JPH10214438A - 光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク及び光ディスク装置Info
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- JPH10214438A JPH10214438A JP9016101A JP1610197A JPH10214438A JP H10214438 A JPH10214438 A JP H10214438A JP 9016101 A JP9016101 A JP 9016101A JP 1610197 A JP1610197 A JP 1610197A JP H10214438 A JPH10214438 A JP H10214438A
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Abstract
置いて簡単にアドレス信号を再生でき、また品質の高い
情報再生信号を与えることのできる光ディスク及び光デ
ィスク装置を提供する。 【解決手段】 記録トラックとしてグルーブ1及びラン
ド2を有している。グルーブ1は略同一幅に形成されて
おり、第一の領域において両側壁がアドレス情報に対応
して蛇行している。グルーブ1の第1の領域は隣接する
少なくとも一方のグルーブ1と同一角度位置を先頭して
形成されている。また、アドレス情報の各ビットに対応
する蛇行部分は隣接するグルーブ1間で同期して形成さ
れている。
Description
ランド/グルーブを有し、グルーブ/ランド両方とも記
録可能な光ディスク及び光ディスク装置に関し、特に、
ランド及びグルーブにおいてアドレス情報を正確に読み
出せる光ディスク及び光ディスク装置に関するものであ
る。
度化が要求されており、それに対応するため、様々な方
式が提案されている。その方式の1つとしてランド/グ
ルーブ記録が検討されている。このランド/グルーブ記
録は光ディスクに形成されたランド及びグルーブの両方
に記録行う方式であるが、この場合、ランド及びグルー
ブの両方にアドレスを記録しておくことが必要である。
アドレス情報の記録方法としては、例えば特開平5−3
14538号公報や特開平6−301976号公報に記
載された方法が提案されている。
に記載されたアドレス信号の検出方式を説明する図であ
る。図13に示したように、この方式ではグルーブの側
壁の一方(図中1a)だけをアドレスに応じて蛇行させ
ている。そして、グルーブ幅(ランド幅)の倍より小さ
い光スポットを用いて、蛇行した側壁1aの蛇行周波数
をトラッキング誤差信号から検出することによりアドレ
ス情報を求める。
載されたアドレス信号の検出方式では、アドレス記録領
域においてグルーブ幅(ランド幅)がアドレス信号に応
じて変えられている。そして、光ディスクからの反射光
のトータル光量がグルーブ幅(ランド幅)に応じて変化
することを利用してアドレス信号を再生する。
特開平5−314538号公報に記載の光ディスクで
は、ランド及びグルーブの幅が場所によって異なること
により、反射率が変化するため、情報再生信号が劣化す
るなどの問題がある。また、非常に高密度での情報記録
が可能になるものの、ランド及びグルーブの幅が場所に
よって異なるため、ビームスポットにトラックオフセッ
トが発生しやすく、再生信号に影響を及ぼすという問題
がある。
ディスクでは、トータル光量でアドレス信号を再生する
が、トータル光量のしきい値は、レーザー光量の変動、
グルーブ幅の変動及びディスク毎の反射率の差等によっ
て影響を受けやすいため、それを防止するためのシステ
ムが複雑になってしまう。
グルーブの両方ともその幅が一定とはなっていないた
め、製造が困難であるという問題がある。
れたものであって、グルーブ及びランドに対するアドレ
ス信号を確実に与えることができ、且つ、品質の高い情
報再生信号を与えることのできる光ディスク及び光ディ
スク装置を提供することを目的とする。
スクは、グルーブ及びランドからなる記録トラックを有
し、各記録トラックの少なくとも一部に、隣接記録トラ
ックと同一角度位置を先頭とするアドレス領域が形成さ
れている光ディスクであって、前記グルーブと前記ラン
ドのどちらか一方である第1記録トラックが、前記アド
レス領域において、両側壁がアドレス情報に応じて蛇行
しているとともに略同一幅に形成されており、前記アド
レス情報の各1ビットに対応する蛇行部分は、互いに隣
接する第1記録トラック間で同期して形成されているこ
とを特徴としている。
に記載の光ディスクにおいて、第1記録トラックに記録
されたアドレス情報が、隣接する第1記録トラックに記
録されたアドレス情報と1ビットのみが異なっているグ
レイコードからなることを特徴としている。
