JPH10212494A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】泡立ちがよく、泡のクリーミイ感に優れ、使用
後のコンディショニング効果（さっぱり感）の良い洗浄
剤組成物を提供すること。 【解決手段】（Ａ）２鎖２極性基含有陰イオン界面活性
剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）高級脂肪酸塩及び／又
はスルホン酸基含有１鎖１極性基含有陰イオン界面活性
剤の１種又は２種以上と、（Ｃ）非イオン界面活性剤を
含有し、（Ａ）／（Ｂ）の重量比が９／１〜１／９であ
り、（Ｃ）の含有量が０．５〜１０重量％である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、系の物理的安定性
にすぐれ、無刺激であり、泡立ちがよく、泡のクリーミ
イ性に優れ、洗浄後、さっぱりした感触を与えるコンデ
ィショニング効果にすぐれる洗浄剤組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から身体や毛髪の洗浄に使う洗浄剤
組成物では、泡立ちや泡のクリーミイ性に優れると共に
洗浄後のコンディショニング効果の良いものが検討され
てきた。例えば、洗髪時のすすぎ感触を向上させるた
め、毛髪洗浄剤の主剤である通常の（１鎖１極性基含
有）陰イオン界面活性剤にカチオン性セルロース等のカ
チオン性高分子を配合することが試みられ、この配合に
よってすすぎ感触が良くなることが認められている。こ
れは、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩やア
ルキル硫酸塩等の毛髪洗浄用陰イオン界面活性剤がすす
ぎ時にカチオン性高分子と複合塩を形成して毛髪に吸着
することによる。一方、このカチオン性高分子の配合に
よってすすぎ時や仕上がり時に毛髪が硬くなる等の欠点
がある。そこで、最近、両性界面活性剤と特定の両性高
分子を配合した毛髪洗浄剤が検討されている。これを使
うと洗浄後のコンディショニング効果の良いものの泡立
ちや泡のクリーミイ性の点では十分満足されるとはいえ
ない。また、近年の消費者の嗜好の多様化に伴い、身体
や毛髪の洗浄に使う洗浄剤組成物の使用後の感触も重要
な要素となっており、洗い上がりがべたつく感触ではな
く、しっとりした感触が強く求められている。しかし、
このような感触を十分に与える洗浄剤組成物はまだ見出
されていないのである。これらの問題を解決するため
に、両性界面活性剤、第４級アンモニウム、カルボキシ
ル基含有陰イオン界面活性剤の組合せ（特開昭６２−２
８８６９４号公報）、非イオン界面活性剤、第４級アン
モニウム、カルボキシル基含有陰イオン界面活性剤の組
合せ（特開昭６３−３１７５９６号公報、特開平８−３
２５５９５号公報）、スルホン酸基含有陰イオン界面活
性剤と非イオン界面活性剤の組合せなど多数が提案され
ている。しかし、これらの洗浄剤はいずれも泡立ち、泡
のクリーミイ性の点で満足されるものではなかった。ま
た、皮膚刺激性と系の物理的安定性についても十分では
なかった。さらに、使用後の感触についてもさっぱりし
た感触がなく、べたつく感触を与える欠点を有するもの
である。このように、無刺激であり、泡立ちがよく、泡
のクリーミイ性に優れ、洗浄後のコンディショニング効
果として、特にさっぱり感を十分に与える洗浄剤組成物
はいまだ開発されていないのが実情であり、その改良が
望まれていたのである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な従来技術の欠点を改良せんとして鋭意研究した結果、
特定の２鎖２極性基含有の陰イオン界面活性剤と特定の
２種類の１鎖１極性基含有陰イオン界面活性剤と非イオ
ン界面活性剤を特定の比率で混合すると上記の欠点を格
段に改良することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明の目的は、系の物理的安定性にす
ぐれ、無刺激であり、泡立ちがよく、泡のクリーミイ性
に優れ、洗浄後（皮膚上でさっぱり感を十分に与える）
コンディショニング効果にすぐれる洗浄剤組成物に関す
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の発明
は、（Ａ）長鎖疎水基の炭素数が１８、１６、１４、１
２、１０又は８であり、極性基がカルボキシル基、硫酸
基、スルホン酸基、またはリン酸基であり、対イオンが
１価又は２価のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオ
ン又は有機アンモニウムイオンである２鎖２極性基含有
陰イオン界面活性剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）対イ
オンが１価又は２価のアルカリ金属イオン、アンモニウ
ムイオン又は有機アンモニウムイオンである高級脂肪酸
塩及び／又はスルホン酸基含有の１鎖１極性基含有陰イ
オン界面活性剤の１種又は２種以上とを含有し，（Ｃ）
非イオン界面活性剤を含有し、（Ａ）／（Ｂ）の重量比
が９／１〜１／９、（Ａ）と（Ｂ）の総含有量が０．０
５〜５０重量％、（Ｃ）の含有量が０．５〜１０重量％
であることを特徴とする洗浄剤組成物である。また、本
発明の請求項２の発明は、（Ａ）長鎖疎水基の炭素数が
１４及び／又は１２であり、極性基がカルボキシル基、
硫酸基、スルホン酸基、またはリン酸基であり、対イオ
ンが１価又は２価のアルカリ金属イオン、アンモニウム
イオン又は有機アンモニウムイオンである２鎖２極性基
含有陰イオン界面活性剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）
対イオンが１価又は２価のアルカリ金属イオン、アンモ
ニウムイオン又は有機アンモニウムイオンである高級脂
肪酸塩、Ｎ−アシル−Ｎ−アルキルタウリン塩、スルホ
コハク酸半アルキルエステルの１種又は２種以上とを含
有し，（Ｃ）非イオン界面活性剤を含有し、（Ａ）／
（Ｂ）の重量比が９／１〜１／９、（Ａ）と（Ｂ）の総
含有量が０．０５〜５０重量％、（Ｃ）の含有量が０．
５〜１０重量％であることを特徴とする洗浄剤組成物で
ある。

