JPH10208874A - 発光装置 - Google Patents
発光装置Info
- Publication number
- JPH10208874A JPH10208874A JP9015085A JP1508597A JPH10208874A JP H10208874 A JPH10208874 A JP H10208874A JP 9015085 A JP9015085 A JP 9015085A JP 1508597 A JP1508597 A JP 1508597A JP H10208874 A JPH10208874 A JP H10208874A
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- Japan
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- light
- emitted
- light emitting
- green
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレクトロルミネッセンス素子を用いた発光
装置において、高い輝度の光が得られると共に、様々な
色彩の発光が行なえるようにする。 【構成】 この発光装置においては、赤色と緑色と青色
の発光を行なう各エレクトロルミネッセンス素子20
R,20G,20Bを、これらの各エレクトロルミネッ
センス素子から発光された光を端面11に案内する導光
部材10上に並設させた。
装置において、高い輝度の光が得られると共に、様々な
色彩の発光が行なえるようにする。 【構成】 この発光装置においては、赤色と緑色と青色
の発光を行なう各エレクトロルミネッセンス素子20
R,20G,20Bを、これらの各エレクトロルミネッ
センス素子から発光された光を端面11に案内する導光
部材10上に並設させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレクトロルミ
ネッセンス素子を用いた発光装置に係り、特に、輝度が
高くかつ様々な色彩の発光が行なえる発光装置に関する
ものである。
ネッセンス素子を用いた発光装置に係り、特に、輝度が
高くかつ様々な色彩の発光が行なえる発光装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より様々な発光装置が用いられてお
り、近年においては、発光装置の一つとしてエレクトロ
ルミネッセンス素子が使用されるようになった。
り、近年においては、発光装置の一つとしてエレクトロ
ルミネッセンス素子が使用されるようになった。
【0003】ここで、このエレクトロルミネッセンス素
子は、使用する材料によって無機エレクトロルミネッセ
ンス素子と有機エレクトロルミネッセンス素子に大別さ
れ、無機エレクトロルミネッセンス素子においては、一
般に発光部に高電界を作用させ、電子をこの高電界中で
加速して発光中心に衝突させ、これにより発光中心を励
起させて発光させるようになっている一方、有機エレク
トロルミネッセンス素子においては、電子注入電極とホ
ール注入電極とからそれぞれ電子とホールとを発光部内
に注入し、このように注入された電子とホールとを発光
中心で再結合させて、有機分子を励起状態にし、この有
機分子が励起状態から基底状態に戻るときに発光するよ
うになっている。
子は、使用する材料によって無機エレクトロルミネッセ
ンス素子と有機エレクトロルミネッセンス素子に大別さ
れ、無機エレクトロルミネッセンス素子においては、一
般に発光部に高電界を作用させ、電子をこの高電界中で
加速して発光中心に衝突させ、これにより発光中心を励
起させて発光させるようになっている一方、有機エレク
トロルミネッセンス素子においては、電子注入電極とホ
ール注入電極とからそれぞれ電子とホールとを発光部内
に注入し、このように注入された電子とホールとを発光
中心で再結合させて、有機分子を励起状態にし、この有
機分子が励起状態から基底状態に戻るときに発光するよ
うになっている。
【0004】そして、無機エレクトロルミネッセンス素
子は、上記のように高電界を作用させるため、その駆動
電圧として100〜200Vの高い電圧を必要とするの
に対し、上記の有機エレクトロルミネッセンス素子は、
5〜20V程度の低い電圧で駆動できるという利点があ
った。
子は、上記のように高電界を作用させるため、その駆動
電圧として100〜200Vの高い電圧を必要とするの
に対し、上記の有機エレクトロルミネッセンス素子は、
