JP3333564B2 - ガラス製品の成型方法及びその装置 - Google Patents

ガラス製品の成型方法及びその装置

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JP3333564B2 JP35357792A JP35357792A JP3333564B2 JP 3333564 B2 JP3333564 B2 JP 3333564B2 JP 35357792 A JP35357792 A JP 35357792A JP 35357792 A JP35357792 A JP 35357792A JP 3333564 B2 JP3333564 B2 JP 3333564B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶融状態のガラス塊
(ゴブ)をオリフィス(供給口)から落下させてプレス
雌型に入れ、プレス雄型(プランジャ)で押圧してブラ
ウン管用パネル等のガラス製品を成型する方法及びその
装置に係り、特に、一つのゴブ供給ステージにプレス雌
型を順次セットしてゴブを連続的に供給し、プレス工程
を経てガラス製品を順次取り出すラインに対する新規な
ガラス製品の成型方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラウン管用パネル等のガラス製
品をプレス成型する場合、回転可能な円盤状テーブルの
周縁に沿ってプレス雌型を載置し、回転しているテーブ
ルの上方に設けられたオリフィスからゴブを落下させて
テーブルに載置されたプレス雌型に順次ゴブを供給した
後、プレス雌型をプレスステージへ順次搬送し、プラン
ジャで押圧してガラス製品をプレス成型する方法が通常
採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ガラス製品の成型方法においては、一つのゴブ供給ステ
ージにプレス雌型を順次セットしてゴブを連続的に供給
した後、ゴブが供給されたプレス型を順次プレスステー
ジへ搬送してプレス工程を行うようにしていたため、通
常ゴブの供給タイミングは、プレス処理時間とゴブ供給
ステージからプレスステージへプレス雌型を搬送する搬
入時間(インデックス時間)との和によって必然的に決
まってしまい、例えばプレス処理時間が約3秒で、イン
デックス時間が約2秒であれば、ゴブの供給タイミング
は約5秒置きになり、ガラス製品の成型速度は約12個
/分に制限されてしまい、ガラス製品の成型効率を更に
上げたいという要請があった。
【0004】このような要請に沿ってガラス製品の成形
効率を上げた従来のガラス製品の成型方法としては、例
えば図32に示すように、一つのゴブ供給ステージS1
(図中)に対して円盤状の回転テーブルT上のプレス
雌型Mを順次セットしてゴブ供給装置Gにてゴブを連続
的に供給した後、ゴブ供給ステージS1にセットされた
プレス雌型Mを1ピッチ(m)ずつ移動させ、隣接した
二つのプレスステージS21,S22(図中,)にゴブ
を供給したプレス雌型Mが搬入された段階でプレス装置
Pにて同時にプレス工程を実行するようにしたもの(特
公平1−23421号公報参照)、あるいは、図33に
示すように、二つのゴブ供給ステージS11,S12(図中
,)に対して円盤状の回転テーブルT上のプレス雌
型Mを順次セットしてゴブ供給装置Gにて二つのゴブを
同時に供給した後、ゴブ供給ステージS11,S12にセッ
トされたプレス雌型Mを2ピッチ(2m)ずつ移動さ
せ、隣接した二つのプレスステージS21,S22(図中
,)にゴブを供給したプレス雌型Mが搬入された段
階でプレス装置Pにて同時にプレス工程を実行するよう
にしたもの(特公平1−44648号公報参照)が既に
提供されている。
【0005】しかしながら、前者のタイプにあっては、
確かに、ゴブ供給ステージS1でのゴブの供給タイミン
グを速めることは可能であるが、プレス雌型Mへのゴブ
着地からプレス工程開始までの時間が各プレスステージ
S21,S22で異なるため、夫々のプレスステージS21,S
22で型成型されるガラス製品の成型性が相違し、ガラス
製品の品質の均一性を損ない易いという技術的課題があ
る。一方、後者のタイプにあっても、ゴブ供給ステージ
S11,S12が複数ある分、確かに、ゴブ供給タイミング
を速めることは可能であるが、各ゴブ供給ステージS1
1,S12にて供給されるゴブが夫々異なるオリフィスから
落下してくるものであるため、もともとゴブの大きさに
ばらつきが生じ易く、その分、夫々のプレスステージS
21,S22で型成型されるガラス製品の成型性が相違し、
ガラス製品の品質の均一性を損ない易いという技術的課
題がある。
【0006】更に、前者、後者いずれのタイプにあって
も、プレス雌型M内にゴブを供給した際にはプレス雌型
Mから熱が放散されるが、円盤状の回転テーブルTの外
周付近の円周方向に沿ってプレス雌型Mを設置している
ので、プレス雌型Mからの熱放散率が特に回転テーブル
Tの半径方向において不均一になり易い。このため、プ
レス雌型Mの熱歪みが回転テーブルTの半径方向におい
て不均一なものになり、その分、ガラス製品の寸法が回
転テーブルTの半径方向で狂い易いという技術的課題が
見い出された。
【0007】また、ガラス製品を成型するに当たって、
ゴブ供給工程、プレス工程、ガラス製品取り出し工程、
更には、プレス雌型Mによるプレス工程を可能にする上
でプレス工程時にはボトム型の周縁にシェル型を係合さ
せて型成形状を維持するシェル型装着工程、また、ガ
ラス製品取り出し工程を可能にする上でガラス製品取り
出し時にはボトム型からシェル型を取り外すシェル型離
脱工程が必要になるが、そもそもプレス雌型Mは回転テ
ーブルT上に設置されて搬送されるものであるため、上
記各工程を回転テーブルTのプレス雌型Mの移動軌跡で
ある円周軌跡に沿ってレイアウトしなければならず、ま
た、回転テーブルTに設置するプレス雌型M若しくはボ
トム型の数も回転テーブルTの大きさによって一義的に
決まり、プレス雌型M若しくはボトム型の数を必要に応
じて任意に増加させるということは困難であり、ガラス
製品の成型ラインのレイアウト設計、レイアウト変更に
対する自由度が大幅に制限されてしまうという技術的課
題がある。
【0008】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ために為されたものであって、ガラス製品の成型効率を
向上させながら、ガラス製品の成型品質の均一性を良好
に保ち、しかも、ガラス製品の成型ラインのレイアウト
設計、レイアウト変更の自由度を大幅に改善することが
できるガラス製品の成型方法及びその装置を提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明に係
るガラス製品の成型方法は、図1に示すように、プレス
雌型Mを一つのゴブ供給ステージS1に順次セットして
所定時間間隔でゴブGBを供給するゴブ供給工程と、ゴ
ブGBが供給されたプレス雌型MをプレスステージS2へ
順次移動させた後にゴブGBをプレス成型するプレス工
程と、プレス工程が終了した後製品取り出しステージS
4にてプレス成型されたガラス製品GSを取り出す製品取
り出し工程とを備えたガラス製品の成型方法を前提と
し、一つのゴブ供給ステージS1を囲むようにして複数
(例えば二つ)のプレスステージS2が設定され、上記
プレス工程及び製品取り出し工程を含んでなる一連の工
程が独立して行われる複数組(例えば二組)の閉ループ
状成型ラインL1,L2を設け、ゴブ供給工程にてゴブが
供給されたプレス雌型Mを各成型ラインL1,L2のプレ
スステージS2に順次移動させると共に、一つの成型ラ
インにてゴブGBの供給されたプレス雌型Mがプレスス
テージS2に搬送されるステップにおいて他の成型ライ
ンのプレス工程を実行させ、プレス雌型復帰調整工程と
して、所定角度間隔で旋回する旋回テーブル上に設けら
れた押し出し案内機構により、製品取り出し工程が終了
したプレス雌型Mをゴブ供給ステージS1に各成型ライ
ンL1,L2から順次復帰移動させるようにしたことを特
