JPH10216478A - 脱臭装置 - Google Patents

脱臭装置

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JPH10216478A
JPH10216478A JP9019535A JP1953597A JPH10216478A JP H10216478 A JPH10216478 A JP H10216478A JP 9019535 A JP9019535 A JP 9019535A JP 1953597 A JP1953597 A JP 1953597A JP H10216478 A JPH10216478 A JP H10216478A
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JP
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light
fan
case body
lamp
outside
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JP9019535A
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Hiroyuki Doi
洋幸 土井
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒膜22の配置領域外からの光を光触媒膜
22に的確に導き、光触媒作用による脱臭効率を向上させ
る。 【解決手段】 送風路4にファン5を配置する。送風路
4中に面して光触媒膜22を形成する。送風路4外に、少
くとも紫外線を含む光を照射するランプ18を配置する。
ランプ18の光を光触媒膜22に向けて反射させる反射体21
を設ける。ランプ18を送風に影響しない送風路4外に配
置しても、ランプ18の光を反射体21により光触媒膜22に
的確に照射し、光触媒作用を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異臭などを除去す
る脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱臭装置としては、例え
ば、特開昭63−267876号公報に記載されている
ように、送風機構に光触媒を利用した構造が知られてい
る。この脱臭装置では、吸込口から吐出口に至る送風路
中に、光触媒膜が表面に形成されたファン、およびこの
ファンに対向して紫外線を含む光を照射するランプをそ
れぞれ配置している。
【0003】そして、ファンの回転により、送風路を通
じて送風を行ない、この送風中に含まれた異臭となる粒
子や粉塵をファンの光触媒膜に付着(脱臭)させる。フ
ァンにはランプの光を照射し、紫外線が照射された光触
媒膜の光触媒作用により付着された異臭となる粒子や粉
塵の酸化、分解を促進させ、光触媒膜による脱臭作用を
継続的に維持させる。
【0004】また、特開昭63−97501号公報に記
載されているように、生ごみを分解させる生ごみ処理容
器に光触媒を利用した構造が知られている。生ごみ処理
容器では、生ごみと分解媒体剤とを収容して生ごみを分
解させるものであるが、生ごみが分解するまでは腐食臭
が発生するため、容器内に脱臭装置を配置している。こ
の脱臭装置では、容器の蓋体の内面に光触媒膜を形成
し、蓋体の内面に対向して紫外線を含む光を照射するラ
ンプを配置している。
【0005】そして、この場合にも、異臭成分を光触媒
膜に付着させ、光触媒膜に紫外線が照射されることによ
る光触媒作用により付着された異臭成分の酸化、分解を
促進させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランプ
からの光は直進性を有するため、ランプに対向する部分
にしかランプの光が照射されず、ファンの形状によって
はランプの光が照射されない部分が生じる。そのため、
ファンの全体に光触媒膜を形成したとしても、紫外線が
照射されない光触媒膜の部分が生じ、光触媒膜作用を十
分に活用できていない。
【0007】また、ランプを送風路中に配置しているた
め、ランプが送風の妨げとなり、風量が低下する。
【0008】そこで、ランプを送風路外に配置すると、
送風を整流する部材や送風路を構成する部材などによっ
てランプの光が遮られ、紫外線が光触媒膜に照射されな
い問題が生じる。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、光触媒膜の配置領域外からの光を光触媒膜に的確
