JPH10215413A - 光学イメージ読み取り装置 - Google Patents

光学イメージ読み取り装置

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JPH10215413A
JPH10215413A JP9017060A JP1706097A JPH10215413A JP H10215413 A JPH10215413 A JP H10215413A JP 9017060 A JP9017060 A JP 9017060A JP 1706097 A JP1706097 A JP 1706097A JP H10215413 A JPH10215413 A JP H10215413A
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JP
Japan
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optical image
resolution
sub
line sensor
scanning
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JP9017060A
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Seisuke Suzuki
清介 鈴木
Hideki Wanami
英樹 和波
Koichi Sawada
康一 沢田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学イメージ読み取り時に、読み取り解像度
値を変化させたときのアパーチャの開口率変化をなくす
ことを目的とする。 【解決手段】 複数の受光素子が一列に配列されたセン
サ部1を具備する固体撮像素子ラインセンサ11により
主走査を行いながら、この配列方向と直交する方向に副
走査をおこなって光学イメージ読み取りを行う光学イメ
ージ読み取り装置において、この副走査周期中にこの主
走査を時間的に順次遅らせて複数回繰り返しおこなわせ
る手段と、この主走査毎にこのラインセンサから信号を
読み出し、この読み出された信号毎にこの時間的に遅ら
せた時間分時間遅延補正をする複数の時間遅延手段1
5,16,17を設け、これら時間遅延手段からの出力
を加算することにより、この副走査期間分の光学的イメ
ージの読み取り信号を合成し得るようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子シャッタ機能
を有する固体撮像素子ラインセンサを使用した光学イメ
ージ読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示す如き固体撮像素子ライ
ンセンサ(CCDラインセンサ)を使用した光学イメー
ジ読み取り装置が提案されている。
【0003】この図3において、1は例えば2700個
の受光素子(光学センサ)が長手方向に一列に配列され
てなるセンサ部、2はこのセンサ部1に対応して形成さ
れたCCDより成るシフトレジスタ、3はこのシフトレ
ジスタ2の出力端に設けられたディフュージョンアンプ
である。
【0004】このセンサ部とシフトレジスタ2との間に
リードアウトゲート4を設けるとともに、センサ部1の
シフトレジスタ2とは反対側にシャッタードレイン5を
設け、このセンサ部1とこのシャッタードレイン5との
間にシャッターゲート6を設ける。
【0005】かかる図3に示す如きCCDラインセンサ
においては、図4Aに示す如きリードアウトゲートパル
スφROGをリードアウトゲート4に供給し、センサ部
1の信号電荷をシフトレジスタ2に読み出すごとくし、
またこのシフトレジスタ2に図4B及びCに示すごとき
シフトパルスφ1及びφ2を供給し、この信号電荷を出
力側に転送する如くなす。
【0006】また、このシフトレジスタ2の出力端に設
けたディフュージョンアンプ3に図4Dに示すごときリ
セットパルスφRSを供給し、このリセットパルスφR
S毎にこのディフュージョンアンプ3をリセットする如
くする。
【0007】また、シャッターゲート6に、図4Eに示
す如きシャッターパルスφSHUTを供給し、このシャ
ッターパルスφSHUTがハイレベル“1”のときにこ
のシャッターゲートをオンとしてセンサ部の電荷をシャ
ッタードレインに捨てる如くにし、このシャッターパル
