JPH10214772A - 基板熱処理装置 - Google Patents

基板熱処理装置

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JPH10214772A
JPH10214772A JP1654197A JP1654197A JPH10214772A JP H10214772 A JPH10214772 A JP H10214772A JP 1654197 A JP1654197 A JP 1654197A JP 1654197 A JP1654197 A JP 1654197A JP H10214772 A JPH10214772 A JP H10214772A
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JP
Japan
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substrate
heat
hot plate
plate
temperature
Prior art date
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Application number
JP1654197A
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English (en)
Inventor
Masanao Matsushita
正直 松下
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の面内温度均一性が高くかつ基板個体差
の少ない熱処理が短時間に行える基板熱処理装置を提供
する。 【解決手段】 基板Wの上に上ホットプレート20、下
に下ホットプレート50を備え、上ホットプレート20
と基板Wとの間に伝熱プレート30と空気層ALとから
成る熱緩衝部TBを備えている。熱緩衝部TBにおいて
下ホットプレート50からの輻射熱は伝熱プレート30
に至るが空気層ALで遮られるため上ホットプレート2
0に影響を与えにくく、逆に、上ホットプレート20か
らの輻射熱の多くは伝熱プレート30に伝わり、熱伝導
性の高い伝熱プレート30で面内均一の温度分布で基板
Wに輻射される。そのため、基板Wを上下から加熱する
ことにより熱処理を短時間で行え、また、温度分布の安
定性により、対流等による基板Wの面内温度均一性の乱
れが少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板等の
基板(以下「基板」という。)に熱処理を行う基板熱処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造におけるフォトリソグラフィ
ー工程においては、従来から、図4に示す断面模式図の
ような基板熱処理装置が用いられている。この装置は、
カバー910、ホットプレート920を備えている。そ
して、基板Wが搬入され、ホットプレート920上面に
支持された状態で、かつカバー910とホットプレート
920との間にほぼ閉空間が形成された状態で基板Wの
加熱処理を行い、処理後は基板Wを交換して同様の処理
を行うことによって、順次複数の基板Wに処理を行って
いく装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この装置で
は基板Wをホットプレート920上面に支持してその下
方のみから加熱するため、加熱処理のための設定温度に
達するまでに長い時間を要していた。
【0004】また、同様の理由により処理室内の雰囲気
に高さ方向に温度勾配が発生し、図示のように上方に低
温の空気層、下方に高温の空気層が形成されるため、高
温の気体と低温の気体が互いに入れ替わろうとするため
雰囲気の温度分布が不安定な状態となり、対流が発生
し、上方の低温気体が部分的に下方に降下し、基板W表
面に至ることにより、基板Wの面内温度均一性を乱す原
因となっていた。
【0005】また、カバー910は厳密な温度管理がな
されていないため、カバー910上部内面での温度均一
性が保たれておらず、それによる輻射によっても基板W
表面の面内温度均一性が乱されていた。
【0006】さらに、カバーの温度管理がなされていな
いため、外部(外気および他の熱処理部等)からの熱的
影響を受けやすく、各基板Wを順次、連続的に処理する
際に温度の調節精度に個体差が生じやすかった。
【0007】この発明は、従来技術における上述の問題
