JPH10210917A - 散布装置 - Google Patents

散布装置

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JPH10210917A
JPH10210917A JP9015124A JP1512497A JPH10210917A JP H10210917 A JPH10210917 A JP H10210917A JP 9015124 A JP9015124 A JP 9015124A JP 1512497 A JP1512497 A JP 1512497A JP H10210917 A JPH10210917 A JP H10210917A
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JP
Japan
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roll
shaft
tank
delivery
feeding
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JP9015124A
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Yoshihiro Amagasaki
義広 尼崎
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TAISHO CORP
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TAISHO CORP
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/12Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries using renewable energies, e.g. solar water pumping

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰出しロールの脱着による付着堆積物の除去
が簡便で、しかも、タンク内に残った粉粒物の取り出し
においても簡便に行えると言ったメンテナンス等の取扱
い性の向上を図った散布装置を提供することにある。 【解決手段】タンク1内の粉粒物Mを定量しながら繰り
出す繰出しロール2-1 を水平回転可能に軸支内蔵する繰
出し機構2により繰出されたきた前記粉粒物を、左右方
向に延びる散布管4全長に風生成機3からの風力にて圧
送せしめて散布する散布装置Aにおける前記繰出しロー
ル2-1 を内蔵する繰出し機構のケース部2-2 の繰出しロ
ールと相対する一側面にロール出入口16を開口せしめて
蓋体15にて着脱開閉可能とする一方、繰出しロールをそ
の両端から夫々軸支する軸体11に摺動自在で且つ固定自
在に角形軸10を嵌着備えて、この両側の角形軸10にて繰
出しロールの両端を係着支承させる構造とすることで、
繰出しロール2-1 をケース部2-2 内から簡単に取り出
し、そのメンテナンス等を簡便に行い得るようにしたこ
とである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、散布装置に係り、
詳しくはトラクターや田植え機等の自走式農作機械に搭
載し、肥料や薬剤等の粉粒物を風力を利用して移送しな
がら田畑に散布する散布装置で、特に左右方向に適宜の
長さにて延びる例えば左右合わせて10m前後になる長さ
を有する散布管を備えて、自走式農作機械による一回の
走行で粉粒物を10m前後の広範囲に散布し得るようにし
た所謂ブーム式の散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、肥料や薬剤等の粉粒物を田畑に散
布するこの種のブーム式の散布装置は知られている。例
えば特開平7−227191号公報等において知られている。
この特開平7−227191号公報に開示されている従来の散
布装置は粉粒物を収容(貯溜)するタンク、このタンク
の下部側に接続されて該タンク内の粉粒物を定量しなが
ら繰り出す繰出しロールを水平回転可能の内蔵する繰出
し機構、この繰出し機構の下部側に接続されて左右方向
