JPH10213763A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH10213763A
JPH10213763A JP9017233A JP1723397A JPH10213763A JP H10213763 A JPH10213763 A JP H10213763A JP 9017233 A JP9017233 A JP 9017233A JP 1723397 A JP1723397 A JP 1723397A JP H10213763 A JPH10213763 A JP H10213763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の露光ビームによる複数に分割された露
光範囲の繋ぎ目における光量を微妙に補正する。 【解決手段】 各々、光ビームを発生させる複数の光源
22、23と、複数の光源22、23を駆動する複数の
LD駆動回路20、21と、露光範囲を主走査方向に複
数に分割し各分割露光範囲を光ビームによって走査する
走査手段と、走査位置を検出する同期センサ13と、同
期センサ13の検出出力に同期してそれぞれ、所定のタ
イミングで前記光源22、23からの光ビームを受光し
て光量を検出する複数の受光回路24、25と、受光回
路24、25の検出結果に基づいて隣接する二つの露光
範囲を走査する前記光源22、23の二つの光ビームの
光量が前記隣接する露光範囲の繋ぎ目近傍で均一になる
ようにLD駆動回路20、21を制御する光源制御回路
30とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
レーザコピー機等の電子写真方式のディジタル画像形成
機で使用される光走査装置に係り、特に露光範囲を分割
して複数のビームで走査し、画像を形成する光走査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にレーザプリンタ、レーザコピー
機等の電子写真方式のディジタル画像形成機で使用され
る、感光体をレーザビームで走査し、露光する光走査装
置は、広い露光範囲もしくは速い走査速度を実現するた
めに種々の改良がなされている。 しかしながら、従来
のこの種の光走査装置にあっては、露光範囲を広くする
ためにfθレンズ等の光学部材を大型化する必要があ
り、そのために光走査装置自体が大型化してしまうとい
う問題があった。
【0003】また走査速度を高速化するためには光偏向
用の回転多面鏡(以下、ポリゴンミラーと記す。)の面
数を増加させか、あるいはポリゴンミラーを回転させる
モータ自体の回転速度を上昇させる必要がある。ポリゴ
ンミラーの面数を増加させる場合には光走査装置の光学
特性を維持するためにポリゴンミラーが大型化してしま
うので、ポリゴンミラーを回転駆動するモータへの負荷
が大きくなり、風損や振動の発生等が問題となる。ポリ
ゴンミラーを回転させるモータ自体の回転速度を上昇さ
せる場合には回転速度の上昇により振動の発生が問題に
なると共に、高回転数で回転可能なモータが必要にな
り、それが非常に高価であるという問題があった。
【0004】上記問題を解決するために、ポリゴンミラ
ーの反射面に対して複数のレーザ光源を異なる入射角で
入射させ、感光体上の露光範囲を分割してレーザビーム
を走査することにより、広い露光範囲と速い走査速度を
実現する光走査装置が提案されている(特開昭63−4
7718号公報)。このような光走査装置を利用した場
合、複数のレーザビームによって感光体上を走査するた
め、隣接する走査ビームの繋ぎ目における光量が等しく
ないと、一つのレーザ光源を利用した走査ビームと異な
り、形成される画像の上記隣接する走査ビームの繋ぎ目
において筋模様が発生し、画像が断片的になってしま
い、画像の品位を損うおそれが有る。
【0005】これを解決するために特開昭58−127
912号公報に記載の光走査装置では、画像を断片的に
させてしまう繋ぎ目の位置に関して、光学的に走査ビー
ムがオーバラップする領域を設け、その領域を境界領域
とし、その境界領域内で繋ぎ目をランダムに設定し、本
来発生する繋ぎ目での筋模様を見掛け上、目立たせなく
している。
【0006】また特開平3−98066号公報に記載の
光走査装置では、光学的に走査ビームがオーバラップす
る領域を設け、それぞれの走査ビームの露光エネルギー
を同一の割合で一方を減少、他方を増加させることによ
り、オーバラップ領域での加算露光量を、他の露光範囲
での露光量と大差ない平均した値としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した発明では、露
光範囲の繋ぎ目手の画像の乱れを補正する方式として、
繋ぎ目位置を変えたり、光量を平均化させたりしている
が、画像を感光体上に形成する場合、実際にレーザビー
ムを変調する画像データまで考慮すると、繋ぎ目位置を
変える方式では、繋ぎ目がランダムに異なるため、走査