徴とする。このような方法発明を具現化する装置発明
は、図1に示すように、プレス雌型Mを各処理ステージ
S1,S2,S4に搬送する型搬送系1と、一つのゴブ供
給ステージS1に搬送されたプレス雌型Mに対して所定
時間間隔毎に順次ゴブGBを供給するゴブ供給手段2
と、ゴブGBの供給されたプレス雌型Mがプレスステー
ジS2に搬送された時点でプレス雌型M内のゴブGBをプ
レス成型するプレス手段3と、製品取り出しステージS
4にてプレス成型されたガラス製品GSをプレス雌型Mか
ら取り出す製品取り出し手段5とを備えたガラス製品の
成型装置を前提とし、一つのゴブ供給ステージS1を囲
むように複数(例えば二つ)のプレスステージS2が設
定され、各プレスステージS2に対応する製品取り出し
ステージS4を含んでなる複数組(例えば二組)の閉ル
ープ状成型ラインL1,L2に沿って上記型搬送系1を設
け、この型搬送系1には、ゴブ供給ステージS1にてゴ
ブGBが供給されたプレス雌型Mを複数のプレスステー
ジS2に順次振り分けるプレス雌型振り分け手段11
と、所定角度間隔で旋回する旋回テーブル上に設けられ
た押し出し案内機構を有し、前記プレス雌型振り分け手
段11に連動してプレス雌型Mをゴブ供給ステージS1
に対し各成型ラインL1,L2から順次復帰させるプレス
雌型復帰調整手段12と、各成型ラインL1,L2中のプ
レスステージS2以降にセットされたプレス雌型Mを搬
送する型搬送手段13,14と、上記プレス雌型振り分
け手段11によるプレス雌型Mの振り分けステップに連
動して型搬送手段13,14を駆動制御し、少なくと
も、上記振り分けステップにおいてその直前の振り分け
ステップでプレス雌型Mが振り分けられた成型ラインの
型搬送手段によるプレスステージS2からのプレス雌型
Mの移動を停止させ、プレス手段3によるプレス成型を
実行させる型搬送制御手段15とを具備させたことを特
徴とする。
【0010】また、上記プレス雌型Mとしてボトム型M
B周縁にシェル型MSが係脱するタイプのものを用い、二
組の成型ラインL1,L2を有するシステムにて上記方法
発明をより具体化すると、図1に示すように、ボトム型
MB周縁にシェル型MSが係合したプレス雌型Mを一つの
ゴブ供給ステージS1に順次セットして所定時間間隔に
てゴブGBを供給するゴブ供給工程と、ゴブGBが供給さ
れたプレス雌型MをプレスステージS2へ順次移動させ
た後にゴブGBをプレス成型するプレス工程と、プレス
工程が終了した後シェル型離脱ステージS3にてプレス
雌型Mからシェル型MSを離脱するシェル型離脱工程
と、製品取り出しステージS4にてシェル型離脱工程が
終了したボトム型MBからガラス製品GSを取り出す製品
取り出し工程と、ゴブ供給ステージS1にセットされる
前にシェル型セットステージS5にて製品取り出し工程
が終了したボトム型MBに対してシェル型MSを係合させ
るシェル型セット工程とを備えたガラス製品の成型方法
を前提とし、一つのゴブ供給ステージS1を挟んで一対
のプレスステージS2が設定され、上記プレス工程、シ
ェル型離脱工程、製品取り出し工程及びシェル型セット
工程からなる一連の工程が独立して行われる二組の閉ル
ープ状成型ラインL1,L2を設け、ゴブ供給工程にてゴ
ブが供給されたプレス雌型Mを各成型ラインL1,L2の
プレスステージS2に交互に移動させると共に、一方の
成型ラインL1にてゴブの供給されたプレス雌型Mがプ
レスステージS2に搬送されるステップにて他方の成型
ラインL2のプレス工程を実行させ、プレス雌型復帰調
整工程として、所定角度間隔で旋回する旋回テーブル上
に設けられた押し出し案内機構により、シェル型セット
工程が終了したプレス雌型Mをゴブ供給ステージS1に
各成型ラインL1,L2から交互に復帰移動させるように
したことを特徴とする。更に、このような方法発明を具
現化する装置発明は、図1に示すように、ボトム型MB
周縁にシェル型MSが係合したプレス雌型M若しくはボ
トム型MBを1ステップずつ各処理ステージS1〜S5に
搬送する型搬送系1と、一つのゴブ供給ステージS1に
搬送されたプレス雌型Mに対して所定時間間隔毎に順次
ゴブGBを供給するゴブ供給手段2と、ゴブGBの供給さ
れたプレス雌型MがプレスステージS2に搬送された時
点でプレス雌型M内のゴブGBをプレス成型するプレス
手段3と、プレス成型された後シェル型離脱ステージS
3にてプレス雌型Mからシェル型MSを離脱するシェル型
離脱手段4と、製品取り出しステージS4にてシェル型
MSが離脱されたボトム型MBからガラス製品GSを取り
出す製品取り出し手段5と、ゴブ供給ステージS1にセ
ットされる前にシェル型セットステージS5にてガラス
製品GSが取り出されたボトム型MBに対してシェル型M
Sを係合させるシェル型セット手段6とを備えたガラス
製品の成型装置を前提とし、一つのゴブ供給ステージS
1を挟んで一対のプレスステージS2が設定され、各プレ
スステージS2に対応してシェル型離脱ステージS3、製
品取り出しステージS4及びシェル型セットステージS5
が夫々設定される二組の閉ループ状成型ラインL1,L2
に沿って上記型搬送系1を設け、この型搬送系1には、
ゴブ供給ステージS1にてゴブが供給されたプレス雌型
Mを一対のプレスステージS2に交互に振り分けるプレ
ス雌型振り分け手段11と、所定角度間隔で旋回する旋
回テーブル上に設けられた押し出し案内機構を有し、前
プレス雌型振り分け手段11に連動し、シェル型セッ
トステージS5にてボトム型MB周縁にシェル型MSが係
合したプレス雌型Mをゴブ供給ステージS1に対し各成
型ラインL1,L2から交互に復帰させるプレス雌型復帰
調整手段12と、一方の成型ラインL1中のプレスステ
ージS2以降にセットされたプレス雌型M若しくはボト
ム型MBを搬送する第一型搬送手段13と、他方の成型
ラインL2中のプレスステージS2以降にセットされたプ
レス雌型M若しくはボトム型MBを搬送する第二型搬送
手段14と、上記プレス雌型振り分け手段11によるプ
レス雌型Mの振り分けステップに連動して第一及び第二
型搬送手段13,14を駆動制御し、少なくとも、上記
振り分けステップにてプレス雌型M非振り分け側の成型
ラインL1,L2の第一若しくは第二型搬送手段13,1
4によるプレスステージS2からのプレス雌型Mの移動
を停止させ、プレス手段3によるプレス処理を実行させ
る型搬送制御手段15とを具備させたことを特徴とす
る。
【0011】このような技術的手段において、ゴブ供給
手段2としては、ゴブ供給ステージS1に所定のタイミ
ングで所定の大きさのゴブを所定の姿勢をもって供給し
得るものであれば、適宜選定して差し支えない。また、
プレス手段3としては、プレスステージS1にてプレス
雌型Mを停止させ、プレス雄型にてプレス雌型M内のゴ
ブをプレス成型するものであれば適宜設計変更すること
ができる。更に、製品取り出し手段5としては、ガラス
製品GSを傷付けずに取り出せるものであれば、ガラス
製品GSを吸着搬送するもの等適宜設計変更することが
できる。更にまた、シェル型離脱手段4及びシェル型セ
ット手段6については個々的に機能を実現し得るもので
あれば適宜設計変更して差し支えないが、装置の簡略化
を図るという観点からすれば、シェル型離脱手段4及び
シェル型セット手段6を兼用するように設計することが
好ましく、更には、プレス雌型Mの耐久性を考慮して、
シェル型Msやボトム型MBの交換ステージを設けること
が好ましい。また、本発明でいうガラス製品GSとは、
ブラウン管用パネル及びファンネル、皿、コップ等のガ
ラス製食器、ガラス花瓶、ガラス製の各種ボトル、ガラ
スブロック等のプレス成型によって製造されるガラス製
品を意味するものであり、本発明方法及びその装置は前
記各種ガラス製品のプレス成型に広く適用できるもので
ある。
【0012】また、上記閉ループ成型ラインL1,L2と
しては輪状、四角形状、直線部と曲線部とを有するよう
な形状等様々な形状が採用でき、施設内の空間形状に応
じてフレキシブルに成型ラインを構築することができ
る。そして、型搬送系1を構成するプレス雌型振り分け
