JPH10215398A - コンビネーションカメラシステム - Google Patents

コンビネーションカメラシステム

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Publication number
JPH10215398A
JPH10215398A JP9015601A JP1560197A JPH10215398A JP H10215398 A JPH10215398 A JP H10215398A JP 9015601 A JP9015601 A JP 9015601A JP 1560197 A JP1560197 A JP 1560197A JP H10215398 A JPH10215398 A JP H10215398A
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JP
Japan
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data
camera
angle
video signal
combination
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JP9015601A
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Hiroshi Yoshimura
博 吉村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度且つ高速制御可能な優れた駆動系を有
する、現在のコンビネーションカメラの性能に見合った
コンビネーションカメラシステムを提供する。 【解決手段】 今、カメラ2が水平方向にエンドレスに
回転しているとする。このとき、コントローラ8は、カ
メラ2から同軸ケーブル11を介して入力された映像信
号5に多重された画角座標データ6に基づいて、例え
ば、0度,90度,180度,270度の4つの指定角
度(方向)における映像信号5を、内部に有するメモリ
ーに取り込む。そして、4画面のメモリーシーケンスに
したがって、前記映像信号5を、前記内蔵メモリーに書
き込み、そして読み出すことにより、モニター9の表示
画面上に4画面(多画面)の出力映像(静止画)を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視カメラシステム
等に使用されるコンビネーションカメラシステムに係
り、特に、画角データのフィードバック機能を備えたコ
ンビネーションカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】監視(セキュリティー)の分野には、計
算機やネットワークにおける情報の保護を目的としたソ
フト的なものと、原子力発電所や空港などの重要施設に
おける人・物の流れを監視・制御する物理的なものとが
ある。後者はPP(physical protection,物的防御)と
も呼ばれ、画像技術を用いた多くの専用装置が開発され
ていて、ビル・駐車場監視システム,金融機関・大形店
舗監視システム,発電設備・産業プラント監視システ
ム,空港監視システム等に組み込まれ利用されている。
【0003】一般に監視カメラは、特定の範囲で起こる
事柄を監視すること、即ち詳細な情報を得るために監視
できる画角を狭くして、その場所で何が起きているのか
や、その場所で人が何をしているのかを監視したりする
ことを得意としている。そのため、監視すべき領域が広
範囲になった場合には、監視カメラを複数台使用した
り、あまり重要でない監視領域、即ち人がいるかいない
か等の大まかな情報があれば十分であるような領域には
広角レンズを有する監視カメラを使用したりしている。
【0004】一方、近年の技術の進歩により、安価で高
性能な可動式の監視カメラが専ら使用される傾向にあ
る。このような可動式の監視カメラシステムでは、上下
左右への移動,ズームレンズの広角・望遠制御,特定
(所定)の画角間のエンドレス移動,水平方向のエンド
レス回転など様々な動作が可能となっている。
【0005】次に、これら監視カメラシステムにおける
旋回制御や、レンズ制御等の各種の動作制御を行うコン
トローラが、前記監視カメラに使用されているコンビネ
ーションカメラ対して制御信号を伝送する手法につい
て、以下に説明を行う。
