(1H,m),5.33(1H,s),6.55(2H,d ,J=5.4Hz),6.68(2H,d,J=7.3Hz),7.0−7.1 (4H,m),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :3378,2825,1603,1508,1 222,824(cm−1)
【0065】
【化34】 化合物60
【0066】<実施例27> 製造例 化合物60を実施例11と同様に処理し、化合物60の
3マレイン酸塩を得た。 収率 : 50.1% m.p. ; 161−162℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ; δ 2.8−3.2(14H,m)3. 54(2H,t,J=5.1Hz),3.9−4.0(1H,m),5.33( 1H,s),6.18(6H,s),6.5−6.6(4H,m),7.18( 4H,t,J=8.9Hz),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :1570,1508,1360,1226 ,1094(cm−1)
3マレイン酸塩を得た。 収率 : 50.1% m.p. ; 161−162℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ; δ 2.8−3.2(14H,m)3. 54(2H,t,J=5.1Hz),3.9−4.0(1H,m),5.33( 1H,s),6.18(6H,s),6.5−6.6(4H,m),7.18( 4H,t,J=8.9Hz),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :1570,1508,1360,1226 ,1094(cm−1)
【0067】<実施例28> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−N−メチルアニリンを実施例12と同様
に処理し、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)
メトキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N
−メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物61)を得た。 収率 :97.7% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.3−2.7(12H,m),2.9 9(3H,s),3.35(2H,d,J=4.6Hz),3.56(2H,t ,J=5.9Hz),3.9−4.0(1H,m),5.32(1H,s),6 .7−6.8(3H,m),7.0−7.1(4H,m),7.2−7.3(6 H,m) IR(KBr錠剤) :2819,1601,1507,1222,1 092,833(cm−1)
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−N−メチルアニリンを実施例12と同様
に処理し、1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)
メトキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(N
−メチル−N−フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物61)を得た。 収率 :97.7% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.3−2.7(12H,m),2.9 9(3H,s),3.35(2H,d,J=4.6Hz),3.56(2H,t ,J=5.9Hz),3.9−4.0(1H,m),5.32(1H,s),6 .7−6.8(3H,m),7.0−7.1(4H,m),7.2−7.3(6 H,m) IR(KBr錠剤) :2819,1601,1507,1222,1 092,833(cm−1)
【0068】
【化35】 化合物61
【0069】<実施例29> 製造例 化合物61を実施例4と同様に処理して、化合物61の
2塩酸塩を得た。 収率 :22.1% m.p. :194−196℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.96(3H,s),3.2−3 .8(16H,m),4.2−4.3(1H,m),5.61(1H,s),6 .68(1H,t,J=7.0Hz),6.80(2H,d,J=8.1Hz) ,7.2−7.3(6H,m),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3446,2595,1507,1226 (cm−1)
2塩酸塩を得た。 収率 :22.1% m.p. :194−196℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 2.96(3H,s),3.2−3 .8(16H,m),4.2−4.3(1H,m),5.61(1H,s),6 .68(1H,t,J=7.0Hz),6.80(2H,d,J=8.1Hz) ,7.2−7.3(6H,m),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3446,2595,1507,1226 (cm−1)
【0070】<実施例30> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ピペラジン0.49g(0.00015mo
l)とN−(クロロアセチル)アニリン0.27g
(0.00015mol),炭酸カリウム 0.27g
(0.00020mol)をエタノ−ル(10ml)に
加え、窒素雰囲気下、7時間加熱還流した。その後、反
応液を熱時吸引濾過し、エタノ−ルを減圧留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホル
ム,クロロホルム:メタノール=99:1)に付し、ク
ロロホルム:メタノール=99:1流出分を分取、濃縮
した。残渣を酢酸エチル:ベンゼン(4:1)溶液(1
00ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(50ml)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を減圧留去することにより1−{2−[ビス
(4−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−4−
[(フェニルアミノカルボニル)メチル]ピペラジン
(原料10)0.46gを得た。 収率 :74.1% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.6−2.7(10H,m),3.1 3(2H,s),3.58(2H,t,J=5.9Hz),5.34(1H,s ),7.0−7.1(4H,m),7.11(1H,t,J=8.1Hz),7 .2−7.34(6H,m),7.56(2H,d,J=7.6Hz) IR(KBr錠剤) :2940,2824,1735,1687,1 508,1222,834(cm−1) 原料10の0.57g(0.0012mol)をベンゼ
ン(15ml)に溶解し、これに水素化リチウムアルミ
ニウム 0.07g(0.00185mol)を加え、
窒素雰囲気下、3時間加熱還流した。その後、反応液を
室温まで放冷し、水酸化ナトリウム水溶液(3ml)に
注ぎ、酢酸エチル:ベンゼン=(4:1)溶液(50m
l)を加え、振とうし、有機層を分離し、水層はさらに
酢酸エチル:ベンゼン=(4:1)溶液にて2回抽出し
