JPH10211201A - 超音波診断システム - Google Patents

超音波診断システム

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Publication number
JPH10211201A
JPH10211201A JP1911197A JP1911197A JPH10211201A JP H10211201 A JPH10211201 A JP H10211201A JP 1911197 A JP1911197 A JP 1911197A JP 1911197 A JP1911197 A JP 1911197A JP H10211201 A JPH10211201 A JP H10211201A
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JP
Japan
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ultrasonic
freeze control
image
endoscope
diagnostic
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Application number
JP1911197A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takano
政由起 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH10211201A publication Critical patent/JPH10211201A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】他の診断装置と超音波振動子との連動制御を行
って操作性の向上を図ることができ、しかもフリーズ機
能の操作が簡単で、超音波振動子の損傷を確実に防止す
る。 【解決手段】超音波診断装置1のフリーズ制御部22と
内視鏡装置2のフリーズ制御部40との間をU側接続部
25、ケーブル3、S側接続部41を介して電気的に接
続して、内視鏡装置2においてフリーズ制御を行うと、
フリーズ制御信号を超音波診断装置1へ出力するように
したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波振動子を
備え、この超音波振動子を電子的又は機械的に走査して
診断対象の断層像を描出する超音波診断装置と、他の診
断手段を備え、この診断手段により得た診断対象の情報
を出力する他の診断装置とからなる超音波診断システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】医用分野の診断において、超音波診断装
置、内視鏡装置、X線撮影装置等の各種診断装置が使用
されているが、より精密で確実な診断を行うため、それ
らを複合して使用する例も多くなっている。
【0003】例えば、内視鏡装置と超音波診断装置とを
組合わせたものがある。すなわち、内視鏡の鉗子チャン
ネル内を通して細径の超音波プローブを体腔内へ挿入
し、内視鏡により体腔内の視覚的( 可視光 )映像をモニ
タ上に表示しながら、超音波プローブを機械的にラジア
ル走査又はリニア走査すると共に電子的に走査して超音
波断層像を別のモニタ又は同一モニタ上に形成された小
さなウインドウ中に表示するものである。この組合わせ
た装置により、実際の外観( 色、面積、大きさ )と、超
音波断層像からその内部構造( 深達度 )を得ることがで
き、術式等を決定するのに重要な判断情報( 資料 )とな
る。
【0004】また、超音波診断装置とX線撮影装置とを
組わせたものがある。すなわち、腹部皮膚にチューブを
通して胆管内への通路を形成し、このチューブを通して
細径の超音波プローブを胆管内へ挿入する。このとき、
X線撮影装置によるX線透視像( 断層像 )下にて超音波
プローブの位置を確認し、超音波プローブを目的の位置
まで誘導するものである。このX線透視像下による誘導
により、超音波プローブを短時間で安全確実に目的の位
置( 患部 )に移動させることができる。
【0005】上述した以外にも、超音波診断装置、内視