5〜20V程度の低い電圧で駆動できるという利点があ
った。
【0005】しかし、これらのエレクトロルミネッセン
ス素子を用いた発光装置の場合、その発光面全体から光
が出射されるようになっており、その発光面から出射さ
れる光の輝度にも限界があって、それ以上の高い輝度の
光を得ることが困難であり、またそれぞれのエレクトロ
ルミネッセンス素子に用いた発光材料によって発光する
光の色彩が定まってしまい、1つの発光装置で様々な色
彩の光を出射することができないという問題があった。
ス素子を用いた発光装置の場合、その発光面全体から光
が出射されるようになっており、その発光面から出射さ
れる光の輝度にも限界があって、それ以上の高い輝度の
光を得ることが困難であり、またそれぞれのエレクトロ
ルミネッセンス素子に用いた発光材料によって発光する
光の色彩が定まってしまい、1つの発光装置で様々な色
彩の光を出射することができないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、エレクト
ロルミネッセンス素子を用いた発光装置における上記の
ような問題を解決することを課題とするものであり、エ
レクトロルミネッセンス素子を用いた発光装置におい
て、高い輝度の光が得られると共に、様々な色彩の発光
が行なえるようにすることを課題とするものである。
ロルミネッセンス素子を用いた発光装置における上記の
ような問題を解決することを課題とするものであり、エ
レクトロルミネッセンス素子を用いた発光装置におい
て、高い輝度の光が得られると共に、様々な色彩の発光
が行なえるようにすることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明における発光装
置においては、上記のような課題を解決するため、赤色
と緑色と青色の発光を行なう各エレクトロルミネッセン
ス素子を、これらの各エレクトロルミネッセンス素子か
ら発光された光を端面に案内する導光部材上に並設させ
るようにした。
置においては、上記のような課題を解決するため、赤色
と緑色と青色の発光を行なう各エレクトロルミネッセン
ス素子を、これらの各エレクトロルミネッセンス素子か
ら発光された光を端面に案内する導光部材上に並設させ
るようにした。
【0008】そして、この発明における発光装置におい
ては、上記のように赤色と緑色と青色の発光を行なう各
エレクトロルミネッセンス素子から発光された光を導光
部材の端面に導いて出射させるようになっている。
ては、上記のように赤色と緑色と青色の発光を行なう各
エレクトロルミネッセンス素子から発光された光を導光
部材の端面に導いて出射させるようになっている。
【0009】このようにすると、上記の各エレクトロル
ミネッセンス素子によって発光された光が集合されて導
光部材の端面から高い輝度の光が出射されるようになる
と共に、赤色と緑色と青色の発光を行なう各エレクトロ
ルミネッセンス素子から発光された色彩の光が混ざり合
い、これらの各エレクトロルミネッセンス素子から発光
される光の輝度を調整することによって、様々な色彩の
光が導光部材の端面から出射されるようになる。
ミネッセンス素子によって発光された光が集合されて導
光部材の端面から高い輝度の光が出射されるようになる
と共に、赤色と緑色と青色の発光を行なう各エレクトロ
ルミネッセンス素子から発光された色彩の光が混ざり合
い、これらの各エレクトロルミネッセンス素子から発光
される光の輝度を調整することによって、様々な色彩の
光が導光部材の端面から出射されるようになる。
【0010】また、上記のように導光部材に赤色と緑色
と青色の発光を行なう各エレクトロルミネッセンス素子
を設けるにあたり、それぞれのエレクトロルミネッセン
ス素子における最高輝度が異なる場合、光を出射する導
光部材の端面の近い部分から最高発光輝度の低い順に各
エレクトロルミネッセンス素子を設けるようにすること
が好ましい。
と青色の発光を行なう各エレクトロルミネッセンス素子
を設けるにあたり、それぞれのエレクトロルミネッセン
ス素子における最高輝度が異なる場合、光を出射する導
光部材の端面の近い部分から最高発光輝度の低い順に各
エレクトロルミネッセンス素子を設けるようにすること
が好ましい。
【0011】このようにすると、最高輝度の低いエレク
トロルミネッセンス素子から発光された光が、導光部材
を通してその端面に導かれるまでにおける光の消失が少
なくなり、赤色と緑色と青色の発光の調整がうまく行な
え、様々な色彩でかつ輝度の高い光を出射できるように
