JPH10213908A - 感光性樹脂現像液およびカラーフィルターの製造方法 - Google Patents

感光性樹脂現像液およびカラーフィルターの製造方法

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JPH10213908A
JPH10213908A JP5930997A JP5930997A JPH10213908A JP H10213908 A JPH10213908 A JP H10213908A JP 5930997 A JP5930997 A JP 5930997A JP 5930997 A JP5930997 A JP 5930997A JP H10213908 A JPH10213908 A JP H10213908A
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mol
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迫  直樹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルカリ水溶液から成り且つ空気中の炭酸ガス
の吸収およびアルカリ水溶液からの炭酸ガスの放出によ
る経時的劣化が一層抑えられた感光性樹脂現像液および
当該感光性樹脂現像液を利用したカラーフィルターの製
造方法を提供する。 【解決手段】M2 CO3 とMHCO3 とを含有する水溶
液から成り(Mはアルカリ金属を表す)、M2 CO3
濃度をA(mol/l)、MHCO3 の濃度をB(mo
l/l)、使用温度をT1 (℃)とした際、下記式
(I)〜(III) を同時に満足する感光性樹脂現像液、お
よび、当該感光性樹脂現像液を利用したカラーフィルタ
ーの製造方法。 【数1】 0.0001≦A≦1 ・・・(I) (100−T1 )A0.6 /2≦75B≦(100−T1 )A0.6 ・・・ (II) 0≦T1 ≦60 ・・・ (III)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性樹脂現像液
およびカラーフィルターの製造方法に関し、詳しくは、
経時的劣化が抑えられた感光性樹脂現像液および当該感
光性樹脂現像液を利用したカラーフィルターの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビ、液晶表示素子、カメラ等
に好適に使用される光学的カラーフィルターは、ブラッ
クマトリクスを設けた透明基板の表面に、赤、緑、青の
3種の異なる色相により、10〜150μm幅のストラ
イプ状やモザイク状などの色パターンを数μmの精度で
形成して製造される。
【0003】上記のカラーフィルターは、黒色材料が分
散された光重合性組成物を透明基板上に塗布した後、加
熱乾燥、画像露光、現像および熱硬化の各処理を行って
ブラックマトリクスを形成し、次いで、赤、緑、青の材
料が各々分散された各光重合性組成物を使用し、上記の
ブラックマトリクス形成面に、塗布、加熱乾燥、画像露
光、現像および熱硬化の各処理を行って各色の画素画像
を形成することによって製造することが出来る(特開平
2−902号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の各現
像工程においては、通常、アルカリ現像液が使用される
が、アルカリ現像液は、空気中の炭酸ガスを吸収して経
時的に劣化し易いため、常に新しい現像液を使用する必
要がある。
【0005】特開平5−88377号公報には、上記の
欠点を解決するため、アルカリ水溶液と酸水溶液または
塩水溶液から成る感光性樹脂現像液として、Na2 CO
3 水溶液などの6種類のA群から成る1種または2種以
上と希塩酸やNaHCO3 水溶液などの25種類のB群
から成る1種または2種以上とを混合して成る感光性樹
脂現像液が提案されている。斯かる感光性樹脂現像液
は、緩衝液の作用を利用したpH変化の変動防止を企図
したものと推定される。
【0006】そして、上記のA群の水溶液(A)とB群
の水溶液(B)との使用比率は、A:B=1:0.01
〜0.01〜1(重量比)の範囲とされ、具体的には、
実施例1には、0.02mol /lのNa2 CO3 100
mlと0.02mol /lのNaHCO3 100mlとを
混合したアルカリ現像液(実施例1)、0.02mol/
lのNa2 CO3 160mlと0.02mol /lのNa
