JP2015118394A - 特徴抽出装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切に特徴を抽出することができる。【解決手段】部分集合生成部40により、入力された画像から検出された特徴的な局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される画像の重心座標と、局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を各々生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、特徴抽出装置、方法、及びプログラムに係り、特に、特徴抽出を行う特徴抽出装置、方法、及びプログラムに関する。
局所領域に基づく画像検索・認識に関して、着目対象以外の領域から派生する雑音特徴から悪影響を受ける問題に対応するために、画像の局所領域間の空間的な文脈情報を抽出し検索・認識に用いる、空間文脈抽出法がある。
空間文脈抽出法には、K近傍法を駆使し、画像空間における近傍となる局所領域のペアを抽出し、各ペアを構成した局所領域同士に対し、共起関係と幾何学的な関連性を表す文脈情報を抽出する方法がある(非特許文献1)。
また、Multi−Scale Delaunay Triangulation(MSDT)と呼ばれるグラフ構造法を駆使し、近傍となる局所領域の三つ組を抽出し、各三つ組を構成した局所領域同士に対し、共起関係を表す文脈情報を抽出する方法がある(非特許文献2)。
Zhen Liu, Houqiang Li, Wengang Zhou, and Qi Tian. Embedding spatial context information intoinverted le for large-scale image retrieval. In ACM Multimedia, pp. 199-208, 2012. Yannis Kalantidis, Lluis Garcia Pueyo, Michele Trevisiol, Roelof van Zwol, and Yannis S. Avrithis. Scalable triangulation-based logo recognition. In ICMR, p. 20, 2011.
非特許文献1の方法は、処理速度の遅いK近傍法に基づくため、特徴抽出の計算負荷が高いという問題がある。
非特許文献2の方法は、スケールの異なる局所領域同士が、空間文脈を表すのに役立つかどうかに関係なく、文脈抽出の対象から除外され、また、範囲分割に基づくため、局所領域同士がより多くの別の局所領域に遮断された場合、このような局所領域同士を近傍と弁別し抽出するのが困難であることから、限られた空間文脈しか抽出できず、特に大きな物体や模様の複雑な物体に対し、頑強性が低いという問題がある。
本発明では、上記問題点を解決するために成されたものであり、適切に特徴を抽出することができる特徴抽出装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る特徴抽出装置は、入力された画像から検出された特徴的な局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する部分集合生成部、を含んで構成されている。
第2の発明に係る特徴抽出方法は、部分集合生成部を含む特徴抽出装置における特徴抽出方法であって、前記部分集合生成部は、入力された画像から検出された特徴的な局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する。
第1及び第2の発明によれば、部分集合生成部により、入力された画像の重心座標と、局所領域の各々との間の距離の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を各々生成する。
このように、第1及び第2の発明によれば、入力された画像の重心座標と、局所領域の各々との間の距離の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を各々生成することにより、適切に特徴を抽出することができる。
第3の発明に係る特徴抽出装置は、入力された画像から特徴的な局所領域の各々を検出する局所領域検出部と、前記局所領域検出部において検出された局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する部分集合生成部と、前記部分集合生成部において生成された部分集合の各々について、前記部分集合において近傍に存在する前記局所領域のペアを表す近接グラフを構築する近接グラフ構築部と、前記部分集合生成部において生成された部分集合の各々について、前記近接グラフ構築部において構築された前記部分集合の前記近接グラフが表す前記局所領域のペアの各々に対し、前記ペアに含まれる局所領域の各々についての局所特徴と、前記ペアの幾何学的特徴とを計算し、前記ペアの前記局所特徴と前記幾何学的特徴との組み合わせを、画像特徴として出力する画像特徴計算部と、を含んで構成されている。
