JPH10213192A - 合成樹脂製チエーンテンショナおよびその製造方法 - Google Patents
合成樹脂製チエーンテンショナおよびその製造方法Info
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- JPH10213192A JPH10213192A JP1240797A JP1240797A JPH10213192A JP H10213192 A JPH10213192 A JP H10213192A JP 1240797 A JP1240797 A JP 1240797A JP 1240797 A JP1240797 A JP 1240797A JP H10213192 A JPH10213192 A JP H10213192A
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- chain tensioner
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- tensioner lever
- lever
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/18—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
- F16H2007/185—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains the guiding surface in contact with the belt, rope or chain having particular shapes, structures or materials
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転成形を可能にして、チエ−ンテンショナ
を小型化すると共に、チエ−ンテンショナのレバ−が破
損しても回りに飛び散らないようにすること。 【解決手段】 チエーンの摺接面 501を有するチエ−ン
テンショナレバ−外殻5の内壁面に中空状の内殻6を密
着させた状態に、チエ−ンテンショナレバ−を回転成形
にて成形し、チエ−ンテンショナレバ−を二層構造にす
る。また、チエ−ンテンショナレバ−外殻6を耐摩耗性
の合成樹脂で成形し、内殻5を強化合成樹脂で成形し、
強化合成樹脂で成形した内殻5を耐摩耗性合成樹脂で包
むようにする。これにより、チエ−テンショナレバ−の
肉厚を厚くして強度を向上することにより小型化すると
共に、内殻5が壊れてもチエ−ンテンショナレバ−外殻
6でその飛散を防止し、回りへの影響をなくすことがで
きる。
を小型化すると共に、チエ−ンテンショナのレバ−が破
損しても回りに飛び散らないようにすること。 【解決手段】 チエーンの摺接面 501を有するチエ−ン
テンショナレバ−外殻5の内壁面に中空状の内殻6を密
着させた状態に、チエ−ンテンショナレバ−を回転成形
にて成形し、チエ−ンテンショナレバ−を二層構造にす
る。また、チエ−ンテンショナレバ−外殻6を耐摩耗性
の合成樹脂で成形し、内殻5を強化合成樹脂で成形し、
強化合成樹脂で成形した内殻5を耐摩耗性合成樹脂で包
むようにする。これにより、チエ−テンショナレバ−の
肉厚を厚くして強度を向上することにより小型化すると
共に、内殻5が壊れてもチエ−ンテンショナレバ−外殻
6でその飛散を防止し、回りへの影響をなくすことがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チエ−ンテンショ
ナを小型化し、かつ、チエ−ンテンショナが壊れても回
りに影響を与えないようにした合成樹脂製チエ−ンテン
ショナおよびその製造方法に関するものである。
ナを小型化し、かつ、チエ−ンテンショナが壊れても回
りに影響を与えないようにした合成樹脂製チエ−ンテン
ショナおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている合成樹脂製チエ−ン
テンショナのテンショナレバ−の製造形式としては、図
6および図8に示すように二種類ある。まず、図6に示
すテンショナレバ−1は、チエーンが摺接するテンショ
ナレバ−シュ2とテンショナレバ−ベ−ス3を一体成形
したものであり、ポリアミド46(補強材無し)を原料
として、インジェクションで成形される。図7は図6の
A−A線における横断面図であり、その断面形状はテン
ショナレバ−シュ−肉部 201、リブ 301および底面肉部
302からなるI形になっている。
テンショナのテンショナレバ−の製造形式としては、図
6および図8に示すように二種類ある。まず、図6に示
すテンショナレバ−1は、チエーンが摺接するテンショ
ナレバ−シュ2とテンショナレバ−ベ−ス3を一体成形
したものであり、ポリアミド46(補強材無し)を原料
として、インジェクションで成形される。図7は図6の
A−A線における横断面図であり、その断面形状はテン
ショナレバ−シュ−肉部 201、リブ 301および底面肉部
302からなるI形になっている。
【0003】次に、図8に示すテンショナレバ−1は、
テンショナレバ−シュ−2とテンショナレバ−ベ−ス3
を組み合わせた二色成形をしたものであり、テンショナ
レバ−シュ−2にはポリアミド46(補強材無し)の原
料を、またテンショナレバ−ベ−ス3にはポリアミド6
6にガラス繊維を混在させて強化した原料を使用して、
インジェクションにより成形加工している。図9はこの
テンショナレバ−1を横断面した図であり、このテンシ
ョナレバ−1も同様に、その断面形状はテンショナレバ
−シュ−肉部 201、リブ 301および底面肉部 302からな
るI形になっている。
テンショナレバ−シュ−2とテンショナレバ−ベ−ス3
を組み合わせた二色成形をしたものであり、テンショナ
レバ−シュ−2にはポリアミド46(補強材無し)の原
料を、またテンショナレバ−ベ−ス3にはポリアミド6
6にガラス繊維を混在させて強化した原料を使用して、
