JPH10218224A - ベルト締付具 - Google Patents

ベルト締付具

Info

Publication number
JPH10218224A
JPH10218224A JP1894997A JP1894997A JPH10218224A JP H10218224 A JPH10218224 A JP H10218224A JP 1894997 A JP1894997 A JP 1894997A JP 1894997 A JP1894997 A JP 1894997A JP H10218224 A JPH10218224 A JP H10218224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
arm
handle
base
winding shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1894997A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Fukuda
恵 福田
Kazuo Yamamoto
和夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP1894997A priority Critical patent/JPH10218224A/ja
Publication of JPH10218224A publication Critical patent/JPH10218224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要以上のトルクが作用しないようにして、
所定の緊張力でベルトを締め付けるベルト締付具を提供
する。 【解決手段】 ベルト固定部6を有するベース1と、ラ
チェット機構2を備えたベルト巻回軸3とを介してベー
ス1に対して回動自在に連結されたハンドル4とを備
え、ハンドル4とべース1とがベルト両端を緊締してロ
ックするベルト締付具において、ハンドル4がトルク制
限機構11を介して連結された基端側アーム9と先端側
アーム10とから構成し、ベルト7が積荷を固定するの
に必要な所定の張力に達して、更にハンドルを回動させ
ると、トルク制限機構11が働いて、先端側アーム10
が基端側アーム9に対して屈曲して、ベルト巻回軸3に
不必要なトルクが作用しなくなり、ベルト7が必要以上
の張力で固定されないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に積載され
た積荷を固定するベルト締付具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積荷を固定するベルト締付具は、
ベルトの一端をベルト締付具のベルト固定部に固定し
て、ベルトの他端をベルト締付具のベルト巻回軸に巻回
し、ハンドルを操作してラチェット機構によって、ベル
ト巻回軸を回転させながら徐々にベルトを緊締すること
によって固定している。
【0003】この種のベルト締付具は、例えば、特公平
2−42743号公報に「荷綱又は積荷締付け用ベルト
を緊締かつロックする装置」として開示されている。図
12に示すように、このベルト締付具は、主に、ベース
71と、ラチェット機構72を備えたベルト巻回軸73
を介してベース71に対して回動自在に連結されたハン
ドル74と、から構成されている。
【0004】ベース71は、所定間隔をおいて平行に延
びるフレーム75が配置され、このフレーム75の一方
の端部がベルト固定部76によって連結されているとと
もに、これらフレーム75の他端は、後述するベルト巻
回軸73に回動自在に連結されている。そして、前記ベ
ルト固定部76にベルトの一方の端部が固定される。ハ
ンドル74も所定間隔をおいて平行に延びるアーム77
が配置され、これらアーム77の基端側の端部には、ベ
ルト巻回軸73が回動自在に連結されているとともに、
先端側の端部には握り部78が連結されている。
【0005】ベルト巻回軸73は、断面半円形の二つの
半胴部が対向しており、半胴部と半胴部との間は空隙部
79となっているとともに、このベルト巻回軸73の両
端部には、ラチェット機構72が備えられている。更
に、前記アーム77にはそれぞれ摺動孔80が穿設され
て、この摺動孔80に係止手段81が摺動可能に架設さ
れているもので、この係止手段81の両端部が前記ラチ
ェット機構72の周辺歯と係合するロックバー82であ
る。係止手段81は図示しないばねによりラチェット機
構72に付勢されている。
【0006】そして、ベルト巻回軸73の空隙部79に
ベルトの他端を通して巻回させ、ハンドル74の握り部
78を持って、ハンドル74の回動を繰り返す。この回
動によって前記ロックバー82がラチェット機構72の
周辺歯と係合および解除を繰り返してラチェット機構7
2を回転させて、ラチェット機構72と一体のベルト巻
回軸73をベルトの巻き込む方向へと回転させ、ベルト
を徐々に緊締させてロックする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のベルト締付具
は、操作性を良くするためにハンドル74が大きくなっ
