JPH10212064A - シート後処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート後処理装置及びこれを備えた画像形成装置

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JPH10212064A
JPH10212064A JP9014099A JP1409997A JPH10212064A JP H10212064 A JPH10212064 A JP H10212064A JP 9014099 A JP9014099 A JP 9014099A JP 1409997 A JP1409997 A JP 1409997A JP H10212064 A JPH10212064 A JP H10212064A
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sheets
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JP9014099A
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Hideaki Ozasa
秀明 小笹
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの整合を確実に行なうことができると
共にコストダウン可能なシート後処理装置及びこれを備
えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 収納トレイ9に収納されるシートSの進
行方向に対して直角方向の側端に当接してシート側端の
整合を行なうサイド整合手段10と、待機位置と、収納
トレイ9に収納されるシートSを冊間で一時的に貯留す
る第1の位置と、貯留したシートSを収納トレイ9上に
解放する第2の位置に順次移動するシート貯留手段12
とを備えると共に、制御手段にてシート貯留手段12が
シートSを貯留している間に整合動作を行なうようにサ
イド整合手段10を制御すると共に、整合動作が終了し
た後第1の位置から第2の位置へ移動するようシート貯
留手段12を制御することにより、整合された貯留シー
トを収納トレイ9上に解放することができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート後処理装置
及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート後処
理装置に設けられたシート収納・整合装置のシート整合
動作に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート後処理装置の一例であるオ
ンライン製本装置等に設けられたシート収納・整合装置
において、接続する画像形成装置のプロダクティビティ
ーをおとすことなく単一の収納トレイで連続的に所定の
整合シート束を生産する構成として、冊間でシートを一
時貯留するシート貯留手段を設けて連続的にシー卜を整
合し、所定整合束を生産する構成が提案されている。
【0003】ここで、このように構成されたシート収納
・整合装置では、シート貯留手段から収納トレイに貯留
シートを解放(載置)する際、シート貯留手段の姿勢を
一定に維持し、かつシート貯留手段に貯留されたシート
の貯留状態から収納トレイ上に載置される際のシート先
端部の移動する軌跡が先端シャッターにより形成される
先端基準面を通過するようになっている。
【0004】また、これに関連するものとして、シート
貯留手段によるシートの貯留状態から収納トレイ上に載
置される際のシート先端部の整合乱れを矯正する後端整
合手段を有するシート収納・整合装置や、シート整合装
置で整合されたシート束を搬出するシート挟持・搬出装
置がシート束を挟持する位置に移動する際に整合シート
との接触による整合乱れを防止する構成のシート収納・
整合装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシート後処理装置及びこれを備えた画像形成装置
において、シート搬送手段(搬送ローラ等)によるシー
ト収納・整合装置へのシート搬送路が長ければ長いほど
シートの斜送によりシート搬送方向に対して直角方向
(以下、サイド方向と称す)の位置ズレが生じる。この
ため、この位置ズレやシート幅の規格上のバラツキを考
慮してシートの整合位置とサイド方向の整合手段(或る
いは規制手段)との間隔(整合位置と整合動作以前のサ
イド方向の整合手段の位置との間隔)をとる必要があ
る。
【0006】しかし、このように構成した場合、シート
整合装置に搬入されたシートはサイド方向の整合手段に
よる整合動作が行なわれるまではサイド方向の整合手段
の間で位置がバラ付いている。また、同様にシート貯留
手段に貯留されたシートもサイド方向の整合手段による
整合動作が行なわれない場合は、サイド方向の整合手段
の間で位置がバラ付いている。
【0007】このため、この状態のまま収納トレイ上に
搬送されるとシートの帯電による収納トレイとの吸着
や、シートの搬送方向と平行な端辺のカールによる収納
トレイ面とシート貯留手段に貯留されたシートとの摩擦
抵抗によってシートの先端部の整合乱れが生じてしま
う。
【0008】そして、この先端部の整合のバラツキが大
きく、収納されるシートの剛性が小さい場合、シートの
帯電による吸着力と収納トレイとの摩擦力の合力がシー
トを座屈させる力より大きくなると後端整合手段によっ
て先端方向への整合力をいくら作用させてもシートが座
屈してシート先端の整合乱れを矯正することができなく
なってしまう。
【0009】一方、収納トレイには、シート整合装置で
整合されたシート束を搬出するシート束搬送装置のシー
ト挟持位置ヘの移動の際、シートの搬送方向に平行な端
辺がシート束搬送装置のシート挟持部材と接触して整合
乱れを発生することを防止するためのシート先端下面規
制手段が設けられているが、サイド方向のシート位置の
バラツキが大きい場合には、このシート先端下面規制手
段をすべての収納シートサイズに対して満足するように
サイド方向に延伸させる必要が生じるため、シート束搬
送装置のシート挟持位置をサイド方向のセンター方向に
しなければならなくなる。
【0010】しかし、このようにシート挟持位置をずら
すと、シート先端下面規制手段との間で段差が生じ、シ
ート搬送方向と平行な端辺がシート先端下面規制手段の
