JPH10216436A - 集塵フィルタとその使用方法 - Google Patents

集塵フィルタとその使用方法

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JPH10216436A
JPH10216436A JP5975197A JP5975197A JPH10216436A JP H10216436 A JPH10216436 A JP H10216436A JP 5975197 A JP5975197 A JP 5975197A JP 5975197 A JP5975197 A JP 5975197A JP H10216436 A JPH10216436 A JP H10216436A
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airflow control
shaped
shaped airflow
dust
control plates
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JP5975197A
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Yoshiaki Masuno
義明 増野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の集塵フィルタは気体取り入れ口側か
らフィルタに流入した気体の特性が変化することへの対
応と要求集塵率と要求換気コンダクタンスの変化のそれ
ぞれに対応することを目的としている。 【構成】 気体取り入れ口と気体取り出し口を具備した
吸気通路に互いの凹部を斜向かいに対向させた複数のV
字型気流制御板を配置した慣性分離型の集塵フィルタに
おいて、前記互いに対向するV字型気流制御板の凹部の
距離または見込み角またはその両方を変える可変機能を
備えていることを特徴とする集塵フィルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】建物や自動車室内や船舶の客室や
貨物室の換気送風機の集塵フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、換気送風機に用いられているエア
フィルタとしてはポリプロピレン不織布製のフィルタが
一般的であった。具体的な例としては三菱電機株式会社
中津川製作所(岐阜県中津川市駒場町1−3)が199
6年3月に作成した「三菱換気送風機 新製品NEWS
No.5」掲載のV−08PQUKのエアフィルタと
してポリプロピレン不織布製のフィルタがある。このポ
リプロピレン不織布製のフィルタは目の粗いスポンジ状
のフィルタであり、塵や埃をスポンジの目に引っかけて
捕獲することでフィルタとして機能させるものである。
このため、外気に含まれる塵や埃がそのエアフィルタに
からめて捕獲保持されるために、一定時間使用した換気
送風機では常にエアフィルタに捕獲保持された塵や埃を
通過して室内に外気を導入することになる。つまり、従
来の換気送風機では外気をエアフィルタで清浄化する作
用とエアフィルタの塵や埃で汚染させる作用が同時に行
われていた。エアフィルタに捕獲保持された塵や埃がそ
の後に水分を含むとカビや有害微生物を増加させる温床
となるために、エアフィルタを備えていることでかえっ
て外気を汚染させて室内に取り込む場合もあるという課
題を抱えていた。また、ポリプロピレン不織布製のフィ
ルタでは雨が吹付けてきた場合にはその水分を捕獲しき
ることができなかった。
【0003】 上記ポリプロピレン不織布製のフィルタ
の欠点を補うフィルタとして慣性分離型の集塵フィルタ
が開発されている。慣性分離型の集塵フィルタの一例と
しては公開特許の特開平2−20286で公開した慣性
分離型の集塵フィルタまたは、特開平8−80413、
特開平8−80414で公開した集塵フィルタがある。
慣性分離型の集塵フィルタはそのフィルタの気体取り入