た。全有機層を合わせて、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノール
=99:1)に付し、クロロホルム:メタノール=9
9:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル:ベ
ンゼン(4:1)溶液(100ml)に溶解 し、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)にて洗浄し、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去するこ
とにより1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メ
トキシ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物63)0.33gを得た。 収率 :59.7% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.5−2.7(12H,m),3.1 5(2H,t,J=5.9Hz),3.57(2H,t,J=5.4Hz),5 .34(1H,s),6.63(2H,d,J=7.6Hz),6.70(1H ,t,J=7.6Hz),7.0−7.1(4H,m),7.18(2H,t, J=8.4Hz),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2815,1603,1507,1222,8 32(cm−1)
エチル}ピペラジン0.49g(0.00015mo
l)とN−(クロロアセチル)アニリン0.27g
(0.00015mol),炭酸カリウム 0.27g
(0.00020mol)をエタノ−ル(10ml)に
加え、窒素雰囲気下、7時間加熱還流した。その後、反
応液を熱時吸引濾過し、エタノ−ルを減圧留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホル
ム,クロロホルム:メタノール=99:1)に付し、ク
ロロホルム:メタノール=99:1流出分を分取、濃縮
した。残渣を酢酸エチル:ベンゼン(4:1)溶液(1
00ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(50ml)にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を減圧留去することにより1−{2−[ビス
(4−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−4−
[(フェニルアミノカルボニル)メチル]ピペラジン
(原料10)0.46gを得た。 収率 :74.1% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.6−2.7(10H,m),3.1 3(2H,s),3.58(2H,t,J=5.9Hz),5.34(1H,s ),7.0−7.1(4H,m),7.11(1H,t,J=8.1Hz),7 .2−7.34(6H,m),7.56(2H,d,J=7.6Hz) IR(KBr錠剤) :2940,2824,1735,1687,1 508,1222,834(cm−1) 原料10の0.57g(0.0012mol)をベンゼ
ン(15ml)に溶解し、これに水素化リチウムアルミ
ニウム 0.07g(0.00185mol)を加え、
窒素雰囲気下、3時間加熱還流した。その後、反応液を
室温まで放冷し、水酸化ナトリウム水溶液(3ml)に
注ぎ、酢酸エチル:ベンゼン=(4:1)溶液(50m
l)を加え、振とうし、有機層を分離し、水層はさらに
酢酸エチル:ベンゼン=(4:1)溶液にて2回抽出し
た。全有機層を合わせて、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノール
=99:1)に付し、クロロホルム:メタノール=9
9:1流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル:ベ
ンゼン(4:1)溶液(100ml)に溶解 し、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)にて洗浄し、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去するこ
とにより1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メ
トキシ]エチル}−4−[2−(フェニルアミノ)エチ
ル]ピペラジン(化合物63)0.33gを得た。 収率 :59.7% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.5−2.7(12H,m),3.1 5(2H,t,J=5.9Hz),3.57(2H,t,J=5.4Hz),5 .34(1H,s),6.63(2H,d,J=7.6Hz),6.70(1H ,t,J=7.6Hz),7.0−7.1(4H,m),7.18(2H,t, J=8.4Hz),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2815,1603,1507,1222,8 32(cm−1)
【0071】
【化36】 化合物63
【0072】<実施例31> 製造例 化合物63を実施例4と同様に処理し、化合物63の3
塩酸塩を得た。 収率 :40.3% m.p. :170−173℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 3.3−3.8(14H,m),5 .61(1H,s),6.6−6.7(3H,m),7.1−7.2(6H,m ),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3426,2645,2364,1602 ,1507,1223,(cm−1)
塩酸塩を得た。 収率 :40.3% m.p. :170−173℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 3.3−3.8(14H,m),5 .61(1H,s),6.6−6.7(3H,m),7.1−7.2(6H,m ),7.4−7.5(4H,m) IR(KBr錠剤) :3426,2645,2364,1602 ,1507,1223,(cm−1)
【0073】<実施例32> 製造例 1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロプロピオニル)
アニリンを原料として用い、実施例30と同様の方法に
て1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキ
シ]エチル}−4−[2−(フェニルカルボニル)エチ
ル]ピペラジン(原料11)を得た。 収率 :70.5% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.5−2.8(14H,m),3.5 9(2H,t,J=5.9Hz),5.34(1H,s),7.0−7.1(5 H,m),7.2−7.4(6H,m),7.53(2H,d,J=7.8Hz ) IR(KBr錠剤) :2943,2823,2686,1600,1 507,1223,834(cm−1) 原料11を実施例30と同様に処理して、1−{2−
[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−
