JPH10216894A - 素材分離装置 - Google Patents

素材分離装置

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JPH10216894A
JPH10216894A JP1628297A JP1628297A JPH10216894A JP H10216894 A JPH10216894 A JP H10216894A JP 1628297 A JP1628297 A JP 1628297A JP 1628297 A JP1628297 A JP 1628297A JP H10216894 A JPH10216894 A JP H10216894A
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bypass
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Shigehiko Takemura
茂彦 竹村
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Komatsu Industries Corp
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Komatsu Ltd
Komatsu Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素材形状が変る毎の段取り替えに多くの時間
と労力を必要とした。 【解決手段】 加工すべき素材3を1個ずつ分離してプ
レスなどへ供給する素材分離装置において、軸物素材3
a及び板物素材3bを搬送する搬入コンベヤ4と、素材
形状に応じて交換自在な搬入シュート11,11′と、
分離装置本体10に設けられ、かつ搬入シュート11よ
り素材落下位置Bに連続的に落下する軸物素材3aを1
個ずつ分離して軸物素材受け渡し位置Cへ移動するプッ
シャ手段18と、上記搬入シュート11′より連続的に
落下する板物素材3bを板物素材受け渡し位置Dに位置
決めして停止させる位置決め手段27と、上記板物素材
受け渡し位置Dに位置決めされた板物素材3bをプレス
本体1の動作に同期させて、フィードバー24がクラン
プできる高さにリフトさせるリフト手段25とより構成
したことから、搬入シュート11,11′を交換するだ
けで異形状の素材3に対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は素材形状に応じた
段取り替えが容易な素材分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来鍛造プレスなどへ素材を供給する場
合、搬入シュートより連続的に落下する素材を1個ずつ
分離して鍛造プレスなどへ搬入しており、素材を分離す
る素材分離装置としては、例えば実開平3−10133
5号公報や、実公平6−34027号公報、実公平7−
39471号公報などに記載されたものが公知である。
【0003】上記公報のうち、実開平3−101335
号公報及び実公平6−34027号公報に記載の素材分
離装置は、搬入シュートより連続的に落下する素材をプ
ッシャ手段を使用して1個ずつ分離した後、フィーダな
どの素材搬送手段でプレス本体内へ搬入するように構成
されている。
【0004】また実公平7−39471号公報に記載の
素材分離装置は、搬送シュートより連続的に落下した素
材の1個をフィーダなどの素材搬送装置で分離してプレ
ス本体内へ搬入しており、素材の大きさに応じてアタッ
チメントが交換自在となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の素材
分離装置では、鍛造プレスなどで加工する素材の形状が
例えば軸物より平板状の板物に変更になったり、逆に板
物より軸物に変更になった場合、その都度分離装置本体
とともに搬入シュート全体を素材形状に合ったものと交
換する作業が必要となり、交換作業に多くの時間と労力
を必要とする不具合があった。
【0006】また搬入シュートには、素材の有無や位置
などを検出する多くのセンサ類が設置されているため、
搬入シュートを交換する際センサ類の配線などを差し替
