JPH10216602A - 縁貼り加工装置 - Google Patents

縁貼り加工装置

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JPH10216602A
JPH10216602A JP2048597A JP2048597A JPH10216602A JP H10216602 A JPH10216602 A JP H10216602A JP 2048597 A JP2048597 A JP 2048597A JP 2048597 A JP2048597 A JP 2048597A JP H10216602 A JPH10216602 A JP H10216602A
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JP
Japan
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plate
endless track
edge
panel
track device
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Application number
JP2048597A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Chino
博義 千野
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SHINETSU KOKI KK
Original Assignee
SHINETSU KOKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一人の作業者でも縁貼りの作業を容易且つ効
率良くできるよう、簡単な構成で、パネルの供給部と排
出部とを近傍に配設すること。 【解決手段】 パネル10の板面に当接する起立面52
aを有する移動片52が、多数連繋されて無限軌道に沿
って移動する無限軌道装置50と、無限軌道装置50の
一面側に設けられ、移動片の起立面52aへパネル10
を当接させる押えローラ40を備え、パネル10を一方
向Aへ送り、パネル10の側端面10aに縁材12を貼
る縁貼り部60と、パネル60を無限軌道装置50の他
面側へオフセットさせるオフセット部70と、無限軌道
装置50の他面側に設けられ、移動片の起立面52aへ
パネル10を当接させる押えローラ40を備え、パネル
10を戻し方向Bへ送る戻し送り部90を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縁貼り加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、机等の家具製造においては、定尺
カット材、或いは木目等の模様が印刷された飾りテープ
等の縁材を、家具構成部品等の板状部材(以下、「パネ
ル」という)の側端面に、酢酸ビニール系接着剤、或い
はホットメルト等の糊によって貼着することが多い。か
かる貼着は、通常、板状部材を横(べた置き)にして供
給する横型の縁貼り加工装置で行われている。しかし、
横型の縁貼り加工装置は大型であり且つ高価であり、板
状部材の形状等の変更に対応することが難しく、少品種
多量生産用には適しているものの、多品種少量生産用に
は不適当であった。
【0003】このため、本発明者は、既に図8に示すよ
うな縦型の縁貼り加工装置を開発した。この図8に示す
縁貼り加工装置は、定尺カットした縁材、および柔軟性
のあるテープ状の縁材のどちらも、パネル10の側端面
10aに接着することができる構成となっている。先
ず、定尺カットした縁材12を貼着するための構成につ
いて説明する。14は供給部であり、パネル10を、縁
材12が貼着される側端面10aを下方にして支持し、
縁材12が貼着される貼着位置15へ送り込む部分であ
る。24は接着剤の塗布装置であり、供給部14と貼着
位置15の間に配設され、供給部14によって送られる
パネルの側端面10aに接着剤を塗布する。28は曲げ
規制用ローラであり、接着剤の塗布装置24よりもパネ
ル10の送り方向(矢印A)前方側に、パネルの側端面
10aに対して所定の間隔をおくように配設されてい
る。30はガイド部であり、パネルの側端面10aと曲
げ規制用ローラ28との間に縁材12を通過させて前方