ており、高トルクを容易に伝達可能である。しかし、不
用意にハンドル74を回動させ過ぎると、必要以上のト
ルクがベルト巻回軸73に加わり、ベルトを緊張させ過
ぎることがある。このように、必要以上のトルクが加わ
って、ベルトを必要以上に緊張させると、車両や積載さ
れた積荷に不必要な負荷が加わって車両や積荷を変形さ
せるという不都合があるばかりか、ベルト締付具にも必
要以上の緊張力が加わって、破損の原因ともなってい
た。このような問題を未然に防止するにはハンドルを小
さくすればよいが、逆に操作性が悪くなるという問題が
ある。本発明の目的は、ハンドルが大きいままであって
も、ベルトを締め付け過ぎることのないベルト締付具を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記課題
は、ベルト固定部を有するベースと、ラチェット機構を
備えたベルト巻回軸とを介して前記ベースと回動自在に
連結されたハンドルとを備え、前記ハンドルと前記べー
スとがベルト両端を緊締してロックするベルト締付具に
おいて、前記ハンドルが、トルク制限機構を介して連結
された基端側アームと先端側アームとから構成されてい
ることを特徴とするベルト締付具により達成される。
【0009】そして、前記トルク制限機構が、例えば、
前記基端側アームと前記先端側アームとの連結箇所にお
ける対向面間にボールを保持し、ばねにより前記基端側
アーム及び前記先端側アームとボールとを弾性的に圧接
した構成である。
【0010】また、前記トルク制限機構が、前記基端側
アームと前記先端側アームとに作用させたコイルばねで
もよい。更に、前記トルク制限機構が、前記基端側アー
ムと前記先端側アームとの連結箇所における対向面間
に、いずれか一方に凸部を、他方に凹部を形成して嵌合
させ、ばねにより前記基端側アーム及び前記先端側アー
ムの凸部と凹部との嵌合を弾性的に圧接した構成でもよ
い。
【0011】
【作用】ハンドルを往復回動させて、ラチェット機構を
介してベルト巻回軸を回転させることによって、ベルト
を徐々に緊張させる。ベルトが積荷を固定するのに必要
な所定の張力に達して、更にハンドルを回動させても、
トルク制限機構が働いて、先端側アームが基端側アーム
に対して所定の角度をもってくの字形に屈曲する。この
屈曲によって、ベルト巻回軸に不必要なトルクが作用し
なくなり、ベルトは必要以上の張力で固定されなくな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1〜
図6に基づいて説明する。図1はベルト締付具の平面
図、図2は側面図、図3はトルク制限機構の平面図、図
4(A)は先端側アームの対向面側の側面図、(B)は基端
側アームの対向面側の側面図、図5はハンドルを上方へ
回動した時の側面図、図6は先端側アームが屈曲した時
の側面図である。
【0013】ベルト締付具は、主に、ベース1と、ラチ
ェット機構2を備えたベルト巻回軸3を介してベース1
に対して回動自在に連結されたハンドル4とから構成さ
れる。ベース1は、所定間隔をおいて平行に延びるフレ
ーム5が配置され、このフレーム5の一方の端部がベル
ト固定部6によって連結され、このベルト固定部6に、
ベルト7の一方の端部が巻回されて固定されている。そ
して、これらのフレーム5の他方の端部は、後述するベ
ルト巻回軸3によって回動自在に連結されている。
【0014】ハンドル4も所定間隔をおいて平行に延び
るアーム8が、前記ベース1のフレーム5の外側に配置
されている。そして、このアーム8は、基端側アーム9
と先端側アーム10とから構成されているもので、これ
ら基端側アーム9と先端側アーム10とは、シャフト2
3によって連結され、この連結箇所にトルク制限機構1
1が設けられて、通常は、二つの基端側アーム9と先端
側アーム10とが直線状となっている。
【0015】一対の基端側アーム9における基端側端部
は、ベルト巻回軸3によって回動自在に連結されてい
る。また、もう一方の一対の先端側アーム10における
先端側端部は握り部12によって連結されている。
【0016】ベルト巻回軸3は、断面半円形の二つの半
胴部3a,3bが対向しており、一方の半胴部3aと他
方の半胴部3bとの間は空隙部13となっているととも
に、両端はベース1のフレーム5及び基端側アーム9を
貫通している。この基端側アーム9の外側において、ピ
ン14が前記二つの半胴部3a,3bを貫通しており、
ベルト巻回軸3の幅方向の動きを規制している。なお、
ベルト7の他方の端部は、前記空隙部13を通って、二
つの半胴部3a,3bに沿って略S字形に巻回される
(図2参照)。
【0017】また、前記ベース1のフレーム5と前記基
端側アーム9との間には、ベルト巻回軸3に連結された
ラチェット機構2が配置され、ラチェット機構2の回転
によってベルト巻回軸3が回転する構成である。
【0018】そして、一対の基端側アーム9には、それ
ぞれ対応する箇所にスリット状の摺動孔15が穿設され
ており、この摺動孔15に係止手段16が摺動可能に架
設されている。この係止手段16の両端部が前記ラチェ
ット機構2の周辺歯17と係合する第1のロックバー1
8であり、ロックバー18は係止手段16の中央に作用
させたばね19によって付勢されて周辺歯17と圧接係