に延びる散布管、繰出し機構にて繰り出せれ導入されて
きた粉粒物を左右の散布管全体へと移送する風力を生成
する送風機を備え、送風機からの風力によって左右の散
布管全体へと移送される粉粒物が散布管に開口されてい
る各散布口から散布されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この散布装
置による肥料や薬剤等の粉粒剤の散布時期、例えば水田
への散布時期は主に苗の発育を左右する6月頃の入梅時
期であることから、タンクに収容されている肥料や薬剤
等の粉粒物はどうしても湿気易い。そのために、タンク
内の粉粒剤を定量しながら左右の散布管内へと繰り出す
繰出し機構のケース部内に水平回転可能に軸支内蔵され
てモータ等の駆動機の動力にて駆動回転する繰出しロー
ルの定量凹部に湿気等による粘りが付いた粉粒物が付着
滞積する結果を招き、タンク内の粉粒剤を定量しながら
繰り出す本来の定量機能が低下し、左右の散布管からの
粉粒物の散布にバラツキが発生する虞れがある。しかし
乍ら、上記した特開平7−227191号公報を含めた従来か
ら知られているの散布装置の繰出し機構は繰出しロール
を駆動機に連繋する軸体に一体的に固定せしめた状態で
ケース部内に内蔵していることから、前述した不具合が
発生した場合にはケース部を分解取り外して繰出しロー
ルを外部に露出させた後に、繰出しロールの定量凹部に
付着滞積物となって残る粉粒物を取り除かなければなら
ないと言った面倒で手間が掛り、メンテナンス等の取扱
い性において不具合を有していた。これは散布装置を取
り扱う農家において重要な問題となる。
【0004】又、従来の散布装置においては散布作業が
終了した後、タンク内に残った粉粒物の取り出しは蓋体
によって閉じられているタンクの上部開口部を開いて行
うか、或いはタンクの側面等に開閉可能に設けた取出し
口から行うかのいずれかの方法でしか行うことができ
ず、面倒で手間が掛かるものであった。又、斯る取出し
方法では繰出し機構のケース部内に既に入り込んだ状態
で当該内部に残る粉粒物を取り出すことはできず、その
ために、従来では散布作業時と同じように繰出しロール
を回転させ尚且つ送風機を作動させながら左右の散布管
の各散布口から取り出さなければならず、肥料や薬剤等
の粉粒物が無駄になっていた。
【0005】本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、繰出しロールの脱着に
よる付着堆積物の除去が簡便で、しかも、タンク内に残
った粉粒物の取り出しにおいても簡便に行えると言った
メンテナンス等の取扱い性の向上を図った散布装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、粉粒物を収容するタンクと、このタンク内の粉
粒物を定量しながら繰り出す繰出しロールを水平回転可
能に軸支内蔵する繰出し機構と、この繰出し機構により
繰出されたきた粉粒物を左右方向に延びる散布管全体に
移送する風力を生成する風生成機とを備える散布装置に
於いて、繰出しロールを内蔵する繰出し機構のケース部
の繰出しロールを軸支する軸体と平行に相対する一側面
に開口せしめたロール出入口を蓋体にて着脱開閉可能と
する一方、繰出しロールをその両端から夫々軸支する軸
体に摺動自在で且つ固定自在に角形軸を嵌着備えて、こ
の両側の角形軸にて繰出しロールの両端を係着支承させ
てなることである。斯る技術的手段によれば、繰出し機
構のケース部の蓋体にて着脱開閉可能に形成した一側面
を開口させた後に、当該開口部から軸体に対する角形軸
の固定状態を解除せしめて該角形軸を横移動させること
で、軸体に対する繰出しロールの軸支状態が解放され、
該繰出しロールをケース部内から取り出すことができ
る。それにより、繰出しロールの定量凹部に付着滞積し
た粉粒物を取り除くそのメンテナンス等が簡便となる。
【0007】又、上記軸体に対する角形軸の固定位置に
周方向に貫通させたピン挿通孔を設ける一方、角形軸に
は前記ピン挿通孔と同軸上に位置させたピン固定孔を設
けて、このピン固定孔と前記ピン挿通孔とに亘り係止ピ
ンを挿脱可能に挿通せしめるように形成してなることで
ある。斯る技術的手段によれば、前述したように、ケー
ス部の一側面を開口させた後に、当該開口部から軸体と
角形軸とに亘り挿通されている係止ピンを引き抜くこと