HCO3 40mlとを混合したアルカリ現像液(実施例
2)等が開示されている。
【0007】しかしながら、本発明者の知見によれば、
上記の感光性樹脂現像液は、空気中の炭酸ガスの吸収に
よる経時的劣化はそれなりに抑えられてはいるものの、
必ずしも十分ではないことが判明した。本発明は、斯か
る実情に鑑みなされたものであり、その目的は、アルカ
リ水溶液から成り且つ空気中の炭酸ガスの吸収およびア
ルカリ水溶液からの炭酸ガスの放出による経時的劣化が
一層抑えられた感光性樹脂現像液および当該感光性樹脂
現像液を利用したカラーフィルターの製造方法を提供す
ることにある。
【0008】本発明者は、上記の目的を達成すべく鋭意
検討を重ねた結果、次の様な知見を得た。すなわち、ア
ルカリ炭酸塩とアルカリ炭酸水素塩の水溶液、例えば、
2CO3 水溶液とMHCO3 水溶液との混合液におい
ては、両者とも略完全にイオンに解離し、K+ 、CO3
2-、HCO3 - といったイオン種を生ずる。そして、H
CO3 - +H+ →(←)H2 CO3 の平衡反応により、
上記の混合液中には、K+ 、CO3 2-、HCO3 - の3
者の平衡が存在する。そして、これらの平衡は、H+
度によって移動する。従って、M2 CO3 水溶液とMH
CO3 水溶液との比率を適宜選択して混合溶液のpHを
所定の範囲に調整するならば、上記のH 2 CO3 濃度を
空気中のCO2 の分圧とバランスさせてCO2 の吸収お
よび放出を実質的完全に防止することが出来る。本発明
は、斯かる知見に基づき完成されたものであり、4つの
要旨から成り、各発明の要旨は、次の通りである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
2 CO3 とMHCO3 とを含有する水溶液から成り
(Mはアルカリ金属を表す)、M2 CO3 の濃度をA
(mol/l)、MHCO 3 の濃度をB(mol/
l)、使用温度をT1 (℃)とした際、下記式(I)〜
(III) を同時に満足することを特徴とする感光性樹脂現
像液に存する。
【0010】
【数4】 0.0001≦A≦1 ・・・(I) (100−T1 )A0.6 /2≦75B≦(100−T1 )A0.6 ・・・ (II) 0≦T1 ≦60 ・・・ (III)
【0011】本発明の第2の要旨は、M2 CO3 とMH
CO3 とを含有する水溶液から成り(Mはアルカリ金属
を表す)、M2 CO3 の濃度をA(mol/l)、MH
CO 3 の濃度をB(mol/l)、使用温度をT
1 (℃)とした際、下記式(IV)〜(VI)を同時に満足
することを特徴とする感光性樹脂現像液に存する。
【数5】 0.01<A≦1 ・・・(IV) (100−T1)A0.6/2≦75B≦16(100−T1)A1.2・・・(V) 0≦T1≦60 ・・・(VI) 本発明の第3の要旨は、(NH4 2 CO3 とNH4
CO3 とNH4 OHとを含有する水溶液から成り、(N
4 2 CO3 の濃度をC(mol/l)、NH4 HC
3 の濃度をD(mol/l)、NH4 OHの濃度をE
(mol/l)、使用温度をT2 (℃)とした際、下記
式(VII)〜(X)を同時に満足することを特徴とする感
光性樹脂現像液に存する。
【0012】
【数6】 0.001≦C≦10 ・・・(VII) 0≦D≦1/[1000(T2 +25)C2 ] ・・・ (VIII) 0≦E≦2(T2 +25)C2 ・・・ (IX) 0≦T2 ≦60 ・・・ (X)
【0013】そして、本発明の第4の要旨は、黒色材料
が分散された光重合性組成物を透明基板上に塗布した
後、加熱乾燥、画像露光、現像および熱硬化の各処理を
行ってブラックマトリクスを形成し、次いで、赤、緑、
青の材料が各々分散された各光重合性組成物を使用し、
上記のブラックマトリクス形成面に、塗布、加熱乾燥、
画像露光、現像および熱硬化の各処理を行って各色の画
素画像を形成するカラーフィルターの製造方法におい
て、前記の何れかの感光性樹脂現像液を使用して上記の
各現像処理を行うことを特徴とするカラーフィルターの
製造方法に存する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、本発明の感光性樹脂現像液について説明する。第
1の要旨及び第2の要旨に係る感光性樹脂現像液は、M
2 CO3 とMHCO3 とを含有する水溶液から成る(M
はアルカリ金属を表す)。アルカリ金属Mとしては、特
に制限されないが、Li、Na、K等が好ましい。そし