合する。なお、基端側アーム9のそれぞれの下端縁には
突起9aが下方へ向けて突設されている。この突起9a
は、後述する第2のロックバー22がラチェット機構2
の周辺歯17から外れるのを防止するためのものであ
る。
【0019】更に、ベース1の一対のフレーム5にもそ
れぞれ対応する箇所にスリット状の摺動孔20が穿設さ
れており、この摺動孔20に、ばね21によって付勢さ
れて、ラチェット機構2の周辺歯17と係合する第2の
ロックバー22が摺動可能に設けられている。
【0020】次に、ハンドル4のトルク制限機構11に
ついて説明する。前記基端側アーム9と先端側アーム1
0とは、わずかな隙間をおいて対向している。基端側ア
ーム9の先端側アーム10との対向面には、前記シャフ
ト23を中心として、円周方向等角度に四つの半球状の
凹部24が設けられている。また、これら凹部24と対
応する先端側アーム10の対向面にも、四つの半球状の
凹部25が形成されている(図4参照)。
【0021】そして、通常は4個のボール26が前記凹
部24と25とに嵌合しているとともに、先端側アーム
10の外側面に設けたコイルばねからなるばね27によ
る強い付勢力で、前記ボール26が基端側アーム9と先
端側アーム10との対向面間に弾性的に保持されてい
る。なお、ばね27は円盤状のばね抑え28によって装
入保持される。更に、先端側アーム10の基端にはL字
形に曲がったストッパ29が突設されているとともに、
基端側アーム9の先端には円弧状の摺動孔30が穿設さ
れ、前記ストッパ29が前記摺動孔30に係合してい
る。
【0022】以上のように構成した本第1の実施形態
は、ハンドル4の握り部12を握って、ハンドル4を、
図2において時計方向へ回動させる。前述のように、第
1のロックバー18がばね19によって、また第2のロ
ックバー22がばね21によってそれぞれ付勢されてラ
チェット機構2の周辺歯17と係合していることから、
ラチェット機構2が時計方向へ回転するとともに、ラチ
ェット機構2と一体のベルト巻回軸3も時計方向に回転
する(図5参照)。
【0023】ハンドル4を反時計方向に回動させると、
第2のロックバー22がストッパとなってラチェット機
構2及びベルト巻回軸10を回転を阻止し、第1のロッ
クバー18はばね19と協働して、周辺歯17と係合及
び解除を繰り返して周辺歯17に沿って反時計方向に戻
る。このハンドル4の回動を繰り返すと、ラチェット機
構2及びベルト巻回軸3は、図2において時計方向、即
ち、ベルト7を巻き込む方向へと回転し、ベルト7を徐
々に緊張させる。
【0024】ベルト7が積荷を固定するのに必要な所定
の張力に達して、更にハンドル4を回動させると、トル
ク制限機構11のボール26が、張力によって凹部24
から外れて、ばね27のばね力に抗して、円周方向に沿
って凹部24と凹部24の間に位置すると同時に、スト
ッパ29が長孔30を移動する。即ち、先端側アーム1
0のみが回動して基端側アーム9に対してくの字形に屈
曲する(図6参照)。そして、ストッパ29が長孔30
の一端に当たって先端側アーム10の回動が停止する。
【0025】この屈曲によって、ベルト巻回軸3に不必
要なトルクが作用しなくなり、ベルト7は必要以上の張
力で固定されることがなく、車両や積載された積荷に不
必要な負荷が加わって変形させるという不都合がない。
なお、ベルト締付具によるロックが終了したときは、図
2に示すように、ハンドル4を伏せて、突起9a,9a
が第2のロックバー22に係合して、不用意なベルト巻
回軸3の逆回転を防止する。
【0026】更に、本第1の実施形態では、基端側アー
ム9の対向面に凹部24を設け、先端側アーム10の対
向面にも凹部25を形成したが、基端側アーム9に凹部
24を形成し、先端側アーム10に環状溝を形成する構
成でも差し支えなく、ボール26を圧接保持するばね2
7もコイルばねに限定されるものではなく、その他、板
ばねなどを用いてもよい。そして、このばね27のばね
荷重は、ベルト7が積荷を固定するのに必要な所定の張
力に達するまでは、動作しない適宜なばね荷重に設定し
たものを用いる。
【0027】本発明の第2の実施形態を図7〜図10に
基づいて説明する。なお、前記第1の実施形態と同一構
成箇所は同一符号をもって示し、その構成、作用を省略
する。図7は平面図、図8は側面図、図9はハンドルを
上方へ回動した時の側面図、図10は先端側アームが屈
曲した時の側面図。
【0028】本第2の実施形態も、基端側アーム9と先
端側アーム10とが、シャフト23によって連結され、
この連結箇所にトルク制限機構32を設けたものであ
る。本第2の実施形態のトルク制限機構32は、基端側
アーム9と先端側アーム10とが対向するわずかな隙間
に、シャフト23を中心として巻回し、一方の端部を基
端側アーム9に作用させ、他方の端部を先端側アーム1
0に作用させたコイルばね33からなる。
【0029】以上のように構成した本第2の実施形態
は、ハンドル4を、図8において時計方向と反時計方向
とに往復回動させ、第1のロックバー18によって、ラ
チェット機構2とベルト巻回軸3とを時計方向に回転さ
せて、ベルト7を徐々に緊張させる。ベルト7が積荷を
固定するのに必要な所定の張力に達して、更にハンドル
4を回動させると、トルク制限機構32のコイルばね3
