JPH1021389A - テンプレートマッチング方法およびその装置 - Google Patents

テンプレートマッチング方法およびその装置

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JPH1021389A
JPH1021389A JP17396296A JP17396296A JPH1021389A JP H1021389 A JPH1021389 A JP H1021389A JP 17396296 A JP17396296 A JP 17396296A JP 17396296 A JP17396296 A JP 17396296A JP H1021389 A JPH1021389 A JP H1021389A
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JP17396296A
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Inventor
Daisuke Fujino
大助 藤野
Takashi Kamiya
貴志 神谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピラミッド構造データをもつテンプレートマ
ッチングにおいて高速、高信頼性の位置検出を行うこ
と。 【解決手段】 ピラミッド構造を持つ画像データに対し
て、画像縮小率の最も高い最上層において縮小された撮
影画像の全ての点の縮小テンプレートに対する相関値を
算出して相関値の分布を求め、相関値が極大となる点の
うち所定の閾値以上の相関値を持つ点全てを候補点とし
て抽出し、その後、最上層よりも縮小率の低い階層にお
いて、上位の層で抽出された各候補点に対して各候補点
を中心とする近傍点における相関値を算出してその最大
値を与える点のうち所定の閾値以上の相関値を持つ点全
てを候補点として抽出する処理を1回あるいは複数回繰
り返す。この処理が画像の縮小を行わない最下層に達し
ているならば、抽出された複数の候補点のうち相関値が
最大である点を真のマッチング位置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した画像に対
してあらかじめ登録しておいた対象物体の基準画像(テ
ンプレート)との相関をとり、基準画像の位置を検出す
るテンプレートマッチング方法およびその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、工場における組立工程や検査
工程などにおいては、対象物体を含む領域をカメラで撮
影し、この撮影画像に対して位置検出などの画像処理が
行なわれている。この画像処理には、撮影された画像の
中から特定の画像(以下、テンプレート画像と呼ぶ)が
どの位置に含まれているのかを探索する方法として、撮
影画像全体に対してテンプレート画像を1画素づつずら
しながらテンプレート画像と撮影画像との対応領域の相
関値を計算してマッチングを行なう画像探索方法(テン
プレートマッチングと呼ぶ)が知られている。
【0003】相関値の計算方法としては、濃淡画像によ
る正規化相関係数が、照明などの環境変動にも強く、広
く用いられている。正規化相関係数によるテンプレート
マッチングにおいては、図17の92に示すサイズI×
Jのテンプレート画像をGとし、入力画像90から91
で示す任意の対応領域Fxyを切り出してきたとき、Fxy
とGの対応する画素濃度をそれぞれfij、gijとすると
両者の一致度を表す相関係数Mxyは次式(1)で与えら
れる。
【0004】
【数1】
【0005】ここで入力画像からすべての位置x,yに
対してFxyを切り出してきて上式(1)の相関係数Mxy
を算出して高い相関値を示す位置を検出位置として同定
する。以後、正規化相関係数を算出するオペレータとし
て上式(1)を使用するものとする。なお、本明細書お
よび図面においては、正規化相関係数を算出する演算子
として、“*”を用いるものとする。
【0006】このような処理方法から、テンプレートマ
ッチングでは膨大な計算量が必要となり、多大な処理時
間を要する。そこで計算量を減らし、処理を高速化する
方法として、ピラミッド構造データを用いたテンプレー
トマッチングがある。この方法は、検査対象となる画像
とテンプレート画像を縮小し、縮小された画像間におい
てでテンプレートマッチングを実行することによりおお
まかなマッチング位置を求める。その後、順に縮小率を
下げながら、前の処理で求めたマッチング位置によりそ
の近傍に限定された領域内で詳細なテンプレートマッチ
ングを行なうものである。
【0007】上記のピラミッド構造データを用いたテン
プレートマッチングについて説明する。図18は一例と
して特開平3−110685号公報に開示されているピ
ラミッド構造の画像データを用いたテンプレートマッチ
ング処理の原理を示す図である。
【0008】まず、検査をしたい原画像と対応するテン
プレート画像があり、原画像をピラミッド構造データの
最上層となる画像まで縮小すると共に、テンプレート画
像も同一の縮小比率で縮小する。その後、この縮小テン
プレート画像によって最上層の縮小画像とマッチングを
行ない最も高い相関を示す位置を検出の候補点とする。
ついで、一段下層においては、最上段で特定された検出
位置の近傍の範囲内でマッチングを行ない、さらに一段
下層における詳細なマッチングを行なう範囲の特定を行
なう。
【0009】この操作を繰り返し、最終的に原画像にお
いて、マッチング位置を検出する。すなわち、縮小倍率
の高い最上層においては、マッチングをとる画像の画素
数が減少しており、またマッチングをとる範囲も狭くな
っているので高速に相関係数の計算が可能となる。そし
て、縮小倍率の低い下層においてはマッチングをとる範
囲を限定しているので相関係数を求める回数が少なくな
る。その結果として、全体として上記式(1)を縮小の
ない画像に対して直接計算するよりも高速に位置の検出
が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ピラミッド構造データを用いたテンプレートマッチング
方法では、相関係数の計算量減少のため画像の縮小率を
高くすると、マッチングの精度が低下し、誤ったマッチ
ング位置を検出したり、真のマッチング位置が検出でき
なくなる問題点があった。そこで、上層階での位置検出
精度を高めるために縮小率を下げると、ピラミッド構造
をとる計算量減少の効果が減殺されてしまうという問題
点があった。
【0011】ここで、縮小倍率が高くなると検出位置精
度が低くなる原因について説明する。例えば、図19に
示すように、検出したいテンプレート画像(アルファベ
ット“B”)と処理対象の入力画像(アルファベット
“B”と数字“8”)があるとする。ピラミッド構造を
用いたテンプレートマッチングでは、テンプレート画
像,原画像を同じ比率で縮小し、縮小テンプレート画像
によって縮小した画像に対してテンプレートマッチング
を行なうものであるが、このとき、画像を縮小すること
により、図示の如く画像の解像度が低下する。
【0012】ここで、図19の検査画像のアルファベッ
ト“B”と数字“8”のように形状的な特徴が比較的似
ている場合、縮小による解像度の低下により形状の差異
がほとんど無くなってしまうことがある。このようなと
きにマッチングを実行すると、検出したいアルファベッ
ト“B”ではなく数字“8”の方が相関値が高くなり検
出されてしまうという問題が生じるものである。
【0013】また、例えば図20で示すように、テンプ
レート画像および検査画像において画像を縮小する場合
に、同一の画像(図20ではアルファベット“B”)で
あっても縮小の単位となるメッシュの位置が異なる(図
20のメッシュ位置(A)とメッシュ位置(B))と、
画像の縮小結果が異なってしまい(本図では縮小後の1
画素を縮小前のメッシュの大きさで表している)、上述
の問題に加えてさらにマッチングの相関値が期待値より
も低く位置が検出できなくなるという問題を生じる。さ
らに、このような現象は、検出すべき画像がテンプレー
トに登録した姿勢に対して傾き誤差を持っているときに
はさらに顕著なものとなる。
【0014】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、ピラミッド構造データを用いたテンプレートマ
ッチングにおいて、画像の縮小率を大きくすることによ
り高速な処理を実現すると共に、真のマッチング位置を
検出できる的確な候補点を抽出することによって、マッ