【0006】図5はコントローラからコンビネーション
カメラへの制御信号の伝送方式を示した図である。図5
(a)における制御信号の伝送方式はカメラからの映像
信号に前記制御信号を多重して伝送する方式であり、図
5(b)における制御信号の伝送方式はシリアル通信に
より伝送する方式であり、図5(c)における制御信号
の伝送方式はコントローラからレンズや旋回装置に直接
駆動電力を供給することにより制御する方式である。以
下、順に説明する。
【0007】図5(a)において、旋回台3と、それに
固定され、電動ズームレンズ1の装着されたカメラ2と
から構成されるコンビネーションカメラ4は、同軸ケー
ブル11によりコントローラ8を介してモニター9に接
続される。そして、カメラ2により撮像された映像信号
5は同軸ケーブル11を伝播してモニター9に表示さ
れ、さらにコントローラ8より出力されたコンビネーシ
ョンカメラ4を動作制御するための制御データ7は、例
えば、前記カメラ2からの映像信号5にVBIまたは周
波数多重されてコンビネーションカメラ4に伝達され、
これに基づいてコンビネーションカメラ4に対する種々
の制御がなされる。
【0008】次に、図5(b)において、旋回台3と、
それに固定され、電動ズームレンズ1の装着されたカメ
ラ2とから構成されるコンビネーションカメラ4は、同
軸ケーブル11によりコントローラ8を介してモニター
9に接続される。また、コントローラ8は制御データ7
を伝送するための、RS232C,RS422,RS4
85等のシリアル伝送用ツイストペア線14により、コ
ンビネーションカメラ4に設けられたデータ受信装置1
3と接続される。
【0009】そして、カメラ2により撮像された映像信
号5は同軸ケーブル11を伝わってモニター9に表示さ
れ、さらにコントローラ8よりシリアル伝送用ツイスト
ペア線14に出力された、前記コンビネーションカメラ
4を動作制御するための制御データ7は前記データ受信
装置13に伝達され、データ受信装置13は前記制御デ
ータ7に基づいて電動ズームレンズ1および旋回台3等
の制御がなされ、これにより、コンビネーションカメラ
4に対する種々の制御がなされる。
【0010】次に、図5(c)において、旋回台3と、
それに固定され、電動ズームレンズ1の装着されたカメ
ラ2とから構成されるコンビネーションカメラ4は、同
軸ケーブル11によりコントローラ8を介してモニター
9に接続される。また、コントローラ8は、例えば電動
ズームレンズ1および旋回台3のモーター等に駆動電力
12を供給するための、直接電力駆動用多芯ケーブル1
5により、コンビネーションカメラ4と接続される。
【0011】そして、カメラ2により撮像された映像信
号5は同軸ケーブル11を伝わってモニター9に表示さ
れ、さらにコントローラ8より直接電力駆動用多芯ケー
ブル15に出力された、前記コンビネーションカメラ4
を動作制御するための駆動電力12により、直接、電動
ズームレンズ1および旋回台3等の制御がなされ、これ
により、コンビネーションカメラ4に対する種々の制御
がなされる。
【0012】ところで、以上述べた如くの動作制御方式
における制御指示は、何れも画角座標等を明確に指示す
るものではなく、単に、「右方向に連続移動」の指示や
「特定(所定)画角A,B,C間をエンドレスに移動」
の指示などの抽象的な指示である。また、仮に前記画角
座標等を明確に指示した場合であっても、あくまで目標
座標を指示するのみであって、その移動過程についてコ
ントローラ8は全く認識していない。即ち、コントロー
ラ8はコンビネーションカメラ4に対して種々の制御指
示を行うのみであって、コンビネーションカメラ4が前
記制御指示にしたがって実際に動作し、且つ指示通り正
確に動作したか否かについては、コントローラ8は全く
伺い知らない(認識していない)状況である。
【0013】コンビネーションカメラ4は、このような
コントローラ8からの制御指示にしたがって、上下左右
の旋回制御やズーム,フォーカス,アイリス等のレンズ
制御を行っているのが現状である。
【0014】ところで、現在、監視カメラシステムに使
用されているコンビネーションカメラは、旋回最小制御
角度が0.5度以下、毎秒240度以上の回転速度とい
った高精度且つ高速制御可能な優れた駆動系を有してい
る。しかしながら、前述の如く、従来の技術においては
コントローラ側において、コンビネーションカメラが前