する露光範囲と画像データの関係が複雑になるという問
題が有る。尚、この方式で画像データとの関係を容易に
行えるように周期的に行えば、その周期での画像乱れが
生じてしまう。
【0008】また露光範囲の繋ぎ目手の画像の乱れを補
正するのに、光量を平均化させる方式では、平均光量は
良いが、画像データによってオーバラップ領域は2度書
きされるために画像自体がぼけてしまい、特に解像度が
高くなると致命的になっていまう。
【0009】繋ぎ目位置を変更する方式及び光量を平均
化させる方式の両者に共通することであるが、半導体レ
ーザ等を光走査装置の光源として利用した場合、分割さ
れた複数の露光範囲をそれぞれ、走査する複数の半導体
レーザの光出力について定常的に光量が等しい場合でも
半導体レーザはドループ特性を有しているため分割され
た露光範囲の繋ぎ目で発生する過渡的な光量変動につい
ては補正できない。
【0010】すなわち、隣接する露光範囲の繋ぎ目を境
としてその前後の露光範囲を走査する二つの半導体レー
ザから出力されるレーザビームは、主走査方向に対して
隣接する二つの露光範囲のうち繋ぎ目より手前側に位置
する露光範囲を走査するレーザビームでは繋ぎ目近傍で
定常的な光量である場合が多いが、繋ぎ目より後側の露
光範囲を走査するレーザビームは繋ぎ目近傍では立ち上
がりで生じる過渡的な光量となるためドループ特性によ
りレーザビームの光量がどうしても高くなる。このため
に繋ぎ目位置をランダムに変更したり、あるいは繋ぎ目
における光量を平均化しても画像乱れ、もしくは筋模様
が発生してしまうという問題が有る。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、複数の露光ビームによる複数に分割された
露光範囲の繋ぎ目における光量を微妙に補正でき、上記
繋ぎ目での画像乱れ、もしくは筋模様の発生を防止する
ことができる光走査装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、各々、光ビームを発生させ
る複数の光源部と、該複数の光源部を駆動する複数の光
源駆動手段と、露光範囲を主走査方向に複数に分割し各
分割露光範囲各光ビームによって走査する走査手段と、
走査位置を検出する少なくとも一つの走査位置検出手段
と、前記走査位置検出手段の検出出力に同期してそれぞ
れ所定のタイミングで前記光源部からの光ビームを受光
して光量を検出する複数の光量検出手段と、前記複数の
光量検出手段の検出結果に基づいて隣接する二つの露光
範囲を走査する前記光源部の二つのビームの光量が前記
隣接する二つの露光範囲の繋ぎ目近傍で均一になるよう
に前記複数の光源駆動手段を制御する光源制御手段とを
有することを特徴とする。
【0013】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の光走査装置において前記光源制御手段は、前記隣
接する露光範囲の繋ぎ目近傍における前記光源部のビー
ムの光量制御を、隣接する二つの露光範囲のうち主走査
方向に対し繋ぎ目より手前側に位置する露光範囲におけ
る画像データによる変調時の光源部のオン状態の領域及
びオフ状態の領域を示すデータに基づいて行うことを特
徴とする。
【0014】更に請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2のいずれかに記載の光走査装置において、前記光
源制御手段は、前記隣接する露光範囲の繋ぎ目近傍にお
ける前記光源部のビームの光量制御を、前記隣接する二
つの露光範囲の繋ぎ目近傍において画像データに連続性
がない場合には行わないことを特徴とする。
【0015】上記構成の光走査装置では、複数のビーム
を発生させる複数の光源部が複数の光源駆動手段により
駆動され、主走査方向に複数に分割された露光範囲に対
して複数のビームが走査手段により走査される。、走査
位置を検出する走査位置検出手段に同期してそれぞれ所
定のタイミングで複数の光量検出手段により前記光源部
からのビームを受光することにより光量が検出される。
更に前記複数の光量検出手段の検出結果に基づいて隣接
する二つの露光範囲を走査する前記光源部の二つのビー
ムの光量が前記隣接する二つの露光範囲の繋ぎ目近傍で
均一になるように光源制御手段により前記複数の光源駆
動手段が制御される。
【0016】請求項1乃至3の発明によれば、隣接する
露光範囲の繋ぎ目近傍において隣接する露光範囲を走査
する二つのビームの光量を均一にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に本発明が適用される光走査
装置の概略構成が示されている。この光走査装置は、複
数の光源A22,B23からのレーザビームをポリゴン
ミラー1に入射させ、露光範囲Xを分割して走査する光
走査装置である。図1では光走査装置の構成を簡略化し
て二つの光源A22,B23を利用し、かつポリゴンミ
ラーが一つの場合を示している。これらは、当然、複数