えるなどの段取り替え作業も必要となり、これらの段取
り替え作業に多くの工数を必要とする不具合がある。
【0007】さらに上記従来の素材分離装置では、搬入
シュートより落下した素材をバイパスさせるためのバイ
パス手段がないため、温熱間鍛造時のように、予め加熱
された素材を分離する際、素材の一部に温度低下があっ
て、プレス本体内へ搬入した場合に不良品が発生する虞
れがあるときや、所定の数の加工を終了して、次に別の
素材を加工する場合、作業者が温度の低下した素材や、
搬入シュート内に残留している素材を手作業で取除く必
要があり、作業性が悪いなどの不具合があった。
【0008】この発明はかかる不具合を改善するために
なされたもので、搬入シュートの交換や素材のバイパス
が容易な素材分離装置を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため請求項1記載の発明は、加工すべき素材を
1個ずつ分離してプレスなどへ供給する素材分離装置に
おいて、軸物素材及び板物素材を搬送する搬入コンベヤ
と、素材形状に応じて交換自在な搬入シュートと、分離
装置本体に設けられ、かつ搬入シュートより素材落下位
置に連続的に落下する軸物素材を1個ずつ分離して軸物
素材受け渡し位置へ移動するプッシャ手段と、上記搬入
シュートより連続的に落下する板物素材を板物素材受け
渡し位置に位置決めして停止させる位置決め手段と、上
記板物素材受け渡し位置に位置決めされた板物素材をプ
レス本体の動作に同期させて、フィードバーがクランプ
できる高さにリフトさせるリフト手段とより構成したも
のである。
【0010】上記構成により、加工すべき素材が軸物素
材から板物素材に変更になった場合でも、搬入コンベヤ
と分離装置本体の間を接続する搬入シュートを交換する
だけでよいため、従来の長尺な搬入シュート全体を交換
する場合に比べて、交換作業が短時間で容易に行える。
【0011】また素材の搬送を搬入コンベヤにより行う
ようにしたことから、軸物素材及び板物素材の両方に共
用することができ、これによって素材毎に搬送手段を設
ける必要がないため、経済的であると共に、搬入コンベ
ヤを設けることにより、交換する搬入シュートの長さを
短かくでき、これによって手作業で搬入シュートの交換
が可能になるため、段取り替え作業がきわめて容易とな
る上、素材供給位置を低くできるため、搬入コンベヤの
小型化と、メンテナンスの容易化が図れる。
【0012】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、軸物素材落下位置に、軸物素材をバイパスさせる
バイパス手段を、また板物素材を落下させる搬入シュー
トの下部に、板物素材をバイパスさせるバイパス手段を
設けて、素材形状に応じて、これらバイパス手段を選択
的に動作させるようにしたものである。
【0013】上記構成により、素材搬送中に素材の温度
が所定温度より低下した場合、バイパス手段によりその
素材をラインよりバイパスさせることができると共に、
所定数の加工を完了して作業を終了したり、別の素材の
加工を開始する場合、搬入シュートに残留する素材の全
てをバイパス手段により搬入シュート内より排出するこ
とができるため、手作業で素材を取り除く必要がない。
【0014】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、軸物素材落下位置及び板物素材受け渡し位置に素
材の良否を検出する検出手段を設けて、この検出手段か
らの信号を基にバイパス手段を制御したものである。
【0015】上記構成により、不良の素材を自動的に排
出できるため、装置の自動化及び無人化が図れるように
なる。
【0016】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、搬入シュートの途中に素材を検出する検出手段を
設けたものである。
【0017】上記構成により、搬入シュートを交換する
毎に検出手段の段取り替えや調整を行う必要がないた
め、段取り替え時間を大幅に短縮することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。図1は軸物素材を分離する状態の素材
