JPH1021547A - 光ディスクのディフェクト検出方法及びその装置 - Google Patents

光ディスクのディフェクト検出方法及びその装置

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JPH1021547A
JPH1021547A JP17515596A JP17515596A JPH1021547A JP H1021547 A JPH1021547 A JP H1021547A JP 17515596 A JP17515596 A JP 17515596A JP 17515596 A JP17515596 A JP 17515596A JP H1021547 A JPH1021547 A JP H1021547A
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JP
Japan
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defect detection
signal
envelope
dark
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Pending
Application number
JP17515596A
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English (en)
Inventor
Masahiko Hirano
昌彦 平野
Takeshi Nakayama
健 中山
Ryuichi Sunakawa
隆一 砂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1816Testing

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  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディフェクトを的確に検出できる光ディスク
のディフェクト検出方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 RF信号のエンベロープを信号EVとし
て検出し、エンベロープ信号EVの直流成分EDCを抽
出した後、エンベロープ直流成分EDCのレベルよりも
所定量低レベルの暗ディフェクト検出レベルVaを生成
し、この検出レベルVaとエンベロープ信号EVのレベ
ルとを比較し、検出レベルVaよりもエンベロープ信号
EVのレベルが小さいときに暗ディフェクト検出信号D
1を出力し、エンベロープ信号EVのレベルよりも所定
量低レベルの明ディフェクト検出レベルVbを生成し、
この検出レベルVbとエンベロープ信号EVの直流成分
EDCのレベルとを比較し、この直流成分EDCのレベ
ルよりも明ディフェクト検出レベルVbが大きいときに
明ディフェクト検出信号D2を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの表面
に付着した傷や汚れ等のディフェクトを検出する光ディ
スクのディフェクト検出方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の書き込みが可能な光ディス
クが普及し、広く使用されるようになってきている。例
えば、この一例である追記型光ディスク1は、図2に示
すように、トラッキング用グル−ブが形成された基板1
A上にシアニン色素によって記録層1Bが形成され、さ
らにこの記録層1Bの上に金の反射層1C及び紫外線硬
化樹脂による保護層1Dが形成されている。
【0003】この追記型光ディスクに情報を記録すると
きは、基板側からレーザ光2が照射されて記録層1Bに
ピットが形成され、情報記録が行われる。
【0004】また、図3に示すように、光ディスク1の
基板表面に傷や汚れ等のディフェクト1Eを生じたとき
には、このディフェクト1Eによって記録層1Bに照射
されるレーザ光の強度が低下されると共に、光ディスク
装置(図示せず)への反射光強度が変化され、適切なピ
ットを形成することができなくなると共に、フォーカス
/トラッキングサーボが乱される。例えば、光ディスク
1の基板表面に傷が付くと記録層に照射される光量が減
少すると共に光ディスクからの反射光強度も低減し、基
板表面にインク等が付着すると記録層に照射される光量