スφSHUTがローレベル“0”のときに、このセンサ
部1に電荷を蓄積するようにし、この蓄積された電荷を
信号電荷としてこの信号電荷をシフトレジスタ2を介し
て出力側に転送する如くになす。
【0008】よって、斯るCCDラインセンサを用いて
光学イメージ、一例として書画、写真(以下ドキュメン
トという)を読み取る場合は、このドキュメントを照射
する光源を設けて、このドキュメントの読み取り面を所
定の照度に保った状態となす。
【0009】そしてこのCCDラインセンサとこのドキ
ュメントとの間に、このドキュメント上のイメージをこ
のCCDラインセンサの受光素子に焦点を結ばせた状態
で、このCCDラインセンサの受光素子の配列方向と直
交する方向に走査(以下副走査という)する光学走査機
構(図示せず)を設け、このドキュメントをこの受光素
子の配列方向に走査しながら(以下主走査という)この
副走査を行うことにより、このドキュメントに表現され
ている情報を読み取ってこの情報を電気信号に変換する
ようになす。
【0010】そして斯るCCDラインセンサを用いて光
学イメージ、一例としてドキュメントを読み取る際にこ
の読み取り解像度を変更できるようにしている。
【0011】この副走査方向の読み取り解像度を変更す
る場合の方法は、この副走査の速度を必要に応じて変更
し、かつ図4Eに示したリードアウトゲートパルスφR
OGの繰り返し期間に対する蓄積期間の割合を、この解
像度のおおいさに反比例させるように設定することによ
り実現している。
【0012】この設定をおこなう方法の一例について説
明するに、図5に示した例は、リードアウトゲートパル
スφROGの繰り返し期間に対する蓄積期間の割合をこ
の解像度のおおいさに反比例させるように設定する場合
において、この副走査方向の読み取り解像度を高い読み
取り解像度に設定した場合の例を、また図6に示した例
は、このように設定する場合において、この副走査方向
の読み取り解像度をこの高い読み取り解像度に比例して
低い解像度に設定した場合を示したものである。
【0013】図5及び図6に示した例について説明す
る。
【0014】図5Aにおいて91は図3に示したセンサ
部1の一部を示し、図5Bにおいて92は、副走査が連
続送りである場合のCCDラインセンサ1の副走査方向
を、dは1副走査期間におけるCCDラインセンサ1の
副走査方向の移動距離を、そしてSはCCDラインセン
サ91の各受光素子の蓄積部の副走査方向の有効幅を各
々示し、この有効幅Sが、この副走査方向の読み取り解
像度の一番高い解像度を決める。
【0015】そして図5Cにおいて、τは副走査の経過
時間方向を、TはCCDラインセンサ92の光学イメー
ジ読み取り周期(副走査周期)を、Taは、各受光素子
の光学イメージ蓄積時間を表している。
【0016】また図6Aにおいて、図5と同一の部分に
は図5と同一番号を付与して説明を省略するも、図6B
において、ΔSは副走査によりCCDラインセンサ91
を矢印Si方向に移動させたときの各受光素子が光学イ
メージを読み取った副走査方向の距離を示し、図6Cに
おいて、Tbは各受光素子がこの光学イメージを読み取
って信号として蓄積した時間を示す。この場合にΔSと
dとがほぼ等しくなり、この副走査方向の読み取り解像
度が最低になる。
【0017】そして、この副走査方向の読み取り解像度
を一番高い解像度に設定した図5の場合の例でのアパー
チャの開口率は、CCDラインセンサ91素子サイズS
を、1副走査期間におけるCCDラインセンサ91の副
走査方向の移動距離dで除した値のパーセント率にな
り、アパーチャの開口率が最低になる。
【0018】これに対して、この副走査方向の読み取り
解像度を一番低い解像度に設定した図6の場合の例での
アパーチャの開口率をみるに、1副走査期間におけるC
CDラインセンサ91の副走査方向の移動距離dと、副
走査によりCCDラインセンサ91を移動させたとき
に、各受光素子が光学イメージを読み取る副走査方向の
距離ΔSとがほぼ同じとなるため、この場合のアパーチ
ャの開口率が最大となる。
【0019】よってこのアパーチャ開口率は、解像度の
おおいさに逆比例して、解像度の変化に応じて変化する
ことになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】斯る従来の光学的イメ
ージ読み取り装置においては、読み取り解像度の値の設
定をかえると、アパーチャの開口率が変化してしまう。