シート搬送方向と平行な端辺に干渉して整合不良を生じ
るようになるという問題点がある。
【0011】なお、図23は、このような整合不良を説
明するための図である。なお、同図ではシート位置、サ
イドの整合用フェンス位置、先端下面規制手段の規制領
域、シート挟持・搬送手段のシート挟持位置の位置関係
を示している。
【0012】ここで、図23(a)は所定のシート搬入
位置に対して整合フェンス10A,10Bがサイド方向
の位置のバラツキを考慮して所定のギャップを有して待
機し、シートの先端部は下面が先端下面規制手段96
A,96Bの先端下面規制領域内に位置している状態を
示している。
【0013】また、図23(b)は移動可能な整合フェ
ンス(サイド移動フェンス)10Bが図23(a)に示
す待機位置から整合位置に移動してシートのサイド整合
を行なった時、固定側の整合フェンス10Aとの位置関
係を示している。また、図23(c)はシートがサイド
移動フェンス10B寄りに搬入された場合に、サイド移
動フェンス10Bの整合動作によってシート幅方向端辺
が先端下面規制手段96A,96Bの端辺と干渉する恐
れがあることを示している。
【0014】一方、シート束搬送装置のシート挟持位置
をシート搬送方向に対して直角方向のセンター方向に配
置すると、片持ちのシート挟持部材のより先端側にシー
トを挟持する力が作用するためシート挟持部材をより頑
強に構成する必要が生じてコストアップにつながる。
【0015】そこで本発明は、このような従来の問題点
を解決するためになされたものであり、シートの整合を
確実に行なうことができると共にコストダウン可能なシ
ート後処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成され
たシートを収納する収納トレイと、前記収納トレイに収
納されたシートを挟持搬出するシート挟持・搬出手段
と、シート収納時には前記収納されるシートの先端と当
接して該シートの先端を整合する突出位置に、またシー
ト搬出時には前記シートの搬出を妨げない退避位置に移
動する先端突き当て部材と、前記収納されるシートの進
行方向に対して直角方向の側端に当接して該シート側端
の整合を行なうサイド整合手段と、待機位置と、前記収
納トレイに収納されるシートを冊間で一時的に貯留する
第1の位置と、前記貯留したシートを前記収納トレイ上
に解放する第2の位置に順次移動するシート貯留手段
と、前記シート貯留手段が前記シートを貯留している間
に整合動作を行なうように前記サイド整合手段を制御す
ると共に、前記整合動作が終了した後前記第1の位置か
ら第2の位置へ移動するよう前記シート貯留手段を制御
する制御手段と、を有するシート収納・整合装置を備え
たことを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記収納トレイの上方に配
されると共に、該収納トレイに順次収納積載されたシー
ト又は前記シート貯留手段に貯留されたシートを掃き寄
せて前記先端突き当て部材方向に付勢する第1先端整合
手段と、前記収納トレイの下方に設けられ、該収納トレ
イに収納されたシート又は前記シート貯留手段から解放
された貯留シートの下面から該収納シート又は貯留シー
トに対して前記シート先端突き当て部材方向に搬送力を
与えて該シートの先端整合を行なう第2先端整合手段
と、前記収納トレイに収納されたシート又は前記解放さ
れた貯留シートの搬送方向後端側から該収納シート又は
貯留シートに対して前記シート先端突き当て部材方向に
搬送力を与えて該シートの先端整合を行なう後端整合手
段と、を有し、前記制御手段は、前記貯留シートの解放
の際に前記シート先端突き当て部材方向に搬送力を与え
るように前記第1先端整合手段、前記第2先端整合手段
及び前記後端整合手段を制御することを特徴とするもの
である。
【0018】また本発明は、前記収納トレイの搬出端の
両端に設けられると共に、前記シート挟持・搬送手段の
シート挟持位置近傍で前記収納トレイに収納されたシー
トの下面を支持する下面支持手段を有し、前記制御手段
は、1枚目のシートを前記収納トレイに収納する際、前
記シート挟持・搬送手段が前記シー卜束を挟持する所定
位置に位置しない場合には、前記1枚目のシートを貯留
するよう前記シート貯留手段を制御すると共に、前記貯
留シートの解放の際、前記下面支持手段に整合された解
放シートが載るようシート解放前に前記サイド整合手段
を制御することを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記制御手段は、前記シー
ト挟持・搬送手段が前記シート束を挟持する所定位置に
移動する際に、前記シートの先端整合を行なうよう前記
第2先端整合手段を制御することを特徴とするものであ
る。
【0020】また本発明は、画像を読み取る画像読取装
置と、画像形成されたシートの後処理を行うシート後処
理装置とを備えた画像形成装置において、前記シート後
処理装置は、前記請求項1乃至4いずれかに記載のシー
ト後処理装置であることを特徴とするものである。
【0021】また本発明のように、収納トレイに収納さ
れるシートの進行方向に対して直角方向の側端に当接し
てシート側端の整合を行なうサイド整合手段と、待機位
置と、収納トレイに収納されるシートを冊間で一時的に
貯留する第1の位置と、貯留したシートを収納トレイ上
に解放する第2の位置に順次移動するシート貯留手段と
を備えると共に、制御手段にてシート貯留手段がシート
を貯留している間に整合動作を行なうようにサイド整合
手段を制御すると共に、整合動作が終了した後第1の位
置から第2の位置へ移動するようシート貯留手段を制御
することにより、整合された貯留シートを収納トレイ上
に解放することができるようにする。
【0022】また本発明のように、収納トレイの搬出端
の両端にシート挟持・搬送手段のシート挟持位置近傍で
収納トレイに収納されたシートの下面を支持する下面支
持手段を設ける一方、1枚目のシートを収納トレイに収
納する際、シート挟持・搬送手段がシー卜束を挟持する
所定位置に位置しない場合には、制御手段にて1枚目の
シートを貯留するようシート貯留手段を制御すると共
に、シート解放前にサイド整合手段を制御して貯留シー
トの解放の際、下面支持手段に整合された解放シートが
載るようにすることにより、シート束搬送装置のシート
挟持位置をシート側端に近づけることができるようにす
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態に係るシート収