4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物64)を得た。 収率 :51.5% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 1.7−1.9(2H,m),2.5− 2.6(10H,m),3.18(2H,t,J=5.4Hz),3.57(2 H,t,J=5.4Hz),5.34(1H,s),6.60(2H,d,J= 8.1Hz),6.68(1H,t,J=7.3Hz),7.0−7.1(4H ,m),7.1−7.2(2H,m),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2942,2814,1603,1506,1 223,1155,832(cm−1)
エチル}ピペラジンとN−(3−クロロプロピオニル)
アニリンを原料として用い、実施例30と同様の方法に
て1−{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メトキ
シ]エチル}−4−[2−(フェニルカルボニル)エチ
ル]ピペラジン(原料11)を得た。 収率 :70.5% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 2.5−2.8(14H,m),3.5 9(2H,t,J=5.9Hz),5.34(1H,s),7.0−7.1(5 H,m),7.2−7.4(6H,m),7.53(2H,d,J=7.8Hz ) IR(KBr錠剤) :2943,2823,2686,1600,1 507,1223,834(cm−1) 原料11を実施例30と同様に処理して、1−{2−
[ビス(4−フルオロフェニル)メトキシ]エチル}−
4−[3−(フェニルアミノ)プロピル]ピペラジン
(化合物64)を得た。 収率 :51.5% 1H−NMR(CDCl3) ;δ 1.7−1.9(2H,m),2.5− 2.6(10H,m),3.18(2H,t,J=5.4Hz),3.57(2 H,t,J=5.4Hz),5.34(1H,s),6.60(2H,d,J= 8.1Hz),6.68(1H,t,J=7.3Hz),7.0−7.1(4H ,m),7.1−7.2(2H,m),7.2−7.3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2942,2814,1603,1506,1 223,1155,832(cm−1)
【0074】
【化37】 化合物64
【0075】<実施例33> 製造例 化合物64を実施例4と同様に処理して、化合物64の
3塩酸塩を得た。 収率 :55.3% m.p. :204−207℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 1.7−1.8(2H,m),2. 51(1H,dd,J=10.5Hz,J=12.4Hz),2.6−2.9( 11H,m),3.03(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.2Hz), 3.25(1H,dd,J=4.1Hz,J=12.2Hz),3.53(2H ,t,J=5.9Hz),3.8−3.9(1H,m),5.32(1H,s) ,6.63(2H,d,J=7.8Hz),6.71(1H,t,J=7.0H z),7.0−7.1(4H,m),7.1−7.2(2H,m),7.2−7 .3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2976,2492,2452,1604 ,1506,1220,837(cm−1)
3塩酸塩を得た。 収率 :55.3% m.p. :204−207℃ 1H−NMR(d6−DMSO) ;δ 1.7−1.8(2H,m),2. 51(1H,dd,J=10.5Hz,J=12.4Hz),2.6−2.9( 11H,m),3.03(1H,dd,J=6.5Hz,J=12.2Hz), 3.25(1H,dd,J=4.1Hz,J=12.2Hz),3.53(2H ,t,J=5.9Hz),3.8−3.9(1H,m),5.32(1H,s) ,6.63(2H,d,J=7.8Hz),6.71(1H,t,J=7.0H z),7.0−7.1(4H,m),7.1−7.2(2H,m),7.2−7 .3(4H,m) IR(KBr錠剤) :2976,2492,2452,1604 ,1506,1220,837(cm−1)
【0076】<実施例34> 製造例 3−クロロプロピオン酸25.0g(0.230mo
l)をトルエン(400ml)に溶解し、氷冷下攪拌し
ながら、水素化ホウ素ナトリウム20.14g(0.5
28mol)を30分間かけて加えた。その後、反応液
を室温に戻し、ビス(4−フルオロフェニル)アミン
21.87g(0.106mol)を1時間かけて滴下
し、3時間加熱還流した。放冷後、氷水(500ml)
に注ぎ、有機層を分離し、水層はトルエンにて抽出し
た。全有機層を合わせて、飽和食塩水で洗い、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:ク
ロロホルム=4:1)に付し、1−[N,N−ビス(4
−フルオロフェニル)アミノ]−3−クロロプロパン
(原料12)6.07gを得た。 収率 ;20.0% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.1−2.2
(2H,m),3.61(2H,t,J=5.9H
z),3.86(2H,t,J=7.0Hz),6.8
−7.0(8H,m) 原料12の0.24g(0.00085mol)と1−
[(トリフェニル)メチル]ピペラジン0.28g
(0.00085mol)と炭酸カリウム0.141g
(0.0010mol)とヨウ化カリウム0.04g
(0.0018mol)をジメチルホルムアミド(20
ml)に加え、90−95℃に加温し、4時間攪拌し
た。その後、反応液を室温まで放冷し、酢酸エチル(5
0ml)、水(50ml)の系に注ぎ有機層を分離、水
層は酢酸エチルで抽出した。全有機層を合わせて、水、
飽和食塩水にて洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクラマ
トグラフィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−
ル=98:2)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=9
8:2流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(5
0ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
溶媒を減圧留去することにより1−{3−[N,N−ビ
ス(4−フルオロフェニル)アミノプロピル}−4−
[(トリフェニル)メチル]ピペラジン(原料13)
0.34gを得た。 収率 ;85.3% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.7−1.8
(2H、m),2.3−2.5(8H,m),3.33
(1H,t,J=4.9Hz),3.54(1H,t,
J=4.9Hz),3.67(2H,t,J=6.8H
z),6.8−7.4(23H,m) 原料13の0.5g(0.00085mol)をエタノ
−ル(20ml)に加え、7.0(N)HCl/EtO
H溶液(0.3ml)を加え、室温にて3時間攪拌し
た。その後、反応液を酢酸エチル(50ml),飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(50ml)の系に注ぎ、有機
層を分離し、水層を酢酸エチルにて2回抽出した。全有
機層を合わせ、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去し、1−{3−
