JPH10209732A - マイクロリピーターアンテナ - Google Patents
マイクロリピーターアンテナInfo
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- JPH10209732A JPH10209732A JP4684297A JP4684297A JPH10209732A JP H10209732 A JPH10209732 A JP H10209732A JP 4684297 A JP4684297 A JP 4684297A JP 4684297 A JP4684297 A JP 4684297A JP H10209732 A JPH10209732 A JP H10209732A
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- Japan
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- circuit
- integrally
- micro
- repeater antenna
- piece
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 携帯電話機に装着されて電波の増幅を図って
感度不良を解消するとともに外観形状の自由度を高めて
小型化し安価に製することができるマイクロリピーター
アンテナ装置を提供する。 【構成】 受信部２の一辺に電極部３を突出した異なる
金属からなる複数の回路片１をフィルム状基板８に一体
に結合して、一対の電極部３，３が対峙される金属回路
を形成し、この金属回路の表面にはプロテクターシート
９を一体的に被着し、フィルム状基板８の裏面に接着手
段を設けて携帯電話機や自動車のウインドウガラスに装
着される。
感度不良を解消するとともに外観形状の自由度を高めて
小型化し安価に製することができるマイクロリピーター
アンテナ装置を提供する。 【構成】 受信部２の一辺に電極部３を突出した異なる
金属からなる複数の回路片１をフィルム状基板８に一体
に結合して、一対の電極部３，３が対峙される金属回路
を形成し、この金属回路の表面にはプロテクターシート
９を一体的に被着し、フィルム状基板８の裏面に接着手
段を設けて携帯電話機や自動車のウインドウガラスに装
着される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話の送受
信を行う際の感度不良を解消するシート型のマイクロリ
ピーターアンテナに関する。
信を行う際の感度不良を解消するシート型のマイクロリ
ピーターアンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】近時、情報化社会に対応して種々の情報
通信機器が普及している。とくに、携帯電話は個人が所
有し、その持運びが便利で何時どこからでも送受信が可
能であるとの利便性から驚異的に普及されてきている。
しかしながら、この種の携帯電話はその出力電圧が低い
ため、室内や自動車の車内等電波が通りにくい場所で送
受信を行う場合には、その感度が著しく低下して十分な
通話を行うことができないことがみられた。このような
電波の通りが悪い車内や室内で携帯電話を使用する際に
は補助的な増幅手段を用いて電波の増幅や雑音の除去を
行い車外や室外と同程度の出力を得て感度を高める必要
があった。
通信機器が普及している。とくに、携帯電話は個人が所
有し、その持運びが便利で何時どこからでも送受信が可
能であるとの利便性から驚異的に普及されてきている。
しかしながら、この種の携帯電話はその出力電圧が低い
ため、室内や自動車の車内等電波が通りにくい場所で送
受信を行う場合には、その感度が著しく低下して十分な
通話を行うことができないことがみられた。このような
電波の通りが悪い車内や室内で携帯電話を使用する際に
は補助的な増幅手段を用いて電波の増幅や雑音の除去を
行い車外や室外と同程度の出力を得て感度を高める必要
があった。
【０００３】従来、送受信される携帯電話における電波
の増幅や雑音の除去を行うための増幅手段としては、誘
電体部材としてウィンドウガラスを利用したリピーター
アンテナが用いられていた。その一例として、自動車の
ウィンドウガラスの車内側と車外側に対向するシート状
のリピーターアンテナを貼着したり、あるいは、建物の
窓やその付近に外付アンテナを取付けてアダプターやコ
ネクターを介して携帯電話機に接続されたものが用いら
れていた。
の増幅や雑音の除去を行うための増幅手段としては、誘
電体部材としてウィンドウガラスを利用したリピーター
アンテナが用いられていた。その一例として、自動車の
