JPH10212047A - プリンタの紙送り機構および紙送り方法 - Google Patents

プリンタの紙送り機構および紙送り方法

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JPH10212047A
JPH10212047A JP1378297A JP1378297A JPH10212047A JP H10212047 A JPH10212047 A JP H10212047A JP 1378297 A JP1378297 A JP 1378297A JP 1378297 A JP1378297 A JP 1378297A JP H10212047 A JPH10212047 A JP H10212047A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
feed roller
paper feed
roller
gear
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1378297A
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English (en)
Inventor
Minoru Sato
稔 佐藤
Takuma Terui
琢磨 照井
Yuji Funato
裕二 舟戸
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙送りローラによる用紙の搬送を安定して行
なうこと。 【解決手段】 用紙載置台8に収納された用紙2を1枚
ずつ分離して給紙する給紙ローラ14およびこの用紙2
を記録位置に搬送する紙送りローラ17を設けるととも
に、前記給紙ローラ14および前記紙送りローラ17を
駆動する駆動モータ23を設け、前記給紙ローラ14の
回転位置に応じて前記給紙ローラ14を前記用紙載置台
8に収納された用紙2から離間した位置に保持するカム
レバー48を設け、前記給紙ローラ14により給紙され
た用紙2の先端が前記紙送りローラ17部分を通過した
後、前記カムレバー48により前記給紙ローラ14を前
記用紙2から離間した位置に保持させ、この状態で前記
紙送りローラ17を逆転駆動して前記用紙2を逆方向に
搬送し、前記用紙2の頭出しを行なうように制御する制
御手段51を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタの紙送り機
構および紙送り方法に係り、特に、用紙を安定して搬送
することのできるプリンタの紙送り機構および紙送り方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリ等の出力装置として熱転写プリンタ、
ページプリンタ等の各種のプリンタが用いられている。
【0003】このようなプリンタにおいて、所望の記録
を行なう場合は、プリンタ本体に設けられた用紙載置台
に複数枚の用紙を収納し、この用紙に対して給紙ローラ
を当接させてこの給紙ローラを回転駆動させることによ
り、前記用紙載置台に収納された用紙を分離機構により
1枚ずつ分離して給紙するようになっている。この給紙
ローラにより給紙された用紙は、プリンタの記録位置の
手前に配置された紙送りローラに向かって搬送され、用
紙の搬送方向の先頭が紙送りローラに達すると、用紙の
搬送が紙送りローラに引き継がれるようになっている。
そして、前記給紙ローラおよび紙送りローラは、駆動モ
ータにより、所定のギア群により構成された伝達機構を
介して回転駆動可能に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のプリンタにおいては、記録を行なう際に、給紙
ローラおよび紙送りローラがともに用紙を搬送する方向
に回転している状態で用紙の搬送が引き継がれるように
構成されているので、給紙ローラによる搬送力と紙送り
ローラによる搬送力との両者が用紙に付与される状態が
生じ、紙送りローラが用紙を搬送する際に、給紙ローラ
による負荷が用紙に加わり、給紙ローラによる負荷が紙
送りローラによる用紙の搬送を阻害して安定した紙送り
を行なうことができない場合があるという問題点があっ
た。
【0005】また、給紙ローラおよび紙送りローラを、
それぞれ個別の駆動モータにより駆動する構成とした場
合には、給紙ローラおよび紙送りローラを駆動するため
の2つの伝達機構が必要となり、経済的負担が大きいだ
けでなく、近年の小型化、軽量化に対する阻害要因にな
るという問題点があった。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
で、紙送りローラによる用紙の搬送を安定して行なうこ
とのできるプリンタの紙送り機構および紙送り方法を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るプリンタの紙送り機構は、
用紙載置台に収納された用紙に対して当接可能とされこ
の用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙ローラと、この
給紙ローラにより給紙された用紙を記録位置に搬送する
紙送りローラと、この紙送りローラに当接可能に配設さ
れた補助ローラと、前記給紙ローラと前記紙送りローラ
との間の紙送り経路に設けられた用紙検出部材と、前記