鏡装置、X線撮影装置等の各種診断装置を組合わせは幾
つか知られているが、いずれの場合においても、各診断
装置はそれぞれ独立した装置構成になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、超音
波診断装置、内視鏡装置、X線撮影装置等の各種診断装
置を組合わせて使用する場合にも、各診断装置がそれぞ
れ独立した装置構成になっているため、各診断装置毎に
それぞれ適切な操作が必要であり、操作性が低いという
問題があった。例えば、超音波診断装置と内視鏡装置と
を組合わせたものでは、必要な画像をメモリ上に保存し
て、モニタ画面上にその画像を静止画像として表示する
フリーズ機能は、それぞれ超音波診断装置と内視鏡装置
とに別々に設けられており、超音波画像と内視鏡画像と
をそれぞれ静止画像として表示するには、超音波診断装
置と内視鏡装置とにおいてそれぞれフリーズ機能を操作
しなければならず、超音波静止画像と内視鏡静止画像と
の厳密な同時性が得られない。
【0007】さらに、モニタ画面上に小さなウインドウ
を設けて内視鏡画像と超音波画像とを表示するもので
は、内視鏡装置のフリーズ機能の操作により、内視鏡画
像を静止させるだけではなく、超音波画像も静止させる
こともできるが、これは単にモニタ画面上での処理に過
ぎず、超音波プローブの機械的走査を停止する制御は行
われていないため、超音波プローブの先端( 超音波素子
)が回転しているのにかかわらず、誤って内視鏡の鉗子
チャンネルから超音波プローブを引抜いてしまい、超音
波プローブを損傷させる虞がある。
【0008】そこでこの発明は、他の診断装置と超音波
振動子との連動制御を行って操作性の向上を図ることが
できる超音波診断システムを提供することを目的とす
る。また、他の診断装置と超音波振動子との連動制御を
行って操作性の向上を図ることができ、しかもフリーズ
機能の操作が簡単で、超音波振動子の損傷を確実に防止
することができる超音波診断システムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
超音波振動子を備え、この超音波振動子を電子的又は機
械的に走査して診断対象の断層像を描出する超音波診断
装置と、他の診断手段を備え、この診断手段により得た
診断対象の情報を出力する他の診断装置とからなる超音
波診断システムにおいて、超音波振動子の周辺回路と他
の診断手段の周辺回路との間に電気的に接続されたイン
ターフェイスと、このインターフェイスを介して超音波
振動子と他の診断装置とを連動制御するものである。
【0010】請求項2対応の発明は、診断対象の内部へ
挿入する挿入部先端に取付けられた超音波振動子を備
え、この超音波振動子を電子的又は機械的に走査して診
断対象の断層像を内部から描出する超音波診断装置と、
他の診断手段を備え、この他の診断手段により得た診断
対象の情報を出力する他の診断装置とからなる超音波診
断システムにおいて、超音波振動子の駆動回路と他の診
断手段の周辺回路との間に設けられたインターフェイス
と、他の診断手段により得た情報の出力を停止又は固定
したときに、超音波振動子の駆動回路へインターフェイ
スを介して制御信号を出力する制御信号出力手段と、イ
ンターフェイスを介して制御信号が超音波振動子の駆動
回路に入力されると超音波振動子の電子的走査又は機械
的走査を停止する走査停止手段とを設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1乃至図6を参照して説明する。図1は、この発明を適
用した超音波診断装置1と内視鏡装置2とからなる超音
波診断システムを示す外観図である。前記超音波診断装
置1と前記内視鏡装置2とは、ケーブル3により接続さ
れており、前記内視鏡装置2においてフリーズ制御の操
作が行われると、前記ケーブル3を通してフリーズ制御
の制御信号が前記超音波診断装置1へ出力されるように
なっている。
【0012】図2は、前記超音波診断装置1の要部構成
を示す機能ブロック図である。超音波プローブ11は、
図3に示すように、末端が内視鏡スコープの鉗子チャン
ネルや経皮的にチューブを通して体腔内に挿入される挿
入部11-1となっており、この挿入部11-1の先端に、
