JPH10209160A - 配線及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

配線及びそれを用いた表示装置

Info

Publication number
JPH10209160A
JPH10209160A JP2091597A JP2091597A JPH10209160A JP H10209160 A JPH10209160 A JP H10209160A JP 2091597 A JP2091597 A JP 2091597A JP 2091597 A JP2091597 A JP 2091597A JP H10209160 A JPH10209160 A JP H10209160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
wiring
alloy thin
grain size
samples
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2091597A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kudo
利雄 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2091597A priority Critical patent/JPH10209160A/ja
Publication of JPH10209160A publication Critical patent/JPH10209160A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリ
ックス型の液晶表示装置において、ゲート電極を含む走
査ラインからなる配線をAl−Nd合金によって形成し
た際に、配線の低抵抗化を図るとともに、配線の表面を
平坦化する。 【解決手段】 まず、図1(B)に示すように、DCマ
グネトロンスパッタリング法により、基板温度を室温と
して、ガラス基板21上に結晶粒サイズの極めて小さい
Al−Nd合金薄膜22を成膜する。次に、熱処理を行
うと、図1(A)に示すように、薄膜22の内部組織の
結晶粒成長が表面組織のそれよりもかなり速いことによ
り、内部組織の結晶粒がかなり成長するのに対し、表面
組織の結晶粒はほとんど成長しない。この結果、薄膜2
2の内部組織の結晶粒サイズがかなり大きくなることに
より、配線の低抵抗化を図ることができ、しかも薄膜2
2の表面組織の結晶粒サイズが極めて小さいので、配線
の表面を平坦化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は配線及びそれを用
いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アクティブマトリックス型の液
晶表示装置には、走査ライン及び信号ライン等からなる
配線を備えているとともに、走査ラインと信号ラインの
各交点近傍に画素電極及び該画素電極に接続されたスイ
ッチング素子としての薄膜トランジスタを備えたものが
ある。
【0003】図10は従来のこのような液晶表示装置の
一部の断面図を示したものである。この液晶表示装置は
ガラス基板1を備えている。ガラス基板1の上面の所定
の箇所にはゲート電極2を含む走査ライン(図示せず)
が形成され、その表面には陽極酸化膜3が形成され、そ
の上面全体にはゲート絶縁膜4が形成されている。ゲー
ト絶縁膜4の上面の所定の箇所でゲート電極2に対応す
る部分にはアモルファスシリコンからなる半導体薄膜5
が形成されている。半導体薄膜5の上面の中央部にはブ
ロッキング層6が形成されている。半導体薄膜5及びブ
ロッキング層6の上面の両側にはn+シリコンからなる
オーミックコンタクト層7、8が形成されている。オー
ミックコンタクト層7、8の各上面にはドレイン電極9
及びソース電極10が形成されている。また、これら電
極9、10の形成と同時に信号ライン(図示せず)が形
成されている。ゲート絶縁膜4の上面の所定の箇所には
ITOからなる画素電極11がソース電極10に接続さ
れて形成されている。画素電極11の所定の部分を除く
上面全体にはパッシベーション膜12が形成されてい
る。
【0004】ところで、ゲート電極2を含む走査ライン
からなる配線の材料としては、一般に、Ti、Ta、M
o、Cr等の高融点金属を含有するAl合金が用いられ
ている。この場合、AlにTi等の高融点金属を含有さ
せるのは、Alの耐熱性が十分でなく、後工程の加熱工