インジェクションにより成形加工している。図9はこの
テンショナレバ−1を横断面した図であり、このテンシ
ョナレバ−1も同様に、その断面形状はテンショナレバ
−シュ−肉部 201、リブ 301および底面肉部 302からな
るI形になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂成形法として
回転成形法がある。この回転成形法は金型内に原料であ
る合成樹脂を投入してこの合成樹脂を金型内で溶融し、
金型を回転させることによって溶融している合成樹脂を
流動させながら成形する。例えば、図7において回転成
形機にテンショナレバ−1を成形する金型を装着して、
回転成形機の軸4を矢印の方向に回転した場合に、溶融
している合成樹脂は金型内で流動し、テンショナレバ−
シュ−肉部 201と底面肉部 302に向かって流動して溜
り、適正な肉厚にすることができるが、リブ 301の部分
では樹脂が溜ることなく流動し、適正な肉厚のリブ 301
を成形することができない。このような理由で、テンシ
ョナレバ−1の成形には、インジェクションによる成形
が行われている。
回転成形法がある。この回転成形法は金型内に原料であ
る合成樹脂を投入してこの合成樹脂を金型内で溶融し、
金型を回転させることによって溶融している合成樹脂を
流動させながら成形する。例えば、図7において回転成
形機にテンショナレバ−1を成形する金型を装着して、
回転成形機の軸4を矢印の方向に回転した場合に、溶融
している合成樹脂は金型内で流動し、テンショナレバ−
シュ−肉部 201と底面肉部 302に向かって流動して溜
り、適正な肉厚にすることができるが、リブ 301の部分
では樹脂が溜ることなく流動し、適正な肉厚のリブ 301
を成形することができない。このような理由で、テンシ
ョナレバ−1の成形には、インジェクションによる成形
が行われている。
【0005】しかしながら、インジェクションで成形し
た場合に、成形技術面で次のような制限がある。すなわ
ち、インジェクションで成形した場合に、金型内で合成
樹脂が冷却固化する過程で、図7におけるテンショナレ
バ−シュ−肉部 201とガイド部 202との間の肉厚の差が
大きい場合に、ガイド部 202の近傍のテンショナレバ−
シュ−肉部 201にいわゆるヒケが発生する。また、同様
にテンショナレバ−シュ−肉部 201とリブ 301および底
面肉部 302とリブ 301との間の肉厚の差が大きい場合
に、テンショナレバ−シュ−肉部 201とリブ 301との接
合部およびリブ 301と底面肉部 302との接合部近傍にヒ
ケが発生する。このようにヒケが発生した場合にはその
ヒケの部分の強度が低下し好ましくない。
た場合に、成形技術面で次のような制限がある。すなわ
ち、インジェクションで成形した場合に、金型内で合成
樹脂が冷却固化する過程で、図7におけるテンショナレ
バ−シュ−肉部 201とガイド部 202との間の肉厚の差が
大きい場合に、ガイド部 202の近傍のテンショナレバ−
シュ−肉部 201にいわゆるヒケが発生する。また、同様
にテンショナレバ−シュ−肉部 201とリブ 301および底
面肉部 302とリブ 301との間の肉厚の差が大きい場合
に、テンショナレバ−シュ−肉部 201とリブ 301との接
合部およびリブ 301と底面肉部 302との接合部近傍にヒ
ケが発生する。このようにヒケが発生した場合にはその
ヒケの部分の強度が低下し好ましくない。
【0006】そこで、このヒケの発生を防止するために
は、製品の各部の肉厚が制限されることになる。その一
例を示せばテンショナレバ−シュ−肉部 201の肉厚は5
mm以下にしなければならず、また、リブ 301の肉厚はテ
ンショナレバ−シュ−肉部 201の60%以下にしなければ
ならない。このように肉厚に制限があって、かつ、強度
を確保するには、図4における高さH2 を高くしなけれ
ばならず、テンショナレバ−が大きくなるという問題が
ある。特に、エンジンカムシャフトの駆動系ではチエ−
ンテンショナの取り付けスペースが狭いので問題であ
る。
は、製品の各部の肉厚が制限されることになる。その一
例を示せばテンショナレバ−シュ−肉部 201の肉厚は5
mm以下にしなければならず、また、リブ 301の肉厚はテ
ンショナレバ−シュ−肉部 201の60%以下にしなければ
ならない。このように肉厚に制限があって、かつ、強度
を確保するには、図4における高さH2 を高くしなけれ
ばならず、テンショナレバ−が大きくなるという問題が
ある。特に、エンジンカムシャフトの駆動系ではチエ−
ンテンショナの取り付けスペースが狭いので問題であ
る。
【0007】また、図8に示すような二色成形におい
て、テンショナレバーベ−ス3の成形原料として、ポリ
アミド66にガラス繊維を混在した強化合成樹脂を使用
した場合に、この強化合成樹脂は衝撃力には比較的弱い
ので、部分的に欠けて飛び散る可能性がある。もしもテ
ンションレバ−ベ−ス3が欠損して飛散しエンジン内に
それが侵入した場合には、エンジンを摩耗しエンジンの
寿命を短くするという問題がある。
て、テンショナレバーベ−ス3の成形原料として、ポリ
アミド66にガラス繊維を混在した強化合成樹脂を使用
した場合に、この強化合成樹脂は衝撃力には比較的弱い
ので、部分的に欠けて飛び散る可能性がある。もしもテ
ンションレバ−ベ−ス3が欠損して飛散しエンジン内に
それが侵入した場合には、エンジンを摩耗しエンジンの
寿命を短くするという問題がある。
【0008】本発明は肉厚に制限がない回転成形を可能
にして、チエ−ンテンショナを小型化すると共に、チエ
−ンテンショナのレバ−が破損しても回りに飛び散らな
いようにして、回りに影響を与えないようにした合成樹
脂製チエ−ンテンショナおよびその製造方法を提供する
ものである。
にして、チエ−ンテンショナを小型化すると共に、チエ
−ンテンショナのレバ−が破損しても回りに飛び散らな
いようにして、回りに影響を与えないようにした合成樹
脂製チエ−ンテンショナおよびその製造方法を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
