JPH10213247A - パイロット式リリーフ弁 - Google Patents

パイロット式リリーフ弁

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JPH10213247A
JPH10213247A JP1629197A JP1629197A JPH10213247A JP H10213247 A JPH10213247 A JP H10213247A JP 1629197 A JP1629197 A JP 1629197A JP 1629197 A JP1629197 A JP 1629197A JP H10213247 A JPH10213247 A JP H10213247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
piston
pilot
pressure side
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP1629197A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Maruyama
純 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH10213247A publication Critical patent/JPH10213247A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストレーナ等を用いずにリリーフ用ポートの
開口縁とパイロット弁との間に微小異物が喰い込むこと
がないようにする。 【解決手段】 高圧側2を圧力室8に連通する軸孔9を
有するピストン10を、軸孔9を有するピストン本体2
0と、そのピストン本体20の盲穴23に嵌合した補助
ピストン21で構成し、この補助ピストン21と盲穴2
3との間に微小隙間27を形成して軸孔9に流入した高
圧流体が微小隙間27を経て圧力室8に流入するように
する。これによって、高圧流体に混入した微小異物が微
小隙間27に捕捉され、圧力室8に入り込むことがない
から、リリーフ用ポート11の開口縁11aとパイロッ
ト弁12との間に微小異物が喰い込むことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロット弁が開
くことによって主弁が開いて高圧側の高圧流体を低圧側
に流出して高圧側の圧力が設定圧以上とならないように
するパイロット式リリーフ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】パイロット式リリーフ弁としては例えば
図1に示すものが知られている。具体的には、筒状の弁
本体1内に、高圧側2に開口した流入ポート3と低圧側
4に開口した流出ポート5を連通・遮断する主弁6とス
リーブ7を設け、主弁6とスリーブ7との間に圧力室8
を形成する。主弁6に軸孔9を有するピストン10を嵌
挿して高圧側2を圧力室8に連通する。スリーブ7に圧
力室8を低圧側4に連通するリリーフ用ポート11を形
成し、このリリーフ用ポート11の開口縁11aにパイ
ロット弁12をスプリング13で押しつけて圧力室8と
低圧側4を遮断している。補助スプリング14でピスト
ン10を主弁6に押しつけて主弁6を流入ポート3と流
出ポート5を遮断する位置に保持している。
【0003】高圧側2の高圧流体は軸孔9を経て圧力室
8に流入し、リリーフ用ポート11からパイロット弁1
2に作用する。高圧流体の圧力が設定圧力以上となると
パイロット弁12が押されて圧力室8が低圧側4に連通
し、圧力室8内の高圧流体が低圧側4にパイロット流体
として流出する。これによってピストン10が移動して
パイロット弁12の杆体15に当接して軸孔9を閉じ
る。
【0004】軸孔9が閉じると細孔16、スリット17
を経て高圧流体が圧力室8に流れるから、圧力室8内の
圧力が高圧側2よりも低圧となって、主弁6が移動して
流入ポート3と流出ポート5が連通し、流出ポート5か
ら低圧側4に大流量の高圧流体が流出して高圧側2の圧
力を設定圧力とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかるパイロット式リ
リーフ弁であると、高圧側2に混入した微小異物が圧力
室8に流れ込み、リリーフ用ポート11の開口縁11a
とパイロット弁12との間に喰い込んでパイロット弁1
2が完全に閉じることが出来ずに誤作動することがあ
り、高圧流体の漏れ量が大となることがある。
【0006】このことを解消するために、高圧側2にス
トレーナ等を取付けて微小異物を捕捉して圧力室8に流
れ込まないようにしているが、ストレーナ等を取付ける
ことでコストが高くなるし、その取付け作業が面倒とな
る。また、大きな取付けスペースを必要とする。
【0007】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたパイロット式リリーフ弁を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明
は、高圧側2と低圧側4を連通・遮断する主弁6と、軌
孔9を有し主弁6に嵌挿されて高圧側2を圧力室8に連
通するピストン10と、圧力室8を低圧側4に連通する
リリーフ用ポート11と、このリリーフ用ポート11の
開口縁11aにスプリング13で押しつけられ、圧力室
8内の圧力でスプリング13に抗して移動して開口縁1
1aから離れるパイロット弁12を備え、高圧側2の高
圧流体が設定圧力以上となるとパイロット弁12が開口
縁11aから離れて圧力室8内の高圧流体がリリーフ用
ポート11から低圧側4にパイロット流体として流出
し、それによって圧力室8内の圧力が高圧側2の圧力よ
りも低下して主弁6が高圧側2と低圧側4を連通して大
流量の高圧流体が低圧側4に流出するようにしたパイロ
ット式リリーフ弁において、前記ピストン10を、軸孔
9を有するピストン本体20とこのピストン本体20に
嵌合した補助ピストン21とで構成し、このピストン本
体20と補助ピストン21との間に微小隙間27と、こ
の微小隙間27の流入側を軸孔9に連通し、かつ流出側
を圧力室8に連通する流路を形成したことを特徴とする
パイロット式リリーフ弁である。
【0009】本発明によれば、高圧側2の高圧流体は軸
孔9、微小隙間27を経て圧力室8に流入するので、そ
の高圧流体に混入した微小異物は微小隙間27で捕捉さ
れて圧力室8に入り込むことがない。
