JPH10211964A - 液状または半液状製品の包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封時またはその後の操作時に包装から漏れ
る製品の全てを受けることができる包装装置を提供す
る。 【解決手段】 輪郭を与える周縁６の内側に少なくとも
１つの液状または半液状の製品Ｐを収容しかつ開口１
１，１２を有する少なくとも１つの中空の区画室３，４
を有する本体２と、開口１１，１２を漏れない方法で密
封するための除去可能な密封手段９，１０とを具備し、
少なくとも１つの区画室３，４の前記開口１１，１２の
ほぼ全周に、開封中または開封後の包装装置の操作中に
区画室３，４から漏れるほとんど全ての製品を受け止め
て収容するための樋を形成する溝５を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、液状または半液
状製品、好ましくは、重力の作用下において流動し得る
製品の包装装置に関する。この発明は、特に、還元剤ま
たは着色製品のようなヘアケアの分野において使用され
る形式の容易に酸化可能な製品に適している。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
ような製品は、一般には、製品を収容する１つまたは複
数の区画室を有する熱可塑性材料からなるボート形の容
器に包装される。前記区画室は、通常はヒートシールさ
れる除去可能なカバーによって漏れないように密封され
ている。ヘアケアの分野において使用されるもののよう
に、特定の製品の非常に酸化しやすい性質のために、区
画室（または、複数の区画室）はちょうど上面まで満た
される必要があり、そのために、製品の自由表面とカバ
ーとの間に形成される空間は実質的にゼロである。その
ような包装装置に関する問題点の一つは、製品にアクセ
スできるようにカバーを引き剥がすときに、製品の一部
が区画室から漏れ出てしまい、製品が消耗することに加
えて、特に、ユーザ、男または女の人の手を汚してしま
うという事実に関連している。

【０００３】そのような包装装置は、欧州特許第０２０
６５８３号明細書に開示されている。この特許に開示さ
れている包装装置は、区画分けされた容器の形態をとっ
ている。各区画室は、別々の密封ホイルによって閉じら
れている。

【０００４】仏国特許公開第２４５１３２２号公報は、
ロールエッジを有するボート形の食品容器を開示してい
る。この容器は、ロールエッジに固定されカバーを形成
する全く同一の伸ばされたホイルによって閉じられた複
数の区画室を有している。２つの隣接する区画室間を分
離している区画壁は、カバーを形成しているホイルの張
力を向上するために、１つのエッジから円弧状に漸次立
ち上がっている。溝部が、特に搬送時に、カバーの下を
通過する製品粒子を保持するように、２つの隣接する区
画室の間の領域に配置され、それによって、一旦満たさ
れた２つの隣接する区画室の間の漏れのないシールを形
成している。１つまたは複数の溝部の局所的な配置のた
めに（それは２つの隣接する区画室に共通するエッジを
分離する領域に制限される）、製品のはね上がりが、２
つの隣接する区画室間のこれらの領域には制限されない
点において、この装置は上述した問題点を解決するもの
ではない。さらに、前記溝部は、区画室内の製品から分
離されておらず、そのために、包装容器の搬送中に、前
記溝部は完全に満たされ、したがって、展張されたホイ
ルが開かれるときには効果のないものになる。実際に、
一度満たされると、前記溝部はもはや、カバーを形成す
るホイルが引き剥がされたときに製品が漏れることので
きるいかなる実質的な経路をも回復することができな
い。さらに、開いた後には、２つの隣接する区画室間に
配置される溝内に収容されていた製品はそこに保持さ
れ、ユーザがそれを回収しようと望むときに問題にな
る。実際には、製品は「失われる」。

【０００５】仏国特許公開第２４４７３２２号公報は、
食料製品のためのボート形容器を開示している。この容
器は、１つのフィルムによって覆われる複数の区画室を
有している。装置の剛性を向上するために、スタンピン
グにより得られる凹所が容器の各角部に形成されてい
る。前述した文献と同様に、容器の閉じられた位置で
は、凹所は、種々の区画室に収容されている製品（また
は、複数の製品）から分離されていない。

【０００６】独国特許公開第３８４３８６１号公報は、
両側に配置された窪みにより境界づけられた口が固定さ
れた、熱成形される容器が開示されている。この容器
は、熱成形により口を形成する制約によってのみ、その
存在が正当化されるものである。