給紙ローラおよび前記紙送りローラを駆動するための駆
動モータと、前記給紙ローラの回転位置に応じて前記給
紙ローラを前記用紙載置台に収納された用紙から離間し
た位置に保持する保持手段とを有し、前記給紙ローラに
より給紙された用紙の先端が前記紙送りローラと補助ロ
ーラとの間を通過した後、前記保持手段により前記給紙
ローラを前記用紙から離間した位置に保持させ、この状
態で前記紙送りローラを逆転駆動して前記用紙を逆方向
に搬送し、前記用紙の頭出しを行なうように制御する制
御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、制御
手段により、給紙ローラにより給紙された用紙の先端が
紙送りローラと補助ローラとの間を通過した後、保持手
段により給紙ローラを用紙から離間した位置に保持さ
せ、この状態で紙送りローラを逆転駆動して用紙を逆方
向に搬送し、用紙の頭出しを行なうように制御するよう
にしているので、用紙の頭出しを行なった後、記録を開
始する際に、給紙ローラが用紙から離間した状態で保持
されることになり、給紙ローラによる負荷がない状態
で、用紙の搬送を行なうことができ、安定した紙送りを
行なうことができるものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、前記制御手段により、前記給紙ローラにより
給紙された用紙の先端が前記用紙検出部材により検出さ
れた時点から前記駆動モータを第1の駆動量だけ紙送り
方向に正転駆動した後、前記駆動モータを第2の駆動量
だけ用紙の戻し方向に逆転駆動するように制御すること
を特徴とするものである。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、制御
手段により、給紙ローラにより給紙された用紙の先端が
用紙検出部材により検出された時点から駆動モータを第
1の駆動量だけ紙送り方向に正転駆動することにより、
保持手段により給紙ローラを用紙から離間した位置に保
持させることができ、さらに、駆動モータを第2の駆動
量だけ用紙の戻し方向に逆転駆動することにより、給紙
ローラを用紙から離間させた状態で用紙の頭出しを行な
うように制御することができるものである。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明に係るプリ
ンタの紙送り方法は、用紙載置台に収納された用紙に対
して当接可能とされこの用紙を1枚ずつ分離して給紙す
る給紙ローラと、この給紙ローラにより給紙された用紙
を記録位置に搬送する紙送りローラと、この紙送りロー
ラに当接可能に配設された補助ローラと、前記給紙ロー
ラと前記紙送りローラとの間の紙送り経路に設けられた
用紙検出部材と、前記給紙ローラおよび前記紙送りロー
ラを駆動するための駆動モータと、前記給紙ローラの回
転位置に応じて前記給紙ローラを前記用紙載置台に収納
された用紙から離間した位置に保持する保持手段とを有
し、前記給紙ローラおよび前記紙送りローラを駆動して
用紙載置台に収納された用紙を所定の記録位置に搬送す
るためのプリンタの紙送り方法であって、用紙載置台か
ら前記給紙ローラにより給紙された用紙の先端が前記紙
送りローラと補助ローラとの間に突き当たるまでは、前
記紙送りローラを逆転駆動させながら給紙し、この用紙
の先端が前記紙送りローラと補助ローラとの間に突き当
たった後、前記用紙を前記紙送りローラを正転駆動させ
ながら前記給紙ローラが前記保持手段により前記用紙か
ら離間した位置に保持されるまで搬送し、その後、前記
紙送りローラを逆転駆動させて前記用紙を逆方向に搬送
して給紙される用紙の頭出しを行なうように制御するこ
とを特徴とするものである。
【0012】この請求項3に記載の発明によれば、用紙
載置台から給紙ローラにより給紙された用紙の先端が紙
送りローラと補助ローラとの間に突き当たるまでは、紙
送りローラを逆転駆動させながら給紙し、この用紙の先
端が紙送りローラと補助ローラとの間に突き当たった
後、用紙を紙送りローラを正転駆動させながら給紙ロー
ラが保持手段により用紙から離間した位置に保持される
まで搬送し、その後、紙送りローラを逆転駆動させて用
紙を逆方向に搬送して給紙される用紙の頭出しを行なう
ように制御するようにしているので、用紙の頭出しを行
なった後、記録を開始する際に、給紙ローラが用紙から
離間した状態で保持されることになり、給紙ローラによ
る負荷がない状態で、用紙の搬送を行なうことができ、
安定した紙送りを行なうことができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図18を参照して説明する。
【0014】図1から図10は本発明に係る紙送り機構
を適用したプリンタの実施の一形態を示したもので、本
実施形態のプリンタ1は、用紙2をほぼ水平に搬送して
記録を行なうように構成されており、このプリンタ1
は、図示しないプリンタケースの内部に配設されるプリ
ンタフレーム3を有している。このプリンタフレーム3
の下方には、平板状を有し前記プリンタフレーム3の幅
方向に延在するプラテン4がその記録面が上方に指向す
るように配設されている。
【0015】また、前記プリンタフレーム3の一側に
は、図示しない駆動機構によりプラテン4に沿って往復
移動自在とされたキャリッジ5が配設されており、この
キャリッジ5の下端部には、図示しない複数の発熱素子
が整列配置された記録ヘッドとしてのサーマルヘッド6