【０００５】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明における（Ａ）成分の２鎖２極性基含有陰イ
オン界面活性剤は、長鎖疎水基の炭素数が１８、１６、
１４、１２、１０又は８である。例示するとＮ，Ｎ’−
ビス〔２−ラウラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，
Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）が挙げられる。この化合物
の分子構造において疎水基の異なる同族体との混合体と
しても本発明の目的の範囲内で配合される。ここで用い
る対イオンとしては１価又は２価のアルカリ金属イオ
ン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンが
適用される。ただし、有機アンモニウムイオンとして
は、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該当す
る。Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ラウラミドエチル）エチレン
ジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）の他、さら
に具体的に例示すると、、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ミリス
トイラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ
（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−パルミトイ
ラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸
ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ラウラミドエチ
ル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナ
トリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ミリストイラミドエ
チル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸
ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−パルミトイラミド
エチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン
酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）
エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−
ビス（ミリストイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢
酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイルアミ
ド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，
Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ
（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリス
トイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナ
トリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイルアミド）エ
タン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，
Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）ブタン−Ｎ，Ｎ’−ジ
（酢酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリストイルアミ
ド）ブタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’
−ビス（パルミトイルアミド）ブタン−Ｎ，Ｎ’−ジ
（酢酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミ
ド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（エタンスルホン酸カリウ
ム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリストイルアミド）ブタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（エタンスルホン酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’
−ビス（パルミトイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ
（エタンスルホン酸ナトリウム）が挙げられる。本発明
において適用される２鎖２極性基含有陰イオン界面活性
剤の長鎖疎水基の炭素数は１２又は１４が起泡性の点で
最も好ましい。連結基としてのアルキレン鎖長は２〜６
が適用されるが、界面活性能の点で２が最も好ましい。
本発明において適用される２鎖２極性基含有陰イオン界
面活性剤の構造基であるカルボキシル基、硫酸基、スル
ホン酸基、またはリン酸基という極性基の中で皮膚刺激
性の点からカルボキシル基、スルホン酸基が好ましい。