動力を伝達するチエーンの張力を調整するためのチエ−
ンテンショナのチエーンテンショナレバ−において、チ
エーンの摺接面を有するチエ−ンテンショナレバ−外殻
の内壁面に中空状の内殻を密着させた状態で形成し、チ
エ−ンテンショナレバ−を二層構造にしたことを特徴と
する。
の本発明に係る請求項1の記載から把握される手段は、
動力を伝達するチエーンの張力を調整するためのチエ−
ンテンショナのチエーンテンショナレバ−において、チ
エーンの摺接面を有するチエ−ンテンショナレバ−外殻
の内壁面に中空状の内殻を密着させた状態で形成し、チ
エ−ンテンショナレバ−を二層構造にしたことを特徴と
する。
【0010】次に、請求項2の記載から把握される手段
は、チエ−ンテンショナレバ−外殻を耐摩耗性の合成樹
脂で成形し、内殻を強化合成樹脂で成形したことを特徴
とする。
は、チエ−ンテンショナレバ−外殻を耐摩耗性の合成樹
脂で成形し、内殻を強化合成樹脂で成形したことを特徴
とする。
【0011】次に、請求項3の記載から把握される手段
は、チエ−ンテンショナレバ−を成形加工するための金
型内に粉末の合成樹脂を投入し、チエ−ンテンショナレ
バ−のチエーン摺接面が回転成形の回転円周面になるよ
うに金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転し、
チエ−ンテンショナレバ−外殻が成形された後に冷却
し、次にこのチエ−ンテンショナレバ−の外殻内に粉末
の合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテンショナレバ−
の側面が回転成形の回転円周面になるように金型を回転
成形機に装着して加熱しながら回転し、チエ−ンテンシ
ョナレバ−外殻の内部に内殻を形成した後に冷却するこ
とを特徴とする。
は、チエ−ンテンショナレバ−を成形加工するための金
型内に粉末の合成樹脂を投入し、チエ−ンテンショナレ
バ−のチエーン摺接面が回転成形の回転円周面になるよ
うに金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転し、
チエ−ンテンショナレバ−外殻が成形された後に冷却
し、次にこのチエ−ンテンショナレバ−の外殻内に粉末
の合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテンショナレバ−
の側面が回転成形の回転円周面になるように金型を回転
成形機に装着して加熱しながら回転し、チエ−ンテンシ
ョナレバ−外殻の内部に内殻を形成した後に冷却するこ
とを特徴とする。
【0012】次に、請求項4の記載から把握される手段
は、チエ−ンテンショナレバ−を成形加工するための金
型内に粉末の耐摩耗性合成樹脂を投入し、チエ−ンテン
ショナレバ−のチエーン摺接面が回転成形の回転円周面
になるように金型を回転成形機に装着して加熱しながら
回転し、チエ−ンテンショナレバ−外殻が成形された後
に冷却し、次にこのチエ−ンテンショナレバ−の外殻内
に粉末の強化合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテンシ
ョナレバ−の側面が回転成形の回転円周面になるように
金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転し、チエ
−ンテンショナレバ−外殻の内部に内殻を形成した後に
冷却することを特徴とする。
は、チエ−ンテンショナレバ−を成形加工するための金
型内に粉末の耐摩耗性合成樹脂を投入し、チエ−ンテン
ショナレバ−のチエーン摺接面が回転成形の回転円周面
になるように金型を回転成形機に装着して加熱しながら
回転し、チエ−ンテンショナレバ−外殻が成形された後
に冷却し、次にこのチエ−ンテンショナレバ−の外殻内
に粉末の強化合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテンシ
ョナレバ−の側面が回転成形の回転円周面になるように
金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転し、チエ
−ンテンショナレバ−外殻の内部に内殻を形成した後に
冷却することを特徴とする。
【0013】次に、各請求項の記載から把握される本発
明によって、課題がどのように解決されるかについて説
明する。まず、請求項1の記載から把握される本発明に
おいて、チエーンの摺接面を有するチエ−ンテンショナ
レバ−外殻の内壁面に中空状の内殻を密着させた状態で
形成することにより、チエ−ンテンショナレバ−を回転
成形にて成形することが可能になる。そしてこのよう
に、チエ−ンテンショナレバ−を二層構造にすることに
より、回転成形にて所望の肉厚のチエ−ンテンショナレ
バ−を成形加工する。
明によって、課題がどのように解決されるかについて説
明する。まず、請求項1の記載から把握される本発明に
おいて、チエーンの摺接面を有するチエ−ンテンショナ
レバ−外殻の内壁面に中空状の内殻を密着させた状態で
形成することにより、チエ−ンテンショナレバ−を回転
成形にて成形することが可能になる。そしてこのよう
に、チエ−ンテンショナレバ−を二層構造にすることに
より、回転成形にて所望の肉厚のチエ−ンテンショナレ
バ−を成形加工する。
【0014】次に、請求項2の記載から把握される本発
明において、チエ−ンテンショナレバ−外殻を耐摩耗性
の合成樹脂で成形し、内殻を強化合成樹脂で成形するこ
とにより、強化合成樹脂で成形した内殻を耐摩耗性合成
樹脂で包む。
明において、チエ−ンテンショナレバ−外殻を耐摩耗性
の合成樹脂で成形し、内殻を強化合成樹脂で成形するこ
とにより、強化合成樹脂で成形した内殻を耐摩耗性合成
樹脂で包む。
【0015】次に、請求項3の記載から把握される本発
明において、チエ−ンテンショナレバ−を成形加工する
ための金型内に粉末の合成樹脂を投入し、チエ−ンテン
ショナレバーのチエーン摺接面が回転成形の回転円周面
になるように金型を回転成形機に装着して加熱しながら
回転することにより、チエーン摺接面を形成するテンシ
