JPH1021148A - 冗長システム - Google Patents
冗長システムInfo
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- JPH1021148A JPH1021148A JP8192989A JP19298996A JPH1021148A JP H1021148 A JPH1021148 A JP H1021148A JP 8192989 A JP8192989 A JP 8192989A JP 19298996 A JP19298996 A JP 19298996A JP H1021148 A JPH1021148 A JP H1021148A
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- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Hardware Redundancy (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Abstract
−2が存在し、通常は両方同時にデータの書き込みを行
う。運用系の主記憶装置2−1にエラーが生じたときに
は、待機系の主記憶装置2−2を用いて代替え処理を行
う。このとき、待機系にエラーが生じていたら予め代替
え処理禁止表示を行う。 【効果】 代替え処理禁止表示がされている場合には代
替え処理を中断し、誤ったデータを用いた処理を防止す
る。
Description
よって多重化された主記憶装置に対しデータアクセスを
行う場合の信頼性を確保した冗長システムに関する。
めに演算処理装置や記憶装置を多重化し、いずれかを運
用系として動作させ、障害発生時には直ちに待機系への
切換えを行うシステムが採用されている。例えば、電子
交換機の制御を行う中央制御モジュールには、システム
ダウンによる通信遮断を防止するためにこの種の冗長シ
ステムが採用されている。このシステムでは、例えば主
記憶装置とこれをアクセスするプロセッサとを運用系と
待機系とに分けて用意してこれらの多重化を行う。そし
て、運用系のプロセッサあるいは主記憶装置に何らかの
異常が発生すると、直ちに切り換え処理が行われ、待機
系のプロセッサ及び主記憶装置が動作を開始する。この
場合に、処理の継続性を確保するために、運用系と待機
系の主記憶装置にはいずれも同一のデータが常に書き込
まれる。
な従来の冗長システムには次のような解決すべき課題が
あった。上記のような冗長システムにおいて、例えば運
用系のプロセッサが運用系の主記憶装置をアクセスし何
らかの障害を検出した場合に、一旦処理を中断し、所定
の切換え処理を行い、待機系のプロセッサが立ち上がり
動作を開始する。待機系のプロセッサは待機系の主記憶
装置にこれまで書き込まれたデータを利用して処理を続
行する。ところが、この種の冗長システムでは、一旦障
害が発生するとその時点で処理が中断し、所定の切換え
処理が開始されることから、比較的複雑な引き継ぎ処理
を必要とする。
中断した場合には、途中まで進行した処理を無効にし、
待機系への切換えをし、改めてその処理を最初から実行
するといった制御が行われていた。これでは切換え処理
に多くの時間を必要とする。そこで、本発明者等は、例
えば運用系の主記憶装置に異常が検出された場合に、直
ちに待機系の主記憶装置にアクセス先を切り換えて処理
を続行し、その処理を正常に終了してしまうといった制
御方法を開発し出願した。この発明は、待機系の主記憶
装置が正常である場合を想定してなされたものである
が、待機系の主記憶装置にも障害が発生している場合に
はその主記憶装置にアクセスしてデータ処理を行った場
合、誤った結果が出力されてしまうというおそれがあ
る。即ち、このように待機系の主記憶装置に障害があっ
た場合には一定の防御手段によりシステムの信頼性を確
保しなければならない。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉データ処理装置と、このデータ処理装置によ
りアクセスされ、運用系と待機系によって多重化された
主記憶装置と、各主記憶装置のデータアクセスにより異
常を検出して異常検出表示を行う異常検出部と、データ
処理装置によって運用系の主記憶装置に対するデータの
書き込みが行われると、同一のデータを待機系の記憶装
置に書き込み、運用系の主記憶装置に障害が発生してか
ら、データ処理装置が、運用系の主記憶装置に対してデ
ータの読み出しを要求したとき、待機系の主記憶装置か
