JP2001177822A - カメラ制御装置 - Google Patents

カメラ制御装置

Info

Publication number
JP2001177822A
JP2001177822A JP36226299A JP36226299A JP2001177822A JP 2001177822 A JP2001177822 A JP 2001177822A JP 36226299 A JP36226299 A JP 36226299A JP 36226299 A JP36226299 A JP 36226299A JP 2001177822 A JP2001177822 A JP 2001177822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
shot
image
photographing
supervisory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36226299A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Tanida
邦男 谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP36226299A priority Critical patent/JP2001177822A/ja
Publication of JP2001177822A publication Critical patent/JP2001177822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラの撮影画角をワイドにして広範囲の監視
領域を撮影し、所要の監視ポイントで異常が発生した場
合には、その監視ポイントの拡大映像を自動的に撮影す
るようにすることにより、1台のカメラで広範囲の監視
領域を適切に監視できるようにしたカメラ制御装置を提
供する。 【解決手段】雲台コントローラ12のプリセット機能に
より予め所要の監視ポイントを撮影するショットを登録
しておき、カメラ40の撮影方向及び撮影画角をそれら
のショットの撮影範囲を含むワイドの撮影範囲に設置し
て広範囲の監視領域を撮影する。もし、監視ポイントの
いずれかで侵入者等により異常が発生した場合にはその
監視ポイントを撮影するショットに自動的に切り換わ
り、監視ポイントの拡大映像が撮影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ制御装置に係
り、特に監視カメラの制御に適用され、監視カメラの撮
影方向及び撮影画角を制御するカメラ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、広範囲の監視領域を監視カメラ
(テレビカメラ)で監視する場合には、複数台の監視カ
メラを設置して所要の監視ポイントを別々の監視カメラ
で監視するようにしていた。
【0003】また、監視領域に侵入した侵入者などをカ
メラで自動追尾するために自動追尾装置が使用される場
合もある。自動追尾装置は、雲台に搭載したテレビカメ
ラをモータ駆動によりパン・チルトさせてカメラの撮影
方向を自動で変更し、移動する被写体を自動追尾する装
置である。自動追尾の方法として特公平6−14698
号公報に記載のものが一般的に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように複数台の監視カメラを使用するとコストがかか
り、経済的でないという問題があった。監視カメラの台
数を削減するために監視カメラの撮影画角をワイドにし
て1台の監視カメラの監視範囲を広くすると、所要の監
視ポイントの映像が画面上で小さくなり、監視ポイント
で異常が発生した場合でもその異常内容の詳細な判断が
困難になるという不具合が生じることになる。また、自
動追尾装置を使用した場合でも1台の監視カメラでは、
同時に複数の監視ポイントを監視することができず、監
視カメラの撮影画角をワイドにして自動追尾を行うよう
にしても、上述と同様に異常内容の判断が困難になると
いう不具合が生じる。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、広範囲の監視領域を1台のカメラで適切に監視
できるように、広範囲の監視領域のいずれかで生じた異
常を適切に検出すると共に、所要の監視ポイントで異常
が発生した場合には、その監視ポイントの拡大映像を自
動で撮影できるようにしたカメラ制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、カメラの撮影方向及び撮影画角を制御す
るカメラ制御装置において、前記カメラの撮影方向及び
撮影画角を設定することにより、予め所望の1又は複数
のショットを設定するショット設定手段と、前記ショッ
ト設定手段によって設定された各ショットの撮影範囲を
含む撮影範囲内において変化した被写体の位置を検出す
る変化位置検出手段と、前記変化位置検出手段によって
検出された位置に基づいて、前記カメラの撮影方向及び