3が、張力に負けると同時に、ストッパ29が長孔30
を移動する。即ち、先端側アーム10のみが回動して、
基端側アーム9に対してくの字形に屈曲する(図10参
照)。そして、ストッパ29が長孔30の一端に当たっ
て先端側アーム10の回動が停止する。この屈曲によっ
て、ベルト巻回軸3に不必要なトルクが作用しなくな
り、ベルト7は必要以上の張力で固定されなくなる。
【0030】本発明の第3の実施形態を図11に基づい
て説明する。なお、前記第1の実施形態と同一構成箇所
は同一符号をもって示し、その構成、作用を省略する。
本第3の実施形態も、基端側アーム9と先端側アーム1
0とが、シャフト23によって連結され、この連結箇所
にトルク制限機構34を設けたものである。
【0031】トルク制限機構34は、基端側アーム9と
先端側アーム10とがわずかの隙間をおいて対向してお
り、先端側アーム10の対向面にシャフト23を囲んで
円周方向等角度で複数個の半球状の凸部35が設けら
れ、また、基端側アーム10の対向面にはこれら凸部3
5と対応する箇所に、半球状の凹部36が形成されてい
る。これら凸部35と凹部36とはエンボス加工によっ
て成形する。そして、通常は凸部35が凹部36に嵌合
しているとともに、先端側アーム10の外側に設けたコ
イルばねからなるばね37の付勢力で、前記凸部35と
凹部36との嵌合状態を弾性的に圧接して、通常は、二
つの基端側アーム9と先端側アーム10とが直状となっ
ている。なお、ばね37は円盤状のばね抑え38によっ
て装入保持される。
【0032】以上のように構成した本第3の実施形態
は、ハンドル4を往復回動させて、ベルト7を徐々に緊
張させる。ベルト7が積荷を固定するのに必要な所定の
張力に達して、更にハンドル4を回動させると、トルク
制限機構34の凸部35と凹部36との嵌合状態が、張
力によって外れて、凸部35はばね37のばね力に抗し
て、凹部36と凹部36の間に位置する。即ち、前記二
つの実施形態と同様に、先端側アーム10のみが回動し
て、基端側アーム9に対して所定の角度をもってくの字
形に屈曲し、ベルト巻回軸3に不必要なトルクを作用さ
せないように構成したものである。
【0033】なお、本第3の実施形態では、先端側アー
ム10に凸部35を設け、基端側アーム9に凹部36を
形成したが、先端側アーム10に凹部36を形成し、基
端側アーム9に凸部35を形成する構成でもよい。凸部
35と凹部36とを圧接保持するばね37もコイルばね
に限定されるものではなく、その他、板ばねなどを用い
てもよい。そして、このばね37のばね荷重は、ベルト
7が積荷を固定するのに必要な所定の張力に達するまで
は、動作しない適宜なばね荷重に設定したものを用い
る。
【0034】また、上述の各実施形態はストッパ29が
長孔30内で移動を制限されることで先端側アーム10
の回動範囲が制限されているが、各実施形態においてス
トッパ29と長孔30とを省略して先端側アーム10が
更に回動できる構成でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、上記したベルト
締付具において、ハンドルをトルク制限機構を介して連
結された基端側アームと先端側アームとから構成し、ト
ルク制限機構を、ベルトが積荷を固定するのに必要な所
定の張力に達したときに働くように設定しておくこと
で、ハンドルを必要以上に回動させても、トルク制限機
構が働いて、先端側アームが屈曲し、不必要なトルクが
ベルト巻回軸に作用しなくなるものである。
【0036】従って、ハンドルが大きかったり、作業員
が不用意にハンドルを回動させても、必要以上のトルク
が加わるようなことがなくなり、ベルトを必要以上に緊
締させることがなくなるものである。このことは、車両
や積載された積荷に不必要な負荷が加わって変形させる
という不都合が解消されるばかりか、ベルト締付具にも
必要以上の緊張力が作用することがなく、耐久性に優れ
たものとなる。
【0037】また、トルク制限機構を基端側アームと先
端側アームとに作用させたコイルばねとすれば、簡単な
構成で前述の効果が得られる。更に、トルク制限機構を
半球面状の凸部と半球面状の凹部との嵌合による構成と
すれば、凸部及び凹部をエンボス加工で容易に製作でき
ることから、製作が容易で組み付けも簡単なものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の平面図である。
【図2】前記実施形態の側面図である。
【図3】トルク制限機構の平面図である。
【図4】(A)は先端側アームの対向面側の側面図、(B)
は基端側アームの対向面側の側面図である。
【図5】ハンドルを上方へ回動した時の側面図である。
【図6】先端側アームが屈曲した時の側面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の平面図である。
【図8】前記実施形態の側面図である。
【図9】ハンドルを上方へ回動した時の側面図である。
【図10】先端側アームが屈曲した時の側面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態の要部平面図であ
る。
