JPH10217626A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH10217626A
JPH10217626A JP3978997A JP3978997A JPH10217626A JP H10217626 A JPH10217626 A JP H10217626A JP 3978997 A JP3978997 A JP 3978997A JP 3978997 A JP3978997 A JP 3978997A JP H10217626 A JPH10217626 A JP H10217626A
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JP
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polyolefin
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protective cover
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JP3978997A
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Shigetoshi Itou
栄聡 伊藤
Katsuya Kume
克也 久米
Mitsuo Kuramoto
盈夫 倉本
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏面に保護カバーなしの粘着層を有する印刷
原反を順次安定に繰り出して印刷処理でき、印刷処理を
長期中断後に再開しても中断前と同様に順調な繰り出し
下に連続的に安定して印刷処理できると共に、かかる良
好な印刷特性を長期に持続できて寿命に優れ、かつ製造
も容易な印刷装置の開発。 【解決手段】 裏面にポリオレフィンに対する接着力が
50g/10mm以下の粘着層(12)を保護カバーなしで
有する印刷原反(1)の表面に印刷機構(2)を介して
インク情報(26)を付与するための装置であり、少な
くとも表面がポリオレフィンで形成された、前記裏面の
粘着層と接触する搬送手段(21,32)を有する印刷
装置。 【効果】 粘着層の保護カバーなしに印刷原反を巻回体
等のコンパクトな形態で格納し、その巻回体等より必要
量を巻戻しつつ印刷部に順次供給して熱転写式等の汎用
な印刷方式でラベル等を連続形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、裏面の粘着層を保護カバ
ーなしに巻回体等の形態で格納した印刷原反を順次スム
ーズに繰出しつつ、インク情報等を付与してラベル等を
円滑に連続形成できる印刷装置に関する。
【0002】
【発明の背景】裏面に被着体接着用の粘着層をセパレー
タ等の保護カバーなしで有する印刷原反を巻回体等のコ
ンパクトな形態で格納して、ラベル等を連続的に形成で
きる印刷装置が望まれて久しい。けだしセパレータ等の
保護カバーは、最終的に粘着層より剥離除去して廃棄す
るものであり、剥離除去作業の必要を生じたり、ゴミ等
の不要品を発生させてその不要化が求められるからであ
る。
【0003】従来、前記を鑑みた印刷装置としては、粘
着層と接触する搬送部をシリコーンロールや、シリコー
ンやフッ素樹脂を焼付けた金属で形成したものが知られ
ていた。しかしながら、シリコーンロールには離型性が
徐々に低下して粘着層との接着力が増大し搬送不能とな
る問題があり、その搬送寿命が短い問題点があった。
【0004】またフッ素樹脂等の焼付金属にあっても、
搬送によるコート層の摩耗が早く、やはり搬送寿命が短
い問題点があった。加えて、当該焼付金属には多くの製
造工程を要して製造効率に乏しい問題点もあった。さら
に、従来の印刷装置には印刷処理を連続的に行っている
時には安定に走行するものの、印刷処理を中止して搬送
停止状態が暫く続くと、印刷を再開した場合に接着力の
増大のためか搬送ロールに印刷原反が巻込まれて印刷処
理を進行できないなどの問題点があった。
【0005】
【発明の技術的課題】本発明は、裏面に保護カバーなし
の粘着層を有する印刷原反を順次安定に繰り出して印刷