れ口側からフィルタに流入した気体中に含まれているダ
ストがフィルタ内の壁面に衝突して下方に落下する作用
を利用している。質量の軽い気体分子はフィルタ内の障
害物をすり抜けてフィルタの出口に至るが、質量の大き
なダストは慣性力が強いために障害物に衝突する。この
フィルタではダストが下方向に落下して堆積する特徴が
ある。
【0004】図8に従来の慣性分離型の集塵フィルタの
断面図を示す。V字型気流制御板(1)が互いの凹部
(2)を斜めに向かい合わせて配置されている。気体取
り入れ口(3)からの流入気体(4)にはダストが含ま
れているが質量の大きな粒子は慣性力によってV字型気
流制御板の板面に衝突をする。なかでも前記凹部では気
流の流れが図示したとおりに曲がっており、吹きだまり
となりダストが滞留または固着する。この滞留または固
着したダストの一部は重力の作用で下方のダスト溜め
(図は省略)に堆積され、残りは前記V字型気流制御板
の凹部およびその周辺に固着することになる。集塵作用
を受けた気体は清浄な流出気体(5)となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従来のポリプロピレ
ン不織布製の集塵フィルタでは従来例において述べた通
りに外気をエアフィルタで清浄化する作用とエアフィル
タの塵や埃で汚染させる作用が同時に行われる状態に陥
りやすく、防水性にも劣っているという課題を抱えてい
た。上記従来の慣性分離型の集塵フィルタではフィルタ
のコンダクタンス(通気性)が固定である課題を抱えて
いた。このため、少々埃を吸入してもコンダクタンスを
大きくしたい場合やその逆の場合などのきめ細かい要求
に随時対応することが困難であった。さらに、上記従来
の慣性分離型の集塵フィルタでは長年使用しているとV
溝凹部に塵や埃が水分(油分)で固定化された汚れが蓄
積される傾向にある。従来、この汚れを取り除くには集
塵フィルタを取り外して洗浄液に浸ける洗浄方法を必要
としていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明の集塵フィルタ
は、気体取り入れ口と気体取り出し口を具備した吸気通
路に互いの凹部を斜向かいに対向させた複数のV字型気
流制御板を配置した慣性分離型の集塵フィルタにおい
て、前記互いに対向するV字型気流制御板の凹部の距離
または見込み角またはその両方を変える可変機能を備え
ていること、または、気体取り入れ口と気体取り出し口
を具備した吸気通路に互いの凹部を斜向かいに対向させ
た複数のV字型気流制御板を配置した慣性分離型の集塵
フィルタにさらに前記互いに対向するV字型気流制御板
の凹部の距離または見込み角またはその両方を変える可
変機能を備えていることに加えて、前記互いに対向する
V字型気流制御板の凹部の距離または見込み角またはそ
の両方を変える可変の範囲に互いに対向するV字型気流
制御板のV字型端同士が接合することで閉空間を構成す
る対向位置を備えていること、または、気体取り入れ口
と気体取り出し口を具備した吸気通路に互いの凹部を斜
向かいに対向させた複数のV字型気流制御板を配置した
慣性分離型の集塵フィルタにさらに前記互いに対向する
V字型気流制御板の凹部の距離または見込み角またはそ
の両方を変える可変機能を備えていることに加えて、前
記互いに対向するV字型気流制御板に静電気発生板片を
備えていること、または、気体取り入れ口と気体取り出
し口を具備した吸気通路に互いの凹部を斜向かいに対向
させた複数のV字型気流制御板を配置した慣性分離型の
集塵フィルタにさらに前記互いに対向するV字型気流制
御板の凹部の距離または見込み角またはその両方を変え
る可変機能を備えていることに加えて、前記互いに対向
するV字型気流制御板の凹部の距離または見込み角また
はその両方を変える可変の範囲に互いに対向するV字型
気流制御板の一方のV字型中央凸部と対になる他方のV
字型気流制御板の凹部とを結ぶ直線上にいかなる構造物
も存在しない対向位置を備えていること、または、気体