なる。
トロルミネッセンス素子から発光された光が、導光部材
を通してその端面に導かれるまでにおける光の消失が少
なくなり、赤色と緑色と青色の発光の調整がうまく行な
え、様々な色彩でかつ輝度の高い光を出射できるように
なる。
【0012】また、上記の導光部材に設ける各エレクト
ロルミネッセンス素子は、有機及び無機のいずれのエレ
クトロルミネッセンス素子であってもよいが、有機エレ
クトロルミネッセンス素子を使用すると、前記のように
低い電圧で駆動できると共に、赤色と緑色と青色の十分
な発光が行なえる発光材料も存在し、様々な色彩の光が
簡単に得られるようになる。
ロルミネッセンス素子は、有機及び無機のいずれのエレ
クトロルミネッセンス素子であってもよいが、有機エレ
クトロルミネッセンス素子を使用すると、前記のように
低い電圧で駆動できると共に、赤色と緑色と青色の十分
な発光が行なえる発光材料も存在し、様々な色彩の光が
簡単に得られるようになる。
【0013】また、有機エレクトロルミネッセンス素子
の場合、曲がっても素子が破損するということがなく、
上記の導光部材を可撓性を有する材料で構成することに
よってフレキシブルな発光装置を得ることができる。
の場合、曲がっても素子が破損するということがなく、
上記の導光部材を可撓性を有する材料で構成することに
よってフレキシブルな発光装置を得ることができる。
【0014】ここで、このような有機エレクトロルミネ
ッセンス素子としては、ホール注入電極と電子注入電極
との間にホール輸送層と発光層と電子輸送層とを積層さ
せたDH構造と称される三層構造のものや、ホール注入
電極と電子注入電極との間にホール輸送層と電子輸送性
に富む発光層とが積層されたSH−A構造と称される二
層構造のものや、ホール注入電極と電子注入電極との間
にホール輸送性に富む発光層と電子輸送層とが積層され
たSH−B構造と称される二層構造のものを用いること
ができる。
ッセンス素子としては、ホール注入電極と電子注入電極
との間にホール輸送層と発光層と電子輸送層とを積層さ
せたDH構造と称される三層構造のものや、ホール注入
電極と電子注入電極との間にホール輸送層と電子輸送性
に富む発光層とが積層されたSH−A構造と称される二
層構造のものや、ホール注入電極と電子注入電極との間
にホール輸送性に富む発光層と電子輸送層とが積層され
たSH−B構造と称される二層構造のものを用いること
ができる。
【0015】そして、上記のホール注入電極の材料に
は、金やインジウム−スズ酸化物(ITO)等の仕事関
数の大きな材料を用いるようにする一方、電子注入電極
の材料には、マグネシウム等の仕事関数の小さな電極材
料を用いるようにし、発光層において発光した光を外部
に出射させるために、少なくとも一方に透明な電極を用
いるようにし、一般には、ホール注入電極に透明で仕事
関数の大きいITOを用い、このホール注入電極側から
光を出射させ、この光を導光部材を通してその端面に導
くようにする。
は、金やインジウム−スズ酸化物(ITO)等の仕事関
数の大きな材料を用いるようにする一方、電子注入電極
の材料には、マグネシウム等の仕事関数の小さな電極材
料を用いるようにし、発光層において発光した光を外部
に出射させるために、少なくとも一方に透明な電極を用
いるようにし、一般には、ホール注入電極に透明で仕事
関数の大きいITOを用い、このホール注入電極側から
光を出射させ、この光を導光部材を通してその端面に導
くようにする。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例に係る発光装置を
添付図面に基づいて具体的に説明する。
添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0017】この実施例においては、図1及び図2に示
すように、導光部材10として、厚みが1mmの長方形
状になったガラス基板10を用い、有機エレクトロルミ
ネッセンス素子20を設けるこのガラス基板10の片面
及び光を出射させる短辺側の一方の端面11以外の面
に、アルミニウム膜からなる反射部材12を設けるよう
にした。
すように、導光部材10として、厚みが1mmの長方形
状になったガラス基板10を用い、有機エレクトロルミ
ネッセンス素子20を設けるこのガラス基板10の片面
及び光を出射させる短辺側の一方の端面11以外の面
に、アルミニウム膜からなる反射部材12を設けるよう
にした。
【0018】そして、反射部材12が設けられていない
ガラス基板10の片面に、上記のITOで構成されて膜