[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)アミノプロピ
ル}ピペラジン(原料14)0.3gを得た。このもの
とN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)アニリ
ン0.16g(0.00085mol)と炭酸カリウム
0.15g(0.00102mol),ヨウ化カリウム
0.13g(0.00041mol)をエタノ−ル(1
0ml)に溶解し、窒素雰囲気下、室温にて24時間攪
拌した。その後、反応液を酢酸エチル(50ml)と水
(50ml)の系に注ぎ、有機層を分離し、水層を酢酸
エチルにて2回抽出した。全有機層を合わせ、飽和食塩
水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒
を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクラマトグラフ
ィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−ル=9
8:2)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=98:2
流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(50m
l)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒
を減圧留去することにより1−{3−[N,N−ビス
(4−フルオロフェニル)アミノ]プロピル}−4−
[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]
ピペラジン(化合物73)0.18gを得た。 収率 ;44.2% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.7−1.8(2H,m),2.4−2 .5(10H,m),2.5−2.6(2H,m),3.04(1H,dd,J =6.2Hz,J=12.7Hz),3.28(1H,dd,J=4.1Hz, J=12.7Hz),3.66(2H,t,J=7.0Hz),3.9−4.0 (1H,m),6.63(2H,d,J=7.8Hz),6.71(1H,t, J=7.0Hz),6.9−7.0(8H,m),7.1−7.2(2H,m) IR(KBr錠剤) : 3388,2815,1603,150 4,1223,1156,822(cm−1)
l)をトルエン(400ml)に溶解し、氷冷下攪拌し
ながら、水素化ホウ素ナトリウム20.14g(0.5
28mol)を30分間かけて加えた。その後、反応液
を室温に戻し、ビス(4−フルオロフェニル)アミン
21.87g(0.106mol)を1時間かけて滴下
し、3時間加熱還流した。放冷後、氷水(500ml)
に注ぎ、有機層を分離し、水層はトルエンにて抽出し
た。全有機層を合わせて、飽和食塩水で洗い、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:ク
ロロホルム=4:1)に付し、1−[N,N−ビス(4
−フルオロフェニル)アミノ]−3−クロロプロパン
(原料12)6.07gを得た。 収率 ;20.0% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.1−2.2
(2H,m),3.61(2H,t,J=5.9H
z),3.86(2H,t,J=7.0Hz),6.8
−7.0(8H,m) 原料12の0.24g(0.00085mol)と1−
[(トリフェニル)メチル]ピペラジン0.28g
(0.00085mol)と炭酸カリウム0.141g
(0.0010mol)とヨウ化カリウム0.04g
(0.0018mol)をジメチルホルムアミド(20
ml)に加え、90−95℃に加温し、4時間攪拌し
た。その後、反応液を室温まで放冷し、酢酸エチル(5
0ml)、水(50ml)の系に注ぎ有機層を分離、水
層は酢酸エチルで抽出した。全有機層を合わせて、水、
飽和食塩水にて洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し
た。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクラマ
トグラフィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−
ル=98:2)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=9
8:2流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(5
0ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
溶媒を減圧留去することにより1−{3−[N,N−ビ
ス(4−フルオロフェニル)アミノプロピル}−4−
[(トリフェニル)メチル]ピペラジン(原料13)
0.34gを得た。 収率 ;85.3% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.7−1.8
(2H、m),2.3−2.5(8H,m),3.33
(1H,t,J=4.9Hz),3.54(1H,t,
J=4.9Hz),3.67(2H,t,J=6.8H
z),6.8−7.4(23H,m) 原料13の0.5g(0.00085mol)をエタノ
−ル(20ml)に加え、7.0(N)HCl/EtO
H溶液(0.3ml)を加え、室温にて3時間攪拌し
た。その後、反応液を酢酸エチル(50ml),飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(50ml)の系に注ぎ、有機
層を分離し、水層を酢酸エチルにて2回抽出した。全有
機層を合わせ、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去し、1−{3−
[N,N−ビス(4−フルオロフェニル)アミノプロピ
ル}ピペラジン(原料14)0.3gを得た。このもの
とN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)アニリ
ン0.16g(0.00085mol)と炭酸カリウム
0.15g(0.00102mol),ヨウ化カリウム
0.13g(0.00041mol)をエタノ−ル(1
0ml)に溶解し、窒素雰囲気下、室温にて24時間攪
拌した。その後、反応液を酢酸エチル(50ml)と水
(50ml)の系に注ぎ、有機層を分離し、水層を酢酸
エチルにて2回抽出した。全有機層を合わせ、飽和食塩
水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒
を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラムクラマトグラフ
ィ−(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−ル=9
8:2)に付し、クロロホルム:メタノ−ル=98:2
流出分を分取、濃縮した。残渣を酢酸エチル(50m
l)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒
を減圧留去することにより1−{3−[N,N−ビス
(4−フルオロフェニル)アミノ]プロピル}−4−
[2−ヒドロキシ−3−(フェニルアミノ)プロピル]