であっても良い。図1に示す光走査装置では光源B23
によるレーザビームの走査は全露光範囲Xの端部P0よ
り開始されるが、光源A22によるレーザビームの走査
は全露光範囲Xの中央部P1から開始される。また走査
の開始位置は光源B23から射出されるレーザビームを
ポリゴンミラー1、反射鏡2を介して受光する同期セン
サ3の検出出力に基づいて決定される。同図に示すよう
に光源Aによる露光範囲はXa,光源Bによる露光範囲
はXbである。また光源A22,B23はレーザダイオ
ードを含んで構成されており、光源A22,B23の光
量制御は制御部4により行われる。
【0018】次に光源A22,B23による走査タイミ
ングを図2に示す。同図において時刻t0で同期センサ
3により光源B23からのレーザビームを受光すると、
この時点から所定時間経過後の時刻t1で光源B23に
より、全露光範囲Xの端部P0から走査が開始されると
同時に光源A22により全露光範囲Xの中央部P1から
走査が開始される。時刻t2で光源Bによる走査は中央
部P1まで、光源A22による走査は端部P2まで行わ
れ、それぞれの露光範囲での1ライン分の走査が終了す
る。時刻t1〜t2の範囲でタイミングチャート中にお
ける斜線部分は光源A22による露光範囲Xaと光源B
による露光範囲Xbとの繋ぎ目部分である全露光範囲X
の中央部P1近傍の走査タイミングを示している。すな
わち、光源B23のレーザビームによる繋ぎ目部分の走
査範囲は露光範囲Xbにおける走査終了点付近の部分で
あり、光源A22のレーザビームによる繋ぎ目部分の走
査範囲は露光範囲Xaにおける走査開始点付近の部分で
ある。異なる光源のレーザビームによりそれぞれ走査さ
れる隣接する露光範囲の繋ぎ目で発生する筋模様は光源
B23のレーザビームによる感光体上での走査走査終了
点付近のタイミングにおける光量と光源A22のレーザ
ビームによる感光体上での走査開始点付近のタイミング
における光量に差が有る場合に生じる。
【0019】尚、時刻t3〜t5においても時刻t0〜
t2と同様に光源A22,B23によりそれぞれの露光
範囲Xa,Xbにおいて次のラインの走査が行われる。
【0020】次に本発明の実施の形態に係る光走査装置
の制御部の具体的構成を図3に示す。同図において、光
走査装置の制御部4は制御回路10を有しており、この
制御回路10は光走査装置全体の制御を司る回路であ
り、制御回路10には光走査装置を制御するのに必要な
各種データが入出力されると共に、各回路部の制御に必
要な制御信号が出力される。制御回路10には、画像メ
モリ11、12が内蔵されており、画像メモリ11には
光源A22のレーザビームの走査により感光体上に画像
を形成するための画像データが格納され、画像メモリ1
2には光源B23のレーザビームの走査により感光体上
に画像を形成するための画像データが格納される。
【0021】走査位置検出手段としての同期センサ13
は、図1に示したものと同一であり、同期センサ13の
検出信号は走査の開始位置を決定するのに使用される。
同期センサ13の検出信号は、制御回路10及びカウン
タ14に入力される。制御回路10では同期センサ13
の検出信号の出力タイミングを基準にして走査開始タイ
ミングを決定する。
【0022】またカウンタ14は同期センサ13の検出
信号をリセット信号として用い、制御回路10から出力
されるイネーブル信号が入力されることにより計数動作
が可能となる。15は光量検出に用いられるクロックで
ある。カウンタ14はイネーブル信号の入力タイミング
でクロックを計数し、その計数出力はAND回路18、
19のゲート信号、あるいは受光回路24、25の光量
検出タイミング信号として使用される。
【0023】画像メモリ11、12から読み出されるデ
ィジタル画像データはPWM変調器16、17により、
パルス幅変調され、アナログ画像データに変換され、そ
れぞれAND回路18、19に出力される。AND回路
18、19は、画素単位でPWM変調器16、17から
出力されるアナログ画像データをLD駆動回路20、2
1に出力する回路である。ここでPWM変調とは1画素
を複数に分割して光源をその分割単位でパルス点灯また
は消灯することにより1画素内での点灯パルス数及び消
灯パルス数を制御することをいう。
【0024】光源駆動手段としてのLD(レーザダイオ
ード)駆動回路20、21は、それぞれ、PWM変調器
16、17のアナログ画像データに基づいて光源A2
2、光源B23をオン、オフ駆動する回路である。 光
源A22,光源B23はレーザダイオードを含んで構成
されている。光量検出手段としての受光回路24、25
は、フォトダイードを含んで構成されており、カウンタ
14から出力される光量検出タイミング信号に基づいて
それぞれ、光源A22,光源B23から射出されるレー
ザビームの光量を検出する。
【0025】演算回路26は、受光回路24、25で検
出された光量を電圧に変換する変換回路であり、その変
換出力は制御回路10及び光源制御回路30に出力され
る。