厚が1000Åになった透明なホール注入電極21と、
下記の化1に示すN,N’−ジフェニル−N,N’−ビ
ス(3−メチルフェニル)−1,1’−ジフェニル−
4,4’−ジアミン(TPD)からなる膜厚が500Å
のホール輸送層22を設けた。
ガラス基板10の片面に、上記のITOで構成されて膜
厚が1000Åになった透明なホール注入電極21と、
下記の化1に示すN,N’−ジフェニル−N,N’−ビ
ス(3−メチルフェニル)−1,1’−ジフェニル−
4,4’−ジアミン(TPD)からなる膜厚が500Å
のホール輸送層22を設けた。
【0019】
【化1】
【0020】そして、このホール輸送層22の上に、下
記の化2に示すトリス(8−キノリノール)アルミニウ
ム錯体(Alq3 )からなるホスト材料に下記の化3に
示すポルフィリン−亜鉛錯体(ZnPr)が2重量%ド
ープされて膜厚が500Åになった赤色発光層23R
と、上記のAlq3 で構成されて膜厚が500Åになっ
た緑色発光層23Gと、下記の化4に示す上記の亜鉛−
アゾメチン錯体で構成されて厚みが500Åになった青
色発光層23Gとをそれぞれ2mm角で、上記のガラス
基板10において光を出射させる端面11側から順々に
若干の間隔を介して並設させ、さらにこれらの各発光層
23R,23G,23Bの上にそれぞれマグネシウム・
インジウム合金で構成されて膜厚が2000Åになった
各電子注入電極24R,24G,24Bを設け、ホール
注入電極21とホール輸送層22とが共通した赤色と緑
色と青色の発光を行なう各有機エレクトロルミネッセン
ス素子20R,20G,20Bを設けた。
記の化2に示すトリス(8−キノリノール)アルミニウ
ム錯体(Alq3 )からなるホスト材料に下記の化3に
示すポルフィリン−亜鉛錯体(ZnPr)が2重量%ド
ープされて膜厚が500Åになった赤色発光層23R
と、上記のAlq3 で構成されて膜厚が500Åになっ
た緑色発光層23Gと、下記の化4に示す上記の亜鉛−
アゾメチン錯体で構成されて厚みが500Åになった青
色発光層23Gとをそれぞれ2mm角で、上記のガラス
基板10において光を出射させる端面11側から順々に
若干の間隔を介して並設させ、さらにこれらの各発光層
23R,23G,23Bの上にそれぞれマグネシウム・
インジウム合金で構成されて膜厚が2000Åになった
各電子注入電極24R,24G,24Bを設け、ホール
注入電極21とホール輸送層22とが共通した赤色と緑
色と青色の発光を行なう各有機エレクトロルミネッセン
ス素子20R,20G,20Bを設けた。
【0021】
【化2】
【0022】
【化3】
【0023】
【化4】
【0024】そして、この実施例の発光装置において、
赤色と緑色と青色の発光を行なう各有機エレクトロルミ
ネッセンス素子20R,20G,20Bに設けられた電
子注入電極24R,24G,24Bと、これらに共通す
るホール注入電極21との間に電圧を作用させて電流を
流すと、それぞれの発光層23R,23G,23Bにお
いて赤色と緑色と青色が発光されて、これらの光がガラ
ス基板10内に導かれると共に前記の反射部材12によ
ってこのガラス基板10内に閉じ込められ、このガラス
基板10を通して光を出射する端面11に導かれ、この
端面11から各発光層23R,23G,23Bにおいて
発光された色彩の光が合わさった強い光が出射されるよ
うになった。
赤色と緑色と青色の発光を行なう各有機エレクトロルミ
ネッセンス素子20R,20G,20Bに設けられた電
子注入電極24R,24G,24Bと、これらに共通す
るホール注入電極21との間に電圧を作用させて電流を
流すと、それぞれの発光層23R,23G,23Bにお
いて赤色と緑色と青色が発光されて、これらの光がガラ
ス基板10内に導かれると共に前記の反射部材12によ
ってこのガラス基板10内に閉じ込められ、このガラス
基板10を通して光を出射する端面11に導かれ、この
端面11から各発光層23R,23G,23Bにおいて
発光された色彩の光が合わさった強い光が出射されるよ
うになった。
【0025】ここで、上記の赤色発光層23Rから発光
される光の波長は635nm、緑色発光層23Gから発
光される光の波長は519nm、青色発光層23Bから
発光される光の波長は450nmであり、各エレクトロ
ルミネッセンス素子20R,20G,20Bに作用させ
る電圧を変化させて、これらの各発光層23R,23
G,23Bから発光される光の輝度を変化させることに
より、様々な色彩の光が上記のガラス基板10の端面1
1から出射されるようになった。