分離装置を示す側面図、図2は同要部の拡大図、図3は
板物素材を分離する状態の素材分離装置を示す側面図、
図4は同要部の拡大図、図5は搬入コンベヤの平面図、
図6は同側面図、図7はプッシャ手段の拡大平面図、図
8は同側面図である。
【0019】これら図において1は鍛造プレスなどのプ
レス本体で、ボルスタ1a上に金型2の下型2bが、そ
してスライド1bの下面に上型2aが取付けられてい
て、これら上型2aと下型2bの間で素材3を加工する
ようになっている。4は上記プレス本体1の素材搬入側
に設置された搬入コンベヤで、軸物素材3a及び板物素
材3bに共用できるようチェーンコンベヤ等より構成さ
れている。
【0020】上記搬入コンベヤ4は図5及び図6に示す
ように、上流側にコンベヤモータ5により回転駆動され
る駆動スプロケット4bが、そして下流側に従動スプロ
ケット4cが設けられていて、これら駆動スプロケット
4bと従動スプロケット4cの間に無端状のチェーン4
dが捲装されている。上記搬入コンベヤ4は、加熱炉に
より所定温度にまで加熱された軸物素材3aや、パーツ
フィーダ7により供給された板物素材3bを搬送するも
ので、途中には、所定の素材3と異なる素材3が搬送さ
れてきた場合に、これをバイパスシュート8aへ排除す
る排除手段8が設置されている。
【0021】上記排除手段8は、排除シリンダ8bによ
り支軸8cを中心に回動される排除板8dを備えてい
て、平時はチェーン4dの側方に排除板8dが位置して
おり、所定の素材3と異なる素材3が検出されると、排
除シリンダ8bにより排除板8dが図5の仮想線位置に
回動されて、チェーン4d上の素材3はバイパスシュー
ト8a側へ排除されるようになっている。上記搬入コン
ベヤ4の下流側には、搬入コンベヤ4により搬送されて
きた素材3をプレス本体1の素材搬入側に設置された分
離装置本体10へ落下させる搬入シュート11が設置さ
れている。
【0022】この搬入シュート11は、軸物素材3aの
場合と、板物素材3bの場合でそれぞれ形状の異なるも
のが採用されていて、素材形状に応じて交換できるよう
になっている。上記搬入シュート11は、分離装置本体
10側に設けられた支持台10aに着脱自在に取付けら
れていて、搬入コンベヤ4側が高く、分離装置本体10
側が低くなるよう傾斜されており、軸物素材3aを分離
装置本体10へ供給する搬入シュート11は、図1及び
図2に示すように、軸物素材3aの上面と下面を互に密
着させた状態で連続的に落下させるように構成されてお
り、搬入シュート11の下端部は、湾曲する筒状の下部
シュート11aとなっていて、この下部シュート11a
により軸物素材3aの軸心がほぼ垂直となった状態で分
離装置本体10のテーブル10b上に落下するようにな
っている。
【0023】また上記搬入シュート11の上流端側には
冷鍛時搬入シュート11内に軸物素材3aがフルの状態
にあるかを検出するフルワーク検出手段13が、そして
下流側には温鍛時軸物素材3aを検出するフルワーク検
出手段14が設置されており、素材落下位置のテーブル
10b上には、温鍛時軸物素材3aの温度を検出する温
度検出手段15と、冷鍛時軸物素材3aの有無を検出す
る素材検出手段16がそれぞれ設置されている。
【0024】一方分離装置本体10は、軸物素材3aを
分離する際にはプッシャ手段18を、そして板物素材3
bを分離する際には後述するリフト手段20を使用する
ようになっている。上記プッシャ手段18は、図7及び
図8に示すように搬入シュート11を支持する支持台1
0aの下方にスライダ18aが設けられている。
【0025】上記スライダ18aはテーブル10b上に
布設されたガイドレール18bに案内されて素材搬入方
向Aへ移動自在となっていると共に、このスライダ18
aの後端は、ブラケット18cによりテーブル10bの
後端側に固定されたプッシャシリンダ19のピストン杆
19a先端に接続されていて、プッシャシリンダ19に
よりガイドレール18bに沿って往復動自在となってい
る。
【0026】上記スライダ18aの先端には、軸物素材
3aの外径よりやや大径な素材収容孔18dが開口され
た素材受け18eが設けられていて、上記搬入シュート
11の下部シュート11aより落下した軸物素材3aの
1個を収容できるようになっている。また軸物素材3a