が減少すると共に光ディスクからの反射光強度は増加す
る。
【0005】このため、従来の光ディスク装置において
は、光ディスク表面のディフェクトを検出し、正常の情
報記録を行えるように工夫している。ここで、ディフェ
クトを検出する場合、光ディスクからの反射光量に対応
したレベルを有するRF信号のエンベロープ信号を使用
している。即ち、このエンベロープ信号が第1の検出基
準レベル以下となったときに暗ディフェクトとして検出
し、第2の検出基準レベル以上となったときに明ディフ
ェクトとして検出している。ここで、前記第1及び第2
の検出基準レベルは所定の値に固定して設定されてい
る。
【0006】この検出結果に基づいて、光ディスク装置
では、ディフェクトが存在する箇所において各サーボの
乱れを軽減する処理等を施している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにディフェクト検出にエンベロープ信号のレベルを
そのまま用い、検出基準レベルが固定されているので、
指紋や汚れ等のエンベロープ信号のレベル変動が小さい
ディフェクトについては検出が非常に難しく、これらの
ディフェクトを検出できないことも多々あった。
【0008】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、ディ
フェクトを的確に検出できる光ディスクのディフェクト
検出方法及びその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、レーザ光を用いて記録層に
情報を記録可能な光ディスクの表面に付着した汚れや傷
等のディフェクトを検出する光ディスクのディフェクト
検出方法であって、前記光ディスクの記録面からの反射
光より得られたRF信号のエンベロープを信号として検
出すると共に、該エンベロープ信号の直流成分を抽出し
た後、該エンベロープ直流成分のレベルよりも所定量低
レベルの暗ディフェクト検出レベルを生成すると共に、
前記暗ディフェクト検出レベルと前記エンベロープ信号
のレベルとを比較し、前記暗ディフェクト検出レベルよ
りも前記エンベロープレベルが小さいときに暗ディフェ
クト検出となし、前記エンベロープ信号のレベルよりも
所定量低レベルの明ディフェクト検出レベルを生成する
と共に、前記明ディフェクト検出レベルと前記エンベロ
ープ信号の直流成分レベルとを比較し、前記直流成分レ
ベルよりも前記明ディフェクト検出レベルが大きいとき
に明ディフェクト検出となす光ディスクのディフェクト
検出方法を提案する。
【0010】該光ディスクのディフェクト検出方法によ
れば、光ディスクの記録面からの反射光より得られたR
F信号のエンベロープが信号として検出され、該エンベ
ロープ信号の直流成分が抽出される。この後、該エンベ
ロープ直流成分のレベルよりも所定量低レベルの暗ディ
フェクト検出レベルが生成され、前記暗ディフェクト検
出レベルと前記エンベロープ信号のレベルとがを比較さ
れる。この比較の結果、前記暗ディフェクト検出レベル
よりも前記エンベロープレベルが小さいときに暗ディフ
ェクト検出となされる。また、前記エンベロープ信号の
レベルよりも所定量低レベルの明ディフェクト検出レベ
ルが生成され、該明ディフェクト検出レベルと前記エン
ベロープ信号の直流成分レベルとが比較される。この比
較の結果、前記直流成分レベルよりも前記明ディフェク
ト検出レベルが大きいときに明ディフェクト検出となさ
れる。
【0011】これにより、ディフェクト検出レベルはR
F信号のレベルに従って変動するので、情報が記録され
た部分或いは情報が未記録の部分等の違いによりRF信
号のレベル変動が生じても、適切な暗ディフェクト検出
レベル及び明ディフェクト検出レベルが生成される。
【0012】また、請求項2では、請求項1記載の光デ
ィスクのディフェクト検出方法において、前記暗ディフ
ェクト検出レベル及び前記明ディフェクト検出レベルの
それぞれを少なくとも2つのうちから選択可能とした光
ディスクのディフェクト検出方法を提案する。
【0013】該光ディスクのディフェクト検出方法によ
れば、暗ディフェクト検出レベル及び前記明ディフェク
ト検出レベルのそれぞれは、少なくとも2つのうちから
選択可能とされ、例えば、情報の記録再生時にサーボ系
のゲインダウン或いはミュート機能をイネーブルとする
検出レベルや、又は情報の記録再生動作を行う前に光デ
ィスクの表面状態を確認するときの検出レベル等が必要
に応じて切り替えられる。