第3の発明によれば、局所領域検出部により、入力された画像から特徴的な局所領域の各々を検出し、部分集合生成部により、入力された画像の重心座標と、局所領域の各々との間の距離の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を各々生成し、近接グラフ構築部により、部分集合の各々について、部分集合において近傍に存在する局所領域のペアを表す近接グラフを構築し、画像特徴計算部により、部分集合の各々について構築された部分集合の近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、ペアに含まれる局所領域の各々についての局所特徴と、ペアの幾何学的特徴とを計算し、ペアの局所特徴と幾何学的特徴との組み合わせを画像特徴として出力する。
このように、第3の発明によれば、入力された画像から特徴的な局所領域の各々を検出し、入力された画像の重心座標と、局所領域の各々との間の距離の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を各々生成し、部分集合の各々について、部分集合において近傍に存在する局所領域のペアを表す近接グラフを構築し、部分集合の各々について構築された部分集合の近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、ペアに含まれる局所領域の各々についての局所特徴と、ペアの幾何学的特徴とを計算し、ペアの局所特徴と幾何学的特徴との組み合わせを画像特徴として出力することにより、適切に特徴を抽出することができる。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、上記の特徴抽出装置を構成する各部として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明の特徴抽出装置、方法、及びプログラムによれば、入力された画像の重心座標と、局所領域の各々との間の距離の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を各々生成することにより、適切に特徴を抽出することができる。
本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る部分集合生成部の機能的構成を示すブロック図である。 近接グラフの例を示す図である。 近接グラフ構築部により構築された近接グラフの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像特徴計算部の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置における特徴抽出処理ルーチンを示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置における部分集合の生成及び近接グラフの構築の処理ルーチンを示すフローチャート図である。 MSDTにより抽出した空間文脈特徴を使用した画像照合の結果の例を示す図である。 中心性鋭敏型ピラミッドにより抽出した空間文脈特徴を使用した画像照合の結果の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置の構成>
次に、本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置の構成について説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置100は、CPUと、RAMと、後述する特徴抽出処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この特徴抽出装置100は、機能的には図1に示すように入力部10と、演算部20と、出力部90とを備えている。
入力部10は、画像を受け付ける。
演算部20は、局所領域検出部30と、部分集合生成部40と、近接グラフ構築部60と、画像特徴計算部70とを含んで構成されている。
局所領域検出部30は、入力部10において受け付けた画像から当該画像の特徴的な局所領域(楕円領域)の各々を検出し、検出された局所領域の各々について、当該局所領域の中心座標と、領域形状を表す楕円係数とを検出する。具体的には、アフィン不変領域検出器を用いて、入力部10において受け付けた画像から特徴的な局所領域の各々を検出し、検出した局所領域の各々について、当該局所領域の中心座標と、領域形状を表す楕円係数とを検出する。アフィン不変領域検出器として、例えば、Hessian Affine Region Detectorや、Harris Affine Region Detector等を用いればよい。