の落下位置Bには、軸物素材バイパス手段20が設けら
れている。上記軸物素材バイパス手段20は、素材受け
18eの下方にバイパス板20aを有している。
【0027】このバイパス板20aは図7に示すよう
に、素材搬送方向Aと直交する方向に細長い長方形状を
なしていて、一端側に接続されたバイパスシリンダ21
により素材搬送方向Aと直交する方向へ移動できるよう
になっており、このバイパス板20aの一端側には軸物
素材3aの外径より十分に大径なバイパス孔20bが開
口されていて、このバイパス孔20bが素材落下位置B
となるようバイパス板20aをバイパスシリンダ21で
移動させることにより、軸物素材落下位置Bにある軸物
素材3aの1個もしくは搬入シュート11内の軸物素材
3aの全てを共通バイパスシュート22内へ排出できる
ようになっている。
【0028】一方上記素材受け18eの素材収容孔18
dに収容された軸物素材3aは、プッシャシリンダ19
によりスライダ18aが前進されるのに伴い素材受け渡
し位置Cへ移動されるようになっている。素材受け渡し
位置Cには、軸物素材3aの下部が落ち込む凹部18f
が形成されていて、この凹部18fに軸物素材3aが落
ち込むことにより、軸物素材3aは素材収容孔18dよ
り抜け出るようになっている。
【0029】また素材受け18eの先端側は、予め凹部
18fの深さより薄く形成されているため、軸物素材3
aが凹部18fに落ち込んだ状態でスライダ18aを後
退させた場合、素材受け18eが軸受素材3aの上端と
干渉しないようになっており、これによって軸物素材3
aを素材受け渡し位置Cに残した状態でスライダ18a
を元の位置へ復帰させることができるようになってい
る。そして素材受け渡し位置Cに移動された軸物素材3
aは、プレス本体1内に設けられたフィードバー24の
フィンガ(図示せず)によりクランプされてプレス本体
1内へ搬入され、加工が行われるようになる。
【0030】以上は軸物素材3aを分離する際の搬入シ
ュート11、プッシャ手段18、軸物素材バイパス手段
20などの構成であるが、次に板物素材3bを分離する
際の搬入シュート11′、板物素材バイパス手段2
0′、リフト手段25などの構成を図3及び図4により
説明する。
【0031】板物素材3bを分離装置本体10へ落下さ
せる搬入シュート11′は、板物素材3bの下面が搬入
シュート11′の底面と摺接しながら落下するように構
成されており、搬入シュート11′の下端側は軸物素材
受け渡し位置Cの上方を経由して板物素材バイパス手段
20′に接続されている。板物素材バイパス手段20′
は、底面が円弧状に湾曲するバイパス板20dを有して
いる。
【0032】このバイパス板20dの下部側は、分離装
置本体10のテーブル10b側にピン20eにより枢着
され、上部側の下面にはバイパスシリンダ26の一端が
接続されていて、このバイパスシリンダ26によりピン
20eを中心にバイパス板20dの上端側を下方へ回動
させることにより、搬入シュート11′を落下する板物
素材3bの1個もしくは搬入シュート11′内の全ての
板物素材3bを共通バイパスシュート22内へ排出でき
るようになっている。
【0033】また板物素材受け渡し位置Dには、搬入シ
ュート11′より落下してきた板物素材3bを板物素材
受け渡しDに精度よく停止させるストッパなどの位置決
め手段27が設けられている。そして板物素材受け渡し
位置Dには、板物素材3bをフィードバー24のフィン
ガがクランプできる高さまでリフトさせるリフト手段2
5が設けられている。
【0034】上記リフト手段25は、板物素材受け渡し
位置Dの下方に設けられたリフト杆25aを有してい
る。上記リフト杆25aは、分離装置本体10側に設け
られたリフトシリンダ28のピストン杆28a先端に接
続されていて、リフトシリンダ28により上下動自在と
なっていると共に、リフト杆25aの上方にはばね筒2
5bが設けられている。上記ばね筒25bはほぼ垂直と
なるよう上端部がプレス本体1のスライド1bに取付け
られていて、スライド1bとともに上下動するようにな
っており、ばね筒25bの下端側からは、ばね25cに
より下方へ付勢されたピストン杆25dが突出されてい
る。
【0035】そしてこのピストン杆25dの先端に取付