へ送るよう、縁材12をパネル10の送り方向へ斜めに
案内する。32は押圧ローラであり、曲げ規制用ローラ
28よりもパネル10の送り方向前方側に配設され、縁
材12をパネルの側端面10aへ押圧して接着する。3
4は排出部であり、押圧ローラ32よりもパネルの送り
方向前方向に配設され、縁材12が貼着されたパネルを
支持し、送り方向に排出する。なお、定尺カットした縁
材12は、例えば、比較的柔軟性のない木材またはメラ
ミン材等から形成されている。
【0004】また、35は上下動機構であり、供給部1
4によって送られるパネルの側端面10aと、曲げ規制
用ローラ28および押圧ローラ32等との間隔を調整す
るよう、供給部14および接着材の塗布装置24の上下
の位置を調整する。なお、供給部14では、具体的に
は、パネル10が、複数個の水平軸を中心に回転する送
りローラ16上をガイド20に案内され、コンベアベル
ト38の動力によって矢印A方向に送られる。パネル1
0は、コンベアベルト38と、手前に配された押えロー
ラ40との間に挟まれ、その押えローラ40によってコ
ンベアベルト38面へ当接するように押えられ、これに
より、パネル10が、コンベアベルト38の動きに伴っ
て移動する。
【0005】次に、テープ状の縁材13を貼着するため
の構成について説明する。パネルの側端面10aには、
パネル10が接着剤の塗布装置24上を通過する際に接
着剤(糊)が塗布され、引き続いて下方のロールテープ
13aから供給されたテープ状の縁材13が押圧ローラ
32によって板状部材の側端面に押圧されて貼着され
る。このテープ状の縁材13は、下方のロールテープ1
3aから送りローラ42によって供給され、パネル10
の端末がセンサーで検出されたとき、テープ状の縁材1
3の端末がパネル10の端末と一致するようにカッタ
(図示せず)44で切断される。この従来の縁貼り加工
装置によれば、パネル10の品種変更に好適に対応し、
定尺カットした縁材12およびテープ状の縁材13のど
ちらの縁材も、パネルの側端面10aに好適に貼着でき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
縁貼り加工装置では、パネル10を一方向へ移動させる
ものであり、パネルの供給部14と排出部34とは離れ
ていおり、二人の作業者を要するか、一人の作業者で作
業をする場合には供給部14と排出部34との間を行っ
たり来たりしなければならなかった。また、パネルの供
給部14と排出部34との両方の近傍には、それぞれに
作業者のための作業空間を要し、スペースを有効に活用
できないという課題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、多品種少量生産
に対応して一人の作業者でも縁貼りの作業を容易且つ効
率良くできるよう、簡単な構成で、パネルの供給部と排
出部とを近傍に配設することができる縁貼り加工装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明は、
板状部材を起立させて移動させ、該板状部材の側端面に
縁材を貼る等の加工をする縁貼り加工装置において、前
記板状部材の板面に当接する起立面を有する移動片が、
多数連繋されて無限軌道に沿って移動する無限軌道装置
と、該無限軌道装置の一面側に設けられ、前記移動片の
起立面へ前記板状部材を当接させる押え手段を備え、無
限軌道装置の一面側の移動駆動に伴って、前記板状部材
を一方向へ送り、該板状部材の側端面に接着剤を介して
縁材を貼る縁貼り部と、該縁貼り部よりさらに一方向へ
送られて前記無限軌道装置から排出されて位置した前記
板状部材を、無限軌道装置の他面側へオフセットさせる
よう、前記一方向と交差する方向へ移動させるオフセッ
ト部と、該無限軌道装置の他面側に設けられ、前記移動
片の起立面へ前記板状部材を当接させる押え手段を備
え、前記無限軌道装置の他面側の移動駆動に伴って、前
記オフセット部によって移動された板状部材を、前記一
方向とは反対の戻し方向へ送る戻し送り部を具備する。
【0009】また、前記押え手段は、前記無限軌道装置
の移動駆動に伴って前記板状部材を移動させるよう、該
板状部材を前記移動片の起立面との間で挟圧すべく、移
動片の起立面に平行な軸線を中心に板状部材の移動方向
へ回転自在に軸着された複数の押えローラを備えること
で、無限軌道装置の移動駆動力を好適に板状部材に伝達
でき、複雑な構成にならず、無限軌道装置の移動駆動力