【0010】したがって、リリーフ用ポート11の開口
縁11aとパイロット弁12との間に喰い込むことがな
いから、誤作動することがないし、大流量の高圧流体が
低圧側4に流出することがない。
【0011】また、ピストン10を構成するピストン本
体20と補助ピストン21との間に形成した微小隙間2
7で微小異物を捕捉するので、高圧側にストレーナ等を
設ける必要がなく、コストが高くなったり、面倒なスト
レーナ等の取付け作業が不要となる。また、取付けスペ
ースが不要である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図2に基づ
いて説明する。なお、従来と同一部材は符号を同一とす
る。ピストン10を、軸孔9を有するピストン本体20
と、このピストン本体20に嵌合して取付けた補助ピス
トン21とで構成する。
【0013】具体的には、図3に示すようにピストン本
体20の圧力室8側に大径部22と盲穴23を形成し、
この大径部22と主弁6との間に補助スプリング14を
設ける。大径部22に盲穴23を圧力室8に開口するポ
ート24を形成する。
【0014】補助ピストン21は盲穴23に密着して嵌
合する外周面25を有し、この外周面25に小径部26
を形成して盲穴23との間に微小隙間27を形成する。
この微小隙間27の流入側は流路、例えば径方向のポー
ト28、軸方向の細孔29を経て軸孔9に連通し、微小
時間27の流出側は流路、例えばポート24を経て圧力
室8に連通している。補助ピストン21はパイロット弁
12の杆体15と当接している。
【0015】次に作動を説明する。高圧流体は軸孔9、
細孔29、ポート28、微小隙間27、ポート24を経
て圧力室8に流入することでパイロット弁12に作用す
る。このようであるから、従来と同様に高圧流体の圧力
が設定圧力以上となるとパイロット弁12が移動して圧
力室8内の高圧流体が低圧側4にパイロット流体として
流出し、圧力室8内の圧力が高圧側2の圧力よりも低く
なって主弁6が移動して流入ポート3から流出ポート5
を経て低圧側4に大流量の高圧流体が流出する。
【0016】また、高圧流体に混入した微小異物は微小
隙間27に捕捉されて圧力室8に入り込むことがないの
で、リリーフ用ポート11の開口縁11aとパイロット
弁12との間に喰い込むことがない。
【0017】また、細孔29、微小隙間27は絞り効果
があるから、高圧側2の高圧流体の圧力変動が緩和され
て圧力室8内の圧力変動がゆるやかとなり、リリーフ弁
の安定性が向上する。
【0018】図4はピストン10の第2の実施の形態を
示し、補助ピストン21をピストン本体20の外周面に
嵌合して両者間に流入側環状隙間30と微小隙間27と
流出側環状隙間31を形成する。流入側環状隙間30を
ピストン本体20の細孔29で軸孔9に連通して流路と
してあり、流出側環状空間31をポート24で圧力室8
に連通して流路としてある。
【0019】このピストン10であれば、高圧流体は軸
孔9、細孔29、流入側環状隙間30、微小隙間27、
流出側環状隙間31、ポート24を経て圧力室8に流入
するので、高圧流体に混入した微小異物は微小隙間27
で捕捉されて圧力室8に入り込むことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパイロット式リリーフ弁の断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態を示すパイロット式リリー
フ弁の断面図である。
【図3】ピストン部分の拡大断面図である。
【図4】ピストン部分の他の例を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1…弁本体 2…高圧側 4…低圧側 6…主弁 8…圧力室 9…軸孔 10…ピストン 11…リリーフ用ポート 11a…開口縁 12…パイロット弁 13…スプリング 20…ピストン本体 21…補助ピストン 23…盲穴 27…微小隙間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧側2と低圧側4を連通・遮断する主
    弁6と、軌孔9を有し主弁6に嵌挿されて高圧側2を圧
    力室8に連通するピストン10と、圧力室8を低圧側4
    に連通するリリーフ用ポート11と、このリリーフ用ポ
    ート11の開口縁11aにスプリング13で押しつけら
    れ、圧力室8内の圧力でスプリング13に抗して移動し
    て開口縁11aから離れるパイロット弁12を備え、高
    圧側2の高圧流体が設定圧力以上となるとパイロット弁
    12が開口縁11aから離れて圧力室8内の高圧流体が
    リリーフ用ポート11から低圧側4にパイロット流体と
    して流出し、それによって圧力室8内の圧力が高圧側2
    の圧力よりも低下して主弁6が高圧側2と低圧側4を連
    通して大流量の高圧流体が低圧側4に流出するようにし
    たパイロット式リリーフ弁において、 前記ピストン10を、軸孔9を有するピストン本体20
    と、このピストン本体20に嵌合した補助ピストン21
    とで構成し、このピストン本体20と補助ピストン21
    との間に微小隙間27と、この微小隙間27の流入側を
    軸孔9に連通し、かつ流出側を圧力室8に連通する流路
    を形成したことを特徴とするパイロット式リリーフ弁。
JP1629197A 1997-01-30 1997-01-30 パイロット式リリーフ弁 Pending JPH10213247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111279105A (zh) * 2018-03-16 2020-06-12 Kyb株式会社 溢流阀
CN112460092A (zh) * 2020-12-10 2021-03-09 山东泰丰智能控制股份有限公司 一种流量阀和溢流阀集成的螺纹插装阀

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CN111279105A (zh) * 2018-03-16 2020-06-12 Kyb株式会社 溢流阀
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Effective date: 20060412

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