【０００７】米国特許第４８６３０３６号明細書は、ク
リームまたはミルクの少量の投与のためのタブを開示し
ており、そのエッジには、若干持ち上げられた管が設け
られ、該管は、満タンレベルの上方に配置され容器に連
通している。この小管およびヒートシールされたカバー
の開封の２つの段階の組合せにより、主に、小孔を介し
た製品の容易な分配が可能である。そのような装置は、
特に、上述したようなヘアケア製品の包装には適してい
ない。

【０００８】国際公開第９４／２７８６８号公報および
米国特許第２７４５７５２号明細書は、１つまたは複数
の区画室を有するボート形の包装装置を開示している。
この容器は、肉、バターまたは他の同種類の食料製品を
包装するために使用される。いくつかの具体例によれ
ば、１つの区画室または複数の区画室は、溝により取り
囲まれる。この溝の機能は、カバーを切り取るときに、
溝内にブレードが入ることを許容することにより、カバ
ーを容器の全周にわたって切断することを可能にするこ
とである。これらの文献の教示するところの目的は、い
かなる場合においても、それらの開封時または開封後の
包装装置の操作中のいずれのときにも、区画室から漏れ
得る製品を収集することの問題を解決するものではな
い。さらに、包装された製品の性質のために、問題は生
じない。さらに、これらの文献に開示された切断を可能
とするために、ブレードの幅より若干広く、適当な深さ
の溝のみで十分である。その結果、これは、上述した問
題を解決するものではない。

【０００９】この発明の目的の１つは、従来技術の装置
に関連して上述した欠点を有しない液状または半液状製
品のための包装装置を提供することである。

【００１０】この発明の１つの目的は、特に、開封され
または開封後に操作されるときに包装から漏れ得る製品
のほぼ全てを受けることができるとともに、それによっ
て、漏れた場合に生ずる汚れを回避する、回収装置が設
けられた包装装置を提供することである。

【００１１】この発明の他の目的は、回収領域に向かう
製品のドレンを設けることにより、そのように回収され
た製品を使用することを可能とすることである。さらに
この発明の他の目的は、アプリケータにより塗布される
製品のための包装装置を提供することであり、正確な方
法でアプリケータ上に製品を与えるための手段を含んで
いる。さらに、この他の目的は、使用される製品の量
が、ユーザの必要に応じて意のままに調節され得る包装
装置を提供することである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】この発明によれば、これ
らの目的は、周縁により与えられ、該周縁の内側に画定
される本体と、少なくとも１つの液状または半液状製品
を収容しかつ開口を有する少なくとも１つの中空の区画
室と、前記開口を漏れない方法で密封するように設けら
れた除去可能な密封手段とを具備し、樋を形成する溝
が、前記少なくとも１つの区画室の前記開口の実質的に
全周にわたって設けられ、前記溝が、開封時または開封
後の包装装置の操作中に区画室から漏れ得る実質的に全
ての製品を受け取りかつ収容することができることを特
徴としている。

【００１３】前記溝は、該溝により排出された製品が深
さの深い領域に回収されることを可能とするように、そ
の領域に向かって傾斜する底面を有していることが好ま
しい。

【００１４】この包装装置は、対をなす複数の隣接する
区画室と、該区画室のほぼ全周に連続して延びる樋を形
成しかつ２つの隣接する区画室に共通する少なくとも１
つの部分を有する溝とを具備してもよい。これにより、
包装装置の開封時から回収された全ての製品は、全く同
一の領域に向けて収集され、そこで、回収された製品
は、残りの製品と同じ目的のために使用され得る。

【００１５】各区画室に対応する開口を漏れない方法で
密封することを目的とした除去可能な密封手段は、前記
樋を形成する溝から漏れない方法で区画室を分離するよ
うに配置されていることが好ましい。これにより、開口
から漏れる製品を回収し得る容量が増大されることにな
る。

【００１６】各区画室は、該区画室を、樋を形成する溝
から分離するほぼ平坦な面を有する部分により取り囲ま
れ、前記除去可能な密封手段が、このほぼ平坦面を有す
る部分に沿った結合線により前記本体に結合されている
ことが好ましい。この結合線は、接着、ヒートシールま
たは溶接により達成され得る。