を好適に利用できる。
【0010】また、前記一方向と前記戻し方向は平行で
あり、前記一方向と交差する方向とが直交することで、
設置スペースを効率よく利用できる。
【0011】また、前記オフセット部には、前記縁貼り
部で塗布された接着剤を固化させるよう、高周波加熱装
置が搭載されていることで、酢酸ビニール系の接着剤の
ような、ホットメルト等の接着剤と比べて硬化時間の比
較的長い接着剤についても好適に利用できる。
【0012】また、前記戻し送り部には、前記縁材の長
手方向の端部を板状部材の長さに対応させて切断するエ
ンドカット装置と、縁材の幅方向の側部を板状部材の幅
に対応させて切削するうトリーミング装置が配設されて
いることで、縁貼りに関する加工を効率よく行うことが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態例を添付図面と共に詳細に説明する。図1は本発
明による縁貼り加工装置の一実施例を示す平面図であ
り、図2は縁貼り部60の側面図である。この縁貼り加
工装置は、板状部材であるパネル10を起立させて送
り、その側端面10aに縁材12を貼る等の加工ができ
るように設けられており、縦型の縁貼り加工装置になっ
ている。
【0014】50は無限軌道装置であり、パネル10の
板面に当接する起立面52aを有する移動片52が、多
数連繋されて無限軌道に沿って移動するように設けられ
ている。すなわち、移動片52、いわゆるキャタピラ状
の部材が多数連ねられており、その多数の移動片52
が、水平面に平行な基台11上に固定された閉ループ状
の軌道上を周回するように設けられている。なお、本実
施例の無限軌道装置50は、基台11に設けられた鉛直
軸を中心に回転可能の設けられた4個のスプロケット5
4と、そのスプロケット54に掛け回されたチェーン5
6と、そのチェーン56に固定された複数の移動片52
によって構成され、細長い無限軌道を形成している。ま
た、無限軌道装置50の駆動源としては、例えば、数値
制御ができるサーボモータを用いることができる。
【0015】60は縁貼り部であり、移動片の起立面5
2aへパネル10を当接させる押え手段(後述する複数
の押えローラ40)を備え、無限軌道装置50の一面側
の移動駆動に伴って、パネル10を一方向(送り方向
A)へ送り、そのパネル10の側端面10aに接着剤を
介して縁材12を貼るように、無限軌道装置50の一面
側に設けられている。なお、縁貼り部60の他の構成
は、従来の技術の欄で記載したうちの定尺カットした縁
材12を側端面10aに貼る構成と同様に形成されてお
り、図8の縁貼り加工装置と同一の構成が用いられてい
る部分は、図8に付した記号と同一の符号を付して説明
を省略し、特徴的な部分のみを以下に説明する。
【0016】40は押えローラであり、移動片52の起
立面52aに平行な軸線L(図3参照)を中心にパネル
の移動方向へ回転自在に、送り方向Aに直交する方向へ
移動可能な支持部材53に多数が軸着されている。この
押えローラ40は、無限軌道装置50の移動駆動に伴っ
てパネル10を移動させるよう、パネル10を前記起立
面52aとの間に挟圧するように支持部材53を介して
付勢されている。この押えローラ40の付勢力により、
起立面52aへパネル10が張り付いた状態となり、無
限軌道装置50の移動駆動力がパネル10に好適に伝達
され、パネル10が無限軌道装置50の移動に伴って送
り方向Aへ移動する。また、複数の押えローラ40と複
数の移動片52との間にパネル10が挟まれることによ
って、パネル10の側端面10aに縁材12を好適に接
着するように作用する押圧ローラ32の押圧力を受ける
ことができる。すなわち、パネル10が浮き上がらない
ように保持するようにも作用する。そして、この無限軌
道装置50を利用した移動駆動機構によれば、剛性のあ
る移動片52によってパネル10を確実に受けることが
でき、パネル10を立てた状態で好適且つ精度よく送る
ことができる。
【0017】70はオフセット部であり、縁貼り部60
よりさらに一方向(送り方向A)へ送られて無限軌道装
置50から排出されて位置したパネル10を、送り方向
Aと交差する方向(矢印C方向)へ移動させるように構
成されている。72はオフセットガイドであり、送り方
向Aとは直交する方向(オフセット方向C)へ延びる2
本のレール部材によって設けられており、送られてきた
