JPH11276564A - 空気清浄化装置 - Google Patents

空気清浄化装置

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JPH11276564A
JPH11276564A JP10087429A JP8742998A JPH11276564A JP H11276564 A JPH11276564 A JP H11276564A JP 10087429 A JP10087429 A JP 10087429A JP 8742998 A JP8742998 A JP 8742998A JP H11276564 A JPH11276564 A JP H11276564A
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JP
Japan
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photocatalyst
air
flow fan
cross flow
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP10087429A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Hioki
信也 火置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、脱臭抗菌機能を備えた空気清
浄化装置の提供であり、コンパクトな形状で設置場所に
困らず、且つ、空気清浄化の効率が優れた空気清浄化装
置の提供である。 【解決手段】側面の形状がL字型のケーシング3と、該
ケーシング内のL字の角の位置に配置されたクロスフロ
ーファン4と、該クロスフローファンの吸気側および排
気側に設けられた通気性光触媒部材5と該光触を励起す
る光を発する光源6からなり、好ましくは、クロスフロ
ーファンの羽根4Aの表面および風防4Bの内面に光触
媒を担持する空気清浄化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫、コンテナ、
家庭、事業所、バス等の車室内などの各種建造物内およ
び容器内の悪臭を脱臭するために用いられる脱臭抗菌機
能を有する空気清浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品臭、たばこ臭、ペット臭、便所臭な
どの悪臭の成分は、多種多様であり、代表的なものとし
て、アンモニア、アミン類、インドール、スカトールな
どの窒素化合物、硫化水素、メチルメルカプタン、硫化
メチル、二硫化メチル、二硫化ジメチルなどの硫黄化合
物、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデ
ヒド類、アセトンなどのケトン類、メタノール、エタノ
ールなどのアルコール類がある。
【0003】従来、このような悪臭を脱臭する方法とし
て、悪臭物質と薬剤とを化学反応させる方法、芳香剤で
悪臭物質をマスキングする方法、活性炭、ゼオライトな
どの吸着剤にて悪臭物質を吸着する方法、または、これ
らの方法を組み合わせて行う方法があった。このような
各種の脱臭方法が使用されているが、薬剤及び芳香剤
は、共に悪臭物質と反応した後での再生はほとんど不可
能である。また、吸着剤の場合も、吸着容量が飽和する
と脱臭性能は著しく低下する。従って、どのような方法
においても、新しいものと定期的に交換しなければなら
ない。
【0004】そこで、光触媒とランプとを用いて、脱臭
機能を果たすようにした脱臭装置が開発されている。光
触媒は光エネルギーを化学エネルギーに変える物質であ
り、具体的には、酸化タングステン、酸化チタン、酸化
イットリウム、酸化亜鉛などの金属酸化物またはこれら
の混合物からなる半導体である。
【0005】この脱臭装置では、ランプから紫外線を光
触媒に照射してその光エネルギーにて光触媒を活性化さ
せ、酸化反応を促進させて悪臭物質を無臭物質に変換す
るが、装置が大型化するため、生活空間を圧迫し、また
は倉庫の設置スペース等を減じるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、脱臭
抗菌機能を備えた空気清浄化装置の提供であり、壁と天
井あるいは壁と壁などの角に設置するのに好適なL時型
の形状で設置場所に困らず、且つ、空気清浄化の効率が
優れた空気清浄化装置の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達し
たものである。
【0008】(1)側面の形状がL字型のケーシング
と、該ケーシング内のL字の角の位置に配置されたクロ
スフローファンと、該クロスフローファンの吸気側およ
び排気側に設けられた通気性光触媒部材と、該通気性光
触媒部材と該クロスフローファンとの間に設置された該
光触媒を励起する光を発する光源からなる空気清浄化装
置。
【0009】(2)上記の発明(1)において、クロス
フローファンの羽根の表面および風防の内面に光触媒を
担持することを特徴とする空気清浄化装置。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、脱臭抗菌機能を備え、
コンパクトな形状で設置場所に困らず、且つ、排気が吸
気に回り込み難いために空気清浄化の効率が優れた空気
清浄化装置を提供する。
【0011】本発明の空気清浄化装置は、側面の形状が
L字型のケーシングと、該ケーシング内のL字の角の位