超音波を発生して出力すると共に入射された超音波を受
波する超音波振動素子11-2と、この超音波振動素子1
1-2から出力された超音波をこの超音波プローブ11の
挿入方向に対して略垂直方向に反射すると共に前記略垂
直方向から入射された超音波を前記超音波振動素子11
-2へ反射する音響ミラー11-3とが配置されている。前
記超音波振動素子11-2と前記音響ミラー11-3とは、
ヘッドケース11-4により一体的に構成されている。
【0013】図示しないが、この超音波プローブ11の
基端側に設けられた手元操作部には、この振動子ヘッド
11-2を回転走査駆動させる回転駆動部及びその回転位
置を検出する位置検出器が設けられている。回転駆動部
からの回転力は、自在に湾曲可能な円筒形状に密着巻き
されたスパイラル巻線からなるトルク伝達シャフト11
-5を介して前記ヘッドケース11-4へ伝達される。
【0014】この超音波プローブ11の挿入部には、透
明なカバー状の音響窓11-6が形成されており、この音
響窓11-6と前記ヘッドケース11-4に固定された前記
超音波振動子11-2及び音響ミラー11-3との間11-7
には音響伝達媒体( 例えば水)が充填されている。従っ
て、前記ヘッドケース11-4に固定された前記超音波振
動子11-2及び音響ミラー11-3は、前記音響伝達媒体
11-7の中を前記トルク伝達シャフト11-5により伝達
された回転力により、回転走査駆動することになる。
【0015】前記トルク伝達シャフト11-5の外周囲
を、音響伝達媒体が充満される若干の間隔を有して覆う
ように、比較的径の大きな平形のスパイラル巻線からな
るスパイラル線管11-8で、前記トルク伝達シャフト1
1-5とは逆方向に巻回( 囲繞 )しており、例えばウレタ
ン樹脂からなるチューブ11-9と共に軸受部11-10 で
前記ヘッドケース11-4を回動自在に固定している。ま
た、信号線11-11 が前記トルク伝達シャフト11-5の
内側を通って、手元操作部からの前記超音波振動子11
-2へと接続されている。
【0016】前記超音波プローブ11には、回転走査の
開始やフリーズ制御等のためのスイッチ( 以下U側スイ
ッチと称する )12が設けられており、このU側スイッ
チ12による回転走査の開始等の操作により回転駆動部
の動力源としてのモータ13が回転開始等の制御が行わ
れるようになっている。送信部14は前記超音波プロー
ブ11から超音波を発生させる制御を行い、受信部15
は前記超音波プローブ11で受波した信号( エコー信号
)を画像データに変換処理する。この変換処理により得
られた画像データは、画像メモリ( 以下U側画像メモリ
と称する )16に記憶され、新たに画像データが発生す
るとこのU側画像メモリ16は順次更新されるようにな
っている。
【0017】このU側画像メモリ16に記憶された画像
データは、テレビ信号変換器( 以下U側テレビ信号変換
器と称する )17によりテレビジョン信号に変換され、
このテレビジョン信号が、表示モニタ( 以下U側表示モ
ニタと称する )18及び記録装置( 以下U側記録装置と
称する )19へ供給される。前記U側表示モニタ18は
テレビジョン信号を超音波画像として表示し、一方、前
記U側記録装置19はテレビジョン信号を超音波画像と
してフィルム又は記録紙に記録するようになっている。
【0018】前記U側スイッチ12又は、図示しない操
作パネル上に設けられたパネルスイッチ( 以下U側パネ
ルスイッチと称する )20又は操作時に足下に配置され
るフットスイッチ( 以下U側フットスイッチと称する )
21によりフリーズ制御の操作が行われると、フリーズ
制御部( 以下U側フリーズ制御部と称する )22は、前
記モータ13に対して回転を停止させる制御を行うと同
時に、前記U側画像メモリ16に対してその時点で記憶
されている画像データを固定して、その更新を禁止する
ようになっている。
【0019】なお、前記モータ13には、その回転位置
( 角度情報 )を検出する位置検出器( 例えばエンコーダ
)23が設けられており、この位置検出器23により検
出された回転位置信号に基づいて、アドレス合成器24
は、前記受信部15から出力されている画像データの前
記U側画像メモリ16に記憶するアドレス( ラスタ位置
)を発生する。前記U側フリーズ制御部22には、この