記制御指示にしたがって実際に動作し、且つ指示通り正
確に動作したか否かについての情報、例えば、画角座標
(画角データ)等の情報を認識することができないた
め、前記現行のコンビネーションカメラの有する性能に
見合ったシステムの拡張可能性(高機能化)を阻害する
要因となっている。
【0015】そこで、コンビネーションカメラ側からコ
ントローラに対して、現在どの画角座標に位置している
か等の情報をリアルタイムでフィードバックするための
手段を付加し、コントローラ8にこれらの情報を利用さ
せることができれば、非常に高付加価値を有するコンビ
ネーション(監視)カメラシステムを構築することがで
きる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の監
視カメラシステムでは、コントローラがコンビネーショ
ンカメラに対して行う制御指示は一方通行である。この
ため、現在のコンビネーションカメラの有する性能に見
合ったコンビネーション(監視)カメラシステムの構築
(高機能化)が阻害されているという問題(欠点)があ
った。
【0017】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
高精度且つ高速制御可能な優れた駆動系を有する、現在
のコンビネーションカメラの性能に見合ったコンビネー
ションカメラシステムを提供することを目的とするもの
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるコンビネーションカメラシステムは、電動ズームレ
ンズとこの電動ズームレンズの倍率を示すデータを出力
する倍率データ出力手段を備えたカメラ本体と、このカ
メラ本体をその撮像の方向が変動自在となるように支持
する支持手段と、この支持手段を駆動して前記カメラの
撮像方向を変える駆動手段と、前記カメラ本体の撮像方
向を示すデータを出力する方向データ出力手段とを備え
た旋回装置と、前記カメラ本体の電動ズームレンズおよ
び旋回装置の駆動手段を独立して制御することにより、
前記カメラ本体による撮像の画角を制御するコントロー
ラと、前記カメラ本体の倍率データ出力手段からの倍率
データと前記旋回装置の方向データ出力手段からの方向
データを伝送媒体を介して前記コントローラにフィード
バックするフィードバック手段とを具備したことを特徴
とするものである。
【0019】請求項2に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、電動ズームレンズとこの電動ズ
ームレンズの倍率を示すデータを出力する倍率データ出
力手段を備えたカメラ本体と、このカメラ本体をその撮
像の方向が変動自在となるように支持する支持手段と、
この支持手段を駆動して前記カメラの撮像方向を変える
駆動手段と、前記カメラ本体の撮像方向を示すデータを
出力する方向データ出力手段とを備えた旋回装置と、前
記カメラ本体の電動ズームレンズおよび旋回装置の駆動
手段を独立して制御することにより、前記カメラ本体に
よる撮像の画角を制御するコントローラと、前記カメラ
本体の倍率データ出力手段からの倍率データと前記旋回
装置の方向データ出力手段からの方向データに基づく画
角データを伝送媒体を介して前記コントローラにリアル
タイムで伝送する伝送手段とを具備したことを特徴とす
るものである。
【0020】請求項3に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、請求項1または2に記載のコン
ビネーションカメラシステムにおいて、前記倍率データ
および方向データまたは画角データは前記カメラ本体か
ら出力される映像信号に多重されて伝送されることを特
徴とするものである。
【0021】請求項4に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、請求項3に記載のコンビネーシ
ョンカメラシステムにおいて、前記コントローラが、前
記電動ズームレンズおよび旋回装置を制御するための制
御信号を、前記カメラ本体から供給される映像信号に多
重して伝送するカメラ制御信号伝送手段と、倍率データ
および方向データまたは画角データを前記映像信号から
分離するデータ/映像信号分離手段と、前記映像信号を
書込み読み出すためのメモリーと、前記メモリーへのデ
ータの書込みおよび読み出し制御を行うメモリー制御手
段と、前記データに基づいて前記メモリー制御手段に対