ピペラジン(化合物73)0.18gを得た。 収率 ;44.2% 1H−NMR(CDCl3) δ ;1.7−1.8(2H,m),2.4−2 .5(10H,m),2.5−2.6(2H,m),3.04(1H,dd,J =6.2Hz,J=12.7Hz),3.28(1H,dd,J=4.1Hz, J=12.7Hz),3.66(2H,t,J=7.0Hz),3.9−4.0 (1H,m),6.63(2H,d,J=7.8Hz),6.71(1H,t, J=7.0Hz),6.9−7.0(8H,m),7.1−7.2(2H,m) IR(KBr錠剤) : 3388,2815,1603,150 4,1223,1156,822(cm−1)
【0077】
【化38】 化合物73
【0078】<実施例35> 製造例 化合物73の0.88g(0.0018mol)をエタ
ノ−ル(50ml)に溶解し、窒素雰囲気下、室温にて
攪拌しながら、4.6(N)HCl/エタノ−ル溶液
(4.0ml)を加えた。その後、30分間攪拌し、析
出物を吸引濾過、風乾した。結晶をエタノ−ル(300
ml)にて再結晶することにより化合物73の3塩酸塩
0.75gを得た。 収率 ;70.1% m.p. :228−231℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.0−2.1(2H,m),3.2 −4.0(16H,m),4.3−4.4(1H,m),6.9−7.0(4H ,m),7.1−7.2(4H,m),7.2−7.3(5H,m) IR(KBr錠剤) : 3384,2362,1505,1 227,821(cm−1)
ノ−ル(50ml)に溶解し、窒素雰囲気下、室温にて
攪拌しながら、4.6(N)HCl/エタノ−ル溶液
(4.0ml)を加えた。その後、30分間攪拌し、析
出物を吸引濾過、風乾した。結晶をエタノ−ル(300
ml)にて再結晶することにより化合物73の3塩酸塩
0.75gを得た。 収率 ;70.1% m.p. :228−231℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;2.0−2.1(2H,m),3.2 −4.0(16H,m),4.3−4.4(1H,m),6.9−7.0(4H ,m),7.1−7.2(4H,m),7.2−7.3(5H,m) IR(KBr錠剤) : 3384,2362,1505,1 227,821(cm−1)
【0079】<実施例36> 製造例 1−[(トリフェニル)メチル]ピペラジン3.3g
(0.0106mol)を乾燥ジメチルホルムアミド
(33ml)に溶解し、これに1−ブロモ−2−クロロ
エタン4.3g(0.0300mol)とトリエチルア
ミン4.2ml(0.0302mol)を加え、窒素雰
囲気下、室温にて23時間攪拌した。その後、氷水(3
00ml)に注ぎ、酢酸エチル(100ml)を加え、
有機層を分離し、水層は酢酸エチル(50ml)にて2
回抽出した。全有機層を合わせて、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム)に付し、1−(2−クロロエチル)−4−
[(トリフェニル)メチル]ピペラジン(原料15)
1.91gを得た。4,4’−ジフルオロベンゾフェノ
ン1.76g(0.00807mol)と塩酸ヒドロキ
シルアミン0.68g(0.00979mol)と炭酸
カリウム0.96g(0.00979mol)を乾燥ジ
メチルホルムアミド(10ml)に加え、油浴温80℃
にて15時間加熱攪拌した。その後、反応液を室温まで
冷却し、酢酸エチル(50ml)と飽和食塩水(50m
l)の系に注ぎ、分液、有機層を分離した。有機層を飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、残渣をイソプロピルエ−テルと
n−ヘキサンを用い再結晶することにより4,4’−ジ
フルオロベンゾフェノンオキシム(原料16)0.82
gを得た。原料16の0.24g(0.00103mo
l)を乾燥ジメチルホルムアミド(4ml)に溶解し、
窒素雰囲気下、室温にて攪拌しながら、水素化ナトリウ
ム0.1g(0.0021mol,60%オイル)を加
え、30分間攪拌した。これに、原料15の0.39g
(0.0010mol)/DMF(4ml)を5分間か
けて滴下し、同条件下7時間20分攪した。その後、反
応液をベンゼン(20ml),飽和食塩水(30ml)
の系に注ぎ分液、有機層を分離し、水層はさらにベンゼ
ン(20ml)にて2回抽出した。全有機層を合わせ
て、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−(ベンゼン,クロロホルム)に付し、ク
ロロホルム流出分を分取、濃縮した。残渣をベンゼン
(10ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(20ml)を加え、分液、有機層を分離し、水層はさ
らにベンゼン(20ml)にて2回抽出した。全有機層
を合わせて、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥し、溶媒を減圧留去することにより1−{2
−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンアミノオキ
シ]エチル}−4−[(トリフェニル)メチル]ピペラ
ジン(原料17)0.19gを得た。 収率 :32.2% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.40−3.20(8H,m),2.7 2(2H,t,J=5.9Hz),4.26(2H,t,J=5.9Hz),6 .95−7.06(4H,m),7.10−7.55(19H,m) IR(KBr錠剤) ;1603,1508,1448,1226 ,1156,985,841,745,712,699(cm−1) 原料17の0.38g(0.0065mol)をテトラ
ヒドロフラン(8ml)に溶解し、氷冷、窒素雰囲気
下、攪拌しながら濃塩酸(0.4ml)を一度に加え、
同条件下で40分間攪拌した。その後、減圧濃縮し、残
渣をジエチルエ−テルにてデカント法にて数回洗い、水
(10ml)に溶解した。これに1.0(N)水酸化ナ
トリウム水溶液を加えて、アルカリ性とし、ベンゼンに
て抽出(10ml×3)、全有機層を合わせて、飽和食
塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減
圧留去した。残渣をジエチルエ−テル(8ml)に溶解
し、氷冷攪拌下4.0(N)塩化水素酢酸エチル溶液
(0.4ml)を加え、同条件下で30分間攪拌した。
析出固体を濾取し、ジエチルエ−テルにて洗浄後、水
(10ml)に溶解し、1.0(N)水酸化ナトリウム
水溶液を加えアルカリ性とし、ベンゼンにて抽出(10
ml×6)し、全有機層を合わせて、飽和食塩水にて洗
い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去
することにより1−{2−[ビス(4−フルオロフェニ
ル)メチレンアミノオキシ]エチル}ピペラジン(原料
18)0.15gを得た。 収率 :68.2% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.36−2.55(4H,m),2.6 9(2H,t,J=6.2Hz),2.80−2.97(4H,m),4.32 (2H,t,J=6.2Hz),6.95−7.18(4H,m),7.30− 7.50(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 1604,1508,1226,115 7,985,842(cm−1) 8−1−5) 原料18の0.15g(0.00043mol)とN−
(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)アニリン0.