置に配置されたクロスフローファンと、該クロスフロー
ファンの吸気側および排気側に設けられた通気性光触媒
部材と該光触を励起する光を発する光源からなり、好ま
しくは、クロスフローファンの羽根の表面および風防の
内面に光触媒を担持する。
【0012】本発明に係わる光触媒とは、0.5〜5e
V、好ましくは1〜4eVの禁止帯幅を有する、光触媒
反応をもたらす光反応性半導体である。本発明に係わる
このような光触媒としては、酸化亜鉛、酸化タングステ
ン、酸化チタン、及び酸化セリウム等の金属酸化物粒子
が挙げられるが、殊に酸化チタンはその構造安定性、光
反応性有害物除去能、更には取扱い上の安全性等から生
活空間において使用するには最も適しており、本発明に
係わる光触媒として有利に用いられる。
【0013】本発明に係わる光触媒部材は、光触媒を担
持した部材または光触媒からなる部材であって、光触媒
の他に活性炭、ゼオライトなどの吸着剤を含むものが好
ましく、特に、光触媒を担持した繊維状シートからなる
部材であることが好ましい。
【0014】本発明に係わる通気性光触媒部材の具体的
な形状としては、いわゆるハニカム状、コルゲート状、
フォーム状などの多孔質体を挙げることができる。な
お、ケーシング内面などの非通気部分に光触媒部材を設
置する場合には、必ずしも通気性は必要とせず、平板状
や波板状などの形状であっても良い。
【0015】本発明の光触媒を励起する光を発する光源
は特に限定されるものではないが、一般に、ブラックラ
イト、捕虫灯、殺菌灯などの紫外線ランプが用いられ
る。更に、光源が光触媒を励起する光線に加えて、空気
中でオゾンを発生させる波長200nm以下の紫外光を
発しても良く、オゾンと光触媒の両者による脱臭、抗菌
作用および殺菌線による高い抗菌作用が発現され、更
に、装置内で発生したオゾンは装置内で局所的に脱臭、
抗菌作用を及ぼした後に、装置内で光触媒の作用によっ
て分解無害化されるため、有害なオゾンが装置外へもれ
るのを防ぐことが可能となる。
【0016】本発明の側面の形状がL字型のケーシング
は、その両端部に各々吸気口と排気口を有し、排気が吸
気に回り込むことを防ぐものである。
【0017】本発明のクロスフローファンは吸気方向と
排気方向が直交するものであり、L字型ケーシングの角
の位置に好適に配置されるものである。
【0018】本発明のクロスフローファンは、その羽根
の表面および風防の内面に光触媒を担持することが好ま
しく、通気性光触媒部材からもれる励起光を受光して、
励起光の有効利用が可能となる。この場合の光触媒は光
触媒部材に含まれるものと同じ物質でなくても良いが、
少なくとも光源が発する光で励起される光触媒を用いる
必要がある。羽根の表面および風防の内面に光触媒を担
持させる方法としては塗工、光触媒フィルムの装着およ
び材料への練り混みなどを挙げることができる。
【0019】本発明の空気清浄化装置は、活性炭などの
吸着剤を用いた脱臭部材または除塵フィルターや集塵電
極ユニットなどの除塵部品を内臓しても良く、特に光触
媒や励起光源よりも風上に設置されることが好ましい。
【0020】本発明の空気清浄化装置を設置する場合に
は、特に限定されるものではないが、壁と天井の角に逆
L字型に取り付けることが好ましく、床面を占拠しない
ため設置場所をとらず、且つ室内全体にわたっての空気
清浄が可能である。また、このような取り付けをする場
合には、下側になる吸気口または排気口に、比較的目の
詰まったフィルターやブラインドなどの光触媒励起光の
もれを防ぐものを設置することが好ましい。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、実施例に限定
されるものではない。
【0022】図1に示すように、本発明の一実施例を示
す空気清浄化装置は、吸気口1および排気口2を設けた
側面の形状がL字型のケーシング3と、このケーシング
3内のL字の角の位置に配置されたクロスフローファン
4と、吸気側および排気側に設置された通気性光触媒部
材5と、この光触媒部材を励起させる光を発する紫外線
ランプ6と、紫外線ランプ6の周囲の非通気部に配置さ
れた光触媒部材7と、吸気側の光触媒部材の風上に設け
た活性炭を担持した吸着脱臭部材8と、吸気口1の外部
に設けた除塵フィルター9より構成される。
【0023】通気性光触媒部材5は、光触媒として酸化
チタンおよび担体として無機吸着剤を含有する繊維状シ
ートのコルゲート成形品(商品名ラジット光触媒コルゲ
ート、三菱製紙製)であり、また、光触媒部材7は上記
の光触媒シートを波板状に成型したものである。紫外線
ランプ6は直管型のブラックライトである。
【0024】紫外線ランプ6の周囲には、通気方向の片
側だけではなく、その前後に通気性光触媒部材5を設置
し、更に非通気部のケーシング3の内面に光触媒部材7
を配置し、光触媒部材によってその周囲を包囲すること
によって、紫外線ランプ6が発する光触媒励起光を余す
ことなく光触媒が受光するため、光エネルギーを効率よ
く臭気物質や細菌などの有害物質を除去するための酸化
分解作用に変換することが可能である。
【0025】クロスフローファン4の羽根4Aの表面お
よび風防4Bの内面は酸化チタンが塗工されて光触媒を
担持するため、紫外線ランプ6が発する紫外光がコルゲ
ート状の通気性光触媒部材5からもれるのを受光し、光
エネルギーを更に効率よく臭気物質や細菌などの有害物
質を除去するための酸化分解作用に変換し、優れた空気
清浄を達成することができる。
【0026】L字型のケーシング3の両端部に各々吸気
口1と排気口2を有し、吸気と排気の方向が直交してお
