JPH10217054A - 移動テーブル - Google Patents

移動テーブル

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Publication number
JPH10217054A
JPH10217054A JP1655397A JP1655397A JPH10217054A JP H10217054 A JPH10217054 A JP H10217054A JP 1655397 A JP1655397 A JP 1655397A JP 1655397 A JP1655397 A JP 1655397A JP H10217054 A JPH10217054 A JP H10217054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
stage
axis
moving table
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP1655397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Kowada
智之 小和田
Hideo Shinagawa
日出男 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP1655397A priority Critical patent/JPH10217054A/ja
Publication of JPH10217054A publication Critical patent/JPH10217054A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動テーブルの高さを増大することなく、ヨ
ークの剛性を確保して位置決め精度のよい移動テーブル
を提供することである。 【解決手段】 移動テーブルを構成する2つのヨーク
2、3のうち、1つのヨーク3をステージ4の上面側に
配置することにより、このヨーク3がワークおよびステ
ージからの垂直荷重を受けないようにして、このヨーク
3の薄肉化を可能にした。また、上記の配置により、上
記のヨーク3は移動テーブルの高さに影響しなくなるた
め、ステージ4の下面側に配置されるもう一方のヨーク
2の肉厚を厚くして、このヨーク2の剛性を十分に確保
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを平面上
の任意の位置へ移動させる移動テーブルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ワークの加工や検査装置に使用される移
動テーブルは、平面上でのワークの位置決めを高い精度
で行うことが要求される。移動テーブルの従来技術とし
て実開平4−5327号公報で開示されたものがある。
【0003】この移動テーブルは、図7および図8に示
すように、基台1の上に、直交する2方向すなわちX軸
とY軸方向について、X軸方向に移動可能なX軸ヨーク
2と、Y軸方向に移動可能なY軸ヨーク3が上下に重ね
て配置され、この重ねられた2つのヨーク2、3の上
に、ワークを載置するためのステージ4が重ねて配置さ
れている。
【0004】上記の2つのヨークは、基台1の側面に固
定された各々の直線駆動装置5、6に連結されるととも
に、各々のヨークの下面に取り付けられたスライド軸受
7、8が、基台1に設けられた各々2本のレールからな
るヨークガイド9、10に案内されて、それぞれX軸方
向とY軸方向に移動する。
【0005】上記のステージ4の下面には、対向する辺
毎に対となった2組のスライド軸受11、12が取り付
けられ、X軸ヨーク2とY軸ヨーク3の上面に設けられ
たステージガイド13、14にこれらのスライド軸受1
1、12が嵌合されている。したがって、X軸ヨーク2
のX軸方向への移動に伴い、ステージ4もY軸ヨーク3
上のステージガイド14に案内されてX軸方向に移動す
る。同様にY軸ヨーク3がY軸方向に移動すると、ステ
ージ4はX軸ヨーク2上のステージガイド13に案内さ
れてY軸方向に移動する。なお、基台1および2つのヨ
ーク2、3には、ワークに投光するための光透過孔1
5、16、17が開けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7および図8に示し
たように、従来の移動テーブルは、基台1の上に2つの
ヨーク2、3を重ねて配置し、さらにその上にステージ
4を重ねて配置しているため、各々のヨーク2、3はワ
ークおよびステージ4から受ける垂直荷重に対して、十
分な剛性を確保する必要がある。このためには、各々の
ヨーク2、3の肉厚を厚くする必要があるが、加工装置
や検査装置によっては、移動テーブルの高さ、すなわち
ワークを載置するステージ4の上面までの高さが制約さ
れ、ヨーク2、3の肉厚を十分確保できない場合があ
る。ヨーク2、3の剛性が不足すると、各々のヨーク
2、3にひずみが生じやすくなり、移動テーブルの位置
決め精度が低下する問題がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、移動テーブル