程においてヒロックが発生するのを抑制するためであ
る。このように、耐ヒロック特性を考慮するのは、例え
ば、ゲート電極2を含む走査ライン上に形成されるゲー
ト絶縁膜4の絶縁耐圧が低下しないようにするためであ
る。
【0005】しかるに、このような耐ヒロック特性を考
慮した場合、Ti等の含有量を3at%程度以下とする
ことができず、ひいては配線(ゲート電極2を含む走査
ライン)の抵抗率を20μΩcm程度以下とすることが
できない。一方、最近では、液晶表示装置の高精細化や
高開口率化等に伴って、配線のより一層の低抵抗化が要
求されている。このため、最近では、耐ヒロック特性が
良く、しかも抵抗率を10μΩcm程度以下とすること
のできるAl−Nd合金が注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Al−Nd
合金薄膜からなる配線の場合には、Al−Nd合金薄膜
の結晶粒サイズが大きいほど低抵抗化を図ることができ
る。このため、従来では、DCスパッタリング法により
Al−Nd合金薄膜を成膜する際に、基板温度を100
℃程度とし、Al−Nd合金薄膜の結晶粒サイズを全体
的にできるだけ大きくなるようにしている。しかしなが
ら、Al−Nd合金薄膜の表面状態が結晶粒サイズの大
きさに直接左右されるため、結晶粒サイズを大きくする
ほど表面が粗くなってしまう。この結果、Al−Nd合
金薄膜からなる配線つまりゲート電極2を含む走査ライ
ン上に形成されるゲート絶縁膜4の絶縁耐圧が低下する
という問題があった。この発明の課題は、配線の低抵抗
化を図るとともに、配線の表面を平坦化することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、結晶粒サイ
ズが表面組織で小さく内部組織で大きいAl−Nd合金
薄膜によって配線を形成したものである。
【0008】この発明によれば、Al−Nd合金薄膜の
内部組織の結晶粒サイズが大きいことにより、配線の低
抵抗化を図ることができ、しかもAl−Nd合金薄膜の
表面組織の結晶粒サイズが小さいことにより、配線の表
面を平坦化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A)はこの発明の一実施形
態における配線の構造を説明するために示す断面図であ
り、図1(B)は図1(A)に至る前の製造工程を説明
するために示す断面図である。この実施形態における配
線を得る場合には、まず、図1(B)に示すように、ス
パッタリング法や蒸着法により、基板温度を室温とし
て、ガラス基板21上にAl−Nd合金薄膜22を成膜
する。この場合、基板温度を室温としているので、ガラ
ス基板21上に成膜されたAl−Nd合金薄膜22の結
晶粒サイズは極めて小さくてほぼ一様である。次に、熱
処理を行うと、図1(A)に示すように、Al−Nd合
金薄膜22の内部組織の結晶粒成長が表面組織のそれよ
りもかなり速いことにより、内部組織の結晶粒がかなり
成長するのに対し、表面組織の結晶粒はほとんど成長し
ない。この場合、裏面組織の結晶粒もほとんど成長しな
い。この結果、Al−Nd合金薄膜22の内部組織の結
晶粒サイズがかなり大きくなることにより、Al−Nd
合金薄膜22によって形成する配線の低抵抗化を図るこ
とができ、しかもAl−Nd合金薄膜22の表面組織の
結晶粒サイズが極めて小さいので、Al−Nd合金薄膜
22によって形成する配線の表面を平坦化することがで
きる。
【0010】次に、具体例について比較例と併せ説明す
る。まず、純度5NのAl金属ターゲット上に純度4N
のNd金属チップを配列した複合ターゲットを用いて、
DCマグネトロンスパッタリング法により、基板温度を
室温として、ガラス基板上にAl金属薄膜と4種類のA
l−Nd合金薄膜を膜厚330nm程度に成膜した。こ
の場合のその他の成膜条件は、到達真空度1×10-6
orr、Arガス圧力2×10-3Torr、パワー密度
3.2W/cm2(260W/φ4inch)、成膜速
度2.5nm/sec、電極間距離50mmとした。そ
して、誘導結合プラブマ(ICP)による組成分析の結
果、5種類の薄膜のNd含有量は0at%、0.9at
%、1.6at%、3.5at%、4.5at%であっ
た。以下、これらを試料1〜5という。次に、試料1〜
5に対して、圧力1.5×10-2Torr、温度320
℃の条件下で1時間の熱処理を行った。この熱処理後の
試料を、以下、試料1a〜5aという。なお、試料1〜
5は図1(B)に示すものに相当し、試料1a〜5aは