手段11は、ゴブ供給ステージS1にセットされたプレ
ス雌型Mを複数のプレスステージS2に順次振り分け搬
送するものであれば、プレス雌型Mを搬送する移動搬送
部材としては直線軌跡に沿って移動するものでもよい
し、また、旋回移動軌跡に沿って移動するものでもよ
い。特に、一対のプレスステージS2に対して交互に振
り分け搬送するようなタイプにおいては、プレス雌型復
帰調整手段12を二箇所有して一つのゴブ供給手段2へ
向かってプレス雌型Mが合流するための時間損失を小さ
くするという観点からすれば、旋回移動搬送部材を用い
た方式を選択することが好ましい。ここで、上記移動搬
送部材としては、ゴブ供給ステージS1にてプレス雌型
Mを正確に位置決めする手段及びプレスステージS2に
てプレス雌型Mをプレス手段3側に引き渡せるような手
段を備えていることが必要である。
【0013】また、一対のプレスステージS2に対して
プレス雌型Mを振り分けるプレス雌型振り分け手段11
としては、基本的に一つの往復移動可能な移動搬送部材
を用いてプレス雌型Mを振り分けるようにすればよい
が、例えば、一方の成型ラインL1又はL2におけるプレ
ス手段3のプレス雄型を交換する際に他方の成型ライン
L2又はL1のみを働かせるようにすることが必要になる
ため、これらの要請を満足させるという観点からすれ
ば、一対の移動搬送部材を用いて夫々の成型ラインL
1,L2に対して夫々独立にプレス雌型Mを振り分けるよ
うに設計することが好ましい。
【0014】また、プレス雌型復帰調整手段12は、所
定角度間隔で旋回する旋回テーブル上に設けられた押し
出し案内機構を有し、プレス雌型振り分け手段11によ
るプレス雌型Mの振り分け処理に連動してプレス雌型M
の復帰調整処理を行うものであればよく、プレス雌型振
り分け手段11によるプレス雌型Mの振り分け処理中あ
るいはプレス雌型Mの振り分け処理終了後に、各成型ラ
インL1,L2から新たなプレス雌型Mをゴブ供給ステー
ジS1へ復帰させるようにすればよい。この場合におい
て、プレス雌型復帰調整手段12の処理効率を向上させ
るという観点からすれば、例えば、各成型ラインL1,L
2毎にプレス雌型復帰調整手段12を夫々設けて合流時
の時間的ロスをなくすように設計するようにしたり、ま
た、プレス雌型MのプレスステージS2への振り分け運
動時に他の成型ラインからのプレス雌型Mをゴブ供給ス
テージS1へ復帰させるように設計することが好まし
い。ここで、後者の具体的態様としては、プレス雌型振
り分け手段11としての移動搬送部材上にプレス雌型復
帰調整手段12としての押し出し案内機構を設置し、移
動搬送部材がゴブ供給ステージS1の初期位置に復帰す
る際に、他の成型ラインから受け取ったプレス雌型Mを
ゴブ供給ステージS1に復帰移動させるものが挙げられ
る。
【0015】更に、型搬送手段13,14としては、プ
レス雌型Mあるいはボトム型MBを1ピッチずつ搬送し
得るものであれば、走行ビーム(直線、旋回を問わな
い)及び昇降動のリフタを用いたウォーキング動作によ
って型搬送が行われるウォーキングビーム方式を始め、
アタッチメント付きチェーンコンベア、ベルトコンベア
等適宜選定することができる。この場合において、夫々
の搬送手段13,14の搬送経路は曲線、直線経路を適
宜組み合わせて任意に構成することが可能であり、ま
た、搬送経路中には必要に応じてボトム型MB等の交換
ステージを設けることが好ましい。
【0016】更にまた、型搬送制御手段15としては、
少なくとも、プレス雌型振り分け手段11によるプレス
雌型Mの振り分けステップにおいてその直前の振り分け
ステップでプレス雌型Mが振り分けられた成型ラインの
型搬送手段によるプレスステージS2からのプレス雌型
Mの移動を停止させ、プレス手段3によるプレス処理を
実行させるものであればよい。この場合において、型搬
送制御手段15は、プレス雌型振り分け手段11による
プレス雌型Mの振り分けステップに連動して型搬送手段
13,14を駆動制御するものであるが、その駆動制御
の態様については、プレス雌型M振り分け側の成型ライ
ン例えばL1の型搬送手段13の総てを1ピッチずつ移
動させ、他の成型ライン例えばL2の型搬送手段14の
搬送動作を停止させるようにしてもよいし、あるいは、
処理効率をプレス雌型Mの振り分けステップに連動して
各型搬送手段13,14を部分的に1ピッチずつ移動さ
せ、処理ステージでの処理が必要な部分については各型
搬送手段13,14を一時的に停止させるようにしても
よい。
【0017】尚、独立した工程間でプレス雌型を直線的
に搬送させてブラウン管用パネル等のガラス製品を製造
する先行例として既に本件出願人が提示したものがあ
る。一つの先行例1(特開平2−271927号)に
は、一つのゴブ供給装置を挟んで二つのプレス装置を設
けることが開示されているが、一つのゴブ供給装置から
二つのプレス装置へプレス雌型を振り分ける方法及びそ
の具体的手段については十分に開示されていない。本発
明は上記先行例1を改良し更に生産性を向上させたもの
である。また、他の先行例2(特願平4−101626
号)及び先行例3(特願平4−101627号)は、上
記先行例1の発明を改良し生産性を向上させる他の例と
して提案されたものであり、二以上のゴブ供給装置から
複数のプレス雌型に略同時にゴブを供給し略同時にプレ
ス成型する例と、一つのゴブ供給装置から複数のプレス
雌型に順次ゴブを供給し略同時にプレス成型する例であ
る。これらの先行例2,3はゴブ供給装置からプレス装
置へのプレス雌型の振り分け機構を有するものではな
く、複数のプレス雌型が群をなしてゴブ供給装置からプ
レス装置へと搬送されるものであり、本発明とは明確に
区別化されるものである。
【0018】
【作用】上述したような技術的手段において、先ず、本
発明のガラス製品の成型装置の基本的作用を説明する。
図1において、型搬送系1は、一つのゴブ供給ステージ
S1を囲むように複数、例えば二つのプレスステージS2
が設定され、各プレスステージS2に対応する製品取り
出しステージS4を含んでなる複数組、例えば二組の閉
ループ状成型ラインL1,L2に沿って設けられる。この
とき、プレス雌型振り分け手段11は、ゴブ供給ステー
ジS1にてゴブGBが供給されたプレス雌型Mを複数のプ
レスステージS2に順次振り分け、プレス雌型復帰調整
手段12は、前記プレス雌型振り分け手段11に連動し
てプレス雌型Mをゴブ供給ステージS1に対し各成型ラ
インL1,L2から順次復帰させる。そして、型搬送制御
手段15は、上記プレス雌型振り分け手段11によるプ
レス雌型Mの振り分けステップに連動して型搬送手段1
3,14を駆動制御し、少なくとも、上記振り分けステ
ップにおいてその直前の振り分けステップでプレス雌型
Mが振り分けられた成型ラインの型搬送手段によるプレ
スステージS2からのプレス雌型Mの移動を停止させ、
プレス手段3によるプレス成型を実行させる。次に、プ
レス雌型Mがボトム型MB周縁にシェル型MSを係脱させ
るタイプで、かつ、二組の成型ラインL1,L2を有する
システムに適用される本発明のガラス製品の成型装置の
作用を説明する。型搬送系1は、一つのゴブ供給ステー
ジS1を挟んで一対のプレスステージS2が設定され、各
プレスステージS2に対応してシェル型離脱ステージS
3、製品取り出しステージS4及びシェル型セットステー
ジS5が夫々設定される二組の閉ループ状成型ラインL
1,L2に沿って設けられるものであるが、図1に示すよ
うに、型搬送系1を構成する各手段11〜15は以下の
ように作用する。すなわち、プレス雌型振り分け手段1
1は、ゴブ供給ステージS1にてゴブが供給されたプレ
ス雌型Mを一対のプレスステージS2に交互に振り分け
る。また、プレス雌型復帰調整手段12は、上記プレス
雌型振り分け手段11に連動し、シェル型セットステー
ジS5にてボトム型MB周縁にシェル型MSが係合したプ
レス雌型Mをゴブ供給ステージS1に対し各成型ライン
L1,L2から交互に復帰させる。更に、第一型搬送手段
13は、一方の成型ラインL1中のプレスステージS2以
降にセットされたプレス雌型M若しくはボトム型MBを