が図示しない駆動機構によりプラテン4に対して接離自
在に配設されている。さらに、前記キャリッジ5には、
内部に図示しない所望の色のインクリボンが巻回された
リボンカセット7が着脱自在に装着されるようになって
おり、このインクリボンは、前記サーマルヘッド6の発
熱素子部分とプラテン4との間に案内されるようになさ
れている。そして、プラテン4とサーマルヘッド6との
間に用紙2およびインクリボンが供給された状態で、サ
ーマルヘッド6をプラテン4に対して圧接させ、このヘ
ッドダウン状態におけるサーマルヘッド6とプラテン4
との圧接位置が記録位置とされている。
【0016】また、前記プリンタフレーム3の用紙搬送
方向上流側の下方には、用紙載置台8が配設されてお
り、この用紙載置台8の上面に複数枚の用紙2を積層し
て載置するようになっている。前記用紙載置台8の上面
には、例えば、コルク等の材料からなる図示しない複数
の摩擦パッドがその表面が前記用紙載置台8と面一とな
るように埋設されており、この用紙載置台8の先端部に
は、前記用紙2の先端縁に当接しこの積層された用紙2
のうち最上位の用紙2のみを分離させるための分離板9
が所定の角度をもって傾斜するように配設されている。
【0017】前記用紙載置台8の上方には、前記プリン
タフレーム3の幅方向に延在し両端部が前記プリンタフ
レーム3の両側に支持された支持軸10が配設されてお
り、この支持軸10の用紙搬送方向上流側近傍には、給
紙ローラ駆動軸11が前記支持軸10と平行に配設され
ている。また、前記プリンタフレーム3の両側には、円
弧状を有する軸支孔12が形成されており、この軸支孔
12には、給紙ローラ駆動軸11の両端部が回転自在に
支持されている。さらに、給紙ローラ駆動軸11は、図
11および図12に示すように、連結アーム13を介し
て前記支持軸10に連結されており、この連結アーム1
3により、給紙ローラ駆動軸11は、前記支持軸10を
中心として前記軸支孔12に沿って揺動自在とされてい
る。
【0018】前記給紙ローラ駆動軸11の前記用紙載置
台8の摩擦パッドに対応する位置には、断面形状ほぼD
字状を有する複数の給紙ローラ14が軸方向に所定間隔
を有するように取付けられており、この給紙ローラ駆動
軸11は、図11および図12に示すように、支持軸1
0に取付けられたねじりコイルばね等の付勢部材15に
より用紙載置台8の方向に付勢されている。
【0019】プリンタフレーム3の前記プラテン4より
用紙搬送方向上流側には、前記プリンタフレーム3の幅
方向に延在し両端部が前記プリンタフレーム3の両側に
支持された紙送りローラ駆動軸16が配設されており、
この紙送りローラ駆動軸16には、複数の紙送りローラ
17が所定間隔をもって取付けられている。また、各紙
送りローラ17の上方には、紙送りローラ17の外周面
に当接され紙送りローラ17に従動回転される補助ロー
ラ18が回転自在に配設されている。
【0020】また、プリンタフレーム3の前記用紙載置
台8と紙送りローラ17との間には、給紙ローラ14に
より用紙載置台8から取出された用紙2を前記紙送りロ
ーラ17と補助ローラ18との間に案内するガイド板1
9が配設されており、このガイド板19の中途部には、
このガイド板19部分に用紙2が搬送されると揺動され
て用紙2の検出を行なう用紙検出部材としての用紙検出
レバー20が配設されている。
【0021】さらに、プリンタフレーム3のプラテン4
より用紙搬送方向下流側には、前記プリンタフレーム3
の幅方向に延在しプリンタフレーム3に支持された排紙
ローラ駆動軸21が回転自在に配設されており、この排
紙ローラ駆動軸21には、記録の終了した用紙2を外部
に排出する複数の排紙ローラ22が所定間隔をもって取
付けられている。
【0022】そして、用紙載置台8から給紙ローラ14
により給紙された用紙2は、記録位置の手前でガイド板
19に案内されて紙送りローラ17と補助ローラ18と
に受け渡され、紙送りローラ17と補助ローラ18との
間に挟持されて記録位置に搬送されるものであり、記録
後の用紙2は、排紙ローラ22によりプリンタ1の外部
に排出されるようになされている。
【0023】次に、給紙ローラ14、紙送りローラ1
7、排紙ローラ22の駆動機構について図1から図14
を参照して説明する。
【0024】図11に示すように、プリンタフレーム3
の一側には、ステッピングモータ等からなる駆動モータ
23が配設されており、この駆動モータ23の出力軸2
4には、ピニオン25が取付けられている。このピニオ
ン25には、プリンタフレーム3の一側面に取付けられ
た2段ギアからなるアイドルギア26の大径ギアが噛合
されており、この2段ギアの小径ギアには、紙送りロー
ラ駆動軸16の一端部に固着された紙送りローラ駆動ギ
ア27が噛合されている。また、前記紙送りローラ駆動
軸16の他端部には、出力ギア28が固着されており、
この出力ギア28には、プリンタフレーム3の他側面に
メインギア支持軸29をもって回転自在に取付けられた
メインギア30がアイドルギア31を介して噛合されて
いる。さらに、前記紙送りローラ駆動ギア27には、前
記排紙ローラ駆動軸21の一端部に取付けられた図示し
ない排紙ローラ駆動ギアが噛合されるようになってい
る。これにより、駆動モータ23、メインギア30、紙
送りローラ17および排紙ローラ22は、それぞれ駆動
モータ23の回転方向と同一方向に回転するように構成
されている。