超音波診断装置の表面に配置された接続部( 以下U側接
続部 )25が双方向信号線で接続されており、このU側
接続部25が前記内視鏡装置2と前記ケーブル3を介し
て接続されている。
【0020】前記U側接続部25に前記ケーブル3を介
してフリーズ制御信号が入力されると、前記U側フリー
ズ制御部22に、フリーズ制御信号を出力し、前記U側
スイッチ12、前記U側パネルスイッチ20、前記U側
フットスイッチ21によりフリーズ制御の操作を行った
ときと同様の制御を行わせるようになっている。また、
前記U側フリーズ制御部22は、前記U側スイッチ1
2、前記U側パネルスイッチ20、前記U側フットスイ
ッチ21でフリーズ制御の操作が行われたときには、必
要に応じて( モード設定によって )前記U側接続部25
及び前記ケーブル3を介して前記内視鏡装置2へフリー
ズ制御信号を出力するようになっている。
【0021】図4は、前記内視鏡装置2の要部構成を示
す機能ブロック図である。CCD(charge coupled devi
ce )等から構成された内視鏡スコープ31には、画像取
込み開始の制御等のためのスイッチ( 以下S側スイッチ
と称する )32が設けられており、このS側スイッチ3
2による画像読取り開始等により、この内視鏡スコープ
31の基端側に設けられた光源33の点灯制御が行われ
る。前記内視鏡スコープ31のCCDにより得られた画
像データは、画像メモリ(以下S側画像メモリと称する
)34に記憶され、新たに画像データが発生するとこの
S側画像メモリ34は順次更新されるようになってい
る。
【0022】このS側画像メモリ34に記憶された画像
データは、テレビ信号変換器( 以下S側テレビ信号変換
器と称する )35によりテレビジョン信号に変換され、
このテレビジョン信号が、表示モニタ( 以下S側表示モ
ニタと称する )36及び記録装置( 以下S側記録装置と
称する )37へ供給される。前記S側表示モニタ36は
テレビジョン信号を内視鏡画像として表示し、前記S側
記録装置37はテレビジョン信号を内視鏡画像としてフ
ィルム又は記録紙に記録するようになっている。
【0023】前記S側スイッチ又は、図示しない操作パ
ネル上に設けられたパネルスイッチ( 以下S側パネルス
イッチと称する )38又は操作時に足下に配置されるフ
ットスイッチ( 以下S側フットスイッチと称する )39
によりフリーズ制御の操作が行われると、フリーズ制御
部( 以下S側フリーズ制御部と称する )40は、前記S
側画像メモリ34に対してその時点で記憶されている画
像データを固定し、その更新を禁止するようになってい
る。前記S側フリーズ制御部40には、この内視鏡装置
2の表面に配置された接続部( 以下S側接続部と称する
)41が双方向信号線手接続されており、このS側接続
部41が前記超音波診断装置1( U側接続部25 )と前
記ケーブル3を介して接続されている。
【0024】前記S側接続部41に前記ケーブル3を介
してフリーズ制御信号が入力されると、必要に応じて(
モード設定によって )前記S側フリーズ制御部40に、
フリーズ制御信号を出力し、前記S側スイッチ32、前
記S側パネルスイッチ38、前記S側フットスイッチ3
9でフリーズ制御の操作が行ったときと同様の制御を行
わせるようになっている。また、前記S側フリーズ制御
部40は、前記S側スイッチ32、前記S側パネルスイ
ッチ38、前記S側フットスイッチ39でフリーズ制御
の操作が行われたときには、前記S側接続部41及び前
記ケーブル3を介して前記超音波診断装置1へフリーズ
制御信号を出力するようになっている。
【0025】このような構成の第1の実施の形態におい
て、超音波診断装置1においては、各種処理の間に、図
5に示す超音波診断装置側フリーズ制御処理の流れに基
づいてフリーズ制御が行われる。まず、ステップ1( S
T1 )の処理として、通常モードか否かを判断する。こ
こで、通常モードと判断すると、ステップ2( ST2 )
の処理として、U側スイッチ12、U側パネルスイッチ
20、U側フットスイッチ21のいずれかによるフリー
ズ制御の操作が行われたか否かを判断する。
【0026】ここで、U側各スイッチ12,20,21
のいずれかによるフリーズ制御の操作が行われたと判断