ウィンドウガラスの車内側と車外側に対向するシート状
のリピーターアンテナを貼着したり、あるいは、建物の
窓やその付近に外付アンテナを取付けてアダプターやコ
ネクターを介して携帯電話機に接続されたものが用いら
れていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来、主
に車両用として使用されているシート状のリピーターア
ンテナは、所定の長さ、すなわち、アンテナにより受信
する電波の波長によって規制された長さを有するループ
状の金属回路と電極部をもつ同一形状の２つのシート部
材から形成されており、車のウィンドウガラスの内外面
に対向してその電極部が対峙されるように貼着しければ
ならず、設置場所がずれたりしてその取付けが面倒であ
ったり、また、ループ状の金属回路は一定の長さを必要
とし、また、貼着する面が平滑面であることが要求され
るため取付場所が限定されるという欠点がみられた。
に車両用として使用されているシート状のリピーターア
ンテナは、所定の長さ、すなわち、アンテナにより受信
する電波の波長によって規制された長さを有するループ
状の金属回路と電極部をもつ同一形状の２つのシート部
材から形成されており、車のウィンドウガラスの内外面
に対向してその電極部が対峙されるように貼着しければ
ならず、設置場所がずれたりしてその取付けが面倒であ
ったり、また、ループ状の金属回路は一定の長さを必要
とし、また、貼着する面が平滑面であることが要求され
るため取付場所が限定されるという欠点がみられた。
【０００５】さらに、これらのシート状のリピーターア
ンテナを形成する金属回路は、その成形性や必要とされ
る増幅効果を考慮して金属、とくにアルミニウム箔等の
単体を用いて製せられているためアンテナの外観形状や
寸法の自由度が制限されていた。
ンテナを形成する金属回路は、その成形性や必要とされ
る増幅効果を考慮して金属、とくにアルミニウム箔等の
単体を用いて製せられているためアンテナの外観形状や
寸法の自由度が制限されていた。
【０００６】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであって、電波を効率よく増幅させるとともにその外
観形状の自由度を高めて小型化して安価に製することが
できるマイクロリピーターアンテナを提供することを目
的とするものである。
のであって、電波を効率よく増幅させるとともにその外
観形状の自由度を高めて小型化して安価に製することが
できるマイクロリピーターアンテナを提供することを目
的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載のマイクロリピーターアンテナは、受
信部の一辺に電極部を一体に突出した異なる金属からな
る複数の回路片を一体に結合して一対の電極部が対峙さ
れる金属回路を形成してなることを特徴としている。
に、請求項１記載のマイクロリピーターアンテナは、受
信部の一辺に電極部を一体に突出した異なる金属からな
る複数の回路片を一体に結合して一対の電極部が対峙さ
れる金属回路を形成してなることを特徴としている。
【０００８】請求項２記載のマイクロリピーターアンテ
ナは、中空矩形状の受信部の一辺に対峙する一対の電極
部を一体に突出した異なる金属からなる２つの同一平面
形状の回路片を、その一辺から突出される一対の電極部
を層状に一体に結合して金属回路を形成してなることを
特徴としている。
ナは、中空矩形状の受信部の一辺に対峙する一対の電極
部を一体に突出した異なる金属からなる２つの同一平面
形状の回路片を、その一辺から突出される一対の電極部
を層状に一体に結合して金属回路を形成してなることを
特徴としている。
【０００９】請求項３記載のマイクロリピーターアンテ
ナは、長片部とこの長片部の両端に設けた短片部とによ
り受信部を略長形状に形成し、前記長片部の略中央内面
に電極部を設けた異なる金属からなる２つの回路片を、
その短片部の端部を層状に一体に結合して一対の電極部
が対峙する金属回路を形成してなることを特徴としてい
る。
ナは、長片部とこの長片部の両端に設けた短片部とによ
り受信部を略長形状に形成し、前記長片部の略中央内面
に電極部を設けた異なる金属からなる２つの回路片を、
その短片部の端部を層状に一体に結合して一対の電極部
が対峙する金属回路を形成してなることを特徴としてい
る。
【００１０】請求項４記載のマイクロリピーターアンテ
ナは、２つの中空矩形状の受信部を連接する接続片の内
面に対峙する一対の電極部を突出した異なる金属からな
る２つの回路片を、その一方の回路片の上面に他方の回
路片を層状に一体に結合して金属回路を形成してなるこ
とを特徴としている。
ナは、２つの中空矩形状の受信部を連接する接続片の内