納・整合装置を有する後処理装置の一例であるオンライ
ンシート後処理装置の概略構成図であり、同図におい
て、1は製本装置、500は画像読取装置、501は給
紙装置、502は画像形成装置、600は仕分け収納装
置、700はオンラインシート後処理装置全体のシステ
ムの動作を制御するシステムコントローラである。
【0025】そして、このような構成のオンラインシー
ト後処理装置では、画像読取装置500で読み取られた
画像データは画像形成装置502に送られ、給紙装置5
01によって搬送されたシートに画像が形成される。こ
の後、この画像形成されたシートは製本装置1及び仕分
け収納装置600に搬送されて製本あるいは仕分けされ
るようになっている。
【0026】ところで、製本装置1は図2に示すよう
に、シート搬送装置201、シート収納・整合装置20
2、シート挟持・搬送手段であるシート挟持・搬送装置
203、テープ加熱装置204、テープ搬送装置20
5、製本束搬送装置206、収納スタッカー207より
構成されており、制御手段である製本コントローラ70
1が後述するシート収納・整合装置202のシート収納
・整合動作を含むそれぞれの装置の動作を制御してい
る。
【0027】また、シート搬送装置201は、搬入され
るシート材Sの搬送路2を有しており、搬入口2a、排
出口2bがそれぞれ形成され、シート搬送路2に沿って
上流側から搬入ローラ対3、複数の搬送ローラ対4、搬
出ローラ対5が配設されている。また、搬入ローラ2a
の下流近傍には、分岐手段としてのフラッパー6が配設
されていて、製本する際はシート搬送路2をシート搬送
路7に分岐するようになっている。なお、フラッパー6
によってシート搬送路7に分岐されたシートSは、シー
ト搬送ローラ対8によってシート収納・整合装置202
に搬入されるようになっている。
【0028】また、シート収納・整合装置202は、図
3に示すようにシートを収納する収納トレイ9、シート
の搬送方向と直角方向する端辺を揃えるサイド整合手段
である整合フェンス10(10a,10b)、シートの
搬送方向先端の辺を揃える、収納シート束厚に応じて積
載シート上面に対して昇降自在な第1先端整合手段であ
る整合パドル11(11a,11b)、製本の冊間でシ
ートを一時的に貯留するシート貯留手段であるストップ
フィンガー12(12a,12b)、シートの先端突き
当て部材である先端基準シャッター13(13a,13
b)、装置入口部でシートの下面をガイドするA4,L
TRサイズ用入口下ガイド14(14a,14b,14
c)及びB5サイズ用入口下ガイド14(14a’,1
4b’,14c’)、装置入口部でシートの上面をガイ
ドする入口上ガイド15(15a,15b,15c)を
備えている。
【0029】また、このシート収納・整合装置202
は、シート挟持・搬送装置203によって整合シートが
挟持されるシート挟持位置近傍にて、搬入されるシート
の搬送方向と平行な端辺が、収納トレイ9のシート積載
面9’と同一高さになるように位置されたシート挟持・
搬送装置203を構成する固定プレート16(16a,
16b)のシート挟持面16’(16’a,16’b)
の高さより下がらないように収納シートの下面を支持
(規制)する薄板部材よりなる下面支持手段であるシー
ト下面規制部材96(96a,96b)、整合パドル1
1の回転軸中心に回動自在に取付られ先端基準シャッタ
ー13の近傍からシート挟持位置近傍のシートの上面を
規制するシート先端部上規制部材97(97a,97
b)を備えている。
【0030】さらに、このシート収納・整合装置202
は、後端整合整合手段である後端整合ロッド50(50
a,50b)、収納トレイ9上のシートの下面から先端
基準シャッター方向に搬送力を与えてシートの先端整合
を行う第2先端整合手段であるアジテートローラ(以下
ローラという)51(51a,51b)、固定プレート
16(16a,16b)のシート挟持位置への移動経路
にあたる収納トレイ9の切り欠き部分102(102
a,102b)を備えている。
【0031】そして、シート収納・整合装置202に搬
入されたシートSは、上面を入口上ガイド15(15
a,15b,15c)によって、下面を入口下ガイド1
4(14a,14b,14c,14a’,14b’,1
4c’)によってガイドされつつ、先端基準シャッター
13(13a,13b)に突き当たる。また、この時、
整合パドル11(11a,11b)によってシートの搬
送方向の整合が、また整合フェンス10によってシート
の搬送方向と直角方向の整合が収納トレイ9上で行なわ
れる。なお、整合フェンス10は、固定フェンス10a
と移動フェンス10bによって構成されておりシートは
固定フェンス10a側を基準に整合されるようになって
いる。
【0032】一方、シート下面は、シート下面規制部材
96により固定プレート16(16a,16b)のシー
ト挟持面16’(16’a,16’b)の高さより下が
らないように規制され、先端基準シャッター13(13
a,13b)の近傍からシート挟持位置近傍のシート上
面はシート先端部上規制部材97(97a,97b)に
よって所定の押圧力を与えられて規制されている。
【0033】なお、連続的に製本を行なう場合は、スト
ップフィンガー12(12a,12b)を作動させて冊
間でシートを一時的に貯留させ、収納トレイ9上から整
合シート束が搬出されてからストップフィンガー12
(12a,12b)を解除して待機させていたシートを
収納トレイ9上に受け渡すようになっている。
【0034】ところで、シート挟持・搬送装置203
は、可動グリッププレート17(17a,17b)、固
定グリッププレート16(16a,16b)、可動グリ
ッププレート17の挟持駆動機構(不図示)、可動グリ
ッププレート17及び固定グリッププレート16の移動
機構(不図示)、図4に示すシート束ガイド18等によ
って構成されている。
【0035】そして、シート収納・整合装置202でシ
ートの整合が完了すると、まず図3に示すシート挟持位
置にて可動グリッププレート17の挟持駆動機構が作動
して可動グリッププレート17が挟持方向(下方)に移
動し、固定グリッププレート16でシート下面を支持し
た状態で図4(a)に示すように整合シート束Sbを挟
持する。
【0036】次に、このようにしてシート束Sbの挟持
が完了すると、可動グリッププレート17及び固定グリ
ッププレート16の移動機構が作動し、図4(b)に示
すようにシート束Sbをテープ加熱装置204に搬送す