処理でき、印刷処理を長期中断後に再開しても中断前と
同様に順調な繰り出し下に連続的に安定して印刷処理で
きると共に、かかる良好な印刷特性を長期に持続できて
寿命に優れ、かつ製造も容易な印刷装置の開発を課題と
する。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は、裏面にポリオレフィンに
対する接着力が50g/10mm以下の粘着層を保護カバー
なしで有する印刷原反の表面に印刷機構を介してインク
情報を付与するための装置であり、少なくとも表面がポ
リオレフィンで形成された、前記裏面の粘着層と接触す
る搬送手段を有することを特徴とする印刷装置を提供す
るものである。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、粘着層が接触しても強
固に接着して搬送不能となることを防止でき、裏面に保
護カバーなしの粘着層を有する印刷原反を安定に繰り出
して順次に印刷処理することができる。また、印刷処理
を長期に中断した後に再開しても中断前と同様に印刷原
反を順調に繰り出すことができて、連続的に安定して印
刷処理を再開することができる。さらに本発明の印刷装
置は、前記の良好な印刷特性を長期に持続して寿命に優
れており、また焼付処理等が不要で製造が容易な利点も
有している。
【0008】前記の結果、粘着層の保護カバーなしに印
刷原反を巻回体等のコンパクトな形態で格納し、その巻
回体等より必要量を巻戻しつつ印刷部に順次供給して熱
転写式やインクジェット式等の汎用な印刷方式でラベル
等を連続形成することができる。
【0009】また印刷原反は、印刷方式に基づく定着性
や印刷物の使用目的等に応じて耐熱性や耐水性、耐溶剤
性や耐候性等の用途に応じた性能に適宜に設定できて広
汎な範囲で対処でき、総じて汎用性に優れる印刷方式で
ラベル等を効率よく連続形成でき、また市販の熱転写プ
リンタ等を介してラベル等を臨機に現場発行することも
できる。
【0010】
【発明の実施形態】本発明の印刷装置は、裏面にポリオ
レフィンに対する接着力が50g/10mm以下の粘着層を
保護カバーなしで有する印刷原反の表面に印刷機構を介
してインク情報を付与するための装置であり、少なくと
も表面がポリオレフィンで形成された、前記裏面の粘着
層と接触する搬送手段を有するものである。
【0011】図1に本発明の印刷装置を例示した。これ
によれば、裏面にポリオレフィンに対する接着力が50
g/10mm以下の粘着層12を保護カバーなしで有する連
続状の印刷原反1をその巻回体13より順次繰出しつ
つ、印刷データに基づいてインクからなる情報26を付
与する印刷機構2に導入して印刷原反の表面を形成する
被印刷層11に所定の印刷を行った後、後続のカット機
構4に導入して印刷原反を所定の寸法で切断してラベル
等の目的物14を連続形成することができる。
【0012】図1の装置では、印刷機構2がプラテンロ
ール21の上に配置したサーマルヘッド22とインクリ
ボン23とその繰出しリール24と巻取りリール25か
らなる熱転写式のものよりなり、従ってそのプラテンロ
ール21が印刷原反裏面の粘着層12と接触する搬送手
段となるため、ポリオレフィンで形成されている。
【0013】また本発明においては、図1の如く印刷原
反の円滑な順送りなどを目的にカット機構4の前部等の
適宜な位置に必要に応じて、印刷原反を搬送する順送り
機構3を設けることができる。その場合、順送り機構も
印刷原反裏面の粘着層12と接触する搬送手段となりう
るため、そのときには粘着層と接触する搬送手段の少な
くとも表面がポリオレフィンで形成される。
【0014】図1に例示した順送り機構3は、1対のエ
ンボスロールを用いたピンチロール31,32からな
り、その粘着層12と接触する側のロール32がポリオ
レフィンで形成されている。
【0015】前記では、熱転写式の印刷機構を例示した
が、本発明においては例えばインクジェット式印刷方式
等の如く、熱定着型や乾燥型のインクなどにて印刷する
適宜な印刷機構とすることができる。また順送り機構と
してもピンチロール式のほか、印刷原反を順送りできる
適宜な機構とすることができる。
【0016】前記において本発明においては、印刷原反
の粘着層と接触する例えばロールや案内部等の搬送手段