【0014】また、請求項3では、レーザ光を用いて記
録層に情報を記録可能な光ディスクの表面に付着した汚
れや傷等のディフェクトを検出する光ディスクのディフ
ェクト検出装置であって、前記光ディスクの記録面から
の反射光より得られたRF信号のエンベロープを信号と
して検出するエンベロープ検出手段と、該エンベロープ
検出手段によって検出されたエンベロープ信号の直流成
分を抽出する直流成分抽出手段と、該エンベロープ直流
成分のレベルよりも所定量低レベルの暗ディフェクト検
出レベルを生成する暗ディフェクト検出レベル生成手段
と、前記エンベロープ信号のレベルよりも所定量低レベ
ルの明ディフェクト検出レベルを生成する明ディフェク
ト検出レベル生成手段と、前記暗ディフェクト検出レベ
ルと前記エンベロープ信号のレベルとを比較し、前記暗
ディフェクト検出レベルよりも前記エンベロープレベル
が小さいときに暗ディフェクト検出信号を出力する第1
の比較手段と、前記エンベロープ信号の直流成分レベル
と前記明ディフェクト検出レベルとを比較し、前記直流
成分レベルよりも前記明ディフェクト検出レベルが大き
いときに明ディフェクト検出信号を出力する第2の比較
手段とを備えた光ディスクのディフェクト検出装置を提
案する。
【0015】該光ディスクのディフェクト検出装置によ
れば、エンベロープ検出手段によって光ディスクの記録
面からの反射光より得られたRF信号のエンベロープが
信号として検出され、該エンベロープ信号の直流成分が
直流成分抽出手段によって抽出される。この後、暗ディ
フェクト検出レベル生成手段によって、前記エンベロー
プ直流成分のレベルよりも所定量低レベルの暗ディフェ
クト検出レベルが生成されると共に、明ディフェクト検
出レベル生成手段によって前記エンベロープ信号のレベ
ルよりも所定量低レベルの明ディフェクト検出レベルが
生成される。これにより、前記エンベロープ信号の直流
成分レベル及びディフェクト検出レベルはRF信号のレ
ベルに従って変動するので、情報が記録された部分或い
は情報が未記録の部分等の違いによりRF信号のレベル
変動が生じても、適切な暗ディフェクト検出レベル及び
明ディフェクト検出レベルが生成される。さらに、第1
の比較手段によって前記暗ディフェクト検出レベルと前
記エンベロープ信号のレベルとが比較され、前記暗ディ
フェクト検出レベルよりも前記エンベロープレベルが小
さいときに暗ディフェクト検出信号が出力され、また第
2の比較手段によって前記明ディフェクト検出レベルと
前記エンベロープ信号の直流成分レベルとが比較され、
前記直流成分レベルよりも前記明ディフェクト検出レベ
ルが大きいときに明ディフェクト検出信号が出力され
る。
【0016】また、請求項4では、請求項3記載の光デ
ィスクのディフェクト検出装置において、前記暗ディフ
ェクト検出レベル生成手段及び明ディフェクト検出レベ
ル生成手段は、少なくとも2種類の検出レベルを生成可
能である光ディスクのディフェクト検出装置を提案す
る。
【0017】該光ディスクのディフェクト検出装置によ
れば、暗ディフェクト検出レベル生成手段及び前記明デ
ィフェクト検出レベル生成手段のそれぞれは、少なくと
も2種類の検出レベルのうちから任意の検出レベルを生
成可能であり、例えば、情報の記録再生時にサーボ系の
ゲインダウン或いはミュート機能をイネーブルとする検
出レベルや、又は情報の記録再生動作を行う前に光ディ
スクの表面状態を確認するときの検出レベル等が必要に
応じて生成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、一実施形態における光デ
ィスクのディフェクト検出装置を示す構成図である。図
において、10は1ビームプッシュプル法を用いた光ピ
ックアップ、21はRF信号検出回路、22はエンベロ
ープ検出回路、23はDC成分抽出回路、24は暗ディ
フェクト検出レベル生成回路、25は明ディフェクト検
出レベル生成回路、26は第1の比較回路、27は第2
の比較回路、28はディフェクト検出信号出力回路であ
る。
【0019】光ピックアップ10は、周知の4分割のフ
ォトディテクタ11を備え、光ディスクにおけるトラッ
クの左側に位置するディテクタ11a、11dの合計受
光量及び右側に位置するディテクタ11b,11cの合
計受光量を用いてトラッキング補正を、また対角線上に
位置するディテクタ11a、11cの合計受光量及びデ
ィテクタ11b,11dの合計受光量を用いて非点収差
