JPH10211746A - 用紙センサ位置調整装置およびその調整方法 - Google Patents

用紙センサ位置調整装置およびその調整方法

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JPH10211746A
JPH10211746A JP1805597A JP1805597A JPH10211746A JP H10211746 A JPH10211746 A JP H10211746A JP 1805597 A JP1805597 A JP 1805597A JP 1805597 A JP1805597 A JP 1805597A JP H10211746 A JPH10211746 A JP H10211746A
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Kiyonori Kobayashi
清徳 小林
Takashi Nakamura
隆史 中村
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の連続紙用印刷装置は、印刷機構部と用
紙終端を検出する用紙センサ間の距離を正確に計測する
手段がなかったため、印刷機構部または用紙センサの取
り付け誤差を印刷可能用紙残量に反映させることができ
なかった。 【解決手段】 従来の印刷装置に、1ドットずつ用紙送
りのみを行なう手段と、印刷制御部で定義したパターン
を印刷する手段と、不揮発性記憶素子と、印刷機構部と
用紙センサ間距離を調整する手段と、印刷機構部と用紙
センサ間距離を不揮発性記憶素子に記憶する手段と、印
刷機構部と用紙センサ間距離を不揮発性記憶素子から読
み出す手段とを付加することにより、印刷機構部と用紙
センサ間の距離を正確に計測し、印刷可能用紙残量算出
に反映させ、印刷可能用紙残量の計算における誤差を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙として連
続紙を使用する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続紙用印刷装置は、予め印刷機構部と
用紙センサを離して設置し、印刷用紙の.終端が用紙セ
ンサを通過した後、印刷可能用紙残量を算出する手段に
より用紙残量の計算を開始する。一方、印刷制御部内部
でも頁中の縦座標の論理位置を計算し、双方の計算結果
により頁先頭等で印刷を停止させ、最終的に表示装置に
用紙なし状態を表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3を参照して、本発
明が解決しようとする課題を詳述する。
【0004】図3において、41は印刷機構部、42は
印刷用紙、43は用紙終端を検出する用紙センサであ
る。
【0005】図の状態から印刷を開始し、用紙終端が用
紙センサ43を通過した後は、用紙センサと印刷機構部
間の距離Aをもとに、印刷可能用紙残量を算出する手段
により印刷可能用紙残量を算出し、頁先頭等の適切な位
置で印刷を停止する。
【0006】しかし、従来、距離Aを正確に計測する手
段がなかったため、印刷機構部または用紙センサの取り
付け誤差を印刷可能用紙残量に反映させることができ
ず、印刷可能用紙残量の計算にも誤差が生じていた。特
に、保守員が印刷機構部41等をメンテナンスした後に
は、印刷機構部41と用紙センサ43の距離Aが出荷当
初の距離と微妙に変わってしまうことが多かった。
【0007】本発明の課題は、印刷制御部に距離Aを正
確に計測する手段を設け、その値を印刷可能用紙残量算
出に反映させ、印刷可能用紙残量の計算における誤差を
防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、印刷を実行
する印刷機構部と、用紙搬送手段と、印刷機構部を制御
する印刷制御部と、用紙終端を検出する用紙センサと、
印刷可能な用紙残量を算出する手段と、表示装置とを有
する印刷装置において、1ドットずつ用紙送りを行なう
手段と、前記印刷制御部で定義した所定のパターンを印
刷するパターン印刷手段と、不揮発性記憶素子と、印刷
機構部と用紙センサ間の距離を調整する手段と、当該距
離を不揮発性記憶素子に記憶する手段と、当該距離を不
揮発性記憶素子から読み出す読み出し手段とを設けるこ
とにより達成される。
【0009】また、請求項1記載の用紙センサ位置調整
装置において、1ドットずつの紙送りを実行し、前記用
紙センサが用紙終端位置を検出した後に前記パターン印
刷手段を起動して所定のパターンを印刷し、用紙が前記
印刷機構部を完全に通過した後印刷を停止し、用紙上に
印刷されている縦ドット数をカウントして印刷機構部と
用紙センサの間の距離を求め、該距離の値を前記不揮発
性記憶素子に記憶し、前記読み出し手段により不揮発性
記憶素子から読み出した距離を前記印刷可能用紙残量算
出手段に反映させるようにすれば達成される。
【0010】上記構成によれば、印刷機構部と用紙セン
サ間の距離を常に正確に保つことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
述する。
【0012】図1に、本発明の一例のブロック図、図2
に印刷制御部で定義したパターン印刷手段による印刷結
果の一例、図5に印刷機構部・用紙センサの距離調整手
段のヒューマンインタフェースの例を示す。
【0013】図1において、1は印刷を実行する印刷機
構部、2は用紙終端を検出する用紙センサ、3は印刷機