の克服を意図しており、基板の面内温度均一性が高くか
つ基板個体差の少ない熱処理が短時間に行える基板熱処
理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の請求項1の装置は、基板に熱処理を行う
基板熱処理装置であって、基板の上方において当該基板
に対向して面内均一に設けられるとともに基板に対し加
熱源または冷却源として機能する上プレートと、基板の
下方において当該基板に対向して面内均一に設けられる
とともに基板に対し加熱源または冷却源として機能する
下プレートと、基板と上プレートとの間、および基板と
下プレートとの間のうちの少なくとも一方において基板
に対向して設けられた熱緩衝部と、を備える。
【0009】また、この発明の請求項2の装置は、請求
項1の基板熱処理装置であって、熱緩衝部は断熱層およ
び伝導層の積層構造となっていることを特徴とする。
【0010】また、この発明の請求項3の装置は、請求
項1または請求項2の基板熱処理装置であって、さら
に、基板の側方に1または複数の補助熱緩衝部を備え
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
【0012】
【1.第1の実施の形態】 <1−1.機構的構成および処理概容>図1は第1の実
施の形態の基板熱処理装置1の断面模式図である。以
下、図1を用いてこの装置の機構的構成について説明し
ていく。
【0013】第1の実施の形態の基板熱処理装置1はカ
バー10、上ホットプレート20、伝熱プレート30、
プロキシミティギャップ用ボール40、下ホットプレー
ト50および図示しない制御部から成っている。
【0014】カバー10は下面の解放された筐体であ
り、後述の下ホットプレート50に固設された図示しな
い支持・駆動手段により昇降自在に支持され、制御部の
制御に従って上昇した際には基板Wが搬出入されるとと
もに、降下した際には図示のように基板Wをその上面に
載置した下ホットプレート上を覆うことによりそこにほ
ぼ閉空間を形成し、その内部の高温の雰囲気を保持す
る。
【0015】上ホットプレート20は下ホットプレート
50に固設された図示しない支持手段により支持される
とともに、制御部の制御に従って図示しない内部の発熱
機構によりその下方に位置する基板Wを加熱する。
【0016】伝熱プレート30は下ホットプレート50
に固設された図示しない支持手段に支持されており、後
述のようにその上方の空気層ALとともに熱緩衝部TB
を形成しそれにより熱緩衝部TBは上下からの輻射熱の
バッファとして機能する。
【0017】プロキシミティギャップ用ボール40は、
後述の下ホットプレート50の上面に3個(図1中には
2個のみ表示)互いに等距離に設けられており、それら
の上部に基板Wが載置されることにより、後述の下ホッ
トプレート50と基板Wとの間にギャップを設けてい
る。
【0018】下ホットプレート50は上ホットプレート
20と同様の構成となっており、上方の基板Wを加熱す
る。
【0019】以上のような構成により第1の実施の形態
の基板熱処理装置1は以下のような処理を行う。すなわ
ち、装置外部の図示しない基板搬送ロボットにより、基
板Wが処理室PC内に搬入され、下ホットプレート50
上のプロキシミティギャップ用ボール40上面に載置さ
れた後、その基板Wを所定温度で所定時間加熱処理す
る。さらに処理後の基板Wは基板搬送ロボットにより搬
出された後、次の基板Wが基板熱処理装置1に搬入さ
れ、順次、各基板Wの加熱処理を行っていく。
【0020】<1−2.特徴>つぎに、第1の実施の形
態の基板熱処理装置1の特徴についてさらに詳細に説明
していく。
【0021】第1の実施の形態の基板熱処理装置1は上
ホットプレート20および下ホットプレート50を備え
ており、両者からの輻射により基板Wを上下から加熱す
る構成をとっている。このため、下方のみから加熱する
場合に対してより速く基板Wを設定温度に到達すること
ができ、そのため加熱処理時間を短縮することができ
る。
【0022】しかし、上ホットプレート20と下ホット
プレート50とにより基板Wを上下から加熱する際に、
制御部の制御によりそれぞれの微妙な温度管理が行われ
るが、それぞれが互いに他方を加熱することにより温度
制御の干渉が生じてしまう。すなわち、一方のホットプ
レートの温度が変化すると、その輻射熱が他方のホット
プレートの温度に変化を及ぼす。このような影響を互い
に及ぼしあうため、いずれのホットプレートも目標温度
に安定して維持することが難しくなってしまう。
【0023】そこで、第1の実施の形態の基板熱処理装