る。なお、この時、シート束Sbの後端の下側はシート
束ガイド18(18a,18b,18c)によってガイ
ド支持されている。ここで、このシート束ガイド18は
可動グリッププレート17及び固定グリッププレート1
6と一緒に移動するようになっている。
【0037】ところで、テープ加熱装置204は、図2
に示すようにテープガイド19,20、センターヒータ
ー21、サイドヒーター22,23、センターヒーター
21の駆動機構24、サィドヒーター22,23の駆動
機構25等によって構成されると共に、シート挟持・搬
送装置203によって整合シート束が搬送されてくる以
前にテープ搬送装置205によってテープガイド19,
20部にバインドテープ26が供給されるようになって
いる。
【0038】ここで、次にテープ搬送装置205のテー
プ搬送動作について説明する。このテープ搬送装置20
5は、図2及び図5に示すようにテープリールRl,R
2、キャリッジ搬送体C、テープカッター42、テープ
搬送手段43,44、等によって構成されている。そし
て、テープを搬送する場合には、まずテープリールR
1,R2に巻かれたテープを、図5に示すようにテープ
カッター42により所定の長さにカットしてバインドテ
ープ26を作り、このバインドテープ26をテープ搬送
手段43によってキャリッジ搬送体C内に搬送する。
【0039】次に、このようにバインドテープ26がキ
ャリッジ搬送体C内に搬送されると、図6に示すように
キャリッジ搬送体Cは、テープ受取位置C1からテープ
受け渡し位置C2へ移動する。この後、キャリッジ搬送
体Cのテープ受取位置C1からテープ受け渡し位置C2
への移動が完了すると、図7に示すようにバインドテー
プ26はテープ搬送手段44によってテープガイド1
9,20部に供給される。
【0040】ところで、このようにバインドテープ26
が供給された後、センターヒーター21がセンターヒー
ター21の駆動機構24によって退避位置(不図示)か
ら図2に示す加熱位置に移動してバインドテープ26の
予熱を開始する。そして、シート束搬送装置203によ
って整合シート束Sbが、図4(c)に示すように背面
当接位置H(図2参照)に搬送されると、シート束Sb
の背面がバインドされる。
【0041】次に、このシート束Sbの背面バインドが
完了すると、駆動機構25によりサイドヒーター22,
23がテープガイド19,20を退避させ(不図示)か
つバインドテープ26の端部を持ち上げながら移動し、
シート束Sbをサイドヒーター22,23で挟み込むよ
うにして側面のバインドを開始する。
【0042】そして、このシート束Sbの側面バインド
が完了すると、サイドヒーター22,23での加圧が解
除され、この後、シート束搬送装置203により、図8
(a)に示すように製本完成品SCは背面当接位置Hよ
り製本束搬送装置206への受け渡し位置へと移送され
る。なお、センターヒーター21及びサイドヒーター2
2,23は、各々センターヒーター21の駆動機構2
4、サイドヒーター22,23の駆動機構25により次
のバインドテープのテープガイド部への供給のために退
避位置に戻る。
【0043】次に、製本束搬送装置206について説明
する。製本束搬送装置206は、図2に示すように製本
完成品受取トレイ27、製本完成品搬送トレイ28、製
本完成品受取トレイ27の駆動手段29,30、製本完
成品搬送トレイ28の駆動手段31,32、昇降手段3
3,34等より構成されている。
【0044】そして、シート挟持・搬送装置203によ
って背面当接位置Hより製本束搬送装置206への受け
渡し位置へと製本完成品SCが移送される際、まず受取
トレイ27がその駆動手段29,30により製本完成品
受取位置に移動し、受取トレイ27の移動が完了する
と、シート挟持・搬送装置203の可動グリッププレー
ト17及び固定グリッププレート18の挟持が解除さ
れ、受取トレイ27へ製本完成品SCが受け渡される。
なお、この後シート挟持・搬送装置203は、図5
(b)に示すようにシート収納・整合装置202の整合
シート挟持位置に戻るように移動する。
【0045】一方、受取トレイ27は、図8(c)に示
すように製本完成品SCを受け取ると、駆動手段29,
30によって図2に示す製本完成品搬送トレイ28への
受け渡し位置Tへ移動する。
【0046】そして、製本完成品搬送トレイ28は、図
9(a)に示すように受け渡し位置Tで製本完成品SC
を受け取ると、図9(b)に示すように駆動手段31,
32によって収納スタッカー35上に移動し、図9
(c)に示すように昇降手段33,34によって製本完
成品SCが収納スタッカー35内を下降する。そして収
納スタッカー35の35a,35b及び製本完成品搬送
トレイ28の収納スタッカー35から離れる方向への移
動によって製本完成品SCは収納スタッカー35内に収
納される。
【0047】次に、シート収納・整合装置202におけ
るシート収納・整合動作について図10〜図15を用い
て説明する。
【0048】シート収納・整合装置202に順次収納さ
れるシートは、図10(a)に示すように入口下ガイド
14によってその下面をガイドされ、上ガイド15によ
ってその上面をガイドされつつ収納される。なお、少な
くとも1枚目のシートの収納に際しては、同図に示すよ
うにローラ51が不図示駆動手段によって先端基準シャ
ッター13方向に所定の搬送力を与えるように回転して
いる。
【0049】ここで、収納されるシートSの先端整合は
1枚毎に整合パドル11で先端基準シャッター13方向
に掃き寄せることで行なわれる。一方、シート搬送方向
に対して直角方向の整合(サイド整合)は、整合タイミ
ングセンサー350(図2参照)による搬入シートの検
知に応じて行われ、整合タイミングセンサー350がシ
ートの搬入を検知した場合には(図15に示すフローチ
ャートの判断250のY)、製本コントローラ701が
整合フェンス10を往復移動させることによって行なわ
れる(同フローチャートの処理251)。
【0050】そして、所定の枚数のシートが収納・整合
されると(同フローチャートの判断252のY)、製本
コントローラ701が不図示ステッピングモータを駆動
させることにより、ストップフィンガー12が図10
(a)に示すような待機位置であるホームポジションか
ら反時計回りに回転して図10(b)及び図11(a)
に示すように第1の位置である整合シート束Sb上に着
紙して後続シートを順次貯留するようになっている(同
フローチャートの処理253)。