撮影画角を前記検出された位置に対応するショットに切
り換えるカメラ制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0007】本発明によれば、特定の領域を拡大映像で
撮影するショットを予め設定しておき、それらのショッ
トの撮影範囲を含むワイドの撮影範囲により撮影を行う
と、その撮影範囲内で被写体に変化が生じたときに、そ
の変化した被写体の位置に対応するショットに自動でカ
メラの撮影範囲を切り換えるようにしたため、例えば、
広範囲の監視領域を監視する場合において、所要の1又
は複数の監視ポイントを拡大映像で撮影するショットを
予め設定しておき、これらのショットの撮影範囲を含む
広範囲の監視領域を撮影範囲としてカメラで撮影してお
くと、いずれかの監視ポイントで異常が発生した場合に
はその異常が被写体の変化として検出され、その監視ポ
イントの拡大映像を撮影するショットにカメラの撮影範
囲が自動で切り換わるようになる。従って、広範囲の監
視領域を1台のカメラで適切に監視できるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラ制御装置の好ましい実施の形態を詳述する。
【0009】図1は、本発明が適用されるリモコン雲台
システムの全体構成図である。同図に示すリモコン雲台
システムは、リモコン雲台10(以下、単に雲台10と
いう)、雲台コントローラ12、及び、画像処理装置1
4とから構成される。雲台10は、テレビカメラ(以
下、単にカメラという)を収容するハウジング15と、
ハウジング15をパンニング及びチルティングさせる雲
台本体16とから構成される。ハウジング15の前面に
は透明の保護ガラス17が設けられ、ハウジング15内
に収納されたカメラはこの保護ガラス17を介してハウ
ジング15外部の映像を撮影する。
【0010】上記ハウジング15は、雲台本体16から
延設されたチルト軸(図示せず)に支持され、このチル
ト軸は雲台本体16に内蔵されたチルトモータによって
回転駆動される。また、雲台本体16は図示しない据付
台上に固定されたパン軸18によって支持され、このパ
ン軸18は雲台本体16に内蔵されたパンモータによっ
て回転駆動される。従って、雲台本体16に内蔵された
パンモータとチルトモータが駆動されると、ハウジング
16に収納されたカメラがパン・チルト動作し、カメラ
の撮影方向が変更される。
【0011】上記雲台コントローラ12は、雲台10に
ケーブルを介して接続され(尚、専用回線、公衆回線等
の通信回線を介して接続することも可能である。)、雲
台コントローラ12に設けられている各種操作部材の操
作に基づいて制御信号を雲台10に送信し、雲台10及
び雲台10に搭載されたカメラの各種動作を制御する。
雲台コントローラ12には、図2の平面図に示すように
操作桿(ジョイスティック)20、フォーカスつまみ2
2、ズームつまみ23が設けられており、ジョイスティ
ック20を前後左右に操作すると、雲台10のハウジン
グ15(及びカメラ)をパン・チルトさせることがで
き、フォーカスつまみ22、ズームつまみ23を回転操
作すると、ハウジング15のカメラ(カメラに装着され
たレンズ装置)のフォーカス調整、ズーム調整を行うこ
とができるようになっている。
【0012】また、同図に示す雲台コントローラ12に
はプリセット機能が搭載されており、プリセット機能に
関連して、メモスイッチ24、ページスイッチ28、シ
ョットスイッチ30等が設けられている。プリセット機
能は、カメラのパン・チルト位置、ズーム位置及びフォ
ーカス位置で決まる所望のショットを予め登録しておく
と、ショットスイッチ30のワンタッチ操作でそのショ
ットを自動で再生する機能である。
【0013】ショットを登録する場合、メモスイッチ2
4を押して登録モードにし、上記ジョイスティック2
0、フォーカスつまみ22、ズームつまみ23を操作し
てカメラの撮影条件を所望のショットに設定する。そし
て、ショットNO1からNO10まで設けられた複数の
ショットスイッチ30のうちいずれかのショットNOの
ショットスイッチを押す。これにより、そのときのパン
・チルト位置、ズーム位置及びフォーカス位置がオンさ
れたショットスイッチのショットNOのショットデータ
として内部のメモリに記憶される。
【0014】尚、3つのページスイッチ28A〜28C
によってページA、B、Cのいずれかを選択することに
より、同一のショットスイッチに3通りのショットを登
録することができ、総数30通りのショットを登録する
ことができるようになっている。また、ショットの登録
は、パン・チルト位置、ズーム位置及びフォーカス位置
の全てを記憶するのではなく、例えばパン・チルト位置
及びズーム位置のみを記憶するものであってもよい。
【0015】一方、ショットスイッチ30に登録したシ
ョットを再生する場合、メモスイッチ24をオフにした
状態で、再生したいショットが登録されているショット
スイッチを押す。これにより、雲台コントローラ12の
メモリに記憶されているそのショットデータが読み出さ