て、M 2 CO3 の濃度A(mol/l)、MHCO3
濃度B(mol/l)、使用温度T1 (℃)は、前記式
(I)〜(III) 又は前記式(IV)〜(VI)を同時に満足する
必要がある。中でも式(I)において、0.0001≦A
≦0.01であることが好ましい。斯かる条件を満足し
ない場合は、感光性樹脂現像液の空気中の炭酸ガスの吸
収および感光性樹脂現像液からの炭酸ガスの放出による
劣化を十分に抑えることが出来ない。斯かる本発明の感
光性樹脂現像液は、上記の濃度条件を満足する様に、各
成分の固体を同一水中に溶解するか、または、M2 CO
3 水溶液とMHCO3 水溶液とを混合して混合液として
容易に調製することが出来る。
【0015】第3の要旨に係る感光性樹脂現像液は、
(NH4 2 CO3 とNH4 HCO3とNH4 OHとを
含有する水溶液から成る。そして、(NH4 2 CO3
の濃度C(mol/l)、NH4 HCO3 の濃度D(m
ol/l)、NH4 OHの濃度E(mol/l)、使用
温度T2 (℃)は、前記式(VII)〜(X)を同時に満足
する必要がある。斯かる条件を満足しない場合は、感光
性樹脂現像液の空気中の炭酸ガスの吸収および感光性樹
脂現像液からの炭酸ガスの放出による劣化を十分に抑え
ることが出来ない。斯かる本発明の感光性樹脂現像液
は、上記の濃度条件を満足する様に、各成分の固体を同
一水中に溶解するか、または、(NH4 2CO3 水溶
液とNH4 HCO3 水溶液とNH4 OH水溶液とを混合
して混合溶液として容易に調製することが出来る。前記
式(VII)において、(NH4 2 CO3 の濃度Cの上
限は、好ましくは5であり、更に好ましくは1である。
(NH 4 2 CO3 の濃度Cが余りに高過ぎる場合は、
現像速度が早過ぎて制御が困難となる。
【0016】なお、本発明の上記いずれの要旨において
も感光性樹脂現像液の各成分を含有する水溶液は、各成
分が水中に溶解した状態で存在すればよく、解離しない
状態で存在することを必須としない。
【0017】本発明の感光性樹脂現像液は、後記の実施
例に示す様に、そのpH値の変動範囲が±約0.01の
範囲に抑えられて経時的劣化が著しく小さい特徴を有
し、エレクトロニクス分野の部品加工や印刷産業におけ
る製版材料の他、感光性樹脂組成物を使用した各種のレ
リーフ画像の形成の際に使用されるが、高精度の画素パ
ターン化が要求される後述のカラーフィルターの製造に
特に好適に使用される。
【0018】次に、本発明に係るカラーフィルターの製
造方法について説明する。本発明の製造方法において
は、黒色材料が分散された光重合性組成物を透明基板上
に塗布した後、加熱乾燥、画像露光、現像および熱硬化
の各処理を行ってブラックマトリクスを形成し、次い
で、赤、緑、青の材料が各々分散された各光重合性組成
物を使用し、上記のブラックマトリクス形成面に、塗
布、加熱乾燥、画像露光、現像および熱硬化の各処理を
行って各色の画素画像を形成する。そして、前記の感光
性樹脂現像液を使用して上記の各現像処理を行う。
【0019】本発明において、カラーフィルターの透明
基板としては、プラスチックシート、ガラス板などが使
用され、プラスチックシートの材料としては、ポリエチ
レンテレフタレート等のポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等のポリオレフィン等が挙げられる。
【0020】透明基板には、接着性などの表面物性の改
良のため、必要に応じ、コロナ放電処理、オゾン処理、
シランカップリング剤やウレタンポリマー等の各種ポリ
マーの薄膜形成処理などを行うことが出来る。透明基板
の厚さは、通常0.05〜10mm、好ましくは0.1
〜7mmの範囲とされる。また、各種ポリマーの薄膜形
成処理を行う場合、その膜厚は、通常0.01〜10μ
m、好ましくは0.05〜5μmの範囲とされる。
【0021】本発明において、黒色材料としては、通
常、カーボンブラック、他の色材料としては、通常、赤
色、緑色、青色の染顔料が使用されるが、この他、必要
に応じ、金属粉、白色顔料、蛍光顔料なども使用するこ
とが出来る。
【0022】カーボンブラック及び染顔料の具体例とし
ては、三菱カーボンブラックM1000、三菱カーボン
ブラックMA−100、三菱カーボンブラック#40、
ビクトリアピュアブルー(42595)、オーラミンO
(41000)、カチロンブリリアントフラビン(ベー
シック13)、ローダミン6GCP(45160)、ロ
ーダミンB(45170)、サクラニンOK 70:1