に導き、光触媒作用による脱臭効率を向上できる脱臭装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の脱臭装置
は、送風路と;送風路に配置されるファンと;送風路中
に面して形成される光触媒膜と;送風路外に配置され、
少くとも紫外線を含む光を照射するランプと;ランプの
光を光触媒膜に向けて反射させる反射体と;を具備して
いるものである。
【0011】ファンにより、送風路を通じて送風を行な
い、この送風中に含まれた異臭となる粒子や粉塵を光触
媒膜に付着(脱臭)させる。送風に影響しない送風路外
に配置したランプの光を反射体により光触媒膜に向けて
反射させ、光を光触媒膜に的確に照射する。光を照射し
た光触媒膜の光触媒作用により付着された異臭となる粒
子や粉塵の酸化、分解を促進させ、光触媒膜による脱臭
作用を継続的に維持させる。
【0012】なお、送風路外とは、送風路に対して隔離
している場合、および連通している場合も含み、実質的
な風の流れの外側のことを含む。
【0013】請求項2記載の脱臭装置は、ケース体と;
ケース体内に形成された光触媒膜と;ケース体の少くと
も一部に形成され、ケース体外からの少くとも紫外線を
含む光を透過させて光触媒膜に導く透光部と;を具備し
ているものである。
【0014】ケース体内の異臭となる粒子や粉塵を光触
媒膜に付着(脱臭)する。ケース体外からの少くとも紫
外線を含む光を透光部を通じて光触媒膜に導き、光を光
触媒膜に的確に照射する。光を照射した光触媒膜の光触
媒作用により付着された異臭となる粒子や粉塵の酸化、
分解を促進させ、光触媒膜による脱臭作用を継続的に維
持させる。
【0015】請求項3記載の脱臭装置は、ケース体と;
ケース体内に配置され、ケース体内の空気をケース体外
に排気するファンと;ファンに形成された光触媒膜と;
ケース体の少くとも一部に形成され、ケース体外からの
少くとも紫外線を含む光を透過させて光触媒膜に導く透
光部と;を具備しているものである。
【0016】ファンにより、ケース体内の空気をケース
体外に送風を行ない、この送風に含まれたケース体内の
異臭となる粒子や粉塵をファンの光触媒膜に付着(脱
臭)する。ケース体外からの少くとも紫外線を含む光を
透光部を通じてファンの光触媒膜に導き、光を光触媒膜
に的確に照射する。光を照射した光触媒膜の光触媒作用
により付着された異臭となる粒子や粉塵の酸化、分解を
促進させ、光触媒膜による脱臭作用を継続的に維持させ
る。
【0017】請求項4記載の脱臭装置は、ケース体と;
ケース体内に配置され、ケース体内の空気をケース体外
に排気するファンと;ファンに形成された光触媒膜と;
ケース体の少くとも一部に形成され、ケース体外からの
少くとも紫外線を含む光をケース体内に導く透光部と;
透光部により導かれる光を光触媒膜に向けて反射させる
反射体と;を具備しているものである。
【0018】ファンにより、ケース体内の空気をケース
体外に送風を行ない、この送風に含まれたケース体内の
異臭となる粒子や粉塵をファンの光触媒膜に付着(脱
臭)する。ケース体外から透光部を通じてケース体内に
導かれる少くとも紫外線を含む光を反射体によりファン
の光触媒膜に向けて反射させ、光を光触媒膜に的確に照
射する。光を照射した光触媒膜の光触媒作用により付着
された異臭となる粒子や粉塵の酸化、分解を促進させ、
光触媒膜による脱臭作用を継続的に維持させる。
【0019】請求項5記載の脱臭装置は、請求項1また
は4記載の脱臭装置において、反射体は曲面形状の反射
面を有しているものであり、光の集光、分散が可能で、
必要部分への光の照射および広い範囲への光の照射がで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の脱臭装置の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0021】図1および図2に第1の実施の形態を示
し、図1は脱臭装置の側面図、図2は脱臭装置の正面図
である。
【0022】この脱臭装置は、例えば空気清浄機などの
空調機器や、生ごみ容器などに使用される。
【0023】図において、1はファンケースで、このフ
ァンケース1は、幅方向に横長(図2参照)な直方体状
に形成され、ファンケース1の上面一側には横長の吸込
口2が形成され、他側面下部には横長の吐出口3が形成
され、吸込口2から吐出口3にかけて送風路4が形成さ
れている。
【0024】ファンケース1の両端面間で、ファンケー
ス1内の一側下部、すなわち送風路4内の吸込口2と吐
出口3に対向する隅部には、ファン(ランナー)5が回
転自在に配設されている。このファン5は、軸方向の長