取り入れ口と気体取り出し口を具備した吸気通路に互い
の凹部を斜向かいに対向させた複数のV字型気流制御板
を配置した慣性分離型の集塵フィルタにさらに前記互い
に対向するV字型気流制御板の凹部の距離または見込み
角またはその両方を変える可変機能を備えていることに
加えて、互いに対向する2枚1組の前記V字型気流制御
板を複数組備えていることと前記複数組のV字型気流制
御板の対向距離が組毎に異なること、または、気体取り
入れ口と気体取り出し口を具備した吸気通路に互いの凹
部を斜向かいに対向させた複数のV字型気流制御板を配
置した慣性分離型の集塵フィルタにさらに前記互いに対
向するV字型気流制御板の凹部の距離または見込み角ま
たはその両方を変える可変機能を備えていることに加え
て、互いに対向する2枚1組の前記V字型気流制御板を
複数組備えていることと隣接する前記複数組のV字型気
流制御板同士の距離が組毎に異なることを特徴とする。
【0007】
【作用】 慣性分離型の集塵フィルタはそのフィルタの
気体取り入れ口側からフィルタに流入した気体中に含ま
れているダストがフィルタ内の壁面に衝突して下方に落
下する作用を利用している。質量の軽い気体分子はフィ
ルタ内の障害物をすり抜けてフィルタの出口に至るが、
質量の大きなダストは慣性力が強いために障害物に衝突
する。このフィルタではダストが下方向に落下して堆積
する特徴がある。内蔵するV字型気流制御板の凹部の距
離または見込み角またはその両方を変えると集塵率と換
気コンダクタンスを変えることができる。上記可変機能
によって気体取り入れ口側からフィルタに流入した気体
の特性が変化することへの対応と要求集塵率と要求換気
コンダクタンスの変化のそれぞれに対応することができ
る。さらに、前記互いに対向するV字型気流制御板に静
電気発生板片を備えていることによって気流中のダスト
がイオン化して静電気力でV字型気流制御板に取り付く
ことで集塵率が増すことができる。さらに、長年の使用
でV字型気流制御板の凹部周辺に固着したダストに対し
て、互いに対向するV字型気流制御板のV字型端同士が
接合する位置関係にして閉空間を構成し、前記閉空間に
洗浄水を溜めるまたは流すことで集塵フィルタを取り外
さずに洗浄することができる。さらに、互いに対向する
V字型気流制御板の一方のV字型中央凸部と対になる他
方のV字型気流制御板の凹部とを結ぶ直線上にいかなる
構造物も存在しない対向位置とすることで、凹部に固着
したダストを大きなコンダクタンスの気流によって吹き
飛ばして取り去ることができる。さらに、互いに対向す
る2枚1組の前記V字型気流制御板を複数組備えている
ことと前記複数組のV字型気流制御板の対向距離が組毎
に異なる、または、隣接する前記複数組のV字型気流制
御板同士の距離が組毎に異なることで、集塵フィルタ内
での集塵率やコンダクタンスを変えることができる。
【0008】
【実施例】 本発明の請求項1の実施例を図1を用いて
説明する。図1で示した実施例は自家用車のエアコンデ
ィショナー(冷暖房換気装置)に車外からの気体を取り
込む入口に取り付けられた慣性分離型の集塵フィルタの
例である。自家用車に乗車していて例えばもうもうと排
気ガスを吹き上げながら走行しているトラッタの直後を
走っていると思わず車外からの気体の取り込みをやめて
しまう経験を多くの人が経験している。一方、さわやか
な郊外では積極的に車外からの気体を取り込むことが多
い。このように車外からの気体を取り込んだり止めたり
または取り込む場合でもその量を調整することで車外の
ダスト等の好ましくない物質の取り込みを最低限に抑制
して、その上で新鮮な外気を取り込むことは多くのドラ
イバーが願うところである。本発明のフィルタは上記外
気の取り込み状態の調整を1つのフィルタで行うことが
できるフィルタである。図1においてV字型気流制御板
(1)は互いにその凹部(2)が斜めに対向するように
配置されている。気体取り入れ口(3)からの流入気体
(4)は前記V字型気流制御板群で生み出された吹きだ