搬送し、また、第二型搬送手段14は、他方の成型ライ
ンL2中のプレスステージS2以降にセットされたプレス
雌型M若しくはボトム型MBを搬送するものであるが、
これらの型搬送手段13,14は型搬送制御手段15に
よって適宜駆動制御される。具体的には、型搬送制御手
段15は、上記プレス雌型振り分け手段11によるプレ
ス雌型Mの振り分けステップに連動して第一及び第二型
搬送手段13,14を駆動制御し、少なくとも、プレス
雌型振り分け手段11によるプレス雌型Mの振り分けス
テップにてプレス雌型M非振り分け側の成型ラインL
1,L2の第一若しくは第二型搬送手段13,14のプレ
スステージS2からのプレス雌型Mの移動を停止させ、
プレス手段3によるプレス処理を実行させる。従って、
プレス雌型振り分け手段11がゴブ供給ステージS1か
ら一方の成型ライン(例えばL1)側のプレスステージ
S2に向かってプレス雌型Mを振り分け搬送しているス
テップにおいて、他方の成型ライン(例えばL2)の第
二型搬送手段14がプレスステージS2からのプレス雌
型Mの移動を停止させ、プレス手段3によるプレス処理
が同時に実行されることになるため、ゴブ供給ステージ
S1におけるゴブの供給タイミングとして、プレスステ
ージS2へのプレス雌型Mのインデックス時間を考慮す
ることなく、実質的にプレスステージS2によるプレス
処理時間のみを考慮して決定することが可能になる。よ
って、例えば、プレス処理時間が約3秒、インデックス
時間が約2秒であれば、従来技術では、{60/(3+
2)}=12/分の成型効率であるのに対し、本発明で
は、60/3=20/分の成型効率が得られる。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎全体システム 図2はこの発明が適用されたブラウン管用パネル(以下
実施例では単にパネルという)の成型システムの一実施
例を示す。同図において、ST0〜ST22(図において
は単なる丸枠数字で示す。以下同様な図面において同様
に記載する。)は夫々パネルの成型システムを構成する
各処理ステージを示し、ST17はオリフィス(供給口)
20からのゴブを所定間隔毎にプレス雌型(ボトム型M
Bの周縁にシェル型MSが係合した雌型)Mに供給するゴ
ブ供給ステージであり、このST17を挟んでST0〜S
T16並びにST18〜ST22の各処理ステージが閉ループ
状に二系統(実施例においてはAサイド、Bサイドで示
す)設けられている。この実施例において、ST0はプ
レス雌型M内のゴブに対してプレス処理が施されるプレ
スステージ、ST1,ST2はエアを吹付けてプレス成型
されたパネルをプレス雌型Mに沿った形に整えるエアフ
ォームステージ、ST3はプレス雌型Mからシェル型MS
を取り外すシェル型取り外しステージ、ST4〜ST9は
シェル型MSが取り外されたボトム型MB内においてプレ
ス成型されたパネルを自然冷却する冷却ステージ、ST
10は冷却ステージST9のボトム型MBを直角方向へ転送
する直角転送ステージ、ST11はボトム型MB内のパネ
ルを自動で取り出すパネル取り出しステージ、ST12は
運転開始時においてパネルを人手で取り出すためのパネ
ル取り出しステージ、ST13はパネルの取り出しが終了
したボトム型MBに対してシェル型MSをセットするシェ
ル型セットステージ、ST14はプレス雌型Mをゴブ供給
ステージST17へ戻す際に一時的にプレス雌型Mを待機
させる型戻し待機ステージ、ST15はゴブ供給ステージ
ST17へプレス雌型Mを戻す型戻しステージ、ST16は
後述するプッシャ133が待機するダミーステージ、ま
た、ST18はプレス雌型Mから取り外した不具合の生じ
た(疵等が付いた)シェル型MSを交換取り出しするた
めのシェル型交換取り出しステージ、ST19は新しいシ
ェル型MSを交換投入するためのシェル型交換投入ステ
ージ、ST20は不具合の生じたボトム型MBを交換取り
外しするためのボトム型交換取り出しステージ、ST21
は不具合の生じたボトム型MBを交換取り外しするため
の予備のボトム型交換取り出しダミーステージ、ST22
は新しいボトム型MBを交換投入するためのボトム型交
換投入ステージである。
【0020】更に、この実施例において、プレス雌型M
若しくはボトム型MBは、図2及び図3に示す型搬送系
30にて各処理ステージに搬送されるようになってい
る。同図において、型搬送系100は、ゴブ供給ステー
ジST17を挟んで、一対のプレスステージST0、一対
のエアフォームステージS1、一対の型戻し待機ステー
ジST14及び一対の型戻しステージST15の間でプレス
雌型Mを旋回搬送する旋回型搬送装置31と、Aサイド
側のエアフォームステージST1〜冷却ステージST9及
び直角転送ステージST10〜型待機ステージST14の間
でプレス雌型M若しくはボトム型MBを直線搬送するA
サイド直線型搬送装置32と、Bサイド側のエアフォー
ムステージST1〜冷却ステージST9及び直角転送ステ
ージST10〜型待機ステージST14の間でプレス雌型M
若しくはボトム型MBを直線搬送するBサイド型搬送装
置33とで構成されている。また、プレスステージST
0にはプレス装置34(図12参照)が設置されてお
り、更に、シェル型取り外しステージST3とシェル型
セットステージST13との間にはシェル型離脱セット装
置35(図16参照)が設置されており、更にまた、パ
ネル取り出しステージS11にはパネル取り出し装置36
(図18参照)が設置されている。
【0021】◎プレス雌型 この実施例において、プレス雌型Mは、特に図5(a)
(b)に示すように、成型対象であるパネルの形状に沿
った凹部を有するボトム型MBと、このボトム型MBの周
縁部に着脱自在に係合してプレス処理時にプレス成型さ
れるゴブがボトム型MBから溢れ出るのを抑え込むシェ
ル型MSとで構成される。そして、上記ボトム型MBはパ
レット50上に固定設置され、プレス雌型Mもしくはボ
トム型MBはパレット50と一体に型搬送系30にて搬
送される。
【0022】◎旋回型搬送装置 この実施例において、旋回型搬送装置31は所定角度間
隔で旋回する旋回テーブル101を有する。この旋回テ
ーブル101は、特に図3及び図4に示すように、約1
50度程度の開き角度を有する扇型形状のもので、図示
外の回転軸を旋回中心とし、旋回形状の案内レール10
2に沿って可動キャスタ103を介して旋回自在に支持
されている。尚、回転軸は図示外の駆動モータによって
所定角度範囲で往復回転するようになっている。また、
旋回テーブル101は中心線を境に対称形状に形成され
ており、旋回テーブル101の両側には、外側から順
に、プレスステージST0に設置されるプレス載置テー
ブル201、プレス装置34(図12参照)のプランジ
ャ210(図12参照)を支える支柱211の一部、型
戻しステージST15に設置される可動アンビル120と
の干渉を避けるための円弧軌跡状の切り込みスリット1
04,105,106が形成されている。
【0023】更に、上記旋回テーブル101の最外周位
置に位置する切り込みスリット104の開口端及び終端
の両側には夫々一対の位置決め用外側ピン111,11
2が設けられ、また、上記旋回テーブル101の最内周
位置に位置する切り込みスリット104の開口端の両側
には夫々一対の位置決め用内側ピン113が設けられて
いる。これらの位置決め用外側ピン111,112及び
内側ピン113は、図5〜図7に示すように、旋回テー
ブル101に固定設置されるエアシリンダ等からなる昇
降動するリフタ114(この実施例では約25mm程度
の昇降ストロークを有する)にて昇降自在に支承されて
おり、プレス雌型Mのパレット50の幅方向両側に開設
された位置決め孔51に係合し、パレット50を旋回テ
ーブル101上に位置決め固定するものである。
【0024】また、この実施例で用いられる可動アンビ
ル120は、図4に示すように、その支柱121をエア
シリンダ等の昇降用リフタ122(この実施例では約2
5mm程度の昇降ストロークを有する)に固定すると共
に、前記支柱121の垂直姿勢倒れを防止する上でガイ
ドスライダ124を介してサポート支柱123に沿って