【0025】また、図11から図13に示すように、前
記メインギア30の一面には、メインギア30と一体に
回転する小径のサブギア32が同軸状に取付けられてお
り、前記メインギア支持軸29には、先端部の幅寸法が
基端部の幅寸法よりわずかに大きいほぼ扇状を有する揺
動板33の基端部が回転自在に取付けられている。この
揺動板33は、図14に示すように、ほぼリンク状に形
成された基体34と、この基体34のサブギア32と対
向する面の反対側面に一体形成された当接体35とから
構成されている。そして、図13に示すように、基体3
4の基端部には、板厚方向に貫通する貫通孔36が形成
されており、この貫通孔36に前記メインギア支持軸2
9が挿通されるようになされている。さらに、図13に
示すように、基体34の先端部には、揺動ギア支持軸3
7がその先端がメインギア30と対向するように突設さ
れており、この揺動ギア支持軸37の先端部には、前記
サブギア32と常に噛合される揺動ギア38が回転自在
に支持されている。すなわち、揺動板33は、メインギ
ア30の回転に伴ってメインギア支持軸29を中心とし
て回転可能に形成されており、揺動板33の揺動ギア3
8は、揺動板33の回転に伴ってサブギア32の外周面
をメインギア支持軸29を中心として公転可能に形成さ
れている。
【0026】また、前記支持軸10の端部には、大径の
伝達ギア39および歯数が前記伝達ギア39の歯数の1
/2とされた小径の切換えギア40が一体に回転自在に
取付けられており、前記切換えギア40には、一部に歯
の形成されていない歯欠部41が形成されている。前記
伝達ギア39と切換えギア40との間には、外周面が平
滑とされたほぼ円柱状の連結体42が同軸状に配設され
ている。
【0027】そして、図2、図11および図12に示す
ように、メインギア支持軸29を中心として揺動板33
が図2において反時計方向に揺動した場合に、揺動板3
3の揺動範囲を規制するようにして前記揺動ギア38と
切換えギア40とが噛合可能とされるとともに、揺動板
33の当接体35の側面が連結体42の外周面に当接可
能となっている。このように連結体42に揺動板33の
当接体35の側面を当接させることにより、揺動ギア3
8と切換えギア40とが噛合した際の揺動ギア38と切
換えギア40との軸芯の間隔を適正に規制し、揺動ギア
38と切換えギア40との噛合状態を確実かつ適正に保
持することができるようになっている。そして、揺動ギ
ア38と切換えギア40とが噛合した場合に、揺動ギア
38の回転駆動力を切換えギア40に伝達するようにな
されている。なお、前記揺動ギア38と切換えギア40
とは、1:1のギア比で噛合されるようになっている。
【0028】前記プリンタフレーム3の側面には、中間
ギア43が回転自在に支持されており、この中間ギア4
3は、同一のギアの歯数を有する第1ギア44と第2ギ
ア45とを一体に形成して構成されている。この第1ギ
ア44と第2ギア45との間には、外形寸法が第1ギア
44および第2ギア45の歯底円より小径とされ外周面
が平滑とされたほぼ円柱状の連結体46が同軸状に配設
されている。
【0029】そして、図2、図11および図12に示す
ように、メインギア支持軸29を中心として揺動板33
が図2において時計方向に揺動した場合に、揺動板33
の揺動範囲を規制するようにして前記揺動ギア38と第
1ギア44とが噛合可能とされるとともに、揺動板33
の当接体35の側面が連結体46の外周面に当接可能と
なっている。このように連結体46に揺動板33の当接
体35の側面を当接させることにより、揺動ギア38と
第1ギア44とが噛合した際の揺動ギア38と第1ギア
44との軸芯の間隔を適正に規制し、揺動ギア38と第
1ギア44との噛合状態を確実かつ適正に保持すること
ができるようになっている。そして、揺動ギア38と第
1ギア44とが噛合した場合に、揺動ギア38の回転駆
動力を第1ギア44に伝達するようになされている。
【0030】さらに、中間ギア43の前記第2ギア45
は、前記伝達ギア39と常に噛合するようになされてい
る。
【0031】また、給紙ローラ駆動軸11の端部には、
給紙ローラ駆動ギア47が取付けられており、この給紙
ローラ駆動ギア47には、前記伝達ギア39が常に噛合
されるようになされている。さらに、前記給紙ローラ駆
動軸11の端部であって前記給紙ローラ駆動ギア47の
一側には、給紙ローラ駆動軸11の半径方向外側に延在
し一側面が弧状に形成された保持手段としてのカムレバ
ー48が取付けられており、このカムレバー48の前記
弧状に形成された側面の中途部には、係止突起49が一
体に形成されている。
【0032】また、前記プリンタフレーム3の側面であ
って前記カムレバー48の下方には、カム面50がプリ
ンタフレーム3の側方に突出するように一体に形成され
ており、そして、前記カムレバー48の回転に伴って、
カムレバー48の先端あるいは係止突起49がカム面5
0に乗り上げ、これにより、給紙ローラ駆動軸11が上
方に揺動されるようになされている。すなわち、前記カ
ムレバー48の回転動作により、カムレバー48がカム
面50に乗り上げずに給紙ローラ14が下方に位置して
給紙ローラ14が用紙載置台8の用紙2に当接される当
接位置、カムレバー48の先端部がカム面50に乗り上
げて給紙ローラ14が用紙載置台8から離間した大離間
位置、カムレバー48の係止突起49がカム面50に乗
り上げて給紙ローラ14が用紙載置台8からわずかに離