【０００６】本発明における（Ｂ）成分の高級脂肪酸塩
及び／又はスルホン酸基含有の１鎖１極性基含有陰イオ
ン界面活性剤の疎水基の炭素数は、１０〜２２までが好
ましい。また、その疎水基の炭素数は１２〜１４のもの
が泡立ちの点で最も好ましい。スルホン酸基含有の１鎖
１極性基含有陰イオン界面活性剤としては、ｎ−アルカ
ンスルホネート、α−オレフィンスルホネート、高級脂
肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル等が挙げられ
る。これらの中で、Ｎ−アシル−Ｎ−アルキルメチルタ
ウリン塩、スルホコハク酸アルキル半エステルが、本発
明の組成物中の他の界面活性剤との相互作用の点で最も
相応しく、予想以上の低い皮膚刺激性、泡立ち及びさっ
ぱりした感触を与えるコンディショニング効果を示す。
対イオンは１価又は２価のアルカリ金属イオン、アンモ
ニウムイオン又は有機アンモニウムイオンの中から任意
に選択される。ここで、有機アンモニウムイオンとして
は、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸も該当す
る。これらの（Ｂ）成分の高級脂肪酸塩及び／又はスル
ホン酸基含有の１鎖１極性基含有陰イオン界面活性剤か
ら１種又は２種以上のものが本発明の洗浄剤組成物に配
合される。

【０００７】本発明における（Ｃ）成分の非イオン界面
活性剤しては、アルキルポリグリコシド、糖アミンアシ
ル化物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪
酸アルカノールアミド、脂肪酸アルカノールアミド、シ
ョ糖脂肪酸エステル、脂肪酸多価アルコールエステル等
が挙げられ、中でもアルキルポリグリコシド、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン
脂肪酸アルカノールアミド、脂肪酸アルカノールアミド
が挙げられる。なかでも脂肪酸アルカノールアミドが好
ましい。

【０００８】本発明においては、洗浄剤組成物中（Ａ）
成分と（Ｂ）成分を（Ａ）／（Ｂ）＝９／１〜１／９の
重量比で配合することが重要であり、更に（Ａ）／
（Ｂ）＝８／２〜２／８とすることが好ましい。（Ａ）
／（Ｂ）が９／１を超えるとき、又は１／９未満のと
き、混合系における界面活性剤分子間の相互作用が十分
ではないので十分な滑り性とコンディショニング効果が
得られないおそれがある。本発明の洗浄剤組成物中
（Ａ）成分と（Ｂ）成分の総含有量は０．０５〜５０重
量％であることが必要であり、更に、０．１〜２５重量
％が好ましい。（Ａ）成分と（Ｂ）成分の総含有量が
０．０５重量％未満では十分な泡立ちが得られず、５０
重量％を超えるとコンディショニング効果が低下し、好
ましくない。（Ｃ）成分の非イオン界面活性剤の含有量
は０．５〜１０重量％であることが必要である。０．５
重量％未満では他の成分との作用が十分に発揮されず、
結果として十分にさっぱりした感触を与えるというコン
ディショニング効果が得られない。１０重量％を超える
とき、このコンディショニング効果が低下し、（ベタツ
キ感が強くなり）、好ましくない。

【０００９】本発明において、（Ｄ）成分の両性界面活
性剤は、アミドアミノ酸系界面活性剤、カルボベタイン
系界面活性剤、スルホベタイン系界面活性剤、アミドス
ルホベタイン系界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン
系界面活性剤、アミノ酸系ベタイン系界面活性剤、ホス
ホベタイン系界面活性剤、アルキルアミンオキシド類が
挙げられる。これらの中でカルボベタイン系界面活性剤
の１種である高級脂肪酸アミドプロピルベタインが、本
発明のコンディショニング効果において好ましい。
（Ｄ）成分の両性界面活性剤の含有量は１〜２０重量％
であることが必要である。１重量％未満では十分なコン
ディショニング効果が得られず、２０重量％を超えると
コンディショニング効果が低下し、好ましくない。

【００１０】本発明における（Ｅ）成分である水酸基を
分子内に２つ以上有する化合物とは、グリセリン、ジグ
リセリン、プロピレングリコール等の多価アルコールと
ソルビトールなどの糖化合物を意味する。このような化
合物を本発明の洗浄剤組成物中に含有させるとコンディ
ショニング効果が向上する。この含有量は０．５〜４０
重量％であることが必要であり、更に、１〜２５重量％
が好ましい。０．５重量％未満では十分なコンディショ
ニング効果が得られず、４０重量％を超えるとコンディ
ショニング効果が低下し（ベタツキ感が強くなり）、好
ましくない。