チングの精度を低下させることのない信頼性の高いテン
プレートマッチング方法およびその装置を得ることを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテンプレー
トマッチング方法は、ピラミッド構造データを用いたテ
ンプレートマッチング方法において、画像縮小率の最も
高い最上層において縮小された撮影画像の全ての点の縮
小テンプレートに対する相関値を算出し、前記相関値を
算出した各点において周囲4近傍の点または周囲8近傍
の点より相関値が大きい点のうち所定の閾値以上の相関
値を持つ点全てを候補点として抽出する第1の工程と、
最上層よりも縮小率の低い階層において、上位の層で抽
出された各候補点に対して、各候補点を中心として周囲
数点における相関値を算出し、その最大値を与える点の
うち所定の閾値以上の相関値を持つ点全てを候補点とし
て抽出する処理を1回あるいは複数回繰り返す第2の工
程と、前記第2の工程の処理が画像の縮小を行わない最
下層に達しているならば、抽出された複数の候補点のう
ち相関値が最大である点を真のマッチング位置とする第
3の工程と、を含むものである。
【0016】この発明によるテンプレートマッチング方
法にあっては、画像縮小率の最も高い最上層において、
縮小された撮影画像の全ての点の縮小テンプレートに対
する相関値を算出して相関値の分布を求め、相関値が極
大となる点のうち所定の閾値以上の相関値を持つ点全て
を候補点として抽出するようにしたため、検出するべき
画像位置を漏らすことなく候補点として検出することが
できる。
【0017】また、上位の層で得られた各候補点に対し
て下位の層では、各候補点を中心とする近傍点における
相関値を算出してその最大値を与える点のうち所定の閾
値以上の相関値を持つ点全てを候補点として抽出するよ
うにしたため、各階層において候補点の位置精度を高め
ながら、上位の層にて本来類似度は低いが解像度が低い
ために候補点として検出されていた点を候補から落とす
ことによって候補点を絞り込んでいき相関値計算の高速
化を実現できる。
【0018】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法は、前記各階層における所定の閾値の設定に当たっ
ては、前記階層の画像縮小率が1/nの場合には、テン
プレート画像の基準位置から縦方向にそれぞれ−(n/
2)+1,・・・−1,0,1,2,・・・,n/2画
素、横方向にそれぞれ−(n/2)+1,・・・−1,
0,1,2,・・・,n/2画素ずらした位置を縮小開
始位置としてn×n画素を1画素に縮小することにより
n×n個の縮小テンプレートを生成し、縮小開始位置が
基準位置からずれのない縮小テンプレート画像を基準テ
ンプレート画像とするとともに、前記基準テンプレート
画像とその他のn×n−1個の縮小開始位置が基準位置
からずれのある縮小テンプレート画像との間で相関係数
を求め、前記n×n−1個の相関係数の最小値に1より
小なる係数を乗じた値を閾値としたものである。
【0019】この発明によるテンプレートマッチング方
法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層に
おける縮小されたテンプレートに対して、縮小の単位と
なるメッシュの位置を種々に変えた縮小画像との相関値
を求め、この相関値の最小値を基準に設定したため、入
力画像の検出するべき画像とテンプレート画像が縮小時
の位相のズレによって相違する画像となった場合にも、
各階層においてこの閾値で候補点を絞り込むことによっ
て、検出するべき画像位置を漏らすことなく、しかも過
大に候補点を検出しないことが可能となり、結果として
検出精度が高く高速なテンプレートマッチングが実現す
る。
【0020】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法は、前記各階層における所定の閾値の設定に当たっ
ては、前記階層の画像縮小率がnの場合には、テンプレ
ート画像の基準位置を縮小開始位置としてn×n画素を
1画素に縮小することにより生成した縮小テンプレート
とテンプレート画像の基準位置から縦方向にn/2画
素、横方向にn/2画素ずらした位置を縮小開始位置と
してn×n画素を1画素に縮小することにより生成した
テンプレート画像との間で相関係数を求め、前記相関係
数に1より小なる係数を乗じた値を閾値としたものであ
る。
【0021】この発明に係るテンプレートマッチング方
法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層に
おける縮小されたテンプレートに対して、縮小の単位と
なるメッシュの位置を最も位相が異なるように配置した
縮小画像との相関値を基準に設定したため、上記効果に
加えて閾値設定を高速に行うことができる。
【0022】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法は、前記パターンマッチングで検出対象画像がテン
プレートに対して±θの回転誤差を有するとき、前記各
階層における所定の閾値の設定に当たっては、前記階層
の画像縮小率がnの場合には、テンプレート画像および
テンプレート画像を±θ回転させた3枚の画像に対し
て、基準位置から縦方向にそれぞれ−(n/2)+1,
・・・−1,0,1,2,・・・,n/2画素、横方向
にそれぞれ−(n/2)+1,・・・−1,0,1,
2,・・・,n/2画素ずらした位置を縮小開始位置と
してn×n画素を1画素に縮小することにより3×n×
n個の縮小テンプレートを生成し、回転が無く縮小開始
位置が基準位置からずれのない縮小テンプレート画像を
基準テンプレート画像とするとともに、前記基準テンプ
レート画像とその他の3×n×n−1個の縮小開始位置
が基準位置からずれのある縮小テンプレート画像との間
で相関係数を求め、前記3×n×n−1個の相関係数の
最小値に1より小なる係数を乗じた値を閾値としたもの
である。
【0023】この発明に係るテンプレートマッチング方
法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層に
おける縮小されたテンプレートに対して、原テンプレー
トとこれを許容回転誤差で回転した画像に縮小の単位と
なるメッシュの位置を種々に変えた縮小画像との相関値
を求め、この相関値の最小値を基準に設定したため、入
力画像の検出するべき画像が回転誤差を含みかつ縮小時
の位相のズレによって縮小テンプレートと相違する画像
となった場合にも、各階層においてこの閾値で候補点を
絞り込むことによって、検出するべき画像位置を漏らす
ことなく、しかも過大に候補点を検出しないことが可能
となり、結果として検出精度が高く高速なテンプレート
マッチングを実現できる。
【0024】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法は、前記パターンマッチングで検出対象画像がテン
プレートに対して±θの回転誤差を有するとき、前記各
階層における所定の閾値の設定に当たっては、前記階層
の画像縮小率がnの場合には、基準位置を縮小開始位置
としてn×n画素を1画素に縮小することにより生成し
た縮小テンプレートと,テンプレート画像を±θ回転さ
せた2枚の画像に対して基準位置から縦方向にn/2画
素、横方向にn/2画素ずらした位置を縮小開始位置と
してn×n画素を1画素に縮小することによりテンプレ
ート画像との間で相関係数を求め、前記相関係数の最小
値に1より小なる係数を乗じた値を閾値としたものであ
る。
【0025】この発明に係るテンプレートマッチング方
法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層に
おける縮小されたテンプレートに対して、原テンプレー
トとこれを許容回転誤差で回転した画像に縮小の単位と
なるメッシュの位置が縮小テンプレート生成時からから
最も位相が異なるように配置した縮小画像との相関値を
基準に設定したため、上記効果に加えて閾値設定を高速
に行うことができる。
【0026】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法は、前記各階層において閾値を設定する際に、設定
した閾値が所定の値以上であればピラミッド構造データ
の階層を1階層上げて前記階層の閾値を設定する処理を
繰り返し、設定した閾値が所定の値未満であれば前記階
層より1層下げた階層をピラミッド構造データの最上位
階層とするものである。
【0027】この発明によるテンプレートマッチング方