で、軸体に対する角形軸の固定状態が解除される。つま
り、係止ピンの抜き差し操作により軸体に対する角形軸
の固定、そしてその固定解除が可能となる。
【0008】又、上記繰出し機構のケース部下部側に、
左右の散布管へと粉粒物を分配する接続管を接続備える
と共に、繰出しロールの下方に位置する接続管の管壁部
に残留物排出口を開閉可能に設けたことである。斯る技
術的手段によれば、散布作業が終了した後、タンク内に
残る粉粒物を取り出す場合には繰出しロールの下方に位
置させて開閉可能に設けた接続管の残留物排出口を開口
させることで、タンク内並びに繰出し機構のケース部内
に残る粉粒物を取り出すことができる。この場合、繰出
しロールを回転させながら、或いは繰出しロールを取り
外した状態で行うものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明散布装置Aの実施の一例
を示した正面図で、1は肥料や薬剤等の粉粒物Mを収容
するタンク、2はこのタンク1内の粉粒物Mを定量しな
がら繰り出す繰出しロール2-1 を水平回転可能に軸支内
蔵する繰出し機構、3はこの繰出し機構2により繰出さ
れたきた粉粒物Mを左右方向に延びる散布管4全体に移
送する風力を生成する風生成機であり、前記繰出し機構
2によって定量されながら繰り出されてきたタンク1内
の粉粒物Mは風生成機3からの風力によって左右の散布
管4全体へと移送されながら該散布管4に開口されてい
る各散布口5から散布されるようになっている。
【0010】タンク1は、合成樹脂材料等の軽量部材か
ら形成された適宜の容積を有する上部開口のホッパ状を
成し、トラクターや田植え機等の自走式農作機械Bに連
結搭載させる装置機枠6上にボルト7止め等により固定
的に設置備えるようにしてなる(図3参照)。そして、
その下部開口を粉粒物Mの吐出口8として、当該吐出口
8の下方にタンク1内の粉粒物Mを定量しながら左右の
散布管4に繰り出す繰出し機構2を接続備える。尚、図
ではタンク1は平面横長矩形状を成し、ホッパ状に形成
せしめた長手方向におけるその下部2カ所に吐出口8を
開口し、繰出し機構2を2カ所に接続備えるようにして
なる。そして、繰出し機構2を2カ所に備えるタンク1
は右側散布管4用と左側散布管4用とがあり、この左右
のタンク1を平面横長矩形状に枠組み構成した装置機枠
6上に互いに隣接させた状態で設置備えてなる(図1参
照)。図中9は、左右のタンク1の上部開口に夫々片開
き開閉可能に備えた同じく軽量部材からなる蓋体であ
る。
【0011】繰出し機構2は、ケース部2-2 、このケー
ス部2-2 内に水平回転可能に軸支内蔵される繰出しロー
ル2-1 、この繰出しロール2-1 を角形軸10を介して軸支
する軸体11に回転動力を伝達せしめて繰出しロール2-1
を駆動回転させるモータ2-3等から構成され、モータ2-3
の動力にて繰出しロール2-1 を回転させてタンク1内
の粉粒物Mを後述する接続管12内に送り出すようになっ
ている。
【0012】ケース部2-2 は、繰出しロール2-1 を余裕
を持たせた状態で水平回転可能に軸支内蔵し得る程度の
適宜大きさを有する箱型を成し、その上部開口をタンク
1下部の吐出口8に接続位置させた状態で装置機枠6に
ボルト13止め等により固定的に取り付けると共に、下部
には繰出しロール2-1 により繰り出されたきたタンク1
内の粉粒物Mを接続管12内へと送り出すホッパ部14を吊
持状に備えてなる(図3乃至図4参照)。又、ケース部
2-2 の繰出しロール2-1 と平行に相対するその一側面
(図3において右側側面)を全面的に開口せしめて、当
該開口部を蓋体15にて開閉可能とするロール出入口16と
して(図3及び図6参照)、このロール出入口16から繰
出しロール2-1 をケース部2-2 内に軸支内蔵せしめた
り、繰出しロール2-1 のメンテナンス等を行う時には繰
出しロール2-1 をケース部2-2 内から適宜取り出せるよ
うにしてなる(図9乃至図10参照)。
【0013】上記蓋体15は、両側に備えた止め具15-1に
よりケース部2-2 のロール出入口16に着脱可能に装着さ
れるようになっており、この止め具15-1はスリットによ
り周方向に分割された弾性可能な係止爪片を備えた止め
部15-10 と、この止め具15-10 に組み込み装入されて蓋
体15のロール出入口16への装着時に爪片をその弾性力に