さがファンケース1の横幅に近い長尺の円筒状に形成さ
れ、その円筒部分には回転方向と直交する軸方向に細長
い複数の羽根6が回転方向に沿って並列配置されてい
る。ファン5の両端には回転軸7が突設され、ファンケ
ース1の両端部には回転軸7が回転自在に支持される軸
受8,9が取り付けられ、ファンケース1の一端には回
転軸7を回転駆動するモータ10が取り付けられている。
【0025】ファンケース1の両端面間で、ファンケー
ス1の一側面から底面にわたってファンケース1の一部
を構成するとともに、送風路4を構成する案内板11が配
置されている。この案内板11には、ファンケース1の一
側面に沿った側面板部12、ファンケース1の底面に沿っ
た底面板部13、側面板部12と底面板部13とに連続する湾
曲板部14が形成されている。
【0026】案内板11の湾曲板部14に対しファン5を隔
てて対向する位置には、ファンケース1の一部を構成す
るとともに、送風路4を構成する整流部材としてのスタ
ビライザ15が配置されている。このスタビライザ15は、
ファンケース1の両端面間に架設されており、ファン5
に対向するファン対向部16を有している。
【0027】ファンケース1の両端面間で、ファンケー
ス1内の他側上部、すなわち送風路4外のファン5とは
対称な隅部には、直管形のランプ18が配置されている。
このランプ18は、少なくとも470nm以下の紫外線の
波長光を含む光を放出する放電ランプで、両端には口金
19が設けられている。ファンケース1の両端面にはラン
プ18の口金19を接続するソケット20が配置されている。
【0028】案内板11の底面板部13上には、例えば反射
面が鏡面に形成された反射体21が配設されている。反射
体21により、ランプ18の光がファン5、スタビライザ1
5、案内板11の側板部12および湾曲板部14などに下側か
ら反射される。
【0029】ファンケース1の内面、ファン5、案内板
11、スタビライザ15、反射体21などの送風路4中に面し
た部材には、光触媒膜22が形成されている。この光触媒
膜22は、各部材の表面上に、粒径が60nmないし20
0nmのシリカ(SiO2 )のシリカ微粒子によって
0.5μmないし2μmの厚さのアンダーコートが形成
され、このアンダーコートの表面上に、結晶型がアナタ
ーゼであるチタニア(TiO2 )のチタニア微粒子がシ
リカ微粒子の隙間に充填形成されている。
【0030】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0031】モータ10の駆動によりファン5が図1反時
計回り方向に回転すると、吸込口2から空気を吸い込
み、送風路4を通じて脱臭した後に、吐出口3から吐出
する。
【0032】空気が送風路4を流れる際に、空気中に含
まれた異臭となる粒子や粉塵が光触媒膜22に接触して付
着する。特に、高速回転するファン5の光触媒膜22には
多量の粒子や粉塵が接触して付着する。これら異臭とな
る粒子や粉塵を光触媒膜22に付着することによって脱臭
し、脱臭した空気を吐出口3から吐出する。
【0033】同時に、ランプ18の点灯により、ランプ18
の光をファンケース1の内面、ファン5、案内板11、ス
タビライザ15、反射体21などに形成された光触媒膜22に
照射する。このとき、ランプ18に対して影になるスタビ
ライザ15のファン対向部16、スタビライザ15によって影
になるファン5の部分、ファン5によって影になる案内
板11の部分の各光触媒膜22に対して、反射体21の反射面
で反射した光が照射される。
【0034】光触媒膜22に470nm以下の特に350
nm〜410nmの紫外線が照射さると、チタニア微粒
子は、約3.0Vのバンドギャップを有するので、この
バンドギャップによりチタニア微粒子に電子ホールが生
じ、この電子ホールの移動により表面に電子移動反応が
生じる。この電子移動反応では、ホールがバンドギャッ
プ分のエネルギーに相当する電子を引き抜く力、すなわ
ち酸化力を持っているため、このホールの酸化力によっ
てチタニア微粒子の表面に付着あるいは接触した物質を
変化させる。
【0035】このように、チタニア微粒子は紫外線を受
けると強い酸化力を生じるため、チタニア微粒子の表面
に付着した異臭となる粒子や粉塵の物質、例えば、アセ
トアルデヒト、メチルメルカルプタン、硫化水素あるい
はアンモニアなどの物質の酸化、分解を促進する。その
ため、光触媒膜22の表面は常にクリーンな状態に保た
れ、光触媒膜22による脱臭作用を継続的に維持できる。
【0036】そして、ランプ18を送風路4外に配置して
いるため、送風には影響せず、風量の低下などがない。