法にあっては、上記閾値設定にあたり、縮小テンプレー
トとは異なる縮小単位のメッシュ位置で縮小して縮小テ
ンプレートとは最も相関が低くなるような場合の相関値
が、所定の基準値よりも高くなるようにピラミッド構造
の階層数を設定するようにしたため、テンプレートが検
出可能な限りで階層数を最大に自動設定できるようにな
り、結果として検出精度が高く高速なテンプレートマッ
チングを実現することができる。
【0028】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
装置は、2次元の濃淡画像データを取り込む画像入力手
段と、前記画像入力手段により取り込まれた濃淡画像デ
ータを格納する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に格
納された画像データの中から、デンプレートとして登録
する領域を切り出し、前記切り出した領域を縮小して縮
小デンプレートデータを生成するテンプレート生成手段
と、前記テンプレート生成手段により切り出されたテン
プレートデータと、生成された縮小テンプレートデータ
を格納するテンプレート記憶手段と、前記画像記憶手段
の中に格納されている入力画像から、その縮小画像を生
成する縮小画像生成手段と、前記画像記憶手段の中に格
納されている入力画像およびその縮小画像と、前記テン
プレート記憶手段の中に格納されているテンプレートデ
ータおよびその縮小テンプレートデータとを縮小の階層
毎に相関係数を計算しながら入力画像からテンプレート
に類似したパターンを持つ箇所を同定するパターンマッ
チング手段と、前記パターンマッチング手段により同定
された箇所を検出位置として出力する検出位置出力手段
と、を具備するものである。
【0029】この発明によるテンプレートマッチング装
置にあっては、画像縮小率の最も高い最上層において、
縮小された撮影画像の全ての点の縮小テンプレートに対
する相関値を算出して相関値の分布を求め、相関値が極
大となる点のうち所定の閾値以上の相関値を持つ点全て
を候補点として抽出するため、検出するべき画像位置を
漏らすことなく候補点として検出することができる。
【0030】また、上位の層で得られた各候補点に対し
て下位の層では、各候補点を中心とする近傍点における
相関値を算出してその最大値を与える点のうち所定の閾
値以上の相関値を持つ点全てを候補点として抽出するよ
うにしたため、各階層において候補点の位置精度を高め
ながら、上位の層にて本来類似度は低いが解像度が低い
ために候補点として検出されていた点を候補から落とす
ことによって候補点を絞り込んでくことにより相関値計
算の演算回数を減らして高速化が可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して本発
明に係るテンプレートマッチング方法およびその装置の
実施の形態について詳細に説明する。
【0032】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
係るテンプレートマッチング方法を実現するハードウェ
ア構成を示している。図において、1は画像入力部であ
り、CCDカメラ等で取り込んだ2次元の濃淡画像デー
タを画像メモリ2に入力する。
【0033】また、3はテンプレート生成部であり、画
像メモリ2に取り込んだ画像データの中から、テンプレ
ートとして登録する領域を切り出し、さらに切り出した
領域を縮小して縮小テンプレートデータを生成する。4
はテンプレートメモリであり、切り出されたテンプレー
トデータおよび生成された縮小テンプレートデータが格
納される。5は縮小画像生成部であり、画像メモリ2中
の入力画像からその縮小画像を生成する。
【0034】さらに、6はパターンマッチング部であ
り、画像メモリ2に格納された入力画像およびその縮小
画像とテンプレートメモリ4に格納されたテンプレート
データおよびその縮小テンプレートデータとを縮小の階
層毎に相関係数を計算しながら入力画像からテンプレー
トに類似したパターンを持つ箇所を同定する。7は検出
位置出力部であり、パターンマッチング部6によって同
定された箇所を検出位置としてCRT上に位置表示した
り接続された他の機器に座標出力したりする。
【0035】つぎに動作について説明する。テンプレー
ト登録時、画像入力部1によって画像メモリ2に取り込
まれた画像データは2次元の濃淡データであり、例え
ば、図2の画像データ10に示すような幅512画素、
高さ512画素、画素値8ビットの256階調のデータ
である。
【0036】図3は、テンプレート生成部3の処理動作
を示すフローチャートである。以下、このフローチャー
トに沿ってその処理内容を説明する。
【0037】まず、ステップS101において階層番号
i=1、縮小倍率Ki=1(等倍率)に初期化し、ステ
ップS102においてオペレータは入力画像のうち基準
画像(テンプレート)として所望する領域を指定してテ
ンプレート画像を切り出す。切り出したテンプレート画
像をT1としてテンプレートメモリ4に登録する。テン
プレート画像T1は、例えば、図2において11に示す
ような入力画像10の部分領域である。以後、11に示
した幅I画素、高さJ画素の領域を用いて説明する。
【0038】ステップS103において、階層番号をi
=i+1に更新する。また、階層番号iにおける縮小倍
率Kiを一つ前の階層の1/2としてKi=Ki-1 ×
(1/2)とする。ここで最初はi=2、K2=1/2
となる。
【0039】ステップS104において、11のテンプ
レート画像T1を縮小倍率Kiで縮小することによって
縮小テンプレート画像T2を生成する。ここで、縮小倍
率Kiは例えば1/2(i=2)、1/4(i=3)、
1/8(i=4)、・・・といったKi=1/2i-1
倍率である。最初にK2=1/2の場合には、図4
(a)に示すようにテンプレート画像T1を画像の左上
を起点として縦2画素、横2画素の4画素毎にメッシュ
状に分割し、各メッシュの4画素の濃度値の平均値を新
しい1画素の濃度値とすることにより1/2縮小テンプ
レート画像T2を生成し(図4(b))、第2層におけ
る縮小テンプレート画像T2としてテンプレートメモリ
4に登録する。
【0040】つぎにステップS105において、T1か
らT2を作成したときとは位相(縮小開始位置)をずら
した縮小画像を作成し、T2との相関係数を求める。位
相をずらせて縮小画像を作成するのは以下のように行
う。縮小倍率Kiのときn=1/Kiとすると、n×n
画素を1画素に縮小することになる。
【0041】まず、テンプレート画像T1の周囲画像の
平均濃度を求め、これをT1の右辺および下辺にn/2
画素幅、T1の上辺および左辺に(n/2)−1画素幅
分加えた画像を準備する。いま、i=1の場合にはn=
1/K1=2であるからn/2=1、(n/2)−1=
0であるので、図5(a)に示すテンプレート画像T1
の周囲画像(斜線部に示した画素幅1の領域周辺部)の
平均濃度を、図5(b)に示すようにT1の右辺および
下辺に1画素幅分加えた幅I+1、高さJ+1の画像を
準備する。
【0042】そして、図5(c)に示すP1,P2,P
3の3点を起点とするI×Jの領域について1/2縮小
画像を作成する。例えば、P3を起点とした場合は、図
5(c)で斜線で示した領域について1/2縮小画像を
作成する。ここで、P0を起点とした1/2縮小画像は
テンプレートT2と同一となることは明らかである。つ
ぎに、P1〜P3を起点とした縮小画像をT2j(j=
1,2,3)としてT2とT2jの相関係数をそれぞれ算
出し、その最小値M2min を求める。すなわち、 M2min=min{T2*T2j} (j=1,2,3) である。
【0043】つぎにステップS106において、求めら
れたM2min にあらかじめ設定された1より小なる係数
α2を乗じて、後述するパターンマッチング時の探索点
検出用の閾値M2thを求める。すなわち、 M2th=α2・M2min である。
【0044】つぎにステップS107では縮小の階層が
あらかじめ設定した階層C(最上層)に達したか否かを
チェックする。例えばC=4(最上層は1/8縮小画
像)とした場合には、現在i=2(1/2縮小階層)で
あるのでi≠CでありステップS103にループバック
する。
【0045】ステップS103では階層番号iと縮小倍
率Kiを上位階層に更新し、ステップS104では縮小
倍率Kiの縮小テンプレート画像Tiを生成しテンプレ
ートメモリ4に登録する。縮小テンプレート画像Tiは
T1からT2を生成した場合と同様の操作により、1/
2縮小テンプレート画像T2を縦横1/2に縮小して1