面に対峙する一対の電極部を突出した異なる金属からな
る２つの回路片を、その一方の回路片の上面に他方の回
路片を層状に一体に結合して金属回路を形成してなるこ
とを特徴としている。
【００１１】請求項５記載のマイクロリピーターアンテ
ナは、異なる金属からなる複数の回路片をフィルム状基
板に一体に結合して金属回路を形成してなることを特徴
としている。
ナは、異なる金属からなる複数の回路片をフィルム状基
板に一体に結合して金属回路を形成してなることを特徴
としている。
【００１２】請求項６記載のマイクロリピーターアンテ
ナは、異なる金属からなる複数の回路片をフィルム状基
板に一体に結合して形成される金属回路の表面に透明性
のプロテクターシートを一体に被着してなることを特徴
としている。
ナは、異なる金属からなる複数の回路片をフィルム状基
板に一体に結合して形成される金属回路の表面に透明性
のプロテクターシートを一体に被着してなることを特徴
としている。
【００１３】請求項７記載のマイクロリピーターアンテ
ナは、異なる金属からなる２つの回路片の一方をアルミ
ニウム箔とし、他方を銅箔として一体に結合して金属回
路を形成してなることを特徴としている。
ナは、異なる金属からなる２つの回路片の一方をアルミ
ニウム箔とし、他方を銅箔として一体に結合して金属回
路を形成してなることを特徴としている。
【００１４】
【作用】上記のように構成されるこの発明の請求項に記
載のマイクロリピーターアンテナによれば、受信部の一
辺に電極部を一体に突出した異なる金属からなる複数の
回路片を一体に結合して一対の電極部が対峙される金属
回路を形成してなることにより、携帯電話の電波の増幅
および雑音の除去が効果的に行われ、また、その成形性
や保形性が容易なマイクロリピーターアンテナが得られ
る。
載のマイクロリピーターアンテナによれば、受信部の一
辺に電極部を一体に突出した異なる金属からなる複数の
回路片を一体に結合して一対の電極部が対峙される金属
回路を形成してなることにより、携帯電話の電波の増幅
および雑音の除去が効果的に行われ、また、その成形性
や保形性が容易なマイクロリピーターアンテナが得られ
る。
【００１５】また、異なる金属からなる複数の回路片を
結合して金属回路を一体に成形しているため、回路片を
矩形状や長形状を始め任意の形状とすることが可能とな
り、携帯電話が受信する電波の波長にほぼ等しい長さに
対応した所定の長さを維持すると同時に全体をコンパク
トに、しかも外観形状の自由度をもったマイクロリピー
ターアンテナが得られる。
結合して金属回路を一体に成形しているため、回路片を
矩形状や長形状を始め任意の形状とすることが可能とな
り、携帯電話が受信する電波の波長にほぼ等しい長さに
対応した所定の長さを維持すると同時に全体をコンパク
トに、しかも外観形状の自由度をもったマイクロリピー
ターアンテナが得られる。
【００１６】さらに、本発明に係るマイクロリピーター
アンテナによれば、異なる金属からなる複数の回路片を
フィルム状基板の上面に一体に結合してすることによ
り、一層成形性や保形性が高められ携帯電話等の被着物
への装着後の剥がれや変形がなく長期間の使用に供され
る。
アンテナによれば、異なる金属からなる複数の回路片を
フィルム状基板の上面に一体に結合してすることによ
り、一層成形性や保形性が高められ携帯電話等の被着物
への装着後の剥がれや変形がなく長期間の使用に供され
る。
【００１７】さらに、本発明に係るマイクロリピーター
アンテナによれば、異なる金属をからなる複数の回路片
をフィルム状基板の上面に一体に結合するとともにその
表面にはプロテクターシートを一体に被着することによ
り、装着後不純物等が回路片や電極部の表面に付着した
り、使用中の摩擦による損傷や剥離を防止して長期間電
波の増幅および雑音の除去が行われる。
アンテナによれば、異なる金属をからなる複数の回路片
をフィルム状基板の上面に一体に結合するとともにその
表面にはプロテクターシートを一体に被着することによ
り、装着後不純物等が回路片や電極部の表面に付着した
り、使用中の摩擦による損傷や剥離を防止して長期間電
波の増幅および雑音の除去が行われる。
【００１８】さらに、本発明に係るマイクロリピーター
アンテナによれば、金属回路を構成する異なる金属を用
いた２つの回路片の一方を成形性に優れたアルミニウム
箔とし、他方の回路片を伝導性の高い銅を用いて一体に
結合することにより、安価でかつ通電効率の高いシート
型アンテナ体が得られる。
アンテナによれば、金属回路を構成する異なる金属を用
いた２つの回路片の一方を成形性に優れたアルミニウム
箔とし、他方の回路片を伝導性の高い銅を用いて一体に
結合することにより、安価でかつ通電効率の高いシート