間した小離間位置のいずれか1つの位置に給紙ローラ1
4を位置させることができるようになされている。ま
た、給紙ローラ14は、通常状態で、カムレバー48の
係止突起49がカム面50に乗り上げ、図1に示すよう
に、用紙載置台8からわずかに離間した小離間位置に位
置されている。
【0033】また、前記駆動モータ23には、制御手段
51が電気的に接続されており、駆動モータ23は、制
御手段51から出力される制御指令に基づいて回転駆動
方向や回転量等が制御されるようになっている。前記制
御手段51は、プリンタ1の各部の動作を制御するもの
であり、図15に示すように、CPU52、所定容量の
ROM、RAM等により形成されたメモリ53およびコ
ントローラ54から形成されている。この制御手段51
のメモリ53には、少なくとも、前記給紙ローラ14に
より給紙された用紙2の先端が前記紙送りローラ17と
補助ローラ18との間に突き当たるまでは、前記紙送り
ローラ17を逆転駆動させながら給紙し、この用紙2の
先端が前記紙送りローラ17と補助ローラ18との間に
突き当たった後、前記用紙2を前記紙送りローラ17を
正転駆動させながら前記給紙ローラ14が前記保持手段
により前記用紙2から離間した位置に保持されるまで搬
送し、その後、前記紙送りローラ17を逆転駆動させて
前記用紙2を逆方向に搬送して給紙される用紙2の頭出
しを行なうように、前記駆動モータ23、給紙ローラ1
4、紙送りローラ17、排紙ローラ22および保持手段
を駆動するためのプログラムが格納されている。
【0034】なお、駆動モータ23、メインギア30お
よび紙送りローラ駆動ギア27を同一側面に配設し、駆
動モータ23の出力軸24に取着されたピニオン25を
メインギア30と直接噛合させる構成としてもよい。こ
の場合の紙送りローラ駆動ギア27は、メインギア30
と直接噛合させたり、図示しないアイドルギアを介して
紙送りローラ駆動ギア27をメインギア30と噛合させ
るとよい。
【0035】次に、前述した構成からなる本実施形態の
作用について図16に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0036】本実施形態におけるプリンタ1において
は、通常状態で、カムレバー48の係止突起49がカム
面50に乗り上げ、図1に示すように、用紙載置台8か
らわずかに離間した小離間位置に位置されている。
【0037】そして、用紙2に記録を行なう記録動作を
行なう場合は、まず、ステップST1において、プリン
タ1の電源をONするか、あるいは印刷開始指令が制御
手段51に入力されることにより、イニシャライズ動作
が開始される。
【0038】このイニシャライズ動作を行なう場合は、
制御手段51から送出される制御指令に基づいて駆動モ
ータ23を正転駆動することにより、この駆動モータ2
3の回転駆動力がピニオン25およびアイドルギア26
を介して紙送りローラ駆動ギア27に伝達され、紙送り
ローラ17が駆動モータ23の回転方向と同一方向すな
わち図1において反時計方向に回転駆動される。さら
に、紙送りローラ駆動軸16に伝達された駆動モータ2
3の回転駆動力は、紙送りローラ駆動軸16の出力ギア
28から出力され、アイドルギア31を介してメインギ
ア30へ伝達され、メインギア30が駆動モータ23の
回転方向と同一方向すなわち図1において反時計方向に
回転される。
【0039】このメインギア30の反時計方向への回転
により、サブギア32が一体に回転されるとともに、揺
動板33がメインギア支持軸29を中心として図1にお
いて反時計方向に揺動され、揺動ギア38が切換えギア
40の歯欠部41に位置され、揺動ギア38の回転駆動
力は切換えギア40に伝達されず、さらに、給紙ローラ
駆動ギア47にも回転駆動力が伝達されず、給紙ローラ
14は小離間位置に保持されている。
【0040】これによりイニシャライズ動作が完了す
る。
【0041】次に、ステップST2において、用紙検出
レバー20により紙送りローラ17の近傍に用紙2があ
るか否かを検出し、用紙2が存在する場合には、ステッ
プST10に進行して用紙2の排出を行なう。
【0042】一方、用紙2が存在しない場合には、次の
ステップST3に進行し、用紙2の給紙動作を行なう。
本実施形態においては、図1および図2に示すように、
制御手段51からの制御指令により、駆動モータ23を
逆転駆動させることにより、紙送りローラ17が用紙2
を搬送する方向と反対の方向すなわち図1において時計
方向に逆回転するとともに、メインギア30が図2にお
いて時計方向に回転される。このメインギア30の時計
方向の回転に伴って、サブギア32が図2において時計
方向に回転されるとともに、揺動板33がメインギア支
持軸29を中心として図2において時計方向に回転さ
れ、揺動ギア38と中間ギア43の第1ギア44とが噛
合される。これにより、揺動ギア38を介してサブギア
32と接続された第1ギア44は時計方向へ回転し、こ
の第1ギア44と一体に回転駆動される第2ギア45と
伝達ギア39とを介して給紙ローラ駆動ギア47が図2
において時計方向に回転駆動される。
【0043】これにより、給紙ローラ14が図2におい
て時計方向すなわち用紙2を搬送可能な方向に回転され
るとともに、カムレバー48の係止突起49がカム面5
0から外れ、給紙ローラ駆動軸11が下方に揺動されて
給紙ローラ14が用紙載置台8に積層された用紙2の上