または請求項2に記載の光ディスクにおいて、前記グル
ーブ深さが、λ/6n近傍〔基板の屈折率:n、記録波
長:λ〕に設定されてなることを特徴としている。
または請求項2に記載の光ディスクにおいて、前記グル
ーブ深さが、λ/8n近傍〔基板の屈折率:n、記録波
長:λ〕に設定されてなることを特徴としている。
たは請求項2に記載の光ディスクにおいて、前記グルー
ブ深さが、λ/10n近傍〔基板の屈折率:n、記録波
長:λ〕に設定されてなることを特徴としている。
または請求項2に記載の光ディスクにおいて、前記グル
ーブ深さが、λ/3n以上〔基板の屈折率:n、記録波
長:λ〕に設定されてなることを特徴としている。
項1乃至請求項6のいずれかに記載の光ディスクから情
報を再生する光ディスク装置において、光ビームが第1
記録トラックを追従しているときに、その側壁の蛇行を
検出することにより、第1記録トラックにおけるアドレ
ス情報を再生する第1アドレス再生手段を備えてなるこ
とを特徴としている。
項7に記載の光ディスク装置において、光ビームが、隣
接する2つの第1記録トラックに挟まれた第2記録トラ
ックを追従しているときに、その両側の側壁の形状が異
なっている相違部を検出する検出手段と、該検出手段の
検出結果に基づき、第2記録トラックのアドレス情報を
再生する第2アドレス再生手段と、を有してなることを
特徴としている。
項8に記載の光ディスク装置において、前記第2アドレ
ス再生手段は、光ビームが第2記録トラックを追従して
いるときに、前記相違部以外の一致部分における側壁の
蛇行に基づいた一致部信号を得る一致部信号検出手段
と、前記相違部における信号を“0”,“1”と仮定し
て前記一致部信号に付加することにより、少なくとも2
つの仮定信号を生成し、予め決められた規則に基づきそ
の少なくとも2つの仮定信号の内の一つを選択して第2
記録トラックのアドレス情報とする合成手段と、を有し
てなることを特徴としている。
求項9に記載の光ディスク装置において、前記少なくと
も2つの仮定信号の内の2つが、互いに隣接する2つの
第1記録トラックのアドレス情報ではないときに、読取
エラーと判定する第1エラー検出手段を有してなること
を特徴としている。
求項8乃至請求項10のいずれかに記載の光ディスク装
置において、1本の第2記録トラック中に存在する前記
相違部の個数が所定値と一致しない場合に、読取エラー
と判定する第2エラー検出手段を有してなることを特徴
としている。
態について図1〜図5に基づいて説明すれば、以下のと
おりである。
の平面図、図2は半径方向の断面図を示し、基板5にト
ラッキング用のグルーブ1(請求項における第1記録ト
ラック)とランド2(請求項における第2記録トラッ
ク)が形成されている。ランド2の幅はグルーブ1の幅
とほぼ等しくなるよう設定されている。
レス情報を得るための第一の領域(請求項におけるアド
レス領域)では、グルーブ1(図1における第1グルー
ブa,第2グルーブb)の両側壁はアドレス情報に応じ
て光ディスク基板5の半径方向に蛇行している。各グル
ーブにおける第一の領域は、そのスタート位置が隣接す
るグルーブの少なくとも一方と同一角度位置となってい
る(例えば、ZCAV方式で情報が記録される場合に
は、同一半径領域(ゾーン)内に属するグルーブの第一
の領域のスタート位置が、ディスクの中心と外周とを結
ぶ同じ線分上に存在するようになっている)。また、隣
接するグルーブ1において、アドレス情報の同一ビット
に対応する蛇行部分は同期して(アドレス再生系から見
て、同一長さに)形成されている(すなわち、互いに隣
接するグルーブ1の側壁の蛇行は、同期した基準クロッ
クを元にして形成されている)。
系の追従周波数よりも高く設定されている。このため、
光ビームは側壁の蛇行には追従せず、グルーブ1あるい
はランド2(第1ランドa)の略中央を走査する。第二
の領域は情報の記録、再生、もしくは消去を行う領域で
ある。第一の領域,第二の領域を通じてグルーブ1は略
同一幅に形成されている。
従させるか、ランド2に追従させるかは、トラッキング
信号の極性を反転することによって容易に選択できる。
トラッキング信号は例えばプッシュプル法によって得ら
れる。
及びグルーブ2から記録されたアドレス情報を読み取る
には、ランド1及びグルーブ2における側壁の蛇行状態
を検出すればよい。なお、アドレス情報を得るために信
号成分を確保するためには、上記蛇行の振幅量は±5n
m以上有ればよい。振幅量を大きくすれば信号量は大き
くなるが、作製するのが難しくなる。作製上、好ましく
は、±10nmから±50nmの範囲に設定すればよ
い。
ス情報の再生方法について具体的に説明する。図1にお
いて、第一の領域内では、第1グルーブaは(100
1)に相当するグレイコードに変調されたアドレス情報
に応じて、略同一幅を保ったまま光ディスク基板5の半