置1は以下のような構成となっている。すなわち、上ホ
ットプレート20と基板Wとの間に空気層ALおよび伝
熱プレート30の積層した構造の熱緩衝部TBが設けら
れている。空気層ALは伝熱プレート30と上ホットプ
レート20との間において断熱層として機能する。ただ
し、この明細書における「断熱層」とは、接触熱伝導度
が低いものを指しており、輻射熱に対する断熱性は不要
である。また、伝熱プレート30は熱伝導率の高い金属
であるアルミニウム製となっており、上ホットプレート
20および下ホットプレート50とによる輻射熱を吸収
し、その面内で温度分布を均して再輻射する。
【0024】なお、第1の実施の形態の基板熱処理装置
1では上ホットプレート20と伝熱プレート30との間
の空気層ALの間隔は約2mm、基板Wと伝熱プレート
30との間は約10mmとなっている。ただし、図1で
は見やすくするためこれらの間隔を実際の比率より大き
く描いてある。
【0025】このような熱緩衝部TBは以下のように機
能する。すなわち、下ホットプレート50からの輻射熱
のうちの多くは基板Wに吸収されるが、それに吸収され
ない一部の輻射熱は伝熱プレート30に至る。ところ
が、伝熱プレート30は前述のように熱伝導率が高いた
め直ちにその熱は伝熱プレート30全体に伝わる。その
ため、下ホットプレート50の僅かの温度変化は伝熱プ
レート30の温度を余り変化させず、さらに空気層AL
で遮られるため上ホットプレート20にはほとんど影響
を与えない。そのため、上ホットプレート20は制御部
の制御に従って所定の温度管理が可能となる。
【0026】逆に、上ホットプレート20からの輻射熱
の大部分は伝熱プレート30に伝わり、伝熱プレート3
0内ではその熱は直ちに全体に伝わり、面内均一の温度
分布となって輻射され基板Wおよび基板W上方の雰囲気
に吸収される。
【0027】以上のような特徴を有することにより第1
の実施の形態の基板熱処理装置1は、基板Wの上方に上
ホットプレート20、基板Wの下方に下ホットプレート
50を備えるため、上下両方から基板Wを熱処理するた
め、処理時間が短くなる。また、基板W周囲の雰囲気に
高さ方向の温度勾配の発生が少なく、雰囲気の温度分布
が安定であるため、対流等による基板Wの面内温度均一
性の乱れが生じにくい。
【0028】また、基板Wと上ホットプレート20との
間に空気層ALおよび伝熱プレート30を含む熱緩衝部
TBを備えるため、上ホットプレート20および下ホッ
トプレート50それぞれの温度調節が互いに干渉しあう
ことが少ないので、基板W上方からの輻射熱をも高精度
で温度管理できる。そのため、基板W表面の面内温度均
一性が乱されることが少なく、外気や他の熱処理装置等
の外部からの熱的影響も少ないため基板Wの温度の調節
精度に個体差が生じにくい。
【0029】さらに、上下から均一な温度で加熱するこ
とにより処理室全体が均一な温度に温調されるため、反
りのある基板Wに対しても反りのない基板Wと同様の面
内温度均一性を保つことができる。
【0030】
【2.第2の実施の形態】図2は第2の実施の形態の基
板熱処理装置1の断面模式図である。以下、図2を用い
てこの装置の機構的構成および効果について説明してい
く。
【0031】第2の実施の形態の基板熱処理装置1では
第1の実施の形態の基板熱処理装置1の構成に加えて基
板Wと下ホットプレート50との間にも下伝熱プレート
60および断熱層として機能する空気層ALUからなる
下熱緩衝部TBUを備えている。このうち下伝熱プレー
ト60も第1の実施の形態の伝熱プレート30と同様に
熱伝導率の高い金属であるアルミニウム製となってお
り、下ホットプレート50に固設された図示しない支持
手段により支持されている。そして、その他の構成は第
1の実施の形態の装置と同様である。なお、図2でも図
1と同様に各部材の間隔を実際の比率より大きく描いて
ある。
【0032】このような構成の下熱緩衝部TBUは第1
の実施の形態の装置の熱緩衝部TBと同様の機能を有
す。すなわち、下ホットプレート50からの輻射熱の大
部分は下伝熱プレート60に吸収され、その熱は直ちに
下伝熱プレート60全体に伝わり面内均一の温度分布と
なる。そして下伝熱プレート60からの輻射熱の大部分
は基板Wに吸収されるが基板Wに吸収されない一部の輻
射熱は伝熱プレート30に至る。ところが、伝熱プレー
ト30ではその熱は直ちにその全体に伝わるため、下ホ
ットプレート50の僅かの温度変化は伝熱プレート30
の温度を余り変化させず、さらに空気層ALで遮られる
ため上ホットプレート20にはほとんど影響を与えな