【0051】ここで、このストップフィンガー12の整
合シート束上への着紙位置(高さ方向)は、整合パドル
11の回転軸中心に回動自在に支持されたシート先端部
上規制部材97によって検知された積載シート高さに基
づいて製本コントローラ701により制御されている。
即ち、製本コントローラ701は、検出された積載シー
ト高さより束厚方向下方にストップフィンガー12を位
置させるようにステッピングモータを駆動させてストッ
プフィンガ−12と積載シートとの間にシートが入り込
む隙間が生じないように制御している。
【0052】また、この時のストップフィンガー12の
積載シートに対する付勢力が所定圧以上にならないよう
に(積載シートヘのキズ付け防止のため)ステッピング
モータの駆動パルス速度、駆動電流もしくは駆動電圧を
制御するようにしている。
【0053】なお、この積載シート束高さは、シート先
端部上規制部材97と順次収納・整合されて積載される
シートとのなす角度が略一定になるように整合パドル1
1のシート積載面に対する高さをその駆動手段のステッ
ピングモータによって制御する(順次高くしていく)こ
とによりその駆動パルス数を積載シート高さに換算する
ことによって検出するようになっている。
【0054】そして、所定枚数のシートが収納・整合さ
れてからストップフィンガー12によって後続シートを
順次貯留する際、ストップフィンガー12により少なく
とも1枚のシートSの貯留が完了すると(同フローチャ
ートの判断254のY)、製本コントローラ701は、
入口下ガイド14をシートガイド位置(図10(a),
(b)参照)から、図12(a)に示す貯留シートガイ
ド位置に移動する(同フローチャートの処理255)。
【0055】また同時に、少なくとも1枚のシートSの
貯留が完了すると、ストップフィンガー12を、時計回
りに回動させて同図に示すようにシートSを貯留したま
まシート積載面に対して上方の退避位置に移動させる
(同フローチャートの処理256)。これにより、シー
ト挟持・搬送装置203が整合済みシート束Sbの挟持
を開始し(同フローチャートの処理280)、この後シ
ート束Sbを搬出する際、図12(b)に示すようにス
トップフィンガー12とシート束Sbの上面とが擦れる
ことによるシートのキズ付きや、搬出される整合シート
束Sbの後端の膨らみによる貯留シートSヘの悪影響を
防止するようにしている。またこの時、同図に示すよう
に整合パドル11もストップフィンガー12の上方への
移動に連動して上方に移動するようにしており、これに
より貯留シートSのストップフィンガー12への先端整
合を行なうようしている。
【0056】なお、このストップフィンガー12による
シートSの貯留は、シート挟持位置で待機したシート挟
持・搬送装置203による整合済みシー卜束Sbのシー
ト収納・整合装置202内からの搬出が完了(同フロー
チャートの判断257のY、処理258、259及び判
断260)されるまで継続されると共に、貯留シートS
の先端整合は1枚毎に整合パドル11でストップフィン
ガー12のシート突当て面方向に掃き寄せることで行な
われ、サイド整合は整合タイミングセンサー350によ
るシートの搬入タイミングの検知結果をもとに行なわれ
る図11(b)に示すような整合フェンス10(移動側
の整合フェンス10b)の往復移動によって行なわれ
る。
【0057】一方、整合済みシート束Sbの搬出が完了
すると(同フローチャートの判断260のY)、先端基
準シャッター13がCLOSEされる(同フローチャー
トの処理261)と共に、図13(a)及び図11
(c)に示すようにストップフィンガー12は回動軸1
2c中心に反時計回りに回動しながら貯留シートSを収
納トレイ9上へ解放する第2の位置に移動し、この後ホ
ームポジションに移動して停止する(同フローチャート
の処理264、265)。
【0058】なお、この時ローラ51は貯留シート束
に、束下面から先端基準シャッター13方向へ所定の搬
送力を与えるように回転しており、これにより貯留シー
ト(特に最下面のシート)が収納トレイ9との摩擦や、
シートの帯電による収納トレイ9への貼付き等の原因に
よる先端基準シャッター13への未到達を防止している
(同フローチャートの処理267、判断268のY及び
処理269)。
【0059】また、貯留シートSの収納トレイ9上への
解放に伴って入口下ガイド14は貯留シートをガイドす
る第2位置(図12(a)参照)から、図13(b)に
示すようにシートSをガイドする第1位置に移動する。
さらに、貯留シートSの解放に伴って図14(a)に示
すように貯留シート束の後端側から、解放されつつある
貯留シートの後端辺を先端基準シャッター13方向に後
端整合ロッド50が、ホームポジションから整合位置ヘ
シートサイズに応じて移動し、これにより収納シートの
後端側からシートの先端整合を行なうようになっている
(同フローチャートの処理262、263)。
【0060】また、解放された貯留シートSのシート搬
送方向に平行な両端辺の搬送方向先端部は、図14
(b)に示すようにその下面をシート下面規制部材96
によって規制され、シート挟持・搬送装置203のシー
ト挟持位置への移動の際に整合シートSが乱されないよ
うになっている。このようにして所定数の整合シート束
が完成するまで連続してシートの収納・整合が行なわれ
る。
【0061】ところで、これまで述べたように、ストッ
プフィンガー12がシートSを貯留している間に、整合
フェンス10により整合動作を行なうことにより、収納
トレイ9上に解放される際に貯留シートSの幅方向の端
辺がカールしていたとしても収納トレイ面と貯留シート
との摩擦抵抗によってシート先端の整合を確実に行なう
ことができる。
【0062】また、貯留シートSの解放の際に、整合パ
ドル11及びローラ51によって先端基準シャッター1
3方向に搬送力を与えると共に、貯留シート解放動作に
連動して後端整合ロッド50を作動させることにより、
貯留シートSの帯電による収納トレイ9との吸着や、シ
ートSの幅方向の端辺のカールによる収納トレイ面との
摩擦抵抗が働いたとしても確実にシートの先端整合を行
うことができる。
【0063】ところで、これまでの説明においては、シ
ート挟持・搬送装置203が、シート収納・整合装置2
02の所定シート挟持位置に待機し、ストップフィンガ
ー12でのシート貯留位置がシート挟持位置の上流に位
置する場合について述べてきたが、次に、シート挟持・
搬送装置203が整合シート束が完成してからシート収