ら対応するデータを代替えデータとして読み出すよう制
御する主記憶アクセス部とを備え、この主記憶アクセス
部は、待機系の主記憶装置の異常検出表示があるとき
は、代替え処理を行わないことを特徴とする冗長システ
ム。
記憶装置が多重化されている。この主記憶装置をアクセ
スするデータ処理装置の数は任意でよい。多重化システ
ムでは、1台の主記憶装置が運用系、残りの1台以上が
待機系として運用される。多重化された運用系の主記憶
装置にデータの書き込みが行われると、待機系の主記憶
装置にも同一のデータの書き込みが行われる。この制御
は、主記憶アクセス部が行う。主記憶アクセス部はこの
他に代替えデータの読み出し等の処理を実行する、こう
した処理をデータ処理装置とは別個の回路により行うこ
とで、データ処理装置の負荷を軽減し、データ処理装置
は多重化を意識することなく各種の演算処理を実行でき
る。
は、そのデータの使用を未然に防止するためである。従
って、主記憶装置のその他の障害検出を同時に行っても
よい。なお、主記憶装置の障害検出は任意のタイミング
で行われる。以上により、運用系の主記憶装置に障害が
発生してもただちに待機系の主記憶装置から正常なデー
タの読み出しができるので円滑な運用が可能であり、万
一待機系の主記憶装置にも障害がある場合には、そのデ
ータの代替え処理を禁止するので、信頼性の高いシステ
ムが構築される。
されたプロセッサ及び主記憶装置と、各主記憶装置のデ
ータアクセスにより異常を検出してそれぞれ異常検出表
示を行う異常検出部と、運用系のプロセッサによって運
用系の主記憶装置に対するデータの書き込みが行われる
と、同一のデータを待機系の記憶装置に書き込み、運用
系の主記憶装置に障害が発生してから、運用系のプロセ
ッサが、運用系の主記憶装置に対してデータの読み出し
を要求したとき、待機系の主記憶装置から対応するデー
タを代替えデータとして読み出すよう制御する主記憶ア
クセス部とを備え、この主記憶アクセス部は、待機系の
主記憶装置の異常検出表示があるときは、代替え処理を
行わないことを特徴とする冗長システム。
セッサと主記憶装置とを備える。運用系のプロセッサが
運用系の主記憶装置にデータの書き込みを行うと、主記
憶アクセス制御部は自動的に待機系の主記憶装置にその
データを書き込む。また、運用系のプロセッサが運用系
の主記憶装置からデータを読み出す際に、読み出しデー
タの異常を検出した場合には、待機系の主記憶装置から
代替えデータを読み出して、その処理を正常に終了させ
る。しかし、待機系の主記憶装置に異常がある場合に
は、代替え処理を禁止し、誤ったデータの使用を阻止す
る。
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明の冗長システムによる代替え
処理禁止表示動作シーケンスチャートである。この説明
の前に、本発明の冗長システムの構成具体例を説明す
る。図2に、本発明の冗長システム具体例ブロック図
(その1)を示す。図のシステムは、データ処理装置1
と、このデータ処理装置1によってアクセスされる運用
系の主記憶装置2−1及び待機系の主記憶装置2−2を
備えている。また、各主記憶装置のアクセスの際にデー
タの異常を検出する異常検出部3−1及び3−2が、そ
れぞれ運用系と待機系とに配置されている。更に、デー
タ処理装置1には、運用系の主記憶装置2−1の障害発
生に伴い、待機系の主記憶装置2−2からデータを読み
出して代替え処理を行うといった制御を、プロセッサと
は別の独立したハードウェアで実行する主記憶アクセス
部5が設けられている。また、後で説明するように、各
異常検出部3−1または3−2が、それぞれ所定の点検
動作によって待機系の主記憶装置2−1あるいは2−2
の障害を検出した場合に、代替え処理の禁止をするため
の表示を行う代替え処理禁止表示部4−1がデータ処理
装置1に接続されている。上記データ処理装置1と主記
憶装置2−1や2−2は、図に示すようにバスライン6
によって相互に接続されている。なお、代替え処理禁止
表示部4−1は待機系の主記憶装置の数だけ設けられれ
ばよい。
なくとも主記憶装置が運用系と待機系とによって多重化
されているようなシステムに適用することができる。こ
のシステムの用途は任意であり、また、多重化は2重化
でも3重化でもよい。異常検出部3−1や3−2は、デ
ータ処理装置1によって主記憶装置2−1や2−2がア
クセスされた場合、あるいは後で説明するような定期的
な点検手段の指示によって、アクセスされたデータの内
容を検査しその異常を検出する部分である。そして、異
常が検出されると、代替え処理禁止表示部4−1に例え