径方向に蛇行し、第2グルーブbは(1011)に相当
するグレイコードに変調されたアドレス情報に応じて、
略同一幅を保ったまま光ディスク基板5の半径方向に蛇
行している。なお、当然ながら図1において情報“0”
と“1”の振れ方向を反対にしても良い。
ルーブ1からアドレス情報を再生する方法について説明
する。
第1グルーブa,第2グルーブbの略中央位置を走査し
ており、この走査中にアドレス情報を再生する。第一の
領域では第1グルーブa,第2グルーブbの側壁が蛇行
しているため、記録再生用光スポット4と第1グルーブ
a,第2グルーブbとの位置関係が変化し、それに伴い
トラッキング誤差信号が変化する。つまり、第1グルー
ブa,第2グルーブbの側壁が内周側に蛇行している場
合には記録再生用光スポット4は相対的に外周側にずれ
る(トラッキング誤差信号は記録再生用光スポット4が
外周側にずれたことを示す信号となる)。また、第1グ
ルーブa,第2グルーブbの側壁が外周側に蛇行してい
る場合には記録再生用光スポット4は相対的に内周側に
ずれる(トラッキング誤差信号は記録再生用光スポット
4が内周側にずれたことを示す信号となる)。従って、
トラッキング誤差信号をモニタしておけば、グルーブ1
(第1グルーブa,第2グルーブb)の蛇行状態を検出
でき、そこに記録されたアドレス情報を再生できる。
グルーブa,第2グルーブbにおけるトラッキング誤差
信号の模式図である。この図に示すように、それらの側
壁が光ディスクの内周側あるいは外周側に蛇行するのに
応じてトラッキング誤差信号のレベルがH,Lと変化す
る。したがって、このトラッキング誤差信号の変化を検
出することで第1グルーブaからは(1001)、第2
グルーブbからは(1011)のアドレス情報を得るこ
とができる。
る方法について説明する。この場合、第一の領域におけ
るy部(請求項における一致部分)では第1ランドaの
両側の側壁が同じ方向に蛇行しているため、上記グルー
ブ1の場合と同様にしてその蛇行を検出することができ
る。しかしながら、x部(請求項における相違部)では
ランドaの側壁が両側で異なる方向に蛇行しており、こ
こではトラッキング誤差信号の様子が異なる。具体的に
は、図1のx部では、両側の側壁がともに第1ランドa
の幅を狭める方向に蛇行しているため、この部分での第
1ランドaは記録再生用光スポット4の略中央に位置す
ることになる。従って、x部におけるトラッキング誤差
信号は位置ずれのないことを示す信号となる。
ング誤差信号を示す模式図である。この図に示すよう
に、x部では、トラッキング誤差信号のレベルが他の部
分(両側の側壁が同じように蛇行している部分)とは異
なっており、上記したH,Lの中間のレベルMとなる。
この中間レベルMは、3値検出等により検出することが
可能であり、これにより上記x部の検出を行うことがで
きる。
x部の検出結果に基づき、ランド2からアドレス情報を
再生する。例えば、以下のようにして行う。
“0”,“1”と仮定して、y部から得られた信号(図
1では(10X1)、Xはx部における信号)に付加し
て、2つの仮定信号((1001),(1011))を
得る。この2つの仮定信号は必ずその第1ランドaに隣
接する2つのグルーブa,bのアドレス情報となってい
るはずであるから、ここで、ランド2のアドレス情報を
例えばその内周側に隣接するグルーブ1のアドレス情報
と同一信号と決めておけば、その2つのアドレス情報を
有するグルーブ1の内の内周側のもののアドレス情報を
選択して、ランド2のアドレス情報とすることができ
る。なお、図1の場合にはx部が1カ所しかないため上
記のように簡単にアドレス情報を生成できるが、x部が
複数ある場合には複雑な処理を施す必要がある。
1と同一のアドレス情報を有することとなるが、このよ
うにランド2とグルーブ1とを同一アドレス情報に設定
したとしても、トラッキング誤差信号の極性等により光
ビームがランド2とグルーブ1のどちらを走査している
かの判別が可能であるため、その判別結果に応じて正確
にトラックを特定できる。
ィスクでは、アドレス情報を記録する領域のスタート位
置が隣接するトラックと同一角度位置となっており、ま
た、隣接する2つのグルーブにおいて、アドレス情報の
同一の1ビットに対応する蛇行部分が同期して形成され
ているため、記録再生用光スポットがランド2を走査し
ているときに、ランド2の両側に存在する2つのグルー
ブ1に記録されたアドレス情報の相違する部分を検出で
き、これに基づいて、ランド2のアドレス情報を再生す
ることができる。従って、ランド2及びグルーブ1の両
方からアドレス情報を正確に得ることができ、これに基
づき再生や記録等の処理を行うことができる。
は、上記の方法に限るものではなく、例えば、3値検出
によって得た信号(図3(2)の場合、(HLMH)な