部分が、ポリオレフィンで形成される。その場合、搬送
手段は全体がポリオレフィンで形成されていてもよい
し、粘着層と接触する表面層のみがポリオレフィンで形
成されていてもよい。後者の場合、耐摩滅による装置寿
命等の点よりポリオレフィン層の厚さは、0.1mm以
上、就中0.5mm以上、特に1mm以上とすることが好ま
しい。
【0017】搬送手段の表面へのポリオレフィン層の付
設は、ポリマー液の塗布方式やフィルムのラミネート方
式などの適宜な方式で行うことができる。従ってこの場
合には、既存の印刷装置における印刷原反の粘着層と接
触する搬送手段部分にポリオレフィン層を付設すること
で本発明の印刷装置とすることができる。
【0018】搬送手段を形成するポリオレフィンとして
は、例えばポリエチレンやポリプロピレン、エチレン・
プロピレン系ポリマーや塩素化ポリエチレン、それらの
混合物などの適宜なものを用いることができる。ポリオ
レフィンは耐熱性の向上等を目的に電子線照射処理など
が施されていてもよい。またポリオレフィンは、接着力
の低減等を目的に例えばシリコーン系や長鎖アルキル
系、フッ素系等の適宜な剥離性ポリマーなどを1〜10
重量%含有していてもよく、就中シリコーン系ポリマー
の含有が好ましい。
【0019】本発明の印刷装置には、必要に応じてカッ
ト機構を設けることもできる。カット機構は、印刷原反
を所定の寸法で切断するものであればよく、切断刃をカ
ム等を介し制御して間歇動作させ、それにより所定寸法
に切断する機構などの適宜な機構にて形成することがで
きる。また切断は、印刷原反の全幅にわたるものであっ
てもよいし、手等を介して容易に分離できる繋ぎ代を残
してバラケを予防した状態などの印刷原反の部分に対す
るものなどであってもよい。
【0020】図2に例示の如く、本発明において用いる
印刷原反1は、熱定着型又は乾燥型のインクによる印刷
が可能で、被印刷層11の片面に、ポリオレフィンに対
する接着力が50g/10mm以下の粘着層12を保護カバ
ーなしで有するものである。前記構成の被印刷層とする
ことにより、熱転写プリンタとインクリボンを介した熱
転写式や、インクジェットプリンタとインクを介したイ
ンクジェット式等の汎用な印刷機構を介して良好な定着
状態の印刷を行うことができる。
【0021】従って被印刷層は、紙やポリマー等の適宜
な素材からなるシート状物を用いて適宜に形成すること
ができ、熱転写式やインクジェット式、あるいはその他
のスクリーン印刷方式やグラビア印刷方式、凸版印刷方
式や平版印刷方式などで公知の印刷用基材のいずれも用
いうる。また熱定着型又は乾燥型のインクについても、
前記の印刷方式などで公知のいずれのものも用いうる。
【0022】よって被印刷層は、印刷原反の使用目的な
どに応じて、各種の紙、ポリマーからなるフィルムやシ
ートや発泡シート、あるいは当該ポリマーからなる繊維
や布や不織布、さらには紙やフィルム、発泡シートや布
等の前記した素材の2種以上を用いたラミネート体や、
かかる素材と金属箔等の補強基材を併用した複合シート
などとして形成されていてもよい。
【0023】なお前記のポリマーとしては、適宜なもの
を用いることができ特に限定はない。ちなみにその例と
しては上記したポリオレフィン、ポリアミドやポリエス
テル、ポリ酢酸ビニルやエチレン・酢酸ビニル共重合
体、ウレタン系ポリマーやポリ(メタ)アクリル酸アル
キルエステルの如きアクリル系ポリマー、ポリ塩化ビニ
ルやスチレン系ポリマー、シリコーン系ポリマーや天然
ゴム、ポリイソブチレンやポリイソプレン、クロロプレ
ンゴムやイソプレン・イソブチレンゴム、ニトリルブチ
ルゴムやスチレン・ブタジエンゴム、スチレン・ブタジ
エン・スチレンゴムやスチレン・イソプレン・スチレン
ゴム、スチレン・エチレン・ブタジエンゴムやスチレン
・エチレン・ブチレン・スチレンゴム、スチレン・イソ
プレン・プロピレン・スチレンゴムやエチレン・プロピ
レンターポリマーの如きプラスチック系やゴム系のポリ
マー、それらのブレンド物などがあげられる。
【0024】被印刷層の厚さは、印刷原反の使用目的な
どに応じて適宜に決定してよい。一般には、1mm以下、
就中1〜500μm、特に5〜200μmの厚さとされ
る。なお巻回性や曲面密着性等の点よりは、柔軟性に優
れる仕様とすることが好ましい。被印刷層には、例えば