/4縮小テンプレート画像T3を生成する(図4
(c))。さらに同様にして1/4縮小テンプレート画
像T3を縦横1/2に縮小して1/8縮小テンプレート
画像T4を生成する(図4(d))。このように生成し
た縮小画像T2,T3,T4,・・・はテンプレート画
像T1を画像の左上を縮小の起点としてそれぞれ1/
2,1/4,1/8,・・・に縮小したものになってい
【0046】ステップS105における処理をi=4の
場合について説明すると、Ki=1/8であり、まず8
×8画素を1画素に縮小する処理を、T1からT4を生
成したときとは位相をずらせて行う。このため、テンプ
レート画像T1の周囲画像の平均濃度を、図6(a)に
示すようにT1の右辺および下辺に4画素、T1の左辺
および上辺に3画素幅分加えた幅I+7,高さJ+7の
画像を準備する。そして、図6(b)に黒丸で示した位
置を起点とするI×Jの領域について1/8縮小画像を
作成する。
【0047】黒丸で示した位置はP0(白丸)で示した
T4を生成した際の起点から縦横それぞれに−3,−
2,−1,0,1,2,3,4画素ずらした位置に当た
る。1/8縮小画像の作成は、例えば、Pjを起点とし
た場合には図中斜線で示したI×Jの領域について、P
jを起点として縦8画素、横8画素の64画素毎にメッ
シュ状に分割し、各メッシュの64画素の濃度値の平均
値を新しい1画素の濃度値とすることによる。
【0048】一般的には、i番目の階層においては縮小
テンプレート画像Tiはテンプレート画像T1を縮小倍
率Kiで縮小したものであり、n=1/Kiとすると位
相をずらした縮小画像は、テンプレート画像T1の周囲
画像の平均濃度をT1の右辺および下辺にn/2画素
幅、T1の上辺および左辺に(n/2)−1画素幅分加
えた画像に対して、Tiを作成した起点から縦横それぞ
れに −( n/2) +1,・・・,−1,0,1,2,
・・・,( n/2) 画素ずらした位置を起点としてI×
Jの領域を1/nに縮小したものである。
【0049】また、画像縮小の準備としてテンプレート
画像T1の周囲画像の平均濃度をT1の周辺に拡張する
のは、テンプレートに切り出された有意な形状の背景部
を拡張することを意味している。
【0050】このように作成した縮小画像はn×n−1
個(起点のズレが縦横ともに0の場合はTiと同一とな
るため1減ずる。)あるため、これをTij(j=1,
2,・・・,n×n−1)とおき、各Tijに対してT
iとの相関係数を計算しその最小値Miminをもとめ
る。すなわち、 Mimin =min{Ti*Tij } (j=1,2,・
・・,n×n−1) である。
【0051】つぎにステップS106において、各階層
について上記のように求められたMimin にあらかじめ
設定された1より小なる係数αiを乗じて、後述するパ
ターンマッチング時の探索点検出用の閾値Mithを求め
る。すなわち、 Mith=αi・Mimin である。
【0052】以上ステップS103〜106の処理を所
定の階層C(最上層)に達するまで行い、最上層に達し
たら(i=C)、ステップS107にてテンプレート設
定の処理を終了する。
【0053】ここで、以上のように求められた各階層の
閾値Mith=αi・Mimin の意味について説明する。
ピラミッド型のテンプレートマッチングでは上位の階層
においてその階層における倍率で縮小された入力画像の
各位置に、同じ倍率で縮小されたテンプレート画像が重
ね合わされ各位置における両者のパターンの一致度が相
関係数によって評価される。
【0054】その後、相関係数が高い値を示す位置がマ
ッチング位置として検出され、検出された位置に対して
下位の階層によるパターンマッチングによってその位置
精度を高めていく。
【0055】しかし、従来例の説明で述べたように、テ
ンプレートと全く同じ画像が入力画像中にあったとして
も、その位置によっては画像を縮小した際に入力画像の
縮小とテンプレート画像の縮小で縮小すべき画素のまと
まりの位相がずれて、縮小テンプレートと縮小入力画像
の相当する位置の画像が一致しない場合がある。そし
て、テンプレートとして登録した画像の性質にもよる
が、縮小倍率の大きい高階層におけるほどこの相違の度
合いが大きくなり、その結果、マッチングの相関係数も
低い値を示す確率が高くなる。
【0056】これに対して、ステップS105の処理に
よって求められたMimin は、縮小テンプレート画像と
それに対して画像縮小の際のあらゆる位相のズレを考慮
して縮小した画像の相関係数の最小値を求めたものなの
で、テンプレート画像と同一の画像が入力画像中にあれ
ば、階層iにおける縮小テンプレートと縮小入力画像の
相関係数はいかなる場合でもMimin 以上の値を示す。
【0057】係数αiは画像入力時の画素レベル未満の
位相ズレやノイズの影響、マッチングをとる対象画像の
微少な変動を吸収するための安全係数であり、例えば、
αi=0.8などの1より小なる値である。この値はマ
ッチング対象とする画像の性質により適宜設定する。
【0058】以上のように決められた閾値Mith=αi
・Mimin の性質により、入力した画像が登録したテン
プレートと類似の画像を含む場合は、階層iにおけるマ
ッチングでは相当する位置にMith以上の相関係数を有
すると考えられる。なお、テンプレート生成部3でこの
ように閾値を設定する過程には相応の計算コストを要す
るが、このテンプレート生成処理はオフライン処理であ
り、高速処理が要求されるのは入力画像からテンプレー
ト画像を検出するマッチングの過程であるので、特に問
題はない。
【0059】図1に示したブロック図に戻り、マッチン
グ時の処理について説明する。マッチング時、画像入力
部1によって取り込まれた入力画像データは画像メモリ
2に記録される。入力画像データの内容はテンプレート
登録時と同じく2次元の濃淡データであり、例えば、図
7の20に示すような幅512画素、高さ512画素、
画素値8ビットの256階調のデータである。ここで
は、ピラミッド構造データの階層が4の場合を例にとっ
て以降の処理を説明する。
【0060】縮小画像生成部5はテンプレート生成部3
のステップS104の説明と同じ手順で、縮小テンプレ
ート画像を入力した画像20を階層1のデータとして、
これを1/2に縮小して階層2の1/2縮小画像21を
生成し、同様に1/2縮小画像21を1/2に縮小して
階層3の1/4縮小画像22を生成し、さらに1/4縮
小画像22を1/2に縮小して階層4(最上層)の1/
8縮小画像23を生成し(図7参照)、これら階層1〜
4における各縮小画像データは画像メモリ2に記録す
る。
【0061】つぎに、パターンマッチング部6は、最上
位層(本例では第4層)において図8のフローチャート
に示す処理を実行する。ステップS201において、画
像メモリ2に生成された1/8縮小画像の全領域に対し
てテンプレートメモリ4の縮小テンプレート画像T4を
重ね合わせて各点における相関係数を算出する。このよ
うに算出された相関係数は一般に図9に示すようにマッ
チングの度合いの高い位置を頂点とする山型の分布を示
す。
【0062】つぎに、ステップS202において、求め
られた相関係数の分布に対して極大値(各山型の分布の
頂点)を全て検出する。極大値の検出は簡易的に、ある
点の相関係数に着目してその値が当該点の4近傍点ある
いは8近傍点の相関係数よりも大きければ極大値である
と判定して検出する。
【0063】このように検出された全ての極大値に対し
て、ステップS203ではテンプレート生成部3におい
て求めた第4層における閾値M4thを適用して、M4th
よりも大なる極大値を有する点を抽出して最上階層にお
ける検出点とする。ここで、前述の閾値の性質により、
入力画像中にテンプレート画像と類似の画像があれば、
縮小画像生成時の位相の如何によらず、ここにおける検
出点はその画像の粗位置を含み相関の低すぎる極大点を
不必要には含まないように候補点が絞り込まれる。
【0064】つぎにパターンマッチング部6は、最上位
階層より下層に対してステップS204以降に示す処理
を行う。まず、ステップS204で1つ下の階層に移行
し、ステップS205において前述の最上位階層(第4
層)において検出された候補点を読み出して、ステップ
S206において検出点近傍における相関係数を求め相
関値が最大となる点を当該階層(第3層)における検出
座標とする。すなわち、上層の画像は当該階層の画像デ
ータを1/2に縮小したものであるから、上層(第4
層)において検出した位置の座標値は当該階層(第3
層)の画素ピッチの半分の解像度しかないため位置精度