い。
【0033】同様に上ホットプレート20からの輻射熱
の大部分は伝熱プレート30に吸収され、さらに伝熱プ
レート30からの輻射熱のうち基板Wに吸収されない一
部のものは下伝熱プレート60に至る。ところが、下伝
熱プレート60ではその熱は直ちにその全体に伝わるた
め、上ホットプレート20の僅かの温度変化は下伝熱プ
レート60の温度を余り変化させず、さらに下空気層A
LUで遮られるため下ホットプレート50にはほとんど
影響を与えない。
【0034】このように第2の実施の形態の基板熱処理
装置1は第1の実施の形態の装置の効果に加えて、上ホ
ットプレート20および下ホットプレート50それぞれ
の温度調節が互いに干渉しあうことが一層少なくなるた
め、基板W表面の面内温度均一性が一層高く、外部から
の熱的影響も一層少なくなるため、基板Wの温度の調節
精度に一層個体差が生じにくい。
【0035】なお、熱緩衝部TBと下熱緩衝部TBUと
の双方を設けることが望ましいが、下熱緩衝部TBUの
みでも従来よりは熱均一性が改善される。
【0036】
【3.第3の実施の形態】図3は第3の実施の形態の基
板熱処理装置1の断面模式図である。以下、図3を用い
てこの装置の機構的構成および効果について説明してい
く。
【0037】第3の実施の形態の基板熱処理装置1では
第2の実施の形態の基板熱処理装置1の構成における板
状の伝熱プレート30の代わりに、下面が解放された筐
体状の伝熱カバー70が設けられている。この伝熱カバ
ー70も第2の実施の形態の伝熱プレート30と同様に
熱伝導率の高い金属であるアルミニウム製となってい
る。そして、伝熱カバー70はカバー10および上ホッ
トプレート20に連結された支持・駆動手段により支持
されるとともに、それらと一体となって昇降自在となっ
ており、基板Wのこの装置への搬出入時には上昇し、加
熱処理時には下降して図示のようにほぼ閉空間を形成す
る。
【0038】これにより伝熱カバー70の上面と上ホッ
トプレート20との間の空気層ALによって熱緩衝部T
Bが形成されるとともに、カバー10と伝熱カバー70
の側面およびその側面とカバー10との間の側方空気層
ALSとによって側方熱緩衝部(補助熱緩衝部)TBS
が形成されている。そして、その他の構成は第2の実施
の形態の装置と同様である。なお、図3でも図1および
図2と同様に各部材の間隔を実際の比率より大きく描い
てある。そして、側方熱緩衝部TBSは側方外部からの
輻射熱を遮断する機能を有する。
【0039】以上のような構成であるので第3の実施の
形態の基板熱処理装置1は第2の実施の形態の装置と同
様の効果に加えて、基板Wの側方に側方熱緩衝部TBS
を設けているので、基板W表面の面内温度均一性が一層
高く、さらに側方外部からの熱的影響も少なくなるた
め、基板Wの温度の調節精度になお一層個体差が生じに
くい。さらに、側方部にホットプレートのある構成であ
れば、より一層の効果がある。
【0040】
【4.変形例】上記のように第1〜第3の実施の形態の
基板熱処理装置1では、各ホットプレートにより基板W
に加熱処理を行う構成としたが、この発明はこれに限ら
れず、クーリングプレートにより基板に冷却処理を行う
構成としてもよい。
【0041】また、第1〜第3の実施の形態の基板熱処
理装置1では、熱緩衝部TB等の断熱層を空気層とする
構成としたが、この発明はこれに限られず、板状の多孔
質材料等の固体や中空容器内に液体を入れた構成等とし
てもよい。すなわち、流体による断熱性を利用した層を
用いることがこの発明にとって好ましい。
【0042】また、第1〜第3の実施の形態の基板熱処
理装置1では、伝熱プレート30、下伝熱プレート60
や伝熱カバー70をアルミニウム製としたが、この発明
はこれに限られず、熱伝導率が高い銀や銅等の物質を用
いてもよい。
【0043】また、第3の実施の形態の基板熱処理装置
1では、伝熱カバー70は下面が解放された筐体状とし
たが、この発明はこれに限られず、伝熱カバー70と下
伝熱プレート60を一体として、基板Wの搬出入口を側
面に設けた筐体としてもよく、逆に伝熱カバー70を上
面と側面とに分離して設けたり、4つの側面のうち、1
面のみに伝熱プレートを設ける等の構成としてもよい。
【0044】さらに、熱緩衝部TB等は断熱層および伝
熱プレートを多層に積層する構成としてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
3の発明では、基板の上方に面内均一の上プレート、基
板の下方に面内均一の下プレートを備えるため、上下両