【0026】光源制御手段としての光源制御回路30
は、ピクセル演算回路31と、繋ぎ目光量演算回路32
と、オフセット補正回路33と、補正キャンセル回路3
4とを有している。
【0027】ピクセル演算回路31は、図1における露
光範囲Xbを光源B23のレーザビームにより走査する
ことにより得られる画像を形成するための画像データを
画像メモリ12より読み出し、上記画像データのPWM
変調時における露光範囲Xbの1走査線当たりの点灯パ
ルス数及び消灯パルス数を計数し、これらの計数値に基
づいて1走査線内での画像状態、すなわち1走査線内に
おける光源がオン状態となる領域とオフ状態となる領域
との割合を示すオン/オフ比ピクセル(この定義につい
ては後述する。)Prを演算する。
【0028】繋ぎ目光量演算回路32は、演算回路26
から得られる露光範囲Xaと露光範囲Xbの繋ぎ目近傍
における光源A22,光源B23のレーザビームの光量
値及びピクセル演算回路31から出力されるオン/オフ
比ピクセルPrから露光範囲Xaと露光範囲Xbの繋ぎ
目近傍における光源A22,光源B23のレーザビーム
の過渡的な光量変化を補正するためのオフセット光量値
を演算する。
【0029】オフセット補正回路33は、制御回路10
より出力される光量設定信号により設定される光量設定
電圧Vrefと繋ぎ目光量演算回路32により演算され
たオフセット光量値に相当する電圧値ΔVとから補正光
量値に相当するオフセット電圧値を算出し、LD駆動回
路20、21に駆動電圧Vref−ΔV/2,Vref
+ΔV/2をそれぞれ、供給する。これにより露光範囲
Xaと露光範囲Xbの繋ぎ目近傍における光源A22,
光源B23のレーザビームの光量が補正される。
【0030】補正キャンセル回路34は、画像メモリ1
1、12から画像データを読み出し、光源A22,B2
3のレーザビームにより走査される露光範囲Xaと露光
範囲Xbの繋ぎ目近傍における画像データに連続性が有
るか、否かを判定し、連続性がない場合には光源A2
2,B23のレーザビームの光量補正をする必要がない
のでオフセット補正回路33にオフセット光量値に相当
する補正を行わないように指示するための補正キャンセ
ル信号を出力する。この場合にオフセット補正回路33
では、LD駆動回路20、21に駆動電圧Vrefが供
給される。
【0031】ここで光走査装置の光量調整について具体
的に説明する。光走査装置の製造時等の初期設定時での
光量調整は、通常、感光体の位置に相当する場所でレー
ザダイオード等のレーザ光源を連続点灯した場合のよう
な定常的光量をパワーメータ等の測定器で測定し、レー
ザ光源を駆動するLD駆動回路20,21での駆動電流
値、もしくはレーザビームを受光してその光量を測定す
る受光回路24、25を構成するフォトダイオード等の
受光素子の増幅率及び変換率等を調整して感光体上での
定常光量とLD駆動回路20,21で使用する光量設定
電圧信号との関係を決定する。最も一般的な方法として
は、受光回路24、25を構成するフォトダイオードで
光量をモニタする方法であり、この方法ではフォトダイ
オードと可変抵抗器を組み合わせ、この可変抵抗器の抵
抗値を調整することにより感光体上での定常光量とLD
駆動回路20,21で使用する光量設定電圧信号との関
係を決定する。この調整後は、感光体上での設定光量に
対応したLD駆動回路へ入力する設定電圧値、すなわち
光量設定電圧は感光体上の設定光量として一意に決ま
る。これにより感光体上で必要とする光量の設定は、L
D駆動回路に入力する光量設定電圧信号の値を変更する
ことにより行うことができる。図3に示した本発明の実
施の形態では感光体上で設定したい目標光量に対応する
光量設定電圧値をVrefとして制御回路10によりオ
フセット補正回路33を介してLD駆動回路20、21
に供給することにより感光体上の光量を設定する。この
場合において、光源を連続点灯させポリゴンミラーを回
転駆動した走査中の定常状態における感光体上の光量の
変化状態を図4に示す。今後の光量制御に必要となる初
期値設定の光量情報を得るためにカウンタ14から出力
される光量検出タイミング信号に基づいて受光回路2
4、25は感光体上の定常光量であるPA (min),
PB (min)を検出し、演算回路26を介して光源制
御回路30内の繋ぎ目光量演算回路32に上記光量値に
対応する電圧信号を供給する。この定常光量PA (mi
n),PB (min)は上述した光量調整から明らかな
ように光量設定電圧信号Vrefと光量検出タイミング
信号のパルス幅によっても求めることができるので、予
め初期情報として制御回路10内のメモリに保持させて
おいてもよい。カウンタ14から出力される光量検出タ
イミング信号のパルス幅は、走査速度によって当然、異
なる。本発明の実施の形態に係る光走査装置では、例え
ば、一実施例として受光回路24、25にフォトダイオ
ードを使用した場合には光量検出タイミング信号のパル
ス幅を10μsecとした。また高速の走査速度を必要