すると、ステップ3( ST3 )の処理として、U側画像
メモリ16にこの時点で記憶されている画像データをプ
ロテクトし、画像データの更新を禁止してU側表示モニ
タ18の超音波画像を静止画像にすると共に、モータ1
3の回転駆動を停止する。そして、この超音波診断装置
側フリーズ制御処理を終了するようになっている。
【0027】また、前述のステップ2の処理で、U側各
スイッチ12,20,21のどれもフリーズ制御の操作
が行われていないと判断すると、ステップ4( ST4 )
の処理として、U側接続部25からフリーズ制御信号が
出力されているか否かを判断する。ここで、U側接続部
25からフリーズ制御信号が出力されていると判断する
と、前述のステップ3の処理へ移行するようになってい
る。また、U側接続部25からフリーズ制御信号が出力
されていないと判断すると、この超音波診断装置側フリ
ーズ制御処理を終了するようになっている。
【0028】また、前述のステップ1の処理で、通常モ
ードではなく、相互モードと判断すると、ステップ5(
ST5 )の処理として、U側各スイッチ12,20,2
1のいずれかによるフリーズ制御の操作が行われたか否
かを判断する。ここで、U側各スイッチ12,20,2
1のいずれかによるフリーズ制御の操作が行われたと判
断すると、ステップ6( ST6 )の処理として、U側接
続部25からケーブル3を介して内視鏡装置2へフリー
ズ制御信号を出力し、ステップ7( ST7 )の処理とし
て、U側画像メモリ16にこの時点で記憶されている画
像データをプロテクトし、画像データの更新を禁止して
U側表示モニタ18の超音波画像を静止画像にすると共
に、モータ13の回転駆動を停止する。そして、この超
音波診断装置側フリーズ制御処理を終了するようになっ
ている。
【0029】また、U側各スイッチ12,20,21の
どれもフリーズ制御の操作が行われていないと判断する
と、ステップ8( ST8 )の処理として、U側接続部2
5からフリーズ制御信号が出力されているか否かを判断
する。ここで、U側接続部25からフリーズ制御信号が
出力されていると判断すると、前述のステップ7の処理
へ移行するようになっている。また、U側接続部25か
らフリーズ制御信号が出力されていないと判断すると、
この超音波診断装置側フリーズ制御処理を終了するよう
になっている。
【0030】一方、内視鏡装置2においては、各種処理
の間に、図6に示す内視鏡装置側フリーズ制御処理の流
れに基づいてフリーズ制御が行われる。まず、ステップ
11( ST11 )の処理として、通常モードか否かを判
断する。
【0031】ここで、通常モードと判断すると、ステッ
プ12( ST12 )の処理として、S側スイッチ32、
S側パネルスイッチ38、S側フットスイッチ39のい
ずれかによるフリーズ制御の操作が行われたか否かを判
断する。
【0032】ここで、S側各スイッチ32,38,39
のいずれかによるフリーズ制御の操作が行われたと判断
すると、ステップ13( ST13 )の処理として、S側
接続部41からケーブル3を介して超音波診断装置1へ
フリーズ制御信号を出力し、ステップ14( ST14 )
の処理として、S側画像メモリ34にこの時点で記憶さ
れている画像データをプロテクトし、画像データの更新
を禁止してS側表示モニタ36の内視鏡画像を静止画像
にする。そして、この内視鏡装置側フリーズ制御処理を
終了するようになっている。また、S側各スイッチ3
2,38,39のいずれかによるフリーズ制御の操作が
行われていないと判断すると、この内視鏡装置側フリー
ズ制御処理を終了するようになっている。
【0033】また、前述のステップ11の処理で、通常
モードではなく、相互モードと判断すると、ステップ1
5( ST15 )の処理として、S側各スイッチ32,3
8,39のいずれかによるフリーズ制御の操作が行われ
たか否かを判断する。ここで、S側各スイッチ32,3
8,39のいずれかによるフリーズ制御の操作が行われ
たと判断すると、ステップ16( ST16 )の処理とし
て、S側接続部41からケーブル3を介して超音波診断
装置1へフリーズ制御信号を出力し、ステップ17( S
T17 )の処理として、S側画像メモリ34にこの時点
で記憶されている画像データをプロテクトし、画像デー