部分集合生成部40は、局所領域検出部30において検出された局所領域の各々からなる集合を、局所領域の各々の中心性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を生成する。部分集合生成部40は、図2に示すように、画像重心計算部42と、局所領域中心性計算部44と、局所領域整列部46と、部分集合抽出部48とを含んで構成されている。
画像重心計算部42は、局所領域検出部30において検出された局所領域の各々の中心座標の平均となる座標を計算し、当該計算された座標を入力部10において受け付けた画像の重心の座標として定義する。
局所領域中心性計算部44は、局所領域検出部30において検出された局所領域の各々について、当該局所領域の中心座標と、画像重心計算部42において計算された入力部10において受け付けた画像の重心の座標とのユークリッド距離を計算し、当該計算されたユークリッド距離の逆数を当該局所領域の中心性として計算する。
局所領域整列部46は、局所領域検出部30において検出された局所領域の各々を、局所領域中心性計算部44において計算された局所領域各々の中心性の降順に並べ替え、並べ替えられた局所領域の集合を整列集合と定義する。
部分集合抽出部48は、予め定められている階層数Lまでの階層l(l∈[1,L])毎に、等間隔抽出法を用いて、局所領域整列部46において定義された整列集合をl個の部分集合に分割する。なお、部分集合抽出部48は、階層l毎に並列的に処理を実施する。
具体的には、各階層lにおいて、局所領域整列部46において定義された整列集合から、i(i∈[1,l])番目の要素を先頭として,i+l×1番目,i+l×2番目,...の要素を抽出し、当該抽出された要素の集合を1つの部分集合とする。また、iを1からlまでずらし、部分集合の抽出を繰り返すことによって、階層lでは、l個の部分集合が抽出される。そのため、1〜Lの階層全てにおいて抽出される部分集合の総数は、L(L+1)/2となる。
近接グラフ構築部60は、部分集合抽出部48において抽出された部分集合の各々について、当該部分集合において近傍に存在する局所領域のペアを表す近接グラフを構築する。近接グラフには、図3bに示すようなドロネー図や、図3cに示すRelaxed Gabriel Graph等がある。また、図4は、近接グラフ構築部60において近接グラフを構築した例を示す。ドロネー図を使用する場合、中心性鋭敏型ピラミッドに基づく近傍検出の計算量がO(nLlogn−nlogL!)となる。ここで、nは局所領域検出部30において検出された局所領域の総数を表し、Lは、中心性鋭敏型ピラミッドの階層数を示す。一方、Relaxed Gabriel Graphを使用する場合、ドロネー図を使用する場合の計算量以外にOn(L)の追加計算量が必要である。Lが定数である場合、O(nLlogn−nlogL!)がnの線形対数となり、O(nL)がnの線形関数となる。
そのため、ドロネー図とRelaxed Gabriel Graphの何れかを使用する場合の最悪計算量がnの線形対数となる。これは、K近傍法の最悪計算量O(n)よりはるかに低く、近似K近傍法の最悪計算量O(nlogn)と同じである。また、一回ごとの計算処理は、ドロネー図やRelaxed Gabriel Graph等の方がより高速に実現できるため、総処理速度は、中心性鋭敏型ピラミッドに基づく近傍検出の方が高速である。なお、近接グラフ構築部60は、階層l毎に並列的に処理を実施する。
画像特徴計算部70は、近接グラフ構築部60において構築された近接グラフの各々について、当該近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、近傍特徴を計算することにより、画像特徴を計算する。また、画像特徴計算部70は、図5に示すように、局所特徴計算部72と、幾何学的特徴計算部74と、近傍特徴計算部76とを含んで構成されている。
局所特徴計算部72は、近接グラフ構築部60において構築された近接グラフの各々について、当該近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、当該ペアを構成する局所領域毎に、アフィン不変局所特徴を計算する。アフィン不変局所特徴には、SIFTやSURF等があり、ペアに含まれる一方の局所領域のアフィン不変局所特徴をf、他方の局所領域のアフィン不変局所特徴をfとする。
幾何学的特徴計算部74は、近接グラフ構築部60において構築された近接グラフの各々について、当該近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、当該ペアを構成する局所領域の各々の中心座標と形状とに基づいて、ペアに含まれる局所領域間の幾何学的な関連性を表す幾何学的特徴を計算する。
ここで、ペアに含まれる局所領域をxとyで表し、ペアに含まれる局所領域間のユークリッド距離、スケール、主方向を、→、s、θで表す。また、xを中核領域として定義し、yを衛星領域と定義する。このとき、幾何学的特徴は下記(1)〜(2)式を用いて計算される。
ここで、Δ(・,・)∈[0,2π)は、正準角を計算する。Dx,yはyのxへの相対距離を表し、Hx,yは位置ベクトル