ば1ビットのフラグを立てる。
のプロセッサによるアクセス要求に従って運用系の主記
憶装置2−1をアクセスし、一定の処理を実行させる。
なお、データの読み出しの場合には運用系の主記憶装置
2−1のみがアクセスされるが、書き込みの場合には運
用系の主記憶装置2−1と待機系の主記憶装置2−2の
両方に同時にアクセスが行われる。このようにするとデ
ータ処理装置1の要求によって運用系の主記憶装置2−
1に対しデータ読み出しのためのアクセスをしたとき、
運用系の主記憶装置2−1に障害が発生していた場合、
直ちに待機系の主記憶装置2−2からデータの読み出し
を行って処理を正常終了させることができる。こうした
処理が正常終了した後に運用系の主記憶装置2−1を待
機系に切り換え、待機系の主記憶装置2−2を運用系に
切り換えることにより、これまで進行していた処理を無
駄にせず、円滑な迅速な系の切換えが可能となる。
次のようなシステム構成とされる。図3には、本発明の
冗長システム具体例(その2)のブロック図を示す。図
の場合には、運用系10のシステムと待機系20のシス
テムとが設けられ、それぞれの系にプロセッサや主記憶
装置を設けるようにしている。即ち、運用系10にはプ
ロセッサ11、主記憶アクセス部12、代替え処理禁止
表示部13及び異常検出部14が設けられている。プロ
セッサ11は、運用系10の内部で主記憶装置2−1を
アクセスし一定の処理を行う。
主記憶アクセス部22、代替え処理禁止表示部23、異
常検出部24が設けられる。そして、運用系10と待機
系20とは、インタフェース9を介して相互に接続され
ている。このようなシステムの場合にも図2に示したも
のと同様に、プロセッサ11が主記憶装置2−1をアク
セスする場合に、データ読み出し場合には主記憶装置2
−1のみをアクセスし、データ書込みの場合には主記憶
装置2−1と主記憶装置2−2とをアクセスする。その
他の代替え処理等の主記憶アクセス部5の動作は図2に
示したものと全く同様である。なお、待機系のプロセッ
サ21による主記憶装置2−2へのアクセスは禁止され
ている。主記憶装置2−1と2−2の内容の一致を保証
するためである。
的なシーケンスチャートを説明する。まず、この図で
は、運用系の主記憶装置2−1と待機系の主記憶装置2
−2とをアクセスする装置として、2台のデータ処理装
置1−A及び1−Bを想定した。例えば、図2に示した
例の場合、データ処理装置1が、バスライン6に対し複
数台接続されているものとする。ここで、例えばデータ
処理装置1−BがステップS1においてバス使用権を獲
得し、この段階でデータ処理装置1−AはステップS2
でバス解放待ちの状態となる。次に、ステップS3にお
いて、データ処理装置1−Aは、運用系の主記憶装置2
−1に対しデータ読み出し要求を行う。
ステップS4においてデータ読み出し要求を受け付け
る。ここで、運用系の主記憶装置2−1に何らかの異常
が検出されたとする。この場合、ステップS5で運用系
の主記憶装置2−1はエラー終了と応答とをデータ処理
装置1−Bに返す。データ処理装置はエラー応答を受信
するが、要求元プロセッサにエラー通知せず、待機系の
主記憶装置2−2に代替え読み出しを要求する(ステッ
プS6)。待機系の主記憶装置2−2はステップS7に
おいて読み出し要求を受け付け正常終了をし、ステップ
S8でデータ処理装置1−Bに対し応答を返す。データ
処理装置1−BはステップS9において応答を受信し、
要求元プロセッサに対し読み出しが正常に終了した旨を
通知すると共に、運用系の読み出しが失敗し致命的エラ
ーが発生したことをデータ処理装置1−Aに通知する割
り込みをセットする。その後運用系と待機系の運用状態
を切り換える(ステップS11)。
替え処理動作シーケンスチャートを説明する。ここで、
例えばデータ処理装置1−AがステップS1においてバ
ス使用権を獲得し、この段階でデータ処理装置1−Bは
ステップS2でバス解放待ちの状態となる。次に、ステ
ップS3において、データ処理装置1−Aは、運用系と
待機系の主記憶装置2−1及び2−2に対しデータ書き
込み要求を行う。
ステップS4においてデータ書き込み要求を受け付け、
待機系の主記憶装置2−2はステップS5においてデー
タ書き込み要求を受け付ける。その後、運用系の主記憶
装置2−1は、ステップS6において、書き込み動作を
行う。このとき、例えば何らかの異常が検出されたとす
る。この場合、運用系の主記憶装置2−1はエラー終了
と応答とをデータ処理装置1−Aに返す。待機系の主記
憶装置2−2はステップS7において書き込み動作を受
