JPH10215141A - セラミック発振子 - Google Patents
セラミック発振子Info
- Publication number
- JPH10215141A JPH10215141A JP1496097A JP1496097A JPH10215141A JP H10215141 A JPH10215141 A JP H10215141A JP 1496097 A JP1496097 A JP 1496097A JP 1496097 A JP1496097 A JP 1496097A JP H10215141 A JPH10215141 A JP H10215141A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric substrate
- electrode portion
- vibration
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- partial
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- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、セラミック発振子に関するもの
で、量産性を高めるものである。 【解決手段】 厚み方向に分極されたリング状の圧電基
板１の一主面と他の主面に、互いに対向して同心円状に
電極２，３を形成した。
で、量産性を高めるものである。 【解決手段】 厚み方向に分極されたリング状の圧電基
板１の一主面と他の主面に、互いに対向して同心円状に
電極２，３を形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミック発振子に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ディジタルＩＣ技術の発展によ
り、１チップマイクロコンピュータに代表される各種マ
イクロプロセッサの基準信号発生源として、セラミック
発振子が広く使用されている。
り、１チップマイクロコンピュータに代表される各種マ
イクロプロセッサの基準信号発生源として、セラミック
発振子が広く使用されている。
【０００３】ところで、マイクロコンピュータの基準信
号発生源は、応答速度や分解能を上げるため高周波化が
進んでいるが、一方数１００ｋＨｚ〜２ＭＨｚの周波数
帯も望まれている。
号発生源は、応答速度や分解能を上げるため高周波化が
進んでいるが、一方数１００ｋＨｚ〜２ＭＨｚの周波数
帯も望まれている。
【０００４】一般に、マイクロコンピュータの発振回路
は、図３に示すように、ＣＭＯＳインバータ５の入出力
間に帰還抵抗Ｒfとセラミック発振子４とを並列に接続
するとともに、入力端子とアースの間および出力端子と
アースとの間に各々コンデンサＣBおよびＣAを接続して
構成している。
は、図３に示すように、ＣＭＯＳインバータ５の入出力
間に帰還抵抗Ｒfとセラミック発振子４とを並列に接続
するとともに、入力端子とアースの間および出力端子と
アースとの間に各々コンデンサＣBおよびＣAを接続して
構成している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】数１００ｋＨｚ〜２Ｍ
Ｈｚの発振周波数のセラミック発振子４を得るのは、次
のような理由により困難であった。
Ｈｚの発振周波数のセラミック発振子４を得るのは、次
のような理由により困難であった。
【０００６】（１）セラミック発振子４が圧電基板の輪
郭振動を利用するものでは、発振周波数は圧電基板の寸
法に反比例するため、数１００ｋＨｚ〜２ＭＨｚの周波
数帯の場合、圧電基板の寸法が非常に小さくなり（発振
周波数９００ｋＨｚで２．５mm×２．５mm）、圧電基板
の製作と取扱いが難しく、量産が困難である。
郭振動を利用するものでは、発振周波数は圧電基板の寸
法に反比例するため、数１００ｋＨｚ〜２ＭＨｚの周波
数帯の場合、圧電基板の寸法が非常に小さくなり（発振
周波数９００ｋＨｚで２．５mm×２．５mm）、圧電基板
の製作と取扱いが難しく、量産が困難である。
【０００７】（２）セラミック発振子４が圧電基板のエ
ネルギー閉じ込め形厚みすべり振動を利用するもので
は、発振周波数は圧電基板の厚みに反比例し、その振動
を電極部付近に閉じ込めるために、圧電基板の寸法も大
きくなるため、発振周波数の下限は２ＭＨｚ程度で、こ
の時の基板の厚みは６４０μｍで基板の寸法は７mm×
１．５mmとなり、発振周波数を２ＭＨｚより引き下げる
のは圧電基板が大きくなりすぎるため実用的ではない。
ネルギー閉じ込め形厚みすべり振動を利用するもので
は、発振周波数は圧電基板の厚みに反比例し、その振動