型アンテナ体が得られる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て添付図面に基づいて説明する。図１は、この発明のマ
イクロリピーターアンテナを示す斜視図、図２は同じく
正面図、図３は携帯電話への取付けた状態を示す正面図
である。
て添付図面に基づいて説明する。図１は、この発明のマ
イクロリピーターアンテナを示す斜視図、図２は同じく
正面図、図３は携帯電話への取付けた状態を示す正面図
である。
【００２０】マイクロリピーターアンテナは、受信部２
の一辺に電極部３を一体に突出した異なる金属からなる
複数の回路片１，１を一体に結合して一対の電極部３，
３が対峙される金属回路を形成している。
の一辺に電極部３を一体に突出した異なる金属からなる
複数の回路片１，１を一体に結合して一対の電極部３，
３が対峙される金属回路を形成している。
【００２１】この金属回路は、図１に示すように、アル
ミニウム箔からなる上半部を形成する回路片１ａと銅箔
からなる下半部を形成する回路片１ｂとから構成される
もので、これら２つの回路片１ａ，１ｂは平面視略中空
矩形状の受信部２と、この受信部２の一辺に適宜間隔を
おいて突出される２つの略Ｌ字状接続片４，４の先端対
向部位に並列状に形成される一対の電極部３，３とによ
り上下対称的に形成され、この異なる金属から成形され
る上半部の回路片１ａと下半部の回路片１ｂを透明フィ
ルム製基板８の上面に、アルミニウム箔からなる上半部
を形成する回路片１ａの電極部３，３に銅箔からなる下
半部を形成する回路片１ｂの電極部３，３を層状に一体
に結合されるように加熱密着して成形されている。
ミニウム箔からなる上半部を形成する回路片１ａと銅箔
からなる下半部を形成する回路片１ｂとから構成される
もので、これら２つの回路片１ａ，１ｂは平面視略中空
矩形状の受信部２と、この受信部２の一辺に適宜間隔を
おいて突出される２つの略Ｌ字状接続片４，４の先端対
向部位に並列状に形成される一対の電極部３，３とによ
り上下対称的に形成され、この異なる金属から成形され
る上半部の回路片１ａと下半部の回路片１ｂを透明フィ
ルム製基板８の上面に、アルミニウム箔からなる上半部
を形成する回路片１ａの電極部３，３に銅箔からなる下
半部を形成する回路片１ｂの電極部３，３を層状に一体
に結合されるように加熱密着して成形されている。
【００２２】このように一体に成形される異なる金属か
らなる一体に結合された２つの回路片１ａ，１ｂの上面
には透明性の合成樹脂材を用いたプロテクターシート９
を一体的に被着してその表面が保護されている。なお、
上半部の回路片１ａをアルミニウム箔とし、下半部の回
路片１ｂを銅箔を用いたもので説明したが、上半部の回
路片１ａを銅箔とし、また、下半部の回路片１ｂをアル
ミニウム箔とするものでもよい。
らなる一体に結合された２つの回路片１ａ，１ｂの上面
には透明性の合成樹脂材を用いたプロテクターシート９
を一体的に被着してその表面が保護されている。なお、
上半部の回路片１ａをアルミニウム箔とし、下半部の回
路片１ｂを銅箔を用いたもので説明したが、上半部の回
路片１ａを銅箔とし、また、下半部の回路片１ｂをアル
ミニウム箔とするものでもよい。
【００２３】このシート状リピーターアンテナは、基板
８の下面に、接着剤や粘着テープからなる粘着層１０が
設けられ、使用に際しては、この粘着層１０の裏面に剥
離可能に設けた離形シート１１を剥がして携帯電話機の
平滑部分や自動車のウインドウガラス等の被着物１２に
平滑状に装着される（図３参照）。
８の下面に、接着剤や粘着テープからなる粘着層１０が
設けられ、使用に際しては、この粘着層１０の裏面に剥
離可能に設けた離形シート１１を剥がして携帯電話機の
平滑部分や自動車のウインドウガラス等の被着物１２に
平滑状に装着される（図３参照）。
【００２４】図４は、この発明の他の実施態様を示すも
ので、金属回路はアルミニウム箔からなる右半部を形成
する回路片１ｃと銅箔からなる左半部を形成する回路片
１ｄとにより構成されている。これら２つの回路片１
ｃ，１ｄは、それぞれ長片部５の略中央に電極部２を有
し、その両端に短片部６，６を設けて平面視略長形状を
有して左右対称的に形成され、透明フィルム製基板８の
上面に２つの回路片１ｃ、１ｄの短片部６，６の端部を
層状に一体に結合するよう加熱密着して成形されてい
る。
ので、金属回路はアルミニウム箔からなる右半部を形成
する回路片１ｃと銅箔からなる左半部を形成する回路片
１ｄとにより構成されている。これら２つの回路片１
ｃ，１ｄは、それぞれ長片部５の略中央に電極部２を有
し、その両端に短片部６，６を設けて平面視略長形状を
有して左右対称的に形成され、透明フィルム製基板８の