る信号)を直接アドレス信号に用い、その3値信号に基
づきトラックアドレスの判別を行っても良い。また、中
間レベルMの存在位置(x部の存在位置)に基づきアド
レス信号を生成しても良い。
はなく、例えば、光ディスクからの反射光量に依存する
トータル信号を使用してその検出を行うことができる。
なぜなら、x部以外の部分ではランド2の幅は略一定で
あり反射光量を蛇行の有無によらず略一定となり、x部
ではランドの幅が増減しており反射光量が変化している
からである。図1のような場合、トータル信号は図3
(4)のようになり、その変化を検出することでx部を
検出できる。したがって、上記のような3値検出をしな
くても、トラッキング誤差信号のH(あるいはL)の判
別(H(あるいはL)以外はL(あるいはH)とみな
す)とトータル信号の変化場所の検出のみでアドレス情
報を再生できる。
ス情報は、隣接するグルーブ1と1ビットのみが異なっ
ているグレイコードからなっている。このようにするこ
とで、上記したx部は各ランド2に1カ所しか存在しな
くなり、その検出が簡単かつ正確となる。
ドレス情報の読取エラー検出方法について説明する。
からなっている場合、x部(相違部)は各ランド2に必
ず1個である。このため、x部が2カ所以上検出された
場合あるいは検出されなかった場合にアドレス読取エラ
ーと判断することができる。もちろん、このエラー検出
はx部が1カ所だけの場合にのみ有効なわけではなく、
x部の個数が予め決められている場合には適用可能であ
る。つまり、x部の個数が所定の個数以外の場合に読取
エラーと判断することができる。
情報が隣接するグルーブ1のアドレス情報と同一の場合
には、上記x部の信号を“0”,“1”と仮定したとき
に得られる信号が隣接する2つのグルーブ1のアドレス
情報となっていない場合にアドレス読取エラーと判断す
ることができる。
ス情報の信頼性を向上させることができる。
は、記録再生用光スポット4の直径をトラックピッチよ
りも大きく、かつ、トラックピッチの2倍よりも小さく
することにより正確なアドレス情報が得られる。
び光ディスク装置では、トラッキング誤差信号によりア
ドレス情報を再生できるため、レーザー光量の変動、グ
ルーブ幅の変動及びディスク毎の反射率の差等などの影
響を受けにくい。さらに、図1に示したように蛇行形状
が曲線状になっているため、その蛇行部分(第一の領
域)からアドレス情報を読み出す際に、高周波ノイズが
生じにくくなり、確実にアドレス情報を読み出すことが
可能となる。これは、本願のように、一部分のみにアド
レス情報を記録しておく場合には、非常に重要である。
セスについて図4(a)〜図4(e)に基づいて説明す
る。
ト6を塗布する。
フォトレジスト6上に集光し、フォトレジスト6を所望
のグルーブ1のパターンに感光させる。
ォトレジスト6を除去し、残ったフォトレジスト6によ
り所望のパターンを形成する。
エッチングにより、ガラス基板5、フォトレジスト6を
エッチングし、ガラス基板5に所望のパターンを形成す
る。
により除去する。
ターンに感光させる装置を図5に示す。図5に示すよう
に、フォトレジスト6を感光させるためのレーザー光源
11aと、対物レンズ7のフォーカス用レーザー光源1
1bを備えており、レーザー光源11aには、例えばA
rレーザーが使用され、レーザー光源11bには、例え
ばHe−Neレーザーが使用される。
ノイズ抑制装置12aにより光ノイズが低減された後、
ミラー19、20で反射され、光変調器22に入射す
る。光変調器22としては、例えば音響光学素子を用い
ることができ、その場合、光変調器22の前後に集束レ
ンズ21を配置する。
ー光は光偏向器23に入射する。光偏向器23として
は、例えば、電気光学素子、あるいは音響光学素子を用
いることができ、レーザー光の進行方向を変えることが
できる。
ー24によって適当なビーム径に拡大され、2色ミラー
15によって対物レンズ7に入射する。そして、対物レ
ンズ7によってガラス基板5上のフォトレジスト6に感
光用光スポットとして集光される。
ビームエキスパンダー24は、それぞれ、ドライバー2
5、26、27により制御されている。
光は、ノイズ抑制装置12bにより光ノイズが低減され
た後、偏光ビームスプリッター13、(1/4)波長板
14、2色ミラー15を通り、対物レンズ7によってガ
ラス基板5上のフォトレジスト6に集光される。
光され、2色ミラー15、(1/4)波長板14、偏光
ビームスプリッター13を通り、対物レンズ16及びシ
リンドリカルレンズ17によって光検出器18に集光さ
れる。光検出器18からの信号に基づいて、フォーカス
サーボ系が対物レンズ7をフォーカス方向に駆動し、ス
ピンドルモーターで回転しているガラス基板5上のフォ
トレジスト6に対物レンズ7の焦点が合わされる。