このようにランプ18を送風に影響しない送風路4外に配
置しても、この送風路4外からのランプ18の光を反射体
21により光触媒膜22に向けて反射させるため、光を光触
媒膜22に的確に照射でき、光触媒作用による脱臭効率を
向上できる。
【0037】なお、反射体21は反射面を、凹面形状、凸
面形状などの曲面形状に形成することにより、光の集
光、分散が可能で、必要部分への光の照射および広い範
囲への光の照射ができる。
【0038】次に、図3に第2の実施の形態を示し、図
3は脱臭装置の側面図である。
【0039】この実施の形態では、スタビライザ15のフ
ァン対向部16に反射体31を設けており、反射体21で反射
してスタビライザ15に向かう光をファン5へ向けて反射
させ、ファン5へ照射される光量を増加し、光触媒作用
の効率を向上させる。なお、反射体31の表面にも光触媒
膜22を設ける。
【0040】したがって、この第2の実施の形態におい
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0041】次に、図4に第3の実施の形態を示し、図
4は脱臭装置の側面図である。
【0042】この実施の形態では、ファン5としてシロ
ッコファンタイプを用いた例を示し、ファンケース1の
一側中央に吸込口2が形成され、周面の一部に図示しな
い吐出口が形成され、ファンケース1内の吸込口2から
吐出口にかけて送風路4が形成される。ファンケース1
内の送風路4に、ファン5が回転自在に配置される。フ
ァン5は、ドラム状に形成され、吸込口2に臨む側面が
開口されるとともに反対側の側面が閉塞され、周囲には
軸方向に細長い複数の羽根が回転方向に沿って並列配置
される。
【0043】吸込口2に対向してファンケース1外(送
風路4外)にランプ18が配置され、ファンケース1の内
周面にランプ18からの光をファン5の羽根の外周に向け
て反射する反射体41が配置されるとともに、ファン5の
内側にランプ18からの光をファン5の羽根の内周に向け
て反射する反射体42が配置される。
【0044】ファンケース1の内面、ファン5、反射体
41,42などの送風路4中の部材には、光触媒膜22が形成
されている。
【0045】そして、ファン5の回転により、吸込口2
からファン5の内側に空気を吸い込み、ファン5の内側
から外側に送り、つまり、送風路4を経て脱臭した後、
吐出口から吐出する。
【0046】したがって、この第3の実施の形態におい
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0047】なお、吸込口2に対向してファンケース1
外にランプ18が配置されるが、ケース1の送風路4外で
あるため、従来に比べて送風に与える影響は少い。
【0048】次に、図5に第4の実施の形態を示し、図
5は脱臭装置の側面図である。
【0049】この実施の形態では、ファン5として軸流
ファンタイプを用いた例を示し、ファンケース1の一側
に吸込口2が形成され、他側に吐出口3が形成され、フ
ァンケース1内の吸込口2から吐出口3にかけて送風路
4が形成される。ファンケース1内の送風路4に、ファ
ン5が回転自在に配置される。ファン5はスクリュー状
に形成される。
【0050】吸込口2に対向してファンケース1外(送
風路4外)にランプ18が配置され、ファンケース1の内
周面にランプ18からの光をファン5に向けて反射する反
射体51が配置される。
【0051】ファンケース1の内面、ファン5、反射体
51などの送風路4中の部材には、光触媒膜22が形成され
ている。
【0052】そして、ファン5の回転により、吸込口2
から空気を吸い込み、送風路4を経て脱臭し、吐出口か
ら吐出する。
【0053】したがって、この第4の実施の形態におい
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0054】なお、吸込口2に対向してファンケース1
外にランプ18が配置されるが、ケース1の送風路4外で
あるため、従来に比べて送風に与える影響は少い。
【0055】次に、図6に第5の実施の形態を示し、図
6(a) は脱臭装置の平面図、図6(b) は脱臭装置の側面
図である。
【0056】この実施の形態では、脱臭装置を生ごみを
分解させる生ごみ処理装置に適用した例を示す。図にお
いて、61はケース体で、このケース体61は、上面を開口
したケース62を有し、このケース62の上面を気密状態に
閉塞する蓋体63が開閉可能に配置されている。蓋体63の
中央域の大部分の領域には窓64が形成され、この窓64内
に少くとも470nm以下の波長光の紫外線を含む光が