して制御信号を出力するメモリ制御信号出力手段とを具
備したことを特徴とするものである。
【0022】請求項5に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、請求項4に記載のコンビネーシ
ョンカメラシステムにおいて、前記カメラ制御信号伝送
手段は、予め記憶された特定画角データまたはユーザー
により指定された画角データに基づいて、前記旋回装置
および電動ズームレンズを制御するための制御信号を順
次に伝送することを特徴とするものである。
【0023】請求項6に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、請求項4に記載のコンビネーシ
ョンカメラシステムにおいて、前記カメラ制御信号伝送
手段は、前記画角データ中のレンズ倍率から映像の有効
画面における左端から右端までの回転移動量を算出し、
この回転移動量毎に順次に前記旋回装置および電動ズー
ムレンズを制御するための制御信号を伝送し、前記メモ
リー制御信号出力手段は、前記メモリ制御手段を制御し
て、前記メモリーに前記回転移動量毎に順次に、前記映
像信号の書き込みを行い、前記カメラが1回転する間に
書き込まれる前記メモリー上の領域を一括して読み出す
よう制御することを特徴とするものである。
【0024】請求項1から6に記載の発明によれば、カ
メラ側よりコントローラ側へリアルタイムの画角データ
を、前記カメラ側よりリアルタイムに送出されている映
像信号と同期させて伝送(フィードバック)するように
したので、コントローラ側はこのリアルタイムの画角デ
ータを受信し、利用することで、1台のコンビネーショ
ンカメラのみを使用して、疑似多画面出力機能,疑似ス
イッチャー出力機能,並びに疑似パノラマ出力機能等の
機能を有する高付加価値化の為されたコンビネーション
カメラシステムを実現できる。
【0025】請求項7に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、請求項1または4に記載のコン
ビネーションカメラシステムにおいて、前記フィードバ
ック手段からの倍率データおよび方向データを、前記コ
ントローラを介し、前記映像信号と共にVTR装置に記
録するように構成したことを特徴とする。
【0026】請求項8に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、請求項2または4に記載のコン
ビネーションカメラシステムにおいて、前記伝送手段か
らの画角データを、前記コントローラを介し、前記映像
信号と共にVTR装置に記録するように構成したことを
特徴とするものである。
【0027】請求項9に記載の発明によるコンビネーシ
ョンカメラシステムは、請求項7または8に記載のコン
ビネーションカメラシステムにおいて、前記VTR装置
からの再生信号から前記倍率データおよび方向データを
抽出し、抽出されたデータに基づいて、前記旋回装置お
よび電動ズームレンズを制御するための制御信号を順次
に伝送するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0028】請求項7から9に記載の発明によれば、前
記画角フィードバック手段からの画角データまたは前記
画角伝送手段からの画角データを、前記コントローラを
介して、映像信号と共にVTR装置に記憶し、前記VT
R装置からの再生映像信号より画角データもしくは特定
画角データを抽出して処理を行うことにより、所望の画
角映像のみの映像出力を得ることが可能となり、効率的
な過去の映像検索が可能となると共に、前記疑似多画面
出力機能,疑似スイッチャー出力機能,並びに疑似パノ
ラマ出力機能による各画面出力も同様の原理で得ること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のコンビネー
ションカメラシステムの実施の形態を示すブロック図で
ある。尚、本実施の形態において、コントローラからコ
ンビネーションカメラへの制御信号の伝送方式は、前記
図5(a)に示したカメラからの映像信号に制御信号を
多重して伝送する方式であるとして説明を行う。また、
本実施の形態では、リアルタイムでコントローラにフィ
ードバックされる現在の画角座標位置情報(以下、画角
座標データまたは単に画角データという)を利用するこ
とにより実現される機能の内、疑似多画面出力機能,疑