【００１７】前記除去可能な密封手段は、少なくとも２
つの隣接する区画室の開口を覆うことができる切り取り
ホイルにより形成されてもよい。このホイルは、前記隣
接する区画室の各々１つを別々に開くことを可能とする
ように切り目のついた線を有している。この特徴によ
り、製品の装飾またはラベル付けのための広い表面を達
成することができる一方、包装装置内に収容されている
製品の部分的な使用が可能となる。

【００１８】これに代えて、除去可能な密封手段は、各
区画室に対する個別の切り取りホイルにより形成されて
いてもよい。各区画室を密封するための除去可能な密封
手段は、熱可塑性材料またはアルミニウムにより形成さ
れ得る。

【００１９】前記本体は、ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリスチレンまたはポリプロピレ
ン／エチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）／ポリプロ
ピレン、ポリエチレン／ポリエチレンテレフタレートま
たはポリスチレン／ＥＶＯＨ／ポリエチレン形式の材料
の化合物から選択される熱可塑性材料により形成され得
る。本体は、熱成形または薄壁のための射出成形により
形成され得る。

【００２０】製品が、ブラシ形式の塗布装置により塗布
されることを意図した製品であるときには、より深い深
さを有する領域には、塗布部材上の製品を適量にするよ
うに塗布部材を拭うことができる拭い取り手段が設けら
れていてもよい。そのような拭い取り手段は、より深い
深さを有する領域のほぼ直線状のエッジにより構成され
ることが好ましい。これに代えて、より深い深さを有す
る領域は、２つの区画室を有する包装装置の場合におけ
る混合領域として使用されてもよい。

【００２１】溝の傾斜した底面は、１゜〜１０゜、好ま
しくは１゜〜５゜傾いていればよい。より深い深さを有
する領域は、実質的に水平な底面または１゜〜３０゜、
好ましくは５゜〜２０゜の傾きを有する傾斜した底面を
有していてもよい。指サック形式の手段が、ユーザによ
る包装装置の把持を容易にするために設けられていても
よい。

【００２２】例によれば、製品は、パーマの還元剤形式
のヘアケア製品である。これに代えて、この包装装置
は、２つの別々の区画室内に２つの異なる製品を収容し
ていてもよく、これによって、酸性溶液（例えば、チオ
グリコール酸）／パーマ用ローション、着色剤／髪の毛
染めのための酸化体または髪の色を個性化するための着
色剤の形式の組合せが可能となる。

【００２３】

【発明の実施の形態】上述した装置とは別に、この発明
は、添付図面を参照して記載された実施形態の限定しな
い例に関して以下に説明されることになる他の一定数の
装置をも包含するものである。

【００２４】図１は、この発明に係る包装装置の第１の
実施形態を示す斜視図であり、図２〜図４は、この発明
に係る包装装置の他の実施形態を示している。

【００２５】図１に示される包装装置は、本体２、好ま
しくは熱可塑性材料からなるものを具備する。この本体
２は、周縁６により輪郭を与えられ、包装される製品と
化学反応を起こさない材料を用いて熱成形または薄壁の
ための射出成形により得られる。典型的には、使用され
る材料は、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリスチレン、または、ポリプロピレン／エチレ
ンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）／ポリプロピレン、ポ
リエチレン／ポリエチレンテレフタレートまたはポリス
チレン／ＥＶＯＨ／ポリエチレン形式の材料の化合物の
ようなものである。図示された実施形態では、周縁６
は、装置が平坦な支持体上に配置されるときに、該包装
装置１に十分な安定性を与える側部スカートを形成して
いる。本体には、部分的に卵形または楕円状の形状をし
た２つの窪んだ区画室３，４が画定されており、各区画
室は、製品Ｐで充填されるようになっている。各区画室
は、前記本体の上面に開いた開口１１，１２を有してお
り、各区画室の横断面は実質的に同じである。変形例で
は、各区画室が異なる製品を収容してもよい。