れて、ショットデータとして登録されているパン・チル
ト位置、ズーム位置及びフォーカス位置への再生を指令
する制御信号が雲台10に送信される。この制御信号に
基づいて雲台10のハウジング15がパン・チルト動作
し、指令されたパン・チルト位置にカメラの撮影方向が
移動すると共に、カメラのズーム及びフォーカスが指令
されたズーム位置及びフォーカス位置に移動する。尚、
スピードつまみ32を調整することによって上述のよう
なショット再生時の動作速度を変更することができる。
【0016】また、雲台コントローラ12にはショット
自動再生機能が搭載されており、同図に示す自動再生ス
イッチ26をオンすることによってショット自動再生モ
ードとなりこの機能が有効となる。ショット自動再生機
能は、カメラのズームを例えばワイドに設定して、上記
プリセット機能により登録したいずれか1又は複数のシ
ョットの撮影範囲を含む撮影範囲で撮影を開始すると、
その撮影範囲内で被写体に変化が生じたときに、その変
化が生じた位置がいずれかのショットの撮影範囲内であ
るときにはそのショットを自動で再生するという機能で
ある。このショット自動再生機能は、例えば、広範囲の
領域をカメラで監視する場合において予め1又は複数の
特定の監視ポイントが決まっている場合に好適であり、
その監視ポイントを拡大して撮影するショットをプリセ
ット機能により登録しておき、監視を開始する際には、
それらの監視ポイントのすべてを含むようにカメラの撮
影方向及び撮影画角を設定して撮影を開始する。これに
より、いずれかの監視ポイントに異常が発生した場合に
は、その監視ポイントのショットが自動で再生されて監
視ポイントの拡大映像が撮影され、発生した異常の詳細
を知ることができる。尚、被写体に変化が生じると異常
が発生したとして判断されるが、この被写体の変化は、
上記画像処理装置14で検出され、画像処理装置14か
ら与えられるようになっており、これについての詳細は
次で説明する。
【0017】図3は、上記リモコン雲台システムの構成
を示したブロック図であり、主として画像処理装置14
の構成を示した図である。同図に示すように雲台10の
ハウジング15に収納されるカメラ40は、カメラ本体
42とカメラ本体42に装着されるレンズ装置44とか
ら構成される。カメラ本体42は、撮像素子や所要の処
理回路を備えており、撮像素子によって撮影した画像
(動画)を映像信号として外部に出力する。撮影開始や
終了等の撮影動作の制御は雲台コントローラ12から雲
台10を介して与えられる制御信号に基づいて行われ
る。
【0018】レンズ装置44は、モータ駆動可能なフォ
ーカスレンズやズームレンズ等の光学部材を備えてお
り、フォーカスレンズやズームレンズが移動することに
よりカメラ40のフォーカス、ズームの調整が行われ
る。フォーカスやズーム等のレンズ装置44の動作に関
する制御は、カメラ本体42と同様に雲台コントローラ
12から与えられる制御信号に基づいて行われる。
【0019】雲台10は、上述のように雲台コントロー
ラ12から与えられる制御信号によりハウジング15を
駆動し、カメラ40をパン・チルト動作させると共に、
カメラ本体42又はレンズ装置44の制御に関して雲台
コントローラ12から与えられる制御信号をカメラ本体
42又はレンズ装置44に転送する。
【0020】画像処理装置14は、雲台コントローラ1
2において自動再生スイッチ26がオンされショット自
動再生モードとなっているときに有効に作用する装置で
あり、同図に示すように主としてY/C分離回路46、
画像メモリ50、画像処理プロセッサ52、CPU54
等から構成される。Y/C分離回路46は、カメラ40
のカメラ本体42から出力された映像信号を輝度信号
(Y信号)とクロマ信号に分離し、Y信号のみを抽出す
る。ここで抽出されたY信号は、A/Dコンバータ48
によってデジタル信号(以下、画像データという)に変
換され、画像メモリ50に書き込まれる。尚、画像メモ
リ50には、後述のように2フレーム分の画像データが
書き込まれる。
【0021】画像処理プロセッサ52は、Y/C分離回
路46から映像信号に同期して与えられる同期信号に基
づいて、2フレーム分の画像データを画像メモリ50に
記憶させると共に、その画像メモリ50に記憶した2フ
レーム分の画像データを読み出して、その画像データに
基づいて、変化した被写体の位置(以下で示す重心位
置)を検出するための処理を実行する。
【0022】CPU54は、画像処理プロセッサ52で
の処理結果に基づき変化した被写体の位置を取得し、そ
の位置を雲台コントローラ12に与える。また、その他
必要な処理を実行する。
【0023】雲台コントローラ12は、ショット自動再
生モードでない場合には、上述のように雲台コントロー
ラ12に設けられている各種操作部材の操作に基づいて
制御信号を雲台10に送信し、雲台10及び雲台10に
搭載されたカメラ40の各種動作を制御する。一方、シ
ョット自動再生モードの場合には、画像処理装置14の
CPU54から変化した被写体の位置が与えられると、
その位置に基づいて後述のようにショット自動再生の制
御を実行する。