透過可能とするガラス製または樹脂製の透光板65が嵌め
込まれ、これら窓64および透光板65によって透光部66が
形成されている。
【0057】ケース62内には生ごみと分解媒体材などが
収容される処理容器67が着脱可能に配置されている。
【0058】処理容器67の内面には、光触媒膜68が形成
されている。この光触媒膜68は、第1の実施の形態で説
明した光触媒膜22と同構造に形成されている。
【0059】そして、生ごみ処理を行なう場合には、生
ごみと分解媒体材を処理容器67に収容することにより、
時間の経過とともに分解媒体によって生ごみが分解す
る。
【0060】生ごみが分解されるまでに発生する異臭の
粒子や粉塵は、ケース体61内に充満していく過程で光触
媒膜68に付着し、脱臭される。
【0061】470nm以下の特に350nm〜410
nmの紫外線を含む太陽光あるいはランプの光が透光部
66を通じて光触媒膜68に導かれ、光触媒作用により光触
媒膜68に付着した異臭の粒子や粉塵などの物質の酸化、
分解を促進する。そのため、光触媒膜68の表面は常にク
リーンな状態に保たれ、光触媒膜68による脱臭作用を継
続的に維持できる。なお、光触媒作用は第1に実施の形
態で説明したとおりである。
【0062】したがって、ケース体61外からの少くとも
紫外線を含む光を透光部66を通じて光触媒膜68に導くた
め、光を光触媒膜68に的確に照射でき、光触媒作用によ
る脱臭効率を向上できる。
【0063】次に、図7に第6の実施の形態を示し、図
7(a) は脱臭装置の平面図、図7(b) は脱臭装置の側面
図である。
【0064】この実施の形態では、ケース61の内側面に
モータで回転駆動されるファン69を配置し、ケース体61
内の空気をケース体61外に排気するように構成してい
る。このファン69に光触媒膜68を形成する。
【0065】そして、ファン69の回転によりケース体61
内の空気をケース体61外に排気する際、異臭となる粒子
や粉塵がファン69の光触媒膜68に接触して付着し、脱臭
する。
【0066】ファン69の光触媒膜68には、470nm以
下の特に350nm〜410nmの紫外線を含む太陽光
あるいはランプの光が透光部66を通じて導かれ、光触媒
作用により光触媒膜68に付着した異臭の粒子や粉塵など
の物質の酸化、分解を促進する。そのため、光触媒膜68
の表面は常にクリーンな状態に保たれ、光触媒膜68によ
る脱臭作用を継続的に維持できる。
【0067】したがって、ケース体61外からの少くとも
紫外線を含む光を透光部66を通じてファン69の光触媒膜
68に導くため、光を光触媒膜68に的確に照射でき、光触
媒作用による脱臭効率を向上できる。
【0068】次に、図8に第7の実施の形態を示し、図
8(a) は脱臭装置の平面図、図8(b) は脱臭装置の側面
図である。
【0069】この実施の形態では、蓋体63に透光部66と
ファン69とを並設し、蓋体63の下面に透光部66を通じて
ケース体61内に導かれた光をファン69に向けて反射させ
る反射体70を配置する。ファン69には光触媒膜68を形成
する。
【0070】そして、ファン69の回転によりケース体61
内の空気をケース体61外に排気する際、異臭となる粒子
や粉塵がファン69の光触媒膜68に接触して付着し、脱臭
する。
【0071】ケース体61外から透光部66を通じてケース
体61内に導かれる470nm以下の特に350nm〜4
10nmの紫外線を含む太陽光あるいはランプの光が、
反射体70によりファン69の光触媒膜68に向けて反射され
る。光触媒膜68の光触媒作用により、光触媒膜68に付着
した異臭の粒子や粉塵などの物質の酸化、分解を促進す
る。そのため、光触媒膜68の表面は常にクリーンな状態
に保たれ、光触媒膜68による脱臭作用を継続的に維持で
きる。
【0072】したがって、ケース体61外から透光部66を
通じてケース体61内に導かれる少くとも紫外線を含む光
を反射体70によりファン69の光触媒膜68に向けて反射さ
せるため、光を光触媒膜68に的確に照射でき、光触媒作
用による脱臭効率を向上できる。
【0073】なお、反射体70は反射面を、凹面形状、凸
面形状などの曲面形状に形成することにより、光の集
光、分散が可能で、必要部分への光の照射および広い範
囲への光の照射ができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の脱臭装置によれば、ラン
プを送風に影響しない送風路外に配置しても、この送風
路外からのランプの光を反射体により光触媒膜に向けて
反射させるため、光を光触媒膜に的確に照射でき、光触
媒作用による脱臭効率を向上できる。