【図12】従来技術の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 ラチェット機構 3 ベルト巻回軸 4 ハンドル 6 ベルト固定部 7 ベルト 9 基端側アーム 10 先端側アーム 11,32,34 トルク制限機構 18,22 ロックバー 19,21,27,37 ばね 23 シャフト 24,25,36 凹部 26 ボール 33 コイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト固定部を有するベースと、ラチェ
    ット機構を備えたベルト巻回軸とを介して前記ベースと
    回動自在に連結されたハンドルとを備え、前記ハンドル
    と前記べースとがベルト両端を緊締してロックするベル
    ト締付具において、 前記ハンドルが、トルク制限機構を介して連結された基
    端側アームと先端側アームとから構成されていることを
    特徴とするベルト締付具。
JP1894997A 1997-01-31 1997-01-31 ベルト締付具 Pending JPH10218224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1894997A JPH10218224A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 ベルト締付具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1894997A JPH10218224A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 ベルト締付具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10218224A true JPH10218224A (ja) 1998-08-18

Family

ID=11985909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1894997A Pending JPH10218224A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 ベルト締付具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10218224A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011140727A1 (zh) * 2010-05-12 2011-11-17 宁波旭力金属制品有限公司 夹带式汽车安全拉紧装置
CN103569502A (zh) * 2013-10-28 2014-02-12 张德 棘轮式钢丝绳捆绑器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011140727A1 (zh) * 2010-05-12 2011-11-17 宁波旭力金属制品有限公司 夹带式汽车安全拉紧装置
CN103569502A (zh) * 2013-10-28 2014-02-12 张德 棘轮式钢丝绳捆绑器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6195848B1 (en) Slidable ratchet tensioning device and tie-down assembly
US6609275B1 (en) Strap tightener with an auto-pulling device
JPH06284912A (ja) 帯の締め張りに使用するラチェットバックル
US4779662A (en) Shade operator
JPS6389102A (ja) スキーブーツの引張り部材を固定するブレーキ
US5022601A (en) Locking mechanism for webbing retractor
US7338003B2 (en) Webbing take-up device
KR20010102532A (ko) 직각 그라인더용 보호캡
JP2002531280A (ja) ラチェット式取っ手付き手工具及び関連の急速解除機構
US6125723A (en) Driving device for tubular member
JPH10218224A (ja) ベルト締付具
EP1995149B1 (en) Tilt steering apparatus
US4040602A (en) Tensioning anchor
US6539590B2 (en) Seat belt tightner
JPH0535894Y2 (ja)
JP2915974B2 (ja) バンド締付器
JPS6231657B2 (ja)
JPH06522Y2 (ja) ロツク装置
JPH07205777A (ja) パーキングブレーキ操作装置
JPH0134916Y2 (ja)
JPH0388Y2 (ja)
US20050061115A1 (en) Wrench device
JPH0117711Y2 (ja)
JPH028579A (ja) ワイヤハーネスの保持具
JPH062851Y2 (ja) パーキングブレーキ操作装置