10g(0.00054mol)と炭酸カリウム0.0
83g(0.0006mol),ヨウ化カリウム 0.
044g(0.00027mol)を乾燥エタノ−ル
(2ml)に加え、窒素雰囲気下、2時間40分加熱還
流した。その後、反応液を室温まで冷却し、ベンゼン
(10ml),飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20m
l)の系に注ぎ、分液し、有機層を分離し、水層はベン
ゼン(10ml)にて抽出した。全有機層を合わせて、
飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−
ル=100:0.5)に付し、クロロホルム:メタノ−
ル=100:0.5流出分を分取し、濃縮した。残渣を
ベンゼン(10ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(20ml)と共に振とう後、有機層を分離
し、水層はベンゼン(10ml)にて抽出した。全有機
層を合わせて、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去することにより1−
{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンアミノ
オキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物89)0.
17gを得た。 収率 :81.0% m.p. ;127−130℃ 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.30−2.60(8H,m),2.6 0−2.85(2H,m),2.72(2H,t,J=5.7Hz),3.05 (1H,dd,J=6.2Hz,J=12.7Hz),3.26(1H,dd, J=4.1Hz,J=13.5Hz),3.88−4.02(1H,m),4. 31(2H,t,J=5.7Hz),6.50−6.80(3H,m),6.9 0−7.25(6H,m),7.30−7.50(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 3335,1605,1507,132 4,1234,1164,1154,982,844,837(cm−1)
(0.0106mol)を乾燥ジメチルホルムアミド
(33ml)に溶解し、これに1−ブロモ−2−クロロ
エタン4.3g(0.0300mol)とトリエチルア
ミン4.2ml(0.0302mol)を加え、窒素雰
囲気下、室温にて23時間攪拌した。その後、氷水(3
00ml)に注ぎ、酢酸エチル(100ml)を加え、
有機層を分離し、水層は酢酸エチル(50ml)にて2
回抽出した。全有機層を合わせて、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム)に付し、1−(2−クロロエチル)−4−
[(トリフェニル)メチル]ピペラジン(原料15)
1.91gを得た。4,4’−ジフルオロベンゾフェノ
ン1.76g(0.00807mol)と塩酸ヒドロキ
シルアミン0.68g(0.00979mol)と炭酸
カリウム0.96g(0.00979mol)を乾燥ジ
メチルホルムアミド(10ml)に加え、油浴温80℃
にて15時間加熱攪拌した。その後、反応液を室温まで
冷却し、酢酸エチル(50ml)と飽和食塩水(50m
l)の系に注ぎ、分液、有機層を分離した。有機層を飽
和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、残渣をイソプロピルエ−テルと
n−ヘキサンを用い再結晶することにより4,4’−ジ
フルオロベンゾフェノンオキシム(原料16)0.82
gを得た。原料16の0.24g(0.00103mo
l)を乾燥ジメチルホルムアミド(4ml)に溶解し、
窒素雰囲気下、室温にて攪拌しながら、水素化ナトリウ
ム0.1g(0.0021mol,60%オイル)を加
え、30分間攪拌した。これに、原料15の0.39g
(0.0010mol)/DMF(4ml)を5分間か
けて滴下し、同条件下7時間20分攪した。その後、反
応液をベンゼン(20ml),飽和食塩水(30ml)
の系に注ぎ分液、有機層を分離し、水層はさらにベンゼ
ン(20ml)にて2回抽出した。全有機層を合わせ
て、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−(ベンゼン,クロロホルム)に付し、ク
ロロホルム流出分を分取、濃縮した。残渣をベンゼン
(10ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(20ml)を加え、分液、有機層を分離し、水層はさ
らにベンゼン(20ml)にて2回抽出した。全有機層
を合わせて、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥し、溶媒を減圧留去することにより1−{2
−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンアミノオキ
シ]エチル}−4−[(トリフェニル)メチル]ピペラ
ジン(原料17)0.19gを得た。 収率 :32.2% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.40−3.20(8H,m),2.7 2(2H,t,J=5.9Hz),4.26(2H,t,J=5.9Hz),6 .95−7.06(4H,m),7.10−7.55(19H,m) IR(KBr錠剤) ;1603,1508,1448,1226 ,1156,985,841,745,712,699(cm−1) 原料17の0.38g(0.0065mol)をテトラ
ヒドロフラン(8ml)に溶解し、氷冷、窒素雰囲気
下、攪拌しながら濃塩酸(0.4ml)を一度に加え、
同条件下で40分間攪拌した。その後、減圧濃縮し、残
渣をジエチルエ−テルにてデカント法にて数回洗い、水
(10ml)に溶解した。これに1.0(N)水酸化ナ
トリウム水溶液を加えて、アルカリ性とし、ベンゼンに
て抽出(10ml×3)、全有機層を合わせて、飽和食
塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減
圧留去した。残渣をジエチルエ−テル(8ml)に溶解
し、氷冷攪拌下4.0(N)塩化水素酢酸エチル溶液
(0.4ml)を加え、同条件下で30分間攪拌した。
析出固体を濾取し、ジエチルエ−テルにて洗浄後、水
(10ml)に溶解し、1.0(N)水酸化ナトリウム
水溶液を加えアルカリ性とし、ベンゼンにて抽出(10
ml×6)し、全有機層を合わせて、飽和食塩水にて洗
い、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去
することにより1−{2−[ビス(4−フルオロフェニ
ル)メチレンアミノオキシ]エチル}ピペラジン(原料
18)0.15gを得た。 収率 :68.2% 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.36−2.55(4H,m),2.6 9(2H,t,J=6.2Hz),2.80−2.97(4H,m),4.32 (2H,t,J=6.2Hz),6.95−7.18(4H,m),7.30− 7.50(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 1604,1508,1226,115 7,985,842(cm−1) 8−1−5) 原料18の0.15g(0.00043mol)とN−
(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)アニリン0.