前記支柱121を摺動自在に案内するようになってい
る。
【0025】更に、上記旋回テーブル101には、図8
に示すように、型戻しステージST15に搬送されてきた
新しいプレス雌型Mをゴブ供給ステージST17へ復帰さ
せる一対の押し出し案内機構130が設けられている。
この実施例において、上記押し出し案内機構130は、
旋回テーブル101の切り込みスリット104,106
の終端位置に跨るように、旋回テーブル101の半径方
向に沿って一対のガイドレール131を敷設し、このガ
イドレール131には所定間隔毎に回転自在なガイドロ
ール132を配列し、このガイドロール132上に設置
されたプレス雌型Mをプッシャ133による押し出し力
で型戻しステージST15からゴブ供給ステージST17へ
移動させるものである。
【0026】そして、この実施例で用いられるプッシャ
133は、特に図9〜図11に示すように、プッシャ本
体134の押し出し方向側に対しエアシリンダ等のアク
チュエータ135にてプッシャ本体134の昇降動する
一対のプッシャピン136をを設け、このプッシャピン
136をパレット50の一側に開設された一対の係合孔
52に係合させ、パレットを介してプレス雌型Mを押し
出すようになっている。また、プッシャ133の駆動系
は、油圧シリンダ141からの油圧によって回転運動す
るアクチュエータ142にクランク機構143を連結
し、クランク機構143の一方のクランクアーム144
に伝達し、クランク機構143の係合ピン145及び他
方の係合溝付きクランクアーム146を介してガイドロ
ール132上に載置されたプッシャ支持板147に伝達
し、ゴブ供給ステージST17へプレス雌型Mを復帰させ
る上で必要な直線ストロークをプッシャ133に与える
ようにしたものである。尚、図中148は上記プッシャ
支持板147をプッシャ133の押し出し方向に沿って
拘束摺動移動させる位置拘束スライド機構、149はリ
ンクアーム146の移動ストロークに対応して旋回テー
ブル101に開設されたスリットである。
【0027】◎プレス装置 この実施例で用いられるプレス装置34は、図12に示
すように、固定台202の上に油圧シリンダ等の昇降支
持柱203を介してプレス載置テーブル201を設ける
一方、このプレス載置テーブル201に対応する上方に
はプランジャ210を図示外の昇降機構を介して設けた
ものである。
【0028】◎直線型搬送装置 この実施例で用いられる直線型搬送装置32,33は、
図3、図13(a)(b)及び図14に示すように、エ
アフォームステージST1〜冷却ステージST9までプレ
ス雌型M若しくはボトム型MBを搬送する外側直線型搬
送装置301と、直角転送ステージST10〜型戻し待機
ステージST14までプレス雌型M若しくはボトム型MB
を搬送する内側直線型搬送装置302と、冷却ステージ
ST9〜直角転送ステージST10までボトム型MBを直角
転送する直角型転送装置303とで構成されている。
【0029】この実施例において、外側直線型搬送装置
301は、長手方向に沿って延びる一対の固定支持ビー
ム311に対し所定間隔毎にスライド軸受312を介し
て長手方向に延びる一対の走行ビーム313を摺動自在
に設ける一方、一対の走行ビーム313の間に配設され
たクランク駆動機構314に連結アーム315を介して
走行ビーム313を連結し、クランク駆動機構314の
クランクモーションによって走行ビーム313を各処理
ステージST間のピッチ間隔分だけ往復進退動するもの
である。また、上記一対の走行ビーム313の間には長
手方向に沿って延びる固定アンビル316が設置されて
おり、この固定アンビル316上にはプレス雌型M若し
くはボトム型MBがパレット50を介して各処理ステー
ジSTで載置されるようになっている。更に、上記一対
の走行ビーム313の各処理ステージに対応した位置に
は、パレット50の位置決め孔51に対応する位置決め
ピン317がエアシリンダ等のリフタ318によって昇
降自在に支持されており、走行ビーム313の進退動作
及び位置決めピン317の昇降動作が連動し、所謂ウォ
ーキングビーム方式によって、固定アンビル316上に
載置されていたパレット50を固定アンビル316から
一旦離間させ、次の処理ステージSTへ搬送するように
なっている。すなわち、走行ビーム313が進行を開始
する際にリフタ318の上昇により位置決めピン317
がパレット50の位置決め孔51に係合し、パレット5
0を固定アンビル316から離間させ、この状態で走行
ビーム313が進行すると、各処理ステージSTにて固
定アンビル316上に載置されていたプレス雌型M若し
くはボトム型MBは、次の処理ステージST位置へ搬送
され、この状態で、上記リフタ318の下降により位置
決めピン317が下降し、先ず、パレット50が固定ア
ンビル316上に載置された後に、位置決めピン317
がパレット50の位置決め孔51から外れ、この後、走
行ビーム313は初期位置まで後退するのある。
【0030】また、内側直線型搬送装置302は、各処
理ステージST間のピッチ及び型の搬送方向が外側型搬
送装置301のものと異なり、しかも、クランク駆動機
構314のレイアウトが異なる以外は基本的に外側型搬
送装置301と同様の構成要素を備えている。尚、外側
型搬送装置301の構成要素の同様なものには同様な符
号を付して個々ではその詳細な説明を省略する。
【0031】更に、直角型転送装置303は、図15に
示すように、冷却ステージST9と直角転送ステージS
T10との間に掛け渡される一対のガイドレール331に
所定間隔毎にガイドロール332を配列し、このガイド
レール331の上方にはガイドバー333を設けると共
に、このガイドバー333に沿って進退自在に支持され
る可動シュー334をクランク駆動機構335によって
進退移動させ、更に、上記可動シュー334には支持ア
ーム336を垂下させ、この支持アーム336の先端に
エアシリンダ等のアクチュエータ337により上下動す
る位置決め用の転送ピン338を取付け、この転送ピン
338をパレット50の位置決め孔51に係合させた状
態で、パレット50上の型を冷却ステージST9〜直角
転送ステージST10へ搬送するものである。
【0032】◎シェル型離脱セット装置 この実施例で用いられるシェル型離脱セット装置35
は、図16に示すようにシェル型交換取り出しステー
ジS18、シェル型離脱ステージST3、シェル型セット
ステージST13及びシェル型交換投入ステージS19の間
に跨るように、各ステージの上方にガイドバー401を
設け、このガイドバー401に沿って、シェル型脱着用
ユニット402をシェル型離脱ステージST3及びシェ
ル型セットステージST13間で進退移動させ、また、シ
ェル型取り出し用ユニット403をシェル型交換取り出
しステージS18及びシェル型離脱ステージST3間で進
退移動させ、更に、シェル型投入用ユニット404をシ
ェル型セットステージST13及びシェル型交換投入ステ
ージS19間で進退移動させるようにしたものである。こ
の実施例において、シェル型脱着用ユニット402は、
ガイドバー401に沿って摺動する可動シュー411を
設けると共に、この可動シュー411には下方へ延びる
ガイド支柱部412を設け、エアシリンダ414の駆動
力にて昇降自在な昇降アーム413を上記ガイド支柱部
412に沿って摺動自在に取り付けると共に、この昇降
アーム413の先端にシェル型保持ハンド415を取り
付けたものである。そして、この実施例におけるシェル
型保持ハンド415としては、図17に示すように、昇
降アーム413に固定されるハンド本体416にスライ
ダ417を介して一対の可動ハンド部材418を摺動自
在に取り付け、ボールねじ機構419等により一対の可
動ハンド部材418を接近離間方向に適宜開閉させ、シ
ェル型MSに係脱させるものが用いられる。従って、こ
のシェル型脱着用ユニット402は、可動シュー411
のガイドバー401に沿った進退動、昇降アーム413
の昇降動及びシェル型保持ハンド415の開閉動を相互
に連動させ、シェル型離脱ステージST3にて離脱した