まりで質量の大きなダスト類が取り除かれて清浄な流出
気体(5)として排出される。この際、前記ダスト類
(以後、簡単にダストと称する)がV字型気流制御板の
凹部で集塵される集塵率は、対向するV字型気流制御板
の凹部同士の距離に依存している。すき間調整装置
(6)を用いて一方のV字型気流制御板(図で示すとお
り4つのV字型気流制御板を一組として同時に取り扱
う)である右側のV字型気流制御板(群)を紙面の左方
向に移動させることで凹部間の距離を狭くすると凹部で
の集塵率が向上する。そして、フィルタのコンダクタン
スが低下して気体の流れが悪くなる傾向になる。このよ
うに集塵率を上げることでより清浄な流出気体を得る。
反対に前記右側のV字型気流制御板を右方向に移動する
ことで凹部間の距離を広げてフィルタのコンダクタンス
を上げることでより多くの流出気体を得ることができ
る。しかし、この場合には集塵率は低下しているので流
入気体のダスト含有率が高いとダストの多い流出気体と
なる。位相調整装置(7)を用いて図1の流入気体方向
(左側)の4つのV字型気流制御板を一体として紙面で
上下方向に移動させることができる。前記位相調整装置
によって左側V字型気流制御板(群)のすき間(8)が
流出気体側の4つのV字型気流制御板のそれぞれの凹部
(2)と正対する位置に固定すると紙面の真左から風が
吹き付けている場合には前記すき間を通過した流入気体
が前記凹部に垂直に流れ込み前記凹部に気流の遅い吹き
だまりが発生してダストが効率良く捕獲される。一方、
前記正対位置では紙面の左上方向から風が吹き付けてい
る場合には前記凹部の紙面で下方向に偏って気流が吹き
付けることになり、前記凹部での吹きだまりが偏って発
生して結果としてダストの捕獲が減少してしまう。この
ように左上から風が吹き付けている場合には前記位相調
整装置を用いて前記流入気体側のV字型気流制御板群を
紙面上方向に移動させて前記凹部での吹きだまりの形状
を整えることで前記捕獲率すなわち集塵率を改善でき
る。前記位相調整装置とすき間調整装置を調整すること
で風の吹き付け方向といった環境への対応、集塵率やコ
ンダクタンスの要求への対応が行える。エアコンディシ
ョナー自身または前記乗用車の車内のたとえばダッシュ
ボード上に塵量センサを備えてそのセンサの信号量に応
じて前記すき間調整装置と位相調整装置を電動で作動さ
せることで車内を一定条件の気体環境に保つことができ
る。
【0009】 図1で示した実施例において、前記位相
調整装置の替わりに前記流入気体側V字型気流制御板群
のそれぞれのV字型気流制御板をV字の中心を軸として
首振りさせること(首振り調整)でも上術した風の向き
に対応した調整を行うことができる。また、前記位相調
整と首振り調整を組み合わせて風の向きに対応した調整
を行う実施例もある(図は省略)。
【0010】 本発明請求項2に対応した実施例を図2
を用いて説明する。図2は一般家庭の台所に設置した換
気扇に取り付けられた慣性分離型の集塵フィルタの例で
ある。集塵フィルタを上方から眺めた断面図である。図
の左側が屋内であり、図の右側に換気扇が取り付けられ
ている。前記換気扇のさらに右側が屋外である。図2に
おいてV字型気流制御板(1)は互いにその凹部(2)
が正対するようにかつV字型気流制御板の互いの端部が
接合するように配置されている。すき間調整装置(6)
および位相調整装置(7)を用いて図1で示したV字型
気流制御板の互いの凹部が斜めに対向してかつ互いのV
字型気流制御板が接していない配置関係にすることがで
きる。図2の状態では閉空間(9)が構成される。この
閉空間には洗浄水(10)が満たされている。前記洗浄
水を閉空間に満たす手段の一例として前記集塵フィルタ
を取り付けた壁の上側の内部に洗浄水供給配管および開
閉弁を取り付けた例がある。前記弁は前記すき間調整装
置および位相調整装置が閉空間を構成する位置に調整さ
れたことをその各調整装置の調整で移動するボルトの位
置から検知して自動的に開く仕組みにしてある。V字型
気流制御板には図で示した部分にダスト(11)が固着