【００２６】各区画室は、随意に熱接着性ワニス形式の
接着剤が塗布されたアルミニウム製、プラスチック製ま
たは他の任意の材料からなるヒートシールされたカバー
９，１０によって個別に閉じられている。これらのカバ
ーはヒートシール、接着、溶接または他の任意の適当な
技術によって固定される。固定は、各区画室の周囲に生
成され各開口１１，１２の周りに配置されたほぼ平坦な
表面部分によって構成された固定領域１３，２１に沿っ
て達成される。各カバーは、該カバーの除去を容易にす
るように引き剥がし用舌部１８，１９を有している。こ
れに代えて、２つの区画室を覆うように選択される表面
領域を有するカバーが提供され、随意に、各区画室３，
４を別々に開くことができる手段が提供されてもよい。
例によれば、切り目のついた線が、カバーの２つの区画
室３，４の２つの隣接する平坦面部分１４，１５の間に
形成される。この特徴により、製品の装飾またはラベル
付け用のより広い表面を提供することができる。この形
態においては、ヒートシールホイルによって少なくとも
部分的に（特に、領域７の位置において）覆われている
けれども、以下に詳述する溝５が、前記区画室３，４の
全周にわたって平坦な表面１３，２１上に付与されてい
るシールによって、該区画室の内容物から分離されてい
る。

【００２７】前記本体には、各凹所３，４の全周に樋を
形成する溝５が画定されている。この実施形態に示され
る該溝は、２つの区画室の全周に連続して延びかつ２つ
の区画室３，４に共通する部分７を有している。樋を形
成している溝の機能は、カバーが除去されるときまたは
１つの区画室または複数の区画室が開封された後の包装
装置の操作中に、区画室から漏れ出る製品のほぼ全てを
回収することである。この目的のために、該溝は、その
製品の粘性にかかわらず区画室から漏れる製品の全てを
受け止めて収容することができる十分な容量と特に幅に
関する形態とが設定されなければならない。樋を形成す
る溝５は、区画室にカバーが付されたときに該区画室の
内容物から分離されるように、周縁６とカバーの密封が
行われる平面１３との間に配置されていることが好まし
い。したがって、包装装置の搬送中に樋を形成する溝は
満たされることはなく、それによって、１つの区画室ま
たは複数の区画室からカバーが除去される間に、その機
能を完全に充足することができる。図２〜図４を参照し
てさらに明確に見ることができるように、溝は、１つの
区画室または複数の区画室からカバーが除去される間に
溝に収集された製品を、より深い深さを有する領域８に
向かって排出するように、該領域８に向かって傾斜する
底面を有していることが好ましい。より深い深さの領域
には、ほぼ直線状のエッジ１６が画定されており、ブラ
シ形式の塗布部材を拭うために使用されることが好まし
い。実際には、エッジ１６は、鉛直線に対してほぼ１０
゜程度の角度をなしていてもよい。

【００２８】付属品によって、より深い深さを有する領
域は、混合のための領域として使用される。この特徴
は、特に、各区画室内に異なる製品を有する包装装置の
場合に適している。例によれば、髪の毛染め製品の場合
には、第１の区画室は第１の着色剤(shade)を具備し、
第２の区画室は第２の着色剤を収容している。ユーザ
は、第１の着色剤の一回分を、ブラシまたは他の適当な
手段によって取り上げ、より深い深さの領域にそれを配
置する。ユーザはその後、第２の着色剤の１回分を取り
上げ、同様により深い深さの領域に配置する。そして、
そこで、ユーザは混合を行うことができる。

【００２９】拭い取り用エッジ１６の反対側の本体の端
部には、ユーザが包装装置を把持することを容易にする
のに適した、円形の小さな窪みを形成する領域１７が設
けられていることが好ましい。

【００３０】図１の包装装置を使用するために、例え
ば、ヘア製品Ｐをブラシ（図示略）によって塗布するた
めに、ユーザは、処理すべき面の大きさ（短い髪または
長い髪）に依存して１つのおよび／または他の区画室
３，４からカバーを除去する。平坦面部分１３，２１を
横切ることによるカバーの除去中に１つの区画室または
複数の区画室から漏れる製品は、樋５内に回収され、領
域８に向かって排出される。ユーザは、ブラシによって
１つのおよび／または他の区画室から取り出し、取り出
す量を正確に計るように拭う場所のエッジ１６に最初に
ブラシを当てた後に、それを処理すべき表面に塗布す
る。領域８に収集された製品もブラシによって取り出さ
れ、残りの製品と同じ目的のために使用され得る。これ
により、ほぼ全ての製品を使い切ることができる。一方
の区画室の内容物のみが１回の操作中に使い果たされた
ならば、包装装置は、洗浄のために水道の蛇口の下に配
置することができる。