抗して拡開変形せしめる拡開球体部を備えた操作部15-1
1 とからなり、前記止め部15-10 の係止爪片をロール出
入口16両側の取付孔16-1に貫通状に挿入させた状態で操
作部15-11 を押し込み止め部15-10 の係止爪片を拡開変
形させることで(図6の拡大断面図参照)、蓋体15をロ
ール出入口16に取り付けることができる一方で、操作部
15-11 を引っ張り取付孔16-1に対する係止爪片の係止状
態を解除せしめることで、蓋体15をロール出入口16から
取り外すことができるようになっている(図6参照)。
つまり、操作部15-11 を押す、手前に引っ張る操作によ
り蓋体15をロール出入口16に対して簡単に着脱し得るよ
うにしてなる。
【0014】繰出しロール2-1 は、合成樹脂材料等から
適宜の外径と長さをに成形された円筒筒状を成し、その
外周面に周方向に等間隔をおいて筒方向2列の定量凹部
2-10を設けると共に、その両端の回転中心部には角形軸
10を抜き差し係脱自在に嵌合させる例えば6角の凹部17
を設けて、この凹部17に対する角形軸10の嵌合によりケ
ース部2-2 の両側面中心部より同内部に突出臨ませた軸
体11間に水平回転可能に軸支せしめてタンク1の吐出口
8の真下に位置させた状態でケース部2-2 内に内蔵し得
るように形成してなる(図3乃至図4参照)。
【0015】軸体11は、左右のタンク1の夫々2カ所の
吐出口8に接続備えられた各ケース部2-2 の両側面部に
その中心部より内部に適宜突出させた状態で軸受け18等
により軸支備えられている。そして、左右夫々のタンク
1の下部において隣り合う両ケース部2-2 の相対する側
面間の軸体11は1本の軸から形成されていて、両ケース
部2-2 内に軸支内蔵される繰出しロール2-1 を連繋させ
た状態で回転させるように形成してなる。つまり、1本
の軸体11により夫々連繋された状態で右側タンク1の下
部に備えられている両ケース部2-2 内の繰出しロール2-
1 と左側タンク1の下部に備えられている両ケース部2-
2 内の繰出しロール2-1 とは夫々のモータ2-3 からの動
力により独立して回転するように形成してなる(図1乃
至図2参照)。又、角形軸10をRピン等からなる係止ピ
ン19を用いて固定する各ケース部2-2 内に突出臨む軸体
11の角形軸10の固定位置には周方向に貫通するピン挿通
孔20を設けて、係止ピン17により角形軸10を軸方向不動
な状態で固定し得るようにしてなる(図4参照)。
【0016】角形軸10は、繰出しロール2-1 の両側凹部
17に抜き差し係脱自在に嵌合し得る同一形状の断面6角
形を成し、その軸芯には各ケース部2-2 内に突出臨む軸
体11に対して摺動可能に嵌挿させる軸孔21を設けてな
る。そして、軸体11に嵌挿せしめた状態でピン挿通孔20
と同軸上に位置させた位置にピン固定孔22を設けて、こ
のピン固定孔22と前記ピン挿通孔20とに亘り係止ピン17
を挿脱可能に挿通せしめるように形成してなる(図5参
照)
【0017】左右の散布管4は、合成樹脂材料や軽量金
属材料等から適宜の太さと長さを有するパイプ状を成
し、適宜の間隔をおいて数多くの散布口5…を開口する
と共に、各散布口5…の下流側開口縁には風力により移
動されてくる粉粒物Mを衝突させながら落下散布させる
衝突板23を着脱自在に起立内設させてなる(図1及び図
14参照)。この衝突板23は図15に示したように、散布管
4の上流側(接続管12と接続根元側)から下流側に至に
したがって徐々に低下する風力の変化に応じて起立形状
を変えた直立タイプと十字形タイプとの2タイプからな
る。つまり、風力は散布管4の上流側から各散布口5の
各衝突板23に衝突しながら下流側へと粉粒物Mを圧送し
ていくものであるが、その過程で風力は徐々に低下して
いく。従って、風力の衝突面積を変えるべく直立タイプ
と十字形タイプとの2タイプの衝突板23を用いること
で、上流から下流に至る散布管4全長に亘り略均一な風
力が得られるようにして、上流から下流に至る各散布口
5から略均一な状態で粉粒物Mが散布されるようにして
なるものである。
【0018】而して、以上の如き形成された左右の散布
管4はタンク1の下方に各繰出し機構2のケース部2-2
のホッパ部14に接続させた状態で水平に接続管12の両側
に起倒機構24を介して接離動可能に接続せしめて接続備