ョナレバ−シュ−肉部と底面肉部の肉厚を厚く成形す
る。このように、チエ−ンテンショナレバー外殻が成形
された後に冷却し、次にこのチエ−ンテンショナレバー
の外殻内に粉末の合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテ
ンショナレバーの側面が回転成形の回転円周面になるよ
うに金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転する
ことにより、チエーンテンショナレバ−の側面に肉厚を
厚く成形する。そして、チエ−ンテンショナレバー外殻
の内部に内殻を形成した後に冷却することにより、二層
構造のチエ−ンテンショナレバ−が回転成形により成形
される。
明において、チエ−ンテンショナレバ−を成形加工する
ための金型内に粉末の合成樹脂を投入し、チエ−ンテン
ショナレバーのチエーン摺接面が回転成形の回転円周面
になるように金型を回転成形機に装着して加熱しながら
回転することにより、チエーン摺接面を形成するテンシ
ョナレバ−シュ−肉部と底面肉部の肉厚を厚く成形す
る。このように、チエ−ンテンショナレバー外殻が成形
された後に冷却し、次にこのチエ−ンテンショナレバー
の外殻内に粉末の合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテ
ンショナレバーの側面が回転成形の回転円周面になるよ
うに金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転する
ことにより、チエーンテンショナレバ−の側面に肉厚を
厚く成形する。そして、チエ−ンテンショナレバー外殻
の内部に内殻を形成した後に冷却することにより、二層
構造のチエ−ンテンショナレバ−が回転成形により成形
される。
【0016】次に、請求項4の記載から把握される本発
明によれば、チエ−ンテンショナレバーを成形加工する
ための金型内に粉末の耐摩耗性合成樹脂を投入し、チエ
−ンテンショナレバーのチエーン摺接面が回転成形の回
転円周面になるように金型を回転成形機に装着して加熱
しながら回転することにより、耐摩耗性の合成樹脂でチ
エーン摺接面を形成するテンショナレバ−シュ−肉部と
底面肉部を厚い肉厚に成形する。そして、チエ−ンテン
ショナレバー外殻が成形された後に冷却し、次にこのチ
エ−ンテンショナレバーの外殻内に粉末の強化合成樹脂
を投入した後に、チエ−ンテンショナレバーの側面が回
転成形の回転円周面になるように金型を回転成形機に装
着して加熱しながら回転することにより、強化合成樹脂
を耐摩耗性合成樹脂で包むことができると共に、チエ−
ンテンショナレバ−の側面を厚い肉厚の強化合成樹脂で
成形する。そして、チエ−ンテンショナレバー外殻の内
部に内殻を形成した後に冷却することにより、二層構造
のチエ−ンテンショナレバ−が回転成形により成形され
る。
明によれば、チエ−ンテンショナレバーを成形加工する
ための金型内に粉末の耐摩耗性合成樹脂を投入し、チエ
−ンテンショナレバーのチエーン摺接面が回転成形の回
転円周面になるように金型を回転成形機に装着して加熱
しながら回転することにより、耐摩耗性の合成樹脂でチ
エーン摺接面を形成するテンショナレバ−シュ−肉部と
底面肉部を厚い肉厚に成形する。そして、チエ−ンテン
ショナレバー外殻が成形された後に冷却し、次にこのチ
エ−ンテンショナレバーの外殻内に粉末の強化合成樹脂
を投入した後に、チエ−ンテンショナレバーの側面が回
転成形の回転円周面になるように金型を回転成形機に装
着して加熱しながら回転することにより、強化合成樹脂
を耐摩耗性合成樹脂で包むことができると共に、チエ−
ンテンショナレバ−の側面を厚い肉厚の強化合成樹脂で
成形する。そして、チエ−ンテンショナレバー外殻の内
部に内殻を形成した後に冷却することにより、二層構造
のチエ−ンテンショナレバ−が回転成形により成形され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】上記各請求項の記載から把握され
る本発明について、実施の形態を説明する。まず、請求
項1の記載から把握される本発明の実施の形態は、図3
に示すように、チエーンの摺接面 501を有するチエ−ン
テンショナレバ−外殻5を回転成形することにより、テ
ンショナレバ−シュ−肉部 502の肉厚t1 と外殻底面肉
部 503の肉厚t1 (両者の肉厚は等しくなる)を厚く
し、外殻側部 504の肉厚t5 を薄い肉厚にしたチエ−ン
テンショナレバ−外殻5となる。そして、このチエ−ン
テンショナレバ−外殻5の内壁面に内殻6を回転成形す
ることにより、内殻側部 601の肉厚t4 を厚く、内殻上
下面 602と 603の肉厚t2 を薄くした中空状の内殻6を
チエ−ンテンショナレバ−外殻5の内面に密着させた状
態で形成し、二層構造のチエ−ンテンショナレバ−とす
る。
る本発明について、実施の形態を説明する。まず、請求
項1の記載から把握される本発明の実施の形態は、図3
に示すように、チエーンの摺接面 501を有するチエ−ン
テンショナレバ−外殻5を回転成形することにより、テ
ンショナレバ−シュ−肉部 502の肉厚t1 と外殻底面肉
部 503の肉厚t1 (両者の肉厚は等しくなる)を厚く
し、外殻側部 504の肉厚t5 を薄い肉厚にしたチエ−ン
テンショナレバ−外殻5となる。そして、このチエ−ン
テンショナレバ−外殻5の内壁面に内殻6を回転成形す
ることにより、内殻側部 601の肉厚t4 を厚く、内殻上
下面 602と 603の肉厚t2 を薄くした中空状の内殻6を
チエ−ンテンショナレバ−外殻5の内面に密着させた状
態で形成し、二層構造のチエ−ンテンショナレバ−とす
る。
【0018】次に、請求項2の記載から把握される本発
明の実施の形態は、図3において、チエ−ンテンショナ
レバ−外殻5を例えばポリアミド46のような耐摩耗性
の合成樹脂で成形し、内殻6を例えばポリアミド66に
ガラス繊維を混在した強化合成樹脂で成形する。これに
より、強化合成樹脂で成形した内殻6が耐摩耗性合成樹
脂で包まれる。