【００３１】図２〜図４は、図１の実施形態の態様とは
若干異なる実施形態の包装装置を別々の方向から見た図
である。この実施形態によれば、その周縁の位置に側部
スカートを有していない。この特徴により、包装装置の
把持が容易になる。包装装置の他の部分は図１の装置と
同一であるので、いかなる追加の説明も不要である。し
かしながら、図３および図４の縦断面図により明確に見
られるように、区画室は同じ形状を有し、包装装置を平
坦面上に配置することを可能とする平坦な底面を有して
いる。樋を形成する溝５は、実質的にＵ字状である。区
画室３，４の実質的に反対位置に配される溝５の底面２
０のなす傾きαは１゜〜１０゜であり、好ましくは１゜
〜５゜である。より深い深さを有する領域の底面は、実
質的に水平または１゜〜３０゜好ましくは５゜〜２０゜
の角度βをなすように傾いていてもよい。溝またはより
深い深さの領域の底面の傾きに関するこれらの全ての角
度は、もちろん、製品（または、複数の製品）の粘性に
大きく依存している。

【００３２】他の変形例によれば、溝は、ブラシ形式の
アプリケータをその内部に導入することを可能とするた
めに十分な幅を有するように形成されている。この装置
により、製品をブラシによって直接溝内に取り出し、ま
たは、より深い深さの領域に向かって溝内の製品の排出
を促進することができる。このことは特に、流速の遅い
非常に粘性の高い製品のために適している。

【００３３】

【実施例】包装装置は、図２〜図４を参照して上述した
ように作られている。包装された製品は、パーマのため
の還元剤である。包装装置は、アルミニウム製のヒート
シールされたカバーによって個別に密封された２つの区
画室を具備している。この装置は、ＰＰ／ＥＶＯＨ／Ｐ
Ｐ複合フィルムを熱成形することによって形成されてい
る。区画室は、２つの区画室に共通するエッジの領域に
おいて楕円錐台状の形状を有している。

【００３４】 包装装置の全長 １７４ｍｍ 包装装置の全幅 １０９ｍｍ 区画室の最大幅 ３２ｍｍ 区画室の最大長 ８０ｍｍ 区画室の深さ ３２ｍｍ 傾斜角度α ２゜ 傾斜角度β １２゜ 区画室３，４の反対位置の溝幅 ５ｍｍ カバーをシールするための平坦面１３，２１の幅 ５ｍｍ 拭い取るエッジ１６の高さ １０ｍｍ

【００３５】上述した詳細な説明において、この発明の
好適な実施形態に対する参照がなされた。請求の範囲の
ようなこの発明の精神から逸脱することなく、それらに
変形を加えることができることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明に係る包装装置の第１の実施形態
を示す斜視図である。

【図２】 この発明に係る包装装置の他の実施形態を示
す平面図である。

【図３】 図２の包装装置を線IIB−IIBで切断した縦断
面図である。

【図４】 図２の包装装置を線IIC−IICで切断した縦断
面図である。

【符号の説明】 １ 包装装置 ２ 本体 ３，４ 区画室 ５ 溝 ６ 周縁 ７ 共通する部分 ８ より深い深さを有する領域 ９，１０ 密封手段 １１，１２ 開口 １３，２１ 実質的に平坦な面を有する部分 ２０ 底面 α、β 傾き Ｐ 製品