00(50240)、エリオグラウシンX(4208
0)、NO.120/リオノールイエロー(2109
0)、リオノールイエローGRO(21090)、シム
ラファーストイエローGRO(21090)、シムラフ
ァーストイエロー8GF(21105)、ベンジジンイ
エロー4J−564D(21095)、シムラーファー
ストレッド4015(12355)、リオノールレッド
7B4401(15850)、ファーストゲンブルーJ
GR−L(74160)、リオノールブルーSM(26
150)、リオノールブルーES(ピグメントブルー1
5:6、ピグメントブルー1536)、リオノーゲンレ
ッドGD(ピグメントレッド168、ピグメントレッド
108)、リオノールグリーン2YS(ピグメントグリ
ーン36)等が挙げられる(上記の( )内の数字はカ
ラーインデックス(C.I.)を意味する)。
【0023】光重合性組成物中に分散される色材料の量
は、全固形分に対し、通常10〜70重量%、好ましく
は20〜60重量%の範囲とされ、本発明における光重
合性組成物は、斯かる高い色材料含有率の状態におい
て、透明基板との接着性が高く、高画質な色材画素画像
を与える機能が要求される。
【0024】本発明において、光重合性組成物は、上記
色材料の他、光を吸収してラジカルを発生する光重合開
始系と、当該ラジカルにより重合が誘起される付加重合
性のエチレン性不飽和二重結合を少なくとも1個有する
化合物(以下「エチレン性化合物」と称す)を含有し、
また、相溶性、皮膜形成性、現像性、接着性などの光重
合性層の改善のため、結合剤としての有機高分子物質を
含有する。
【0025】上記の光重合開始系としては次の様な化合
物が挙げられる。すなわち、黒の光重合性層は、光重合
性層上よりパターンマスクを介して画像露光されるた
め、黒の光重合性組成物に使用される光重合開始系とし
ては、紫外から可視に感度を有する化合物を適宜に使用
し、画像露光に際しては、それに相当する露光光源を使
用する。
【0026】また、赤、緑、青の各光重合性層において
も、各色のパターンマスクを介した露光やその他の方法
により、前記ブラックマトリクスパターン間に、赤、
緑、青の画素画像パターンを形成させるため、ブラック
マトリクスパターンの場合と同様、光重合開始系として
は、紫外から可視に感度を有する化合物、好ましくは4
50nm以下、より好ましくは400nm以下の波長に
分光感度を有する化合物を使用する。
【0027】上記の波長の紫外光を吸収してラジカルを
発生する光重合開始系としては、例えば「ファインケミ
カル」(1991年、3月1日号、vol.20、N
o.4)の第16〜26頁に記載のジアルキルアセトフ
ェノン系、ベンゾイン、チオキサントン誘導体などの
他、特開昭58−403023号公報、特公昭45−3
7377号公報に記載のヘキサアリールビイミダゾール
系、S−トリハロメチルトリアジン系、特開平4−22
1958号、特開平4−219756号公報に記載のチ
タノセンとキサンテン色素、アミノ基またはウレタン基
を有する付加重合可能なエチレン性飽和二重結合含有化
合物を組合せた系などが挙げられる。
【0028】エチレン系化合物としては、単量体または
側鎖もしくは主鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する
重合体の何れでもよい。具体的には、脂肪族ポリヒドロ
キシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル(例えば、
エチレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート等のエチレン性化合物)又はアクリル酸エ
ステル若しくはメタクリル酸エステルの単量体などが好
適に使用される。
【0029】光重合性組成物の結合剤として使用される
有機高分子物質としては、メチル(メタ)アクリル酸、
ベンジル(メタ)アクリル酸などの(メタ)アクリル酸
のアルキルエステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル等
から成る重合体が挙げられるが、塗膜の強度、耐久性、
基板接着性の観点から、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ベンジル(メタ)アクリレート等のフェニル基を有
する共重合モノマーが含有された共重合体または当該共
重合体に1〜50モル%のエポキシ(メタ)アクリレー
トが付加された反応物が好適に使用される。