10g(0.00054mol)と炭酸カリウム0.0
83g(0.0006mol),ヨウ化カリウム 0.
044g(0.00027mol)を乾燥エタノ−ル
(2ml)に加え、窒素雰囲気下、2時間40分加熱還
流した。その後、反応液を室温まで冷却し、ベンゼン
(10ml),飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20m
l)の系に注ぎ、分液し、有機層を分離し、水層はベン
ゼン(10ml)にて抽出した。全有機層を合わせて、
飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ(クロロホルム,クロロホルム:メタノ−
ル=100:0.5)に付し、クロロホルム:メタノ−
ル=100:0.5流出分を分取し、濃縮した。残渣を
ベンゼン(10ml)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液(20ml)と共に振とう後、有機層を分離
し、水層はベンゼン(10ml)にて抽出した。全有機
層を合わせて、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去することにより1−
{2−[ビス(4−フルオロフェニル)メチレンアミノ
オキシ]エチル}−4−[2−ヒドロキシ−3−(フェ
ニルアミノ)プロピル]ピペラジン(化合物89)0.
17gを得た。 収率 :81.0% m.p. ;127−130℃ 1H−NMR(CDCl3) δ ;2.30−2.60(8H,m),2.6 0−2.85(2H,m),2.72(2H,t,J=5.7Hz),3.05 (1H,dd,J=6.2Hz,J=12.7Hz),3.26(1H,dd, J=4.1Hz,J=13.5Hz),3.88−4.02(1H,m),4. 31(2H,t,J=5.7Hz),6.50−6.80(3H,m),6.9 0−7.25(6H,m),7.30−7.50(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 3335,1605,1507,132 4,1234,1164,1154,982,844,837(cm−1)
【0080】
【化39】 化合物89
【0081】<実施例37> 製造例 化合物89の0.17g(0.00034mol)を酢
酸エチル(8ml),ジエチルエ−テル(8ml)に溶
解し、これに氷冷下攪拌しながら4.0(N)塩化水素
酢酸エチル溶液(0.5ml)を一度に加え、つづいて
室温にて1時間攪拌後、2時間放置した。その後、析出
固体を濾取し、これをジエチルエ−テルで洗い、デシケ
−タ中乾燥した。エタノ−ルより再結晶し、化合物89
の3塩酸塩0.10gを得た。 収率 :47.6% m.p. ;227−230℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;3.05−3.30(2H,m),3 .30−3.85(12H,m),4.15−4.30(1H,m),4.45 −4.60(2H,m),6.65−6.88(3H,m),7.10−7.4 0(6H,m),7.40−7.53(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 3400,2713−2300,1 600,1507,1217,1158,844,591(cm−1)
酸エチル(8ml),ジエチルエ−テル(8ml)に溶
解し、これに氷冷下攪拌しながら4.0(N)塩化水素
酢酸エチル溶液(0.5ml)を一度に加え、つづいて
室温にて1時間攪拌後、2時間放置した。その後、析出
固体を濾取し、これをジエチルエ−テルで洗い、デシケ
−タ中乾燥した。エタノ−ルより再結晶し、化合物89
の3塩酸塩0.10gを得た。 収率 :47.6% m.p. ;227−230℃ 1H−NMR(d6−DMSO) δ ;3.05−3.30(2H,m),3 .30−3.85(12H,m),4.15−4.30(1H,m),4.45 −4.60(2H,m),6.65−6.88(3H,m),7.10−7.4 0(6H,m),7.40−7.53(4H,m) IR(KBr錠剤) ; 3400,2713−2300,1 600,1507,1217,1158,844,591(cm−1)
【0082】<実施例38> ドーパミン再取り込み阻害作用 本発明のドーパミン再取り込み阻害作用をラット線条体
粗膜織標本を用いて、1nMの[3H]GBR1293
5の結合阻害を指標に検討した。即ち、12〜13週齢
のSDラットの線条体を取りだし、冷却した50mMの
トリスクエン酸緩衝液(pH7.4、120mM塩化ナ
トリウムと4mMの塩化マグネシウムを含有)を加えホ
モジナイズした。ホモジネートは5℃で20分間、48
000gでの遠心分離を2回行った。沈殿を集め、同緩
衝液に分散させ、−80℃で保存した。このサンプルは
融解後、同緩衝液で1000倍希釈し用いた。この検体
0.8mlに最終濃度1nMの[3H]GBR1293
5と各種濃度の検体の緩衝液溶液を加え(検体の濃度は
最終濃度で103〜109M)1mlとした。この混合液
をプラスチックチューブ中で4℃80分間インキュベー
トした。インキュベーション後標本を0.1%BSAで
湿らせたグラスフィルターで集め(Whatman G
P/B)氷冷した0.9%NaCl水溶液3mlで3回
濯いだ。このガラスフィルターは10mlのアクワゾー
ル−2を加え一晩保存した。この後、液分を取りだしシ
ンチレーションカウンターで放射活性を測定した。この
放射活性値より、IC50値とヒル係数を算出した。結
果を表1に示す。比較としては、ドーパミン再取り込み
阻害剤として臨床試験されたことのある、GBR129
09を用いた。この数値より、本発明の化合物が優れた
ドーパミン再取り込み阻害作用を有していることが判
る。
粗膜織標本を用いて、1nMの[3H]GBR1293
5の結合阻害を指標に検討した。即ち、12〜13週齢
のSDラットの線条体を取りだし、冷却した50mMの
トリスクエン酸緩衝液(pH7.4、120mM塩化ナ
トリウムと4mMの塩化マグネシウムを含有)を加えホ
モジナイズした。ホモジネートは5℃で20分間、48
000gでの遠心分離を2回行った。沈殿を集め、同緩
衝液に分散させ、−80℃で保存した。このサンプルは
融解後、同緩衝液で1000倍希釈し用いた。この検体
0.8mlに最終濃度1nMの[3H]GBR1293
5と各種濃度の検体の緩衝液溶液を加え(検体の濃度は
最終濃度で103〜109M)1mlとした。この混合液
をプラスチックチューブ中で4℃80分間インキュベー
トした。インキュベーション後標本を0.1%BSAで
湿らせたグラスフィルターで集め(Whatman G
P/B)氷冷した0.9%NaCl水溶液3mlで3回
濯いだ。このガラスフィルターは10mlのアクワゾー
ル−2を加え一晩保存した。この後、液分を取りだしシ
ンチレーションカウンターで放射活性を測定した。この
放射活性値より、IC50値とヒル係数を算出した。結
果を表1に示す。比較としては、ドーパミン再取り込み