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 周縁（６）により輪郭を与えられ、該周
   縁の内側に少なくとも１つの液状または半液状の製品
   （Ｐ）を収容しかつ開口（１１，１２）を有する少なく
   とも１つの中空の区画室（３，４）を有する本体（２）
   と、前記開口（１１，１２）を漏れない方法で密封する
   ための除去可能な密封手段（９，１０）とを具備し、 前記少なくとも１つの区画室（３，４）の前記開口（１
   １，１２）の実質的に全周に、開封中または開封後の包
   装装置の操作中に前記区画室（３，４）から漏れる実質
   的に全ての製品を受け止めて収容するために、樋を形成
   する溝（５）が設けられていることを特徴とする包装装
   置（１）。
2. 【請求項２】 前記溝（５）が、該溝（５）により排出
   された製品がより深い深さを有する領域（８）に収容さ
   れ得るように、該領域（８）に向かって傾斜する底面
   （２０）を有することを特徴とする請求項１記載の包装
   装置。
3. 【請求項３】 対をなして隣接する複数の区画室（３，
   ４）を具備し、前記樋を形成する溝（５）が、前記区画
   室の実質的に全周に連続して延び、かつ、２つの隣接す
   る区画室に共通する少なくとも１つの部分（７）を有し
   ていることを特徴とする請求項１または請求項２記載の
   包装装置。
4. 【請求項４】 前記各区画室（３，４）に対応する前記
   開口（１１，１２）を漏れない方法で密封するための除
   去可能な前記密封手段（９，１０）が、前記区画室
   （３，４）の１つまたは複数を、樋を形成する前記溝
   （５）から漏れない方法で分離するように配置されてい
   ることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれかに
   記載の包装装置。
5. 【請求項５】 前記区画室の各々が、該区画室の１つま
   たは複数を前記樋を形成する溝（５）から分離する実質
   的に平坦な面を有する部分（１３，２１）によって取り
   囲まれ、前記除去可能な密封手段（９，１０）が、実質
   的に平坦な面を有する前記部分（１３，２１）に沿った
   結合線によって前記本体に結合されていることを特徴と
   する請求項４記載の包装装置。
6. 【請求項６】 前記結合線が、接着、ヒートシールまた
   は溶接により達成されることを特徴とする請求項５記載
   の包装装置。
7. 【請求項７】 前記除去可能な密封手段（９，１０）
   が、前記２つの隣接する区画室（３，４）の開口を覆う
   ことができる切り取りホイルによって形成され、該ホイ
   ルが、前記隣接する区画室の各々を別々に開くことを可
   能とするように切り目をつけた線を有していることを特
   徴とする請求項５または請求項６記載の包装装置。
8. 【請求項８】 前記除去可能な密封手段（９，１０）
   が、各区画室（３，４）に個別に結合する切り取りホイ
   ルにより形成されていることを特徴とする請求項５また
   は請求項６記載の包装装置。
9. 【請求項９】 前記除去可能な密封手段（９，１０）
   が、熱可塑性材料またはアルミニウムにより形成されて
   いることを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか
   に記載の包装装置。
10. 【請求項１０】 前記本体（２）が、ポリ塩化ビニル、
    ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンまたはポ
    リプロピレン／エチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）
    ／ポリプロピレン、ポリエチレン／ポリエチレンテレフ
    タレートまたはポリスチレン／ＥＶＯＨ／ポリエチレン
    形式の材料の化合物から選択される熱可塑性材料から形
    成されていることを特徴とする請求項１から請求項９の
    いずれかに記載の包装装置。
11. 【請求項１１】 前記熱可塑性材料の本体（２）が、熱
    成形または薄壁のための射出成形により形成されている
    ことを特徴とする請求項１０記載の包装装置。
12. 【請求項１２】 前記製品（Ｐ）が、ブラシ形式の塗布
    部材によって塗布される製品であり、より深い深さを有
    する前記領域（８）が、塗布部材状の製品を適量にする
    ように前記塗布部材を拭うことを可能とする拭い取り手
    段（１６）を有することを特徴とする請求項１から請求
    項１１のいずれかに記載の包装装置。
13. 【請求項１３】 前記拭い取り手段が、より深い深さを
    有する前記領域（８）の実質的に直線状のエッジ（１
    ６）により構成されていることを特徴とする請求項１２
    記載の包装装置。
14. 【請求項１４】 前記傾斜した底面（２０）が、１゜か
    ら１０゜まで、好ましくは１゜から５゜までの傾き
    （α）をなしていることを特徴とする請求項１から請求
    項１３記載の包装装置。
15. 【請求項１５】 より深い深さを有する領域（８）が実
    質的に水平な底面または１゜から３０゜まで、好ましく
    は５゜から２０゜までの傾き（β）に沿って傾斜してい
    る底面を有することを特徴とする請求項１から請求項１
    ４のいずれかに記載の包装装置。
16. 【請求項１６】 ユーザによる包装装置（１）の把持を
    容易にし得る手段（１７）を具備することを特徴とする
    請求項１から請求項１５のいずれかに記載の包装装置。
17. 【請求項１７】 前記製品（Ｐ）が、パーマのための還
    元剤形式のヘアケア製品であることを特徴等する請求項
    １から請求項１６のいずれかに記載の包装装置。
18. 【請求項１８】 ２つの区画室を有し、各区画室が異な
    るヘアケア製品を収容し、第１の製品が第１の着色剤、
    または酸溶液からなり、第２の製品がパーマのためのロ
    ーション、第２の着色剤または酸化溶液からなることを
    特徴とする請求項１から請求項１７のいずれかに記載の
    包装装置。