似スイッチャー出力機能,疑似パノラマ出力機能,並び
にVTR再生映像からの特定画角映像抽出機能を例にと
り、それぞれ説明を行う。
【0030】図1において、旋回台3と、それに固定さ
れ、電動ズームレンズ1の装着されたカメラ2とから構
成されるコンビネーションカメラ4は、同軸ケーブル1
1によりコントローラ8を介してモニター9に接続され
る。また、コントローラ8はVTR10の記録入力手段
10aおよび再生出力手段10bと同軸ケーブル11に
よりそれぞれ接続される。
【0031】一方、図2はコントローラ8の内部構成例
を示すブロック図である。図2において、コントローラ
8の入力端26は前記カメラ2に接続されると共に、V
TR/カメラ切り換えスイッチ16の一方の入力端およ
び出力端25を介してVTR10の記録入力手段10a
に接続される。また、コントローラ8の入力端27はV
TR10の再生出力手段10bに接続されると共にVT
R/カメラ切り換えスイッチ16の他方の入力端に接続
される。
【0032】VTR/カメラ切り換えスイッチ16の出
力端は加算手段17を介し、映像信号に多重された画角
座標データを分離する画角座標データ/映像信号分離手
段18と接続される。尚、前記VTR/カメラ切り換え
スイッチ16は、例えばVTR10の再生信号表示を行
う際には入力端27側を選択し、それ以外の場合には入
力端26側を選択するようになっている。
【0033】画角座標データ/映像信号分離手段18よ
り出力された映像信号7はA/D変換手段19,メモリ
ー20,D/A変換手段21,コントローラ8の出力端
24を介してモニター9へ出力される。また、画角座標
データ/映像信号分離手段18より分離された画角座標
データはメモリー制御手段22およびマイクロプロセッ
サ23にそれぞれ供給される。マイクロプロセッサ23
では入力された画角座標データに基づいて、前記各機能
に対応した前記制御データを前記加算手段17に出力し
前記映像信号に多重すると共に、前記メモリー制御手段
22に前記各機能に対応した制御信号を出力する。メモ
リー制御手段22では前記制御信号および画角座標デー
タに基づいて、前記A/D変換手段19,メモリー2
0,並びにD/A変換手段21の制御を行う。
【0034】次に、以上のように構成された本発明であ
るコンビネーションカメラシステムの動作について、前
記図1および前記図2を参照しながら、前述の各機能毎
に説明を行う。
【0035】図3は疑似多画面出力機能について説明す
る為の図である。先ず、疑似多画面出力機能(第1の実
施の形態)について説明する。
【0036】前記図1において、電動ズームレンズ1お
よび旋回台3のリアルタイムの画角座標データ6は、垂
直ブランキング期間多重または周波数変調多重等の周知
の多重手段により、カメラ2から出力される映像信号に
多重され、同軸ケーブル11によりコントローラ8に伝
送される。
【0037】今、カメラ2を、図3(a)に示す如く、
水平方向にエンドレスに回転させていると仮定する。こ
れによりコントローラ8では回転中の映像画角を常に受
信することになる。このとき、前記図2中のマイクロプ
ロセッサ23に、図示しないコマンド入力手段より、例
えば、0度,90度,180度,270度の4つの指定
角度を入力することによってメモリ制御手段22を制御
し、前記画角座標データ6から、カメラ2がこの4つの
角度(4方向)を映し出していると判断される場合のみ
の映像信号5をメモリー20に取り込むようにする。
尚、前記4つの指定角度として、予め前記マイクロプロ
セッサ23内に記憶されている値を利用するようにして
も勿論良い。
【0038】このとき、4画面のメモリーシーケンスに
したがって前記映像信号を、メモリー20に書き込み、
読み出すことにより、図3(b)に示す如く、モニター
9の表示画面上に4画面(多画面)の出力映像を得るこ
とができる。尚、各分割映像の更新はカメラの回転毎に
当該画角座標、即ち、0度,90度,180度,270
度となった時点で、それぞれに該当する画面について行
われる。それまでの期間は静止画映像を表示されること
になる。したがって、カメラ2の回転速度(移動速度)
を上げることで、コマ送りの疑似動画を出力することも
可能である。また、本実施の形態では出力映像として4
画面分割表示としたが、9画面分割表示や16画面分割
表示等、さらなる多画面表示にも対応することが可能で
ある。