とする光走査装置の場合には受光回路24、25にピー
クホールド回路を設け、光量検出タイミング信号のパル
ス幅を0.1μsecとしたが、更に短くすることも可
能である。図4では光量を検出するタイミングを異なる
光源A22,B23のレーザビームにより、それぞれ走
査される隣接する露光範囲の繋ぎ目近傍としているが、
定常状態の光量であるので検出する箇所はそれぞれ、隣
接する各露光範囲内であれば何処でもよい。この時に保
持される光量値PA (min),PB (min)は、各
光源との関係からまとめると、 PB (min)=PA (min)=Vref となる。
【0032】次に黒プリントのような走査線を1ライン
書く場合の光量状態を図5に示す。同図に示すように光
源B23のレーザビームにより走査される露光範囲Xb
の繋ぎ目部分は、光源B23のレーザビームの走査終了
点付近となり、光源A22のレーザビームにより走査さ
れる露光範囲Xaの繋ぎ目部分は、光源A22のレーザ
ビームの走査開始点付近となる。したがって、光量設定
電圧で光量を設定しても光源としてレーザダイオードを
使用した場合は、レーザダイオードが有するドループ特
性により露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目部分において露光
範囲Xb側の繋ぎ目近傍では光源B23のレーザビーム
の光量は定常的な光量となり、露光範囲Xaの繋ぎ目近
傍では光源A22のレーザビームの光量は過渡的な光量
となるために露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目部分において
光量に段差が生じる。この定常光量より高い過渡的な光
量を検出するために光量検出タイミングによりLD駆動
回路20を介して光源A22のレーザダイオードを駆動
し、受光回路24によりモニタする。
【0033】次に図6に光源A22,B23のレーザダ
イオードをパルス点灯した場合における露光範囲 X
a、Xbの繋ぎ目部分の光量状態を示す。この場合の光
量検出は必ずしも露光範囲 Xa、Xbの繋ぎ目部分に
おいて行う必要はなく、パルス点灯時の過渡的な立ち上
がり部分が検出できれば露光範囲 Xa、Xbの何処で
もよいが、光量検出タイミング信号のパルス幅は、定常
光量の検出時に使用した光量検出タイミング信号と同一
でなければならない。回路構成を簡単化するために定常
光量を検出する際に使用した光量検出タイミング信号を
利用してもよい。
【0034】受光回路24、25により検出された各光
源A22,B23のパルス点灯時の過渡的な立ち上がり
部分の光量値PA (max),PB (max)は、演算
回路26をにより光電変換され、繋ぎ目光量演算回路3
2に初期光量値として保持される。繋ぎ目光量演算回路
32は、上述し.初期光量値PA (max),PB (m
ax),A (min),PB (min)を用いて露光範
囲 Xa、Xbの繋ぎ目部分の光量を補正する。露光範
囲 Xa、Xbの繋ぎ目部分の光量が最悪となるのは図
5に示したように1ラインを単純に走査する場合であ
る。この場合の繋ぎ目近傍における光源A22のレーザ
ビームと光源B23のレーザビームとの光量差ΔVは、 ΔV=PA (max)−PB (min) (1) となる。この光量差ΔVは、初期光量値から簡単に算出
することができる。この場合の補正は、図7に示すよう
に光量差ΔVの半分である、ΔV/2に相当する光量値
をオフセット量とし、このオフセット量に対応する電圧
ΔV/2を光量設定電圧Vrefに対して補正するよう
にオフセット補正回路33よりLD駆動回路20に駆動
電圧(Vref−ΔV/2)を、LD駆動回路21に駆
動電圧(Vref+ΔV/2)を供給することにより行
われる。この補正を行う場合に光量差ΔVに相当する電
圧を光量設定電圧Vrefに対して補正するように光源
A22,B23の何れか一方を駆動するLD駆動回路2
0またはLD駆動回路21に駆動電圧を供給するように
してもよい。すなわち、光源Bのレーザビームの光量の
みを補正する場合には、光源B23を駆動するLD駆動
回路21に対してΔV相当の光量を増加させるための駆
動電圧(Vref+ΔV)を供給し、光源Aのレーザビ
ームの光量のみを補正する場合には、光源Bを駆動する
LD駆動回路23に対してΔV相当の光量を減少させる
ための駆動電圧(Vref−ΔV)を供給するようにし
てもよい。しかし、副走査方向の走査ライン間での光量
差を最小に抑制するため、補正する光量は光源A22,
B23に均等に割り当てることにより分散させた方が望
ましい。本発明の実施の形態では光源は二つであるが、
光源が三つ以上の場合には主走査方向に走査開始側から
隣接する露光範囲の最初の繋ぎ目で上述したのと同様な
光量補正を行い、2番目以降の繋ぎ目ではその前の繋ぎ
目における隣接する露光範囲の補正光量差を加味して光
量補正を行っていけばよい。
【0035】次に実際に画像を形成するような通常動作
時においては、1走査線内での画像状態、すなわち1走