を当該階層の精度に高める必要がある。
【0065】したがって、上層における検出座標値を2
倍してその位置の近傍点における相関係数を求める。こ
こでは、当該位置に対して縦横±2画素の25点につい
て縮小テンプレート画像T3を重ね合わせて各点の相関
係数を求める。そして、この25点の相関係数のうち最
大値を与える座標を当該階層における候補点とする。
【0066】例えば、図10において、第i層(図10
(a))において検出された候補点P1=(x1,y
1)に対して、1つ下位の第i−1層(図10(b))
の対応点P’1=(2x1,2y1)をとり、この点に
対して近傍縦横±2画素の黒丸で示した25点における
相関係数を求める。そしてP2が最大の相関係数を持っ
た場合はP2を第i−1層における候補点とする。
【0067】このように検出された全ての候補点に対し
て、ステップS207ではテンプレート生成部3におい
て求めた第3層における閾値M3thを適用して、相関係
数がM3th以下の候補点を破棄してM3thよりも大なる
相関係数を有する点のみを当該階層における候補点とす
る。
【0068】ここで、前述の閾値の性質により、入力画
像中にテンプレート画像と類似の画像があれば、縮小画
像生成時の位相の如何によらず、ここにおける検出点は
その画像の位置を適切に含み、上位層において縮小のた
めにテンプレート画像と類似していた他の画像を破棄し
て候補点が絞り込まれる。
【0069】ステップS208では最下位階層(縮小無
しの階層)に達したかをチェックし、最下位階層でなけ
ればステップS204に戻って1つ下の階層に移行し、
ステップS205以降の処理が同様に繰り返される。階
層iにおいては候補点を絞り込む閾値はテンプレート生
成部3において求めた閾値Mithを適用する。
【0070】最下位層に達したならばパターンマッチン
グ部6の処理を終了する。そして、検出位置出力部7は
最終的に残った候補点のうち所定の閾値以上の相関係数
を有する点の位置を検出位置としてCRT上に位置表示
したり、接続された他の機器に対して座標出力したりす
る。
【0071】(実施の形態2)つぎに、本発明による実
施の形態2について説明する。実施の形態2のテンプレ
ートマッチング方法を実現するハードウェア構成は実施
の形態1の図1に示したものと同様であり、テンプレー
ト生成部3の処理内容の一部が異なる。他の処理内容は
実施の形態1と同一であるため、以下相違点のみについ
て説明する。
【0072】図11が、実施の形態2に係るテンプレー
ト生成部3の処理内容を示すフローチャートである。図
中の処理ブロック番号で実施の形態1に係るテンプレー
ト生成部3の処理内容を示したフローチャート(図3参
照)と同一処理内容のものについては同一番号を付して
ある。相違するのはステップS105bの処理のみであ
るので、以下、本処理について説明する。
【0073】ステップS105bではステップS104
にてT1からTiを作成したときとは位相(縮小開始位
置)をずらした縮小画像Ti’を作成し、Tiとの相関
係数を求める。i番目の階層における縮小テンプレート
画像Tiはテンプレート画像T1を画像の左上を起点に
縮小倍率Kiで縮小したものであり、n=1/Kiとす
ると位相をずらした縮小画像Ti’は、テンプレート画
像T1の周囲画像の平均濃度をT1の右辺および下辺に
n/2画素幅分加えた画像に対して、Tiを作成した起
点から縦横それぞれに(n/2) 画素ずらした位置を起
点としてI×Jの領域を1/nに縮小したものである。
そして、縮小テンプレートTiと位相をずらした縮小画
像Ti’の相関係数を算出してMimin を求める。すな
わち、 Mimin =Ti×Ti’ である。
【0074】ステップS105bにおける処理をi=4
の場合について説明すると、Ki=1/8であり、まず
8×8画素を1画素に縮小する処理を、T1からT4を
生成したときとは位相をずらせて行う。このため、テン
プレート画像T1の周囲画像の平均濃度を、図12に示
すようにT1の右辺および下辺に4画素幅分(図12網
点部)加えた幅I+4,高さJ+4の画像を準備する。
そして、図にP1で示した位置を起点とするI×Jの領
域について1/8縮小画像を作成する。
【0075】ここで、P1はP0で示したT4を生成し
た際の起点(T1の左上の点)から縦横それぞれに4画
素ずらした位置に該当する。1/8縮小画像の作成は、
例えば、Pjを起点とした場合には図中のI×Jの領域
について、Pjを起点として縦8画素、横8画素の64
画素毎にメッシュ状に分割し、各メッシュの64画素の
濃度値の平均値を新しい1画素の濃度値とすることによ
る。
【0076】図中実線で示したTi生成用のメッシュと
点線で示したTi’生成用のメッシュは縦横ともに位相
がメッシュの一辺の半分だけずれており、他の位置にT
i’生成用のメッシュを配置する場合に比べてTiとT
i’の相関値が低くなることが期待される。したがって
種々の位置にメッシュを配置した場合の相関の最小値と
してMimin =Ti*Tij を推定値として用いる。
【0077】つぎにステップS106においては、各階
層について上記のように求められたMimin にあらかじ
め設定された1より小なる係数αiを乗じて、パターン
マッチング時の探索点検出用の閾値Mithを求める。す
なわち、 Mith=αi・Mimin である。
【0078】以上のように各階層における探索点検出用
の閾値Mithを求めパターンマッチング時には実施の形
態1と同様に、この閾値を用いて各階層におけるテンプ
レート位置検出の候補点を絞り込んでいき、最終的なテ
ンプレート位置を検出するものである。
【0079】(実施の形態3)つぎに、本発明による実
施の形態3について説明する。本実施の形態3はテンプ
レートとして登録した画像が、入力画像中である傾き許
容値以内で傾きを持っている場合に対応するものであ
る。実施の形態3のテンプレートマッチング方法を実現
するハードウェア構成は実施の形態1の図1に示したも
のと同様であり、テンプレート生成部3の処理内容の一
部のみが異なる。他の処理内容は実施の形態1と同一で
あるため、以下相違点のみについて説明する。
【0080】図13は実施の形態3に係るテンプレート
生成部3の処理内容を示すフローチャートである。図中
の処理ブロック番号で実施の形態1に係るテンプレート
生成部3の処理内容を示したフローチャート(図3参
照)と同一処理内容のものについては同一番号を付して
ある。相違するのはステップS105cの処理のみであ
るので、以下、本処理について説明する。
【0081】ステップS105cではステップS104
にてT1からTiを作成したときとは位相(縮小開始位
置)をずらした縮小画像Tijを作成し、Tiとの相関
係数を求める。i番目の階層においては縮小テンプレー
ト画像Tiはテンプレート画像T1を縮小倍率Kiで縮
小したものであり、n=1/Kiとすると位相をずらし
た縮小画像は、テンプレート画像T1の周囲画像の平均
濃度をT1の右辺および下辺にn/2画素幅、T1の上
辺および左辺に(n/2)−1画素幅分加えた画像に対
して、Tiを作成した起点から縦横それぞれに −( n
/2) +1,・・・,−1,0,1,2,・・・,( n
/2) 画素ずらした位置を起点としてI×Jの領域を1
/nに縮小したものである。
【0082】このように作成した縮小画像はn×n−1
個(起点のズレが縦横ともに0の場合はTiと同一とな
るため1減ずる)であるため、これをTij(j=1,
2,・・・,n×n−1)とおき、各Tijに対してT
iとの相関係数を計算しその最小値Mimin をもとめ
る。すなわち、 Mimin =min{Ti*Ti’} (j=1,2,・
・・,n×n−1) である。
【0083】つぎに、図14に示すように、テンプレー
ト画像T1(図中30)を画像中心P0を回転中心とし
て許容回転誤差+θだけ回転し(31)、回転前のT1
と同一位置にある画像を切り出してTi+θとする。この
画像Ti+θに対して位相(縮小開始位置)を変えて縮小
した縮小画像Ti+θ,jを生成する。
【0084】この位相をずらした縮小画像Ti+θ,jは、
テンプレート画像T1の周囲画像の平均濃度をT1の右
辺および下辺にn/2画素幅、T1の上辺および左辺に
(n/2)−1画素幅分加えた画像32に対して(ただ
し、このように補完する部分は図中網点で示すように回
転した画像31の存在しない部分である)、Tiを作成
した起点P1から縦横それぞれに −(n/2) +1,
・・・,−1,0,1,2,・・・,(n/2) 画素ず
らした位置を起点としてI×Jの領域を1/nに縮小し
たものである。
