JPH10215923A - イヤリング脱落防止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 イヤリング取付具装着した止めネジの先端の
耳朶当て頭部に嵌着して耳朶に当接させ、激しい動作を
しても痛みを感じることなく、イヤリングを固定させて
脱落を防止する。 【構成】 イヤリング装着本体１の上部が欠除された片
面側には、上部側の止めネジ嵌入口３に連なる入口部分
に抜止め凸部４を有する止めネジ嵌合孔２を中央部に設
け、他面側には、離形紙６を貼った両面粘着テープ５、
又は接着剤等の接着物を付着し、イヤリング取付具１０
に螺着した止めネジ８の軸を前記止めネジ嵌合孔２に嵌
入した時、その先端の耳朶当て頭部９を前記止めネジ嵌
入口３側から嵌めこむ止めネジ頭部嵌着穴７を、両面の
間に設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］本発明は、一般のイ
ヤリング取付具の止めネジ頭部に嵌着して耳朶に当接す
ることにより、激しい動作をした場合でも痛みを感じる
ことなく装着位置が固定し、イヤリングの脱落を防止す
るものである。

【０００２】［従来の技術］イヤリングに使用する従来
の脱落防止具は、図７に例示する如く、片面側に止めネ
ジ８の先端の耳朶当て頭部９を貫通させる止めネジ嵌合
孔１４を有し、内部に耳朶当て頭部嵌合空洞１５を設け
た有孔空洞円形体１３に構成し、図８に示す如く耳朶当
て頭部嵌合空洞１５に、止めネジ８の先端部の耳当て頭
部９を嵌着して使用していた。又、図９に例示する如
く、側面に開口部１８を有する扁平状袋体１６に構成
し、図１０に示す如くイヤリング取付具１０の耳朶当て
片１９に外嵌して使用するものであった。

【０００３】［発明が解決しようとする課題］イヤリン
グ脱落防止のため、有孔空洞円形体１３に構成したイヤ
リング脱落防止具は弾力があっても、止めネジ８の耳朶
当て頭部９を止めネジ嵌合孔１４に貫通させて耳朶当て
頭部嵌合空洞１５に嵌合するのが困難であり、又、扁平
状袋体１６に構成したイヤリング脱落防止具は、耳朶当
て片１９の先端が、扁平状に形成されたイヤリング取付
具に特定されるので、きわめて狭い使用範囲に限定され
ていた。

【０００４】［課題を解決するための手段］本発明は、
イヤリング取付具螺着された止めネジの先端の耳朶当て
頭部に簡単に嵌着して使用することにより、耳朶に装着
したイヤリングの脱落を防止するものである。即ち、イ
ヤリング装着本体の上部が欠除された片面側には、上部
側の止めネジ嵌入口に連なる入口部分に抜止め凸部を有
する止めネジ嵌合孔を中央部に設け、他面側には、離形
紙を貼った両面粘着テープ、又は接着剤等の接着物を付
着し、イヤリング取付具に螺着した止めネジの軸を前記
止めネジ嵌合孔に嵌入した時、その先端の耳朶当て頭部
を前記止めネジ嵌入口側から嵌めこむ止めネジ頭部嵌着
穴を、両面の間に設けたものである。

【０００５】［作用］図１、図２及び図６に示す実施例
により本発明の作用を説明する。イヤリング取付具１０
の１端部に螺着した止めネジ８の軸部を、イヤリング装
着本体１の片面側上部の止めネジ嵌入口３から嵌入さ
せ、両側の抜止め凸部４部分の弾力を利用して止めネジ
嵌合孔２へ嵌着させる。この際、止めネジ８の先端の耳
朶当て頭部９は同時に止めネジ頭部嵌着穴７に嵌入して
固定される。この場合、イヤリング装着本体１の片面側
は上部が欠除され、かつ止めネジ嵌入口３の上部が開口
しているので、止めネジ８の軸部及び耳朶当て頭部９の
嵌入は容易に行うことができる。

【０００６】このようにイヤリング取付具１０の耳朶当
て頭部９装着したイヤリング装着本体１は、図５に示す
如く止めネジ用ネジ孔１１に螺着された止めネジ８を前
進させることにより、背面側をイヤリング１２を着装し
たイヤリング取付具１０の他端で受けている状態の耳朶
へ、簡単に装着することができる。この場合、イヤリン
グ装着本体１の他面側の離形紙６を剥がした両面粘着テ
ープ５、又は、使用時に付着させた接着剤により、イヤ
リング装着本体１は耳朶に接着するので、痛みを感じる
ことなく強固に固定することができる。