上面に２つの回路片１ｃ、１ｄの短片部６，６の端部を
層状に一体に結合するよう加熱密着して成形されてい
る。
【００２５】図５は、さらに、この発明の他の実施態様
を示すもので、金属回路はアルミニウム箔からなる下面
部の回路片１ｅと銅箔からなる上面部の回路片１ｆから
構成されている。下面部の回路片１ｅと上面部の回路片
１ｆは、適宜間隔をおいて形成される２つの平面視略中
空矩形状の受信部２，２と、この２つの受信部２，２を
連接する相対する一辺から突出される２つの中間片７，
７と、この中間片４の内面にそれぞれ突出されて対峙す
る一対の電極部３，３とよりなり、２つの回路片１ｅ，
１ｆは同一平面形状に形成されている。アルミニウム箔
からなる下面部の回路片１ｅに 銅箔からなる上面部の
回路片１ｆを層状に一体に結合するように透明フィルム
製の基板８の上面に加熱密着して金属回路を形成してい
るものである。
を示すもので、金属回路はアルミニウム箔からなる下面
部の回路片１ｅと銅箔からなる上面部の回路片１ｆから
構成されている。下面部の回路片１ｅと上面部の回路片
１ｆは、適宜間隔をおいて形成される２つの平面視略中
空矩形状の受信部２，２と、この２つの受信部２，２を
連接する相対する一辺から突出される２つの中間片７，
７と、この中間片４の内面にそれぞれ突出されて対峙す
る一対の電極部３，３とよりなり、２つの回路片１ｅ，
１ｆは同一平面形状に形成されている。アルミニウム箔
からなる下面部の回路片１ｅに 銅箔からなる上面部の
回路片１ｆを層状に一体に結合するように透明フィルム
製の基板８の上面に加熱密着して金属回路を形成してい
るものである。
【００２６】図６は、さらに、この発明の他の実施態様
を示すもので、金属回路はアルミニウム箔からなる幅広
の回路片１ｇと銅箔からなる幅狭の回路片１ｈから構成
されている。幅広の回路片１ｇは、適宜間隔をおいて形
成される２つの平面視略中空矩形状の受信部２ｇ，２ｇ
とこの２つの受信部２ｇ，２ｇを連接する相対する一辺
から突出される２つの中間片７ｇ，７ｇの内面に突出さ
れて対峙する一対の電極部３ｇ，３ｇとを有して幅広に
形成されている。また、幅狭の回路片１ｈは、前記幅広
の回路片１ｇと同様２つの平面視略中空矩形状の受信部
２ｈ，２ｈ、２つの中間片７ｈ，７ｈおよび一対の電極
部３ｈ，３ｈを有して線状とする幅狭に形成され、幅広
の回路片１ｇの上面略中央に幅狭の回路片１ｈを層状に
一体に結合されるよう透明フィルム製の基板８に加熱密
着して金属回路が形成されている。
を示すもので、金属回路はアルミニウム箔からなる幅広
の回路片１ｇと銅箔からなる幅狭の回路片１ｈから構成
されている。幅広の回路片１ｇは、適宜間隔をおいて形
成される２つの平面視略中空矩形状の受信部２ｇ，２ｇ
とこの２つの受信部２ｇ，２ｇを連接する相対する一辺
から突出される２つの中間片７ｇ，７ｇの内面に突出さ
れて対峙する一対の電極部３ｇ，３ｇとを有して幅広に
形成されている。また、幅狭の回路片１ｈは、前記幅広
の回路片１ｇと同様２つの平面視略中空矩形状の受信部
２ｈ，２ｈ、２つの中間片７ｈ，７ｈおよび一対の電極
部３ｈ，３ｈを有して線状とする幅狭に形成され、幅広
の回路片１ｇの上面略中央に幅狭の回路片１ｈを層状に
一体に結合されるよう透明フィルム製の基板８に加熱密
着して金属回路が形成されている。
【００２７】なお、図６に示した実施態様においては、
アルミニウム箔からなる幅広の回路片１ｇの上面に銅箔
からなる線状に形成された幅狭の回路片１ｈを層状に一
体に結合して成形したもので説明したが、幅狭の回路片
１ｈを銅箔に代えて金箔あるいは白金箔等の金属箔を使
用することにより、コストアップを抑えた高性能のアン
テナ体を製することができる。
アルミニウム箔からなる幅広の回路片１ｇの上面に銅箔
からなる線状に形成された幅狭の回路片１ｈを層状に一
体に結合して成形したもので説明したが、幅狭の回路片
１ｈを銅箔に代えて金箔あるいは白金箔等の金属箔を使
用することにより、コストアップを抑えた高性能のアン
テナ体を製することができる。
【００２８】図７および図８は、さらに、この発明の回
路片の変形例を示すもので、回路片１ｉを形成する中空
矩形状の受信部２，２の一辺を内方に向けて折曲して折
返部１３を形成するもので、これらの折返部１３を形成
することによって回路片１ｉが受信する電波の波長にほ
ぼ等しい長さを保持しつつ全体の長さを短縮したコンパ
クトなアンテナを製することができる。
路片の変形例を示すもので、回路片１ｉを形成する中空
矩形状の受信部２，２の一辺を内方に向けて折曲して折
返部１３を形成するもので、これらの折返部１３を形成
することによって回路片１ｉが受信する電波の波長にほ
ぼ等しい長さを保持しつつ全体の長さを短縮したコンパ