納・整合装置202の所定シート挟持位置に移動し、ス
トップフィンガー12でのシート貯留位置がシート挟持
領域かあるいはシート挟持位置の下流に位置するように
構成した第2の実施の形態に係るシート収納・整合装置
202におけるシート収納・整合動作を図16〜図21
を用いて説明する。
【0064】まず、1枚目のシートSが収納トレイ9に
収納される際、図16(a)に示すようにストップフィ
ンガー12は収納されるシートSが先端基準シャッター
13に到達する前にシートを貯留する第1の位置に回動
する(図17に示すフローチャートの判断280のY、
判断281のY及び処理282)。また、ローラ51も
所定時間作動する(同フローチャートの処理310、判
断311のY、処理312)。
【0065】これにより、1枚目のシートSは第1位置
に位置する入口下ガイド14によってその下面を、上ガ
イド15によってその上面をガイドされつつストップフ
ィンガー12上に貯留される。このとき、収納されるシ
ートSの先端整合は整合パドル11で先端基準シャッタ
ー13方向に搬送力を与えることにより、ストップフィ
ンガー12のシート突当て部に突当てられることにより
行われる。
【0066】次に、少なくとも1枚目のシートSがスト
ップフィンガー12上に貯留され、このシート貯留が完
了すると(同フローチャートの判断283のY)、入口
下ガイド14を第1位置であるシートガイド位置(図1
0(a),(b)参照)から、同図に示す第2位置であ
る貯留シートガイド位置に移動する一方(同フローチャ
ートの処理284)、ストップフィンガー12はシート
Sを貯留したまま貯留シートSの搬送方向先端部がシー
ト下面規制部材96(図3参照)の規制高さより積載方
向上方になるよう図16(b)に示すように回動軸12
c中心に退避位置へ時計回りに回動移動する(同フロー
チャートの処理285)。なお、この時同様に整合パド
ル11も積載方向上方に回動する。
【0067】そして、この退避位置への移動が完了する
と(同フローチャートの判断286のY)、整合タイミ
ングセンサー350によるシートの搬入タイミングの検
知結果をもとに整合フェンス10の往復移動によって貯
留シートSのサイド整合が行なわれる。
【0068】次に、この整合フェンス10によるサイド
整合が行なわれた後、図18(a)に示すようにストッ
プフィンガ12は貯留シートSを収納トレイ9上に解放
するよう反時計回りの方向に回動して第2の位置に移動
し、貯留シートSを収納トレイ9上に解放する(同フロ
ーチャートの処理287)と共に、この後図18(b)
に示すようにホームポジションに移動して停止する(同
フローチャートの処理288)。なお、この時同様に整
合パドル11も積載方向上方に回動する。また、この間
も順次シートSは搬入されてくるため貯留シートSの解
放のタイミングは整合フェンス10による整合動作と次
の整合動作との間となるように制御されている。
【0069】また、1枚目のシート貯留の際と貯留シー
トの収納トレイ9上への解放の際には、シート束下面か
らローラ51が先端基準シャッター13方向に所定の搬
送力を与えるように回転している(同フローチャートの
処理289、判断290のY及び処理291)。なお、
これに伴い後端整合ロッド50を作動させる(同フロー
チャートの処理313、314)。
【0070】その後、所定の枚数が収納・整合されるま
でシートの先端整合は、図18(b)に示すように1枚
毎に整合パドル11で先端基準シャッター13方向に掃
き寄せることで行なわれ、サイド整合は整合フェンス1
0の往復移動によって行なわれる(同フローチャートの
判断281のN及び処理292)。そして、所定の枚数
のシートの収納・整合が完了すると(同フローチャート
の判断293のY)、図19(a)に示すようにストッ
プフィンガー12がホームポジションから第1の位置に
移動して(同フローチャートの処理294)整合シート
束上に着紙し、後続シートを順次貯留するようになって
いる。
【0071】一方、所定の枚数のシートが収納・整合さ
れてからストップフィンガー12によって後続シートを
順次貯留する際、少なくとも1枚のシートSをストップ
フィンガー12によって貯留後、入口下ガイド14を同
図に示す第1位置から、図19(b)に示す貯留シート
Sをガイドする第2位置に移動する(同フローチャート
の判断295のY及び処理296)。また、これと同時
にストップフィンガー12は、シートSを貯留したまま
シート積載面に対して上方の退避位置に移動する(同フ
ローチャートの処理297)。
【0072】これにより、シート挟持・搬送装置203
が整合済みシート束をシート収納・整合装置202内か
ら搬出する際にストップフィンガー12とシート束上面
とが擦れることによるシートのキズ付きや搬出される整
合シート束の後端の膨らみによる貯留シートヘの悪影響
を防止している。
【0073】この後、図20(a)に示すようにストッ
プフィンガー12がシートSを貯留したまま退避位置に
移動した後、シート挟持・搬送装置203がその待機位
置からシート収納・整合装置202内のシート挟持位置
に移動し、シート束挟持を開始する(同フローチャート
の処理298)。この時、図20(b)に示すようにロ
ーラ51が先端基準シャッター13方向に所定の搬送力
を与えるように回転して万一シート束挟持・搬送装置2
03のシート挟持部材が整合シート下面と接触しても整
合不良を引き起こさないように制御しつつ整合シート束
Sbを挟持して搬出する。
【0074】なお、このストップフィンガー12による
シートSの貯留はシート挟持・搬送装置203による整
合済みシート束Sbのシート収納・整合装置202内か
らの搬出が完了するまで(同フローチャートの判断29
9のY、処理300、301及び判断302)継続され
ると共に、貯留シートの先端整合は1枚毎に整合パドル
11でストップフィンガー12のシート突当て面方向に
掃き寄せることで行なわれ、サイド整合は整合フェンス
10の往復移動によって行なわれる。
【0075】次に、この整合済みシート束の搬出が完了
すると(同フローチャートの判断302のY)、先端基
準シャッター13がCLOSEされる(同フローチャー
トの処理303)と共に、図21(a)に示すようにス
トップフィンガー12は回動軸12c中心に反時計回り
に回動しながら貯留シートSの収納トレイ9上への解放
を行なう(同フローチャートの処理304)と共に、こ
の後ホームポジションに移動して停止する(同フローチ
ャートの処理305)。