【0085】このように作成した縮小画像はn×n個
(起点のズレが0の場合も含む)あるため、これをTi+
θ,j(j=1,2,・・・,n×n)とおき、各Ti+
θ,jに対してTiとの相関係数を計算しその最小値Mi+
θmin をもとめる。すなわち、 Mi+ θmin =min{Ti*Ti+θ,j} ( j=1,
2,・・・,n×n) である。
【0086】つぎに、テンプレート画像T1を画像中心
P0を回転中心として前述とは反対方向に許容回転誤差
θだけ回転し、回転前のT1と同一位置にある画像を切
り出してTi-θとする。この画像Ti-θに対してTi+θ
に対したのと同様に、位相(縮小開始位置)を変えて縮
小した縮小画像Ti-θ,j(j=1,2,・・・,n×
n)を生成する。そして、各Ti-θ,jに対してTiとの
相関係数を計算し、その最小値Mi-θmin をもとめる。
すなわち、 Mi-θmin =min{Ti*Ti-θ,j} ( j=1,
2,・・・,n×n) である。
【0087】ステップS105cでは最後に、上記のよ
うに求めたMimin ,Mi+θmin ,Mi-θmin の最小値
を求めてMimin とする。すなわち、 Mimin =min{Mimin ,Mi+θmin ,Mi-
θmin } である。
【0088】つぎにステップS106においては、各階
層について上記のように求められたMimin にあらかじ
め設定された1より小なる係数αiを乗じて、パターン
マッチング時の探索点検出用の閾値Mithを求める。す
なわち、 Mith=αi・Mimin である。
【0089】以上のように各階層における探索点検出用
の閾値Mithを求めパターンマッチング時には実施の形
態1と同様に、この閾値を用いて各階層におけるテンプ
レート位置検出の候補点を絞り込んでいき、最終的なテ
ンプレート位置を検出するものである。
【0090】(実施の形態4)つぎに、本発明による実
施の形態4について説明する。本実施の形態4はテンプ
レートとして登録した画像が、入力画像中である傾き許
容値以内で傾きを持っている場合に対応するものであ
る。実施の形態4のテンプレートマッチング方法を実現
するハードウェア構成は実施の形態1の図1に示したも
のと同様であり、テンプレート生成部3の処理内容の一
部が異なる。他の処理内容は実施の形態1と同一である
ため、以下、相違点のみについて説明する。
【0091】図15は実施の形態4に係るテンプレート
生成部3の処理内容を示すフローチャートである。図中
の処理ブロック番号で実施の形態1に係るテンプレート
生成部3の処理内容を示したフローチャート(図3参
照)と同一処理内容のものについては同一番号を付して
ある。相違するのはステップS105dの処理のみであ
るので、以下、本処理について説明する。
【0092】ステップS105dではまず、テンプレー
ト画像T1を画像中心P0を回転中心として許容回転誤
差+θだけ回転し、回転前のT1と同一位置にある画像
を切り出してTi+θとする。この画像Ti+θに対して位
相(縮小開始位置)を変えて縮小した縮小画像Ti+θ’
を生成する。この位相をずらした縮小画像Ti+θ’は、
テンプレート画像T1の周囲画像の平均濃度をT1の右
辺および下辺にn/2画素幅分加えた画像に対して、T
iを作成した起点から縦横それぞれに(n/2) 画素ず
らした位置を起点としてI×Jの領域を1/nに縮小し
たものである。このように作成した縮小画像Ti+θ’に
対してTiとの相関係数Mi+ θmin をもとめる。すな
わち、 Mi+ θmin =Ti*Ti+θ’ である。
【0093】つぎに、テンプレート画像T1を画像中心
P0を回転中心として前述とは反対方向に許容回転誤差
θだけ回転し、回転前のT1と同一位置にある画像を切
り出してTi-θとする。この画像Ti-θに対してTi+θ
に対したのと同様に、位相(縮小開始位置)を変えて縮
小した縮小画像Ti-θ’を生成する。そして、Ti-θ’
に対してTiとの相関係数Mi-θmin をもとめる。すな
わち、 Mi-θmin =Ti*Ti-θ’ である。
【0094】ステップS105cでは最後に、上記のよ
うに求めたMi+θmin ,Mi-θminの最小値を求めてM
min とする。すなわち、 Mimin =min{Mi+θmin ,Mi-θmin } である。
【0095】つぎにステップS106においては、各階
層について上記のように求められたMimin にあらかじ
め設定された1より小なる係数αiを乗じて、パターン
マッチング時の探索点検出用の閾値Mithを求める。す
なわち、 Mith=αi・Mimin である。
【0096】以上のように各階層における探索点検出用
の閾値Mithを求めパターンマッチング時には実施の形
態1と同様に、この閾値を用いて各階層におけるテンプ
レート位置検出の候補点を絞り込んでいき、最終的なテ
ンプレート位置を検出するものである。
【0097】(実施の形態5)つぎに、本発明による実
施の形態5について説明する。実施の形態5のテンプレ
ートマッチング方法を実現するハードウェア構成は実施
の形態1の図1に示したものと同様であり、テンプレー
ト生成部3の処理内容の一部が異なる。他の処理内容は
実施の形態1と同一であるため、以下、相違点のみにつ
いて説明する。
【0098】実施の形態1ではピラミッド画像データの
階層数があらかじめ決められた値であったが、本実施の
形態は階層数については不定であり、等倍のテンプレー
ト画像を階層をあげるにしたがって縮小していく過程で
解像度が低くなっていくが、テンプレートデータとして
有意な性質を保持する縮小倍率を自動的に判定し階層数
(最小縮小倍率)を自動設定するようにしたものであ
る。
【0099】図16に実施の形態5に係るテンプレート
生成部3の処理のフローチャートを示す。図中の処理ス
テップS701〜S706は、実施の形態1に係るテン
プレート生成部3の処理のフローチャート(図3)に示
した処理ステップS101〜S106とそれぞれ同一の
処理を行う。相違するのはステップS707、S708
の処理のみであるので、本処理について説明する。
【0100】ステップS703〜S706で当該階層i
における縮小テンプレートTiと位相をずらせて縮小し
た縮小画像との相関係数の最小値Mimin を求め、これ
に係数αiを乗じた係数Mithを求める。ステップS7
07において、このMithがあらかじめ設定された閾値
thと比較される。
【0101】閾値Mthは2つの画像にある程度の類似が
みられると判断される相関係数であり、例えばMth
0.4などのように所定の値に設定されている。そし
て、Mi th≧Mthであれば、ステップS703に戻って
縮小の階層を1層上げ、Mith<Mthであればステップ
S708に移行する。
【0102】ここで、相関係数の最小値Mithを与える
縮小画像をTi’とすると、縮小倍率の低い低階層にお
いてはTiとTi’では位相のズレによる画像の相違は
それほど大きくないのでMith≧Mthとなり、階層をあ
げていく。そしてある階層で位相のズレによる画像の相
違が大きくるとMith<Mthとなる。これは、この階層
でテンプレートマッチングを行ったときに、入力画像中
にテンプレートと類似の画像があったとしても、この階
層でテンプレートマッチングを行ったときに大きく画像
がつぶれるなどして、縮小の位相によっては、類似がみ
られるとみなしうる相関係数(Mth)以上の値で検出さ
れないことを意味する。したがって、この場合はステッ
プS708で最上位階層番号CをC=i−1として、一
つ前の階層を縮小の限界に設定して処理を終了する。
【0103】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明に係る
テンプレートマッチング方法にあっては、画像縮小率の
最も高い最上層において、縮小された撮影画像の全ての
点の縮小テンプレートに対する相関値を算出して相関値
の分布を求め、相関値が極大となる点のうち所定の閾値
以上の相関値を持つ点全てを候補点として抽出するよう
にしたため、検出するべき画像位置を漏らすことなく候
補点として検出することができるという効果がある。
【0104】また、上位の層で得られた各候補点に対し
て下位の層では、各候補点を中心とする近傍点における
相関値を算出してその最大値を与える点のうち所定の閾
値以上の相関値を持つ点全てを候補点として抽出するよ
うにしたため、各階層において候補点の位置精度を高め
ながら、上位の層にて本来類似度は低いが解像度が低い
ために候補点として検出されていた点を候補から落とす
ことによって候補点を絞り込んでくことにより相関値計