シェル型MSをシェル型セットステージST13にてボト
ム型MBにセットするようになっている。尚、シェル型
取り出し用ユニット403及びシェル型投入用ユニット
404は上記シェル型脱着用ユニット402と同様に構
成されるもので、シェル型取り出し用ユニット403は
シェル型交換取り出しステージS18に常時は待機し、シ
ェル型離脱ステージS3にて不具合の生じたシェル型MS
を取り出しすように動作するものであり、また、シェル
型投入用ユニット404はシェル型交換投入ステージS
19に常時は待機し、シェル型セットステージS13にある
ボトム型MBに新しいシェル型MSを投入するものであ
る。
【0033】◎パネル取り出し装置 この実施例で用いられるパネル取り出し装置36は、図
18に示すように、パネル取り出しステージST11の上
方に固定設置されている架台501に対し二又に分岐し
た二又アーム502を回転支承し、この二又アーム50
2を旋回モータ503によって180度旋回移動させる
ようにし、更に、上記二又アーム502の各先端には昇
降シリンダ504を介して真空チャック505を取り付
け、旋回モータ503の旋回動作、昇降シリンダ504
の昇降動作及び真空チャック505の真空吸引解除動作
を連動させ、一対の真空チャック505の真空吸着にて
パネル取り出しステージST11のパネルGSを交互に取
り出すようにしたものである。
【0034】◎パネルの成型装置の作動 この実施例に係るパネル成型装置は、図示外のコントロ
ーラにて図19,図20の作動タイミングに従って制御
される。図19において、シャーカットのAゴブはAサ
イドに対するゴブが供給されるタイミングを示し、ま
た、BゴブはBサイドに対するゴブが供給されるタイミ
ングを示す。また、旋回テーブルについては右立ち上が
りが右旋回を示し、左立ち下がりが左旋回動作を示す。
また、Aサイド、Bサイドの各外側ピン111、112
及び内側ピン113の昇降動作をUP(アップ)、DN
(ダウン)で示す。更に、プランジャA,BはAサイ
ド、BサイドのプレスステージST0でのプランジャ2
10の昇降動作をUP(アップ)、DN(ダウン)で示
す。更にまた、プレス雌型ローディングは、Aサイド、
Bサイド側の型戻しステージST15からゴブ供給ステー
ジST17へプレス雌型Mを戻す際のプッシャ133の移
動軌跡を示し、そのときのAサイド、Bサイドのプッシ
ャピン136及び可動アンビル120を15Aプッシャ
ピン、15A可動アンビル、15Bプッシャピン、15
B可動アンビルで示し、その昇降動作をUP(アッ
プ)、DN(ダウン)で示す。また、図20において、
旋回テーブル及びAサイド、Bサイドの外側ピン、内側
ピンについては図19と同様であり、Aサイド、Bサイ
ドS/T走行はAサイド、Bサイド側の走行ビーム31
3の進退動作を示し、また、Aサイド、BサイドS/T
昇降は位置決めピン317の昇降動作をUP(アッ
プ)、DN(ダウン)を示す。尚、S/T走行におい
て、中間とあるのは外側直線型搬送装置301と内側直
線型搬送装置302との中間に停止待機することであ
る。更に、直角転送9A(9B)→10A(10B)は
直角型転送装置303の可動シュー334の進退動作を
示し、そのときのAサイド、Bサイド転送ピン338の
昇降動作をUP(アップ)、DN(ダウン)示す。更に
また、A(B)サイドT/O旋回はパネル取り出し装置
36の旋回モータ503の旋回動作を示し、また、A
(B)サイドT/O昇降は昇降シリンダ504の昇降動
作をUP(アップ)、DN(ダウン)で示し、また、A
(B)サイドT/O真空は真空チャック505の真空吸
引解除動作を示す。尚、A(B)サイドT/O昇降及び
A(B)サイドT/O真空のタイミングチャートにおい
て点線は一対の他方側の動作状態を参考までに示す。
【0035】ここで、図21〜図30は図19,図20
のタイミングチャートにおける工程No.1〜No.1
0の装置の作動状態を模式的に示す。尚、プレスステー
ジST0で○印がついているのはプレス処理が行われて
いることを示す。これらの模式図によれば、Aサイド側
のプレスステージST0にプレス雌型Mを搬送するステ
ップにおいて、Bサイド側のプレスステージST0でプ
レス処理が行われ、同時に、Bサイド側の型戻しステー
ジST15に位置していた次のプレス雌型Mがゴブ供給ス
テージST17にセットされることが把握される。
【0036】◎変形例 図31は実施例で用いられる旋回型搬送装置31の変形
例を示す。上記実施例では、一つの旋回テーブル101
を用いていたが、この変形例にあっては、Aサイド、B
サイドに対して独立に駆動される個別の旋回テーブル1
01a、101bを設け、ゴブ供給ステージST17にセ
ットされたプレス雌型Mを一対のプレスステージST0
へ独立に移動させるものである。このタイプによれば、
例えば、一方の成型ラインL1におけるプレス装置34
のプランジャ210を交換する場合や、一方の成型ライ
ンL1の型搬送系30が故障したような場合に、他方の
成型ラインL1のみを働かせるようにすることが可能に
なる。尚、この変形例において、必要に応じて個別の旋
回テーブル101a、101bを適宜固定手段にて一体
化し、実施例と同様に作動させるようにしても差し支え
ない。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1、
3、4又は5記載の発明によれば、以下のような基本的
効果を奏する。すなわち、第一に、一つのゴブ供給ステ
ージによるゴブの供給処理を行うことを前提とし、ゴブ
が供給されたプレス雌型を複数のプレスステージへ順次
振り分け、一つのプレスステージに向けてプレス雌型が
振り分けられるステップにおいて、他のプレスステージ
にセットされているプレス雌型内のゴブに対してプレス
処理を施すようにしたので、プレス雌型の振り分け時間
を考慮することなく、プレスステージのプレス処理時間
のみを考慮して、ゴブの供給タイミングを設定すること
ができ、しかも、ゴブの供給タイミングからプレス処理
開始時間までの時間を一定に保つことができる。このた
め、ガラス製品の基本的品質の均一性を良好に保ちなが
ら、ゴブの供給タイミングを速めることができ、ガラス
製品の成型効率を向上させることができる 特に、本発
明においては、プレス雌型復帰調整工程として、所定角
度間隔で旋回する旋回テーブル上に設けられた押し出し
案内機構により、製品取り出し工程が終了したプレス雌
型をゴブ供給ステージに各成型ラインから順次復帰移動
させるようにしたので、プレス雌型の復帰調整処理を効
率的に行うことができ、その分、ガラス製品の成型効率
をより向上させることができる。
【0038】第二に、任意の移動軌跡に沿ってライン状
に設置された型搬送系にて、ゴブが供給されたプレス雌
型をプレスステージを始め各処理ステージへ搬送するよ
うにしたので、従来における円盤状回転テーブル方式の
場合のように、プレス雌型からの熱放散率が特に回転テ
ーブルの半径方向において不均一になり易く、ガラス製
品の寸法が回転テーブルの半径方向で狂い易いという懸
念は全くなくなり、プレス雌型からの熱放散を少なくと
もプレス雌型の対称方向で略均一にすることができる。
従って、ゴブが供給されたプレス雌型の熱歪みは対称方
向で略等しいものになるため、例えば、プレス雌型から
取り出される対称形状のガラス製品が非対称形状になる
という事態はなく、ガラス製品の対称形状品質をより均
一に保つことができる。
【0039】第三に、任意の移動軌跡に沿ってライン状
に設置された型搬送系にて、プレス雌型若しくはボトム
型を任意の軌跡(曲線、直線を問わない)に沿って搬送
し、各処理ステージの位置を任意に設定することがで
き、また、プレス雌型若しくはボトム型の搬送軌跡の変
更や各処理ステージの増設についてはウォーキングビー
ム等のレイアウト変更にて簡単に対応することができる
ので、従来の円盤状回転テーブル方式の場合のように、
回転テーブル上の円周軌跡に沿って各処理ステージをレ
イアウトし且つプレス雌型若しくはボトム型の設置数も
回転テーブルの大きさによって一義的に決まってしまう
というレイアウト上の大幅な制限がなくなり、ガラス製