とxの主方向との相対偏角を表す。また、yを中核領域と定義し、xを衛星領域と定義し、上記(1)〜(2)式を用いてDy,xとHy,xとが計算される。
近傍特徴計算部76は、近接グラフ構築部60において構築された近接グラフの各々について、当該近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、当該ペアを構成する局所領域毎に局所特徴計算部70において計算されたアフィン不変局所特徴の各々と、当該ペアについて幾何学的特徴計算部74において計算された幾何学的特徴とを組み合わせ、当該ペアの近傍特徴(f,f,Dx,y,Dy,x,Hx,y,Hy,x)を取得する。また、近傍特徴計算部76は、近接グラフ構築部60において構築された近接グラフの各々が表わす局所領域のペアの各々について取得した近傍特徴の各々を組み合わせて、入力部10において受け付けた画像の画像特徴を取得し、出力部90に出力する。
出力部90は、入力部10において受け付けた画像の画像特徴を出力する。
<本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置の作用>
次に、本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置100の作用について説明する。入力部10において画像を受け付けると、特徴抽出装置100は、図6に示す特徴抽出処理ルーチンを実行する。
まず、ステップS100では、入力部10において受け付けた画像について、特徴的な局所領域の各々を検出する。
次に、ステップS102では、ステップS100において取得した局所領域の各々の中心座標の平均となる座標を計算し、入力部10において受け付けた画像の重心の座標として定義する。
次に、ステップS104では、ステップS100において取得した局所領域の各々について、当該局所領域の中心座標と、ステップS102において取得した入力部10において受け付けた画像の重心の座標とのユークリッド距離を計算し、当該ユークリッド距離の逆数を当該局所領域の中心性として計算する。
次に、ステップS106では、ステップS100において取得した局所領域の各々についての、ステップS104において取得した中心性の各々に基づいて、中心性の降順になるように局所領域の各々を並べ替えた結果を、整列集合として取得する。
次に、ステップS112では、予め定められている階層数Lまでの階層l(l∈[1,L])毎に、等間隔抽出法を用いて、部分集合の各々を生成し、生成された部分集合の各々について、当該部分集合に対する近接グラフを構築する。なお、当該処理は、階層l毎に並列的に処理を実行する。
次に、ステップS132では、ステップS112において取得した近接グラフの各々について、当該近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、当該ペアを構成する局所領域毎に、アフィン不変局所特徴を計算する。
次に、ステップS134では、ステップS112において取得した近接グラフの各々について、当該近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、幾何学的特徴を計算する。
次に、ステップS136では、ステップS112において取得した近接グラフの各々について、当該近接グラフが表わす局所領域のペアの各々に対し、当該ペアを構成する局所領域毎のステップS132において取得したアフィン不変局所特徴の各々と、当該ペアのステップS134において取得した幾何学的特徴とを組み合わせて、当該ペアの近傍特徴を取得する。
次に、ステップS138では、ステップS136において取得した近傍特徴の各々を組み合わせて、入力部10において受け付けた画像の画像特徴を取得し、当該画像特徴を出力部90に出力して処理を終了する。
上記ステップS112では、階層l(l∈[1,L])毎に、図7に示す処理ルーチンを並列に実行する。
図7のステップS200では、変数iの値を1に設定する。
次に、ステップS202では、ステップS106において取得した整列集合から、i番目の要素を先頭として,i+1×l番目,i+1×2番目,...の要素を抽出し、当該抽出した要素の集合を階層lの部分集合として抽出する。
次に、ステップS204では、変数iの値に1を加えた値を変数iと設定する。
次に、ステップS206では、変数iの値が変数lの値以下か否かを判定する。変数iの値が変数lの値以下である場合には、ステップS200へ移行し、変数iの値が変数lの値よりも大きい場合には、ステップS208へ移行する。
次に、ステップS208では、ステップS202において取得した部分集合の各々について、当該部分集合に対する近接グラフを構築する。
<実験例>
図8にMSDTにより抽出した近傍特徴を使用した画像照合の結果を示し、図9に、上記の実施の形態で説明した手法により抽出した近傍特徴を使用した画像照合の結果を示す。同一物体を含む二枚の画像から一致すると判断された近傍特徴は、MSDTに基づく場合には、数が少なく、まばらであるのに対し、中心性鋭敏型ピラミッドに基づく場合には、高密度の線分模様になっていることから、より完全且つ正確な画像照合が実現できている。