【0024】上記画像処理装置14の処理手順を図4の
フローチャート及び図5を用いて説明する。画像処理プ
ロセッサ52は、まず、カメラ40のカメラ本体42か
らY/C分離回路46、A/Dコンバータ48を介して
得られる1フレーム分の画像データ(この画像を画像
とする)を画像メモリ50に取り込む(ステップS1
0)。続いて、所定時間経過後に画像と同様に1フレ
ーム分の画像データ(この画像を画像とする)を画像
メモリ50に取り込む(ステップS12)。図5(A)
は、画像メモリ50に取り込まれた画像と画像の例
を示した図であり、△で示す被写体は静止しており、○
で示す被写体が移動している。
【0025】次に、画像処理プロセッサ52は、画像
と画像の差画像を求める(ステップS14)。即ち、
画像と画像の画像データの同一画素同志の差を求
め、その絶対値を求める。これにより、移動している被
写体の画像データのみが抽出される。図5(B)は、図
5(A)に示した画像と画像の差画像を示した図で
あり、移動した○の被写体のみが抽出される。即ち、こ
の○の被写体が変化した被写体となる。
【0026】続いて、画像処理プロセッサ52は、ステ
ップS14で求めた差画像の各画素の画像データを2値
化する(ステップS16)。この処理により理想的には
移動している被写体の画素データが1、それ以外で0と
なる。次いで、2値化した差画像を収縮する処理を行
い、細かいノイズを除去する(ステップS18)。そし
て、この差画像のデータに基づいて一体とみなされる被
写体ごとにラベルを付ける(ステップS20)。図5
(C)は、被写体にラベルを付した様子を示したもの
で、差画像に含まれる被写体のそれぞれに「1」と
「2」とラベルが付されている。
【0027】続いて画像処理プロセッサ52は、ラベル
を付した各被写体ごとに面積を求める(ステップS2
2)。図5(D)の斜線で示した範囲が各被写体
「1」、「2」の面積となる。CPU54は、各被写体
の面積を画像処理プロセッサ52から取得してそれぞれ
の面積を所定のしきい値と比較し、そのしきい値よりも
大きい被写体だけを選出する(ステップS24)。これ
により、しきい値よりも小さな被写体、又は動きの少な
い被写体は以下の処理の対象から除外される。もし、し
きい値よりも大きい被写体がなければ、上記ステップS
12に戻り、上述の処理を繰り返す。図5(D)の被写
体「1」と被写体「2」の面積は所定のしきい値よりも
大きく、CPU54によって選出されたものとする。
【0028】次に、画像処理プロセッサ52は、CPU
54によって選出されたラベルの被写体全てを含めた1
次モーメントを求め(ステップS26)、それら被写体
の重心位置を求める(ステップS28)。この重心位置
は、例えば画面上に想定された縦横の座標値によって表
され、以下、その重心位置の座標を重心座標という。図
5(E)は、被写体「1」と被写体「2」の重心座標を
求めた結果を示した図であり、同図に示す+の位置が重
心位置を示している。CPU54は、この重心座標を変
化した被写体の位置として雲台コントローラ12に送信
する。
【0029】雲台コントローラ12はこの重心座標に基
づいて以下に示すようにショット自動再生の処理を実行
する。
【0030】次に、雲台コントローラ12の構成及び処
理について説明する。図6は雲台コントローラ12の構
成を示したブロック図である。同図に示すCPU60
は、図2で示した各種操作部材から成る操作部62の操
作内容に基づいて、雲台10にパン・チルト動作を指令
する制御信号やレンズ装置44のズームやフォーカスを
駆動する制御信号等の各種制御信号を送信する。また、
図2で示したメモスイッチ24がオンされてショットス
イッチ30のいずれかがオンされることにより、ショッ
トの登録が指示されると、雲台10からパン・チルト位
置、ズーム位置及びフォーカス位置(位置信号)を取得
し、これらの位置をオンされたショットスイッチに対応
するメモリ64のアドレスにショットデータとして記憶
させる。メモスイッチ24がオフの状態でショットスイ
ッチ30のいずれかがオンされることにより、ショット
再生の指示がされると、オンされたショットスイッチに
対応するショットデータをメモリ64から読み出し、そ
のショットを再生するための制御信号を雲台10に送信
する。
【0031】また、図2に示した自動再生スイッチ26
がオンされることにより、ショット自動再生モードがオ
ンになった場合には、上記画像処理装置14から与えら
れる重心座標に基づいてショット自動再生の処理を実行
する。
【0032】以下、ショット自動再生の処理内容につい
て図7のフローチャート及び図8乃至図11の図を用い
て説明する。まず、操作者は、プリセット機能により予
め所望のショットをメモリ64に登録しておく(ステッ
プS50)。例えば、上記リモコン雲台システムを図8
に示すような室内の広範囲の監視に使用する場合につい
て例示すると、図8に示す室内の壁には2箇所にドアD
1、D2が設けられており、室内にはテーブルTが置か
れている。これらのドアD1、D2とテーブルTを監視
ポイントとしたい場合には、図9に示すようにドアD1