図1(A)に示すものに相当する。
【0011】次に、試料1〜5のX線回折パターンを調
べたところ、図2(A)〜(E)に示す結果が得られ、
また、試料1a〜5aのX線回折パターンを調べたとこ
ろ、図3(A)〜(E)に示す結果が得られた。図2
(A)及び図3(A)に示す試料1及び試料1aの場合
には、共に、Alの面心立方構造の主ピーク(111)
のみが見られる。一方、図2(B)〜(E)に示す試料
2〜5の場合には、Alの面心立方構造の主ピーク(1
11)のみが見られるのに対して、図3(B)〜(E)
に示す試料2a〜5aの場合には、同ピーク(111)
以外にその左側つまり低回折角度側に金属間化合物(A
4Nd)の正方晶構造のピークが見られ、相分離を引
き起こしていることが分かる。
【0012】ここで、比較のために、基板温度を100
℃として成膜したAl−2.9at%Ti合金薄膜(以
下、比較試料1という。)及びこの比較試料1に対して
上述と同様の熱処理を行った後のもの(以下、比較試料
1aという。)におけるX線回折パターンを調べたとこ
ろ、図4(A)及び(B)に示す結果が得られた。ま
た、基板温度を100℃として成膜したAl−1.0a
t%Nd合金薄膜(以下、比較試料2という。)及びこ
の比較試料2に対して上述と同様の熱処理を行った後の
もの(以下、比較試料2aという。)におけるX線回折
パターンを調べたところ、図5(A)及び(B)に示す
結果が得られた。図4(A)及び(B)に示す比較試料
1及び比較試料1aの場合には、共に、Alの面心立方
構造の主ピーク(111)のみが見られ、この場合の熱
処理温度(320℃)では相分離しておらず、面心立方
構造のAlにTiが溶け込む固溶体を維持していること
が分かる。一方、図5(A)に示す比較試料2の場合に
は、Alの面心立方構造の主ピーク(111)のみが見
られるのに対して、図5(B)に示す比較試料2aの場
合には、図3(B)〜(E)に示す試料2a〜5aの場
合と同様に、相分離を引き起こしていることが分かる。
【0013】次に、図2及び図3に示すAlのピーク
(111)から算出した格子定数dのNd含有量依存性
について調べたところ、図6に示す結果が得られた。こ
の場合、格子定数dはAl(111)の面間隔である。
この図6において、四角印は試料1〜5の格子定数dを
示し、丸印は試料1a〜5aの格子定数dを示してい
る。この図6から明らかなように、四角印で示す試料1
〜5の場合には、格子定数dはNd含有量の増加に伴い
単調に増加するのに対し、丸印で示す試料1a〜5aの
場合には、試料1aの純Alのレベルとほとんど同じ
で、Nd含有量とほとんど無関係であることが分かる。
このことは、四角印で示す試料1〜5の場合には、面心
立方構造のAlにNdが溶け込む固溶体を形成してお
り、Nd原子添加による格子定数dの増加は原子サイズ
がAlよりNdの方が27%程度大きいことに起因して
いることによると思われる。一方、丸印で示す試料1a
〜5aの場合には、面心立方構造のAlと正方晶構造の
Al−Nd金属間化合物が析出する分相構造を形成する
ため、Al(111)面の格子定数dはNd含有量に依
存しないものと思われる。
【0014】次に、図2及び図3に示すAlのピーク
(111)から算出した結晶子サイズ指標1/WのNd
含有量依存性について調べたところ、図7に示す結果が
得られた。この場合、結晶子サイズ指標1/WはAl
(111)ピークの積分幅の逆数である。この図7にお
いて、四角印は試料1〜5の結晶子サイズ指標1/Wを
示し、丸印は試料1a〜5aの結晶子サイズ指標1/W
を示している。この図7から明らかなように、結晶子サ
イズ指標1/Wは、四角印で示す試料1〜5の場合も、
丸印で示す試料1a〜5aの場合も、共に、Nd含有量
の増加に伴い単調に減少しているが、丸印で示す試料2
a〜5aの方が四角印で示す試料2〜5よりも数倍大き
いことが分かる。このことは、電子顕微鏡(TEM)写
真によっても確認することができた。
【0015】次に、試料1〜5及び試料1a〜5aの表
面粗さRaを原子間力顕微鏡(AFM)で測定したとこ
ろ、図8に示す結果が得られた。この図8において、四
角印は試料1〜5の各5箇所の測定エリアの平均表面粗
さRaの最小値と最大値の変化を示し、丸印は試料1a
〜5aの同様の変化を示している。この図8から明らか
なように、四角印で示す試料1〜5に対して丸印で示す
試料1a〜5aは表面の凹凸の変化が小さいことが分か
る。特に、Nd含有量0.9at%の試料2aの場合に
は、試料2が2.0〜3.1nmであるのに対して2.