査線内における光源B23がオン状態となる領域とオフ
状態となる領域との割合をピクセル演算回路31により
演算し、その演算結果に基づいて繋ぎ目光量演算回路3
2で光源A22,光源B23のレーザダイオードが有す
るドループ特性に起因して隣接する露光範囲の繋ぎ目近
傍で変化する光源の光量を予測する。図8に光源B23
に出力される画像データをPWM変調した場合における
光量の変化状態を示す。同図に示すように光源Bのオフ
状態が暫く続く場合にはレーザダイオードの熱的特性で
あるドループ特性は十分、時間が経過するためにレーザ
ダイオードが冷えてしまうために初期状態に戻ってしま
う。その結果、その直後のパルス点灯で得られる光量は
初期状態での光量に等しくなる。種々の画像データの状
態、すなわち露光範囲Xbの1走査線内の各画素のPW
M変調時におけるオン、オフ状態の配列から最終的に露
光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍での光源B23のレーザ
ダイオードの光量をピクセル演算回路31、繋ぎ目光量
演算回路32により演算する。演算により得られた光量
PB (calc)と光源A22のレーザダイオードの初
期値光量PA (max)から露光範囲Xa、Xbの繋ぎ
目での光源A22と光源B23との光量差ΔVは、 ΔV=PA (max)−PB (calc) (2) となり、図7に示した例と同様に、図9に示すようにΔ
V/2に相当する光量補正を光源A22,B23にする
ようにオフセット補正回路33からLD駆動回路20、
21にそれぞれ、駆動電圧(Vref−ΔV/2)、
(Vref+ΔV/2)が出力される。 式(I)、
(2)より明らかなように露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目
で光量差が生じる原因は初期光量値PA (max)であ
る。すなわち、光源Aのレーザダイオードのレーザビー
ムにより、露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目部分より画像メ
モリ11から読み出した画像データに基づいて走査を開
始する場合に光源A22と光源B23とで光量差が発生
する。しかし、この場合であっても光源B23のレーザ
ダイオードのレーザビームで書き込む画像データが感光
体上の露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍に存在しない場
合には露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目部分の画質は光源A
22のレーザダイオードのレーザビームにより書き込む
画像状態の影響を受けない。したがって、光源B23の
レーザダイオードのレーザビームにより露光範囲Xbに
形成される画像と、光源A22のレーザダイオードのレ
ーザビームにより露光範囲Xaに形成される画像とが露
光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍で連続性がない場合、具
体的には光源A22,または光源B23が露光範囲X
a、Xbの繋ぎ目近傍でオフ状態にある場合には上述し
た露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目における光源A22,光
源B23の光量補正制御を行う必要はない。露光範囲X
a、Xbの繋ぎ目近傍で画像に連続性が有るか否かは、
補正キャンセル回路34が画像メモリ10、11から画
像データを読み出し、露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍
に対応する画像データをチェックすることにより容易に
判定できる。露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍で画像に
連続性がない場合には補正キャンセル回路34は、補正
キャンセル信号をオフセット補正回路33に出力し、オ
フセット補正回路33の光量補正動作を停止させる。
【0036】次に光源制御回路30の制御動作を図10
を参照して説明する。尚、図10の処理フローでは主と
して露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍での光源B23の
レーザダイオードのレーザビームによる予測光量PB
(calc)の演算について示している。先ずステップ
41ではピクセル演算回路31において初期値設定
(1)が行われる。 ここでは1画素単位を示すパラメ
ータである画素クロックをソフト的に計数する画素クロ
ックカウンタがリセットされると共に、予測光量PB
(calc)の演算に必要な各種データの初期値が設定
される。ここで設定される初期値としては、1画素内を
複数の領域に分割する際の分割数を示すPWM変調のビ
ット数n、レーザダイオードのHeat係数α、レーザ
ダイオードのCool係数β、1分割露光範囲当たりの