の近傍を撮影範囲とするショット(ショット1)と、ド
アD2の近傍を撮影範囲とするショット(ショット2)
と、デーブルTの近傍を撮影範囲とするショット(ショ
ット3)をプリセット機能により予めメモリ64に記憶
させておく。
【0033】次いで、操作者は、雲台コントローラ12
のジョイスティック20やフォーカスつまみ22、ズー
ムつまみ23を操作してプリセット機能により登録した
各ショットの撮影範囲を含むようにショット自動再生モ
ード開始時のワイドの撮影範囲を設定する(ステップS
52)。例えば、図10に示すように図9のように登録
したショット1〜3をすべて含むようなワイドの撮影範
囲(監視画面)Lを設定する。尚、必ずしも登録したシ
ョットの撮影範囲全てを含むような撮影範囲を設定する
必要はなく、必要なショットの撮影範囲のみを含む撮影
範囲を設定すればよい。
【0034】そして、操作者は、自動再生スイッチ26
をオンにして、ショット自動再生モードをオンにする
(ステップS54)。このときCPU60は、ショット
自動再生モード開始時のワイドの撮影範囲におけるパン
・チルト位置及びズーム位置と上記メモリ64に登録さ
れた各ショットのパン・チルト位置及びズーム位置に基
づいて、ショット自動再生モード開始時の撮影画面上に
おける各ショットの撮影範囲を認識しておく。
【0035】以上のようにショット自動再生モードがオ
ンになると、CPU60は、画像処理装置14から変化
した被写体の位置を示す重心座標を取得する(ステップ
S56)。もし、ショット自動再生モード開始時の撮影
画面上の被写体になにも変化がないときには、画像処理
装置14から有効な重心座標が与えられない状態となる
ため(例えば、重心座標が検出されない旨の信号が与え
られる状態、又は、重心座標に関する信号がなにも与え
られない状態となる。)、CPU60は、画像処理装置
14から有効な重心座標が得られたか否かを判定し(ス
テップS58)、NOのときには、上記ステップS56
からの処理を繰り返し実行する。
【0036】一方、YES、即ち、画像処理装置14か
ら有効な重心座標が得られた場合には、その重心座標が
撮影画面上に含まれるいずれかのショットの撮影範囲内
か否かを判定する(ステップS60)。このとき、NO
であれば、カメラ40の撮影範囲を現状のままとして上
記ステップS56からの処理を繰り返し実行する。
【0037】一方、YESであれば、その重心座標を撮
影範囲内とするショットを再生するための制御信号をメ
モリ64に登録されているショットデータに基づいて雲
台10に送信し、カメラ40の撮影範囲をそのショット
の撮影範囲に切り換える(ステップS62)。これによ
り、変化した被写体の位置の拡大映像が撮影される。例
えば、図11に示すようにドアD1が開き侵入者が入っ
てきたような場合には、そのドアD1の動き等によって
ショット1の撮影範囲内に存在する重心座標が画像処理
装置14から与えられることになり、同図の実線のフレ
ーム枠に示すように監視画面Lからショット1の撮影範
囲の画面に切り換わり、ドアD1付近の拡大映像が撮影
される。
【0038】以上のようにショットを再生したのち、C
PU60は、再度、画像処理装置14から重心座標を取
得する(ステップS64)。そして、CPU60は、有
効な重心座標が取得されたか否かを判定する(ステップ
S66)。NOと判定した場合、即ち、上記ステップS
62で再生したショットの撮影範囲内で、被写体に変化
が生じなくなり、画像処理装置14から有効な重心座標
が与えられなくなった場合には、ショット自動再生モー
ド開始時のワイドの撮影範囲のパン・チルト位置、ズー
ム位置及びフォーカス位置への移動を指令する制御信号
を雲台10に送信し、カメラ40の撮影範囲をショット
自動再生モード開始時のワイドの撮影範囲に復帰させる
(ステップS68)。そして、上記ステップS56から
の処理を繰り返し実行する。一方、YESと判定した場
合、即ち、上記ステップS62で再生したショットの撮
影範囲内で、被写体に変化が生じている場合には、撮影
範囲を現状のままとして上記ステップS64からの処理
を繰り返し実行する。
【0039】以上のショット自動再生の処理により、1
台のカメラで、広範囲の領域の撮影と、特定ポイントの
拡大映像の撮影とを被写体の変化に応じて自動的に切り
換えることができ、カメラ台数の削減によりコストの削
減を図ることができると共に、カメラ制御の自動化を図
ることができる。また、監視の用途に使用した場合に
は、1台のカメラで複数の監視ポイントを同時に監視す
ることができ、いずれかの監視ポイントで侵入者の出現
等の異常が発生した場合には、その監視ポイントの拡大
映像を自動的に撮影することができるため、カメラで撮
影した映像をVTR等に記録しておくことによって、後
に異常内容の詳細を適切に判断することができる。
【0040】尚、ショット自動再生モードは、監視のみ
ではなく、例えばスタジオ等において所定の人物を自動
追尾して撮影を行う場合に、その人物の位置に応じて広
範囲の領域の撮影と、人物をズームアップした撮影とを
自動的に切り換えるというような用途にも使用すること
ができる。