0〜3.2nmであり、Nd含有量1.6at%の試料
3aの場合には、試料3が1.6〜2.8nmであるの
に対して1.8〜2.8nmであり、Al−Nd合金薄
膜の表面が平坦でしかも均一性に優れていることが分か
る。ちなみに、比較試料1、1a、2、2aの場合に
は、5.8〜11.9nm、6.6〜11.5nm、
5.4〜9.6nm、5.6〜9.5nmであり、試料
1、1aの場合(5.4〜10.3nm、5.4〜1
1.5nm)とほぼ同程度の表面粗さであった。このこ
とは、電子顕微鏡(TEM)写真によっても確認するこ
とができた。
【0016】次に、試料1〜5及び試料1a〜5aの抵
抗率ρを調べたところ、図9に示す結果が得られた。こ
の図9において、四角印は試料1〜5の抵抗率ρを示
し、丸印は試料1a〜5aの抵抗率ρを示している。こ
の図9に示す抵抗率ρのNd含有量依存性の変化は、図
6に示す格子定数dのNd含有量依存性の変化に類似し
ている。そして、図9において四角印で示す試料1〜5
の場合には、抵抗率ρはNd含有量の増加に伴い単調に
増加するのに対し、丸印で示す試料1a〜5aの場合に
は、抵抗率ρはNd含有量依存性が極めて小さく、6μ
Ωcm以下であることが分かる。この抵抗率ρの低さ
は、面心立方構造のAl結晶粒がネットワークを形成す
るためと思われる。これに対して、比較試料1、1a、
2、2aの場合には、20.1μΩcm、15.6μΩ
cm、7.3μΩcm、4.8μΩcmであった。な
お、比較試料2、2aの場合には、10μΩcm以下で
あるが、上述したように、表面粗さRaが5.4〜9.