けられたパッド25eと上記リフト杆25aの間で板物
素材3bを挾着して、フィードバー24のフィンガがク
ランプできる高さまで板物素材3bをリフトさせるよう
になってなっている。
【0036】なお上記搬入シュート11′の上流端側に
は冷鍛時搬入シュート11′内に板物素材3bがフルの
状態にあるかを検出するフルワーク検出手段13が、そ
して下流側には温鍛時板物素材3bを検出するフルワー
ク検出手段14が設置されており、板物素材受け渡し位
置Dには、温鍛時板物素材3bの温度を検出する温度検
出手段15と、冷鍛時板物素材3bの有無を検出する素
材検出手段16が設置されている。
【0037】次に上記構成された素材分離装置の作用を
説明する。軸物素材3aを分離してプレス本体1へ供給
する場合は、図1及び図2に示すように軸物素材3a用
の搬入シュート11を支持台10aに装着する。このと
き搬入シュート11には予め各種の検出手段13,14
が調整された状態で取付けられているため、搬入シュー
ト11を装着後の調整は必要としない。
【0038】次に加熱炉6により所定温度に加熱された
軸物素材3aは、搬入コンベヤ4により搬入シュート1
1へ搬送され、搬入シュート11内へ投入される。搬入
シュート11内に投入された軸物素材3aは、搬入シュ
ート11内を連続的に落下して、軸物素材落下位置Bに
達する。そして軸物素材落下位置Bに達した軸物素材3
aは、プレス本体1の動作に同期して動作されるプッシ
ャ手段18のスライダ18aにより軸物素材受け渡し位
置Cへ移動され、軸物素材受け渡し位置Cに設けられた
凹部18f内に収容される。
【0039】その後スライダ18aが元の位置へ復帰す
ると、プレス本体1の動作に同期して動作するフィード
バー24のフィンガによりクランプされてプレス本体1
内に搬入され、プレス本体1内で加工に供される。
【0040】一方軸物素材落下位置Bに達した軸物素材
3aの温度が所定温度より低下しているのが温度検出手
段15により検出されると、バイパス手段20のバイパ
スシリンダ21がバイパス板20aを前進させて、バイ
パス板20aに開口されたバイパス孔20bを軸物素材
落下位置Bへ移動させる。これによって温度の低下した
軸物素材3aをバイパス孔20bより共通バイパスシュ
ート22内へ落下させてラインより排出することができ
る。
【0041】また所定数の加工が完了して、作業を終了
したり、次の素材3を加工する場合も、バイパスシリン
ダ21によりバイパス板20aを前進させて、バイパス
孔20bを軸物素材落下位置Bへ移動させる。これによ
って搬入シュート11内に残留する軸物素材3aの全て
を共通バイパスシュート22内へ排出することができる
ため、手作業で軸物素材3aを排出する必要がない。
【0042】以上は軸物素材3aを分離してプレス本体
1内へ供給する場合であるが、次に板物素材3bを分離
してプレス本体1内へ供給する場合の作用を説明する。
板物素材3bの分離に当っては、搬入シュート11を板
物素材3b用の搬入シュート11′と交換する。この際
搬入シュート11,11′は、搬入コンベヤ4と分離装
置本体10間を結ぶ短い距離の分だけ交換すればよいた
め、クレーンなどで吊り上げて交換する必要がなく、手
作業で簡単に交換することができると共に、予め搬入コ
ンベヤ11′には各種の検出手段13,14が調整され
た状態で取付けられているため、搬入シュート11′装
着後の調整も必要としない。
【0043】次にパーツフィーダ7により搬入コンベヤ
4へ板物素材3bを供給すると、この板物素材3bは搬
入コンベヤ4により搬入シュート11′内へ投入され
て、搬入シュート11′内を連続的に落下し、板物素材
受け渡し位置Dに達する。そして板物素材受け渡し位置
Dに達した板物素材3bは、位置決め手段27により位
置決めされた後、プレス本体1のスライド1bの下降と
ともに下降するパッド25eとリフト杆25aの間で挾
着される。
【0044】その後、スライド1bの上昇とともに、リ
フトシリンダ28によりリフト杆25aが上昇され、パ
ッド25eとリフト杆25aの間に挾着された板物素材
3bは、フィードバー24のフィンガによりクランプで
きる位置までリフトされ、プレス本体1の動作に同期し
て動作するフィードバー24のフィンガによりクランプ