面に当接される。そして、給紙ローラ14の回転によ
り、最上位にある用紙2が1枚だけ紙送りローラ17の
方向に搬送される。この場合に、用紙載置台8に分離板
9を配設するようにしているので、この分離板9が用紙
2の先端縁に負荷を与えることになり、最上位の用紙2
のみを分離して円滑に搬送することができるものであ
る。
【0044】このように用紙2の給紙が行なわれた場合
に、ステップST4において、用紙検出レバー20によ
り用紙2の有無を検出し、用紙検出レバー20により用
紙2があることを検出しない場合には、用紙載置台8に
用紙2がないか、あるいは、用紙2が適正に給紙されて
いないものと判断して、ステップST5に進行して給紙
が中止される。
【0045】一方、用紙検出レバー20により用紙2が
あることを検出した場合には、用紙2が適正に給紙され
ているものと判断して、ステップST6に進行し、その
まま、給紙動作を継続する。
【0046】すなわち、ステップST6においては、図
3および図4に示すように、駆動モータ23の逆転駆動
を続けることにより、紙送りローラ17、メインギア3
0および給紙ローラ14も、図3および図4において時
計方向に回転されて給紙ローラ14による給紙が行なわ
れる。そして、この用紙2の先端縁が紙送りローラ17
と補助ローラ18との当接部位に到達すると、この紙送
りローラ17が、図3に示すように、用紙2の搬送方向
に対して逆方向に回転されていることから、前記用紙2
の先端縁が紙送りローラ17に突き当たり、用紙2の先
端縁が紙送りローラ17に沿うようにして平行になるよ
うに揃えられ用紙2の姿勢制御が行なわれる。
【0047】次に、ステップST7において、図5およ
び図6に示すように、紙送りローラ17に用紙2の先端
が突き当てられ紙送りローラ17と補助ローラ18との
当接部位に用紙2の先端が平行に揃えられたタイミング
で、駆動モータ23を所定のステップ数だけ正転駆動さ
せることにより、紙送りローラ17、メインギア30が
図6において反時計方向に回転され、このメインギア3
0の反時計方向への回転により、揺動板33がメインギ
ア支持軸29を中心として図6において反時計方向に揺
動され、揺動ギア38と切換えギア40とが噛合され
る。そして、この切換えギア40および伝達ギア39を
介して給紙ローラ駆動ギア47が時計方向に回転され、
給紙ローラ14が時計方向に回転され、この紙送りロー
ラ17および給紙ローラ14の回転により、用紙2がプ
ラテン4とサーマルヘッド6との間に向けて搬送され
る。このとき、本実施形態においては、搬送される用紙
2の先端における印字開始部分がプラテン4部分に位置
した時点では、まだカムレバー48の先端がカム面50
に乗り上げておらず、給紙ローラ14が離間位置に位置
していない。そのため、図7および図8に示すように、
駆動モータ23の正転駆動をさらに継続することによ
り、給紙ローラ14の回転に伴ってカムレバー48の先
端がカム面50に乗り上げ、給紙ローラ14が大離間位
置に位置される。この状態で、切換えギア40の歯欠部
41に揺動ギア38が位置することになるので、揺動ギ
ア38の回転駆動力は切換えギア40に伝達されなくな
り、さらに、給紙ローラ駆動ギア47にも回転駆動力が
伝達されなくなり、給紙ローラ14の回転は停止され
る。この時点で、用紙2の先端部は排紙ローラ22側か
ら突出している。
【0048】その後、ステップST8において、図9お
よび図10に示すように、駆動モータ23を所定のステ
ップ数だけ逆転駆動させることにより、紙送りローラ1
7が図9において時計方向に回転され、これにより、用
紙2が搬送方向と逆方向に搬送されて、用紙2の頭出し
が行なわれる。この場合に、前記紙送りローラ駆動ギア
27の回転に伴ってメインギア30および揺動板33も
図10において時計方向に回転されるが、用紙2の頭出
しに必要な紙送りローラ17の回転量はあまり多くない
ので、図10に示すように、揺動ギア38が中間ギア4
3の第1ギア44と噛合されるまでには至らず、その結
果、カムレバー48がカム面50から外れることはな
く、給紙ローラ14は離間位置にそのまま保持されてい
る。
【0049】この状態から、ステップST9において、
所定の記録が開始される。すなわち、サーマルヘッド6
をインクリボンおよび用紙2を介してプラテン4に圧接
させて、キャリッジ5をプラテン4に沿って移動させな
がら、所望の記録信号に基づいてサーマルヘッド6の発
熱素子を選択的に駆動させることにより、前記用紙2に
所望の記録を行なうものである。
【0050】そして、用紙2の搬送を行なう場合には、
駆動モータ23を正転駆動させて紙送りローラ17を用
紙2の搬送方向に回転させることにより行なう。その
後、紙送りローラ17により記録に必要な改行動作に伴
う紙送りを繰り返す。この場合に、前記駆動モータ23
の正転駆動により、揺動板33が反時計方向に回転され
て切換えギア40に噛合されることになるが、この切換
えギア40の噛合部分には、歯欠部41が位置している
ため、切換えギア40が回転してしまうことがなく、給
紙ローラ14は離隔位置に保持されたままである。
【0051】用紙2への記録が完了したら、ステップS
T10において、駆動モータ23をそのまま正転駆動し
て排紙ローラ22を回転させることにより、用紙2の排
紙を行なう。この場合に、ステップST11において、
用紙検出レバー20により用紙2の有無を検出し、用紙