えると共に、起倒機構24近傍にに起立備えた支持杆25の
頂部からワイヤー26等を張架せしめて左右の散布管4を
水平に保持するようにしてなる(図1参照)。
【0019】起倒機構24は、散布管4を水平姿勢(図16
(イ)の状態)と起立姿勢(図16(ロ)の状態)とにそ
の姿勢を変えるべく散布管4を接続管12に対して接離動
可能に支持するもので、散布管4を接続支持すると共に
該散布管4を接続管12の両端に対して起倒回動自在に軸
支する支持枠26を備えた支持管24-1、接続管12の端部に
取り付けた金具に一端を枢着せしめると共に、他端を前
記支持枠26枢着せしめたシリンダ24-2、そして散布管4
を起立せしめた状態でその起立姿勢をシリンダ24-2と共
に支持させるその支持力の助長するコイルバネ24-3から
なり、シリンダ24-2により散布管4を接続管12に対して
接続させた水平姿勢(散布姿勢)にしたり、散布管4を
接続管12から離脱させた起立姿勢(移動姿勢、或いは水
田際での散布不要姿勢)にその姿勢を適宜変えられるよ
うにしてなる。
【0020】27は、タンク1下方の各繰出し機構2のケ
ース部2-2 のホッパ部14の真下に位置する接続管12の管
壁部に夫々開閉可能に開口した残留物排出口であり(図
3乃至図4、図11参照)、この残留物排出口27は散布作
業が終了した後に開口せしめてタンク1内に残る粉粒物
Mを取り出すもので、弾性ゴム材等からなる栓蓋28を着
脱可能に装着せしめておいて適宜開閉し得るようにして
なる。
【0021】そして、接続管12を介して左右の散布管4
に風力を送る風生成機3は、送風機等からなり、装置機
枠6の定着備えると共に、接続管12の中途部に接続備え
た分配部29に蛇腹状のパイプ30にて接続せいめて、分配
部29にて接続管12を介して左右の散布管4に風力が分配
送り込まれるようにしてなる(図11参照)。この風生成
機3の駆動はトラクターや田植え機等の自走式農作機械
Bの出力軸からPTO31(動力伝達軸)を介して動力を
取り出して行うようにしてなる。然るに、PTO31を連
結する入力軸32を出力軸後方の装置機枠6に軸着備える
と共に、この入力軸32に大プリー33を軸着備える。そし
て、この大プリー33とに亘りVベルト34を巻回せしめて
連繋させる小プリー35を、入力軸32から適宜離したその
側方(右側)部位に軸着備えると共に、大プリー36を同
軸上に軸備えて、この大プリー36とに亘りVベルト37を
巻回せしめて連繋させる小プリー38を風生成機3のファ
ン軸39に軸着備えてなる伝達機構40にて自走式農作機械
Bの出力軸からPTO31を介して動力を取り出すように
してなる(図12乃至図13参照)。而して、前記出力軸か
らの動力は大プリー33、小プリー35、大プリー36、小プ
リー38を得て風生成機3に伝達され、ファン軸39を駆動
回転させて左右の散布管4に粉粒物Mを圧送する風力が
生成される。この時、大プリー36は出力軸からの回転動
力を増速せしめてファン軸39の小プリー38に伝達せしめ
て該ファン軸39を高速回転させるものである。従って、
ファン軸39を高速回転せしめて左右の散布管4全長に粉
粒物Mを確実に圧送し得る強力な風力を送り出すことが
できる。
【0022】次に、以上の如く構成した本発明散布装置
Aの使用法を簡単に説明すれば、図17に示したように装
置機枠6の上下部に固着備えた各連結部41をピン等を用
いてトラクターや田植え機等の自走式農作機械B後部の
リフトアーム42とロアリンク43とに連結せしめて自走式
農作機械Bの後部に搭載装備させると共に、該後部の出
力軸と風生成機3の入力軸32とをPTO31にて連結せし
めて、風生成機3から水平姿勢の左右の散布管4に風力
を送り込みながらモータ2-3 からの動力にて回転する繰
出し機構2の繰出しロール2-1 により定量されながら繰
り出されるくるタンク1内の粉粒物Mを左右の散布管4
へと圧送せしめて各散布口5から水田に広範囲にて散布
する散布作業を自走式農作機械Bの走行のもとで行う。
そして、繰出しロール2-1 の各定量凹部2-10に湿気によ
り粉粒物Mが付着滞積した場合にはケース部2-2 の蓋体
15を、止め具15-1の操作部15-11 を手前に引っ張る操作
により取り外してロール出入口16を開口せしめた後に
(図6の状態)、当該出入口16からケース部2-2 内に手
を差し入れて軸体11に対して角形軸10を固定する係止ピ