トの位置決めを行う。すなわち、ドライバー26によ
り、光偏向器23に印加される直流電圧の大きさの調整
される。その後、グルーブ1のアドレス情報に応じて蛇
行している領域でのみ上記の直流電圧にその蛇行に応じ
た信号電圧を重畳させた電圧をドライバー26により光
偏向器23に印加する。これによりグルーブ1がアドレ
ス情報に応じて蛇行している領域を形成することができ
る。
限らず、2ビームを用いて作製することも可能であり、
これらの製造方法に限られるものではない。
は、上記のもの限らず、図6(a)〜図6(f)のプロ
セスで作成したスタンパーを用いて、射出成型もしくは
射出圧縮成型によるプラスチック樹脂からなるものでも
よい。
ト6を塗布する。
フォトレジスト6上に集光し、フォトレジスト6を所望
のグルーブ1のパターンに感光させる。
ォトレジスト6を除去し、残ったフォトレジスト6によ
り所望のパターンを形成する。
上に導電性の薄膜8をスパッタ、あるいは、無電解メッ
キなどによって形成する。
って形成する。
ら薄膜8、金属層9を剥離する。
またはその合金、あるいはそれらの複合膜が用いられ、
金属層9の材料にも、Ni、Ta、Crまたはその合
金、あるいはそれらの複合膜が用いられる。
層9はスタンパー10と呼ばれ、このスタンパー10を
用いて、射出成型もしくは射出圧縮成型によりプラスチ
ックからなる光ディスク基板5が製造される。プラスチ
ック材料には、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、
エチレン樹脂、エステル樹脂、ナイロン樹脂、APOな
どの熱可塑性樹脂が用いられる。
造方法は、上記に限らず、アドレス情報に応じてグルー
ブの側壁が蛇行したマスク原盤を作成し、マスク原盤を
用いて製造してもよい。
は上記のものに限られるものではない。
ンドとグルーブのどちらか一方の幅が略一定であるた
め、1本のレーザビームでも製造することが可能であ
り、製造が容易であり、また、非常に精密な製造が可能
である。
基板の実施の形態について図2、図7に基づいて説明す
れば、以下のとおりである。
5は、〔実施の形態1〕の光ディスク基板5と同じ特
徴、基板材料、製造プロセスを有しており、アドレス情
報に基づいたグルーブ形状が異なるものである。
示す。基板5にトラッキング用のグルーブ1とランド2
が形成されている。ランド2の幅はグルーブ1の幅とほ
ぼ等しくなるよう設定されている。
“1”に応じて、光ディスク基板5の内周側,外周側の
両方に振れており、その振れの周波数は、トラッキング
サーボ系の追従周波数よりも高く設定されている。
いはランド2からのアドレス情報の検出は、〔実施の形
態1〕とほぼ同様に行えるが、本実施の形態では、記録
再生用光スポットがグルーブ1あるいはランド2を走査
しているときのトラッキング誤差信号を微分処理した信
号に基づきアドレス情報を生成する。なお、この微分処
理した信号波形は、図3に模式的に示した信号波形と同
様の波形となる。
行周波数を変化させる必要がなくなり、製造装置の制御
機構を簡易なものとすることが可能となる。
基板の実施の形態について図2、図8に基づいて説明す
れば、以下のとおりである。
5は、〔実施の形態1〕の光ディスク基板5と同じ特
徴、基板材料、製造プロセスを有しており、アドレス情
報に基ずいたグルーブ形状が異なるものである。
示す。基板5にトラッキング用のグルーブ1とランド2
が形成されている。ランド2の幅はグルーブ1の幅とほ
ぼ等しくなるよう設定されている。グルーブの両側壁は
アドレス情報の“1”に応じて光ディスク基板5の内周
側(あるいは外周側)に振れた後元に戻る形状をしてお
り、その蛇行周波数は、トラッキングサーボ系の追従周
波数よりも高く設定されている。当然ながら反対方向に
振れていても良い。
状が平易であるため再生信号の検出が簡単に行える。
側壁の蛇行形状を曲線状としているが矩形状であっても
よいことは言うまでもない。
の実施の形態について図9に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
5は、〔実施の形態1〜3〕の光ディスク基板5と同じ
特徴、基板材料、製造プロセスを有しており、グルーブ
部とランド部が反対になったもので、ランドの両側壁を
蛇行させるものである。すなわち、ランドのアドレス情
報はそのまま読み取り、グルーブのアドレス情報は隣接
するランド部からのアドレス情報を組み合わせて再生す
る。再生方法は〔実施の形態1〜3〕で述べたものと同
一でよい。
の実施の形態について図2に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
5は、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態3〕の光ディス