品の成型ラインのレイアウト設計、レイアウト変更の自
由度を大幅に改善することができる。特に、請求項
記載の発明によれば、プレス雌型がボトム型周縁に
シェル型を係脱させるタイプで、かつ、二組の成型ライ
ンを有するシステムを構築する上で、シェル型の係脱処
理をも考慮しながら、上述した基本的効果を確実に確保
することができる。
【0040】また、請求項2記載の発明によれば、一つ
の成型ラインからのプレス雌型のプレスステージへの振
り分け運動時に他の成型ラインからのプレス雌型をゴブ
供給ステージへ復帰させるようにしたので、プレス雌型
の振り分け動作中に同時に次に振り分けるべきプレス雌
型をゴブ供給ステージへ復帰させることが可能になり、
プレス雌型の振り分け動作と復帰動作とを連続的に処理
する場合に比べて、プレス雌型の振り分け、復帰処理時
間の短縮化を図ることができ、その分、ガラス製品の成
型ラインの生産性を上げることができる。特に、プレス
雌型振り分け手段の移動搬送部材上にプレス雌型復帰調
整手段としての押し出し案内機構を設け、この押し出し
案内機構にて、プレス雌型振り分け手段の移動搬送部材
の戻り動作中に、プレス雌型非振り分け側における成型
ラインのプレス雌型をゴブ供給ステージに復帰移動させ
るようにすれば、プレス雌型振り分け手段とプレス雌型
復帰調整手段との干渉を回避した状態で上記効果を確実
に得ることができる。
【0041】更に、請求項記載の発明によれば、プレ
ス雌型振り分け手段としての旋回移動搬送部材により、
ゴブ供給ステージにセットされたプレス雌型を一対のプ
レスステージまで交互に旋回移動させるようにしたの
で、ゴブ供給ステージを挟んでその両側に二系統の閉ル
ープ状成型ラインを設置する際に、プレス雌型の振り分
けスペースの省スペース化を図ることができ、二系統の
閉ループ状成型ラインを効率的に設置することができ
る。
【0042】更にまた、ゴブ供給ステージにセットされ
たプレス雌型を一対のプレスステージへ独立に移動させ
る一対の移動搬送部材からなるプレス雌型振り分け手段
を採用すれば、一方の成型ラインにおけるプレス手段の
プレス雄型を交換する場合や、一方の成型ラインの型搬
送系が故障したような場合に、他方の成型ラインのみを
働かせるようにすることができる等、ガラス製品の成型
性能を更に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るガラス製品の成型方法及びそ
の装置の構成を示す説明図である。
【図2】 この発明が適用されたブラウン管用パネルの
成型装置の実施例の全体構成を示す説明図である。
【図3】 実施例で用いられる型搬送系の全体構成を示
す説明図である。
【図4】 実施例に係る旋回型搬送装置の支持構造を示
す説明図である。
【図5】 (a)はプレス雌型、パレット及びリフタの
関係を示す説明図、(b)は(a)中矢印V方向から見
た矢視図である。
【図6】 実施例に係るパレットの平面図である。
【図7】 実施例に係るリフタの斜視図である。
【図8】 実施例に係る押し出し案内機構の概要を示す
説明図である。
【図9】 図8中IX方向から見た矢視図である。
【図10】 図9中X方向から見た矢視図である。
【図11】 図10中XI方向から見た矢視図である。
【図12】 実施例に係るプレス装置を示す説明図であ
る。
【図13】 (a)は処理ステージST2〜ST9及びS
T20,ST21に対する外側直線型搬送装置の正面説明
図、(b)はST10〜ST13及びST22に対する内側直
線型搬送装置の正面説明図である。
【図14】 図13中X1V−XIV線断面図である。
【図15】 実施例に係る直角転送装置を示す説明図で
ある。
【図16】 実施例に係るシェル型離脱セット装置を示
す説明図である。
【図17】 図16中シェル型保持ハンドの矢印XVI
I方向から見た矢視図である。
【図18】 実施例に係るブラウン管用パネルの製品取
り出し装置を示す説明図である。
【図19】 実施例に係るブラウン管用パネルの成型装
置のプレス雌型振り分け装置、プレス雌型復帰調整装置
及びプレス装置の作動状態を示すタイミングチャートで
ある。
【図20】 実施例に係るブラウン管用パネルの成型装
置の直線型搬送装置、直角転送装置、製品取り出し装置
の作動状態を示すタイミングチャートである。
【図21】 実施例に係るブラウン管用パネルの成型装
置の動作工程(1)を示す模式図である。
【図22】 その動作工程(2)を示す模式図である。
【図23】 その動作工程(3)を示す模式図である。
【図24】 その動作工程(4)を示す模式図である。
【図25】 その動作工程(5)を示す模式図である。
【図26】 その動作工程(6)を示す模式図である。
【図27】 その動作工程(7)を示す模式図である。
【図28】 その動作工程(8)を示す模式図である。
【図29】 その動作工程(9)を示す模式図である。
【図30】 その動作工程(10)を示す模式図であ
る。
【図31】 実施例に係るプレス雌型振り分け装置の変
形例を示す説明図である。
【図32】 従来におけるガラス製品の成型方法の一例
を示す説明図である。
【図33】 従来におけるガラス製品の成型方法の他の
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…型搬送系,2…ゴブ供給手段,3…プレス手段,4
…シェル型離脱手段,5…製品取り出し手段,6…シェ
ル型セット手段,11…プレス雌型振り分け手段,12
…プレス雌型復帰調整手段,13…第一型搬送手段,1
4…第二型搬送手段,15…型搬送制御手段,GB…ゴ
ブ,GS…ガラス製品,L1…第一成型ライン,L2…第
二成型ライン,M…プレス雌型,MB…ボトム型,MS…
シェル型,S1…ゴブ供給ステージ,S2…プレスステー
ジ,S3…シェル型離脱ステージ,S4…製品取り出しス
テージ,S5…シェル型セットステージ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス雌型(M)を一つのゴブ供給ステ
    ージ(S1)に順次セットして所定時間間隔でゴブ(G
    B)を供給するゴブ供給工程と、ゴブ(GB)が供給され
    たプレス雌型(M)をプレスステージ(S2)へ順次移
    動させた後にゴブ(GB)をプレス成型するプレス工程
    と、プレス工程が終了した後製品取り出しステージ(S
    4)にてプレス成型されたガラス製品(GS)を取り出す
    製品取り出し工程とを備えたガラス製品の成型方法にお
    いて、 一つのゴブ供給ステージ(S1)を囲むようにして複数
    のプレスステージ(S2)が設定され、上記プレス工程
    及び製品取り出し工程を含んでなる一連の工程が独立し
    て行われる複数組の閉ループ状成型ライン(L1,L2)
    を設け、ゴブ供給工程にてゴブが供給されたプレス雌型
    (M)を各成型ライン(L1,L2)のプレスステージ
    (S2)に順次移動させると共に、一つの成型ラインに
    てゴブ(GB)の供給されたプレス雌型(M)がプレス
    ステージ(S2)に搬送されるステップにおいて他の成
    型ラインのプレス工程を実行させ、プレス雌型復帰調整
    工程として、所定角度間隔で旋回する旋回テーブル上に
    設けられた押し出し案内機構により、製品取り出し工程
    が終了したプレス雌型(M)をゴブ供給ステージ(S
    1)に各成型ライン(L1,L2)から順次復帰移動させ
    ようにしたことを特徴とするガラス製品の成型方法。
  2. 【請求項2】 一つの成型ラインにてプレス雌型(M)
    がゴブ供給ステージ(S1)に復帰移動すると共に他の
    成型ラインにてプレス雌型(M)がゴブ供給ステージ
    (S1)からプレスステージ(S2)に移動することを特
    徴とする、請求項1記載のガラス製品の成型方法。
  3. 【請求項3】 プレス雌型(M)を各処理ステージ(S
    1,S2,S4)に搬送する型搬送系(1)と、一つのゴ
    ブ供給ステージ(S1)に搬送されたプレス雌型(M)