シリカやチタニア、アルミナや亜鉛華、ジルコニアや酸
化カルシウム、マイカの如き顔料等の適宜な着色剤を配
合して白色などの適宜な色に着色することができる。
【0025】印刷原反の裏面に有する粘着層は、ラベル
等とした場合に被着体に簡便に接着するためのものであ
るが、本発明においてはセパレータ等の保護カバーなし
で粘着層を背面の被印刷層に接着して巻回体とした場合
に、容易に巻戻しつつ印刷装置内を搬送手段を介して順
送りするために、ポリオレフィンに対する接着力が50
g/10mm以下の粘着層とされる。
【0026】粘着層の形成には、例えばゴム系やアクリ
ル系、シリコーン系やビニルアルキルエーテル系、ポリ
ビニルアルコール系やポリビニルピロリドン系、ポリア
クリルアミド系やセルロース系などの、前記の接着力を
満足する適宜な粘着性物質を用いることができる。就
中、接着力の安定性などの点よりウレタン系粘着剤、ポ
リエステル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤の1種又は2
種以上が好ましく用いうる。
【0027】熱転写プリンタ等を介した自動的な搬送性
と、被着体に対する接着力の調和性などの点より、ポリ
オレフィンに対する粘着層の好ましい接着力は、40g
/10mm以下、就中0.5〜30g/10mm、特に1〜20
g/10mmである。なお接着力は、180度ピール値(剥
離速度300mm/分)に基づく。
【0028】粘着層の形成は、例えばカレンダーロール
法等の圧延方式、ドクターブレード法やグラビアロール
コータ法等の塗工方式などの適宜な方式でセパレータ上
に粘着層を設けて、それを被印刷層等の所定面上に移着
する方式や、所定面上に塗工する方式などの適宜な方式
で行うことができる。
【0029】粘着層の厚さは、上記したポリオレフィン
に対する接着力の達成や、市販のプリンタ等に装着する
場合の印刷用シートとしての適性などの点より、0.0
1〜500μmとすることが好ましく、均一厚の粘着層
の安定した形成性などを加味した場合には0.5〜10
0μm、就中1〜50μm、特に2〜20μmとすること
が好ましい。
【0030】印刷装置を介して印刷原反に付与するイン
ク情報は、例えば印字パターンや絵柄パターンやバーコ
ードパターンなどの任意な文字や図形や記号などで形成
することができる。従って、識別ラベルなどの適宜な情
報シートを形成することができる。その場合、連続状の
印刷原反を巻回体等のコンパクトな状態で格納して連続
的に印刷し、目的の印刷物を連続して形成することもで
きるし、規定サイズの印刷原反を用いて単品や一定数の
印刷物を形成することもできる。
【0031】また連続状の印刷原反を用いて単品や一定
数の印刷物を形成することもでき、従ってラベルの現場
発行等による臨機な印刷物の形成にも対処することがで
きる。得られた印刷物は、それを所定寸法に切断してそ
の粘着層を介し、目的とする適宜な被着体に接着固定す
ることができる。
【0032】ちなみに図3に、バーコードラベルを製造
するための熱転写式印刷装置(プリンタ)を例示した。
このプリンタによれば、印刷原反5がその巻回体51よ
りプリンタ内のポリオレフィンからなる搬送ロール62
を介して連続的に搬送されつつ、その前部のポリオレフ
ィンからなるガイド61を介し幅方向が位置決めされ、
かつセンサ63を介し印刷原反の先端位置を割出して、
インクリボン64とサーマルヘッド65とポリオレフィ
ンコートのプラテンロール66からなる印刷機構6に導
かれる。
【0033】印刷機構では、インクリボンのインクが図
外の印刷データに基づいて作動するサーマルヘッドの発
生熱を介し溶融され、その溶融部分がプラテンロールを
介した押圧力で印刷原反の被印刷層に熱転写され、形成
目的のバーコードパターンが定着して剥離プレート67
を介し被印刷層に密着したインクリボンのインク層が分
離されて印字され、インクリボンが回収リール68に巻
取られる。
【0034】ついで、印字後の印刷原反は、検証機構7
を介して印字状態の良否が検査され、検証機構と連動の
カット機構8に到達して印刷原反の幅方向に所定の寸法
で切断され、その切断片からなるバーコードラベル52
が形成される。なお不良品の場合には、カット機構を介