り、且つ吸気口と排気口が離れているため、清浄化され
た排気が再び吸気に回り込むことがなく、無駄なく空気
清浄処理を行うことが可能である。
【0027】本発明の一実施例を示す空気清浄化装置
は、コンパクト且つ軽量で壁と天井の角などに逆L字型
に取り付けるのに好適であり、床面を占拠しないため設
置場所をとらない利点がある。更に、上記のように逆L
字型の取り付けをした場合、例えば吸気が壁に沿って流
入すると排気は天井に沿ってなされるため、空気が室内
を循環し、室内全体にわたっての空気清浄が可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、側面の形状がL字型の
ケーシングと、該ケーシング内のL字の角の位置に配置
されたクロスフローファンと、該クロスフローファンの
吸気側および排気側に設けられた通気性光触媒部材と該
光触を励起する光を発する光源からなる空気清浄化装置
は、コンパクトで設置場所をとらず、特に、壁と天井の
角などに逆L字型に取り付けるのに好適である。更に、
排気の方向と吸気の方向が直交しており、且つ吸気口と
排気口が離れているので、排気が吸気に回り込み難いた
め空気清浄化の効率が優れ、空気が循環して室内全体に
わたっての空気清浄が可能である。
【0029】特に、本発明の空気清浄化装置は、クロス
フローファンの羽根の表面および風防の内面に光触媒を
担持することが好ましく、この光触媒が通気性光触媒部
材からもれる励起光を受光し、光エネルギーを一層効率
よく臭気物質や細菌などの有害物質を除去するための酸
化分解作用に変換できるため優れた空気清浄を達成する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄化装置の一実施例を示す側面
の断面図である。
【図2】本発明の空気清浄化装置の一実施例を示す正面
図である。
【符号の説明】 1 吸気口 2 排気口 3 ケーシング 4 クロスフローファン 5 通気性光触媒部材 6 紫外線ランプ 7 光触媒部材 8 吸着脱臭部材 9 除塵フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 35/02 B01D 53/36 B E04B 1/64 J H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面の形状がL字型のケーシングと、該
    ケーシング内のL字の角の位置に配置されたクロスフロ
    ーファンと、該クロスフローファンの吸気側および排気
    側に設けられた通気性光触媒部材と、該通気性光触媒部
    材と該クロスフローファンとの間に設置された該光触媒
    を励起する光を発する光源からなる空気清浄化装置。
  2. 【請求項2】 クロスフローファンの羽根の表面および
    風防の内面に光触媒を担持することを特徴とする請求項
    1に記載の空気清浄化装置。
JP10087429A 1998-03-31 1998-03-31 空気清浄化装置 Pending JPH11276564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10087429A JPH11276564A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 空気清浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10087429A JPH11276564A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 空気清浄化装置

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JPH11276564A true JPH11276564A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13914634

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JP10087429A Pending JPH11276564A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 空気清浄化装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002035094A (ja) * 2000-07-19 2002-02-05 Daikin Ind Ltd 気中揮発性有機化合物・ホルムアルデヒド除去装置
JP2005508228A (ja) * 2001-11-02 2005-03-31 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 紫外線殺菌装置
US6884399B2 (en) 2001-07-30 2005-04-26 Carrier Corporation Modular photocatalytic air purifier
JP2008275243A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
CN110925885A (zh) * 2019-12-11 2020-03-27 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调器

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