の高さを増大させることなく、ヨークにひずみが発生せ
ず位置決め精度のよい移動テーブルを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、直交する2方向について、各々が互
いに異なる1つの方向にのみ移動可能な2つのヨーク
と、これらのヨークにガイドされて平面上を移動するス
テージを基台上に備えた移動テーブルにおいて、1つの
方向に移動するヨークがステージの下面側に、他の方向
に移動するヨークがステージの上面側に配置され、かつ
ステージの上面が上方に開放されているように構成した
のである。
【0009】すなわち、この発明の移動テーブルでは、
ステージの上面側に配置されるヨークは、ワークおよび
ステージから垂直荷重を受けないため肉厚を薄くできる
とともに、このヨークは移動テーブルの高さに影響しな
くなるため、移動テーブルの高さの制約を著しく緩和で
き、ステージの下面側に配置されるもう一方のヨークの
肉厚を厚くしてヨークの剛性を十分に確保できる。な
お、ステージの上面側に配置されるヨークは平面形状を
枠形状などとすることにより、ステージの上面を上方に
開放し、ステージへのワークの搭載を妨げないようにで
きる。
【0010】また、上記のステージの上面側に配置され
たヨークが1本のガイドレールで案内されて直線移動す
る構成とすることにより、基台面上のガイドレールを減
らすことができ、同一のテーブル移動量であれば、基台
面の面積を小さくして移動テーブルをコンパクト化する
ことができるとともに、上記ステージの上面側に配置さ
れたヨークの案内のための部品数も減らすことができ
る。
【0011】さらに、上記のステージの上面側に配置さ
れたヨークの平面形状をU字形とすることにより、この
ヨークの重量を低減できるため、1本のガイドレールで
の案内をより容易にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図6に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。この実施形態の移動テー
ブルは、図1乃至図5に示すように、基台1の上に、X
軸方向に移動可能なX軸ヨーク2、ワークを載置するス
テージ4およびX軸に直交するY軸方向に移動可能なY
軸ヨーク3が下から順に重ねて配置されることを基本構
成としている。
【0013】基台1のX軸に平行な1つの側面には、X
軸ヨーク2を駆動するための直線駆動装置5が駆動軸の
軸受28をこの側面に固定することにより、取り付けら
れている。この直線駆動装置5は、モータ18とこのモ
ータ18により回転駆動されるねじ軸19とで構成され
ている。X軸ヨーク2の下面端部にはボールねじのナッ
ト20が取り付けられ、このナット20が上記のねじ軸
19に嵌め込まれ、ねじ軸19の回転により、X軸ヨー
ク2はナット20と一体になってX軸方向に直線駆動さ
れる。
【0014】基台1の上面には、X軸に平行な2本のレ
ールで構成されるヨークガイド9が対向する辺縁に取り
付けられている。X軸ヨーク2の下面にはヨークガイド
9の取り付け位置に合わせて、各々のレールに対して2
箇ずつのスライド軸受7が取り付けられている。このス
ライド軸受7がヨークガイド9に嵌合され、X軸ヨーク
2はヨークガイド9に案内されてX軸方向に移動する。
【0015】基台1上面のY軸に平行な1つの辺縁に
は、高さ調節ブロック21がこの辺に沿ってY軸に平行
に固定され、この高さ調節ブロック21の外側側面に、
Y軸ヨーク3を駆動するための直線駆動装置6が取り付
けられている。この直線駆動装置6はX軸方向の直線駆
動装置5と同様に、モータ22とねじ軸23とで構成さ
れ、駆動軸の軸受29がこの高さ調節ブロック21の側
面に固定されている。Y軸ヨーク3の下面端部にはX軸
ヨーク2と同様に、ボールねじのナット24が取り付け
られ、これが上記のねじ軸23に嵌め込まれている。
【0016】上記の高さ調節ブロック21の上面には、
Y軸に平行な1本のレールで構成されるヨークガイド1
0が取り付けられている。Y軸ヨーク3の下面にはヨー
クガイド10の取り付け位置に合わせて、3箇のスライ
ド軸受8が取り付けられている。X軸ヨーク2の場合と
同様に、このスライド軸受8がヨークガイド10に嵌合
され、Y軸ヨーク3はヨークガイド10に案内されてY
軸方向に移動する。
【0017】この実施形態では、Y軸ヨーク3はワーク
およびステージ4からの垂直荷重を受けないので大きな
剛性を必要としないため、その肉厚を薄くするととも
に、平面形状をU字形に形成し、従来のY軸ヨークに較
べて大幅に重量が軽減されている。また、ヨークガイド
10も1本のレールで構成されている。
【0018】X軸ヨーク2の上面には、Y軸に平行な2
本のレールで構成されるステージガイド13が対向する
辺縁に取り付けられている。ステージ4の上面には、X
軸に平行な2本のレールで構成されるステージガイド1
4が取り付けられている。また、これらのステージガイ
ド13、14の取り付け位置に合わせて、ステージ4の
下面には各々のレールに対して2箇ずつのスライド軸受
11が、Y軸ヨーク3の下面には各々のレールに対して