2が適正に搬送されて用紙検出レバー20により用紙2
が検出されなくなったら、次のステップST12に進行
し、用紙2の排紙動作を行なっても用紙検出レバー20
により用紙2が検出されている場合には、ステップST
13に進行して排紙動作を中止する。
【0052】その後、ステップST12において、用紙
2の排出が行なわれると、駆動モータ23を逆転駆動さ
せて、メインギア30を図2に示すように、時計方向に
回転させることにより、揺動板33を図2において時計
方向に回転させ、揺動ギア38と中間ギア43の第1ギ
ア44とを噛合させる。これにより、第1ギア44、第
2ギア45および伝達ギア39を介して給紙ローラ駆動
ギア47が図2において時計方向に回転駆動され、これ
により、カムレバー48の先端部がカム面50から外
れ、カムレバー48の係止突起49がカム面50の上に
位置し、給紙ローラ14が小離間位置に保持される。
【0053】次に、ステップST14において、駆動モ
ータ23を正転駆動させることにより、メインギア30
を反時計方向に回転させ、揺動板33を反時計方向に回
転させて、揺動ギア38を切換えギア40の歯欠部41
に位置させる揺動板33の揺り戻し動作を行ない、これ
により、1枚の用紙2に対する記録動作がすべて終了す
る。
【0054】そして、次の用紙2に印字を行なう場合
は、ステップST3に戻り、前記動作を繰り返して順次
用紙2に記録を行なう。
【0055】したがって、本実施形態においては、給紙
ローラ14により給紙された用紙2を紙送りローラ17
により前記給紙ローラ14が用紙2から離間した位置に
保持されるまで搬送し、その後、紙送りローラ17を逆
転駆動して用紙2の頭出しを行なった後、所望の記録を
行なうようにしているので、記録を開始する際に、給紙
ローラ14が用紙2から離間した状態で保持されること
になり、給紙ローラ14による負荷がない状態で、用紙
2の搬送を行なうことができ、安定した紙送りを行なう
ことができるものである。
【0056】図17および図18は、紙送りの際に駆動
される駆動モータ23の累積ステップ数に対する、用紙
2の送り量を測定して得た紙送り精度の実験結果を示し
たもので、図17は本発明の紙送り機構による紙送り精
度を示し、図18は従来の紙送り機構による紙送り精度
を示したものである。なお、紙送り量は、9.906m
mが基準となるように設定されている。
【0057】この実験結果によれば、図18に示すよう
に、従来のものでは、給紙ローラ14が用紙2に当接し
ている状態で、用紙2への記録を開始して用紙2の紙送
りを行なうものであるため、給紙ローラ14の当接によ
る負荷により用紙2の送りの最初の部分に紙送り量のば
らつきが生じることを示している。これに対して、本発
明においては、給紙ローラ14が用紙2から離間した給
紙ローラ14による負荷がない状態で、用紙2の記録を
開始することができるため、用紙2の送りの最初から紙
送り量のばらつきのない紙送りを行なうことができるこ
とがわかる。
【0058】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
できる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係るプリンタの紙送り機構は、制御手段により、給紙
ローラを用紙から離間した位置に保持させた状態で、用
紙の頭出しを行なうように制御し、用紙の頭出しを行な
った後、記録を開始する際に、給紙ローラが用紙から離
間した状態で保持させるようにしたので、給紙ローラに
よる負荷がない状態で、用紙の搬送を行なうことがで
き、安定した紙送りを行なうことができる。
【0060】また、請求項2に記載の発明は、制御手段
により駆動モータを所定の駆動量だけ正逆転駆動するこ
とにより、給紙ローラを用紙から離間した位置に保持さ
せるとともに、給紙ローラを用紙から離間させた状態で
用紙の頭出しを行なうように制御することができる。
【0061】さらに、請求項3に記載の発明に係るプリ
ンタの紙送り方法は、用紙を紙送りローラを正転駆動さ
せながら給紙ローラが用紙から離間した位置に保持され
るまで搬送し、その後、紙送りローラを逆転駆動させて
用紙を逆方向に搬送して給紙される用紙の頭出しを行な
うように制御し、用紙の頭出しを行なった後、記録を開
始する際に、給紙ローラが用紙から離間した状態で保持
させるようにしたので、給紙ローラによる負荷がない状
態で、用紙の搬送を行なうことができ、安定した紙送り
を行なうことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの紙送り機構の実施の
一形態を示す基準状態の縦断面図
【図2】 図1に示す本発明の紙送り機構の側面図
【図3】 本発明のプリンタの紙送り機構の給紙開始状
態を示す縦断面図
【図4】 図3に示す本発明の紙送り機構の側面図
【図5】 本発明のプリンタの紙送り機構の紙送り状態
を示す縦断面図
【図6】 図5に示す本発明の紙送り機構の側面図
【図7】 本発明のプリンタの紙送り機構の給紙ローラ
の離隔状態を示す縦断面図
【図8】 図7に示す本発明の紙送り機構の側面図
【図9】 本発明のプリンタの紙送り機構の頭出し状態
を示す縦断面図
【図10】 図9に示す本発明の紙送り機構の側面図
【図11】 本発明の紙送り機構の駆動機構を示す要部
の斜視図
【図12】 本発明の紙送り機構の駆動機構を示す要部
の平面図