明の実施の形態は、図3において、チエ−ンテンショナ
レバ−外殻5を例えばポリアミド46のような耐摩耗性
の合成樹脂で成形し、内殻6を例えばポリアミド66に
ガラス繊維を混在した強化合成樹脂で成形する。これに
より、強化合成樹脂で成形した内殻6が耐摩耗性合成樹
脂で包まれる。
【0019】次に、請求項3の記載から把握される本発
明の実施の形態は、図1の(イ)において、チエ−ンテ
ンショナレバ−を成形加工するための金型7内に粉末の
合成樹脂9を投入し、図3におけるチエ−ンテンショナ
レバ−のチエーン摺接面 501が、図1の(ロ)に示すよ
うに、回転成形の回転円周面になるように回転成形機8
に装着して加熱しながら回転し、チエ−ンテンショナレ
バ−外殻5(図3)が成形された後に冷却する。次に図
1の(ハ)に示すように、このチエ−ンテンショナレバ
−の外殻5内に粉末の合成樹脂10を投入した後に、図2
の(ニ)に示すように、チエ−ンテンショナレバ−の側
面 504(図3)が回転成形の回転円周面になるように金
型7を回転成形機8に装着して加熱しながら回転し、チ
エ−ンテンショナレバ−外殻5の内部に内殻6を形成し
た後に冷却する。
明の実施の形態は、図1の(イ)において、チエ−ンテ
ンショナレバ−を成形加工するための金型7内に粉末の
合成樹脂9を投入し、図3におけるチエ−ンテンショナ
レバ−のチエーン摺接面 501が、図1の(ロ)に示すよ
うに、回転成形の回転円周面になるように回転成形機8
に装着して加熱しながら回転し、チエ−ンテンショナレ
バ−外殻5(図3)が成形された後に冷却する。次に図
1の(ハ)に示すように、このチエ−ンテンショナレバ
−の外殻5内に粉末の合成樹脂10を投入した後に、図2
の(ニ)に示すように、チエ−ンテンショナレバ−の側
面 504(図3)が回転成形の回転円周面になるように金
型7を回転成形機8に装着して加熱しながら回転し、チ
エ−ンテンショナレバ−外殻5の内部に内殻6を形成し
た後に冷却する。
【0020】次に、請求項4の記載から把握される本発
明の実施の形態は、図1の(イ)において、金型7に投
入される樹脂9を例えばポリアミド46のような耐摩耗
性のある合成樹脂とし、図1の(ハ)でチエ−ンテンシ
ョナレバ−外殻5内に投入される合成樹脂10を、例えば
ポリアミド66にガラス繊維を混合した強化合成樹脂に
する。
明の実施の形態は、図1の(イ)において、金型7に投
入される樹脂9を例えばポリアミド46のような耐摩耗
性のある合成樹脂とし、図1の(ハ)でチエ−ンテンシ
ョナレバ−外殻5内に投入される合成樹脂10を、例えば
ポリアミド66にガラス繊維を混合した強化合成樹脂に
する。
【0021】以下発明の実施の形態を更に詳しく説明す
る。まず、チエ−ンテンショナレバ−の製造方法につい
て説明する。図1(イ)において、チエ−ンテンショナ
レバ−を成形するための金型7内に、合成樹脂9を投入
する。この合成樹脂9としては例えば成形された状態で
表面が比較的に滑らかで耐摩耗性に優れたポリアミド4
6を使用する。また、合成樹脂の粒径の一例を示せば3
0メッシュである。
る。まず、チエ−ンテンショナレバ−の製造方法につい
て説明する。図1(イ)において、チエ−ンテンショナ
レバ−を成形するための金型7内に、合成樹脂9を投入
する。この合成樹脂9としては例えば成形された状態で
表面が比較的に滑らかで耐摩耗性に優れたポリアミド4
6を使用する。また、合成樹脂の粒径の一例を示せば3
0メッシュである。
【0022】次に、この金型7を図1(ロ)に示すよう
に水平横置きにされた回転成形機8に装着する。この装
着に際して図3におけるチエ−ンテンショナレバ−の摺
接面501が、回転成形機8の回転円周面になるようにす
る。そして、金型7を 330℃〜 350℃に加熱しながら回
転することにより、金型7の内部に投入された合成樹脂
9が溶融して回転円周面方向に流動し、摺接面 501が回
転成形機の回転円周面になるように回転成形機8に装着
されていることから、合成樹脂9は図3における摺接面
501側と底面肉部 503側に均一に滞留し、摺接面 501を
形成するテンショナレバ−シュ−肉部 502と底面肉部 5
03に肉厚t1 の厚い肉厚を形成する。この肉厚t1 の厚
さは投入される合成樹脂9の量によって、任意の厚さに
することができる。また、図3における外殻側部 504に
は合成樹脂9は滞留しないので、溶融した合成樹脂の流
動性に相応した薄い肉厚t5 になる。
に水平横置きにされた回転成形機8に装着する。この装
着に際して図3におけるチエ−ンテンショナレバ−の摺
接面501が、回転成形機8の回転円周面になるようにす
る。そして、金型7を 330℃〜 350℃に加熱しながら回
転することにより、金型7の内部に投入された合成樹脂
9が溶融して回転円周面方向に流動し、摺接面 501が回
転成形機の回転円周面になるように回転成形機8に装着
されていることから、合成樹脂9は図3における摺接面
501側と底面肉部 503側に均一に滞留し、摺接面 501を
形成するテンショナレバ−シュ−肉部 502と底面肉部 5
03に肉厚t1 の厚い肉厚を形成する。この肉厚t1 の厚
さは投入される合成樹脂9の量によって、任意の厚さに
することができる。また、図3における外殻側部 504に
は合成樹脂9は滞留しないので、溶融した合成樹脂の流
動性に相応した薄い肉厚t5 になる。
【0023】そして次に冷却することにより図1(ハ)
のように、金型7内にチエ−ンテンショナレバ−外殻5
が形成される。そして、このチエ−ンテンショナレバ−
外殻5内に合成樹脂10を投入する。この合成樹脂10とし
ては例えばポリアミド66にガラス繊維を混在させて強
化させたものを使用する。次に、図2(ニ)に示すよう
に、チエ−ンテンショナレバ−の側面 504(図3参照)
が回転成形機8の回転面になるように、金型7を回転成
形機8に装着し、金型7を 330℃〜 350℃に加熱しなが
ら回転することにより、チエ−ンテンショナレバ−外殻
5の内部に投入された合成樹脂10が溶融して回転円周面
方向に流動し、側面 504が回転成形機の回転円周面にな