【００１１】本発明の洗浄剤組成物は上記の如くの組成
からなるが、必要に応じて他の界面活性剤、乳化助剤、
香料、着色剤、防腐剤、顔料等を本発明の目的を達成す
る範囲内で適宜配合することもできる。本発明の洗浄剤
組成物は、洗顔クリーム、液状洗顔料、ボディシャンプ
ー、シャンプー等の皮膚又は毛髪の洗浄を目的とするも
のに適用される。

【００１２】

【実施例】以下、実施例にて本発明を説明するが、本発
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量％である。表１、表２に示す組成の洗浄剤組成物を
調製し、それぞれについて皮膚上での感触、皮膚刺激性
について評価を行った。結果を表１、表２に示す。表
１、表２に示す配合重量％は活性剤の有効分の値であ
る。なお、表に示す(A)/(B) 重量比は（Ａ）成分の総含
有量と（Ｂ）成分の総含有量との比である。

【００１３】（評価方法）皮膚上での感触は、専門パネ
ラー３０名の健常な日本人女性が洗浄剤１ｇをとり４０
度Ｃの温水を用いて１分間泡立てた時点、洗顔した時点
及び温水ですすぐ時点で下記基準に従って評価した。結
果は３０名の平均スコアから下記の判定基準に従い下記
に示す。皮膚刺激性の評価は、各洗浄剤組成物をそれぞ
れ５匹にモルモットの健常皮膚に４回塗布し、４回目の
反応を下記の表基準で評価した。結果は５匹の平均スコ
アから下記の判定基準に従い下記に示す。

【００１４】（基準） （１）泡立て時の感触 Ａ．評価とスコア： きしみがなく、クリーミイさが顕著に大きい（スコア
４） きしみがなく、クリーミイさが大きい（スコア３） きしみがやや強く、クリーミイさががやや不良（スコア
２） きしみが強く、クリーミイさが不良（スコア１） Ｂ．平均スコアと判定： 平均スコア４．０以上（◎） 平均スコア３．０〜３．９（○） 平均スコア２．０〜２．９（△） 平均スコア１．０〜１．９（×） （２）すすいだ時の感触 Ａ．評価とスコア： きしみがなく、非常になめらか（スコア４） きしみがなく、なめらか（スコア３） きしみがやや強く、なめらかさがやや不良（スコア２） きしみが強く、不良（スコア１） Ｂ．平均スコアと判定： 平均スコア４．０以上（◎） 平均スコア３．０〜３．９（○） 平均スコア２．０〜２．９（△） 平均スコア１．０〜１．９（×） （３）毛髪乾燥後の感触 Ａ．評価とスコア： 指通りが良く、非常になめらかで、全くべたつかず、非
常にしっとり（スコア４） 指通りが良く、なめらかで、ほぼべたつかず、しっとり
（スコア３） 指通りがやや悪く、なめらかさがやや不良で、ややべた
つき、かつ、しっとり感がやや不良（スコア２） 指通りがやや悪く、かなりべたつき、しっとり感がほと
んどない（スコア１） Ｂ．平均スコアと判定： 平均スコア４．０以上（◎） 平均スコア３．０〜３．９（○） 平均スコア２．０〜２．９（△） 平均スコア１．０〜１．９（×） （４）皮膚刺激性 Ａ．評価とスコア： 無刺激性（スコア５） 微刺激性（スコア４） 弱刺激性（スコア３） 中刺激性（スコア２） 強刺激性（スコア１） Ｂ．平均スコアと判定： 平均スコア４．０以上（◎） 平均スコア３．０〜３．９（○） 平均スコア２．０〜２．９（△） 平均スコア１．０〜１．９（×）