    に対して所定時間間隔毎に順次ゴブ(GB)を供給する
    ゴブ供給手段(2)と、ゴブ(GB)の供給されたプレ
    ス雌型(M)がプレスステージ(S2)に搬送された時
    点でプレス雌型(M)内のゴブ(GB)をプレス成型す
    るプレス手段(3)と、製品取り出しステージ(S4)
    にてプレス成型されたガラス製品(GS)をプレス雌型
    (M)から取り出す製品取り出し手段(5)とを備えた
    ガラス製品の成型装置において、 上記型搬送系(1)は、一つのゴブ供給ステージ(S
    1)を囲むように複数のプレスステージ(S2)が設定さ
    れ、各プレスステージ(S2)に対応する製品取り出し
    ステージ(S4)を含んでなる複数組の閉ループ状成型
    ライン(L1,L2)に沿って設けられるものであり、ゴ
    ブ供給ステージ(S1)にてゴブ(GB)が供給されたプ
    レス雌型(M)を複数のプレスステージ(S2)に順次
    振り分けるプレス雌型振り分け手段(11)と、所定角
    度間隔で旋回する旋回テーブル上に設けられた押し出し
    案内機構を有し、前記プレス雌型振り分け手段(11)
    に連動してプレス雌型(M)をゴブ供給ステージ(S
    1)に対し各成型ライン(L1,L2)から順次復帰させ
    るプレス雌型復帰調整手段(12)と、各成型ライン
    (L1,L2)中のプレスステージ(S2)以降にセット
    されたプレス雌型(M)を搬送する型搬送手段(13,
    14)と、上記プレス雌型振り分け手段(11)による
    プレス雌型(M)の振り分けステップに連動して型搬送
    手段(13,14)を駆動制御し、少なくとも、上記振
    り分けステップにおいてその直前の振り分けステップで
    プレス雌型(M)が振り分けられた成型ラインの型搬送
    手段によるプレスステージ(S2)からのプレス雌型
    (M)の移動を停止させ、プレス手段(3)によるプレ
    ス成型を実行させる型搬送制御手段(15)とを備えた
    ことを特徴とするガラス製品の成型装置。
  4. 【請求項4】 ボトム型(MB)周縁にシェル型(MS)
    が係合したプレス雌型(M)を一つのゴブ供給ステージ
    (S1)に順次セットして所定時間間隔にてゴブを供給
    するゴブ供給工程と、ゴブ(GB)が供給されたプレス
    雌型(M)をプレスステージ(S2)へ順次移動させた
    後にゴブをプレス成型するプレス工程と、プレス工程が
    終了した後シェル型離脱ステージ(S3)にてプレス雌
    型(M)からシェル型(MS)を離脱するシェル型離脱
    工程と、製品取り出しステージ(S4)にてシェル型離
    脱工程が終了したボトム型(MB)からガラス製品(G
    S)を取り出す製品取り出し工程と、ゴブ供給ステージ
    (S1)にセットされる前にシェル型セットステージ
    (S5)にて製品取り出し工程が終了したボトム型(M
    B)に対してシェル型(MS)を係合させるシェル型セッ
    ト工程とを備えたガラス製品の成型方法において、 一つのゴブ供給ステージ(S1)を挟んで一対のプレス
    ステージ(S2)が設定され、上記プレス工程、シェル
    型離脱工程、製品取り出し工程及びシェル型セット工程
    からなる一連の工程が独立して行われる二組の閉ループ
    状成型ライン(L1,L2)を設け、ゴブ供給工程にてゴ
    ブが供給されたプレス雌型(M)を各成型ライン(L
    1,L2)のプレスステージ(S2)に交互に移動させる
    と共に、一方の成型ライン(L1)にてゴブの供給され
    たプレス雌型(M)がプレスステージ(S2)に搬送さ
    れるステップにて他方の成型ライン(L2)のプレス工
    程を実行させ、プレス雌型復帰調整工程として、所定角
    度間隔で旋回する旋回テーブル上に設けられた押し出し
    案内機構により、シェル型セット工程が終了したプレス
    雌型(M)をゴブ供給ステージ(S1)に各成型ライン
    (L1,L2)から交互に復帰移動させるようにしたこと
    を特徴とするガラス製品の成型方法。
  5. 【請求項5】 ボトム型(MB)周縁にシェル型(MS)
    が係合したプレス雌型(M)若しくはボトム型(MB)
    を1ステップずつ各処理ステージ(S1〜S5)に搬送す
    る型搬送系(1)と、一つのゴブ供給ステージ(S1)
    に搬送されたプレス雌型(M)に対して所定時間間隔毎
    に順次ゴブ(GB)を供給するゴブ供給手段(2)と、
    ゴブ(GB)の供給されたプレス雌型(M)がプレスス
    テージ(S2)に搬送された時点でプレス雌型(M)内
    のゴブ(GB)をプレス成型するプレス手段(3)と、
    プレス成型後シェル型離脱ステージ(S3)にてプレス
    雌型(M)からシェル型(MS)を離脱するシェル型離
    脱手段(4)と、製品取り出しステージ(S4)にてシ
    ェル型(MS)が離脱されたボトム型(MB)からガラス
    製品(GS)を取り出す製品取り出し手段(5)と、ゴ
    ブ供給ステージ(S1)にセットされる前にシェル型セ
    ットステージ(S5)にてガラス製品(GS)が取り出さ
    れたボトム型(MB)に対してシェル型(MS)を係合さ
    せるシェル型セット手段(6)とを備えたガラス製品の
    成型装置において、 上記型搬送系(1)は、一つのゴブ供給ステージ(S
    1)を挟んで一対のプレスステージ(S2)が設定され、
    各プレスステージ(S2)に対応してシェル型離脱ステ
    ージ(S3)、製品取り出しステージ(S4)及びシェル
    型セットステージ(S5)が夫々設定される二組の閉ル
    ープ状成型ライン(L1,L2)に沿って設けられるもの
    であり、ゴブ供給ステージ(S1)にてゴブが供給され
    たプレス雌型(M)を一対のプレスステージ(S2)に
    交互に振り分けるプレス雌型振り分け手段(11)と、
    所定角度間隔で旋回する旋回テーブル上に設けられた押
    し出し案内機構を有し、前記プレス雌型振り分け手段
    (11)に連動し、シェル型セットステージ(S5)に
    てボトム型(MB)周縁にシェル型(MS)が係合したプ
    レス雌型(M)をゴブ供給ステージ(S1)に対し各成
    型ライン(L1,L2)から交互に復帰させるプレス雌型
    復帰調整手段(12)と、一方の成型ライン(L1)中
    のプレスステージ(S2)以降にセットされたプレス雌
    型(M)若しくはボトム型(MB)を搬送する第一型搬
    送手段(13)と、他方の成型ライン(L2)中のプレ
    スステージ(S2)以降にセットされたプレス雌型
    (M)若しくはボトム型(MB)を搬送する第二型搬送
    手段(14)と、上記プレス雌型振り分け手段(11)
    によるプレス雌型(M)の振り分けステップに連動して
    第一及び第二型搬送手段(13)(14)を駆動制御
    し、少なくとも、上記振り分けステップにてプレス雌型
    (M)非振り分け側の成型ライン(L1,L2)の第一若
    しくは第二型搬送手段(13)(14)のプレスステー
    ジ(S2)からのプレス雌型(M)の移動を停止させ、
    プレス手段(3)によるプレス処理を実行させる型搬送
    制御手段(15)とを備えたことを特徴とするガラス製
    品の成型装置。
  6. 【請求項6】 プレス雌型振り分け手段(11)は、ゴ
    ブ供給ステージ(S1)及びプレスステージ(S2)間の
    角度範囲で旋回し且つゴブ供給ステージ(S1)にセッ
    トされたプレス雌型(M)をプレスステージ(S2)へ
    移動させる旋回移動搬送部材からなることを特徴とす
    る、請求項5記載のガラス製品の成型装置。
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