【0041】以上、上記実施の形態では、ショットとし
てパン・チルト位置、ズーム位置及びフォーカス位置を
登録する場合について説明したが、ショットとしてパン
・チルト位置又はズーム位置のみを登録する場合であっ
ても本発明を適用することができる。
【0042】また、上記実施の形態では、テレビカメラ
を使用する場合について説明したが、本発明はこれに限
らず、静止画を撮影するカメラ(例えばデジタルスチル
カメラ等)を使用する場合にも同様に適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
制御装置によれば、特定の領域を拡大映像で撮影するシ
ョットを予め設定しておき、それらのショットの撮影範
囲を含むワイドの撮影範囲により撮影を行うと、その撮
影範囲内で被写体に変化が生じたときに、その変化した
被写体の位置に対応するショットに自動でカメラの撮影
範囲を切り換えるようにしたため、例えば、広範囲の監
視領域を監視する場合において、所要の1又は複数の監
視ポイントを拡大映像で撮影するショットを予め設定し
ておき、これらのショットの撮影範囲を含む広範囲の監
視領域を撮影範囲としてカメラで撮影しておくと、いず
れかの監視ポイントで異常が発生した場合にはその異常
が被写体の変化として検出され、その監視ポイントの拡
大映像を撮影するショットにカメラの撮影範囲が自動で
切り換わるようになる。従って、広範囲の監視領域を1
台のカメラで適切に監視でき、コストの低減等を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるリモコン雲台シス
テムの全体構成図である。
【図2】図2は、雲台コントローラの操作部材を示した
平面図である。
【図3】図3は、リモコン雲台システムの構成を示した
ブロック図であり、主として画像処理装置の構成を示し
た図である。
【図4】図4は、画像処理装置の処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【図5】図5は、画像処理装置の処理手順の説明に使用
した説明図である。
【図6】図6は、雲台コントローラの構成を示したブロ
ック図である。
【図7】図7は、ショット自動再生の処理内容を示した
フローチャートである。
【図8】図8は、ショット自動再生の処理内容の説明に
使用した説明図である。
【図9】図9は、ショット自動再生の処理内容の説明に
使用した説明図である。
【図10】図10は、ショット自動再生の処理内容の説
明に使用した説明図である。
【図11】図11は、ショット自動再生の処理内容の説
明に使用した説明図である。
【符号の説明】
10…雲台、12…雲台コントローラ、14…画像処理
装置、40…カメラ、42…カメラ本体、44…レンズ
装置、46…Y/C分離回路、48…A/Dコンバー
タ、50…画像メモリ、52…画像処理プロセッサ、5
4、60…CPU、62…操作部、64…メモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA01 AB62 AB63 AB66 AC27 5C054 CF06 CG01 CG03 CG05 CG06 FC01 FC05 FC12 FC15 HA18 HA31 5C084 AA02 AA07 AA08 AA13 BB31 CC16 CC19 DD12 DD57 EE01 FF04 GG17 GG39 GG42 GG43 GG52 GG56 GG57 GG68 GG73 GG78

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの撮影方向及び撮影画角を制御する
    カメラ制御装置において、 前記カメラの撮影方向及び撮影画角を設定することによ
    り、予め所望の1又は複数のショットを設定するショッ
    ト設定手段と、 前記ショット設定手段によって設定された各ショットの
    撮影範囲を含む撮影範囲内において変化した被写体の位
    置を検出する変化位置検出手段と、 前記変化位置検出手段によって検出された位置に基づい
    て、前記カメラの撮影方向及び撮影画角を前記検出され
    た位置に対応するショットに切り換えるカメラ制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするカメラ制御装置。