ン17を引き抜く(図7の二点鎖線乃至図8の状態)。然
る後、角形軸10を横移動させて軸体11に対する繰出しロ
ール2-1 の軸支状態を解放せしめて(図9の状態)、該
繰出しロール2-1 をケース部2-2 内から取り出す(図9
の二点鎖線乃至図10の状態)。従って、繰出しロール2-
1 の定量凹部2-10に付着滞積した粉粒物Mを簡単に取り
除く事ができる。
【0023】そして、散布作業が終了した後、タンク1
内に残る粉粒物Mを取り出す場合にはタンク1下方の接
続管12の残留物排出口27を塞ぐ栓蓋28を取り外して当該
排出口27を開口させることで(図3の状態)、タンク1
内に残る粉粒物Mを残留物排出口27から簡単且つ速かに
取り出すことができる。この場合、開口した残留物排出
口27に下方に回収容器等をおいて当該内部に粉粒物Mを
無駄にすることなく取り出すものである。尚、残留物排
出口27から粉粒物Mを取り出す場合には図3に示したよ
うに繰出しロール2-1 を回転させながら行うも、或いは
前述したように繰出しロール2-1をケース部2-2 から取
り外した状態で行うもどちらのやり方でも良い。
【0024】図18は、他の実施例を示した要部の拡大断
面図で、斯る実施例においてはタンク1下部の吐出口8
に下方の繰出しロール2-1 側とを適宜開閉するための開
閉シャッター44を設けることで、タンク1内に粉粒物M
が収容された状態でも繰出しロール2-1 とケース部2-2
内から適宜取り外して、例えば前述したように定量凹部
2-10に付着滞積した粉粒物Mを取り除くそのメンテナン
ス等を適宜行えるように、つまり、散布作業中であって
もそのメンテナンス等を適宜行えるようにしてなるもの
である。又、ケース部2-2 のロール出入口16を開閉する
蓋体15に透明アクリル等からなる覗き窓45を設けて、例
えば繰出しロール2-1 により粉粒物Mが確実に定量され
ながら繰り出されているか否かを外部から確認(透視)
できるようにしてなる。つまり、蓋体15をケース部2-2
から取り外すことなく、ケース部2-2 内の状況を外部か
ら確認し得るようにしてなる。
【0025】
【発明の効果】本発明の散布装置は叙上の如く構成して
なるから、下記の作用効果を奏する。 .請求項1によれば、湿気等により繰出しロールの定
量凹部に粉粒物が付着滞積した場合には繰出し機構のケ
ース部の蓋体にて着脱開閉可能に形成した一側面を開口
し、当該開口部から軸体に対する角形軸の固定状態を解
除せしめて該角形軸を横移動させることで、軸体に対す
る繰出しロールの軸支状態が解放され、該繰出しロール
をケース部内から取り出すことができることから、繰出
しロールの定量凹部に付着滞積した粉粒物を取り除くそ
のメンテナンス等が簡便となる。
【0026】.請求項2によれば、前述したように、
ケース部の一側面を開口させた後に、当該開口部から軸
体と角形軸とに亘り挿通されている係止ピンを引き抜く
ことで、軸体に対する角形軸の固定状態が解除されて軸
体に対する繰出しロールの軸支状態が解放されるように
してなることから、繰出しロールをケース部から取出す
その操作がより一層簡便となる。つまり、係止ピンの抜
き差し操作により軸体に対する角形軸の固定、そしてそ
の固定解除が可能となることから、軸体に対する繰出し
ロールの脱着を簡便となる。
【0027】.請求項3によれば、散布作業が終了し
た後、タンク内に残る粉粒物を取り出す場合には繰出し
ロール下方の接続管の残留物排出口を開口させること
で、タンク内並びに繰出し機構のケース部内に残る粉粒
物を回収容器等に取り出すことができることから、タン
ク内に残る粉粒物の取り出しを簡単且つ速やかに無駄に
することなく行うことができる。
【0028】従って、本発明によれば、繰出しロールを
ケース部から簡単と取出すことができることで、繰出し
ロールの脱着により定量凹部からの付着堆積物の除去が
簡便となり、しかも、タンク内に残った粉粒物の取り出
しにおいても残留物排出口から簡単且つ速かに行えると
言ったメンテナンス等の取扱い性が従来装置に比べて優
れた処の散布装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明散布装置の実施の一例を示した正面図
で、一部を省略して示す
【図2】 図1のII−II線横断拡大図