方から基板を熱処理することにより、一方のみから熱処
理する場合に比べて処理時間が短い。また、基板周囲の
雰囲気に高さ方向の温度勾配の発生が少なく、雰囲気の
温度分布が安定であるため、対流等による基板の面内温
度均一性の乱れが少ない。
【0046】また、請求項1〜請求項3の発明ではさら
に基板と上プレートとの間、および基板と下プレートと
の間のうちの少なくとも一方において熱緩衝部を備える
ため、上プレートおよび下プレートそれぞれの温度調節
が互いに干渉しあうことが少なく、基板を高精度で温度
管理できる。したがって、基板表面の面内温度均一性が
乱されることが少なく、上方または下方外部からの熱的
影響も少ないため基板の温度の調節精度に個体差が生じ
にくい。
【0047】また、請求項2の発明では熱緩衝部が断熱
層および伝熱層の積層構造となっているので不均一な輻
射熱も伝熱層において面内均一の温度分布となり基板に
輻射されるため基板の面内温度均一性が一層高まる。
【0048】さらに、請求項3の発明では請求項1また
は請求項2の発明の構成に加えて、基板の側方に1また
は複数の補助熱緩衝部を設けているので、基板表面の面
内温度均一性が一層高く、さらに側方外部からの熱的影
響も少なくなるため、基板の温度の調節精度になお一層
個体差が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の基板熱処理装置の
断面模式図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の基板熱処理装置の
断面模式図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の基板熱処理装置の
断面模式図である。
【図4】従来装置の断面模式図である。
【符号の説明】
1 基板熱処理装置 20 上ホットプレート 30 伝熱プレート 50 下ホットプレート 60 下伝熱プレート 70 伝熱カバー AL 空気層 ALS 側方空気層 ALU 下空気層 TB 熱緩衝部 TBS 側方熱緩衝部(補助熱緩衝部) TBU 下熱緩衝部 W 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に熱処理を行う基板熱処理装置であ
    って、 基板の上方において当該基板に対向して面内均一に設け
    られるとともに基板に対し加熱源または冷却源として機
    能する上プレートと、 基板の下方において当該基板に対向して面内均一に設け
    られるとともに基板に対し加熱源または冷却源として機
    能する下プレートと、 基板と前記上プレートとの間、および基板と前記下プレ
    ートとの間のうちの少なくとも一方において基板に対向
    して設けられた熱緩衝部と、 を備えることを特徴とする基板熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の基板熱処理装置であって、 前記熱緩衝部は断熱層および伝熱層の積層構造となって
    いることを特徴とする基板熱処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の基板熱処理装
    置であって、さらに、 基板の側方に1または複数の補助熱緩衝部を備えること
    を特徴とする基板熱処理装置。
JP1654197A 1997-01-30 1997-01-30 基板熱処理装置 Pending JPH10214772A (ja)

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JP1654197A JPH10214772A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 基板熱処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001237157A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Tokyo Electron Ltd 加熱処理装置
KR100808342B1 (ko) 2005-11-30 2008-02-27 도시바 미쓰비시덴키 산교시스템 가부시키가이샤 균열 장치
JP2011216572A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

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