【0039】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、1台のコンビネーションカメラにてあたかも
複数台のコンビネーションカメラを用いたが如くの多画
面監視システムを提供(構築)することが可能となる。
【0040】次に、疑似スイッチャー出力機能(第2の
実施の形態)について説明する。
【0041】前記図1において、電動ズームレンズ1お
よび旋回台3のリアルタイムの画角座標データ6は、垂
直ブランキング期間多重または周波数変調多重等の周知
の多重手段により、カメラ2から出力される映像信号に
多重され、同軸ケーブル11によりコントローラ8に伝
送される。
【0042】今、カメラ2を、特定画角(プリセットポ
ジション)A,B,C間で自動移動(回転)させている
と仮定する。従来技術のままでは、プリセットポジショ
ンAからBからCCからA間における移動(回転)期間
中の映像もモニター出力されてしまう。
【0043】このとき、前記図2中のマイクロプロセッ
サ23に、例えば、図示しないコマンド入力手段より、
A位置,B位置,C位置等の指定角度を入力することに
よってメモリ制御手段22を制御し、前記画角座標デー
タ6から、カメラ2が前記指定角度(方向)を映し出し
ている場合のみ、即ち、指定プリセットポジションの画
角座標データ6が多重されている映像信号のみをメモリ
ー20に書き込み、読み出すようにする。これにより、
前記A位置,B位置,C位置における固定映像をモニタ
ー9の表示画面上に順次に切り換え表示(出力)するこ
とができる。即ち、プリセットポジション間の移動中は
移動前のプリセットポジションにおける映像が静止画に
て表示(出力)される。尚、前記特定画角(プリセット
ポジション)としては、前記第1の発明の実施の形態と
同様に、予め前記マイクロプロセッサ23内に記憶され
ている値を利用するようにしても勿論良い。
【0044】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、1台のコンビネーションカメラにて、あたか
も複数台のコンビネーションカメラを使用しているが如
くの疑似スイッチャーシステムを提供(構築)すること
が可能となる。
【0045】図4は疑似パノラマ出力機能について説明
する為の図である。次に、疑似パノラマ出力機能(第3
の実施の形態)について説明する。
【0046】前記図1において、電動ズームレンズ1お
よび旋回台3のリアルタイムの画角座標データ6は、垂
直ブランキング期間多重または周波数変調多重等の周知
の多重手段により、カメラ2から出力される映像信号に
多重され、同軸ケーブル11によりコントローラ8に伝
送される。
【0047】今、レンズ倍率を固定したカメラ2を、図
4(a)に示す如く、水平方向にエンドレスに回転させ
ていると仮定する。これによりコントローラ8では回転
中の映像画角を常に受信することになる。このとき、前
記図2中のマイクロプロセッサ23に、図示しないコマ
ンド入力手段より、例えば、パノラマ表示を指示するコ
マンドを入力し、前記画角座標データ6中のレンズ倍率
から映像の有効画面における左端から右端(有効水平走
査期間)までの回転移動量を前記マイクロプロセッサ2
3により演算させ、メモリ制御手段22を制御し、前記
回転移動量毎に順次に(図4(b)参照)、映像信号5を
メモリー20に書き込み、読み出すようにする。このと
き、メモリー20上には過去1回転分の映像データを記
録しておくようにする。そして、この1回転分の映像デ
ータを、図4(c)に示す如く、前記モニター9の画面
上に表示する。尚、画面の更新は、前記有効画面(単
位)毎に行うようにし、更新画面以外の画面は前記過去
1回転分の映像データを静止画として表示しておく。
【0048】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、擬似的に360度のパノラマ出力を得ること
ができる。
【0049】次に、VTR再生映像からの特定画角映像
抽出機能(第4の実施の形態)について説明する。
【0050】前記図1において、電動ズームレンズ1お
よび旋回台3のリアルタイムの画角座標データ6は、垂
直ブランキング期間多重または周波数変調多重等の周知
の多重手段により、カメラ2から出力される映像信号5
に多重され、同軸ケーブル11によりコントローラ8に
伝送される。コントローラ8は、入力された画角座標デ