算の演算回数を減らして高速化が可能となる効果があ
る。
【0105】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層
における縮小されたテンプレートに対して、縮小の単位
となるメッシュの位置を種々に変えた縮小画像との相関
値を求め、この相関値の最小値を基準に設定したため、
入力画像の検出するべき画像とテンプレート画像が縮小
時の位相のズレによって相違する画像となった場合に
も、各階層においてこの閾値で候補点を絞り込むことに
よって、検出するべき画像位置を漏らすことなく、しか
も過大に候補点を検出しないことが可能となり、結果と
して検出精度が高く高速なテンプレートマッチングが実
現できる効果がある。
【0106】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層
における縮小されたテンプレートに対して、縮小の単位
となるメッシュの位置を最も位相が異なるように配置し
た縮小画像との相関値を基準に設定したため、上記効果
に加えて閾値設定が高速に行える効果がある。
【0107】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層
における縮小されたテンプレートに対して、原テンプレ
ートとこれを許容回転誤差で回転した画像に縮小の単位
となるメッシュの位置を種々に変えた縮小画像との相関
値を求め、この相関値の最小値を基準に設定したため、
入力画像の検出するべき画像が回転誤差を含みかつ縮小
時の位相のズレによって縮小テンプレートと相違する画
像となった場合にも、各階層においてこの閾値で候補点
を絞り込むことによって、検出するべき画像位置を漏ら
すことなく、しかも過大に候補点を検出しないことが可
能となり、結果として検出精度が高く高速なテンプレー
トマッチングが実現できる効果がある。
【0108】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法にあっては、各階層における所定の閾値は、各階層
における縮小されたテンプレートに対して、原テンプレ
ートとこれを許容回転誤差で回転した画像に縮小の単位
となるメッシュの位置が縮小テンプレート生成時からか
ら最も位相が異なるように配置した縮小画像との相関値
を基準に設定したため、上記効果に加えて閾値設定が高
速に行える効果がある。
【0109】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
方法にあっては、上記閾値設定にあたり、縮小テンプレ
ートとは異なる縮小単位のメッシュ位置で縮小して縮小
テンプレートとは最も相関が低くなるような場合の相関
値が、所定の基準値よりも高くなるようにピラミッド構
造の階層数を設定するようにしたため、テンプレートが
検出可能な限りで階層数を最大に自動設定できるように
なり、結果として検出精度が高く高速なテンプレートマ
ッチングが実現できる効果がある。
【0110】つぎの発明に係るテンプレートマッチング
装置にあっては、画像縮小率の最も高い最上層におい
て、縮小された撮影画像の全ての点の縮小テンプレート
に対する相関値を算出して相関値の分布を求め、相関値
が極大となる点のうち所定の閾値以上の相関値を持つ点
全てを候補点として抽出するようにしたため、検出する
べき画像位置を漏らすことなく候補点として検出するこ
とができるという効果、および、上位の層で得られた各
候補点に対して下位の層では、各候補点を中心とする近
傍点における相関値を算出してその最大値を与える点の
うち所定の閾値以上の相関値を持つ点全てを候補点とし
て抽出するようにしたため、各階層において候補点の位
置精度を高めながら、上位の層にて本来類似度は低いが
解像度が低いために候補点として検出されていた点を候
補から落とすことによって候補点を絞り込んでくことに
より相関値計算の演算回数を減らして高速化が可能とな
る効果をハードウェアにより実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るテンプレートマッチング方法
の実現する装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 入力画像およびテンプレートの切り出しを示
す説明図である。
【図3】 この発明に係る実施の形態1におけるテンプ
レート生成部の処理動作を示すフローチャートである。
【図4】 縮小テンプレート生成課程を示す説明図であ
る。
【図5】 この発明に係る実施の形態1における第2層
の位相を変えた縮小画像の生成方法を示す説明図であ
る。
【図6】 この発明に係る実施の形態1における第4層
の位相を変えた縮小画像の生成方法を示す説明図であ
る。
【図7】 縮小画像生成部の処理内容を示す説明図であ
る。
【図8】 パターンマッチング部の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 最上位階層における相関係数の分布を示す説
明図である。
【図10】 最上位階層以外の階層における相関係数を
求める範囲を示す説明図である。
【図11】 この発明に係る実施の形態2におけるテン
プレート生成部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】 この発明に係る実施の形態2における位相
を変えた縮小画像生成方法を示す説明図である。
【図13】 この発明に係る実施の形態3におけるテン
プレート生成部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】 この発明に係る実施の形態3におけるテン
プレート画像を回転させて縮小する手順を示す説明図で
ある。
【図15】 この発明に係る実施の形態4におけるテン
プレート生成部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】 この発明に係る実施の形態5におけるテン
プレート生成部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図17】 一般的なテンプレートマッチング処理を示
す説明図である。
【図18】 従来におけるテンプレートマッチング方法
を示す説明図である。
【図19】 従来におけるテンプレートマッチング方法
で誤検出をする例を示す説明図である。
【図20】 従来におけるテンプレートマッチング方法
で縮小画像で相関が低くなる場合を示す説明図である。
【符号の説明】
1 画像入力部,2 画像メモリ,3 テンプレート生
成部,4 テンプレートメモリ,5 縮小画像生成部,
6 パターンマッチング部,7 検出位置出力部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このような処理方法から、テンプレートマ
ッチングでは膨大な計算量が必要となり、多大な処理時
間を要する。そこで計算量を減らし、処理を高速化する
方法として、ピラミッド構造データを用いたテンプレー
トマッチングがある。この方法は、検査対象となる画像
とテンプレート画像を縮小し、縮小された画像間におい
てテンプレートマッチングを実行することによりおおま
かなマッチング位置を求める。その後、順に縮小率を下
げながら、前の処理で求めたマッチング位置によりその
近傍に限定された領域内で詳細なテンプレートマッチン
グを行なうものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】例えば、図10において、第i層(図10
(a))において検出された候補点P1=(x1,y
1)に対して、1つ下位の第i−1層(図10(b))
の対応点P1’=(2x1,2y1)をとり、この点に
対して近傍縦横±2画素の黒丸で示した25点における
相関係数を求める。そしてP2が最大の相関係数を持っ
た場合はP2を第i−1層における候補点とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】ステップS105bではステップS104
にてT1からTiを作成したときとは位相(縮小開始位
置)をずらした縮小画像Ti’を作成し、Tiとの相関
係数を求める。i番目の階層における縮小テンプレート
画像Tiはテンプレート画像T1を画像の左上を起点に
縮小倍率Kiで縮小したものであり、n=1/Kiとす
ると位相をずらした縮小画像Ti’は、テンプレート画
像T1の周囲画像の平均濃度をT1の右辺および下辺に
n/2画素幅分加えた画像に対して、Tiを作成した起
点から縦横それぞれに(n/2) 画素ずらした位置を起