【０００７】［実施例］図１及び図２、図３、図４に示
す実施例について説明する。イヤリング装着本体１の上
部が欠除された片面側には、上部側が開口する止めネジ
嵌入口３を設け、この止めネジ嵌入口３に連なる入口部
分の両側に抜止め凸部４を有する止めネジ嵌合孔２を中
央部に設け、他面側には、離形紙６を貼った両面粘着テ
ープ５を付着し、両面の間に、止めネジ頭部嵌着穴７を
設ける。このネジ頭部嵌着穴７は、図５に示す如く上側
が開口する穴に構成され、イヤリング取付具１０に螺着
した止めネジ８の軸を前記止めネジ嵌合孔２に嵌入した
時、止めネジ８の先端の耳朶当て頭部９を前記止めネジ
嵌入口３側から嵌めこみ固定する。

【０００８】イヤリング装着本体１の前記他面側は、両
面粘着テープ５の付着を省略し、使用時に接着剤を付着
させてもよく、いずれにしても、図６に示す如く止めネ
ジ８を前進させることにより耳朶に押し当てられる、止
めネジ８先端の耳朶当て頭部９に装着したイヤリング装
着本体１の他面側は、人体無害の接着剤を介して耳朶に
当接することを特徴とする。

【０００９】［発明の効果］本発明は、イヤリング取付
具の止めネジ先端の耳朶当て頭部へ簡単に装着すること
により、止めネジが常に耳朶への押圧状態を保持し、か
つ、接着剤により耳朶に接着しているので、大きいサイ
ズ、又は重いイヤリングを着装したイヤリング取付具を
装着し、激しい動作が伴った場合でも位置を固定し脱落
を防止する。又、耳朶が小さく、落とし易い耳朶の場合
も滑り落ちることなく、脱落を的確に防止する効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る１実施例を示す正面図である。

【図２】図１に示す実施例の平面図である。

【図３】図１に示す実施例の右側面図である。

【図４】図１のＡ−Ａ’部断面図である。

【図５】図２のＢ−Ｂ’部断面図図である。

【図６】本発明の使用状態を示す部分縦断面図である。

【図７】従来のイヤリング用耳朶当て具の正面図であ
る。

【図８】図７に示す従来のイヤリング用耳朶当て具の使
用状態の縦断面図である。

【図９】従来のイヤリング用耳朶当て具の正面図であ
る。

【図１０】図９に示す従来のイヤリング用耳朶当て具の
使用状態の縦断面図である。

【符号の説明】

１．イヤリング装着本体 ２．止めネジ嵌合孔 ３ 止めネジ嵌入口 ４．抜止め凸部 ５ 両面粘着テープ ６．離形紙 ７．止めネジ頭部嵌着穴 ８．止めネジ ９．耳朶当て頭部 １０．イヤリング取付具 １１．止めネジ用ネジ孔 １２．イヤリング １３．有孔空洞円形体 １４．止めネジ嵌合孔 １５．耳朶当て頭部嵌合空洞 １６．扁平状袋体 １７．耳朶当て挿入穴 １８．開口部 １９．耳朶当て片

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 イヤリング装着本体１の上部が欠除され
   た片面側に、上部側の止めネジ嵌入口３に連なる入口部
   分に抜止め凸部４を有する止めネジ嵌合孔２を中央部に
   設け、他面側には、離形紙６を貼った両面粘着テープ５
   を貼着し、イヤリング取付具１０に螺着した止めネジ８
   の軸を前記止めネジ嵌合孔２に嵌入した時、その先端の
   耳朶当て頭部９を前記止めネジ嵌入口３側から嵌めこむ
   止めネジ頭部嵌着穴７を、両面の間に設けたことを特徴
   とするイヤリング脱落防止具。
2. 【請求項２】 イヤリング装着本体１の上部が欠除され
   た片面側には、上部側の止めネジ嵌入口３に連なる入口
   部分に抜止め凸部４を有する止めネジ嵌合孔２を中央部
   に設け、他面側には、接着剤を付着し、イヤリング取付
   具１０に螺着した止めネジ８の軸を前記止めネジ嵌合孔
   ２に嵌入した時、その先端の耳朶当て頭部９を前記止め
   ネジ嵌入口３側から嵌めこむ止めネジ頭部嵌着穴７を、
   両面の間に設けたことを特徴とするイヤリング脱落防止
   具。