【図3】 図2の III−III 線拡大縦断図で、接続管の
残留物排出口から栓蓋を取り外した状態で示す
【図4】 図3のIV−IV線縦断面図
【図5】 図4のV−V線縦断拡大図
【図6】 繰出し機構のケース部のロール取出し口から
蓋体を取り外した状態を示した要部の斜視図
【図7】 軸体間に対する繰出しロールと取り付け状態
を示した要部の斜視図
【図8】 軸体と角形軸とから係止ピンを引き抜いた繰
出しロールの取り外し過程を示した要部の横断拡大図
【図9】 軸体間に対する繰出しロールの軸支状態を解
放せしめた状態の同横断拡大図
【図10】 軸体間から繰出しロールを取り外した状態を
示した要部の斜視図
【図11】 図1のXI−XI線横断拡大図
【図12】 図1の一部を拡大して示した正面図
【図13】 図12のXIII−XIII線横断面図
【図14】 散布管の一部を拡大して示した縦断面図
【図15】 図14のXV−XV線縦断面図で、(イ)は衝突板
の直立タイプを示す、(ロ)は衝突板の十字タイプを示
【図16】 散布管を起倒回動自在に支持する起倒機構部
分を示した拡大正面図で、(イ)は散布管を水平姿勢に
支持させた状態、(ロ)は散布管を起立姿勢に支持させ
た状態
【図17】 本発明散布装置を自走式農作機械に連繋搭載
させた状態の側面図
【図18】 本発明散布装置の他の実施例を示した要部に
縦断拡大図
【符号の説明】
A…散布装置 1…タンク 2…繰出し機構 2-1 …繰出しロー
ル 2-2 …ケース部 3…風生成機 4…散布管 5…散布孔 6…装置機枠 8…吐出口 10…角形軸 11…軸体 12…接続管 15…蓋体 16…ロール出入口 17…凹部 19…係止ピン 20…ピン挿通孔 22…ピン固定孔 27…残留物排出
口 28…栓蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒物を収容するタンクと、このタンク
    内の粉粒物を定量しながら繰り出す繰出しロールを水平
    回転可能に軸支内蔵する繰出し機構と、この繰出し機構
    により繰り出されてきた粉粒物を左右方向に延びる散布
    管全体に移送する風力を生成する風生成機とを備える散
    布装置に於いて、 繰出し機構の繰出しロールを内蔵するケース部の該繰出
    しロールと平行に相対する一側面を開閉可能に形成する
    一方、繰出しロールをその両端から夫々軸支する軸体に
    摺動自在で且つ固定自在に角形軸を嵌着備えて、この両
    側の角形軸にて繰出しロールの両端を係着支承させてな
    ることを特徴とする散布装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の散布装置において、 軸体に対する角形軸の固定位置に周方向に貫通させたピ
    ン挿通孔を設ける一方、角形軸には前記ピン挿通孔と同
    軸上に位置させたピン固定孔を設けて、このピン固定孔
    と前記ピン挿通孔とに亘り係止ピンを挿脱可能に挿通せ
    しめるように形成してなることを特徴とする散布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の散布装置において、 繰出し機構のケース部の下部側に、左右の散布管へと粉
    粒物を分配する接続管を接続備えると共に、繰出しロー
    ルの真下に位置する接続管の管壁部に残留物排出口を開
    閉可能に設けたことを特徴とする散布装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009261345A (ja) * 2008-04-26 2009-11-12 Iseki & Co Ltd 散布機の残留施用剤排出装置
JP2010193739A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Iseki & Co Ltd 粉粒状物散布装置
CN107535136A (zh) * 2016-06-29 2018-01-05 株式会社久保田 水田作业车
JP2020146011A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 ヤマハ発動機株式会社 粉粒体散布装置

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