ク基板5と同じ特徴、基板材料、製造プロセスを有して
おり、グルーブ深さ(ランド高さ)が異なるものであ
る。
(ランド高さ)は、λ/6n近傍〔基板の屈折率:n、
記録波長:λ〕となっており、グルーブ深さ(ランド高
さ)を変えるには、エッチング比を変更したり、エッチ
ング条件を変えたり、スタンパー10のグルーブ深さ
(ランド高さ)をλ/6n近傍にするか、成型条件を変
えることにより行う。
高さ)が、λ/6n近傍であると、トラック間のクロス
トーク(隣接トラック信号からの回り込みノイズ)を低
減でき、高密度化が可能になる。
の実施の形態について図2に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
5は、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態3〕の光ディス
ク基板5と同じ特徴、基板材料、製造プロセスを有して
おり、グルーブ深さ(ランド高さ)が異なるものであ
る。
(ランド高さ)は、λ/8n近傍〔基板の屈折率:n、
記録波長:λ〕となっており、グルーブ深さ(ランド高
さ)を変えるには、エッチング比を変更したり、エッチ
ング条件を変えたり、スタンパー10のグルーブ深さ
(ランド高さ)をλ/8n近傍にするか、成型条件を変
えることにより行う。
高さ)が、λ/8n近傍であると、トラッキング信号が
最大となり、安定したトラック追従が可能となる。
の実施の形態について図2に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
5は、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態3〕の光ディス
ク基板5と同じ特徴、基板材料、製造プロセスを有して
おり、グルーブ深さ(ランド高さ)が異なるものであ
る。
(ランド高さ)は、λ/10n近傍〔基板の屈折率:
n、記録波長:λ〕となっており、グルーブ深さ(ラン
ド高さ)を変えるには、エッチング比を変更したり、エ
ッチング条件を変えたり、スタンパー10のグルーブ深
さ(ランド高さ)をλ/10n近傍にするか、成型条件
を変えることにより行う。
高さ)が、λ/10n近傍であると、再生信号が大きく
なり、安定した再生信号特性を得ることが可能となる。
の実施の形態について図2に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
5は、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態3〕の光ディス
ク基板5と同じ特徴、基板材料、製造プロセスを有して
おり、グルーブ深さ(ランド高さ)が異なるものであ
る。
(ランド高さ)は、λ/3n以上〔基板の屈折率:n、
記録波長:λ〕となっており、グルーブ深さ(ランド高
さ)を変えるには、エッチング比を変更したり、エッチ
ング条件を変えたり、スタンパー10のグルーブ深さ
(ランド高さ)をλ/3n以上にするか、成型条件を変
えることにより行う。
高さ)が、λ/3n以上であると、光ビームの照射強度
が強い場合においても、クロスイレース(情報の消去時
に隣のトラックの記録情報を誤って消してしまうこと)
がなくなり、光ビームの強度制御が容易となり、安定し
た消去動作を行うことが可能となる。
施の形態について図10に基づいて説明すれば、以下の
とおりである。
すように、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態8〕の光デ
ィスク基板5上に、光磁気記録層28aとオーバーコー
ト層29とを順次形成した構成になっている。光磁気記
録層28aは、図示していないが、透光性を有する誘電
体層と、磁性層と、保護層と、反射層から構成されてお
り、磁性層は、例えば、DyFeCo、TbFeCo、
DyTbFeCo、GdTbFe、GdTbFeCoな
どの希土類金属−遷移金属合金からなっている。 磁性
層は、室温からキュリー点まで垂直磁化となる特性を示
す。
ザー光を照射して磁性層の温度をキュリー点近傍まで昇
温し、磁性層の磁化がゼロもしくは記録磁界で反転する
ような状態にし、例えば、上向きの記録磁界を印加する
ことにより、磁性層の磁化を上向きに揃え、その後、同
じくレーザー光を照射して磁性層の温度をキュリー点近
傍まで昇温し、磁性層の磁化がゼロもしくは記録磁界で
反転するような状態にし、(反対向きの)下向きの記録
磁界を印加することにより、磁性層の磁化を下向きに揃
えることにより記録を行う。
録方法と記録磁界を変調する磁界変調記録方法がある。
能な光ディスクである光磁気ディスクとなる。
膜にしても良い。多層膜にした場合、オーバーライト機
能等を付加することができ、さらに高性能化が可能であ