タの更新を禁止してS側表示モニタ36の内視鏡画像を
静止画像にする。そして、この内視鏡装置側フリーズ制
御処理を終了するようになっている。
【0034】また、S側各スイッチ32,38,39の
どれもフリーズ制御の操作が行われていないと判断する
と、ステップ18( ST18 )の処理として、S側接続
部41からフリーズ制御信号が出力されているか否かを
判断する。ここで、S側接続部41からフリーズ制御信
号が出力されていると判断すると、前述のステップ17
の処理へ移行するようになっている。また、S側接続部
41からフリーズ制御信号が出力されていないと判断す
ると、この内視鏡装置側フリーズ制御処理を終了するよ
うになっている。
【0035】すなわち、超音波診断装置1及び内視鏡装
置2において両方とも通常モードが選択されていれば、
内視鏡装置2においてフリーズ制御の操作を行うと、当
然S側表示モニタ36における内視鏡画像が静止画像と
なる。さらに、S側フリーズ制御部40からフリーズ制
御信号が出力され、S側接続部41、ケーブル3、U側
接続部25を通ってU側フリーズ制御部22へ入力され
る。このとき、U側フリーズ制御部22は、このフリー
ズ制御信号を受けて、モータ13の回転を停止すると共
にU側表示モニタ18における超音波画像を静止画像と
する。
【0036】また、超音波診断装置1及び内視鏡装置2
において両方とも相互モードが選択されていれば、上述
したように、内視鏡装置2においてフリーズ制御の操作
を行うと、超音波診断装置1においてもフリーズ制御が
自動的に行われると共に、超音波診断装置1においてフ
リーズ制御の操作を行うと、当然モータ13の回転が停
止すると共にU側表示モニタ18における超音波画像が
静止画像となる。さらにU側フリーズ制御部22からフ
リーズ制御信号が出力され、U側接続部25、ケーブル
3、S側接続部41を通ってS側フリーズ制御部40へ
入力される。このとき、S側フリーズ制御部40は、こ
のフリーズ制御信号を受けて、S側表示モニタ36にお
ける内視鏡画像を静止画像とする。
【0037】このように第1の実施の形態によれば、超
音波診断装置1のフリーズ制御部22と内視鏡装置2の
フリーズ制御部40との間を、インターフェイスとして
のU側接続部25、ケーブル3、S側接続部41を介し
て接続してフリーズ制御信号を通信可能にしたことによ
り、内視鏡装置2においてフリーズ制御を行うと、超音
波診断装置1でも自動的にフリーズ制御が自動的に行う
ことができ、フリーズ制御を行うために、超音波診断装
置1と内視鏡装置2とで2回のフリーズ制御の操作を行
う必要がなく、内視鏡装置2だけでフリーズ制御の操作
を行うだけで済み、超音波診断装置1と内視鏡装置2と
におけるフリーズ制御の同時性、すなわち、超音波画像
の静止画像と内視鏡画像の静止画像との同時性が得られ
る。
【0038】また、内視鏡装置2のS側表示モニタ36
の内視鏡画像の静止画像を見て、超音波診断装置1の超
音波プローブ11を内視鏡の鉗子チャンネルから引抜い
ても、モータ18の回転停止により超音波プローブ11
の機械的な走査が停止しているので、超音波プローブ1
1が損傷を受ける虞がない。従って、超音波振動子と他
の診断装置との連動制御が行うことができ、操作性の向
上を図ることができ、しかもフリーズ機能の操作が簡単
手、超音波振動子の損傷を確実に防止することができ
る。
【0039】この発明の第2の実施の形態を図7乃至図
11を参照して説明する。なお、この第2の実施の形態
と第1の実施の形態とは、構成が基本的には同じで、画
像データの出力( 表示出力、記録出力 )関係の構成を共
用としているだけであるので、同一部材には同一符号を
付してその説明は省略する。図7は、この発明を適用し
た超音波診断装置51と内視鏡装置52とを一体化した
超音波診断システムとしての複合型診断装置50を示す
外観図である。
【0040】図8は、前記超音波診断装置51の要部構
成を示す機能ブロック図である。この超音波診断装置5
1は、前記超音波プローブ11と、前記U側スイッチ1
2と、前記モータ13と、前記送信部14と、前記受信
部15と、前記U側画像メモリ16と、前記U側パネル
スイッチ20と、前記U側フットスイッチ21と、前記
U側フリーズ制御部22と、前記位置検出器23と、前