【0030】上記の各成分の配合量は次の通りである。
すなわち、色材料以外の光重合性組成物の固形分全量に
対し、光重合性開始系は、通常0.1〜40重量%、好
ましくは0.2〜30重量%、エチレン性化合物は、通
常20〜90重量%、好ましくは30〜80重量%、有
機高分子物質は、通常10〜80重量%、好ましくは2
0〜60重量%とされる。また、本発明においては、光
重合性組成物中に上記と同様の基準で0.1〜10重量
%のシランカップリング剤を配合してもよい。
【0031】上記の光重合性組成物は、適当な溶剤によ
って調液された塗布液として使用される。溶剤として
は、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、トルエ
ン、メタノール、ブタノール、テトラハイドロフラン等
が挙げられる。
【0032】なお、カラーフィルターの製造に当り、光
重合性層の露光の際、酸素による光重合性層の感度低下
を防止するため、光重合性層の上にポリビニルアルコー
ル層などの酸素遮断層を塗布する場合がある。
【0033】酸素遮断層を設けない場合は、光重合性組
成物の成分として、前記の芳香族水素基を有するモノマ
ーを共重合成分として通常5〜50モル%(好ましくは
10〜30モル%)の割合で含有する有機高分子物質を
使用したり、光重合性組成物中に、特開平4−2180
48号公報、特開平5−19453号公報などに記載の
ジアゾ化合物を1〜20重量%(好ましくは2〜10重
量%)含有させるのが好ましい。これにより、酸素によ
る感度低下を抑えることが出来、酸素遮断層を不要とす
ることが出来る。
【0034】先ず、本発明の製造方法においては、黒色
材料が分散された光重合性組成物(塗布液)を透明基板
上に塗布した後、加熱乾燥、画像露光、現像および熱硬
化の各処理を行う。そして、本発明の好ましい実施態様
においては、加熱乾燥処理に先立ち予備乾燥を行って塗
布膜中の溶剤の大部分を除去する。
【0035】塗布装置としては、スピナー、ワイヤーバ
ー、フローコーター、ダイコーター、ロールコーター、
スプレー等が使用される。予備乾燥の条件は、溶剤の種
類によって適宜選択されるが、通常40〜80℃で15
秒から5分間、好ましくは50〜70℃の温度で30秒
から3分間とされる。
【0036】加熱乾燥の条件は、予備乾燥温度より高く
且つ50〜160℃の温度で15秒から10分間とする
のが好ましく、70〜130℃の温度で15秒〜30秒
から5分間とするのが特に好ましい。なお、乾燥後の光
重合性層(乾燥塗膜)の厚さは、通常0.5〜3μm、
好ましくは1〜2μmの範囲とされる。
【0037】画像露光は、黒色の光重合性層上にネガの
マトリクスパターンを導き、当該マスクパターンを介
し、紫外または可視の光源を照射して行う。この際、必
要に応じ、酸素による光重合性層の感度の低下を防ぐた
め、光重合性層上にポリビニルアルコール層などの酸素
遮断層を形成した後に露光を行ってもよい。
【0038】現像は、前述の感光性樹脂現像液を使用
し、浸漬現像、スプレー現像、ブラシ現像、超音波現像
などの方法により行われる。これにより、透明基板上に
ブラックマトリクスパターンが形成される。現像液に
は、必要に応じ、画質向上、現像時間の短縮などの目的
により、界面活性剤、水溶性有機溶剤、水酸基またはカ
ルボン酸基を有する低分子化合物などを含有させること
が出来る。
【0039】界面活性剤としては、ナフタレンスルホン
酸ナトリウム基、ベンゼンスルホン酸ナトリウム基を有
するアニオン界面活性剤、ポリアルキレンオキシ基を有
するノニオン界面活性剤、テトラアルキルアンモニウム
基を有するカチオン界面活性剤などが挙げられる。水溶
性有機溶剤としては、エタノール、プロピオンアルコー
ル、ブタノール、メチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。
水酸基またはカルボキシ基を有する低分子化合物として
は、1−ナフトール、2−ナフトール、ピロガロール、
安息香酸、コハク酸、グルタル酸などが挙げられる。
【0040】現像条件としての温度は、通常20〜40
℃の範囲から選択される。熱硬化処理の条件は、通常1
00〜280℃で5〜60分間とされる。これにより、
ブラックマトリクス画像の形成を終了する。
【0041】次に、本発明の製造方法においては、赤、
緑、青の材料が各々分散された各光重合性組成物を使用
し、上記のブラックマトリクス形成面に、塗布、加熱乾