しやすい。前記洗浄水はこのダストを洗い流す。前記フ
ィルタの取り付け壁の下側の内部には前記洗浄水のため
のドレインが設けられている。図2の状態で換気扇を作
動させて左側から風が流入すると前記V字型気流制御板
が気流で振動してダストの洗い流しがさらに促進され
る。前記すき間調整装置または位相調整装置を微小調整
して閉空間に微小な空隙を設けて微小量の洗浄水が吹き
出す状態にして換気扇を作動させて左側から風が流入す
ると前記吹き出した洗浄水が換気扇およびその風避けフ
ードに吹き付けられて前記換気扇の洗浄も行うことがで
きる。換気扇を作動させて左側から風が流入する状態
で、洗浄水の供給を止めて前記微小な空隙を徐々に広げ
ていくことで極端に周囲を濡らすことなく集塵フィルタ
の乾燥を行う。
【0011】 図2の例で洗浄水の替わりに前記閉空間
に冷水を満たして換気扇を逆作動させて屋外から屋内
(図の左側)に気体を流入させる実施例もある。この場
合には屋外の暑気が前記閉空間の冷水と熱交換されて温
度を下げた冷風として屋内に取り込まれる。冷水の替わ
りに温水を満たして同様に気体を取り込んだ場合には温
風として屋内に取り込まれる。前記温風の場合に前記閉
空間に微小な空隙を設けることで温風に気化した温水を
含ませることができて湿度を補った温風を取り込むこと
ができる。熱交換を効率的に行うためにV字型気流制御
板の素材に銅を用いた例がある。
【0012】 図2の例で洗浄水の替わりに消火液を閉
空間に満たしておいた実施例がある。この例はガスレン
ジの上に取り付けられた換気扇の集塵フィルタである。
正常時は図1で示したV字型気流制御板の配置で集塵フ
ィルタとして使用しておき、前記集塵フィルタに備えら
れた過熱センサが危険温度を検知すると図2の配置に自
動的に変更されて閉空間を形成して上術した洗浄水の要
領で消火液が前記閉空間に満たされる。そして前記過熱
センサが危険温度を再確認してガスレンジの消火活動を
するべきと判断した場合には前記ガスレンジのガス供給
を遮断して、その次に換気扇を逆作動させると同時に前
記閉空間に大きな空隙を設けることでガスレンジに消火
液を噴射する。
【0013】 本発明請求項3に対応する実施例を図3
を用いて説明する。図3の実施例は食物の貯蔵庫へ外気
を取り入れるための換気扇に取付けられた集塵フィルタ
の例である。前記貯蔵庫は内部を乾燥させておく必要が
あるので湿度の低い場所に設置されており、外気は常に
低湿度である。図3の各部の構造はここで特別に説明す
る内容以外は図1の場合と同様である。図3において、
左側のV字型気流制御板の上には複数個の静電気発生小
片(12)が備えられている。V字型気流制御板はステ
ンレス製である。静電気発生小片の例としてはアクリル
小片の例がある。図3の集塵フィルタの左側から外気が
流入(流入気体(4))するとV字型気流制御板近傍で
の激しい気流渦によって前記静電気発生小片に静電気が
発生する。この静電気は対向する紙面右側のV字型気流
制御板に向かって放電する。前記右側V字型気流制御板
は図示した通りに接地されている。前記放電の際には気
体分子やダスト分子(クラスターも含む)の一部がイオ
ン化する。正にイオン化した分子は負電位方向に加速し
て移動し、負にイオン化した分子は正電位に移動する。
これらイオン化分子は電位に引き付けられてV字型気流
制御板に突入固着する確率が増加される。慣性分離型の
集塵フィルタは元来、流入気体の速度が早いほど集塵率
が向上するが、このイオン化の作用も流入気体の速度が
早く気流渦が激しく生じる程に顕著になるので、相乗効
果によって、流入気体の速度が激しくなるほど集塵率が
増加できる。
【0014】 本発明請求項4に対応する実施例を図4
を用いて説明する。図4は一般住宅の居室の雨戸を兼ね
た換気フィルタの例である。図4はフィルタの断面図で
あり上記各図面とは眺める向きが異なり側面方向からの
断面である。すなわち、図面の紙面下方向が重力落下方
向である。ここで特別に説明する内容以外は図1で示し