パネル10を保持する保持台部74を、送り方向Aに直
交する方向へ移動可能にガイドする。これにより、パネ
ル10を、送り方向Aの延長位置から、後述する戻し方
向Bの延長位置へ移動できる。
【0018】76は高周波加熱装置であり、オフセット
部70には、縁貼り部60で塗布された接着剤を固化さ
せるように搭載されている。これにより、酢酸ビニール
系の接着剤のような、ホットメルト等の接着剤と比べて
硬化時間の比較的長い接着剤についても好適に利用でき
る。この高周波加熱装置76の高周波発振機76aは、
保持台部74と一体化した状態に装着されており、オフ
セットガイド72と平行に配設された高周波発振機用ガ
イド72a(2本のレール部材によって構成)に沿っ
て、送り方向Aに直交するオフセット方向Cへ保持台部
74と共に好適に移動できる。78は駆動装置であり、
保持台部74及び高周波加熱装置76をオフセット方向
へ移動させる動力源であり、モータによるチェーン駆
動、或いはシリンダ装置等の駆動手段を用いることがで
きる。
【0019】90は戻し送り部であり、オフセット部7
0によって移動されたパネル10を、無限軌道装置50
の移動駆動に伴って、一方向(送り方向A)とは反対の
戻し方向Bへ送るように、無限軌道装置50の他面側
(前記一面側の反対側)に設けられ、その駆動機構は縁
貼り部60のパネル10を移動させる駆動機構と同様に
構成されている。すなわち、押えローラ40が、無限軌
道装置50の移動片52の起立面52aに対向して配設
されており、パネル10は、移動片52と押えローラ4
0に挟まれ、無限軌道装置50の駆動力によって戻し方
向Bへ移動する。この戻し送り部90には、縁材12の
長手方向の端部をパネル10の長さに対応させて切断す
るエンドカット装置92(図6参照)と、縁材12の幅
方向の側部をパネル10の幅に対応させて切削するトリ
ーミング装置94、95(図6参照)が配設されてい
る。ところで、本実施例によれば、送り方向Aと戻し方
向Bは平行であり、また、送り方向A及び戻し方向B
と、交差する方向(オフセット方向C)とが直交するた
め、装置を設置するためのスペースを効率よく利用でき
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例の各部の詳細に
ついて添付図面に基づいて説明する。先ず、縁貼り部6
0について説明する。図2は図1の縁貼り部60の一実
施例を示す側面図であり、図3は無限軌道装置を備える
移動駆動機構の詳細を示す断面図である。なお、図1お
よび図8に基づき、既に説明した構成については、同一
の符号を付し説明を省略する。本実施例にかかるパネル
10は、具体的には、所定の均一な厚さを有し、家具構
成部品等として利用される矩形状の主材である。また、
本実施例にかかる縁材12は、木縁材またはメラミン材
等によって帯板状に形成された厚くて可撓性の小さい定
尺カット材である。この縁材12を、パネル10の側端
面10aに糊(接着剤)で貼着することで、パネル10
の外観を向上できる。
【0021】パネル10は、複数個の送りローラ16に
支持されて、長尺部材からなる送り方向のガイド板20
にガイドされることで、無限軌道装置50の移動片52
に接触するよう送り方向Aに案内される。そして、その
パネル10は、移動片52と押えローラ40との間に挟
持され、送り方向Aへ移動片52の移動に伴って定速度
で送られる。なお、複数の移動片52は、原則的に、無
限軌道上を定速度で時計の回転方向(矢印R、図1参
照)へ周回運動しいてる。また、移動片52の形態は、
例えば、図3に示すように、起立面52aは水平面に垂
直に設けられた鉛直面となっており、その表面には滑り
止めのゴム52rが貼付されている。そして、移動片5
2は、その裏面でチェーン56に連結されており、ガイ
ド部51の溝51aでガイドされて上下方向に振れるこ
となく、移動できるように形成されている。さらに、移
動片52の表面下部の角が下方へ延設されて、延設部5
2bが形成されている。すなわち、延設部52bが、ガ
イド部51の下部の表面を覆うように形成されており、
起立面52aがパネル10の下部に好適に当接できる。
なお、無限軌道装置50の駆動源は、モータ58(図7
参照)を用いることができる。
【0022】24は接着剤の塗布装置であり、供給部1
4によって送られる板状部材10の側端面(下面)に接
着剤を塗布する。この塗布装置24としては、例えば、