【0021】そのため、読み取り解像度の値の設定を変
更する際には、光学的イメージの明るさ、この光学的イ
メージがドキュメントである場合はこのドキュメントを
照射する光源の光量をこの読み取り解像度の値の設定の
変更に応じて変更するか、あるいは、CCDラインセン
サの出力信号を増幅するアンプの利得を変更するか、あ
るいはこれら双方を変更する必要があった。
【0022】しかしながら、この光源の光量を変更した
場合は、色温度が変化しないように補正を行いながらこ
の光源の光量を変化させることが必要になるが、これは
実現困難である問題があり、またCCDラインセンサの
出力信号を増幅するアンプの利得を変更する場合は、こ
のアンプのオフセットレベル変化、温度特性変化の影響
があらわれ、この光学的イメージ読み取り装置に取り込
んだイメージに基づく信号からこの光学的イメージを再
現した場合にイメージ画像の再現性が損なわれる場合が
あり、又この再現性が安定せず、経年変化対策も困難に
なるという不都合があった。
【0023】本発明は斯る点に鑑み、上述の如き光学イ
メージ読み取り装置において、アパーチャの開口率の変
化を生じることなく読み取り解像度を変化できるように
することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は受光素子が一列
に配列されたセンサ部を具備する固体撮像素子ラインセ
ンサを有し、この固体撮像素子ラインセンサによりこの
ラインセンサの配列方向に主走査を行いながらこの配列
方向と直交する方向に副走査をおこなって光学イメージ
を読み取るようにした光学イメージ読み取り装置におい
て、この固体撮像素子ラインセンサの各副走査周期中
に、時間的に順次ずらせて複数回の主走査を行う手段
と、この複数回の主走査毎にこのラインセンサから信号
を読み出しを行う手段と、この複数回の主走査毎にこの
ラインセンサから信号を読み出し、この読み出された信
号毎にこの時間的にずらせた分時間遅延補正をする複数
の時間遅延手段を設け、この読み出した信号をこの時間
遅延手段に供給し、これら複数の時間遅延手段からの出
力を加算することにより、この1副走査期間中の光学的
イメージの読み取り信号を得るようにしたものである。
【0025】本発明によれば固体撮像素子ラインセンサ
の各副走査周期中に、時間的にずらせて複数回の主走査
を行うとともに、この複数回の主走査毎にこの主走査に
より読み取った信号をこのラインセンサから読み出し、
この読み出された信号毎にこの時間的にずらせた分時間
遅延補正をする複数の時間遅延手段を設け、これら複数
の時間遅延手段からの出力を加算することにより、この
各副走査周期中の光学的イメージの読み取り信号を得る
ようにしたので、この副走査周期中のこの主走査の回数
を変更するだけで、アパーチャの開口率の変化を生じる
ことなく読み取り解像度を変化させることができるの
で、解像度を変化させたことにもかかわらず、読み取っ
た光学イメージの再現性が良好な状態で光学イメージを
読み取ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る光学イメージ読み取り装置の一実施例につき、1の解
像度とこの1の解像度の四分の1(25%)に解像度を
落とした信号出力を得るようにした光学イメージ読み取
り装置を例として説明する。
【0027】図1において、10は光学イメージ読み取
り装置を構成する光学イメージ読み取り回路の要部を表
したブロック図である。
【0028】この図1に示した回路ブロックは、電子シ
ャッタ付き固体撮像素子ラインセンサ(以下ではCCD
ラインセンサという)11、プリアンプ兼サンプリング
ホールド回路(以下ではサンプリングホールド回路とい
う)12、AD変換回路13、シェーディング補正回路
14、第1のラインメモリ15、第2のラインメモリ1
6、第3のラインメモリ17、加算回路18A、割り算
回路18B、間引き回路19、解像度切り替えスイッチ
20、外部出力インタフェース回路(以下出力I/Fと
いう)21、外部出力端子22、タイミングゼネレータ
(以下ではTGという)23、マイクロコンピュータ
(以下ではCPUという)24及び解像度切り替え信号
入力端子(以下では解像度切替信号入力端子という)2
5より構成されている。
【0029】そして、CCDラインセンサ11の出力側
はサンプリングホールド回路12の入力側に接続され、