クトなアンテナを製することができる。
【００２９】なお、上記実施態様においては、異なる金
属からなる２つの回路片の一方をアルミニウム箔とし、
他方を銅箔を用いたもので説明したが、使用される金属
の種類、また、異なる金属の組合せはこれに限らず、マ
イクロリピーターアンテナとして必要とされる電波の増
幅および雑音の除去、さらには、複数の金属からなる回
路片を一体に結合するための成形性や保形性、装着後の
耐久性や携帯電話との調和等を考慮して種々の金属シー
トや金属箔を選択して組合せることが可能である。
属からなる２つの回路片の一方をアルミニウム箔とし、
他方を銅箔を用いたもので説明したが、使用される金属
の種類、また、異なる金属の組合せはこれに限らず、マ
イクロリピーターアンテナとして必要とされる電波の増
幅および雑音の除去、さらには、複数の金属からなる回
路片を一体に結合するための成形性や保形性、装着後の
耐久性や携帯電話との調和等を考慮して種々の金属シー
トや金属箔を選択して組合せることが可能である。
【００３０】さらに、アルミニウム箔と銅箔の異なる金
属からなる２つまたはそれ以上の複数の回路片を加熱密
着により一体に結合して金属回路を形成する場合につい
て説明したが、この成形手段としては、これに限らず熱
転写、シルク印刷あるいは磁気インクを用いた印刷等の
種々の成形手段により複数の回路片をフィルム状基板へ
一体に結合して成形することができる。また、外観形状
についても長方形状に限らず円形状、台形状あるいは多
角形状に形成したものでもよい。
属からなる２つまたはそれ以上の複数の回路片を加熱密
着により一体に結合して金属回路を形成する場合につい
て説明したが、この成形手段としては、これに限らず熱
転写、シルク印刷あるいは磁気インクを用いた印刷等の
種々の成形手段により複数の回路片をフィルム状基板へ
一体に結合して成形することができる。また、外観形状
についても長方形状に限らず円形状、台形状あるいは多
角形状に形成したものでもよい。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のマイク
ロリピーターアンテナによれば、受信部の一辺に電極部
を一体に突出した異なる金属からなる複数の回路片一体
にを結合して一対の電極部が対峙される金属回路を形成
してなるもので、伝導性に優れた金属あるいはその成形
性、保形性に優れた複数の異った金属を組み合わせるこ
とにより、電波の増幅および雑音の除去を効率のよく行
うマイクロリピーターアンテナを得ることができる。
ロリピーターアンテナによれば、受信部の一辺に電極部
を一体に突出した異なる金属からなる複数の回路片一体
にを結合して一対の電極部が対峙される金属回路を形成
してなるもので、伝導性に優れた金属あるいはその成形
性、保形性に優れた複数の異った金属を組み合わせるこ
とにより、電波の増幅および雑音の除去を効率のよく行
うマイクロリピーターアンテナを得ることができる。
【００３２】さらに、異なる金属からなる複数の回路片
を成形時一体的に結合して金属回路が形成されることに
より、金属回路を構成する回路片を矩形状に形成する以
外任意の外観形状の成形が可能となり、受信部である回
路片を携帯電話が受信する電波の波長にほぼ等しい長さ
に維持すると同時に全長を圧縮して全体をコンパクトに
した外観形状の自由度が高い安価なリピーターアンテナ
を形成することができる。
を成形時一体的に結合して金属回路が形成されることに
より、金属回路を構成する回路片を矩形状に形成する以
外任意の外観形状の成形が可能となり、受信部である回
路片を携帯電話が受信する電波の波長にほぼ等しい長さ
に維持すると同時に全長を圧縮して全体をコンパクトに
した外観形状の自由度が高い安価なリピーターアンテナ
を形成することができる。
【図１】この発明のマイクロリピーターアンテナを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１のプロテクターシートを除く正面図であ
る。
る。
【図３】携帯電話への取付状態を示す正面図である。
【図４】この発明の他の実施態様を示す一部を展開した
斜視図である。
斜視図である。
【図５】さらに、この発明の他の実施態様を示す一部を
展開した斜視図である。
展開した斜視図である。
【図６】さらに、この発明の他の実施態様を示す正面図
である。
である。
【図７】この発明の回路片の変形例を示す正面図であ
る。
る。
【図８】さらに、この発明の回路片の変形例を示す正面
図である。
図である。
１、１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、１ｅ、１ｆ、１ｇ、１