るように回転成形機8に装着されていることから、合成
樹脂10は図3における内殻側部 601に均一に滞留し、こ
の部分に肉厚t4 の厚い肉厚を形成する。
のように、金型7内にチエ−ンテンショナレバ−外殻5
が形成される。そして、このチエ−ンテンショナレバ−
外殻5内に合成樹脂10を投入する。この合成樹脂10とし
ては例えばポリアミド66にガラス繊維を混在させて強
化させたものを使用する。次に、図2(ニ)に示すよう
に、チエ−ンテンショナレバ−の側面 504(図3参照)
が回転成形機8の回転面になるように、金型7を回転成
形機8に装着し、金型7を 330℃〜 350℃に加熱しなが
ら回転することにより、チエ−ンテンショナレバ−外殻
5の内部に投入された合成樹脂10が溶融して回転円周面
方向に流動し、側面 504が回転成形機の回転円周面にな
るように回転成形機8に装着されていることから、合成
樹脂10は図3における内殻側部 601に均一に滞留し、こ
の部分に肉厚t4 の厚い肉厚を形成する。
【0024】この肉厚t4 の厚さは投入される合成樹脂
10の量によって、任意の厚さにすることができる。ま
た、図3における内殻上下面 602および 603には合成樹
脂10は滞留しないので、溶融した合成樹脂の流動性に相
応した薄い肉厚t2 になる。そして、図2(ホ)に示す
ように、冷却固化させた後に金型7を開いて製品を取り
出す。
10の量によって、任意の厚さにすることができる。ま
た、図3における内殻上下面 602および 603には合成樹
脂10は滞留しないので、溶融した合成樹脂の流動性に相
応した薄い肉厚t2 になる。そして、図2(ホ)に示す
ように、冷却固化させた後に金型7を開いて製品を取り
出す。
【0025】図3はこの成形方法によって製造されたチ
エ−ンテンショナレバ−でり、その断面形状は四辺形に
なっていて、図4に示すI形に比べて曲げや捩じれに対
して強い形状になっている。また、一軸回転成形で二色
成形することにより、チエーン摺接面 501を有するテン
ショナレバ−シュ−肉部 502の肉厚t1 を厚くして、摩
耗に対する耐用寿命を長くすると共に、内殻側部 601の
肉厚t4 を厚くして、テンショナレバ−の曲げに対する
強度を補うようにしている。
エ−ンテンショナレバ−でり、その断面形状は四辺形に
なっていて、図4に示すI形に比べて曲げや捩じれに対
して強い形状になっている。また、一軸回転成形で二色
成形することにより、チエーン摺接面 501を有するテン
ショナレバ−シュ−肉部 502の肉厚t1 を厚くして、摩
耗に対する耐用寿命を長くすると共に、内殻側部 601の
肉厚t4 を厚くして、テンショナレバ−の曲げに対する
強度を補うようにしている。
【0026】図5は図3に示したテンショナレバ−と図
4に示したテンショナ−レバ−の荷重に対する変形量に
ついて試験した結果を表した線図である。試験に使用し
た図3および図4の寸法の諸元は次のとおりである。H
2 =h2 =20mm、W=w=20mmで外形を等しくした。そ
の他の寸法は図3において、t1=5mm、t2 =1mm、t
4 =5mm、t5 =1mm、図4において、T1 =4mm、T
2 =3mm、T3 =3mmである。また、図3において、チ
エ−ンテンショナレバ−外殻5にはポリアミド46(補
強材なし)、内殻6にはポリアミド66にガラス繊維を
混在させたものを使用し、図4においてはポリアミド6
6(補強材なし)を使用した。図5において、曲線は
図4に示すテンショナレバ−、曲線は図3に示すテン
ショナレバーについて、試験結果を線図にまとめたもの
である。
4に示したテンショナ−レバ−の荷重に対する変形量に
ついて試験した結果を表した線図である。試験に使用し
た図3および図4の寸法の諸元は次のとおりである。H
2 =h2 =20mm、W=w=20mmで外形を等しくした。そ
の他の寸法は図3において、t1=5mm、t2 =1mm、t
4 =5mm、t5 =1mm、図4において、T1 =4mm、T
2 =3mm、T3 =3mmである。また、図3において、チ
エ−ンテンショナレバ−外殻5にはポリアミド46(補
強材なし)、内殻6にはポリアミド66にガラス繊維を
混在させたものを使用し、図4においてはポリアミド6
6(補強材なし)を使用した。図5において、曲線は
図4に示すテンショナレバ−、曲線は図3に示すテン
ショナレバーについて、試験結果を線図にまとめたもの
である。
【0027】図から明らかな通り、荷重に対するテンシ
ョナレバ−の変形量は、図3に示したテンショナレバ−
(曲線)の方が小さく、圧縮降伏点の応力は1.4 倍、
変形量では0.6 倍になり、強度および変形量ともに図3
に示した回転成形の方が、図4に示したインジェクショ
ン成形よりも優れていることが確認された。また、図4
における寸法T1 =4mm、T2 =3mm、T3 =3mmは、
インジェクション成形での許容最大寸法であり、図3に
おける寸法t1 、t2 、t4 、t5 は任意寸法の厚さに
することができるので、更に強度を大きくし、かつ、変
形量を少なくすることができ、寸法h1 (h2 )を小さ
くすることができる。
ョナレバ−の変形量は、図3に示したテンショナレバ−
(曲線)の方が小さく、圧縮降伏点の応力は1.4 倍、
変形量では0.6 倍になり、強度および変形量ともに図3
に示した回転成形の方が、図4に示したインジェクショ
ン成形よりも優れていることが確認された。また、図4
における寸法T1 =4mm、T2 =3mm、T3 =3mmは、
インジェクション成形での許容最大寸法であり、図3に
おける寸法t1 、t2 、t4 、t5 は任意寸法の厚さに
することができるので、更に強度を大きくし、かつ、変
形量を少なくすることができ、寸法h1 (h2 )を小さ
くすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の記載に基づ
いて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれ
ば、チエーンの摺接面を有するチエ−ンテンショナレバ