される光の波長は635nm、緑色発光層23Gから発
光される光の波長は519nm、青色発光層23Bから
発光される光の波長は450nmであり、各エレクトロ
ルミネッセンス素子20R,20G,20Bに作用させ
る電圧を変化させて、これらの各発光層23R,23
G,23Bから発光される光の輝度を変化させることに
より、様々な色彩の光が上記のガラス基板10の端面1
1から出射されるようになった。
【0026】次に、比較例として、図3に示すように、
ガラス基板1上に、上記の実施例の場合と同様に、上記
のITOで構成されたホール注入電極2と、上記のTP
Dで構成されたホール輸送層3とを形成し、このホール
輸送層3上に上記のAlq3で構成された緑色発光層4
を形成し、この緑色発光層4の上に上記のマグネシウム
・インジウム合金からなる電子注入電極5を形成した発
光装置を作製した。
ガラス基板1上に、上記の実施例の場合と同様に、上記
のITOで構成されたホール注入電極2と、上記のTP
Dで構成されたホール輸送層3とを形成し、このホール
輸送層3上に上記のAlq3で構成された緑色発光層4
を形成し、この緑色発光層4の上に上記のマグネシウム
・インジウム合金からなる電子注入電極5を形成した発
光装置を作製した。
【0027】そして、上記の実施例の発光装置における
緑色の発光を行なう有機エレクトロルミネッセンス素子
20Gと、この比較例の発光装置とにそれぞれ6Vの電
圧を作用させて各緑色発光層23G,4を発光させた。
緑色の発光を行なう有機エレクトロルミネッセンス素子
20Gと、この比較例の発光装置とにそれぞれ6Vの電
圧を作用させて各緑色発光層23G,4を発光させた。
【0028】この結果、上記の実施例のものにおいて
は、ガラス基板10の端面11から出射された光の輝度
が1600cd/m2 であったのに対して、比較例のも
のにおいては、上記のガラス基板1から出射された光の
輝度が1100cd/m2 であり、上記の実施例のよう
に発光された光をガラス基板10の端面11から出射さ
せるようにした方が約1.5倍程度の輝度になった強い
光が出射されるようになった。
は、ガラス基板10の端面11から出射された光の輝度
が1600cd/m2 であったのに対して、比較例のも
のにおいては、上記のガラス基板1から出射された光の
輝度が1100cd/m2 であり、上記の実施例のよう
に発光された光をガラス基板10の端面11から出射さ
せるようにした方が約1.5倍程度の輝度になった強い
光が出射されるようになった。
【0029】なお、この実施例においては、エレクトロ
ルミネッセンス素子として有機エレクトロルミネッセン
ス素子を用いた場合について説明したが、無機エレクト
ロルミネッセンス素子を使用した場合においても同様の
効果が得られる。
ルミネッセンス素子として有機エレクトロルミネッセン
ス素子を用いた場合について説明したが、無機エレクト
ロルミネッセンス素子を使用した場合においても同様の
効果が得られる。
【0030】また、この実施例においては、導光部材1
0にガラス基板10を用いるようにしたが、このガラス
基板に代えて透明な可撓性の樹脂を使用すると、フレキ
シブルな発光装置が得られるようになる。
0にガラス基板10を用いるようにしたが、このガラス
基板に代えて透明な可撓性の樹脂を使用すると、フレキ
シブルな発光装置が得られるようになる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
発光装置においては、赤色と緑色と青色の発光を行なう
各エレクトロルミネッセンス素子を導光部材上に設け、
上記の各エレクトロルミネッセンス素子から発光された
光を導光部材を通して端面に導き、この導光部材の端面
から光を出射させるようにしたため、各エレクトロルミ
ネッセンス素子によって発光された光が集合されて導光
部材の端面から出射されるようになり、高い輝度の光が
出射されようになると共に、赤色と緑色と青色の発光を
行なう各エレクトロルミネッセンス素子から発光された
色彩の光が混ざり合い、これらの各エレクトロルミネッ
センス素子における発光輝度を調整することによって、
様々な色彩の光が出射されるようになった。
発光装置においては、赤色と緑色と青色の発光を行なう
各エレクトロルミネッセンス素子を導光部材上に設け、
上記の各エレクトロルミネッセンス素子から発光された
光を導光部材を通して端面に導き、この導光部材の端面
から光を出射させるようにしたため、各エレクトロルミ
ネッセンス素子によって発光された光が集合されて導光