1箇ずつのスライド軸受12が取り付けられ、これらの
スライド軸受11、12はそれぞれが対応するステージ
ガイド13、14に嵌合されている。したがって、X軸
ヨーク2およびY軸ヨーク3の移動に伴い、ステージ4
はステージガイド13、14に案内されてX軸方向およ
びY軸方向に移動する。
【0019】この実施形態では、真空中でワークを検査
するための構成となっており、図1の一点鎖線で囲まれ
た部分が真空チャンバとなっている。直線駆動装置5、
6のモータ18、22は真空チャンバの外側に取り付け
られているため、大気中で使用できる標準仕様のものが
使用されている。また、ステージ4の上に載置された1
組のブロック25は、図2に一点鎖線で示すように、こ
こに検査装置を取り付けるためのものである。
【0020】図6は、スライド軸受とガイドレールの嵌
合状態を拡大して示すものであり、代表例として、Y軸
ヨーク3の下面に取り付けられたスライド軸受8がヨー
クガイド10に嵌合された断面を示す。スライド軸受8
の底面には2列、ヨークガイド10を挟む両側面には各
1列のボール群26が組み込まれており、スライド軸受
8の移動に伴ってこれらのボール群26が各列ごとにス
ライド軸受8の内部を循環する。一方、ヨークガイド1
0のレール面にはボール群26の各列に位置を合わせて
溝27が形成されている。したがって、スライド軸受8
はこれらのボール群26と溝27との転がり接触で、ほ
とんどガタを生じることなく、かつ滑らかにヨークガイ
ド10に沿って案内される。
【0021】以上に述べたように、この発明の実施形態
では、Y軸ヨーク3をステージ4の上面側に配置するこ
とにより、Y軸ヨーク3がワークおよびステージからの
垂直荷重を受けないようにできるとともに、Y軸ヨーク
3が移動テーブルの高さに影響しない構成とすることが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明は、移動テーブ
ルを構成する2つのヨークのうち、1つのヨークをステ
ージの上面側に配置するようにしたので、このステージ
の上面側に配置したヨークの肉厚を薄くできるととも
に、移動テーブルの高さの制約を著しく緩和でき、ステ
ージの下面側に配置されるもう一方のヨークの肉厚を厚
くして、このヨークの剛性を十分に確保できる。また、
上述したように、ステージの上面側のヨークは大きな垂
直荷重を受けないため、1本のガイドレールでも容易に
移動可能となり、ヨークの案内のための部品数も減らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の移動テーブルの平面図
【図2】図1のII−II線に沿った縦断面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った縦断面図
【図4】図1の外観斜視図
【図5】図1の分解斜視図
【図6】図1のVI−VI線に沿った拡大縦断面図
【図7】従来の移動テーブルの平面図
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った縦断面図
【符号の説明】
1 基台 2 X軸ヨーク 3 Y軸ヨーク 4 ステージ 5、6 直線駆動装置 7、8、11、12 スライド軸受 9、10 ヨークガイド 13、14 ステージガイド 15、16、17 光透過孔 18、22 モータ 19、23 ねじ軸 20、24 ナット 21 高さ調節ブロック 25 ブロック 26 ボール群 27 溝 28、29 軸受

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交する2方向に対して、各々が互いに
    異なる1つの方向にのみ移動可能な2つのヨークと、こ
    れらのヨークにガイドされて平面上を移動するステージ
    を基台上に備えた移動テーブルにおいて、1つの方向に
    移動するヨークがステージの下面側に、他の方向に移動
    するヨークがステージの上面側に配置され、かつステー
    ジの上面が上方に開放されていることを特徴とする移動
    テーブル。
  2. 【請求項2】 上記のステージの上面側に配置されたヨ
    ークが1本のガイドレールで案内されて直線移動するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の移動テーブル。
  3. 【請求項3】 上記のステージの上面側に配置されたヨ
    ークの平面形状をU字形とすることを特徴とする請求項
    2に記載の移動テーブル。
JP1655397A 1997-01-30 1997-01-30 移動テーブル Pending JPH10217054A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103213162A (zh) * 2013-05-08 2013-07-24 湖南三星磊洋玻璃机械有限公司 一种水平定位装置
CN114683412A (zh) * 2020-12-29 2022-07-01 力山工业股份有限公司 磁砖切割机的工作台

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