点としてI×Jの領域を1/nに縮小したものである。
そして、縮小テンプレートTiと位相をずらした縮小画
像Ti’の相関係数を算出してMimin を求める。すな
わち、 Mimin =TiTi’ である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】このように作成した縮小画像はn×n−1
個(起点のズレが縦横ともに0の場合はTiと同一とな
るため1減ずる)であるため、これをTij(j=1,
2,・・・,n×n−1)とおき、各Tijに対してT
iとの相関係数を計算しその最小値Mimin をもとめ
る。すなわち、 Mimin =min{Ti*Tij} (j=1,2,・
・・,n×n−1) である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】また、上位の層で得られた各候補点に対し
て下位の層では、各候補点を中心とする近傍点における
相関値を算出してその最大値を与える点のうち所定の閾
値以上の相関値を持つ点全てを候補点として抽出するよ
うにしたため、各階層において候補点の位置精度を高め
ながら、上位の層にて本来類似度は低いが解像度が低い
ために候補点として検出されていた点を候補から落とす
ことによって候補点を絞り込んでいくことにより相関値
計算の演算回数を減らして高速化が可能となる効果があ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラミッド構造データを用いたテンプレ
    ートマッチング方法において、 画像縮小率の最も高い最上層において縮小された撮影画
    像の全ての点の縮小テンプレートに対する相関値を算出
    し、前記相関値を算出した各点において周囲4近傍の点
    または周囲8近傍の点より相関値が大きい点のうち所定
    の閾値以上の相関値を持つ点全てを候補点として抽出す
    る第1の工程と、 最上層よりも縮小率の低い階層において、上位の層で抽
    出された各候補点に対して、各候補点を中心として周囲
    数点における相関値を算出し、その最大値を与える点の
    うち所定の閾値以上の相関値を持つ点全てを候補点とし
    て抽出する処理を1回あるいは複数回繰り返す第2の工
    程と、 前記第2の工程の処理が画像の縮小を行わない最下層に
    達しているならば、抽出された複数の候補点のうち相関
    値が最大である点を真のマッチング位置とする第3の工
    程と、 を含むことを特徴とするテンプレートマッチング方法。
  2. 【請求項2】 前記各階層における所定の閾値の設定に
    当たっては、前記階層の画像縮小率が1/nの場合に
    は、テンプレート画像の基準位置から縦方向にそれぞれ
    −(n/2)+1,・・・−1,0,1,2,・・・,
    n/2画素、横方向にそれぞれ−(n/2)+1,・・
    ・−1,0,1,2,・・・,n/2画素ずらした位置
    を縮小開始位置としてn×n画素を1画素に縮小するこ
    とによりn×n個の縮小テンプレートを生成し、縮小開
    始位置が基準位置からずれのない縮小テンプレート画像
    を基準テンプレート画像とするとともに、前記基準テン
    プレート画像とその他のn×n−1個の縮小開始位置が
    基準位置からずれのある縮小テンプレート画像との間で
    相関係数を求め、前記n×n−1個の相関係数の最小値
    に1より小なる係数を乗じた値を閾値としたことを特徴
    とする請求項1に記載のテンプレートマッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記各階層における所定の閾値の設定に
    当たっては、前記階層の画像縮小率がnの場合には、テ
    ンプレート画像の基準位置を縮小開始位置としてn×n
    画素を1画素に縮小することにより生成した縮小テンプ
    レートとテンプレート画像の基準位置から縦方向にn/
    2画素、横方向にn/2画素ずらした位置を縮小開始位
    置としてn×n画素を1画素に縮小することにより生成
    したテンプレート画像との間で相関係数を求め、前記相
    関係数に1より小なる係数を乗じた値を閾値としたこと
    を特徴とする請求項1に記載のテンプレートマッチング
    方法。
  4. 【請求項4】 前記パターンマッチングで検出対象画像
    がテンプレートに対して±θの回転誤差を有するとき、
    前記各階層における所定の閾値の設定に当たっては、前
    記階層の画像縮小率がnの場合には、テンプレート画像
    およびテンプレート画像を±θ回転させた3枚の画像に
    対して、基準位置から縦方向にそれぞれ−(n/2)+
    1,・・・−1,0,1,2,・・・,n/2画素、横
    方向にそれぞれ−(n/2)+1,・・・−1,0,
    1,2,・・・,n/2画素ずらした位置を縮小開始位
    置としてn×n画素を1画素に縮小することにより3×
    n×n個の縮小テンプレートを生成し、回転が無く縮小
    開始位置が基準位置からずれのない縮小テンプレート画
    像を基準テンプレート画像とするとともに、前記基準テ
    ンプレート画像とその他の3×n×n−1個の縮小開始
    位置が基準位置からずれのある縮小テンプレート画像と
    の間で相関係数を求め、前記3×n×n−1個の相関係
    数の最小値に1より小なる係数を乗じた値を閾値とした
    ことを特徴とする請求項1に記載のテンプレートマッチ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 前記パターンマッチングで検出対象画像
    がテンプレートに対して±θの回転誤差を有するとき、
    前記各階層における所定の閾値の設定に当たっては、前
    記階層の画像縮小率がnの場合には、基準位置を縮小開
    始位置としてn×n画素を1画素に縮小することにより
    生成した縮小テンプレートと,テンプレート画像を±θ
    回転させた2枚の画像に対して基準位置から縦方向にn
    /2画素、横方向にn/2画素ずらした位置を縮小開始
    位置としてn×n画素を1画素に縮小することによりテ
    ンプレート画像との間で相関係数を求め、前記相関係数
    の最小値に1より小なる係数を乗じた値を閾値としたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテンプレートマッチン
    グ方法。
  6. 【請求項6】 前記各階層において閾値を設定する際
    に、設定した閾値が所定の値以上であればピラミッド構
    造データの階層を1階層上げて前記階層の閾値を設定す
    る処理を繰り返し、設定した閾値が所定の値未満であれ
    ば前記階層より1層下げた階層をピラミッド構造データ
    の最上位階層とすることを特徴とする請求項2〜5のい
    ずれか一つに記載のテンプレートマッチング方法。
  7. 【請求項7】 2次元の濃淡画像データを取り込む画像
    入力手段と、 前記画像入力手段により取り込まれた濃淡画像データを
    格納する画像記憶手段と、 前記画像記憶手段に格納された画像データの中から、デ
    ンプレートとして登録する領域を切り出し、前記切り出
    した領域を縮小して縮小デンプレートデータを生成する
    テンプレート生成手段と、 前記テンプレート生成手段により切り出されたテンプレ
    ートデータと、生成された縮小テンプレートデータを格
    納するテンプレート記憶手段と、 前記画像記憶手段の中に格納されている入力画像から、
    その縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、 前記画像記憶手段の中に格納されている入力画像および
    その縮小画像と、前記テンプレート記憶手段の中に格納
    されているテンプレートデータおよびその縮小テンプレ
    ートデータとを縮小の階層毎に相関係数を計算しながら
    入力画像からテンプレートに類似したパターンを持つ箇
    所を同定するパターンマッチング手段と、 前記パターンマッチング手段により同定された箇所を検
    出位置として出力する検出位置出力手段と、 を具備することを特徴とするテンプレートマッチング装
    置。
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