法等によりフォーカス補正を行えるものである。
【0020】RF信号検出回路21は、抵抗器21a〜
21f及び差動増幅器21gから構成され、差動増幅器
21gの非反転入力端子には抵抗器21a〜21dのそ
れぞれを介してフォトディテクタ11のディテクタ11
a〜11dに接続されている。また、差動増幅器21g
の反転入力端子は抵抗器21eを介してその出力端子に
接続されると共に抵抗器21fを介して接地されてい
る。これにより、差動増幅器21gからはディテクタ1
1a〜11dの出力信号を合成したRF信号が出力され
る。
【0021】エンベロープ検出回路22は、差動増幅器
22a,22b、ダイオード22c,22d、コンデン
サ22e,22f、及び抵抗器22g〜22jから構成
されている。差動増幅器22aの非反転入力端子にはR
F信号検出回路21から出力されるRF信号が入力さ
れ、反転入力端子はコンデンサ22eを介してその出力
端子及び抵抗器22gの一端に接続されると共に、ダイ
オード22cを介して抵抗器22gの他端及びダイオー
ド22dのアノードに接続されている。ここで、差動増
幅器22aの反転入力端子側がダイオード22cのアノ
ードとなる。
【0022】また、差動増幅器22bの非反転入力端子
はダイオード22dのカソードに接続されると共に、直
列接続されたコンデンサ22f及び抵抗器22hと抵抗
器22iとの並列回路にを介して接地されている。さら
に、差動増幅器22bの出力端子はその反転入力端子に
接続されると共に抵抗器22jを介して差動増幅器22
aの反転入力端子に接続されている。
【0023】これにより、エンベロープ検出回路22か
らはRF信号の包絡線成分、即ちエンベロープが検出さ
れ、エンベロープ信号EVが出力される。
【0024】DC成分抽出回路23は、抵抗器23aと
コンデンサ23bから構成され、抵抗器23aの一端に
はエンベロープ信号EVが入力され、他端はコンデンサ
23bを介して接地されている。これにより、抵抗器2
3aの他端からエンベロープ信号EVの直流成分EDC
が出力される。
【0025】暗ディフェクト検出レベル生成回路24
は、差動増幅器24a、抵抗器24b〜24e及び電子
スイッチSW1から構成されている。差動増幅器24a
の非反転入力端子にはエンベロープ信号の直流成分ED
Cが入力されている。
【0026】また、差動増幅器24aの出力端子はその
反転入力端子に接続されると共に、抵抗器24b,24
cからなる第1の分圧回路と抵抗器24d,24eから
なる第2の分圧回路に接続されている。
【0027】さらに、前記第1及び第2の分圧回路によ
って生成された電圧V11,V12のそれぞれは電子ス
イッチSW1の2つの接点SW1a,SW1bに入力さ
れ、切り替え制御信号Vcom によって電子スイッチSW
1が切り替えられて、電圧V11,V12の何れか一方
が暗ディフェクト検出レベル電圧Vaとして電子スイッ
チSW1の接片SW1cから出力される。ここで、切り
替え制御信号Vcom はロー・ハイレベルの2値信号であ
り、手動入力であっても良いし、CPUから入力される
ものであっても良い。
【0028】明ディフェクト検出レベル生成回路25
は、差動増幅器25a、抵抗器25b〜25e及び電子
スイッチSW2から構成されている。差動増幅器25a
の非反転入力端子にはエンベロープ信号EVが入力され
ている。
【0029】また、差動増幅器25aの出力端子はその
反転入力端子に接続されると共に、抵抗器25b,25
cからなる第1の分圧回路と抵抗器25d,25eから
なる第2の分圧回路に接続されている。
【0030】さらに、前記第1及び第2の分圧回路によ
って生成された電圧V21,V22のそれぞれは電子ス
イッチSW2の2つの接点SW2a,SW2bに入力さ
れ、切り替え制御信号Vcom によって電子スイッチSW
2が切り替えられて、電圧V21,V22の何れか一方
が明ディフェクト検出レベル電圧Vbとして電子スイッ
チSW2の接片SW2cから出力される。
【0031】第1の比較回路26は、コンパレータ26
a及び抵抗器26bから構成され、コンパレータ26a
の非反転入力端子には暗ディフェクト検出レベル生成回
路24から出力される暗ディフェクト検出レベル電圧V
aが入力され、反転入力端子にはエンベロープ信号EV
が入力されている。さらに、コンパレータ26aの出力
端子は抵抗器26bを介してハイレベル電圧にプルアッ
プされている。
【0032】これにより、コンパレータ26aの出力端