ータ6が多重された映像信号5をVTR10の記録入力
手段10aに伝送し、VTR10ではこの映像信号5を
そのまま記録する。
【0051】前記VTR10による記録動作が実施され
ているとき、カメラ2を水平方向にエンドレスに回転さ
せていたと仮定する。これによりVTR10により記録
されたテープには、水平回転していた全ての映像が画角
座標データ6と共に記録されることになる。
【0052】そして、VTR10の再生時には、図2中
のVTR/カメラ切り換えスイッチ16をVTR再生側
(入力端27側)に切り換え、コントローラ8内のメモ
リ20を通して再生映像信号をモニター9へ出力するよ
うにする。このとき、前記第1の実施の形態で説明した
と同様の処理を行う。即ち、前記図2中のマイクロプロ
セッサ23に、図示しないコマンド入力手段より、例え
ば、0度,90度,180度,270度の4つの指定角
度を入力することによってメモリ制御手段22を制御
し、前記画角座標データ6から、カメラ2がこの4つの
角度(4方向)を映し出している場合のみの映像信号5
をメモリー20に取り込むようにする。
【0053】さらに、4画面のメモリーシーケンスにし
たがって前記映像信号を、メモリー20に書き込み、読
み出すことにより、前記図3(b)に示す如く、モニタ
ー9の表示画面上に4画面(多画面)の出力映像を得る
ことができる。即ち、VTR10の再生映像信号に対し
て、前記第1の実施の形態と同様の処理を行うことによ
り、所望の画角映像のみの映像出力を得ることが可能と
なる。これにより、効率的な過去の映像検索が可能とな
る。
【0054】また、VTR10の再生映像信号に対し、
前記第1の実施の形態のみでなく、第2,第3,第4の
実施の形態と同様の処理を行うことにより、既述の第
2,第3,第4の実施の形態と同様の、疑似多画面出力
機能,疑似スイッチャー出力機能,並びに疑似パノラマ
出力機能による各画面出力も同様の原理で得ることが可
能である。尚、この場合、前記カメラ2の動きが、それ
ぞれの実施の形態と一致している必要があることは勿論
である。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、カメ
ラ画角データをメモリーおよびマイクロプロセッサを搭
載したコントローラにフィードバックすることにより、
1台のコンビネーションカメラにて、疑似多画面出力機
能や疑似スイッチャー出力機能並びに疑似パノラマ出力
機能等の各種機能(付加価値)を有するコンビネーショ
ンカメラシステムを構築することが可能となる。また、
このカメラ画角データをVTR等の映像信号記録手段に
記録することにより、その再生時において特定画角抽出
機能等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンビネーションカメラシステムの実
施の形態を示すブロック図である。
【図2】コントローラの内部構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】疑似多画面出力機能について説明する為の図で
ある。
【図4】疑似パノラマ出力機能について説明する為の図
である。
【図5】コントローラからコンビネーションカメラへの
制御信号の伝送方式を示した図である。
【符号の説明】
1 …電動ズームレンズ 2 …カメラ 3 …旋回台 4 …コンビネーションカメラ 5 …映像信号 6 …画角座標データ 7 …制御データ 8 …コントローラ 9 …モニター 10…VTR 11…同軸ケーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動ズームレンズとこの電動ズームレンズ
    の倍率を示すデータを出力する倍率データ出力手段を備
    えたカメラ本体と、 このカメラ本体をその撮像の方向が変動自在となるよう
    に支持する支持手段と、この支持手段を駆動して前記カ
    メラの撮像方向を変える駆動手段と、前記カメラ本体の
    撮像方向を示すデータを出力する方向データ出力手段と
    を備えた旋回装置と、 前記カメラ本体の電動ズームレンズおよび旋回装置の駆
    動手段を独立して制御することにより、前記カメラ本体
    による撮像の画角を制御するコントローラと、 前記カメラ本体の倍率データ出力手段からの倍率データ
    と前記旋回装置の方向データ出力手段からの方向データ