を電極部付近に閉じ込めるために、圧電基板の寸法も大
きくなるため、発振周波数の下限は２ＭＨｚ程度で、こ
の時の基板の厚みは６４０μｍで基板の寸法は７mm×
１．５mmとなり、発振周波数を２ＭＨｚより引き下げる
のは圧電基板が大きくなりすぎるため実用的ではない。
【０００８】本発明はこのような課題を解決するもの
で、圧電基板の作製と取扱いを容易にし、数１００ｋＨ
ｚ〜２ＭＨｚの発振周波数帯において量産性の非常に良
いセラミック発振子を提供することを目的としている。
で、圧電基板の作製と取扱いを容易にし、数１００ｋＨ
ｚ〜２ＭＨｚの発振周波数帯において量産性の非常に良
いセラミック発振子を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、厚み方向に分極されたリング状の圧電基板
の一主面と他の主面に、それぞれ同心円状に電極を形成
したものである。
に本発明は、厚み方向に分極されたリング状の圧電基板
の一主面と他の主面に、それぞれ同心円状に電極を形成
したものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１の発明によれ
ば、数１００ｋＨｚ帯では輪郭振動を利用し、１〜２Ｍ
Ｈｚ帯では幅振動を利用することにより、圧電基板の寸
法を大きくし圧電基板の作製と取扱いを容易にすること
ができる。
ば、数１００ｋＨｚ帯では輪郭振動を利用し、１〜２Ｍ
Ｈｚ帯では幅振動を利用することにより、圧電基板の寸
法を大きくし圧電基板の作製と取扱いを容易にすること
ができる。
【００１１】本発明の請求項２の発明によれば、前記圧
電基板上にコンデンサを形成することとなるので、回路
上の外付けのコンデンサを廃止することができる。
電基板上にコンデンサを形成することとなるので、回路
上の外付けのコンデンサを廃止することができる。
【００１２】図１において、１は圧電基板で、厚み方向
に分極されている。２，３は一主面と、他の一主面にお
いてそれぞれ同心円状に設けられた電極で、両者は互い
に対向して重なっている。図２は図１のセラミック発振
子の周波数特性図で、数１００ｋＨｚでは輪郭振動が、
１〜２ＭＨｚでは幅振動がでる。輪郭振動を強めるため
には圧電基板１のリング幅を大きくし、幅振動を強める
ためには前記リング幅を小さくする。
に分極されている。２，３は一主面と、他の一主面にお
いてそれぞれ同心円状に設けられた電極で、両者は互い
に対向して重なっている。図２は図１のセラミック発振
子の周波数特性図で、数１００ｋＨｚでは輪郭振動が、
１〜２ＭＨｚでは幅振動がでる。輪郭振動を強めるため
には圧電基板１のリング幅を大きくし、幅振動を強める
ためには前記リング幅を小さくする。
【００１３】前記セラミック発振子４の電極２，３を、
図３に示すＣＭＯＳインバータ５の入力および出力端子
に各々接続すれば基準信号が得られる。
図３に示すＣＭＯＳインバータ５の入力および出力端子
に各々接続すれば基準信号が得られる。
【００１４】たとえば、１．６ＭＨｚのセラミック発振
子４の圧電基板１の寸法は外径５．１mm、内径３．０m
m、厚み０．３７mmとなる。
子４の圧電基板１の寸法は外径５．１mm、内径３．０m
m、厚み０．３７mmとなる。
【００１５】図４は本発明の他の実施形態によるセラミ
ック発振子を示し、図４において、１は前記と同じ圧電
基板で、６１，６２は一主面と他の一主面において互い
に対向して重なっている主電極部である。７１，７２は
前記主電極部６１，６２の入出力用として細い電極でつ
ながっている部分電極部で、独立した部分電極８１，８
２と各々重なっている部分があり、これがコンデンサの
働きをする。したがって図５に示すように、前記図４の
セラミック発振子９を３端子形の発振子としてＣＭＯＳ
インバータ５の入出力端子につなぐと外付けのコンデン
サも省略できる。また、図６のように圧電基板１の入出
力および独立した部分電極部８１，８２と主電極部６
１，６２の間に切れ込み１０，１１を入れ、主電極部６
１，６２の振動を阻害しないようにしたり、図７のよう
に圧電基板１の入出力用の部分電極部７２を７１側に切
欠１１部を利用して延長形成し、回路との接続性を良く
する様にしても良い。
ック発振子を示し、図４において、１は前記と同じ圧電
基板で、６１，６２は一主面と他の一主面において互い
に対向して重なっている主電極部である。７１，７２は
前記主電極部６１，６２の入出力用として細い電極でつ
ながっている部分電極部で、独立した部分電極８１，８
２と各々重なっている部分があり、これがコンデンサの
働きをする。したがって図５に示すように、前記図４の
セラミック発振子９を３端子形の発振子としてＣＭＯＳ
インバータ５の入出力端子につなぐと外付けのコンデン
サも省略できる。また、図６のように圧電基板１の入出