サンプリングホールド回路12の出力側はAD変換回路
13の入力側に接続され、AD変換回路13の出力側は
シェーディング補正回路14の入力側に接続される。
【0030】シェーディング補正回路14の出力側は、
第1のラインメモリ15の入力15Aと、加算回路18
Aの第1の入力18A−1と、1回路2接点で構成され
た解像度切替スイッチ20の第1の固定接点20Aに接
続される。
【0031】第1のラインメモリ15の出力側15Bは
加算回路18Aの第2の入力18A−2と第2のライン
メモリ16の入力16Aに接続され、第2のラインメモ
リ16の出力側16Bは加算回路18Aの第3の入力1
8A−3と第3のラインメモリ17の入力17Aに接続
され第3のラインメモリ17の出力側17Bは加算回路
18Aの第4の入力18A−4に接続される。
【0032】加算回路18Aの出力側18A−5は割り
算回路18Bの入力側18B−1に接続され、割り算回
路18Bの出力側18B−2は間引き回路19の入力側
19Aに接続され、間引き回路19の出力側19Bは解
像度切替スイッチ20の第2の固定接点20Bに接続さ
れる。
【0033】解像度切替スイッチ20の可動接点20C
は出力I/F21の入力側21Aに接続され、出力I/
F21の出力側21Bは出力端22に接続される。
【0034】TG23の出力側23BはCCDラインセ
ンサ11のシャッタコントロール信号Ssc入力側11
Aに接続される。
【0035】TG23のクロック信号出力端CK0 は、
CCDラインセンサ11と、サンプリングホールド回路
12と、AD変換回路13と、シェーディング補正回路
14と、各ラインメモリ15,16及び17と、割り算
回路18Bと、間引き回路19と、出力I/F21の各
々のクロック入力端CKに接続される。
【0036】そして、CPU24の入力端24Aは解像
度切替信号入力端子25に接続され、CPU24の第1
の出力側24B−1はTGの入力側23Aに接続され、
CPU24の第2の出力側24B−2は解像度切替スイ
ッチ20の可動接点20Cの切替制御部(図示せず)に
接続される。
【0037】図1に示した回路ブロックにおいて、CC
Dラインセンサ11はシーケンサ等の周知の制御部(図
示せず)により制御され、図2Aに示した如く光学イメ
ージ読み取り距離ΔS1を1副走査移動距離dとして副
走査をおこないながら、この1副走査移動距離dにつき
4回主走査を繰り返してこの距離dを主走査する如くな
す。
【0038】そしてCCDラインセンサ11は、TG2
3からのクロック信号CK及び図4A,B,C,D及び
Eに示すシャッタコントロール信号Sscでコントロー
ルされ、この4回の主走査毎に図4Eに示した蓄積時
間、即ち4回ともに同一蓄積時間幅で電子シャッタ(図
示せず)を動作させ、この4回の主走査で順次得られた
光学イメージ信号e1,e2,e3,e4をCCDライ
ンセンサ11に取り込む動作を、この1副走査ごとに繰
り返すことにより、ドキュメントを読み取る如くなす。
【0039】そして、CCDラインセンサ11は、図2
Bに示した如く、これら取り込んだ各光学イメージ信号
を時間t1にe1,t2にe2,t3にe3,t4にe
4と、CCDラインセンサ11に同一蓄積時間幅で順次
蓄積することを繰り返し、この蓄積した信号e1,e
2,e3,e4,e1,‥‥をCCDラインセンサ11
からサンプリングホールド回路12に対して順次出力す
る。
【0040】なお、以下では図2Cに示した如く、この
CCDラインセンサ11から順次出力されたこれら1主
走査期間あたりの信号をまとめて信号Lとして表すとと
もに、CCDラインセンサ11から出力された順に番号
を付加して、信号列L1,L2,L3‥‥として説明す
る。
【0041】本例においては、このCCDラインセンサ
11から順次出力された信号列L1,L2,L3‥‥
は、サンプルホールド回路12に供給されて所定のレベ
ルに増幅されてからサンプルホールドされ、このサンプ
ルホールドされた信号列L1,L2,L3‥‥はAD変
換回路13に供給されてデジタル信号化され、このデジ
タル信号化された信号列L1,L2,L3‥‥はシェー
ディング補正回路14に供給されてシェーディング補正
され、図2Cに示されたデジタル化信号列L1,L2,
L3‥‥(以下ではデジタル化信号列cというものとす
る)となされる如くする。
【0042】なお、サンプリングホールド回路12、A
D変換回路13及びシェーディング補正回路14は、周