子から出力される暗ディフェクト検出信号D1は、電圧
Vaのレベルがエンベロープ信号EVの電圧レベルより
も大きいときはハイレベルとなり、また電圧Vaのレベ
ルがエンベロープ信号EVの電圧レベル以下のときはロ
ーレベルとなる。暗ディフェクト検出信号D1がハイレ
ベルのとき暗ディフェクトを検出したものとされる。
【0033】第2の比較回路27は、コンパレータ27
a及び抵抗器27bから構成され、コンパレータ27a
の非反転入力端子には明ディフェクト検出レベル生成回
路25から出力される明ディフェクト検出レベル電圧V
bが入力され、反転入力端子は暗ディフェクト検出レベ
ル生成回路24の差動増幅器24aの出力端子に接続さ
れている。これにより、コンパレータ27aの反転入力
端子にはエンベロープ信号の直流成分EDCと同等の信
号が入力される。さらに、コンパレータ27aの出力端
子は抵抗器27bを介してハイレベル電圧にプルアップ
されている。
【0034】これにより、コンパレータ27aの出力端
子から出力される明ディフェクト検出信号D2は、電圧
Vbのレベルがエンベロープ信号の直流成分EDCの電
圧レベルよりも大きいときはハイレベルとなり、また電
圧Vbのレベルが直流成分EDCの電圧レベル以下のと
きはローレベルとなる。明ディフェクト検出信号D2が
ハイレベルのとき明ディフェクトを検出したものとされ
る。
【0035】ディフェクト検出信号出力回路28は、2
入力のOR回路28aと抵抗器28bから構成され、O
R回路28aには暗ディフェクト検出信号D1及び明デ
ィフェクト検出信号D2が入力され、これらの何れか一
方或いは両方がハイレベルとなったときにOR回路28
aの出力信号はハイレベルとなる。OR回路28aの出
力信号は抵抗器28bを介してディフェクト検出信号D
3として出力される。
【0036】次に、前述の構成よりなる本実施形態の動
作を図4に示す信号波形図に基づいて説明する。光ディ
スクの表面に付くディフェクトの種類によって反射光強
度、即ちRF信号レベルが変化する。例えば、光ディス
ク1の基板表面に傷が付くと記録層に照射される光量が
減少すると共に光ディスクからの反射光強度も低減し、
基板表面にインク等が付着すると記録層に照射される光
量が減少すると共に光ディスクからの反射光強度は増加
する。
【0037】このようにディフェクトによってレベルが
変化した反射光からRF信号検出回路21によりRF信
号が検出され、さらにエンベロープ検出回路22によっ
てRF信号のエンベロープが信号として検出される。
【0038】また、エンベロープ信号EVの直流成分が
DC成分抽出回路23によって抽出される。
【0039】この後、暗ディフェクト検出レベル生成回
路24において、エンベロープ信号EVの直流成分レベ
ルEDCが所定の分圧比によって分圧され、前記直流成
分レベルよりも所定量低レベルの暗ディフェクト検出レ
ベルVaが生成される。
【0040】また、明ディフェクト検出レベル生成回路
25において、エンベロープ信号EVが所定の分圧比に
よって分圧され、エンベロープ信号EVのレベルよりも
所定量低レベルの明ディフェクト検出レベルVbが生成
される。
【0041】暗ディフェクト検出レベルVaは、第1の
比較回路26においてエンベロープ信号EVのレベルと
比較される。これにより、エンベロープ信号EVにおい
てそのレベルが特に落ち込んだ部分、即ち暗ディフェク
トの部分が検出され、このとき第1の比較回路26から
ハイレベルのパルス状の暗ディフェクト検出信号D1が
出力される。
【0042】また、明ディフェクト検出レベルVbは、
第2の比較回路27においてエンベロープ信号EVの直
流成分EDCのレベルと比較される。これにより、エン
ベロープ信号EVのレベルを所定量下げた明ディフェク
ト検出レベルにおいてそのレベルが特に高い部分、即ち
明ディフェクトの部分が検出され、このとき第2の比較
回路27からハイレベルのパルス状の明ディフェクト検
出信号D2が出力される。
【0043】さらに、これらの暗ディフェクト検出信号
D1及び明ディフェクト検出信号D2はOR回路28a
によって論理和されて、ディフェクト検出信号D3とし
て出力される。
【0044】従って、本実施形態によれば、ディフェク
ト検出に用いる信号、即ちエンベロープ信号EV、エン
ベロープ信号の直流成分EDC、暗ディフェクト検出レ
ベルVa及び明ディフェクト検出レベルVbのそれぞれ
は、RF信号のレベルに従って変動するので、情報が記