【図13】 本発明の紙送り機構のメインギア部分の平
面図
【図14】 本発明の紙送り機構の揺動板部分の平面図
【図15】 本発明の紙送り機構の制御手段を示すブロ
ック図
【図16】 本発明の紙送り動作を示すフローチャート
【図17】 本発明の紙送り機構による紙送り精度を示
す線図
【図18】 従来の紙送り機構による紙送り精度を示す
線図
【符号の説明】
1 プリンタ 2 用紙 3 プリンタフレーム 4 プラテン 5 キャリッジ 6 サーマルヘッド 8 用紙載置台 14 給紙ローラ 17 紙送りローラ 18 補助ローラ 20 用紙検出レバー 22 排紙ローラ 23 駆動モータ 30 メインギア 33 揺動板 38 揺動ギア 47 給紙ローラ駆動ギア 48 カムレバー 50 カム面 51 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙載置台に収納された用紙に対して当
    接可能とされこの用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙
    ローラと、この給紙ローラにより給紙された用紙を記録
    位置に搬送する紙送りローラと、この紙送りローラに当
    接可能に配設された補助ローラと、前記給紙ローラと前
    記紙送りローラとの間の紙送り経路に設けられた用紙検
    出部材と、前記給紙ローラおよび前記紙送りローラを駆
    動するための駆動モータと、前記給紙ローラの回転位置
    に応じて前記給紙ローラを前記用紙載置台に収納された
    用紙から離間した位置に保持する保持手段とを有し、前
    記給紙ローラにより給紙された用紙の先端が前記紙送り
    ローラと補助ローラとの間を通過した後、前記保持手段
    により前記給紙ローラを前記用紙から離間した位置に保
    持させ、この状態で前記紙送りローラを逆転駆動して前
    記用紙を逆方向に搬送し、前記用紙の頭出しを行なうよ
    うに制御する制御手段を設けたことを特徴とするプリン
    タの紙送り機構。
  2. 【請求項2】 前記制御手段により、前記給紙ローラに
    より給紙された用紙の先端が前記用紙検出部材により検
    出された時点から前記駆動モータを第1の駆動量だけ紙
    送り方向に正転駆動した後、前記駆動モータを第2の駆
    動量だけ用紙の戻し方向に逆転駆動するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタの紙送り機
    構。
  3. 【請求項3】 用紙載置台に収納された用紙に対して当
    接可能とされこの用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙
    ローラと、この給紙ローラにより給紙された用紙を記録
    位置に搬送する紙送りローラと、この紙送りローラに当
    接可能に配設された補助ローラと、前記給紙ローラと前
    記紙送りローラとの間の紙送り経路に設けられた用紙検
    出部材と、前記給紙ローラおよび前記紙送りローラを駆
    動するための駆動モータと、前記給紙ローラの回転位置
    に応じて前記給紙ローラを前記用紙載置台に収納された
    用紙から離間した位置に保持する保持手段とを有し、前
    記給紙ローラおよび前記紙送りローラを駆動して用紙載
    置台に収納された用紙を所定の記録位置に搬送するため
    のプリンタの紙送り方法であって、用紙載置台から前記
    給紙ローラにより給紙された用紙の先端が前記紙送りロ
    ーラと補助ローラとの間に突き当たるまでは、前記紙送
    りローラを逆転駆動させながら給紙し、この用紙の先端
    が前記紙送りローラと補助ローラとの間に突き当たった
    後、前記用紙を前記紙送りローラを正転駆動させながら
    前記給紙ローラが前記保持手段により前記用紙から離間
    した位置に保持されるまで搬送し、その後、前記紙送り
    ローラを逆転駆動させて前記用紙を逆方向に搬送して給
    紙される用紙の頭出しを行なうように制御することを特
    徴とするプリンタの紙送り方法。
JP1378297A 1997-01-28 1997-01-28 プリンタの紙送り機構および紙送り方法 Withdrawn JPH10212047A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8220715B2 (en) 2007-03-01 2012-07-17 Seiko Epson Corporation Media storage apparatus and media processing apparatus
CN114228347A (zh) * 2021-10-26 2022-03-25 厦门汉印电子技术有限公司 一种送纸辊的控制结构及其控制方法和打印设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8220715B2 (en) 2007-03-01 2012-07-17 Seiko Epson Corporation Media storage apparatus and media processing apparatus
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