知の構成あり且つ周知の動作を行う回路であるので、こ
れらの内部構成及び動作の説明を省略する。
【0043】図2Cに示したこのデジタル化信号列c
は、第1のラインメモリ15の入力側15Aと加算回路
18Aの第1の入力18A−1と、解像度切替回路20
の第1の固定接点20Aに供給される。
【0044】第1のラインメモリ15の出力側15Bか
ら得られたデジタル化信号列(以下ではデジタル化信号
列dというものとする)は、第2のラインメモリ16の
入力側16Aと加算回路18Aの第2の入力18A−2
に供給される。
【0045】第2のラインメモリ16の出力側16Bか
ら得られたデジタル化信号列(以下ではデジタル化信号
列eというものとする)は、第3のラインメモリ17の
入力側17Aと加算回路18Aの第3の入力18A−3
に供給される。
【0046】第3のラインメモリ17の出力側17Bか
ら得られたデジタル化信号列(以下ではデジタル化信号
列fというものとする)は、加算回路18Aの第4の入
力18A−4に供給される。
【0047】そしてこれら構成及び動作においてライン
メモリ15,16及び17はデジタル化信号列の信号遅
延メモリに構成されており、その信号遅延周期は主走査
周期、即ち図2D,E及びFに示す如く副走査繰り返し
周期Tの四分の1に相当する周期(T/4)に設定され
る。
【0048】すなわち、図2Dに示した如くデジタル化
信号列dは図2Cのデジタル化信号列cに対して周期T
/4だけ遅延したデジタル化信号列となり、図2Eに示
した如くデジタル化信号列eは図2Dのデジタル化信号
列dに対して周期T/4だけ遅延したデジタル化信号列
となり、そして図2Fに示した如くデジタル化信号列f
は図2Eのデジタル化信号列eに対して周期T/4だけ
遅延したデジタル化信号列、即ちデジタル化信号列cに
対してd,dに対してe,eに対してfは、各々主走査
周期だけ遅延した信号となる。
【0049】従って、これらデジタル化信号列c,d,
e及びfは相互に1主走査周期分異なる信号となり、デ
ジタル化信号列cを入力18a−1に、デジタル化信号
列dを入力18a−2に、デジタル化信号列eを入力1
8a−3、そしてデジタル化信号列fを入力18a−4
に供給して、加算回路18で加算すると、図2Gに示す
如く走査周期が一致した4主走査分の加算出力が得ら
れ、よってこの加算回路18で副走査方向に平行した走
査方向にこの4主走査分積分したデジタル化積分信号列
gが得られる。
【0050】次にこのデジタル化積分信号列gを間引き
回路18Bに供給し、このデジタル化積分信号列gの内
の3T/4周期分を間引きして、図2Hに示した如き、
周期T期間毎に1回の割合で主走査4回分を蓄積したデ
ジタル化積分信号列hを得、このデジタル化積分信号列
hを解像度切替スイッチ20の第2の固定接点20Bに
供給するようになす。
【0051】よって、この解像度切替スイッチ20の可
動接点20Cを、解像度切替端子25からの切替制御信
号(図示せず)に応じてCPU24の出力24B−2で
制御し、この可動接点20Cを固定接点20Aに切り替
えたときには、図2Cに示したデジタル化信号列cが出
力I/F21供給される。
【0052】そしてこの解像度切替スイッチ20の可動
接点20Cを、解像度切替端子25からの切替制御信号
(図示せず)に応じてCPU24の出力24B−2で制
御し、この可動接点20Cを固定接点20Bに切り替え
たときには、図2Hに示した四分の1に解像度を下げた
デジタル化信号列hを出力I/F21供給される。
【0053】出力I/F21は、外部出力端子22に接
続されるデータ伝送のラインの規格に、この出力フォー
マット等を併せるための周知のインタフェースであり、
一例としてはスモールコンピュータインターフェース
(SCSI)等であり、デジタル化信号列c或いはh
は、出力I/F21において所定のフォーマットに変換
して後、外部出力端子22からコンピュータ(図示せ
ず)等に供給される如くなす。
【0054】また、TG23クロック出力CK0 からC
CD11、サンプルホールド回路12、AD変換回路1
3、シェーディング補正回路14、ラインメモリ15、
同16、同17、割り算回路18B、間引き回路18及
びI/F21の各クロック入力Ckに供給するクロック
信号は、これらCCD11、〜、I/F21に於ける処
理間での調歩をとるという周知の目的でこれらCCD1
1,〜,I/F21に供給されるものである。