録された部分或いは情報が未記録の部分等の違いにより
RF信号のレベル変動が生じても、適切な暗ディフェク
ト検出レベル及び明ディフェクト検出レベルが生成さ
れ、暗ディフェクト及び明ディフェクトを的確に検出す
ることができる。
【0045】さらに、暗ディフェクト検出レベルVa及
び明ディフェクト検出レベルVbは、それぞれの検出レ
ベル生成回路24,25において、エンベロープ信号E
V或いはその直流成分EDCから抵抗分圧によって生成
されるため、微小なレベルの違いを抵抗器の精度を持っ
て生成できるので、指紋や汚れ等の検出レベルが浅いデ
ィフェクトも容易に検出することができる。
【0046】また、暗ディフェクト検出レベルVa及び
明ディフェクト検出レベルVbを2種類から選択できる
ようにしているので、光ディスクの種類等の違いによっ
てこれらのレベルを切り替えることにより適切なディフ
ェクト検出を行うことができる。
【0047】尚、本実施形態では、暗ディフェクト検出
レベルVa及び明ディフェクト検出レベルVbを2種類
から選択できるようにしたが、複数の抵抗分圧回路を備
えて3種以上の多数種から選択できるようにしても良い
し、またCPU、ディジタル/アナログ変換器及びアナ
ログ/ディジタル変換器を組み合わせてエンベロープ信
号EV及びその直流成分EDCから微小なレベル間隔で
複数種の暗ディフェクト検出レベルVa及び明ディフェ
クト検出レベルVbを選択的に生成するようにしても良
い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のディフェクト検出方法によれば、情報が記録された
部分或いは情報が未記録の部分等の違いによりRF信号
のレベル変動が生じても、適切な暗ディフェクト検出レ
ベル及び明ディフェクト検出レベルが生成され、これに
基づいて暗或いは明ディフェクトが検出されるので、情
報記録部の未記録部と同様な精度で、また指紋や汚れ等
の検出レベルが浅いディフェクトも容易に検出すること
ができる。
【0049】また、請求項2記載の光ディスクのディフ
ェクト検出方法によれば、上記の効果に加えて、必要に
応じてディフェクト検出レベルを切り替えることができ
るので、光ディスクの種類の違いにより通常の情報記録
再生動作時に感度がよすぎること等よる弊害を回避する
ことができる。
【0050】また、請求項3記載の光ディスクのディフ
ェクト検出装置によれば、情報が記録された部分或いは
情報が未記録の部分等の違いによりRF信号のレベル変
動が生じても、検出レベル生成手段によって適切な暗デ
ィフェクト検出レベル及び明ディフェクト検出レベルが
生成され、これに基づいて暗或いは明ディフェクトが検
出されるので、情報記録部の未記録部と同様な精度で、
また指紋や汚れ等の検出レベルが浅いディフェクトも容
易に検出することができる。
【0051】また、請求項4記載の光ディスクのディフ
ェクト検出装置によれば、上記の効果に加えて、必要に
応じてディフェクト検出レベルを切り替えることができ
るので、光ディスクの種類の違いにより通常の情報記録
再生動作時に感度がよすぎること等よる弊害を回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のディフェクト検出装置を
示す構成図
【図2】追記型光ディスクの一例を示す構成図
【図3】ディフェクトの影響を説明する図
【図4】本発明の一実施形態における信号波形図
【符号の説明】
1…光ディスク、1A…基板、1B…記録層、1C…反
射層、1D…保護層、1E…ディフェクト、10…光ピ
ックアップ、11…フォトディテクタ、11a〜11d
…ディテクタ、21…RF信号検出回路、21a〜21
f…抵抗器、21g…差動増幅器、22…エンベロープ
検出回路、22a,22b…差動増幅器、22c,22
d…ダイオード、22e,22f…コンデンサ、22g
〜22j…抵抗器、23…DC成分抽出回路、23a…
抵抗器、23b…コンデンサ、24…暗ディフェクト検
出レベル生成回路、24a…差動増幅器、24b〜24
e…抵抗器、SW1…電子スイッチ、25…明ディフェ
クト検出レベル生成回路、25a…差動増幅器、25b
〜25e…抵抗器、SW2…電子スイッチ、26…第1
の比較回路、26a…コンパレータ、26b…抵抗器、
27…第2の比較回路、27a…コンパレータ、27b
…抵抗器、28…ディフェクト検出信号出力回路、28
a…OR回路、28b…抵抗器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を用いて記録層に情報を記録可