−外殻の内壁面に中空状の内殻を密着させた状態にし
て、チエ−ンテンショナレバ−を回転成形にて成形し、
チエ−ンテンショナレバ−を二層構造にすることによ
り、回転成形にて所望の肉厚のチエ−ンテンショナレバ
−を成形加工することができ、チエ−テンショナレバ−
を小型化することができる。
いて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれ
ば、チエーンの摺接面を有するチエ−ンテンショナレバ
−外殻の内壁面に中空状の内殻を密着させた状態にし
て、チエ−ンテンショナレバ−を回転成形にて成形し、
チエ−ンテンショナレバ−を二層構造にすることによ
り、回転成形にて所望の肉厚のチエ−ンテンショナレバ
−を成形加工することができ、チエ−テンショナレバ−
を小型化することができる。
【0029】次に、請求項2の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、チエ−ンテ
ンショナレバ−外殻を耐摩耗性の合成樹脂で成形し、内
殻を強化合成樹脂で成形し、強化合成樹脂で成形した内
殻を耐摩耗性合成樹脂で包むようにしたので、チエ−テ
ンショナレバ−の強度を向上して更に小型化すると共
に、内殻が壊れてもチエ−ンテンショナレバ−外殻でそ
の飛散を防止し、回りへの影響をなくすことができる。
詳細な説明から把握される本発明によれば、チエ−ンテ
ンショナレバ−外殻を耐摩耗性の合成樹脂で成形し、内
殻を強化合成樹脂で成形し、強化合成樹脂で成形した内
殻を耐摩耗性合成樹脂で包むようにしたので、チエ−テ
ンショナレバ−の強度を向上して更に小型化すると共
に、内殻が壊れてもチエ−ンテンショナレバ−外殻でそ
の飛散を防止し、回りへの影響をなくすことができる。
【0030】次に、請求項3の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、粉末合成樹
脂を投入した金型を、チエ−ンテンショナレバーのチエ
ーン摺接面が回転成形の回転円周面になるように回転成
形機に装着して加熱しながら回転し、チエーン摺接面を
形成するテンショナレバ−シュ−肉部と底面肉部の肉厚
を厚く成形し、次にこのチエ−ンテンショナレバーの外
殻内に粉末の合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテンシ
ョナレバーの側面が回転成形の回転円周面になるように
金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転し、チエ
ーンテンショナレバ−の側面に肉厚を厚く成形し、二層
構造のチエ−ンテンショナレバ−を回転成形により成形
したので、チエ−ンテンショナレバ−の肉厚を任意の厚
さに成形することができ、チエ−ンテンショナレバ−を
小型化することができる。
詳細な説明から把握される本発明によれば、粉末合成樹
脂を投入した金型を、チエ−ンテンショナレバーのチエ
ーン摺接面が回転成形の回転円周面になるように回転成
形機に装着して加熱しながら回転し、チエーン摺接面を
形成するテンショナレバ−シュ−肉部と底面肉部の肉厚
を厚く成形し、次にこのチエ−ンテンショナレバーの外
殻内に粉末の合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテンシ
ョナレバーの側面が回転成形の回転円周面になるように
金型を回転成形機に装着して加熱しながら回転し、チエ
ーンテンショナレバ−の側面に肉厚を厚く成形し、二層
構造のチエ−ンテンショナレバ−を回転成形により成形
したので、チエ−ンテンショナレバ−の肉厚を任意の厚
さに成形することができ、チエ−ンテンショナレバ−を
小型化することができる。
【0031】次に、請求項4の記載に基づいて、発明の
詳細な説明から把握される本発明によれば、耐摩耗性の
粉末合成樹脂を投入した金型を、チエ−ンテンショナレ
バーのチエーン摺接面が回転成形の回転円周面になるよ
うに回転成形機に装着して加熱しながら回転し、チエー
ン摺接面を形成するテンショナレバ−シュ−肉部と底面
肉部の肉厚を厚く成形し、次にこのチエ−ンテンショナ
レバーの外殻内に粉末の強化合成樹脂を投入した後に、
チエ−ンテンショナレバーの側面が回転成形の回転円周
面になるように金型を回転成形機に装着して加熱しなが
ら回転し、チエーンテンショナレバ−の側面に肉厚を厚
く成形し、二層構造のチエ−ンテンショナレバ−を回転
成形により成形したので、チエ−ンテンショナレバ−の
肉厚を任意の厚さに成形すると共に強度を更に上げるこ
とができて、チエ−ンテンショナレバ−を更に小型化
し、かつ、内殻が壊れてもチエ−ンテンショナレバ−外
殻でその飛散を防止し、回りへの影響をなくすことがで
きる。
詳細な説明から把握される本発明によれば、耐摩耗性の
粉末合成樹脂を投入した金型を、チエ−ンテンショナレ
バーのチエーン摺接面が回転成形の回転円周面になるよ
うに回転成形機に装着して加熱しながら回転し、チエー
ン摺接面を形成するテンショナレバ−シュ−肉部と底面
肉部の肉厚を厚く成形し、次にこのチエ−ンテンショナ
レバーの外殻内に粉末の強化合成樹脂を投入した後に、
チエ−ンテンショナレバーの側面が回転成形の回転円周
面になるように金型を回転成形機に装着して加熱しなが
ら回転し、チエーンテンショナレバ−の側面に肉厚を厚
く成形し、二層構造のチエ−ンテンショナレバ−を回転
成形により成形したので、チエ−ンテンショナレバ−の
肉厚を任意の厚さに成形すると共に強度を更に上げるこ
とができて、チエ−ンテンショナレバ−を更に小型化
し、かつ、内殻が壊れてもチエ−ンテンショナレバ−外
殻でその飛散を防止し、回りへの影響をなくすことがで
きる。
【図1】本発明の一実施例についてテンショナレバ−の
製造工程を示す図である。
製造工程を示す図である。
【図2】本発明の一実施例についてテンショナレバ−の
製造工程を示す図である。
製造工程を示す図である。
【図3】図1および図2の製造工程で製造されたテンシ
ョナレバ−の縦断面図である。
ョナレバ−の縦断面図である。
【図4】従来のテンショナレバ−の縦断面図である。