構部を制御する印刷制御部、4は1ドットずつ用紙送り
を行なう用紙送り手段、5は印刷可能な用紙残量を算出
する用紙残量算出手段、6は印刷制御部で定義したパタ
ーン印刷手段、7は印刷機構部と用紙センサ間の距離を
調整する距離調整手段、8は不揮発性記憶素子、9は印
刷機構部と用紙センサ間距離を不揮発性記憶素子に記憶
する記憶手段、10は印刷機構部と用紙センサ間距離を
不揮発性記憶素子から読み出す読み出し手段、11は表
示装置である。また、図示しないが、用紙は用紙搬送手
段によって搬送される。
【0014】用紙センサ位置を計測する場合には、ま
ず、用紙送り手段4により1ドットずつの紙送りを実行
する。用紙センサ2が用紙終端位置を検出した後、その
直後にパターン印刷手段6を起動する。印刷用紙が印刷
機構部1を完全に通過した後、印刷を停止し、印刷用紙
上に印字されている縦ドット数をカウントすることによ
り、印刷機構部1と用紙センサ2間の距離をドット単位
で正確に求めることができる。
【0015】更に、前記の距離の値を距離調整手段7お
よび記憶手段9により、不揮発性記憶素子8に記憶す
る。
【0016】上記の調整を行うことにより、通常の印刷
動作においては、読み出し手段10により不揮発性記憶
素子8から読み出した印刷機構部1と用紙センサ2との
距離Aを、用紙残量算出手段5に反映させることができ
る。
【0017】図2は図1のパターン印刷手段6による印
刷結果の例である。
【0018】図2において、21および22が印刷パタ
ーンの例である。その他の横線も同様である。印刷パタ
ーン21と印刷パターン22は縦方向に1ドットずれて
いる。その他のパターンも同様に縦方向に1ドットずつ
ずれている。また、このパターンは、例えば横方向50
個のように目視で確認し易いように配列されている。
【0019】図1の用紙センサ2が用紙終端位置を検出
した後、その直後に図2のパターンを印刷し、印刷でき
たパターンの数をカウントすることにより、印刷機構部
1と用紙センサ2間の距離をドット単位で正確に求める
ことができる。
【0020】図4は距離調整手段7に使用する操作パネ
ルの例である。図4において、62〜69はスイッチ、
70は表示装置を示す。
【0021】図5は距離調整手段7におけるヒューマン
インターフェースの例である。図5において、表示欄8
1は図1の表示装置11および70上の表示例であり、
82は当該手段の内容である。
【0022】このインターフェースにおいて、印刷機構
部1と用紙センサの距離を調整する場合には、前進スイ
ッチ65および後退スイッチ66により、表示装置70
に表示されている数字を増減させる。増減値が図2で求
めたカウント値に達したら、改頁スイッチ67を押下す
ることにより、その値を不揮発性記憶素子8に記憶す
る。この動作により、印刷機構部と用紙センサの間の距
離を常に一定に調整することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば用
紙センサと印刷機構部間の距離をドット単位で正確に求
めることができ、用紙センサと印刷機構部の取り付け誤
差を印刷可能用紙残量算出に反映させることができ、印
刷可能用紙残量の計算における誤差を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示すブロック図
【図2】 印刷制御部で定義した印刷パターンの一例を
示す概略図
【図3】 印刷機構部と用紙センサの関係を示す概略図
【図4】 表示装置の一例を示す平面図
【図5】 ヒューマンインタフェースの例を示す概略図
【符号の説明】
1は印刷機構部、2は用紙センサ、3は印刷制御部、4
は用紙送りのみを行なう手段、5は用紙残量算出手段、
6はパターン印刷手段、7は距離調整手段、8は不揮発
性記憶素子、9は記憶手段、10は読み出し手段、11
は表示装置である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷を実行する印刷機構部と、用紙搬送手
    段と、印刷機構部を制御する印刷制御部と、用紙終端を
    検出する用紙センサと、印刷可能な用紙残量を算出する
    手段と、表示装置とを有する印刷装置において、 1ドットずつ用紙送りを行なう手段と、前記印刷制御部
    で定義した所定のパターンを印刷するパターン印刷手段
    と、不揮発性記憶素子と、印刷機構部と用紙センサ間の
    距離を調整する手段と、当該距離を不揮発性記憶素子に
    記憶する手段と、当該距離を不揮発性記憶素子から読み
    出す読み出し手段とを有することを特徴とする用紙セン
    サ位置調整装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の用紙センサ位置調整装置の
    調整方法であって、 1ドットずつの紙送りを実行し、前記用紙センサが用紙
    終端位置を検出した後に前記パターン印刷手段を起動し
    て所定のパターンを印刷し、用紙が前記印刷機構部を完
    全に通過した後印刷を停止し、用紙上に印刷されている
    縦ドット数をカウントして印刷機構部と用紙センサの間
    の距離を求め、該距離の値を前記不揮発性記憶素子に記
    憶し、前記読み出し手段により不揮発性記憶素子から読
    み出した距離を前記印刷可能用紙残量算出手段に反映さ
    せることを特徴とする用紙センサ位置調整装置の調整方
    法。
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