記アドレス合成器24と、前記U側接続部25とから構
成されている。前記U側接続部25は、前記ケーブル3
を介して後述する内視鏡装置52に接続されている。ま
た、前記U側画像メモリ16に記憶された超音波画像デ
ータは、後述する共通表示部53へ出力されるようにな
っている。
【0041】図9は、前記内視鏡装置52の要部構成を
示す機能ブロック図である。この内視鏡装置52は、前
記内視鏡スコープ31と、前記S側スイッチ32と、前
記光源33と、前記S側画像メモリ34と、前記S側パ
ネルスイッチ38と、前記S側フットスイッチ39と、
前記S側フリーズ制御部40と、前記S側接続部41と
から構成されている。前記S側接続部41は、前記ケー
ブル3を介して前記超音波診断装置51に接続されてい
る。また、前記S側画像メモリ34に記憶された内視鏡
画像データは、後述する共通表示部53へ出力されるよ
うになっている。
【0042】図10は、前記共通表示部53の要部構成
を示す機能ブロック図である。この共通表示部53は、
画像合成部61と、テレビ信号変換器62と、表示モニ
タ63と、記録装置64とから構成されている。前記画
像合成部61は、前記超音波診断装置51から出力され
たU側画像メモリ16に記憶された超音波画像データ及
び前記内視鏡装置52から出力されたS側画像メモリ3
4に記憶された内視鏡画像データをそれぞれ取込こみ、
この取込んだ超音波画像データ及び内視鏡画像データを
それぞれ1画面を2つの領域に分割したレイアウトに割
当てる。
【0043】例えば、図11( a )に示すように、大き
なウインドウに超音波画像データUを割当て、小さなウ
インドウに内視鏡画像データSを割当てる。また、図1
1( b )に示すように、大きなウインドウに内視鏡画像
データSを割当て、小さなウインドウに超音波画像デー
タUを割当てる。また、図11( c )に示すように、小
さなウインドウを消して、大きなウインドウに超音波画
像データ( U )か又は内視鏡画像データ( S )のうちい
ずれか一方を割当てる。
【0044】この画像合成部61により超音波画像デー
タ及び内視鏡画像データ又はそのいずれか一方が割当て
られた1画面の画像データは、前記テレビ信号変換器6
2によりテレビジョン信号に変換され、このテレビジョ
ン信号が、表示モニタ63及び記録装置64へ供給され
る。前記表示モニタ63はテレビジョン信号を図11(
a )又は図11( b )又は図11( c )に示すように、
超音波画像及び内視鏡画像又はそのいずれか一方が割当
てられた1画面の画像として表示し、一方、前記記録装
置64はテレビジョン信号を超音波画像及び内視鏡画像
又はそのいずれか一方が割当てられた1画面の画像とし
てフィルム又は記録紙に記録するようになっている。
【0045】このような構成の第2の実施の形態におい
て、基本的には、超音波診断装置51においては、各種
処理の間に、図5に示す超音波診断装置側フリーズ制御
処理の流れに基づいてフリーズ制御が行われ、一方、内
視鏡装置52においては、各種処理の間に、図6に示す
内視鏡装置側フリーズ制御処理の流れに基づいてフリー
ズ制御が行われる。
【0046】しかし、この第2の実施の形態では、表示
モニタ63及び記録装置64がそれぞれ1個であるた
め、例えば画像合成器61にメモリを備えて、この画像
合成器61からテレビ信号変換器62へ出力する画像デ
ータを固定して静止画像とすれば、超音波診断装置51
及び内視鏡装置52の各フリーズ制御処理の画像メモリ
を固定して静止画像にする処理はどちらか一方( 例えば
超音波診断装置51 )を省略することができる。
【0047】このようにこの第2の実施の形態によれ
ば、前述した第1の実施の形態と同様な効果を得ること
ができる。なお、この第2の実施の形態では、共通表示
部53として超音波診断装置51及び内視鏡装置52の
外部装置として説明したが、この発明はこれに限定され
るものではなく、超音波診断装置51又は内視鏡装置5
2のいずれか一方に内蔵させても良い。
【0048】なお、上述した2つの実施の形態におい
て、フリーズ制御処理をソフトウエア処理により説明し
たが、この発明はこれに限定されるものではなく、その
フリーズ制御処理をハードウエアとして構成しても良
い。また、上述した2つの実施の形態において、フリー