部材の端面から出射されるようになり、高い輝度の光が
出射されようになると共に、赤色と緑色と青色の発光を
行なう各エレクトロルミネッセンス素子から発光された
色彩の光が混ざり合い、これらの各エレクトロルミネッ
センス素子における発光輝度を調整することによって、
様々な色彩の光が出射されるようになった。
【図1】この発明の一実施例に係る発光装置の構造を示
した概略説明図である。
した概略説明図である。
【図2】同実施例の発光装置の概略平面図である。
【図3】比較例の発光装置の構造を示した概略説明図で
ある。
ある。
10 導光部材(ガラス基板) 11 導光部材において光を出射させる端面 12 反射部材 20 (有機)エレクトロルミネッセンス素子 20R 赤色の発光を行なう(有機)エレクトロルミネ
ッセンス素子 20G 緑色の発光を行なう(有機)エレクトロルミネ
ッセンス素子 20B 青色の発光を行なう(有機)エレクトロルミネ
ッセンス素子
ッセンス素子 20G 緑色の発光を行なう(有機)エレクトロルミネ
ッセンス素子 20B 青色の発光を行なう(有機)エレクトロルミネ
ッセンス素子
Claims (3)
- 【請求項1】 赤色と緑色と青色の発光を行なう各エレ
クトロルミネッセンス素子を、これらの各エレクトロル
ミネッセンス素子から発光された光を端面に案内する導
光部材上に並設させたことを特徴とする発光装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した発光装置において、
上記の各エレクトロルミネッセンス素子が有機エレクト
ロルミネッセンス素子であることを特徴とする発光装
置。 - 【請求項3】 請求項1に記載した発光装置において、
赤色と緑色と青色の発光を行なう各エレクトロルミネッ
センス素子を導光部材上に並設させるにあたり、最高発
光輝度の低いエレクトロルミネッセンス素子から順に、
導光部材において光を出射する端面に近い位置に設けた
ことを特徴とする発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9015085A JPH10208874A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9015085A JPH10208874A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208874A true JPH10208874A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11879016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9015085A Pending JPH10208874A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10208874A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000353590A (ja) * | 1999-06-11 | 2000-12-19 | Futaba Corp | 有機el発光素子 |
JP2003500799A (ja) * | 1999-05-18 | 2003-01-07 | セイコーエプソン株式会社 | 有機発光デバイス |
JP2007324062A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Fujifilm Corp | 端面発光型発光素子 |
WO2013124953A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | パイオニア株式会社 | 発光装置 |
JPWO2013124953A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2015-05-21 | パイオニア株式会社 | 発光装置 |
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1997
- 1997-01-29 JP JP9015085A patent/JPH10208874A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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