ｈ、１ｉ 回路片 ２ 受信部 ３ 電極部 ４ 接続片 ５ 長片部 ６ 短片部 ７ 中間片 ８ 基板 ９ プロテクターシート １０ 粘着層 １１ 離形シート １２ 被着物
ｈ、１ｉ 回路片 ２ 受信部 ３ 電極部 ４ 接続片 ５ 長片部 ６ 短片部 ７ 中間片 ８ 基板 ９ プロテクターシート １０ 粘着層 １１ 離形シート １２ 被着物
Claims (7)
- 【請求項１】 受信部の一辺に電極部を一体に突出した
異なる金属からなる複数の回路片を一体に結合して一対
の電極部が対峙される金属回路を形成してなるマイクロ
リピーターアンテナ。 - 【請求項２】 中空矩形状の受信部の一辺に対峙する一
対の電極部を一体に突出した異なる金属からなる２つの
同一平面形状の回路片を、その一辺から突出される一対
の電極部を層状に一体に結合して金属回路を形成してな
るマイクロリピーターアンテナ。 - 【請求項３】 長片部とこの長片部の両端に設けた短片
部とにより受信部を略長形状に形成し、前記長片部の略
中央内面に電極部を設けた異なる金属からなる２つの回
路片を、その短片部の端部を層状に一体に結合して一対
の電極部が対峙する金属回路を形成してなるマイクロリ
ピーターアンテナ。 - 【請求項４】 ２つの中空矩形状の受信部を連接する接
続片の内面に対峙する一対の電極部を一体に突出した異
なる金属からなる２つの回路片を、その一方の回路片の
上面に他方の回路片を層状に一体に結合して金属回路を
形成してなるマイクロリピーターアンテナ。 - 【請求項５】 異なる金属からなる複数の回路片をフィ
ルム状基板に一体に結合して金属回路を形成してなる請
求項１ないし４記載のマイクロリピーターアンテナ。 - 【請求項６】 異なる金属からなる複数の回路片をフィ
ルム状基板に一体に結合して形成される金属回路の表面
に透明性のプロテクターシートを一体に被着してなる請
求項１ないし５記載のマイクロリピーターアンテナ。 - 【請求項７】 異なる金属からなる２つの回路片の一方
をアルミニウム箔とし、他方を銅箔として一体に成形し
て金属回路を形成してなる請求項１ないし６記載のマイ
クロリピーターアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4684297A JPH10209732A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | マイクロリピーターアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4684297A JPH10209732A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | マイクロリピーターアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10209732A true JPH10209732A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=12758606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4684297A Pending JPH10209732A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | マイクロリピーターアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10209732A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6995717B2 (en) | 2003-11-20 | 2006-02-07 | Pantech Co., Ltd. | Internal antenna for a mobile handset |
| JP2006109214A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線装置 |
| JP2007295177A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触データキャリア、非接触データキャリア用配線基板 |
| WO2016159828A1 (ru) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | Максим Валерьевич ФЕДОРОВ | Пассивный усилитель радиосигнала |