6nmとかなり粗く、好ましくない。
【0017】ところで、図9に示すように、丸印で示す
試料2a〜5aの抵抗率ρはすべて6μΩcm以下であ
るが、試料番号が小さいほど小さい。一方、図8に示す
ように、丸印で示す試料2a〜5aの表面粗さRaは
2.0〜3.2nm、1.8〜2.8nm、2.8〜
5.6nm、3.6〜8.6nmである。したがって、
試料5aよりも試料4aの方が好ましく、さらに試料4
aよりも試料2a及び試料3aの方が好ましい。
【0018】以上のように、試料2a〜5aの場合に
は、低抵抗化を図ることができるとともに、表面を平坦
化することができる。この結果、例えば図10に示す液
晶表示装置のゲート電極2を含む走査ラインを試料2a
〜5aのようなAl−Nd合金薄膜によって形成する
と、低抵抗化を図ることができるとともに、ゲート絶縁
膜4の絶縁耐圧が低下しないようにすることができる。
【0019】なお、上記実施形態では、表示装置に適用
した場合で示したが、本発明の配線は、表示装置以外の
配線として幅広く適用できるものである。また、薄膜ト
ランジスタのゲート電極を含む走査ラインに限らず、ソ
ース電極、ドレイン電極またはこれらの電極を含む信号
ラインの配線としても使用することができる。さらに、
配線をAl−Nd−Ti合金やAl−Nd−Ta合金等
の3元系Al合金によって形成するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、Al−Nd合金薄膜の内部組織の結晶粒サイズを大
きくしているので、配線の低抵抗化を図ることができ、
しかもAl−Nd合金薄膜の表面組織の結晶粒サイズを
小さくしているので、配線の表面を平坦化することがで
きる。この結果、例えば図10に示すような液晶表示装
置のゲート電極を含む走査ラインをこの発明の配線によ
って形成すると、低抵抗化を図ることができるととも
に、ゲート絶縁膜の絶縁耐圧が低下しないようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態における配線の
構造を説明するために示す断面図、(B)はこの(A)
に至る前の製造工程を説明するために示す断面図。
【図2】(A)〜(E)はそれぞれ試料1〜5のX線回
折パターンを示す図。
【図3】(A)〜(E)はそれぞれ試料1a〜5aのX
線回折パターンを示す図。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ比較試料1及び比
較試料1aのX線回折パターンを示す図。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれ比較試料2及び比
較試料2aのX線回折パターンを示す図。
【図6】図2及び図3に示すAlのピーク(111)か
ら算出した格子定数dのNd含有量依存性を示す図。
【図7】図2及び図3に示すAlのピーク(111)か
ら算出した結晶子サイズ指標1/WのNd含有量依存性
を示す図。
【図8】試料1〜5及び試料1a〜5aの表面粗さRa
のNd含有量依存性を示す図。
【図9】試料1〜5及び試料1a〜5aの抵抗率ρのN
d含有量依存性を示す図。
【図10】従来の液晶表示装置の一部の断面図。
【符号の説明】
21 ガラス基板 22 Al−Nd合金薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 617M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶粒サイズが表面組織で小さく内部組
    織で大きいAl−Nd合金薄膜からなることを特徴とす
    る配線。
  2. 【請求項2】 スパッタリング法により室温で成膜した
    後に熱処理を行うことにより形成された、結晶粒サイズ
    が表面組織で小さく内部組織で大きいAl−Nd合金薄
    膜からなることを特徴とする配線。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の発明において、
    前記表面組織の結晶粒サイズは極めて小さく、前記内部
    組織の結晶粒サイズはかなり大きいことを特徴とする配
    線。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記Al−Nd合金薄膜のNd含有量は4.5
    at%程度以下であることを特徴とする配線。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記Al−Nd合金薄膜のNd含有量は3.5
    at%程度以下であることを特徴とする配線。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記Al−Nd合金薄膜のNd含有量は0.9
    at%程度〜1.6at%程度であることを特徴とする
    配線。
  7. 【請求項7】 透明絶縁基板と、該透明絶縁基板上に形
    成された結晶粒サイズが表面組織で小さく内部組織で大
    きいAl−Nd合金薄膜からなる配線とを具備すること
    を特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 薄膜トランジスタをスイッチング素子と
    して画素電極に接続したアクティブ型の表示装置におい
    て、前記薄膜トランジスタのゲート、ソース、ドレイン
    電極の少なくとも1つを、結晶粒サイズが表面組織で小
    さく内部組織で大きいAl−Nd合金薄膜によって形成
    したことを特徴とする表示装置。
JP2091597A 1997-01-21 1997-01-21 配線及びそれを用いた表示装置 Abandoned JPH10209160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2091597A JPH10209160A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 配線及びそれを用いた表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2091597A JPH10209160A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 配線及びそれを用いた表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10209160A true JPH10209160A (ja) 1998-08-07

Family

ID=12040529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2091597A Abandoned JPH10209160A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 配線及びそれを用いた表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10209160A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000353704A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Casio Comput Co Ltd 配線及びそれを用いた表示装置並びにそれらの製造方法