燥、画像露光、現像および熱硬化の各処理を行って各色
の画素画像を形成する。すなわち、透明基板のブラック
マトリクス形成面に、赤、緑、青の中の1色を含有する
光重合性組成物を全面に塗布した後、ブラックマトリク
ス形成の場合と同様に、予備乾燥後、加熱乾燥処理する
ことにより、光重合性層を形成させる。その後、画素画
像パターンマスクを介して露光処理を行い、アルカリ現
像および熱硬化処理を行い、ブラックマトリクス画像の
間に1色目の画素画像を形成させる。以下、同様に操作
することにより、ブラックマトリクス画像間に2色目お
よび3色目の画素画像を順次に形成する。
【0042】上記の様に、透明基板上に黒、赤、緑、青
から成るカラーフィルター画像を形成させて作製された
カラーフィルターは、このままの状態で画像上にITO
(透明電極)を形成してカラーディスプレーの部品の一
部として使用されるが、表面平滑性や耐久性を高めるた
め、必要に応じ、画像上にポリアミド、ポリイミド等の
トップコート層を設けることも出来る。
【0043】なお、上記の画像露光に使用される光源と
しては、キセノンランプ、ハロゲンランプ、タングステ
ンランプ、高圧水銀灯、メタルハライドランプ、中圧水
銀灯、低圧水銀灯などのランプ光源、アルゴンイオンレ
ーザー、YAGレーザー、エキシマレーザー、窒素レー
ザー等のレーザー光源が挙げられる。これらの光源に
は、必要とされる照射光の波長領域に応じ、光学フィル
ターを適宜使用することも出来る。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。なお、以下の実施例およ
び比較例においては、表1に示す次の(1)〜(4)の
各成分と表2に示す色材料を使用した。そして、各色材
料を含有する各光重合性塗布液は、次の表3に記載の配
合量を採用し、全量に対して3.6重量倍のジルコニア
ビーズ(直径0.5mm)を収容したペイントシェーカ
ーを使用して7時間分散処理を行って調製した。
【0045】
【表1】
【0046】
【化1】
【0047】
【化2】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】実施例1〜4及び比較例1〜3 縦370mm、横470mm、厚さ0.7mmのガラス
基板(旭硝子製「AN635」)に乾燥膜厚が0.7μ
mになる様に黒の光重合性塗布液をスピンコーターで塗
布した。その後、60℃で1分間乾燥した後、110℃
で2分間加熱乾燥した。その後、光重合性層上に、乾燥
膜厚が1.5μmになる様にポリビニルアルコール水溶
液を塗布した後に乾燥して酸素遮断層を形成した。
【0051】次いで、幅30μm、縦330μm、横1
10μmのピッチで繰り返すブラックマトリクス用ネガ
フォトマスクを使用し、2kW高圧水銀灯により、30
0mJ/cm2 の露光量で露光処理を行った。その後、
現像処理として、表4中、実施例1〜4及び比較例1〜
3として示す各現像液を使用し、同表に示す各温度で現
像を行った。そして、3kg/cm2 の水圧で30秒間
スプレー水洗処理を行ってブラックマトリクスを形成し
た。その後、200℃、7分間の熱硬化処理を行った。
なお、現像処理には、150リットルの現像液を収容し
且つ現像液をフィルタリングしながら何度も使用する循
環タイプの現像機を使用し、空気中のCO2 が吸収され
易くするため、流量5リットル/分のシャワー現像を採
用した。
【0052】次いで、赤、緑、青の各色材を含有する各
光重合性塗布液を順次に使用し、上記と同様に、塗布、
予備乾燥、加熱乾燥、露光、現像、水洗、熱硬化の各処
理を行い、各色のパターンを形成し、カラーフィルター
を得た。ただし、露光量は各色共に500mJ/cm2
とした。そして、上記の各諸例において、表5及び表6
に示す様に1〜100枚まで現像処理を繰り返し、1枚
目、10枚目、50枚目、100枚目の各現像後の現像
液のpHを測定した。得られた結果を表5及び表6に示
す。表中の現像時間は、目的とする現像(線幅25μ
m)を行うため、その都度に要した時間であり、比較例
1及び比較例2は、それぞれ、特開平5−88377号
公報の実施例1及び実施例2に記載の現像液に相当す
る。
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】
【表6】
【0056】実施例7〜10及び比較例5〜6 実施例1において、表7に示す各現像液を使用し、同表
に示す各温度で現像を行った以外は、実施例1と同様に
してカラーフィルターを製造した。そして、上記の各諸