け付け正常終了をし、データ処理装置1−Aに対し応答
を返す。データ処理装置1−AはステップS8において
応答を受信する。ここで、ステップS9では、要求元プ
ロセッサに対し書き込みが正常に終了した旨を通知する
と共に、運用系の書き込みが失敗し致命的エラーが発生
したことを通知する。これによって、その後運用系と待
機系の運用状態を切り換える。
行前に待機系の主記憶装置2−2が障害を発生している
場合の対策を行う。図1には、代替え処理禁止表示動作
シーケンスチャートを示す。このシーケンスチャート
は、図4と図5を用いて説明したシーケンスチャートと
同様の形式で記載している。しかしながら、ステップS
6において、運用系の主記憶装置2−1に対する書き込
み動作は正常に終了している。一方、ステップS7にお
いて、待機系の主記憶装置2−2に対する書き込み動作
中、何らかの異常が検出されエラー終了している。この
場合に、ステップS8において、データ処理装置1−A
が応答を受信すると、図2に示した代替え処理禁止表示
部4−1に対し代替え処理禁止表示をセットする。こう
して、待機系の主記憶装置2−2が使えない旨を表示す
る。そして、その後は要求元プロセッサに対しデータの
書き込み動作が正常に終了した旨を通知し、待機系の書
き込み失敗の通知をセットする。これによって、データ
処理装置1−Aは待機系の切離し等の処理を実行する。
処理装置1−Aがバス使用権を解放し、データ処理装置
1−Bがバス使用権を獲得したとする。この場合ステッ
プS11において、データ処理装置1−Bは運用系の主
記憶装置2−1に対するデータの読み出し要求を行っ
た。ここで、ステップS12において、運用系の主記憶
装置2−1に対しデータの読み出し要求が通知され、ス
テップS13で読み出し処理を行ったところ何らかの異
常が検出されたとする。この場合には、運用系の主記憶
装置2−1はエラー終了をし、データ処理装置1−Bに
対し応答を返す。ここで、既に説明した正常な処理で
は、待機系の主記憶装置2−2の同一アドレスからデー
タを読み出して代替え処理を実行する。ところが、代替
え処理禁止表示部4−2を参照して、ここでエラーが発
生していることを認識するから、既に読み出すべきデー
タがないのでエラー終了する。このように代替え処理禁
止表示部4−2を参照することによって処理を中止する
ため、誤ったデータを読み出してこれを使用し、誤った
処理結果を得るのが防止できる。
な動作及び構成を説明する。図6は、主記憶装置に対す
る書き込み動作時の具体的な動作概要説明図である。こ
の一覧表に、運用系の主記憶装置と待機系の主記憶装置
の応答がそれぞれ正常な場合とエラー応答である場合と
で、データ処理装置内で実行される動作の違いを図示し
た。まず、運用系の主記憶装置と待機系の主記憶装置の
両方にアクセスした場合に、いずれも正常応答が返って
きたときには、正常終了応答を装置内のプロセッサに通
知する。これで正常運用が続けられる。次に、運用系の
主記憶装置からエラー応答があり、待機系の主記憶装置
から正常応答があった場合には、データ処理装置内部で
は致命的エラー発生をプロセッサに通知し、運用系の主
記憶装置と待機系の主記憶装置との切換え動作を開始す
る。次に、運用系主記憶装置から正常応答があり、待機
系主記憶装置からエラー応答があった場合には、データ
処理装置の側では正常終了応答をプロセッサに通知する
と共に代替え処理禁止表示を行い、更に外部割り込み要
求によって予備系の主記憶装置異常をプロセッサに伝え
る。次に、運用系主記憶装置も待機系主記憶装置もエラ
ー応答を行った場合には、プロセッサに対し致命的エラ
ー発生を通知すると共に、待機系の書き込み失敗を外部
割り込み要求により通知して、処理を停止する。
行するための運用系あるいは待機系の装置の詳細なブロ
ック図を示す。この装置は、中央処理装置(CPU)3
0と、主記憶装置(MEM)40と、入出力装置50と
を備えている。そして、サブシステム間接続装置53に
よって図示しない同一の構成の他方のサブシステムと相
互に接続されている。この図に示すシステムが運用系で
ある場合、サブシステム間接続装置53を介して接続さ
れた図示しないサブシステムを待機系とする。
1、主記憶アクセス部32、接続バス制御部33、代替
え処理禁止表示部34及びオアゲート37が設けられて
いる。接続バス制御部33には、制御部39とバス障害
検出部35が設けられている。主記憶装置40は、記憶
素子部41と、主記憶制御部45と、接続バス制御部4
3を備えている。主記憶制御部45には、パトロール制
御部46、異常検出部42及び被アクセス動作部47が