る。
実施の形態について図11に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
すように、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態8〕に記載
の光ディスク基板5上に、相変化型記録層28bとオー
バーコート層29とを順次形成した構成になっている。
相変化型記録層28bは、図示していないが、透光性を
有する誘電体層と、記録層と、保護層と、反射層から構
成されており、記録層は、例えば、GeSbTeなどの
相変化型記録材料からなっている。
ワーレーザー光を照射して記録層を非晶質状態にし、低
パワーレーザー光を照射して記録層を結晶質状態にする
ことにより記録を行う。
可能な光ディスクである相変化型光ディスクとなる。
実施の形態11について図12に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
ように、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態8〕に記載の
光ディスク基板5上に、光磁気記録層28cとオーバー
コート層29とを順次形成した構成になっている。光磁
気記録層28cは、図示していないが、透光性を有する
誘電体層と、再生磁性層と、記録磁性層と、保護層から
構成されており、再生磁性層は、例えば、GdFeC
o、GdDyFeCoなどの希土類金属−遷移金属合
金、記録磁性層は、例えば、DyFeCo、TbFeC
o、DyTbFeCo、GdTbFe、GdTbFeC
oなどの希土類金属−遷移金属合金からなっている。
磁化となり、所定温度から垂直磁化となる特性を示し、
記録磁性層は、室温からキュリー点まで垂直磁化となる
特性を示す。
施の形態10〕と同じであり、再生は次のように行われ
る。再生磁性層に光ビームが照射されると、照射された
部位の温度分布はガウス分布になるので、光ビームの径
より小さい領域のみの温度が上昇する。この温度上昇に
伴って、温度上昇部位の磁化は、面内磁化から垂直磁化
に移行する。つまり、再生磁性層と記録磁性層の2層間
の交換結合により、記録磁性層の磁化の向きが再生磁性
層に転写される。温度上昇部位が面内磁化から垂直磁化
に移行すると、温度上昇部位のみが磁気光学効果を示す
ようになり、温度上昇部位からの反射光に基づいて記録
磁性層に記録された情報が再生される。
トを再生するときは、先の再生部位の温度は低下し、垂
直磁化から面内磁化に移行する。これに伴って、この温
度の低下した部位は磁気光学効果を示さなくなり、記録
磁性層に記録された磁化は再生磁性層の面内磁化にマス
クされて再生されなくなる。これにより、雑音の原因で
ある隣接ビットからの信号が混入することがなくなる。
る領域のみを再生に関与させるので、光ビームの径より
小さい記録ビットの再生が行え、記録密度は著しく向上
することになる。
電多層や金属層からなる非磁性層が形成され、再生時の
記録磁性からの漏洩磁界を用いて、再生磁性層を再生す
るタイプでもよい。また、保護層の後に反射層や保護層
を設けても良い。
ンドのどちらか一方の記録トラックの両側の側壁が、ア
ドレス情報に応じて蛇行しており、アドレス情報の各ビ
ットに対応する蛇行部分が隣接する少なくとも一方の記
録トラックと同期して形成されているため、隣接する2
つの記録トラック間のアドレス情報の相違点を検出で
き、この検出結果を用いることで、ランド及びグルーブ
の両方からアドレス情報を正確に得ることができる。ま
た、また、グルーブとランドのどちらか一方の幅が略一
定であるため、製造が容易である。
ることにより、簡単にアドレス信号の再生が行える。
定することにより、トラック間のクロストークを低減で
き、高密度記録が可能となる。
することにより、トラッキング信号が最大となり、安定
したトラック追従が可能となる。
定することにより、再生信号が最大となり、安定した再
生信号特性を得ることが可能となる。
することにより、光ビームの照射強度が強い場合におい
ても、クロスイレース(情報の消去時に隣のトラックの
記録情報を誤って消してしまうこと)がなくなり、光ビ
ームの強度制御が容易となり、安定した消去動作を行う
ことが可能となる。
の蛇行状態が異なっている相違部を検出するため、ラン
ドまたはグルーブのアドレス情報を正確に再生すること
が可能となる。
“1”と仮定することで、2つの仮定信号を生成し、そ
の仮定信号によりアドレスを定義される記録トラックが
互いに隣接する同種の記録トラック(ランドまたはグル
ーブ)であるか否かによりアドレス情報の読取エラーを
検出すれば、再生したアドレス情報の信頼性を向上させ
ることができる。
情報の読取エラーを検出すれば、再生したアドレス情報
の信頼性を向上させることができる。