た実施例の説明と同様である。ただし、観察方向は上記
した通りに異なる。図4において紙面左側が屋外であ
り、右側が屋内である。換気を促進するために換気扇を
備えている場合もある。屋外から外気を取り入れる場合
には外気に含まれるダストをこの集塵フィルタで捕獲す
る。この場合には図1と同様にV字型気流制御板(1)
の配置を調整して凹部(2)でダスト(11)を集塵す
る。この配置の調整にはすき間調整装置(6)と位相調
整装置(7)を用いる。一方、屋内から屋外に向かって
換気をする場合には図4で示したV字型気流制御板の配
置関係に調整する。この配置関係は屋内側のV字型気流
制御板の凸部(13)からV字の外辺に沿って進み屋外
側のV字型気流制御板のV字の内辺に沿って前記屋外側
のV字型気流制御板の凹部(2)に至る区間で前記屋内
と屋外のV字型気流制御板の端部同士が図示した通りに
接合していることと前記区間がV字端(14)から前記
V字の外辺までの距離よりも短い距離に気流を妨げる構
造物が存在しないことを特徴としている。この配置関係
が屋外側のV字型気流制御板に関しても同様に成り立た
せてある。上記配置にするとダスト(11)に屋内から
の気流が直接当たり、ダストが屋外に向かって排出され
る。
【0015】 図5に本発明請求項5に対応した第1の
実施例を示す。ここで特に説明する内容以外は図1で示
した実施例と同様の構造である。図5の集塵フィルタは
気密性の高い住宅において壁面の足元から天井までの範
囲全体を占める換気用のフィルタの例である。すき間調
整装置(6)と傾斜調整装置(15)によって対向する
V字型気流制御板(1)の距離をV字型気流制御板毎に
調整している。具体的に使用方法を述べる。図5におい
て紙面左側が屋外であり、新鮮な外気を流入気体(4)
として取り込むために本発明の集塵フィルタが配置され
ている。集塵フィルタの右側が屋内であり、屋内側は屋
外よりも陰圧になるように調整されている。冬の寒い時
には屋内では暖房を働かせて屋外よりも気体温度を高く
保っている。この状況では図5に示すように上の方、す
なわち天井に近いV字型気流制御板同士の距離を大きく
して、反対に足元のV字型気流制御板同士の距離は小さ
くしている。中間の高さのV字型気流制御板距離は中間
の距離にしてある。この距離の調整にはすき間調整装置
(6)と傾斜調整装置(15)を用いる。図5の状態で
は天井に近いV字型気流制御板の方が足元に比較してコ
ンダクタンスが高いので比較的大流量の気体の通過が期
待できる。この状態を大流量流出気体(5’)として描
いた。反対に足元は小流量流出気体(5”)となる。冬
場においてこのように天井近くから外気を取り込むと少
なくとも2つの効果がある。1つは冷たい外気を直接屋
内の居住者が触れずにすむこと、もう一つは屋内の天井
近くにこもっている暖気を撹拌することで暖房効率を向
上させることである。夏場の暑い季節には傾斜調整装置
を用いて足元のV字型気流制御板同士の距離を広げて足
元のコンダクタンスを大きくすることで暖房時と同様に
冷房効果が向上する。気温とは別に、雨の日には軒下が
張り出していることで雨の吹き付けが抑制されている天
井近くのコンダクタンスを大きくとるという使い方もで
きる。図5では集塵フィルタの上下方向のV字型気流制
御板同士の距離を変えているが図5の紙面に垂直方向の
V字型気流制御板同士の距離を変えた例もある。
【0016】 本発明請求項6に対応する実施例を図6
に示す。図5と同様に気密性の高い住宅の足元から天井
までに渡る換気フィルタの例である。ここで特に述べる
以外は図5と同様な構造である。図6では紙面の下側す
なわち足元に近いV字型気流制御板の配列間隔が広く大
きなすき間が上下方向に開いている。この状態を大すき
間(8”)と呼ぶ。反対に天井に近いV字型気流制御板
の上下方向の配列間隔は狭くすき間は狭い(小すき間
(8’))。このすき間の大小に応じて大流量流出気体
(5’)と小流量流出気体(5”)がそれぞれ得られ
る。図6ではV字型気流制御板のそれぞれの大きさ及び