【0076】この時、ローラ51は貯留シート束を束下
面から先端基準シャッター13方向へ搬送力を与えるよ
うに回転しており(同フローチャートの処理306、判
断307のY及び処理308)、貯留シート(最下面の
シート)が収納トレイ9との摩擦や収納トレイ9への貼
付き(シートの帯電による)が原因による先端基準シャ
ッター13への未到達を防止している。
【0077】一方、貯留シートの収納トレイ9上への解
放に伴って入口下ガイド14は、図21(b)に示すよ
うに貯留シートをガイドする第2位置(図20(b)参
照)から順次搬入されてくるシートの下面をガイドする
第1位置に移動する。また、この貯留シートの収納トレ
イ9上への解放に伴って図22に示すように貯留シート
Sの後端辺を先端基準シャッター13方向に後端整合ロ
ッド50が移動し(同フローチャートの処理309、3
10)、これにより収納シートの後端側からシートの先
端整合を行なうようになっている。
【0078】また、解放された貯留シートSのシート搬
送方向平行な両端辺の搬送方向先端部は、その下面をシ
ート下面規制部材96によって規制され、シート挟持・
搬送装置203のシート挟持位置への移動の際に整合シ
ートが乱されないようになっている。このようにして所
定数の整合シート束が完成するまで連続してシートの収
納・整合が行なわれる。
【0079】このように、1枚目のシートSを収納トレ
イ9に収納する際、シート挟持・搬送装置203がシー
ト束を挟持する所定位置に位置しない場合には、ストッ
プフィンガー12により1枚目のシートSを貯留すると
共に整合フェンス10により整合動作を行なってから貯
留シートの解放を行うことによって、シート下面規制部
材96の規制領域を収納されるシフトサイズすべてを満
足する最小領域で済ますことができる。
【0080】これにより、シート下面規制部材96の規
制領域を広げることによるシート挟持・搬送装置203
のシート挟持位置のシート幅方向センター方向への配置
が不要となり、必要以上のシート挟持部材の補強が必要
なくなるためコストダウンが可能となる。
【0081】なお、本実施の形態において、ストップフ
ィンガー12に貯留されているシートSのサイド整合レ
ベルがシート収納・整合装置202で最終的に整合され
る整合レベルでなくも、収納されるシートSのバラツキ
を所定の範囲(先端下面規制手段の規制領域の範囲)に
抑えることができれば、シートSの搬送方向と平行な端
辺がサイド整合動作によって先端下面規制手段の端辺と
干渉して整合不良が起こることを未然に防止できる。
【0082】また、第1及び第2の実施の形態でのスト
ップフィンガー12は収納トレイ9上でシートSの貯留
を行ない、トレイ9上で整合フェンス10によってサイ
ド整合を行なっているが、シート貯留手段用の整合手段
を別に設ければ収納トレイ外(搬送ローラ対の上流)で
もよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ート貯留手段でシートを貯留している間にシート進行方
向直角方向の整合動作を行なうことにより、収納トレイ
上に解放される際、貯留シートの幅方向の端辺がカール
していたとしても収納トレイ面と貯留シートとの摩擦抵
抗によってシート先端の整合を確実に行なうことができ
る。
【0084】また、貯留シートを解放する際に、第1,
第2先端整合手段によってシート先端突き当て部材方向
に搬送力を与えると共に貯留シート解放動作に連動して
後端整合手段を作動させることにより、貯留シートの帯
電による収納トレイとの吸着や、シートの幅方向の端辺
のカールによる収納トレイ面との摩擦抵抗が働いたとし
ても貯留シート解放後、確実にシートの先端整合を行う
ことができる。
【0085】また、1枚目のシートを収納トレイに収納
する際、シート挟持・搬送手段が収納トレイ上で順次整
合されたシートの束を挟持する所定位置に位置しない場
合にはシート貯留手段を動作させて1枚目のシートを貯
留すると共に整合手段によるシート進行方向直角方向の
整合動作を行なってから貯留シートの解放を行なうこと
により、シートの先端下面規制手段の規制領域を、収納
されるシフトサイズすべてを満足する最小領域で済ます
ことができる。これにより、シート先端下面規制手段の
規制領域を広げることによるシート挟持・搬送装置のシ
ート挟持位置のシート幅方向センター方向への配置が不
要となり、必要以上のシート挟持部材の補強が必要なく
なるためコストダウンが可能となる。
【0086】また、シート先端下面規制手段の規制に加
えて、シート挟持・搬送手段が収納トレイ上で順次整合
されたシートの束を挟持する所定位置に移動する際に第
2先端整合手段を作動させることにより、シート挟持・
搬送手段のシート挟持位置への移動の際の整合乱れの防
止がさらに図られ確実なシートの先端整合が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート整合・
収納装置を有する後処理装置の一例であるオンラインシ
ート後処理装置の概略構成図。
【図2】上記シート整合・収納装置を備えた製本装置の
概略断面図。
【図3】上記シート収納・整合装置の斜視図。
【図4】上記シート収納・整合装置に収納されたシート
束を搬送する様子を示す斜視図。
【図5】上記製本装置に設けられたテープ搬送装置のテ
ープカット動作を説明する図。
【図6】前記テープ搬送装置のテープ受け渡し動作を説
明する図。
【図7】前記カットされたテープをテープ加熱装置に供
給する動作を説明する図。
【図8】上記テープを用いて製本されたシート束を受取
トレイに受け渡す動作を説明する図。
【図9】上記製本されたシート束を収納スタッカに収納
する動作を説明する図。
【図10】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第1の図。
【図11】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する略平面図
【図12】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第2の図。
【図13】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第3の図。
【図14】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第4の図。