| RU172417U1 (ru) * | 2015-12-29 | 2017-07-07 | Общество С Ограниченной Ответственностью "Научные Технологии-Сибирь" (Ооо "Нт-Сибирь") | Антенна устройства связи с пассивным усилителем радиосигнала |
| RU172416U1 (ru) * | 2015-12-29 | 2017-07-07 | Общество С Ограниченной Ответственностью "Научные Технологии-Сибирь" (Ооо "Нт-Сибирь") | Пассивный усилитель радиосигнала с защитным корпусом |
| RU186734U1 (ru) * | 2018-08-06 | 2019-01-31 | федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Санкт-Петербургский горный университет" | ПАССИВНЫЙ РЕТРАНСЛЯТОР - ЗАГРАДИТЕЛЬ PLC СИГНАЛА НА ВОЗДУШНЫХ ЛИНИЯХ ЭЛЕКТРОПЕРЕДАЧ НАПРЯЖЕНИЕМ 6-35 кВ |
| KR102132681B1 (ko) * | 2019-07-16 | 2020-07-10 | 주식회사 이엠따블유 | 방열 기능을 갖는 안테나 시스템 |
| KR20220022160A (ko) * | 2020-08-18 | 2022-02-25 | 이현동 | 썬팅차량용 알에프아이디 인레이 안테나 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP4684297A patent/JPH10209732A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6995717B2 (en) | 2003-11-20 | 2006-02-07 | Pantech Co., Ltd. | Internal antenna for a mobile handset |
| US7259720B2 (en) | 2003-11-20 | 2007-08-21 | Pantech Co., Ltd | Internal antenna for a mobile handset |
| JP2006109214A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線装置 |
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| RU172417U1 (ru) * | 2015-12-29 | 2017-07-07 | Общество С Ограниченной Ответственностью "Научные Технологии-Сибирь" (Ооо "Нт-Сибирь") | Антенна устройства связи с пассивным усилителем радиосигнала |
| RU172416U1 (ru) * | 2015-12-29 | 2017-07-07 | Общество С Ограниченной Ответственностью "Научные Технологии-Сибирь" (Ооо "Нт-Сибирь") | Пассивный усилитель радиосигнала с защитным корпусом |
| RU186734U1 (ru) * | 2018-08-06 | 2019-01-31 | федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Санкт-Петербургский горный университет" | ПАССИВНЫЙ РЕТРАНСЛЯТОР - ЗАГРАДИТЕЛЬ PLC СИГНАЛА НА ВОЗДУШНЫХ ЛИНИЯХ ЭЛЕКТРОПЕРЕДАЧ НАПРЯЖЕНИЕМ 6-35 кВ |
| KR102132681B1 (ko) * | 2019-07-16 | 2020-07-10 | 주식회사 이엠따블유 | 방열 기능을 갖는 안테나 시스템 |
| KR20220022160A (ko) * | 2020-08-18 | 2022-02-25 | 이현동 | 썬팅차량용 알에프아이디 인레이 안테나 |
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