形状は等しく配列間隔を変えることで大小のすき間を生
じさせている。このすき間は固定の場合もあるが配列間
隔を外部から調節した例もある。また、V字型気流制御
板自身の大きさまたは形状またはその両方を変えること
で大小のすき間を生じさせている例もある。図6におい
て紙面に垂直方向にV字型気流制御板の形状を変えるこ
とで紙面に垂直方向に大小のすき間を生じさせている例
もある。
【0017】 図7に本発明請求項5の第2の実施例を
示す。図7は家庭用のエアコンディショナーの外気取り
込み口に設けられた集塵フィルタである。図7では慣性
分離型のフィルタのV字型気流制御板の構成部分のみを
描いている。実際の構成ではここで示した慣性分離型集
塵フィルタの後段にポリプロピレン不織布製の集塵フィ
ルタを配置してそのさらに後段にエアコンディショナー
の外気取り込み口が設けられている。図7において、V
字型気流制御板(1)は硬質プラスチックを素材として
おり、流入気体(4)に近いV字型気流制御板を支えて
いる変形梁(16)は弾力性のあるプラスチックを素材
としている。図の右側すなわち流出気体(5)に近いV
字型気流制御板を支えている梁は硬質プラスチックを素
材としている。前記変形梁は流入気体の風圧をV字型気
流制御板が受けると図示した弓なりの形状にたわむ。そ
して、図7のようにたわむとフィルタの中央でのV字型
気流制御板同士の距離が縮まり中央でのコンダクタンス
が低下してかつ集塵率が向上する。一方、紙面上下での
V字型気流制御板同士の距離は比較的遠いいのでコンダ
クタンスは高い。この結果、本発明の集塵フィルタでは
流入気体の大きな風圧を受けた場合には中央部でのコン
ダクタンスが低下して反対に集塵率が向上する特性を示
すことになる。例えば風が強く埃が舞い上がっている状
況においては本発明の集塵フィルタは自動的に定常状態
よりも集塵率を向上させることになる。フィルタに向か
って必要以上に気体が流入することも自動的に抑制して
いる。このことで後段のポリプロピレン不織布製の集塵
フィルタおよびエアコンディショナーの負担を軽減して
いる。変形梁は例えばゴムチューブを用いたものがあ
る。そして、このゴムチューブの張力を調整することで
たわみの度合を調整した例がある。
【0018】 図7においてエアコンディショナーの吸
引力が強い場合にも流入気体側のV字型気流制御板の変
形梁のたわみが同様に生じる場合もある。図7と異なる
実施例を図7を借用して説明する。この例では流出気体
側のV字型気流制御板の梁も変形梁にしている。そし
て、流入側に比べて流出側の変形の度合が小さくなるよ
うに梁の弾性を調節している。この例では慣性分離型の
集塵フィルタの面内の差異が図7よりも小さく調整され
ている。また、エアコンディショナーのプロペラの位置
と軸の位置では吸引力が異なるがこの吸引力の違いに対
応して流出側のV字型気流制御板の変形梁のたわみが生
じる。軸対称なプロペラファンに対応して集塵フィルタ
のV字型気流制御板を軸対称、すなわちドーナツ型にす
る例もある。例えば図7を借用して説明すると、流入気
体(4)と流出気体(5)として描かれている矢印を貫
く直線(図7には描かれていないが)を軸として軸対称
なフィルタである。
【0019】 図7では梁の両端を固定して梁がたわむ
例を示したが固定部分が中央で両端が自由端の場合もあ
る。また、V字型気流制御板自身が弾力性のある素材を
用いていて例えば図7を借用して説明すると紙面に垂直
方向に見てたわませる場合もある。この場合でも固定
点、自由点は両端が固定端の場合や中央が固定端の場合
などいろいろある。
【0020】
【発明の効果】本発明の集塵フィルタでは、気体取り入
れ口側からフィルタに流入した気体の特性が変化するこ
とへの対応と要求集塵率と要求換気コンダクタンスの変
化のそれぞれに対応することができるので、集塵フィル
タを取り替えることをせずに幅広い環境と要求に対応で
きる。さらに、閉空間を構成できる場合には前記閉空間
に洗浄水を溜めるまたは流すことで集塵フィルタを取り