上面模式図である。
模式図である。
模式図である。
す説明図である。
明図である。
を示す説明図である。
略上面模式図である。
略上面模式図である。
略上面模式図である。
ィスクの構成を示す断面模式図である。
ィスクの構成を示す断面模式図である。
ィスクの構成を示す断面模式図である。
模式図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 グルーブ及びランドからなる記録トラッ
クを有し、該記録トラックの少なくとも一部に、隣接記
録トラックと同一角度位置を先頭とするアドレス領域が
形成されている光ディスクであって、 前記グルーブと前記ランドのどちらか一方である第1記
録トラックは、前記アドレス領域において、両側壁がア
ドレス情報に応じて蛇行しているとともに略同一幅に形
成されており、 前記アドレス情報の各ビットに対応する蛇行部分は、互
いに隣接する第1記録トラック間で同期して形成されて
いることを特徴とする光ディスク。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光ディスクにおいて、 第1記録トラックに記録されたアドレス情報は、隣接す
る第1記録トラックに記録されたアドレス情報と1ビッ
トのみが異なっているグレイコードからなることを特徴
とする光ディスク。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の光ディ
スクにおいて、 前記グルーブ深さが、λ/6n近傍〔基板の屈折率:
n、記録波長:λ〕に設定されてなることを特徴とする
光ディスク。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の光ディ
スクにおいて、 前記グルーブ深さが、λ/8n近傍〔基板の屈折率:
n、記録波長:λ〕に設定されてなることを特徴とする
光ディスク。 - 【請求項5】 請求項または請求項2に記載の光ディス
クにおいて、 前記グルーブ深さが、λ/10n近傍〔基板の屈折率:
n、記録波長:λ〕に設定されてなることを特徴とする
光ディスク。 - 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載の光ディ
スクにおいて、 前記グルーブ深さが、λ/3n以上〔基板の屈折率:
n、記録波長:λ〕に設定されてなることを特徴とする
光ディスク。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
の光ディスクから情報を再生する光ディスク装置におい
て、 光ビームが第1記録トラックを追従しているときに、そ
の側壁の蛇行を検出することにより、第1記録トラック
におけるアドレス情報を再生する第1アドレス再生手段
を備えてなることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の光ディスク装置におい
て、 光ビームが、隣接する2つの第1記録トラックに挟まれ
た第2記録トラックを追従しているときに、その両側の
側壁の形状が異なっている相違部を検出する検出手段
と、 該検出手段の検出結果に基づき、第2記録トラックのア
ドレス情報を再生する第2アドレス再生手段と、を有し
てなることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の光ディスク装置におい
て、 前記第2アドレス再生手段は、 光ビームが第2記録トラックを追従しているときに、前
記相違部以外の一致部分における側壁の蛇行に基づいた
一致部信号を得る一致部信号検出手段と、 前記相違部における信号を“0”,“1”と仮定して前
記一致部信号に付加することにより、少なくとも2つの
仮定信号を生成し、予め決められた規則に基づきその少
なくとも2つの仮定信号の内の一つを選択して第2記録
トラックのアドレス情報とする合成手段と、を有してな
ることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の光ディスク装置にお
いて、 前記少なくとも2つの仮定信号の内の2つが、互いに隣
接する2つの第1記録トラックのアドレス情報ではない
ときに、読取エラーと判定する第1エラー検出手段を有
してなることを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項11】 請求項8乃至請求項10のいずれかに
記載の光ディスク装置において、 1本の第2記録トラック中に存在する前記相違部の個数
が所定値と一致しない場合に、読取エラーと判定する第
2エラー検出手段を有してなることを特徴とする光ディ
スク装置。
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