画素総数Q、初期光量値PA (max),PB (ma
x),PA (min),PB (min)が設定される。
具体的には例えば、n=4、α=1、β=0.5、Q=
2000に設定される。レーザダイオードのHeat係
数α、Cool係数βは、レーザダイオードのドループ
特性が熱的現象であることに着目してレーザダイオード
のオン、オフ時においてレーザダイオードを加熱する係
数としてHeat係数αが、レーザダイオードを冷却す
る係数としてCool係数βが定義されている。これら
の係数はレーザダイオードの構造及び構成材料の組成等
により決まるのでレーザダイオードの種類及び品種によ
り一意的に決まる。またHeat係数α及びCool係
数βは、比として定義し、与えてもよい。
【0037】次にステップ42ではピクセル演算回路3
1において初期値設定(2)が行われる。 ここでは画
像メモリ12より読み出す画像データのPWM変調時に
おける1画素中の点灯パルス数を計数するオンカウンタ
の計数内容M、1画素中の消灯パルス数を計数するオフ
カウンタの計数内容Nがリセットされる。ここでオンカ
ウンタ及びオフカウンタはソフトカウンタである。
【0038】ステップ43ではピクセル演算回路31に
より画像メモリ12から画像データが読み出され、1画
素内の分割単位毎に画素単位にオンカウンタ、オフカウ
ンタの計数が開始され、1画素分の点灯パルス数及び消
灯パルス数が計数される。
【0039】ステップ44では画素クロックカウンタC
Kがカウントアップされる。次のステップ45では画像
データのPWM変調時における1画素内の点灯パルス数
ONを計数するオンカウンタの計数内容Mまたは1画素
内の消灯パルス数OFFを計数するオフカウンタの計数
内容Nがステップ43で計数された分だけ加算される。
【0040】更にステップ46ではピクセル演算回路3
1によりオンオフ比ピクセルPrが算出される。ここで
オンオフ比ピクセルPrは、次式で表せる。
【0041】 Pr= M・α−N・β (3) すなわち、ピクセル演算回路31ではステップ46で求
めた、画像メモリ12から読み出された画像データから
1画素当たりのオン状態、オフ状態の加算結果とレーザ
ダイオードのHeat係数α、Cool係数βとの乗算
により得られるオンオフ比ピクセルPrを算出する。
【0042】ステップ47で画素クロックカウンタCK
の計数値CKがCK≧Qであるか否か、すなわち画素ク
ロックが1分割露光範囲の総数Qに達したか否かが判定
される。CK<Qである場合にはステップ48でオンオ
フ比ピクセルPrがPr≦0であるか否かが判定され
る。
【0043】Pr≦0となる場合にはLD駆動回路21
に駆動される光源Bのレーザダイオードの状態が初期状
態に戻ったと判定され、ステップ42に戻り、Pr>0
であると判定された場合にはステップ43に戻る。
【0044】ステップ47で画素クロックカウンタCK
の計数値CKがCK≧Qであると判定された場合にはス
テップ49で繋ぎ目光量演算回路32によりステップ4
6でのオンオフ比ピクセルPrの演算結果に基づいて露
光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍での光源B23のレーザ
ダイオードのレーザビームによる予測光量PB (cal
c)の演算が行われる。この予測光量PB (calc)
は、露光範囲Xa、Xbの繋ぎ目近傍での最終的な光源
Bのレーザダイオードの熱的状態であるオンオフ比ピク
セルPrの演算結果からレーザダイオードのドループ特
性に基づいてオフセット光量を演算するために定義され
るドループ特性関数を用いて演算される。このドループ
特性関数は光走査装置の光源Bに実際に使用するレーザ
ダイオードのドループ特性データに基づいて定義した関
数を利用してもよいし、一例としてドループ特性関数を
近似的に dy/dx=−α/(x+1) (4) として傾きが反比例する関数として定義してもよい。こ
こで境界条件として、規格条件をx=0,y=1とし、
ドループ10パーセント(x=xmax ,y=10/1
1)として解くと、 PB (calc)=f(x)=y =−1/[11・ln{((2のn乗)−1)・Q・α}]・ln(x+1)+1 (5) となる。ここでxは式(3)について1分割露光範囲当
たりの画素総数まで演算することにより最終的に算出さ
れるオンオフ比ピクセルPrであり、yはその時の光源
Bのレーザダイオードの光量に相当する。またxmax は
レーザダイオードの連続点灯時の最悪値に相当し、 xmax =Q・{(2のn乗)−1}・α (6) である。ここでQは1分割露光範囲における画素総数、
nはPWM変調のビット数である。式(5)に示すドル
ープ特性関数をプロットした例を図11に示す。
【0045】次にステップ50では露光範囲Xa、Xb
の繋ぎ目での光源A22と光源B23との光量差ΔVが
式(2)により算出される。
【0046】 ΔV=PA (max)−PB (calc) (2) 光量と光量設定電圧は比例関係にあるから、光量差ΔV