設けられている。また、接続バス制御部43には、制御
部49とバス障害検出部44とが設けられている。一
方、入出力装置50には、入出力コントロール部57と
接続バス制御部53が設けられている。接続バス制御部
53には、制御部55とバス障害検出部51とが設けら
れている。
入出力装置50の制御部39,49,55は、それぞれ
相互に表示線62、通知線64及び内部バス61を通じ
て接続されている。また、中央処理装置30の代替え処
理禁止表示部34は表示線62と通知線64に接続され
ている。そして、通知線64から通知を受け、表示線6
2に所定の表示を出力するように構成されている。主記
憶装置40の制御部49は内部バス60に接続されてい
る。主記憶装置40のパトロール制御部46は、割り込
み線63を通じてプロセッサ31に割り込みを行うよう
に接続されている。なお、中央処理装置30の主記憶ア
クセス部32は割り込み線38を通じてプロセッサ31
に割り込みを行うよう構成されている。サブシステム間
接続装置53も割り込み線63を通じてプロセッサ31
に割り込むことができる。
を記憶するメモリに該当する部分で、主記憶制御部45
は、既に説明したアクセスデータの異常を検出する部分
である。この検出結果に基づいて代替え処理禁止表示部
34に所定の表示がなされ、表示線62にその信号が出
力される。表示線62はサブシステム間接続装置53を
通じて図示しない同一の構成のシステムに接続されてい
る。従って、これによって相手方のサブシステムは主記
憶装置の異常発生を判断できる。
るリードライトを制御する。また、冗長ビットを用いて
格納データのチェックを行う。ここでは、バスからのア
クセスとは別の自立診断検査を実行する。パトロール制
御部46は、同期タイマ、アドレスカウンタ、競合回路
等を備える。バスからのアクセスとは別に一定の時間お
きに記憶素子部41の潜在的な障害をチェックする部分
である。これによって、自立的に障害が検出されると、
割り込み線63を介してプロセッサ31にその旨が通知
される。被アクセス動作部47は、バスからのリードラ
イト要求に対応して動作制御を行い、そのアクセスデー
タの異常を検出した場合には、バスサイクルの中でエラ
ー応答を返すよう動作する。この場合には、内部バス6
1を通じてその障害が中央処理装置の主記憶アクセス部
32に通知される。従って、主記憶アクセス部32から
プロセッサ31に対し障害が通知される。
ロセッサ31を接続するエラー応答通知線36は、プロ
セッサバスの正常応答や異常応答をプロセッサ31に通
知する線である。オアゲート37はプロセッサ31に対
しプロセッサ外部割り込み通知線により接続されてい
る。なお、主記憶アクセス部32は両系ライト等のアク
セスで待機系異常を検出した場合に、割り込み線38と
オアゲート37を通じてプロセッサ31にその旨を通知
する。表示線62は、代替え処理の禁止を代替え処理禁
止表示部34が表示し各部に通知するための線である。
この表示は代替え処理禁止表示部34より行い、その内
容はバス使用権を有する全ての装置が参照する。通知線
64は主記憶装置における記憶素子部41の異常を検出
することが可能な装置が、ここへその旨を通知する部分
で、オープンコレクタバッファ等により構成される。こ
の通知は代替え処理禁止表示部34に入力し、その内部
に設けられた状態保持フリップフロップに格納される。
1は従来の装置でも広く使用されているデバイスであっ
て、バスを介して転送される各種のデータ等のエラーを
検出する回路である。このようにして、定期的に運用系
も待機系も主記憶装置の診断を行い、異常が発生してい
る場合には代替え処理禁止表示部34がその旨の表示を
行うことによってその後のアクセスを禁止する。このよ
うに、プロセッサ31によって主記憶装置40がアクセ
スされた際に異常を検出するばかりでなく、自発的に異
常検出部42が前もって異常を検出することによりいっ
そう信頼性が向上する。
代替え処理等の場合には、プロセッサ31がこれを意識
することなく処理を正常終了するように、実際の制御は
主記憶アクセス部32等で行う。こうしてプロセッサ3
1の負担を軽減する。以上のように、本発明のシステム
によれば、運用系の主記憶装置に障害が発生していても
待機系の主記憶装置が正常であれば代替え処理によって
正常に処理を終了させ、運用上支障の無い時点に運用系
と待機系の切換え等を実行し、円滑で迅速な切換え操作
を可能にする。しかも、万一待機系の主記憶装置に障害
が発生した場合には、これを前もって検出し代替え処理
禁止表示部に表示しておくので、代替え処理を実行しよ