例において、表8に示す様に現像処理を繰り返し、現像
液のpHの経時変化を測定した。得られた結果を表8に
示す。
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】上記の各実施例の結果から明らかな様に、
本発明の感光性樹脂現像液は、pH値の変動範囲が±約
0.01の範囲に抑えられている。これに対し、比較例
1、2及び4の感光性樹脂現像液は、空気中のCO2
吸収量が多いため、また、比較例3及び5の感光性樹脂
現像液は、当該吸収液からのCO2 の放出量が多いた
め、pH値の変動範囲が本発明の感光性樹脂現像液に比
して大きい。
【0060】なお、上記の各例の感光性樹脂現像液にお
いて、同一の線幅を得るために設定された初期の現像時
間を一定として行った現像枚数100枚目の現像結果の
線幅は次の表9及び表10に示す通りであった。
【0061】
【表9】
【0062】
【表10】 (注1):パタン化不可
【0063】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、そのpH
値の変動範囲が特にカラーフィルターの製造において望
ましいとされる±約0.01の範囲に抑えられた感光性
樹脂現像液および当該感光性樹脂現像液を利用したカラ
ーフィルターの製造方法が提供され、本発明の本発明の
工業的価値は大きい。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M2 CO3 とMHCO3 とを含有する水
    溶液から成り(Mはアルカリ金属を表す)、M2 CO3
    の濃度をA(mol/l)、MHCO3 の濃度をB(m
    ol/l)、使用温度をT1 (℃)とした際、下記式
    (I)〜(III)を同時に満足することを特徴とする感
    光性樹脂現像液。 【数1】 0.0001≦A≦1 ・・・(I) (100−T1 )A0.6 /2≦75B≦(100−T1 )A0.6・・・(II) 0≦T1 ≦60 ・・・(III)
  2. 【請求項2】該Aの値が0.0001≦A≦0.01で
    あることを特徴とする請求項1記載の感光性樹脂現像
    液。
  3. 【請求項3】 M2 CO3 とMHCO3 とを含有する水
    溶液から成り(Mはアルカリ金属を表す)、M2 CO3
    の濃度をA(mol/l)、MHCO3 の濃度をB(m
    ol/l)、使用温度をT1 (℃)とした際、下記式
    (IV)〜(VI)を同時に満足することを特徴とする感光
    性樹脂現像液。 【数2】 0.01<A≦1 ・・・(IV) (100−T1)A0.6/2≦75B≦16(100−T1)A1.2・・・(V) 0≦T1≦60 ・・・(VI)
  4. 【請求項4】 (NH4 2 CO3 とNH4 HCO3
    NH4 OHとを含有する水溶液から成り、(NH4 2
    CO3 の濃度をC(mol/l)、NH4 HCO3 の濃
    度をD(mol/l)、NH4 OHの濃度をE(mol
    /l)、使用温度をT2 (℃)とした際、下記式(VI
    I)〜(X)を同時に満足することを特徴とする感光性
    樹脂現像液。 【数3】 0.001≦C≦10 ・・・(VII) 0≦D≦1/[1000(T2 +25)C2 ] ・・・ (VIII) 0≦E≦2(T2 +25)C2 ・・・ (IX) 0≦T2 ≦60 ・・・ (X)
  5. 【請求項5】 黒色材料が分散された光重合性組成物を
    透明基板上に塗布した後、加熱乾燥、画像露光、現像お
    よび熱硬化の各処理を行ってブラックマトリクスを形成
    し、次いで、赤、緑、青の材料が各々分散された各光重
    合性組成物を使用し、上記のブラックマトリクス形成面
    に、塗布、加熱乾燥、画像露光、現像および熱硬化の各
    処理を行って各色の画素画像を形成するカラーフィルタ
    ーの製造方法において、請求項1乃至4の何れかに記載
    の感光性樹脂現像液を使用して上記の各現像処理を行う
    ことを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7150960B2 (en) 2005-01-27 2006-12-19 Everlight Usa, Inc. Developer composition

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