力および独立した部分電極部８１，８２と主電極部６
１，６２の間に切れ込み１０，１１を入れ、主電極部６
１，６２の振動を阻害しないようにしたり、図７のよう
に圧電基板１の入出力用の部分電極部７２を７１側に切
欠１１部を利用して延長形成し、回路との接続性を良く
する様にしても良い。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、厚み方向
に分極されたリング状圧電基板の輪郭振動および幅振動
を利用して発振子を構成するようにしたので、数１００
ｋＨｚ〜２ＭＨｚ程度の発振周波数帯のセラミック発振
子において、圧電基板の寸法も製造に適合した寸法とす
ることができ、生産が容易となる。
に分極されたリング状圧電基板の輪郭振動および幅振動
を利用して発振子を構成するようにしたので、数１００
ｋＨｚ〜２ＭＨｚ程度の発振周波数帯のセラミック発振
子において、圧電基板の寸法も製造に適合した寸法とす
ることができ、生産が容易となる。
【００１７】また、本発明のセラミック発振子の電極を
部分電極にして３端子形の発振子として使用すれば、容
量を内蔵するため、外付けのコンデンサも不要になると
いう効果が得られる。
部分電極にして３端子形の発振子として使用すれば、容
量を内蔵するため、外付けのコンデンサも不要になると
いう効果が得られる。
【図１】（ａ）〜（ｃ）はそれぞれ本発明の一実施形態
によるセラミック発振子を示す平面図、正面図、裏面図
によるセラミック発振子を示す平面図、正面図、裏面図
【図２】本発明の周波数特性を示す図
【図３】ＣＭＯＳインバータの発振回路を示す図
【図４】本発明の他の実施形態によるセラミック発振子
を示す平面図、正面図、裏面図
を示す平面図、正面図、裏面図
【図５】３端子形セラミック発振子を使用した発振回路
を示す図
を示す図
【図６】本発明のさらに他の実施形態を示す斜視図
【図７】（ａ），（ｂ）はともに本発明のさらにまた他
の実施形態を示す斜視図
の実施形態を示す斜視図
１ 圧電基板 ２，３ 互いに対向する電極 ４ セラミック発振子 ５ ＣＭＯＳインバータ ９ ３端子形セラミック発振子 ６１，６２ 主電極部 ７１，７２ 部分電極部 ８１，８２ 部分電極部
Claims (2)
- 【請求項１】 厚み方向に分極されたリング状の圧電基
板の一主面と他の主面に、互いに対向して同心円状に電
極を形成したことを特徴とするセラミック発振子。 - 【請求項２】 厚み方向に分極されたリング状の圧電基
板の一主面に、入出力となる第１の部分電極部とこの第
１の部分電極部と細い電極で接続された第１の主電極部
および独立した第２の部分電極部を同心円状に形成し、
前記圧電基板の他の主面に、前記一主面の第１の主電極
部と重なる第２の主電極部と、前記主面の独立した第２
の部分電極部と一部重なり前記第２の主電極部に細い電
極で接続された第３の部分電極部と、前記主面の入出力
となる第１の部分電極部と一部重なった独立した第４の
部分電極部を同心円状に形成したことを特徴とするセラ
ミック発振子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1496097A JPH10215141A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | セラミック発振子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1496097A JPH10215141A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | セラミック発振子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10215141A true JPH10215141A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11875556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1496097A Pending JPH10215141A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | セラミック発振子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10215141A (ja) |
-
1997
- 1997-01-29 JP JP1496097A patent/JPH10215141A/ja active Pending
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