うとしたときこれを参照し、誤ったデータを読み出して
処理に使用するといった事故を防止できる。これによっ
て、システムの運用の信頼性をいっそう高めることがで
きる。
ある。
1)である。
2)である。
である。
である。
3)である。
Claims (2)
- 【請求項1】 データ処理装置と、 このデータ処理装置によりアクセスされ、運用系と待機
系によって多重化された主記憶装置と、 各主記憶装置のデータアクセスにより異常を検出して異
常検出表示を行う異常検出部と、 データ処理装置によって運用系の主記憶装置に対するデ
ータの書き込みが行われると、同一のデータを待機系の
記憶装置に書き込み、運用系の主記憶装置に障害が発生
してから、データ処理装置が、運用系の主記憶装置に対
してデータの読み出しを要求したとき、待機系の主記憶
装置から対応するデータを代替えデータとして読み出す
よう制御する主記憶アクセス部とを備え、 この主記憶アクセス部は、 待機系の主記憶装置の異常検出表示があるときは、代替
え処理を行わないことを特徴とする冗長システム。 - 【請求項2】 運用系と待機系によって多重化されたプ
ロセッサ及び主記憶装置と、 各主記憶装置のデータアクセスにより異常を検出してそ
れぞれ異常検出表示を行う異常検出部と、 運用系のプロセッサによって運用系の主記憶装置に対す
るデータの書き込みが行われると、同一のデータを待機
系の記憶装置に書き込み、運用系の主記憶装置に障害が
発生してから、運用系のプロセッサが、運用系の主記憶
装置に対してデータの読み出しを要求したとき、待機系
の主記憶装置から対応するデータを代替えデータとして
読み出すよう制御する主記憶アクセス部とを備え、 この主記憶アクセス部は、 待機系の主記憶装置の異常検出表示があるときは、代替
え処理を行わないことを特徴とする冗長システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19298996A JP3230798B2 (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 冗長システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19298996A JP3230798B2 (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 冗長システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1021148A true JPH1021148A (ja) | 1998-01-23 |
JP3230798B2 JP3230798B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=16300384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19298996A Expired - Fee Related JP3230798B2 (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 冗長システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230798B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006155678A (ja) * | 2000-04-28 | 2006-06-15 | Hitachi Ltd | 多重化制御システム及びその多重化方法 |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP19298996A patent/JP3230798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006155678A (ja) * | 2000-04-28 | 2006-06-15 | Hitachi Ltd | 多重化制御システム及びその多重化方法 |
JP4731364B2 (ja) * | 2000-04-28 | 2011-07-20 | 株式会社日立製作所 | 多重化制御システム及びその多重化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3230798B2 (ja) | 2001-11-19 |
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