これは、画像に含まれる物体が大きい場合、MSDTでは、画像空間上でより離れた局所領域ペアが雑音となる局所領域に遮断されやすいからである。また、MSDTに基づく場合、スケールの異なる局所領域ペアが無視されやすい傾向も原因の一つである。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る特徴抽出装置によれば、入力された画像の重心座標と、局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に局所領域の部分集合を各々生成し、部分集合の各々について、近接グラフを構築し、近接グラフが表す局所領域のペアの各々に対し、近傍特徴を計算することにより、適切に特徴を抽出することができる。
また、K近傍法に基づく空間文脈抽出法と比べ、より高速な特徴抽出が実現可能となる。
また、MSDTと比べ、空間文脈を表しうる局所領域ペアから、スケールの差異等に影響されることなく、近傍特徴を抽出することができ、また、中心性鋭敏型ピラミッドにより、局所領域ペアがより多くの別の局所領域に遮断された場合でも、局所領域ペアを近傍と弁別し抽出することができることから、より豊富な近傍特徴を抽出することができ、大きな物体や模様の複雑な物体に対しても頑強性が高い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
また、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能であるし、ネットワークを介して提供することも可能である。
10 入力部
20 演算部
30 局所領域検出部
40 部分集合生成部
42 画像重心計算部
44 局所領域中心性計算部
46 局所領域整列部
48 部分集合抽出部
60 近接グラフ構築部
70 画像特徴計算部
72 局所特徴計算部
74 幾何学的特徴計算部
76 近傍特徴計算部
90 出力部
100 特徴抽出装置

Claims (5)

  1. 入力された画像から検出された特徴的な局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する部分集合生成部
    を含む、特徴抽出装置。
  2. 入力された画像から特徴的な局所領域の各々を検出する局所領域検出部と、
    前記局所領域検出部において検出された局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する部分集合生成部と、
    前記部分集合生成部において生成された部分集合の各々について、前記部分集合において近傍に存在する前記局所領域のペアを表す近接グラフを構築する近接グラフ構築部と、
    前記部分集合生成部において生成された部分集合の各々について、前記近接グラフ構築部において構築された前記部分集合の前記近接グラフが表す前記局所領域のペアの各々に対し、前記ペアに含まれる局所領域の各々についての局所特徴と、前記ペアの幾何学的特徴とを計算し、前記ペアの前記局所特徴と前記幾何学的特徴との組み合わせを、画像特徴として出力する画像特徴計算部と、
    を含む、特徴抽出装置。
  3. 部分集合生成部を含む特徴抽出装置における特徴抽出方法であって、
    前記部分集合生成部は、入力された画像から検出された特徴的な局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する
    特徴抽出方法。
  4. コンピュータを、
    入力された画像から検出された特徴的な局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する部分集合生成部、
    として機能させるためのプログラム。
  5. コンピュータを、
    入力された画像から特徴的な局所領域の各々を検出する局所領域検出部、
    前記局所領域検出部において検出された局所領域の各々についての中心座標に基づいて算出される前記画像の重心座標と、前記局所領域の各々との間の距離の各々の関係性に基づいて、予め定められた階層数で、階層的に前記局所領域の部分集合を各々生成する部分集合生成部、
    前記部分集合生成部において生成された部分集合の各々について、前記部分集合において近傍に存在する前記局所領域のペアを表す近接グラフを構築する近接グラフ構築部、及び
    前記部分集合生成部において生成された部分集合の各々について、前記近接グラフ構築部において構築された前記部分集合の前記近接グラフが表す前記局所領域のペアの各々に対し、前記ペアに含まれる局所領域の各々についての局所特徴と、前記ペアの幾何学的特徴とを計算し、前記ペアの前記局所特徴と前記幾何学的特徴との組み合わせを、画像特徴として出力する画像特徴計算部、
    として機能させるためのプログラム。
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