してロスマークのカットが入れられる。
【0035】
【実施例】
実施例1 酸化防止剤0.4重量%含有の粘度平均分子量が30万
の低密度ポリエチレンを坪量50g/m2のグラシン紙
の片面に押出しラミネートして厚さ18μmの被印刷層
を形成し、他面にセパレータ上に、ポリエステル100
重量部にウレタン系架橋剤3重量部を配合したポリエス
テル系粘着剤のトルエン溶液をドクターブレード法にて
均一塗工して形成した厚さ5μmの粘着層を移着して印
刷原反を得、それを被印刷層に粘着層を接着して巻取
り、巻回体を得た。なお粘着層のポリエチレンに対する
接着力は、25g/10mmである。
【0036】粘度平均分子量が約8千のポリエチレン1
00重量部にカーボン粉末100重量部を加えて約20
0℃で均一に混合し、その均一分散物をホットメルトの
グラビア塗工機にて厚さ4.5μmのポリエステルフィ
ルム上に1.2μmの厚さで塗布して得たインクシート
を装填した図3に示した熱転写プリンタに、前記で得た
巻回体を装着し、その被印刷層にインクを熱転写して印
字し、ラベルを得た。なお前記の熱転写プリンタは、市
販の熱転写プリンタにおける印刷原反の粘着層が接触す
る全ての搬送部分の表面にポリエチレンフィルムを接着
したものである。
【0037】比較例1 プラテンロールにシリコーンロールを用い、印刷原反の
粘着層が接触する他の搬送部分の表面にフッ素樹脂を焼
付塗装した印刷装置を用いたほかは実施例1に準じてラ
ベルを形成した。
【0038】比較例2 プラテンロールにゴムロールを用い、印刷原反の粘着層
が接触する他の搬送部分の表面が金属面からなる印刷装
置を用いたほかは実施例1に準じてラベルを形成した。
なお前記の印刷装置は、粘着層をセパレータで保護カバ
ーした印刷原反用のものである。
【0039】評価試験 実施例、比較例でラベルを形成する際に下記の特性を調
べた。 繰り出し性 連続印字処理、及び5時間停止後の印字再開における印
刷原反の繰り出し性を調べた。
【0040】耐久性 4時間連続印字を1日2回行う操作を30日間繰り返し
て耐久性を調べた。
【0041】製造効率 実施例、比較例の印刷装置の製造効率を比較した。
【0042】前記の結果を次表に示した。 *1:シリコーンロールの寿命、及び焼付塗装の摩滅で繰出不良のトラブルが 多発した。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置例の部分拡大説明図
【図2】印刷原反例の断面図
【図3】他の印刷装置例(プリンタ)の側面方の構成説
明図
【符号の説明】
1,5:印刷原反 11:被印刷層 12:粘着層 13,51:巻回体 14,52:印刷目的物 2,6:印刷機構 22,65:サーマルヘッド 23,68:インクリボン 26:インク情報 3:順送り機構 4,8:カット機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面にポリオレフィンに対する接着力が
    50g/10mm以下の粘着層を保護カバーなしで有する印
    刷原反の表面に印刷機構を介してインク情報を付与する
    ための装置であり、少なくとも表面がポリオレフィンで
    形成された、前記裏面の粘着層と接触する搬送手段を有
    することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、搬送手段を形成する
    ポリオレフィンがシリコーンを含有するものである印刷
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、印刷機構が熱
    転写式のものである印刷装置。
JP3978997A 1997-02-06 1997-02-06 印刷装置 Pending JPH10217626A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6453429B1 (ja) * 2017-11-29 2019-01-16 Acs株式会社 印刷機能付きカッティング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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