【0055】本例に依れば、光学イメージ読み取り装置
において、一番高い解像度でのドキュメント等の光学イ
メージの読み取り状態から、この解像度のN分の1(N
は2以上の任意の整数)読み取り解像度まで読み取り解
像度を変化させても、この読み取り時のアパーチャの開
口率の変化をなくすことができるので、このアパーチャ
の変化の補正手段を設ける必要がなく、光学イメージ読
み取り装置の動作の安定性をよくすることができ、また
アパーチャの開口率の変化の補償回路を不要とした分装
置の構成を簡素化することができる。
【0056】なお、本例については、解像度を四分の1
にする際には割り算回路18Bを設けて解像度のこのよ
うに下げない場合の信号のレベルに合わせるようにして
いるので、外部出力端子から得られる信号のランダムノ
イズレベルを下げることができ、S/N比を改善でき
る。
【0057】また本例においては、解像度の四分の1に
下げる場合に付き説明したが、これにかかわらず、ライ
ンメモリの数及びこのラインメモリの遅延時間数の遅延
時間数Nを任意に変更することにより、解像度をN分の
1(Nは任意の整数)に設定するようにしてもよい。
【0058】また本例による光学イメージ読み取り装置
において、センサ1の主走査方向の受光素子数の間引き
割合と1副走査当たりの主走査回路を任意に設定するこ
とにより主走査方向及び副走査方向について独立に任意
の解像度に設定するようにしてもよい。
【0059】また本例による光学イメージ読み取り装置
において、1副走査当たりの主走査回数、ラインメモリ
の数、ラインメモリの遅延時間数、加算回路18Aの入
力数、間引き回路19の間引き数、解像度切替スイッチ
20の切替段数等を相互に一定の関係に関連づけた状態
で多段階に切り替えるようにすることにより、解像度切
替を多段化するようにしてもよい。
【0060】また、本発明を逸脱しない範囲において、
本例を様々に変更した例も本発明を適用し得ることは勿
論である。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、光学イメージ読み取り
装置において、読み取り解像度を変化させても、この読
み取り時のアパーチャの開口率の変化をなく維持するこ
とができるのでこの装置の読み取り解像度を変更したと
きの安定度を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学イメージ読み取り装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1の光学イメージ読み取り装置の読み取り走
査の説明に供する図である。
【図3】CCDラインセンサの例を示す構成である。
【図4】図3の説明に供する波形図である。
【図5】従来の光学イメージ読み取り装置の読み取り走
査の説明に供する図である。
【図6】図5の低解像度読み取り走査の説明に供する図
である。
【符号の説明】
1 センサ部、4 リードアウトゲート、6 シャッタ
ゲート、10 光学イメージ読み取り回路の要部、11
電子シャッタ付き固体撮像素子ラインセンサ、15
第1のラインメモリ、16 第2のラインメモリ、17
第3のラインメモリ、18A 加算回路、19 間引
き回路、20 解像度切替スイッチ、22 外部出力端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子が一列に配列されたセンサ部を
    具備する固体撮像素子ラインセンサを有し、前記固体撮
    像素子ラインセンサにより該ラインセンサの配列方向に
    主走査を行いながら前記配列方向と直交する方向に副走
    査をおこなって光学イメージを読み取るようにした光学
    イメージ読み取り装置において、前記固体撮像素子ライ
    ンセンサの各副走査期間中に、時間的に順次複数回の主
    走査をおこなう手段と、前記複数回の主走査毎に前記ラ
    インセンサから信号を読み出し、該読み出された信号毎
    に前記時間的にずらせた分時間遅延補正をする複数の時
    間遅延手段を設け、該複数の時間遅延手段からの出力を
    加算することにより、前記1副走査期間中の光学的イメ
    ージの読み取り信号を得るようにしたことを特徴とする
    光学的イメージ読み取り装置。
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