阻害剤として臨床試験されたことのある、GBR129
09を用いた。この数値より、本発明の化合物が優れた
ドーパミン再取り込み阻害作用を有していることが判
る。
【0083】
【表1】
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、医薬として有用なジフ
ェニルピペラジン構造を有する新規化合物が提供でき
る。
ェニルピペラジン構造を有する新規化合物が提供でき
る。
フロントページの続き (72)発明者 川勝 庸行 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 岸井 兼一 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 種田 恭子 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 稲津 正人 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 久保田 信雄 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 下記一般式(I)に表される化合物及び
/又は生理的に許容されるこれらの塩。 【化1】 一般式(I) (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子がハ
ロゲン原子で置換されていても良いフェニル基を表し、
R3は直鎖無置換の炭素数1〜6のアルキル基を除く、
炭素原子が窒素原子、酸素原子又は硫黄原子で置換され
ていても良い、炭素数1〜6の直鎖又は分岐のアルキル
基乃至はアルケニル基を表し、R4は水酸基又は炭素数
1〜4のアシロキシ基若しくはアルコキシ基を有してい
ても良い炭素数1〜4のアルキル基を表し、R5、R6
はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基又は置換基としてハロゲン原子、炭素数1〜4のアル
キル基若しくはアルコキシ基又は水酸基を有していても
良いフェニル基を表し、nは2又は3の整数を表す。) - 【請求項2】 上記一般式(I)に表される化合物に於
いて、R1、R2及びR3で構成される部分の部分構造
が、部分構造式1〜6の何れかであり、窒素2個を含む
環状構造がピペラジン又はホモピペラジンであることを
特徴とする、請求項1に記載の化合物及び/又は生理的
に許容されるこれらの塩。 【化2】 部分構造1 (但し、式中R7は水酸基又は炭素数1〜4のアルキル
オキシ基を表す。) 【化3】 部分構造2 【化4】 部分構造3 【化5】 部分構造4 【化6】 部分構造5 【化7】 部分構造6 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の化合物及び/又
は生理的に許容されるこれらの塩からなるドーパミン再
取り込み阻害剤。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の化合物及び/又
は生理的に許容されるこれらの塩を有効成分とする医
薬。 - 【請求項5】 パーキンソン病の治療又は予防用である
ことを特徴とする、請求項4に記載の医薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041659A JPH10218867A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | ドーパミン再取り込み阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041659A JPH10218867A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | ドーパミン再取り込み阻害剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10218867A true JPH10218867A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12614513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9041659A Pending JPH10218867A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | ドーパミン再取り込み阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10218867A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017132769A (ja) * | 2011-02-18 | 2017-08-03 | ザ スクリプス リサーチ インスティテュート | ミエリン形成細胞運命へのオリゴデンドロサイト前駆細胞の定方向分化 |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP9041659A patent/JPH10218867A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017132769A (ja) * | 2011-02-18 | 2017-08-03 | ザ スクリプス リサーチ インスティテュート | ミエリン形成細胞運命へのオリゴデンドロサイト前駆細胞の定方向分化 |
US10493080B2 (en) | 2011-02-18 | 2019-12-03 | The Scripps Research Institute | Directed differentiation of oligodendrocyte precursor cells to a myelinating cell fate |
JP2020040981A (ja) * | 2011-02-18 | 2020-03-19 | ザ スクリプス リサーチ インスティテュート | ミエリン形成細胞運命へのオリゴデンドロサイト前駆細胞の定方向分化 |
US10660899B2 (en) | 2011-02-18 | 2020-05-26 | The Scripps Research Institute | Directed differentiation of oligodendrocyte precursor cells to a myelinating cell fate |
US11246873B2 (en) | 2011-02-18 | 2022-02-15 | The Scripps Research Institute | Directed differentiation of oligodendrocyte precursor cells to a myelinating cell fate |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070206 |