JP36226299A 1999-12-21 1999-12-21 カメラ制御装置 Pending JP2001177822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36226299A JP2001177822A (ja) 1999-12-21 1999-12-21 カメラ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36226299A JP2001177822A (ja) 1999-12-21 1999-12-21 カメラ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001177822A true JP2001177822A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18476407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36226299A Pending JP2001177822A (ja) 1999-12-21 1999-12-21 カメラ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001177822A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186739A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Konica Minolta Holdings Inc 撮像装置
JP2006203395A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Konica Minolta Holdings Inc 動体認識カメラおよび動体監視システム
JP2006209728A (ja) * 2004-06-08 2006-08-10 Chuo Electronics Co Ltd 不正入室検出装置および検出方法、並びにこれを利用した入室管理システム
JP2008079216A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動物体自動追尾装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209728A (ja) * 2004-06-08 2006-08-10 Chuo Electronics Co Ltd 不正入室検出装置および検出方法、並びにこれを利用した入室管理システム
JP2006186739A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Konica Minolta Holdings Inc 撮像装置
JP2006203395A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Konica Minolta Holdings Inc 動体認識カメラおよび動体監視システム
JP2008079216A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動物体自動追尾装置
WO2008038606A1 (fr) * 2006-09-25 2008-04-03 Panasonic Corporation Dispositif de suivi automatique du corps d'un animal
JP4558696B2 (ja) * 2006-09-25 2010-10-06 パナソニック株式会社 動物体自動追尾装置
US8144199B2 (en) 2006-09-25 2012-03-27 Panasonic Corporation Moving object automatic tracking apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1118003A (ja) パノラマ撮像装置
JP4403483B2 (ja) 自動追尾装置
JP2001268425A (ja) 自動追尾装置
KR100744870B1 (ko) 감시용 카메라의 팬 및 틸트 제어장치 및 방법
JP2001169169A (ja) 自動追尾装置
JP2001177822A (ja) カメラ制御装置
JP4189534B2 (ja) 自動追尾装置
JP3994469B2 (ja) 撮像装置、表示装置及び記録装置
JP3615867B2 (ja) 自動撮影カメラシステム
JPH10294890A (ja) 自動/手動撮影カメラシステム
JPH10164426A (ja) 電子カメラ
JPH1188758A (ja) モニター付きカメラ一体型記録装置
JP2001160916A (ja) 自動追尾装置
JPH10336632A (ja) 監視装置
JPH10290412A (ja) 撮像、記憶、処理、表示、再生、伝送装置及び記録媒体
JPH06133210A (ja) 自動撮影装置
JP4407530B2 (ja) 動き検出装置
JPH08265740A (ja) カメラ監視装置
JPH11103457A (ja) 監視カメラシステム
JP2000188705A (ja) 電子スチルカメラ
JP4306854B2 (ja) 撮像装置およびその撮像方法
JP2833425B2 (ja) ビデオカメラにおける被写体追尾装置
KR930009437B1 (ko) 촬영시스템용 자동추적장치
JPH10276359A (ja) 追尾装置および追尾方法
JP2816708B2 (ja) ズームカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090914