酢酸ビニール系接着剤の貯留されたタンク、或いはホッ
トメルト接着剤を加熱しつつ貯留する加熱器付きのタン
クを有し、その接着剤のタンク内で回転可能に設けら
れ、パネル10の側端面10aに当接・回転し、溶融し
たホットメルトを転着することができる接着剤の転着ロ
ーラ25(図8参照)を備えるものがある。このような
塗布装置24によれば、パネル10の側端面10aがそ
の塗布装置24上を通過する際、その側端面10aへ接
着剤を自動的に塗布することができる。なお、この塗布
装置24は、側端面10aに当接されるよう、板バネな
どで上方に付勢されており、僅かな間で上下動可能に設
けられている。これにより、確実に接着剤を塗布でき
る。また、35は上下動機構であり、螺子によって接着
剤の塗布装置24を含む供給部14を、押圧ローラ32
及び縁貼り部60排出部34等に対して上下方向に高さ
調整できるように設けられている。
【0023】押圧ローラ32は、図8に示したものと同
様に設けられており、縁材12に好適に当接するよう
に、スプリングによって上方に付勢されている。押圧ロ
ーラ32の付勢力によって、移動片52と押えローラ4
0との間に挟持されたパネル10の側端面10aへ縁材
12が押圧されるため、縁材12が好適に密着され、前
記塗布装置24によって塗布された接着剤によって縁材
12を好適に接着できる。
【0024】縁貼り部60の排出部34は、押圧ローラ
32よりもパネル10の送り方向前方側に配設されてお
り、縁材12が貼着されたパネル10を支持して送り方
向に排出する部位を構成している。37は縁貼り部60
の排出部のコンベアであり、基台上11に設けられてい
る。また、この縁貼り部60の排出部34は次工程にパ
ネル10を送るように、その高さレベルが所定高さに設
定されている。なお、61は操作ボックスである。
【0025】次に、オフセット部70について説明す
る。図4は本発明のオフセット部70を示す側面図であ
り、図5は図4のオフセット部70のD矢視図である。
なお、図1に基づき、既に説明した構成、特にオフセッ
ト方向Cへの移動駆動機構については、同一の符号を付
して説明を省略する。高周波加熱装置76は、保持台部
74上に、搬送されたパネル10の側端面10aの両側
に、パネル10の送り方向の長さに対応した長尺の発振
電極板80、81(図5参照)を備える。この発振電極
板80、81は、高周波発振機76aにケーブル80
a、81aによって連結されており、高周波加熱の原理
によって、接着剤を加熱硬化するように設けられてい
る。なお、79はシリンダ装置であり、発振電極板8
0、81をパネル10の両側へ近接させるよう、発振電
極板81を移動させる駆動源として作動する。
【0026】82は下部搬送装置であり、コンベアベル
ト82aと駆動モータ82bとを備え、縁材12が貼付
された下側面からパネル10を支持して、そのパネル1
0を搬送するように作動する。また、84は側部搬送装
置であり、コンベアベルト84aと駆動モータ84bと
を備え、パネル10の側面に接して、そのパネル10を
搬送するように作動する。オフセット部の押えローラ8
8であり、前記押えローラ40と同様に配設されてお
り、コンベアベルト84aの移動駆動に伴ってパネル1
0を移動させるよう、パネル10をコンベアベルト84
aの起立面との間に挟圧するように構成されている。
【0027】86はプレス装置であり、パネル10の送
り方向の長さに対応して設けられたプレス板86aが、
起立されたパネル10を上方から押えることができるよ
う、そのプレス板86aを上下動させる。86bは支柱
であり、4本が起立されて配設されており、プレス板8
6aを上下方向に移動可能に案内する。86cは駆動ネ
ジであり、4本が起立されて配設されており、前記軸線
を中心に回転するように設けられ、それぞれがプレス板
86aに螺合されている。従って駆動ネジ86cを回転
駆動することによって、プレス板86aを上下動するこ
とができる。また、86dは駆動モータであり、プレス
装置86の動力源となっており、同期シャフト86eを
介して駆動ネジ86cが好適に同期することによって、
プレス板86aが傾斜することなく、水平面と平行に上
下動できるのである。なお、86fはクラッチであり、
通常は駆動モータ86dから同期シャフト86eへ動力
を伝達し、プレス板86aによってパネル10を押圧す
る圧力が所定以上になった際には、その動力の伝達を切