【００１５】実施例１〜２３，比較例１〜９ 表１に本発明の洗浄剤組成物（試験試料）の組成を示
す。ここに示す配合物は次のものを示す。 （１）配合される（Ａ）成分の２鎖２極性基含有陰イオ
ン界面活性剤 Ａ１：Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム） Ａ２：Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナトリウム） （２）配合される（Ｂ）成分の１鎖１極性基含有陰イオ
ン界面活性剤 Ｂ１：ラウリン酸ナトリウム Ｂ２：Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチルタウリンナトリウム Ｂ３：スルホコハク酸半ラウリルエステルナトリウム Ｂ４：α−オレフィンスルホネート（疎水基中の炭素原
子数：１４） （３）配合される（Ｃ）成分の非イオン界面活性剤 Ｃ１：ラウリン酸ジエタノールアミド Ｃ２：ドデシルグルコシド （４）配合される（Ｄ）成分の両性界面活性剤 Ｄ１：ラウリン酸アミドプロピルベタイン Ｄ２：ドデシルジメチルアンモニオ酢酸ベタイン （５）配合される（Ｅ）成分の水酸基を分子内に２つ以
上有する化合物 Ｅ１：グリセリン

【００１６】

【表１】

【００１７】

【表２】

【００１８】

【表３】

【００１９】

【表４】

【００２０】表１、２、３、４の結果から、本発明の洗
浄剤組成物を使って洗髪した場合は、前記評価項目のす
べてですぐれていることがわかる。一方、本発明の洗浄
剤組成物の構成成分のうちいずれか一つが欠ける比較例
の洗浄剤組成物の性能は本発明の洗浄剤組成物のそれよ
りも大幅に悪いことがわかる。

【００２１】

【発明の効果】以上記載の如く、本発明は、無刺激であ
り、泡立ちがよく、泡のクリーミイ感に優れ、洗浄後の
コンディショニング効果（しっとり感）にすぐれる洗洗
浄剤組成物を提供することは明らかである。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 （Ａ）長鎖疎水基の炭素数が１８、１
   ６、１４、１２、１０又は８であり、極性基がカルボキ
   シル基、硫酸基、スルホン酸基、またはリン酸基であ
   り、対イオンが１価又は２価のアルカリ金属イオン、ア
   ンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンである２
   鎖２極性基含有陰イオン界面活性剤の１種又は２種以上
   と、（Ｂ）対イオンが１価又は２価のアルカリ金属イオ
   ン、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンで
   ある高級脂肪酸塩及び／又はスルホン酸基含有の１鎖１
   極性基含有陰イオン界面活性剤の１種又は２種以上とを
   含有し，（Ｃ）非イオン界面活性剤を含有し、（Ａ）／
   （Ｂ）の重量比が９／１〜１／９、（Ａ）と（Ｂ）の総
   含有量が０．０５〜５０重量％、（Ｃ）の含有量が０．
   ５〜１０重量％であることを特徴とする洗浄剤組成物。
2. 【請求項２】 （Ａ）長鎖疎水基の炭素数が１４及び／
   又は１２であり、極性基がカルボキシル基、硫酸基、ス
   ルホン酸基、またはリン酸基であり、対イオンが１価又
   は２価のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン又は
   有機アンモニウムイオンである２鎖２極性基含有陰イオ
   ン界面活性剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）対イオンが
   １価又は２価のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオ
   ン又は有機アンモニウムイオンである高級脂肪酸塩、Ｎ
   −アシル−Ｎ−アルキルタウリン塩、スルホコハク酸半
   アルキルエステルの１種又は２種以上とを含有し，
   （Ｃ）非イオン界面活性剤を含有し、（Ａ）／（Ｂ）の
   重量比が９／１〜１／９、（Ａ）と（Ｂ）の総含有量が
   ０．０５〜５０重量％、（Ｃ）の含有量が０．５〜１０
   重量％であることを特徴とする洗浄剤組成物。
3. 【請求項３】 （Ｃ）の非イオン界面活性剤が高級脂肪
   酸アルカノールアミドであることを特徴とする請求項１
   又は２に記載の洗浄剤組成物。
4. 【請求項４】 （Ｄ）の両性界面活性剤を１〜１５重量
   ％配合することを特徴とする請求項１、２又は３に記載
   の洗浄剤組成物。
5. 【請求項５】 （Ｄ）の両性界面活性剤が高級脂肪酸ア
   ミドプロピルベタインであることを特徴とする請求項
   １、２、３又は４に記載の洗浄剤組成物。
6. 【請求項６】 （Ｅ）成分の水酸基を分子内に２つ以上
   有する化合物を１〜４０重量％配合することを特徴とす
   る請求項１、２、３、４又は５に記載の洗浄剤組成物。