された後、フィードバー24によりプレス本体1内へ搬
入されて、プレス本体1内で加工に供せられる。
【0045】一方板物素材受け渡し位置Dに達した板物
素材3bの温度が所定温度より低下しているのが温度検
出手段15により検出されると、バイパスシリンダ26
がピン20eを中心にバイパス板20dを下方へ回動さ
せる。これによって温度の低下した板物素材3bは、バ
イパス板20d上を滑落し、ラインより排出される。ま
た所定数の加工が完了して、作業を終了したり、次の素
材3の加工に移行する場合も、バイパスシリンダ26に
よりバイパス板20dを下方へ回動させることにより、
搬入シュート11内に残留する板物素材3bの全てを共
通バイパスシュート22内へ排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる素材分離装置の軸
物素材を分離する状態の側面図である。
【図2】この発明の実施の形態になる素材分離装置の軸
物素材を分離する状態の要部の拡大図である。
【図3】この発明の実施の形態になる素材分離装置の板
物素材を分離する状態の側面図である。
【図4】この発明の実施の形態になる素材分離装置の板
物素材を分離する状態の要部の拡大図である。
【図5】この発明の実施の形態になる素材分離装置の搬
入コンベヤを示す平面図である。
【図6】この発明の実施の形態になる素材分離装置の搬
入コンベヤを示す側面図である。
【図7】この発明の実施の形態になる素材分離装置のプ
ッシャ手段を示す平面図である。
【図8】この発明の実施の形態になる素材分離装置のプ
ッシャ手段を示す側面図である。
【符号の説明】
1…プレス本体 3…素材 3a…軸物素材 3b…板物素材 4…搬入コンベヤ 10…分離装置本体 11,11′…搬入シュート 13〜16…検出手段 18…プッシャ手段 20,20′…バイパス手段 24…フィードバー 25…リフト手段 A…素材搬送方向 B…軸物素材落下位置 C…軸物素材受け渡し位置 D…板物素材受け渡し位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべき素材3を1個ずつ分離してプ
    レスなどへ供給する素材分離装置において、軸物素材3
    a及び板物素材3bを搬送する搬入コンベヤ4と、素材
    形状に応じて交換自在な搬入シュート11,11′と、
    分離装置本体10に設けられ、かつ搬入シュート11よ
    り素材落下位置Bに連続的に落下する軸物素材3aを1
    個ずつ分離して軸物素材受け渡し位置Cへ移動するプッ
    シャ手段18と、上記搬入シュート11′より連続的に
    落下する板物素材3bを板物素材受け渡し位置Dに位置
    決めして停止させる位置決め手段27と、上記板物素材
    受け渡し位置Dに位置決めされた板物素材3bをプレス
    本体1の動作に同期させて、フィードバー24がクラン
    プできる高さにリフトさせるリフト手段25とを具備し
    たことを特徴とする素材分離装置。
  2. 【請求項2】 軸物素材落下位置Bに、軸物素材3aを
    バイパスさせるバイパス手段20を、また板物素材3b
    を落下させる搬入シュート11′の下部に、板物素材3
    bをバイパスさせるバイパス手段20′を設けて、素材
    形状に応じて、これらバイパス手段20,20′を選択
    的に動作させるようにしてなる請求項1記載の素材分離
    装置。
  3. 【請求項3】 軸物素材落下位置B及び板物素材受け渡
    し位置Dに、素材の良否を検出する検出手段15を設け
    て、この検出手段15からの信号を基にバイパス手段2
    0,20′を制御してなる請求項1記載の素材分離装
    置。
  4. 【請求項4】 搬入シュート11,11′の途中に素材
    3を検出する検出手段13,14を設けてなる請求項1
    記載の素材分離装置。
JP01628297A 1997-01-30 1997-01-30 素材分離装置 Expired - Fee Related JP3743540B2 (ja)

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