【0075】請求項2記載の脱臭装置によれば、ケース
体外からの少くとも紫外線を含む光を透光部を通じて光
触媒膜に導くため、光を光触媒膜に的確に照射でき、光
触媒作用による脱臭効率を向上できる。
【0076】請求項3記載の脱臭装置によれば、ケース
体外からの少くとも紫外線を含む光を透光部を通じてフ
ァンの光触媒膜に導くため、光を光触媒膜に的確に照射
でき、光触媒作用による脱臭効率を向上できる。
【0077】請求項4記載の脱臭装置によれば、ケース
体外から透光部を通じてケース体内に導かれる少くとも
紫外線を含む光を反射体によりファンの光触媒膜に向け
て反射させるため、光を光触媒膜に的確に照射でき、光
触媒作用による脱臭効率を向上できる。
【0078】請求項5記載の脱臭装置によれば、請求項
1または4記載の脱臭装置の効果に加えて、反射体は曲
面形状の反射面を有しているため、光の集光、分散が可
能で、必要部分への光の照射および広い範囲への光の照
射ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す脱臭装置の側
面図である。
【図2】同上脱臭装置の正面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す脱臭装置の側
面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す脱臭装置の側
面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す脱臭装置の側
面図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示し、(a) は脱臭
装置の平面図、(b) は脱臭装置の側面図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態を示し、(a) は脱臭
装置の平面図、(b) は脱臭装置の側面図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態を示し、(a) は脱臭
装置の平面図、(b) は脱臭装置の側面図である。
【符号の説明】
4 送風路 5 ファン 18 ランプ 21 反射体 22 光触媒膜 31 反射体 41 反射体 42 反射体 52 反射体 61 ケース体 66 透光部 68 光触媒膜 69 ファン 70 反射体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風路と;送風路に配置されるファン
    と;送風路中に面して形成される光触媒膜と;送風路外
    に配置され、少くとも紫外線を含む光を照射するランプ
    と;ランプの光を光触媒膜に向けて反射させる反射体
    と;を具備していることを特徴とする脱臭装置。
  2. 【請求項2】 ケース体と;ケース体内に形成された光
    触媒膜と;ケース体の少くとも一部に形成され、ケース
    体外からの少くとも紫外線を含む光を透過させて光触媒
    膜に導く透光部と;を具備していることを特徴とする脱
    臭装置。
  3. 【請求項3】 ケース体と;ケース体内に配置され、ケ
    ース体内の空気をケース体外に排気するファンと;ファ
    ンに形成された光触媒膜と;ケース体の少くとも一部に
    形成され、ケース体外からの少くとも紫外線を含む光を
    透過させて光触媒膜に導く透光部と;を具備しているこ
    とを特徴とする脱臭装置。
  4. 【請求項4】 ケース体と;ケース体内に配置され、ケ
    ース体内の空気をケース体外に排気するファンと;ファ
    ンに形成された光触媒膜と;ケース体の少くとも一部に
    形成され、ケース体外からの少くとも紫外線を含む光を
    ケース体内に導く透光部と;透光部により導かれる光を
    光触媒膜に向けて反射させる反射体と;を具備している
    ことを特徴とする脱臭装置。
  5. 【請求項5】 反射体は曲面形状の反射面を有している
    ことを特徴とする請求項1または4記載の脱臭装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170036848A (ko) * 2015-09-18 2017-04-03 유버 주식회사 자외선 경화 장치
WO2021149724A1 (ja) * 2020-01-24 2021-07-29 Apsジャパン株式会社 光触媒ユニット及び該光触媒ユニットを備えたマスク

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