【図15】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明するフローチャート。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係るオンライン
シート後処理装置のシート収納・整合装置におけるシー
ト収納、シートの貯留動作を説明する第1の図。
【図17】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明するフローチャート。
【図18】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第2の図。
【図19】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第3の図。
【図20】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第4の図。
【図21】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第5の図。
【図22】上記シート収納・整合装置におけるシート収
納、シートの貯留動作を説明する第6の図。
【図23】従来のシート収納・整合装置における整合不
良を説明するための図。
【符号の説明】
9 収納トレイ 10(10a,10b) 整合フェンス 11(11a,11b) 整合パドル 12(12a,12b) ストップフィンガ 13(13a,13b) 先端基準シャッター 50 後端整合ロッド 51(51a,51b) アジテートローラ 96(96a,96b) シート下面規制部材 97 先端部上規制部材 202 シート収納・整合装
置 203 シート挟持・搬送装
置 500 画像読み取り装置 502 画像形成装置 701 製本コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成されたシートを収納する収納ト
    レイと、 前記収納トレイに収納されたシートを挟持搬出するシー
    ト挟持・搬出手段と、 シート収納時には前記収納されるシートの先端と当接し
    て該シートの先端を整合する突出位置に、またシート搬
    出時には前記シートの搬出を妨げない退避位置に移動す
    る先端突き当て部材と、 前記収納されるシートの進行方向に対して直角方向の側
    端に当接して該シート側端の整合を行なうサイド整合手
    段と、 待機位置と、前記収納トレイに収納されるシートを冊間
    で一時的に貯留する第1の位置と、前記貯留したシート
    を前記収納トレイ上に解放する第2の位置に順次移動す
    るシート貯留手段と、 前記シート貯留手段が前記シートを貯留している間に整
    合動作を行なうように前記サイド整合手段を制御すると
    共に、前記整合動作が終了した後前記第1の位置から第
    2の位置へ移動するよう前記シート貯留手段を制御する
    制御手段と、 を有するシート収納・整合装置を備えたことを特徴とす
    るシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記収納トレイの上方に配されると共
    に、該収納トレイに順次収納積載されたシート又は前記
    シート貯留手段に貯留されたシートを掃き寄せて前記先
    端突き当て部材方向に付勢する第1先端整合手段と、 前記収納トレイの下方に設けられ、該収納トレイに収納
    されたシート又は前記シート貯留手段から解放された貯
    留シートの下面から該収納シート又は貯留シートに対し
    て前記シート先端突き当て部材方向に搬送力を与えて該
    シートの先端整合を行なう第2先端整合手段と、 前記収納トレイに収納されたシート又は前記解放された
    貯留シートの搬送方向後端側から該収納シート又は貯留
    シートに対して前記シート先端突き当て部材方向に搬送
    力を与えて該シートの先端整合を行なう後端整合手段
    と、を有し、 前記制御手段は、前記貯留シートの解放の際に前記シー
    ト先端突き当て部材方向に搬送力を与えるように前記第
    1先端整合手段、前記第2先端整合手段及び前記後端整
    合手段を制御することを特徴とする請求項1記載のシー
    ト後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記収納トレイの搬出端の両端に設けら
    れると共に、前記シート挟持・搬送手段のシート挟持位
    置近傍で前記収納トレイに収納されたシートの下面を支
    持する下面支持手段を有し、 前記制御手段は、1枚目のシートを前記収納トレイに収
    納する際、前記シート挟持・搬送手段が前記シー卜束を
    挟持する所定位置に位置しない場合には、前記1枚目の
    シートを貯留するよう前記シート貯留手段を制御すると
    共に、前記貯留シートの解放の際、前記下面支持手段に
    整合された解放シートが載るようシート解放前に前記サ
    イド整合手段を制御することを特徴とする請求項1又は
    2記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記シート挟持・搬送
    手段が前記シート束を挟持する所定位置に移動する際
    に、前記シートの先端整合を行なうよう前記第2先端整
    合手段を制御することを特徴とする請求項3記載のシー
    ト後処理装置。
  5. 【請求項5】 画像を読み取る画像読取装置と、画像形
    成されたシートの後処理を行うシート後処理装置とを備
    えた画像形成装置において、 前記シート後処理装置は、前記請求項1乃至4いずれか
    に記載のシート後処理装置であることを特徴とする画像
    形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020050502A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置、媒体処理装置、及び記録システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020050502A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置、媒体処理装置、及び記録システム

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