るように作動する。以上の構成から成るプレス装置86
によれば、パネル10と縁材12とが好適に密着するよ
うにパネル10を上方から押えることができ、その状態
で高周波加熱装置76を作動させることで、縁材12を
確実かつ好適に接着することができる。
【0028】次に、戻し送り部90について説明する。
図6は戻し送り部90に配設されたエンドカット装置9
2と、トリーミング装置94、95を説明する側面図で
ある。また、図7は図6の戻し送り部90(及び縁貼り
部60)のE矢視図である。なお、戻し送り部90の移
動駆動機構については、既に説明したように構成されて
おり、ここでは説明を省略する。エンドカット装置92
は、公知の構成を備えるものであり、パネル10の移動
に伴って移動でき、一つのカッタ92aでパネル10に
接着された縁材12の両端を切断できるように構成され
ている。すなわち、パネル10の先端面側の縁材12を
パネル10の先端面に揃えて切断する際には、基準部材
92bがパネル10の端面に当接し、丸刃状のカッタ9
2aがパネル10の移動に伴って移動しつつ縁材12の
先端部を切断する。そして、パネル10の後端面側の縁
材12をパネル10の後端面に揃えて切断する際には、
パネル10の先端面側の縁材12を切断した後、基準部
材92bは、パネル10から離れ、パネル10が移動し
て行き過ぎるのを待って、パネル10の後端面に当接す
る。その基準部材92bがパネル10の後端面に当接し
た状態で、丸刃状のカッタ92aがパネル10の移動に
伴って移動しつつ縁材12の後端部を切断する。
【0029】トリーミング装置94、95は、公知の構
成を備えるものであり、送られてくるパネル10の両側
に当接するように切削刃が配設されており、戻し送り部
90を通過する間に縁材12の幅方向両側のトリーミン
グを行うことができる。すなわち、各々のトリーミング
装置には、一対の回転切削刃94a、95aが備えら
れ、その回転切削刃94a、95aによって、縁材12
の幅方向の側部をパネル10の幅に対応させて切削する
ことで、トリーミングがなされる。トリーミング装置9
4は荒削りを行い、トリーミング装置95は仕上げ削り
を行うように、2段階に設けられている。
【0030】以上の実施例では、比較的硬化時間のかか
る酢酸ビニール系接着剤による接着のため高周波加熱装
置76を用いたが、本発明はこれに限らず、ホットメル
トを接着剤として利用する場合には高周波加熱装置のよ
うな接着剤の特別な硬化手段は必要としない。すなわ
ち、オフセット部70には少なくともパネル10をオフ
セット方向へ移動させる移動駆動手段のみがあればよい
のは勿論である。また、本発明によれば、戻し送り部9
0は、パネル10を戻し方向へ移動させる移動駆動手段
のみが設けられ、エンドカット装置やトリーミング装置
は別の位置に配設される場合があってもよいのは勿論で
ある。例えば、ホットメルトを接着剤として利用する場
合には、縁貼り部60の接着位置の直後にエンドカット
装置やトリーミング装置を配設することも可能である。
【0031】また、以上実施例では、移動片の起立面5
2aへパネル10を当接させる押え手段として押えロー
ラ40を利用した場合を説明したが、本発明はこれに限
らず、コンベア装置によってコンベアベルトの全面でパ
ネル10の板面を押圧するようにしてもよい。また、吸
着機構を利用して移動片の起立面52aへパネル10を
当接させることも可能である。なお、上記の実施例で
は、送りローラ16、押圧ローラ32等をローラとした
が、本発明はこれに限られることはなく、滑り性の良好
な部材に置き換えることもできる。以上、本発明につき
好適な実施例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこ
の実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱
しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことで
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明の縁貼り加工装置によれば、起立
面を有する移動片が多数連繋されて無限軌道に沿って移
動する無限軌道装置によって、板状部材を一方向へ送る
ことができると共に、オフセット部で前記一方向と交差
する方向へ移動された板状部材を戻し送り部によって前