に相当する電圧ΔVは、Vref(1−y)として容易
に求めることができる。
【0047】次にステップ51では、オフセット補正回
路33により制御回路10より出力される光量設定信号
により設定される光量設定電圧Vrefと繋ぎ目光量演
算回路32により演算されたオフセット光量値に相当す
る電圧値ΔVとから補正光量値に相当するオフセット電
圧値を算出し、LD駆動回路20、21に駆動電圧Vr
ef−ΔV/2,Vref+ΔV/2をそれぞれ、供給
する。
【0048】このようにしてレーザダイオードのドルー
プ特性に起因する過渡的な光量変化を補正することによ
り、隣接する露光範囲の繋ぎ目近傍における異なる光源
の光量を均一にすることができ、筋模様に代表される画
質不具合の発生を防止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1乃至請求
項3に記載の発明によれば、画像情報に基づいて光量制
御することにより、複数の露光ビームによる複数に分割
された露光範囲の繋ぎ目における光量を微妙に補正で
き、上記繋ぎ目での画像乱れ、もしくは筋模様の発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光走査装置の概略構
成図。
【図2】図1における光源A,Bによる走査タイミング
を示すタイミングチャート。
【図3】本発明の実施の形態に係る光走査装置の制御部
の具体的構成を示すブロック図。
【図4】光源を連続点灯させ走査中の定常状態における
感光体上の光量の変化状態を示す説明図。
【図5】光源を連続点灯させて実際のライン印字を行っ
た時の感光体上の光量の変化状態を示す説明図。
【図6】光源をパルス点灯させた場合における感光体上
の隣接する露光範囲の繋ぎ目部分の光量の変化状態を示
す説明図。
【図7】光源を連続点灯させて実際のライン印字を行っ
た時の光量補正後の感光体上の光量の変化状態を示す説
明図。
【図8】光源をパルス点灯させて実際のライン印字を行
った時の感光体上の光量の変化状態を示す説明図。
【図9】光源を連続点灯させて実際のライン印字を行っ
た時の光量補正後の感光体上の光量の変化状態を示す説
明図。
【図10】図3に示した光源制御回路の制御動作を示す
フローチャート。
【図11】ドループ特性関数の具体例を示す図。
【符号の説明】
1 ポリゴンミラー 2 反射鏡 3 同期センサ 4 制御部 10 制御回路 11 画像メモリ 12 画像メモリ 13 同期センサ 14 カウンタ 15 クロックパルス発生器 16 PWM変調器 17 PWM変調器 18 AND回路 19 AND回路 20 LD駆動回路 21 LD駆動回路 22 光源A 23 光源B 24 受光回路 25 受光回路 26 演算回路 30 光源制御回路 31 ピクセル演算回路 32 繋ぎ目光量演算回路 33 オフセット補正回路 34 補正キャンセル回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々、光ビームを発生させる複数の光源
    部と、該複数の光源部を駆動する複数の光源駆動手段
    と、露光範囲を主走査方向に複数に分割し各分割露光範
    囲を各光ビームによって走査する走査手段と、走査位置
    を検出する少なくとも一つの走査位置検出手段と、前記
    走査位置検出手段の検出出力に同期してそれぞれ所定の
    タイミングで前記光源部からの光ビームを受光して光量
    を検出する複数の光量検出手段と、前記複数の光量検出
    手段の検出結果に基づいて隣接する二つの露光範囲を走
    査する前記光源部の二つのビームの光量が前記隣接する
    二つの露光範囲の繋ぎ目近傍で均一になるように前記複
    数の光源駆動手段を制御する光源制御手段とを有するこ
    とを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記光源制御手段は、前記隣接する露光
    範囲の繋ぎ目近傍における前記光源部のビームの光量制
    御を、隣接する二つの露光範囲のうち主走査方向に対し
    繋ぎ目より手前側に位置する露光範囲における画像デー
    タによる変調時の光源部のオン状態の領域及びオフ状態
    の領域を示すデータに基づいて行うことを特徴とする請
    求項1に記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光源制御手段は、前記隣接する露光
    範囲の繋ぎ目近傍における前記光源部のビームの光量制
    御を、前記隣接する二つの露光範囲の繋ぎ目近傍におい
    て画像データに連続性がない場合には行わないことを特
    徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の光走査装
    置。
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