ズ制御処理について説明したが、この発明はこれに限定
されるものではなく、連動制御が有効な他の各種制御に
も適用できるものである。また、上述した2つの実施の
形態においては、超音波診断装置と内視鏡装置との組合
わせについて説明したが、この発明はこれに限定される
ものではなく、超音波診断装置とX線診断装置との組合
わせ等にも適用できるものである。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
他の診断装置と超音波振動子との連動制御を行って操作
性の向上を図ることができる超音波診断システムが提供
できる。
【0050】また、他の診断装置と超音波振動子との連
動制御を行って操作性の向上を図ることができ、しかも
フリーズ機能の操作が簡単で、超音波振動子の損傷を確
実に防止することができる超音波診断システムが提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の超音波診断装置と内視
鏡装置とからなる超音波診断システムを示す外観図。
【図2】同実施の形態の超音波診断システムの超音波診
断装置の要部構成を示す機能ブロック図。
【図3】同実施の形態の超音波診断システムの超音波診
断装置の超音波プローブの構成を示す断面図。
【図4】同実施の形態の超音波診断システムの内視鏡装
置の要部構成を示す機能ブロック図。
【図5】同実施の形態の超音波診断システムの超音波診
断装置で行う超音波診断装置側フリーズ制御処理の流れ
を示す図。
【図6】同実施の形態の超音波診断システムの内視鏡装
置で行う超音波診断装置側フリーズ制御処理の流れを示
す図。
【図7】この発明の第2の実施の形態の超音波診断装置
と内視鏡装置とを一体化した複合型診断装置を示す外観
図。
【図8】同実施の形態の複合型診断装置の超音波診断装
置の要部構成を示す機能ブロック図。
【図9】同実施の形態の複合型診断装置の内視鏡装置の
要部構成を示す機能ブロック図。
【図10】同実施の形態の複合型診断装置の共通表示部
の要部構成を示す機能ブロック図。
【図11】同実施の形態の複合型診断装置の表示モニタ
の画面における画像のレイアウトを示す図。
【符号の説明】
1,51…超音波診断装置、 2,52…内視鏡装置、 3…ケーブル、 13…モータ、 16…U側画像メモリ、 22…U側フリーズ制御部、 25…U側接続部、 34…S側画像メモリ、 40…S側フリーズ制御部、 41…S側接続部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を備え、この超音波振動子
    を電子的又は機械的に走査して診断対象の断層像を描出
    する超音波診断装置と、他の診断手段を備え、この診断
    手段により得た前記診断対象の情報を出力する他の診断
    装置とからなる超音波診断システムにおいて、 前記超音波振動子の周辺回路と前記他の診断手段の周辺
    回路との間に電気的に接続されたインターフェイスと、 このインターフェイスを介して前記超音波振動子と前記
    他の診断装置とを連動制御すること特徴とする超音波診
    断システム。
  2. 【請求項2】 診断対象の内部へ挿入する挿入部先端に
    取付けられた超音波振動子を備え、この超音波振動子を
    電子的又は機械的に走査して前記診断対象の断層像を内
    部から描出する超音波診断装置と、他の診断手段を備
    え、この他の診断手段により得た前記診断対象の情報を
    出力する他の診断装置とからなる超音波診断システムに
    おいて、 前記超音波振動子の駆動回路と前記他の診断手段の周辺
    回路との間に設けられたインターフェイスと、 前記他の診断手段により得た情報の出力を停止又は固定
    したときに、前記超音波振動子の駆動回路へ前記インタ
    ーフェイスを介して制御信号を出力する制御信号出力手
    段と、 前記インターフェイスを介して制御信号が前記超音波振
    動子の駆動回路に入力されると前記超音波振動子の電子
    的走査又は機械的走査を停止する走査停止手段とを設け
    たことを特徴とする超音波診断システム。
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