    を伝送媒体を介して前記コントローラにフィードバック
    するフィードバック手段とを具備したことを特徴とする
    コンビネーションカメラシステム。
  2. 【請求項2】電動ズームレンズとこの電動ズームレンズ
    の倍率を示すデータを出力する倍率データ出力手段を備
    えたカメラ本体と、 このカメラ本体をその撮像の方向が変動自在となるよう
    に支持する支持手段と、この支持手段を駆動して前記カ
    メラの撮像方向を変える駆動手段と、前記カメラ本体の
    撮像方向を示すデータを出力する方向データ出力手段と
    を備えた旋回装置と、 前記カメラ本体の電動ズームレンズおよび旋回装置の駆
    動手段を独立して制御することにより、前記カメラ本体
    による撮像の画角を制御するコントローラと、 前記カメラ本体の倍率データ出力手段からの倍率データ
    と前記旋回装置の方向データ出力手段からの方向データ
    に基づく画角データを伝送媒体を介して前記コントロー
    ラにリアルタイムで伝送する伝送手段とを具備したこと
    を特徴とするコンピネーションカメラシステム。
  3. 【請求項3】前記倍率データおよび方向データまたは画
    角データは前記カメラ本体から出力される映像信号に多
    重されて伝送されることを特徴とする請求項1または2
    に記載のコンビネーションカメラシステム。
  4. 【請求項4】前記コントローラが、 前記電動ズームレンズおよび旋回装置を制御するための
    制御信号を、前記カメラ本体から供給される映像信号に
    多重して伝送するカメラ制御信号伝送手段と、 倍率データおよび方向データまたは画角データを前記映
    像信号から分離するデータ/映像信号分離手段と、 前記映像信号を書込み読み出すためのメモリーと、 前記メモリーへのデータの書込みおよび読み出し制御を
    行うメモリー制御手段と、 前記データに基づいて前記メモリー制御手段に対して制
    御信号を出力するメモリ制御信号出力手段とを具備した
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンビネーションカ
    メラシステム。
  5. 【請求項5】前記カメラ制御信号伝送手段は、予め記憶
    された特定画角データまたはユーザーにより指定された
    画角データに基づいて、前記旋回装置および電動ズーム
    レンズを制御するための制御信号を順次に伝送すること
    を特徴とする請求項4に記載のコンビネーションカメラ
    システム。
  6. 【請求項6】前記カメラ制御信号伝送手段は、前記画角
    データ中のレンズ倍率から映像の有効画面における左端
    から右端までの回転移動量を算出し、この回転移動量毎
    に順次に前記旋回装置および電動ズームレンズを制御す
    るための制御信号を伝送し、 前記メモリー制御信号出力手段は、前記メモリ制御手段
    を制御して、前記メモリーに前記回転移動量毎に順次
    に、前記映像信号の書き込みを行い、前記カメラが1回
    転する間に書き込まれる前記メモリー上の領域を一括し
    て読み出すよう制御することを特徴とした請求項4に記
    載のコンビネーションカメラシステム。
  7. 【請求項7】前記フィードバック手段からの倍率データ
    および方向データを、前記コントローラを介し、前記映
    像信号と共にVTR装置に記録するように構成したこと
    を特徴とする請求項1または4に記載のコンビネーショ
    ンカメラシステム。
  8. 【請求項8】前記伝送手段からの画角データを、前記コ
    ントローラを介し、前記映像信号と共にVTR装置に記
    録するように構成したことを特徴とする請求項2または
    4に記載のコンビネーションカメラシステム。。
  9. 【請求項9】前記VTR装置からの再生信号から前記倍
    率データおよび方向データを抽出し、抽出されたデータ
    に基づいて、前記旋回装置および電動ズームレンズを制
    御するための制御信号を順次に伝送するように構成した
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のコンビネー
    ションカメラシステム。
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