JP2006156369A (ja) * 2004-11-04 2006-06-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置、及び表示装置の作製方法
US7633580B2 (en) 2001-03-29 2009-12-15 Nec Lcd Technologies, Ltd. Liquid crystal display panel having reflection electrodes improved in smooth surface morphology and process for fabrication thereof
JP2016224439A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. フレキシブル表示装置及びその製造方法
US11009729B2 (en) 2015-05-29 2021-05-18 Samsung Display Co., Ltd. Flexible display device including a flexible substrate having a bending part and a conductive pattern at least partially disposed on the bending part

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000353704A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 Casio Comput Co Ltd 配線及びそれを用いた表示装置並びにそれらの製造方法
JP4674774B2 (ja) * 1999-06-10 2011-04-20 カシオ計算機株式会社 配線の製造方法及び表示装置の製造方法
US7633580B2 (en) 2001-03-29 2009-12-15 Nec Lcd Technologies, Ltd. Liquid crystal display panel having reflection electrodes improved in smooth surface morphology and process for fabrication thereof
JP2006156369A (ja) * 2004-11-04 2006-06-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置、及び表示装置の作製方法
JP2016224439A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. フレキシブル表示装置及びその製造方法
US11009729B2 (en) 2015-05-29 2021-05-18 Samsung Display Co., Ltd. Flexible display device including a flexible substrate having a bending part and a conductive pattern at least partially disposed on the bending part
TWI737611B (zh) * 2015-05-29 2021-09-01 南韓商三星顯示器有限公司 可撓性顯示裝置
JP2022028733A (ja) * 2015-05-29 2022-02-16 三星ディスプレイ株式會社 フレキシブル表示装置及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2919306B2 (ja) 低抵抗タンタル薄膜の製造方法及び低抵抗タンタル配線並びに電極
US7154180B2 (en) Electronic device, method of manufacture of the same, and sputtering target
USRE43590E1 (en) Aluminum alloy electrode for semiconductor devices
KR100265484B1 (ko) 반도체 디바이스 전극용 Al-Ni-Y 합금막 및 Al-Ni-Y 합금막 형성용 스퍼터링 타겟
Hoheisel et al. Microstructure and etching properties of sputtered indium—tin oxide (ITO)
US4141020A (en) Intermetallic aluminum-transition metal compound Schottky contact
JPH05507115A (ja) 薄膜状のアルファTaを形成するための方法および構造
JPH03133176A (ja) 炭化珪素半導体装置およびその製造方法
JP3878839B2 (ja) ヒロックのないアルミニウム配線層およびその形成方法
EP0680079A2 (en) Thin-film structure tapered feature
US6348403B1 (en) Suppression of hillock formation in thin aluminum films
JP3346217B2 (ja) 配線の形成方法および表示装置の製造方法
US5903055A (en) Conductor line materials and method of making their metal line layers
JPH10209160A (ja) 配線及びそれを用いた表示装置
JP3707704B2 (ja) 配線材料、液晶ディスプレー装置、および配線層の形成方法
US6723186B2 (en) Method of manufacturing metallic film consisting of giant single crystal grains
EP0680088B1 (en) Thin-film structure with conductive molybdenum-chromium line
US6312833B1 (en) Multilayered wiring layer
CN100482853C (zh) 溅射靶
US6091151A (en) Wiring layer and method of forming the wiring layer
KR19980070277A (ko) 2단자형 비선형 소자와 그 제조 방법 및 액정 표시 패널
JP2819821B2 (ja) 薄膜半導体装置の製造方法
JP4674774B2 (ja) 配線の製造方法及び表示装置の製造方法
JPH03262127A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3986178B2 (ja) Al薄膜形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20040414