記一方向とは反対の戻し方向へ送ることができる。従っ
て、構成を複雑にすることなく、パネルの供給部と排出
部とを近傍に配設することができ、本装置を利用すれ
ば、多品種少量生産に対応して一人の作業者でも縁貼り
の作業を容易且つ効率良くできるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる縁貼り加工装置の一実施例を示
す平面図である。
【図2】図1の実施例の縁貼り部を示す側面図である。
【図3】図1の実施例の無限軌道装置等にかかる詳細を
示す断面図である。
【図4】図1の実施例のオフセット部を示す側面図であ
る。
【図5】図3のオフセット部のD矢視図である。
【図6】図1の実施例の戻し送り部を示す側面図であ
る。
【図7】図6の戻し送り部(及び縁貼り部)のE矢視図
である。
【図8】従来技術を説明する側面図である。
【符号の説明】
10 パネル 10a 側端面 12 縁材 14 供給部 16 送りローラ 24 塗布装置 30 ガイド部 32 押圧ローラ 34 縁貼り部の排出部 35 上下動機構 40 押えローラ 50 無限軌道装置 52 移動片 52a 起立面 60 縁貼り部 70 オフセット部 76 高周波加熱装置 90 戻し送り部 92 エンドカット装置 94、95 トリーミング装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材を起立させて移動させ、該板状
    部材の側端面に縁材を貼る等の加工をする縁貼り加工装
    置において、 前記板状部材の板面に当接する起立面を有する移動片
    が、多数連繋されて無限軌道に沿って移動する無限軌道
    装置と、 該無限軌道装置の一面側に設けられ、前記移動片の起立
    面へ前記板状部材を当接させる押え手段を備え、無限軌
    道装置の一面側の移動駆動に伴って、前記板状部材を一
    方向へ送り、該板状部材の側端面に接着剤を介して縁材
    を貼る縁貼り部と、 該縁貼り部よりさらに一方向へ送られて前記無限軌道装
    置から排出されて位置した前記板状部材を、無限軌道装
    置の他面側へオフセットさせるよう、前記一方向と交差
    する方向へ移動させるオフセット部と、 該無限軌道装置の他面側に設けられ、前記移動片の起立
    面へ前記板状部材を当接させる押え手段を備え、無限軌
    道装置の他面側の移動駆動に伴って、前記オフセット部
    によって移動された板状部材を、前記一方向とは反対の
    戻し方向へ送る戻し送り部を具備することを特徴とする
    縁貼り加工装置。
  2. 【請求項2】 前記押え手段は、前記無限軌道装置の移
    動駆動に伴って前記板状部材を移動させるよう、該板状
    部材を前記移動片の起立面との間で挟圧すべく、移動片
    の起立面に平行な軸線を中心に板状部材の移動方向へ回
    転自在に軸着された複数の押えローラを備えることを特
    徴とする請求項1記載の縁貼り加工装置。
  3. 【請求項3】 前記一方向と前記戻し方向は平行であ
    り、前記一方向と交差する方向とが直交することを特徴
    とする請求項1または2記載縁貼り加工装置。
  4. 【請求項4】 前記オフセット部には、前記縁貼り部で
    塗布された接着剤を固化させるよう、高周波加熱装置が
    搭載されていることを特徴とする請求項1、2または3
    記載縁貼り加工装置。
  5. 【請求項5】 前記戻し送り部には、前記縁材の長手方
    向の端部を板状部材の長さに対応させて切断するエンド
    カット装置と、縁材の幅方向の側部を板状部材の幅に対
    応させて切削するトリーミング装置が配設されているこ
    とを特徴する請求項1、2、3または4記載の縁貼り加
    工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114474756A (zh) * 2022-01-27 2022-05-13 广东顶峰精密技术有限公司 一种泡棉组装治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114474756A (zh) * 2022-01-27 2022-05-13 广东顶峰精密技术有限公司 一种泡棉组装治具

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