    能な光ディスクの表面に付着した汚れや傷等のディフェ
    クトを検出する光ディスクのディフェクト検出方法であ
    って、 前記光ディスクの記録面からの反射光より得られたRF
    信号のエンベロープを信号として検出すると共に、 該エンベロープ信号の直流成分を抽出した後、 該エンベロープ直流成分のレベルよりも所定量低レベル
    の暗ディフェクト検出レベルを生成すると共に、 前記暗ディフェクト検出レベルと前記エンベロープ信号
    のレベルとを比較し、前記暗ディフェクト検出レベルよ
    りも前記エンベロープレベルが小さいときに暗ディフェ
    クト検出となし、 前記エンベロープ信号のレベルよりも所定量低レベルの
    明ディフェクト検出レベルを生成すると共に、 前記明ディフェクト検出レベルと前記エンベロープ信号
    の直流成分レベルとを比較し、前記直流成分レベルより
    も前記明ディフェクト検出レベルが大きいときに明ディ
    フェクト検出となすことを特徴とする光ディスクのディ
    フェクト検出方法。
  2. 【請求項2】 前記暗ディフェクト検出レベル及び前記
    明ディフェクト検出レベルのそれぞれを少なくとも2つ
    のうちから選択可能としたことを特徴とする請求項1記
    載の光ディスクのディフェクト検出方法。
  3. 【請求項3】 レーザ光を用いて記録層に情報を記録可
    能な光ディスクの表面に付着した汚れや傷等のディフェ
    クトを検出する光ディスクのディフェクト検出装置であ
    って、 前記光ディスクの記録面からの反射光より得られたRF
    信号のエンベロープを信号として検出するエンベロープ
    検出手段と、 該エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロー
    プ信号の直流成分を抽出する直流成分抽出手段と、 該エンベロープ直流成分のレベルよりも所定量低レベル
    の暗ディフェクト検出レベルを生成する暗ディフェクト
    検出レベル生成手段と、 前記エンベロープ信号のレベルよりも所定量低レベルの
    明ディフェクト検出レベルを生成する明ディフェクト検
    出レベル生成手段と、 前記暗ディフェクト検出レベルと前記エンベロープ信号
    のレベルとを比較し、前記暗ディフェクト検出レベルよ
    りも前記エンベロープレベルが小さいときに暗ディフェ
    クト検出信号を出力する第1の比較手段と、 前記明ディフェクト検出レベルと前記エンベロープ信号
    の直流成分レベルとを比較し、前記直流成分レベルより
    も明ディフェクト検出レベルが大きいときに明ディフェ
    クト検出信号を出力する第2の比較手段とを備えたこと
    を特徴とする光ディスクのディフェクト検出装置。
  4. 【請求項4】 前記暗ディフェクト検出レベル生成手段
    及び明ディフェクト検出レベル生成手段は、少なくとも
    2種類の検出レベルを生成可能であることを特徴とする
    請求項3記載の光ディスクのディフェクト検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339867B2 (en) * 2004-02-19 2008-03-04 Sony Corporation Defect-signal generating circuit and optical disk reproducing device having the same
US7663986B2 (en) 2005-10-20 2010-02-16 Hitachi, Ltd. Servo control signal generation device and an optical disk device using the same

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US8427913B2 (en) 2005-10-20 2013-04-23 Hitachi, Ltd. Servo control signal generation device and an optical disk device using the same

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