外さずに洗浄することができる。静電気発生小片を備え
ている場合には高コンダクタンスでかつ高集塵率を得る
ことができる。互いに対向するV字型気流制御板の一方
のV字型中央凸部と対になる他方のV字型気流制御板の
凹部とを結ぶ直線上にいかなる構造物も存在しない対向
位置を備えている場合には固着したダストをフィルタの
取り外しの手間をかけずに取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明請求項1の実施例に対応する断面図で
ある。
【図2】は本発明請求項2の実施例に対応する断面図で
ある。
【図3】は本発明請求項3の実施例に対応する断面図で
ある。
【図4】は本発明請求項4の実施例に対応する断面図で
ある。
【図5】は本発明請求項5の第1の実施例に対応する断
面図である。
【図6】は本発明請求項6の実施例に対応する断面図で
ある。
【図7】は本発明請求項5の第2の実施例に対応する断
面図である。
【図8】は従来例の断面図である。
【符号の説明】
1はV字型気流制御板、2は凹部、3は気体取り入れ
口、4は流入気体、5は流出気体、5’は大流量流出気
体、5”は小流量流出気体、6はすき間調整装置、7は
位相調整装置、8はすき間、8’は小すき間、8”は大
すき間、9は閉空間、10は洗浄水、11はダスト、1
2は静電気発生小片、13は凸部、14はV字端、15
は傾斜調整装置、16は変形梁である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体取り入れ口と気体取り出し口を具備
    した吸気通路に互いの凹部を斜向かいに対向させた複数
    のV字型気流制御板を配置した慣性分離型の集塵フィル
    タにおいて、前記互いに対向するV字型気流制御板の凹
    部の距離または見込み角またはその両方を変える可変機
    能を備えていることを特徴とする集塵フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1の慣性分離型の集塵フィルタに
    おいて、前記互いに対向するV字型気流制御板の凹部の
    距離または見込み角またはその両方を変える可変の範囲
    に互いに対向するV字型気流制御板のV字型端同士が接
    合することで閉空間を構成する対向位置を備えているこ
    とを特徴とする集塵フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1の慣性分離型の集塵フィルタに
    おいて、前記互いに対向するV字型気流制御板に静電気
    発生板片を備えていることを特徴とする集塵フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1の慣性分離型の集塵フィルタに
    おいて、前記互いに対向するV字型気流制御板の凹部の
    距離または見込み角またはその両方を変える可変の範囲
    に互いに対向するV字型気流制御板の一方のV字型中央
    凸部と対になる他方のV字型気流制御板の凹部とを結ぶ
    直線上にいかなる構造物も存在しない対向位置を備えて
    いることを特徴とする集塵フィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項1の慣性分離型の集塵フィルタに
    おいて、互いに対向する2枚1組の前記V字型気流制御
    板を複数組備えていることと前記複数組のV字型気流制
    御板の対向距離が組毎に異なることを特徴とする集塵フ
    ィルタ。
  6. 【請求項6】 請求項1の慣性分離型の集塵フィルタに
    おいて、互いに対向する2枚1組の前記V字型気流制御
    板を複数組備えていることと隣接する前記複数組のV字
    型気流制御板同士の距離が組毎に異なることを特徴とす
    る集塵フィルタ。
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