【図5】図3と図4の断面形状を有するテンショナレバ
−の荷重に対する変形量を試験し、両者を比較して示し
た線図である。
−の荷重に対する変形量を試験し、両者を比較して示し
た線図である。
【図6】従来のテンショナレバ−の斜視図である。
【図7】図6のA−A線における縦断面図である。
【図8】他の従来例であるテンショナレバ−の斜視図で
ある。
ある。
【図9】図8におけるテンショナレバ−の縦断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 5 チエ−ンテンショナレバ−外殻 501 チエーン摺接面 502 テンショナレバ−シュ−肉部 503 外殻底面肉部 504 外殻側部 6 内殻 601 内殻側部 602 内殻上面 603 内殻下面 7 金型 8 回転成形機
Claims (4)
- 【請求項1】 動力を伝達するチエーンの張力を調整す
るための、チエ−ンテンショナのチエ−ンテンショナレ
バ−において、チエーン摺接面を有するチエ−ンテンシ
ョナレバ−外殻の内壁面に中空状の内殻を密着させた状
態で形成し、チエ−ンテンショナレバ−を二層構造にし
たことを特徴とする合成樹脂製チエ−ンテンショナ。 - 【請求項2】 チエ−ンテンショナレバ−外殻を耐摩耗
性の合成樹脂で成形し、内殻を強化合成樹脂で成形した
ことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製チエ−ンテ
ンショナ。 - 【請求項3】 チエ−ンテンショナレバ−を成形加工す
るための金型内に粉末の合成樹脂を投入し、チエ−ンテ
ンショナレバ−のチエーン摺接面が回転成形の回転円周
面になるように金型を回転成形機に装着して加熱しなが
ら回転し、チエ−ンテンショナレバ−外殻が成形された
後に冷却し、次にこのチエ−ンテンショナレバ−の外殻
内に粉末の合成樹脂を投入した後に、チエ−ンテンショ
ナレバ−の側面が回転成形の回転円周面になるように金
型を回転成形機に装着して加熱しながら回転し、チエ−
ンテンショナレバ−外殻の内部に内殻を形成した後に冷
却することを特徴とする合成樹脂製チエ−ンテンショナ
の製造方法。 - 【請求項4】 チエ−ンテンショナレバ−を成形加工す
るための金型内に粉末の耐摩耗性合成樹脂を投入し、チ
エ−ンテンショナレバ−のチエーン摺接面が回転成形の
回転円周面になるように金型を回転成形機に装着して加
熱しながら回転し、チエ−ンテンショナレバ−外殻が成
形された後に冷却し、次にこのチエ−ンテンショナレバ
−の外殻内に粉末の強化合成樹脂を投入した後に、チエ
−ンテンショナレバ−の側面が回転成形の回転円周面に
なるように金型を回転成形機に装着して加熱しながら回
転し、チエ−ンテンショナレバ−外殻の内部に内殻を形
成した後に冷却することを特徴とする合成樹脂製チエ−
ンテンショナの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1240797A JPH10213192A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 合成樹脂製チエーンテンショナおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1240797A JPH10213192A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 合成樹脂製チエーンテンショナおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213192A true JPH10213192A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11804417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1240797A Pending JPH10213192A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 合成樹脂製チエーンテンショナおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10213192A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001141005A (ja) * | 1999-11-10 | 2001-05-25 | Tsubakimoto Chain Co | テンショナ装置用及びチェーンガイド用シュー |
EP1291553A3 (en) * | 2001-09-11 | 2004-11-10 | Tsubakimoto Chain Co. | Synthetic resin guide for transmission device |
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EP2422113A2 (en) * | 2009-02-27 | 2012-02-29 | Borgwarner Inc. | Automotive timing chain system component and method thereof |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP1240797A patent/JPH10213192A/ja active Pending
Cited By (9)
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US8992358B2 (en) | 2009-02-27 | 2015-03-31 | Borgwarner Inc. | Automotive timing chain system component and method thereof |
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